JPS6243208Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は暖房器具に関し、更に詳しくは熱源
の周囲に配設された多数本のガードに反射板を着
脱自在に備える暖房器具に関する。

以下図面を参照しながら詳しく説明すると、第
１及２図に於て１は熱源、例えば表裏に貫通する
多数の炎孔を有する燃焼板を備えたガスバーナ、
でその周囲には多数本のガード２が配設されてい
る。３は反射板で、その上部取付片４と下部取付
片５が該ガード２に係合すると共に該下部取付片
５は暖房器具の係止部６、この例ではガード２に
形成された下方折曲部、に係止してガード２に装
着される。この係止部６への下部取付片５の係止
により反射板３の下動が防止される。尚この例で
は上部反射体７を上方の係止部としてそこに上部
取付片４を係止せしめて反射板３の上動も防止し
てある。８は両取付片４及５に形成された係合部
である。

前記下部取付片５は反射板３への取付位置が変
えられて反射板３の頂部９と該下部取付片５との
間隔を可変出来る様になつている。即ち第２図に
示される間隔Ａに対し、第８図の様に熱源１０の
能力を強とする為それを長くした時には、それに
応じてガード１１も長くなり係止部６も下がる
為、下部取付片５を下げて反射板頂部９との間隔
Ｂとして対応出来る様にした。この取付位置変換
の為に特に第６図及第１１図で判る様に下部取付
片５は爪１２及びネジ穴１３を有し、一方反射板
３はネジ穴１４及その上下に止部１５，１６を有
している。この止部１５，１６はそれぞれネジ穴
１４と同距離Ｃとなつている。１７はネジであ
る。

先ず第２図の様に反射板頂部９と下部取付片５
とを間隔Ａとする時には下部取付片５の爪１２を
止部１６で係止すると共にネジ穴１３及１４にネ
ジ１７を挿通させて止める。次に間隔Ｂにする時
には下部取付片５の爪１２を止部１５で係止しネ
ジ１７にてネジ穴１３及１４で止めるが、この時
下部取付片５が図示例の様に二個であり係止部８
が外側に向いている時には第１１図の様に第６図
で右側にあつた下部取付片５（Ｘ）を左側に、又
左側にあつた下部取付片５（Ｙ）を右側にして取
り付ける事により係止部８が外側に向くように保
たれる。

本案の暖房器具は上記説明の様に反射板３の上
部取付片４及下部取付片５がガード２，１１に係
合すると共に下部取付片５が暖房器具の係止部６
に係止するから、反射板３の装着が容易であると
共にその下動は簡単に防止される。即ち従来のも
のでは下動防止の為に上部取付片をガードに係合
させると共に吊下げ係止させたからその構造は複
雑なものであつた。

又この様に下部取付片５で下動を防止する為
（即ち従来の様に上部取付片で吊下げ係止しない
為）該下部取付片５が固定であると熱源が第７，
８図の様に長くなつた時反射板３の頂部９が下が
つた状態となり反射能力が低下するか、又その様
にならない為第７，８図の時頂部９が適切な高さ
になる様にしておくと、第１，２図の様に熱源１
が短かい時には該頂部９が突出して邪魔となる不
都合が生ずる。

しかし本案では下部取付片５と反射板頂部９と
の間隔を可変出来る様にしてあるので、熱源が
長・短の二種が存在しても共用の反射板３で反射
能力の低下や頂部９が突出するという不都合もな
い。

【図面の簡単な説明】

図面は本案暖房器具の実施例を示すもので、第
１図は熱源が短かい暖房器具に反射板が装着され
ている状態の側面図、第２図はその取付説明図、
第３図は平面図、第４図は反射板の斜視図、第５
図はその裁断側面図、第６図は要部拡大説明図、
第７図は熱源が長い暖房器具に反射板が装着され
ている状態の側面図、第８図はその取付説明図、
第９図は反射板の斜視図、第１０図はその裁断側
面図、第１１図は要部拡大図である。 １……熱源、２……ガード、３……反射板、４
……上部取付片、５……下部取付片、６……係止
部、９……反射板頂部、１０……熱源、１１……
ガード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 熱源の周囲に配設された多数本のガードに反射
   板を着脱自在に備える暖房器具であつて、該反射
   板の上部取付片と下部取付片が該ガードに係合す
   ると共に該下部取付片は該暖房器具の係止部に係
   止して該反射板をガードに装着する暖房器具に於
   て、反射板下部に複数の止部を設けて該止部に下
   部取付片を挿通係止して該下部取付片と反射板頂
   部との間隔を調節する事を特徴とする暖房器具。