JPS6244255A

JPS6244255A - 充電式の温灸器

Info

Publication number: JPS6244255A
Application number: JP18549085A
Authority: JP
Inventors: 北村　力弥
Original assignee: KYOEI MEKKI KOGYOSHO KK
Current assignee: KYOEI MEKKI KOGYOSHO KK
Priority date: 1985-08-22
Filing date: 1985-08-22
Publication date: 1987-02-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、体の表面の特定部分に温度刺激を与えて、
血行をよくしあるいは肩こり等を解消するため用いられ
る、充電式の温灸器に関する。

（従来技術）東洋医学においては、古来より、人間の特定の部分即ち
所謂「つぼ」と呼ばれる部分に温熱等の刺激を与える「
温灸」という治療法がある。そして、この伝統的な温灸
は、植物の繊維からなる所謂「もぐさ」等と呼ばれるも
のを、皮膚の表面で所定時間低温で燃焼させることによ
り行われていた。ところが、上記もぐさの量、もぐさの
圧縮程度あるいは点火状態等に長年の経験が必要であり
、誰でもが簡単に行えるものでな（、また温灸の後に火
傷が残るため近年敬遠されていた。

そこで、近年誰でもが容易に行え且つ後に火傷が残らな
い簡易型の温灸具、即ち体表面に接触する当接材の上に
もぐさを積層して釦状の単体にまとめた温灸器が販売さ
れている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記簡易型の温灸器は、伝統的な温灸の
有する使い難さ或いはもぐさが直接皮膚に接触すること
により生ずる火傷等の欠点はないが、上記伝統的な温灸
に比べて価格的に高く且つ使い捨てのため、常用するも
のにとってはかなり高価なものとなっていた。また、火
を利用するため、治療中は衣服をまとってお（ことがで
きず且つ火災等の原因になることもあった。

本発明は、上記現況に鑑み行われたもので、上記種々の
欠点のない温灸器を提供することを目的とする。

（問題を解決するための手段）本発明にかかる温灸器は、体の表面の特定部分に発熱部
分を当接させ局部的に温度で刺激して血行をよくしある
いは肩こり等を解消するため用いられる温灸器において
、前記発熱部分に電気式発熱体を使用し、この発熱体に
、サーモスタット等の温度調整手段を介して、充電式の
電池から電力を供給するよう構成したことを特徴とする
。

（作用）しかして、上記構成を有する温灸器は充電式の電池から
サーモスタット等の温度調整手段を介して、発熱体に供
給されるため、常に発熱体は所定範囲の温度に維持され
る。従って、発熱体によって皮膚に火傷等を生じさせる
ことはなく、また充電すれば何度でも使用できる。さら
に、電気式であるため、灸の際にも衣服をまとっている
ことができ、また火災等の心配もない。

（実施例）以下、本発明を実施例に基づいてより具体的に説明する
。

第１図は本実施例にかかる温灸器とその充電器の外形を
示す斜視図、第２図は本実施例にがかる温灸器の内部構
造を示す縦断面外、第３図は同温灸器の電気的構成を示
す電気回路図、第４図は同温灸器を充電するための充電
器の電気回路図である。

第１図において、Ａは温灸器、Ｂはその充電器である。

第２図に基づいて温灸器Ａの内部構造を説明すると、■
は収納ケースで、この収納ケース１の一方の端面（図に
おいて上面）には内壁側に段部がついた開口部１ａが形
成され、該開口部１ａの段部に填まり込むように内壁側
にセラミックヒータ２が配設され、このセラミックヒー
タ２はスイッチ３、サーモスタット４を介して、充電式
の小型電池（１０００ｍＡ　Ｈ）　５と電気的に接続さ
れている。即ち、上記電気的接続は、第３図に図示する
ように、上記セラミックヒータ２、スイッチ３、サーモ
スフ・ノド４、電池５は互いに直列に接続されている。

尚、上記収納ケースの一方の外端面１ｂには、この温灸
器Ａを皮膚に粘着させるための取り替え自在の粘着シー
ルＴが付着されている。

しかして、充電状態にある上記構成よりなる温灸器Ａを
、治療に使用する場合には、粘着シールＴ側を皮膚の方
に向けた状態で体にはりつけスイッチ３をＯＮにする。

そうすれば、第３図に示すスイッチ３が閉じるため、セ
ラミックヒータ２に通電し該セラミックヒータ２は発熱
する。この熱は、上記収納ケースｌの開口部１ａ空間の
空気を伝わって皮膚に伝達され、つぼの部分を刺激する
。

そして、所定時間経過すると、上記セラミックヒータ２
に隣接されているサーモスタット４の温度が設定値以上
に上昇してこのサーモスタット４の接点が開く。このた
め、セラミックヒータ２への通電が止まり、セラミック
ヒータ２の温度上昇が止まる。さらに、所定時間経過す
ると、上記セラミックヒータ２の温度が下がるためサー
モスタット４の温度が設定値以下に下降してサーモスタ
ット４の接点が閉じ、再びセラミックヒータ２に電気が
流れる。このような温度制御サイクルが繰り返され、セ
ラミックヒータ２の温度は所定温度範囲に維持される。

従って、皮膚への温度刺激も適度な範囲に保たれること
となる。

そして、上記加熱・冷却サイクルが所定回数繰り返され
ると上記電池が放電状態になる。

かかる放電された温灸器Ａは、第４図に図示される電気
回路からなる充電器Ｂ（実際には、破線で示す回路部分
は４個並列に設けられているが、第４図においてはその
内の一つだけ記載されている）により適宜充電すること
ができる。即ち、第４図において、充電器Ｂ側の接点８
、９間に温灸器Ａの接点６．７（第３図参照）が接続さ
れるよう装着し、充電器Ｂのスイッチ１０を入れると、
ロック回路を構成するトランジスタ１１．１２に電流が
流れるとともに、充電側のタイマ回路１４（通電ととも
にｔ１時間作動するタイマ）に電圧が発生してスイッチ
ング回路を構成するトランジスタ１３に電流が流れる。

一方、放電側のタイマ回路１５（通電とともにｔ２分作
動するタイマ）にも電圧が発生するが、遅延回路１６（
通電とともにｔ３秒作動するタイマ）が働いてアースさ
れるため、もう一つのスイッチング回路を構成するトラ
ンジスタ１７のベースには電圧は発生せず、このスイッ
チング回路は「開」の状態になる。従って、この状態に
おいて、整流器２５からの電流は、トランジスタ１１、
抵抗器１８、ダイオード１９、抵抗器２０を流れて、温
灸器Ａの電池５のプラス側の接点は整流器２５のプラス
側と接続され、電池５のマイナス側の接点は整流器Ｂの
マイナス側と接続され、この回路（充電回路）に電流が
流れる。このため、上記ダイオード１９、抵抗器２０と
並列に接続されている抵抗器２１、発光ダイオード２２
にも電流が流れ、この発光ダイオード２２が点灯し、温
灸器Ａの電池５が充電器Ｂと確実に接続されていること
が確認できる。そして、ｔ３秒経過すると遅延回路１６
が作動を停止するため、放電側のタイマ回路１５で生じ
た電圧がトランジスタ１７のベースに発生し、温灸器Ａ
の電池５のプラス側と抵抗器２３、ダイオード２４、該
トランジスタ１７、温灸器Ａの電池５のマイナス側で一
つの回路（放電回路）が構成される。そして、この放電
回路は上記充電回路より大きい電流が流れるよう設計さ
れているので、温灸器Ａの電池５は放電状態になる。

そして、ｔ２分経過すると放電側のタイマ回路が停止し
、放電回路のトランジスタ１７のベースに電圧が立たな
くなるため、上記放電回路は「開」になり、充電回路の
み「閉」の状態となる。そして、通電よりｔ１時間経過
するまで充電回路が作動し、温灸器Ａの電池５は所定の
充電がなされる。即ち、本充電器Ｂは、充電の前に所定
時間（放電が完全に行われるに十分な時間二分）放電を
行い、その後充電を行うため、複数の並列に接続されて
充電される温灸器Ａ（第１図参照）の電池５が各々放電
状態が異なっていても、全て均一に且つ完全に充電可能
することができる。従って、過充電になるようなことは
ない。

本温灸器は、上述のように、簡単に適性な充電をするこ
とができるため、充電すれば何度でも使用することがで
きる。また、温灸の途中で場所を変更して、−回の充電
で複数のっぽに温灸することも勿論可能である。

尚、上記実施例において温灸器Ａのスイッチ３は、装着
の際充電器Ｂ側に設けられた突起箇所（図示せず）に当
接することにより自動的にＯＦＦになるよう構成されて
いる。

また、上記実施例においては、発熱部分であるセラミッ
クヒータが空気を媒体として局部に熱を伝達するよう構
成されているが、直接皮膚と接触するよう構成してもよ
い。同様に、上記実施例では、充電式の電池は温灸器の
ケースに対して固着されているが、電池だけ脱着して充
電するよう構成してもよい。

（発明の効果）本発明にかかる温灸器は、上述のように、充電すれば何
度でも使用することができるため、温灸を頻繁に行うも
のにとって安価に利用することができる。しかも、サー
モスタットで温度が適度に調整されているため、皮膚に
火傷等生じさせることはない。また、火を使用しないた
め、温灸治療している間衣服を纏うことができるため不
意に来客があっても慌てることな（対応することができ
、温灸治療中に寝込むことがあっても火事等の原因にな
ることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例にがかる温灸器とその充電器の外形を
示す斜視図、第２図は本実施例にがかる温灸器の内部構
造を示す縦断面図、第３図は同温灸器の電気的構成を示
す電気回路図、第４図は同温灸器を充電するための充電
器の電気回路図である。Ａ・・・温灸器、１・・・収納ケース、２・・・セラミ
ックヒータ、３・・・スイッチ、４・・・サーモスタン
ド、５・・・充電式の電池。

Claims

【特許請求の範囲】

体の表面の特定部分に発熱部分を当接させ局部的に温度
で刺激して血行をよくしあるいは肩こり等を解消するた
め用いられる温灸器において、前記発熱部分に電気式発
熱体を使用し、この発熱体に、サーモスタット等の温度
調整手段を介して、充電式の電池から電力を供給するよ
う構成したことを特徴とする充電式の温灸器。