JPS6242755A - 遠心濃縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はスクリュー胴の回転をスクリュー胴のトルク
に処理流量を加味して演算処理し、濃縮液濃度を制御し
、常に最良の濃縮が行える遠心濃縮機に関する。

〔従来の技術〕

遠心濃縮機の運転において、回転ボールとスクリュー胴
との回転差（差速）は効果的な濃縮を行う上で非常に重
要であシ、次の２つの条件を具備することが必要である
。

■沈殿固形物を確実に排出できること。

■濃縮液の含水率を低くするために、差速をなるべく小
さくすること。

そして、固形物の発生量は遠心濃縮機への供給汚泥量、
濃度によって変化し、この固形物発生量によって上記差
速の最低速度が定まる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、実際には、この最底速度を設定することは非常
に難しく、差速か小さすぎると固形物を十分排出できな
くなるという危険があるので、安全をみて差速を大きめ
に余裕をもって設定してい念。

このため、従来は濃縮液の含水率が高くなシ、遠心濃縮
機の濃縮効果が悪いという問題点があった０ この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、濃縮液濃度と深い関係のある粘度に影響さ
れるスクリュー胴のトルクに処理流量を加味して濃縮液
濃度を制御する遠心濃縮機を提供することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の遠心濃縮機は、スクリュー胴のトルクに処理
流量を加味して、制御手段によりスクリュー胴の回転を
制御する。

〔作　用〕

この発明は、制御手段によシスクリユー胴の回転を制御
し、濃縮液濃度を制御する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

この発明の遠心濃縮機は、図に示すように１回転ボール
エと、この回転ボール１内に配置され、回転ボール１と
所定の回転差をもって回転するスクリュー胴２とを有す
る。

上記回転ボール１には、傾斜胴部１ａ側端部に濃縮液排
出口３が、他方、大径端部１ｂに分離液排出口４が設け
られている。

上記スクリュー胴２には、その内部に汚泥等の被処理液
Ａを供給する流入管５が配置され、また周面にはスクリ
ュー羽根６と、被処理液供給用の流出孔７とが設けられ
ている。上記流入管５には、被処理液Ａを圧送するポン
プ８と、被処理液Ａの流量を測定する流ｉ計９とが配置
されている。

そして、上記回転ボール１の一方の軸には、回転ボール
駆動部１０が、他方の軸にはスクリュー胴駆動部１１が
配置されている。

１だ、スクリュー胴駆動部１１近傍のスクリュー胴２に
はスクリュー胴２のトルクを測定するトルク検出器１２
が設けられており、これはコントローラから成る制御手
段１３に接続されている。

なお、トルク検出器１２はスクリュー胴駆動部１工の回
転軸のトルクを検出するようにしてもよい。

ここで、濃縮液濃度と濃縮処理中の液の粘度とは比例関
係がある。しかも濃縮液濃度と、スクリュー胴駆動部１
１のトルクと、被処理液Ａの処理流ｉｋ　（Ｑ＋　”Ｑ
ｓ）との相間関係は、第２図に示すように相互に比例す
る関係にある。

コントローラから成る制御手段１３は、上述のようにト
ルク検出器１２の他、流量計９に接続され、上記トルク
に処理液量を加味して、演算処理し、スクリュー胴駆動
部１１を制御するようになっている。尚、この制御手段
１３は、被処理液Ａをスクリュー胴２に供給するポンプ
８も必要に応じて制御できる。

次に、この発明の動作について説明する。

流入管５からスクリュー胴２内へ流入した汚泥等の被処
理液Ａは、矢印に示すように１流入孔７から回転ボール
２内へ供給され、こζで遠心力により固液分離される。

そして分離液は一端の分離液排出口４から溢流排出され
、他方、濃縮液はスクリュー羽根６によって他端へ掻き
寄せられ、排出口４から排出される。

この際、回転ボールエとスクリュー胴２の差速は、上述
のように非常に重要であり、差速か小さいと固形物堆積
量が増加し、排出できなくなシ、他方、差速か大きすぎ
ると固形物の搬送量が太きくなシ、濃縮液濃度が低くな
ってしまう。

ここで第２図は処理流量（Ｑ１〜Ｑｓ）における濃縮液
濃度とトルクの相関関係図である。図から明らかなよう
に、処理流量に応じて濃縮液濃度とトルクは比例関係を
示している。

これより、処理流量に応じて所定トルクになるように差
速を制御すれば、一定濃度の濃縮液が得られることがわ
かる。なお、処理流量が多い時は、設定トルクを大きく
シ、処理流量が少ない時は設定トルクを小さくするが、
この設定トルクには上限、下限を設定しておくとよい。

また、トルクが設定値より大きくなった時は差速を大き
くシ、濃縮液の排出量を多くすることによって濃縮液の
濃度およびトルクが下げられる。トルクが設定値よシ小
さい時は差速を小さくする。なお、これら制御は、設定
値との偏差が一定以上になった時に段階的に行なった方
がよい。

この発明では、このスクリュー胴２のトルクに処理流量
を加味して演算処理し、スクリュー胴２０回転を制御す
るので、濃縮液濃度を常に最良のものとでき、効果的な
遠心濃縮が行える。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、スクリュー胴のトル
クに処理流量を加味して、演算処理し、スクリュー胴の
回転を制御することによって、常に最良でかつ効果的な
濃縮処理が行える。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の縦断面図、第２図は、処
理流量（Ｑｌ〜Ｑｓ）における濃縮液濃度とスクリュー
胴のトルクとの関係図である。 １は回転ボール、２はスクリュー胴、３は濃縮液排出口
、４は分離液排出口、１１はスクリュー胴駆動部、１３
は制御手段。 特　許　出　願　人　　株式会社酉原環境衛生研究所−
ン） 代理人　弁理士　１）　澤　　博　　昭　　・１；（外
２名）　　−″□ １１　　第１図 第２図 トルク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端部に濃縮液排出口を、他端部に分離液排出口を設け
   た回転ボールと、この回転ボール内に配置され、該回転
   ボールと所定の回転差をもつて回転するスクリュー胴と
   、このスクリュー胴を回転させるスクリュー胴駆動部と
   、上記スクリュー胴にかかるトルクと処理液量を演算処
   理し、これによつて上記スクリュー胴駆動部を制御する
   制御手段とを備えた遠心濃縮機。