JPS6241629Y2 - - Google Patents

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JPS6241629Y2
JPS6241629Y2 JP1983144183U JP14418383U JPS6241629Y2 JP S6241629 Y2 JPS6241629 Y2 JP S6241629Y2 JP 1983144183 U JP1983144183 U JP 1983144183U JP 14418383 U JP14418383 U JP 14418383U JP S6241629 Y2 JPS6241629 Y2 JP S6241629Y2
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JP
Japan
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slip
base plate
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utility
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JP1983144183U
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English (en)
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JPS6050829U (ja
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  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小形軽量且つ取扱いの簡便な台板によ
り、迅速容易に書籍類を斜立させ得る書見台を低
廉に供給することを目的として案出されたもので
ある。読書時に書籍を机の水平面上に、約45度に
斜立させることが姿勢の匡正及じ眼の衛生並に能
率の増進上好ましいことは知られており、またそ
のための器具である書見台も多数考案されてはい
るが、何人もが入手し易く、しかも携帯至便で、
取扱いも容易であるものは未だ現われるに到つて
いない。本考案者はこのような現況に鑑み、極め
て少ない材料で、軽量ではあるが堅牢で安価な台
板を用いることによつて、簡易迅速且つ何人にも
容易に利用できるものを提供することが、勉学上
推奨に価する所以であるため、鋭意研究の結果、
本考案に到達したものであつて、その実施例を図
面につき説明すれば以下の通りである。
本考案書見台の台板Aを作出する材料に大きさ
は、その材質の如何に問わず、通常の書籍用とし
ては高さ約11.5〜12.0cm、横幅約20cm(略々往復
ハガギの大きさ以内)で足り、また文庫本程度の
書籍用としては高し約10cm、横幅約14.8cm(ハガ
キ大)でよく、その厚さは材質にもよるが例えば
ボール紙の場合は、ハガキの2〜3枚分(0.5〜
0.7mm)程度で充分である。
上縁部aが截頭山形状に形成された台板Aは中
央部から、折曲げ部2により竪に仕切られて左右
に折曲げ自在な側板1,1が構成せられ、該側板
の各外側上方隅角部Cには、滑り止め連結紐4の
貫通又は止付け用の貫通孔3,3又は切込みが設
けられるものであつて、その材質はボール紙、各
種樹脂製の薄板、木質板等任意のものでよいが木
質板で構成するときは折曲げ部2は、蝶着された
側板1,1の対向内側端面間に構成される。また
台板Aが樹脂製の薄板で構成されるときは、肉薄
としたヒンジにより折曲げ部2が形成されること
は勿論であるが、その他適宜の方法により分離型
として形成してもよい。以下においては、通常、
安価、容易に作られるボール紙を利用する実施例
につき説明する。
本考案の実施に当り使用するボール紙としては
一般の製函用等に使用されるもの例えば、けんら
ん(富士共和製紙株式会社商品名)46判(788mm
×1091mm)1000一束の重量が360Kg又は410Kg程度
(ハガキ2枚又は3枚の厚さ)のものが好まし
く、台板Aの標準サイズとしては矩形を規準とし
て12cm×20cmの範囲内(往復ハガキよりも小形)
において具体的には截頭山形状の上縁部aまでの
高さを約11.5cm、横幅20cm(側板幅各10cm)、台
板中心における竪の折曲げ部2すなわち折目であ
つて停立時に稜線2′を形成する直立線の延長仮
線と山形稜線a′の各上方延長仮線の交点における
山形稜線a′の傾斜角度は25度乃至30度、好ましく
は28度程度とし、該台板Aの下端d,dは前記折
目線(折曲げ部2)との角度で約85度程度すなわ
ち展開図において第1図に示す如く両側方に約5
度程度上り勾配状としておくことが、後記停立保
持作用上得策である。今本考案書見台の台板Aを
用いて書籍類Bを、その理想の斜立角度である机
9の水平面上約45度の角度に斜立させようとする
ときは、台板Aによりその背部を支承させるもの
であるが、台板Aを展開したままでは勿論、これ
を中央から折曲げたとしても、そのままでは背後
に押倒され、また書籍も下端が前方に滑つて斜立
しないことは当然であるため、滑り止めを附設す
る必要のあることはいうまでもない。書籍B下端
の滑り止め部材7としては、既に公知の一部段状
のもの又は杆状材を紐条に連結したもの(例えば
特許第123257号の発明にかかる書見台における如
きもの)など任意のものを選び得るものである
が、本考案の実施に当つては、むしろ学習者が常
に携帯する鉛筆、ボールペン又は何れの家庭にも
ある割箸の一片を用い得るように構成するのが便
利であるため、滑り止め連結紐4の各端縁には、
これらのものを嵌着保持させるための環状部5又
はゴム小環等の環状部材6を予め附設しておくの
が便利である。前記連結紐4は側板1,1の外側
上方隅角部Cに構成した貫通孔3,3に結合する
か又は全一本のものを折曲げ部2が形成する稜線
2′を囲繞する状態(第2図参照)に台板Aの高
さの約2/3の箇所又は低くとも1/2の箇所に水平に
外接して貫通孔3,3から側板1,1の内側に抜
き出される状態に取付けられ、第2,3図に示す
如く屏風状に折曲げ停立させた台板Aの前方に垂
設状に配置されるようにする。
以上の如く構成された本考案品を用いて書籍B
を机9の水平面上に斜立させるときは、先づ台板
Aを約90度すなわち一直角程度に折曲げ部2から
折り曲げて屏風状に停立させるものであるが、そ
の前に予め滑り止め連結紐4先端の環状部5又は
環状部材6に対し、前記杆状の滑り止め部材7と
なる横長物(鉛筆、ボールペン、箸など)の両端
を夫々嵌合してブランコ状の滑り止め部材を形成
させておくことが必要である。台板Aの両側板
1,1の外側上方の隅角部Cに穿設した貫通孔
3,3から抜き出され、台板Aの前方に垂設され
た滑り止め連結紐4の先端に嵌着させた滑り止め
部材7と略々一直角の開度で停立させた台板A間
に、書籍Bを斜立させるため、その背部(表紙)
を、背凭れとなる、台板A中央の折目構成部分
(折曲げ部2)の左右に亘り截設した山形の截頭
部aに当てるように凭せるものであるが、このと
き、折曲げ部2は第3図に示す如く略々一直角に
開いており、その隅角部の前方における山形稜線
a′の部分で書籍の表紙8は両側から挾持されるよ
うな状態となるため、第4図に示す如く書籍の表
紙8と山形の截頭部(上縁部a)は密接しないま
まであるから、この部分には直接書籍の重量乃至
押圧力が加わらない状態で書籍Bを斜立保持させ
ることができる。そのため折り目として形成され
る折曲げ部2にも直接力がかからないから、上縁
の折曲げ部2から台板Aの破損をきたすことがな
く、また薄い材質であるにも拘らず折曲げ部2が
司さどる支承力が強いためその対久力は予想以上
に大であることが実験的に証明された。また書籍
Bは適度の重量を有するため、台板Aに凭せかけ
て斜立させたとき、その下端を前方に摺動させる
作用により、滑り止め連結紐4を前方に牽引する
ものであるが、このとき該連結紐4は、台板Aの
背面を囲繞すると否とに拘らず、側板1,1上方
の隅角部Cに穿設された貫通孔3,3又は切込み
の部分から延出されているため、その取付け態様
上、台板Aの両側板1,1の前端面を前方に牽引
し両側板の間隔を狭めるように作用するものであ
る。然しながらこの場合、略々一直角に開かれた
台板Aにおける側板1上縁の傾斜端面を形成する
山形稜線a′の端面が書籍の表紙8に密合又はそれ
に近い状態にあつて、両側板1,1は書籍の重量
を承けており且つ書籍下端の摺倒性による牽引作
用により滑り止め連結紐4を介して予め与えられ
た約一直角の開度を最大狭角状に引き締められる
ときでも、その開度を約65度までしか狭めないか
ら、台板Aを側倒又は後倒させる虞は全くなく書
籍Bの表紙8と、側板1,1の山形稜線a′を形成
する傾斜端面の両者間で均衡ある拮抗状態を保
ち、台板の倒壊を克く防止し得るものであり、殊
に両側板1,1(台板A)の下端d,dを内側の
接合部(折曲げ部2)を中心として約5度程度の
昇り勾配状としておくときはこれを前記角度で停
立させた場合、台板Aは第2図及び第4図に示す
如く、下端面bを机9の水平面に密着させて約85
度の前倒状態となつているため、それ自体が後倒
傾向になることを防ぐばかりでなく、書籍の支承
に際し、上縁の山形稜線a′を形成する傾斜端面を
書籍の表紙8に密合させて安定的保持を容易にす
ることができる。而してこの状態において滑り止
め連結紐4は書籍下端の摺動性に伴う牽引作用に
より緊張し、一本形成のものにおいては、第4図
に示すように、折曲げ部2の稜線2′の略々2/3乃
至1/2の高さで、略々水平位置で側板1の両外側
を囲繞し、その上方隅角部Cの部分で貫通孔3,
3から内側に入り、下降して滑り止め部材7に至
るものであるため、貫通孔3,3は格別大きな力
を受けることなく、従つてこの部分を破損させる
虞もないから、極めて合理的に連結紐4を取付け
ることができ、更に連結紐4の先端部には滑り止
め部材7を嵌着させるための環状部5又は環状部
材6を構成させたものであるからこれらが節とな
つて該連結紐4を貫通孔3から抜脱させることが
ない等幾多の実用的効果を奏するものである。ま
た本考案は滑り止め連結紐4の両端を台板を囲繞
する外側部分で結び合わせるか又はこれらの部分
に附設した調節具によりその長短を調節し滑り止
め部材と台板との距離を変更することにより容易
に書籍の斜立角度を調整できるから便利である。
要するに本案書見台は至極小形軽量な(その容
積において在来品の約6/1乃至1/4、重量において
僅々1/6乃至1/8に過ぎない)ものであるにも拘ら
ず書籍の安定的支持力が強く、携帯、取扱いが極
めて簡単であり、しかもその製作価格も従来の安
価なものとの比較において1/4弱である等、幾多
の利点を有するものである。
なお本考案の実施に当り、側板1の外側面に宣
伝広告文又は絵画、彫刻等を施すときは、これを
拡販用頒布物、又は吊り下げ用の壁飾り等として
も利用し得るほか、内側面を写真立てに応用し得
る等の諸用途をも併せ有する便利な考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであつて、そ
の第1図は本案品の展開正面図、第2図は本案品
を折曲げて停立させ、これに滑り止め部材を嵌着
させる態様を示す斜視図、第3図は同上の平面
図、第4図は本案品の使用状態を示す一部切截側
面図である。 1……台板A両側の側板、2……折曲げ部、
2′……稜線、3……貫通孔、4……滑り止め部
材7の連結紐、5……環状部、6……環状部材、
8……書籍Bの表紙、9……机。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上縁部を截頭山形状に形成した横長の変6辺
    形又は7辺形とし、その中央部に設けた竪の折
    曲げ部から開閉自在とした任意材質の台板を構
    成する両側板の外側上方隅角部の貫通孔又は切
    込み等により、滑り止め部材を取付ける環状部
    等を両端部に形成した滑り止め連結紐を前方に
    垂設可能にした書見台。 2 滑り止め連結紐の両端部には、鈎又はクリツ
    プ等の、滑り止め部材取付け具を附設した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の書見台。 3 滑り止め連結紐は鎖又は細い線金で代置した
    実用新案登録請求の範囲第1,2項記載の書見
    台。 4 滑り止め連結紐の両端部には、滑り止め部材
    を直接取付けた実用新案登録請求の範囲第1乃
    至第3項記載の書見台。
JP14418383U 1983-09-17 1983-09-17 書見台 Granted JPS6050829U (ja)

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JP14418383U JPS6050829U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 書見台

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JPS6050829U JPS6050829U (ja) 1985-04-10
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