JPS6241296Y2 - - Google Patents

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JPS6241296Y2
JPS6241296Y2 JP1981015511U JP1551181U JPS6241296Y2 JP S6241296 Y2 JPS6241296 Y2 JP S6241296Y2 JP 1981015511 U JP1981015511 U JP 1981015511U JP 1551181 U JP1551181 U JP 1551181U JP S6241296 Y2 JPS6241296 Y2 JP S6241296Y2
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JP
Japan
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lens
aberrations
dyed
distortion
aberration
Prior art date
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JP1981015511U
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JPS57130814U (ja
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  • Eyeglasses (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、周辺全周を帯状に染色することに
より、主として収差をやわらげるようにした、プ
ラスチツク製の眼鏡レンズに関する。
レンズにおいては色収差、球面収差、コマ収
差、非点収差、像画湾曲、歪曲収差等の収差が発
生するが、眼鏡レンズにおいてはこのうち特に色
収差や歪曲収差が問題となつてくる。。そして収
差を小さくするには、同じ度数であればレンズ口
径を小さくするか、同じ口径であれば度数を弱く
する以外にない。レンズ口径を小さくすることは
できずまた、必要な度数はあくまで確保しなけれ
ばならないため、収差の点がいつも無視できない
問題となつている。特に度数が大きくなると収差
が顕著にあらわれてくるため、度数の大きい眼鏡
レンズの場合に収差をやわらげる必要性が強くな
つてくる。
この考案は、主として収差を少しでもやわらげ
る機能をもつ眼鏡レンズを提供することを目的と
する。
以下、この考案の1実施態様を図面を参照しな
がら説明する。第1図において1,1は両レンズ
枠を示しており、両レンズ枠1,1にはそれぞれ
レンズ枠1,1にはめ込むことのできる形状にカ
ツトされた眼鏡レンズ2,2をはめ込んでいる。
眼鏡レンズ2,2はプラスチツク製のレンズであ
り、その周辺全周は帯状に染色されている。ただ
し、染色の境界線がはつきりでることのないよ
う、染色部分の内周がボケるように染色してい
る。主としてフアツシヨン性をもたせるための美
観上の目的からこのようにしているのである。
ところで、第2図は眼鏡レンズにおいて歪曲収
差が生じる現象を模式的に示している。第2図は
イに示す正方形の図柄を眼鏡レンズを通して見る
と、ロに実線で示す樽形形状に見える現象を模式
的に示している。なお、ロにおいて実線で示した
円は、眼鏡レンズの外周を意味している。そして
仮想線で示した正方形状は歪曲収差が全くない場
合に見えるはずの形状であるが、実線で示した樽
形形状と仮想線で示した正方形状との差が大きい
部分ほど歪曲収差が大きいことを意味している。
すなわち、眼鏡レンズの外周方向にいくほど歪曲
収差が大きくなるのである。
眼鏡レンズにおいては特に歪曲収差が問題にな
るのであるが、その他の色収差、非点収差等も眼
鏡レンズの中央付近では少なく周辺部に顕著にあ
らわれてくることはいうまでもない。
そして、この考案に係る眼鏡レンズにおいては
その周辺全周を帯状に染色しているのであるが、
このようにすると歪曲収差をはじめ各種の収差を
やわらげる効果のあることを第3図により説明す
る。第3図においてOは眼球の回旋点、aは角膜
頂点、bはレンズ中央点を示しているが、通常は
間は約13mm、間は約12mmであり、間は約
25mmとなる。そして、レンズ面においてレンズ中
央点であるb点から距離hだけ離れた点の画角θ
はtanθ=h/25の式よりθ=tan-1h/25として求
められ る。そこで、たとえばh1−h2=6mmとなるように
レンズ周辺部を6mm幅でせばめると、θ−θ
=tan-1−h/25=tan-16/25≒6となつて
、画角はθ からθへと約6度せばまる。そして、εyを
歪曲収差の量、Eを歪曲収差の係数としてεy=
Eθという公式により計算すると、画角が約6
度せばまると歪曲収差は約30%減少することにな
る。その他の収差も同様にして相当に減少する。
そこで、周辺部を約6mm幅で染色すると、染色幅
を通過する光の量が減少する分だけ収差がやわら
ぐことになる。すなわち、特に収差のはげしい周
辺部の透過光量を制限することにより、広い視野
はいぜんとして確保しつつ、歪曲収差による周辺
部の気になる像の揺れやひずみ、あるいはその他
の収差による各種弊害をおさえることができるの
である。
なお、これまでにも眼鏡レンズの上半分を染色
したものが存在するが、これは防眩効果やカラー
によるフアツシヨン効果を目的としたものであつ
て、この考案に係るものとは目的を異にするので
あるが、この考案に係るものも周辺部を染色して
いることで、しかもその内周がボケて境界線がは
つきりでることのないように染色していること
で、これまでにない新しいフアツシヨンを生み出
す可能性がある。
さらにこの考案に係るものにおいては、眼鏡レ
ンズの周辺部にあらわれる渦状の反射を目立たな
くさせる、渦消し効果も期待できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施態様を示す斜視図、
第2図は眼鏡レンズにおいて歪曲収差が生じる現
象を模式的に示す模式図、第3図はこの考案の効
果を説明する説明図である。 1……レンズ枠、2……眼鏡レンズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. レンズ枠にはめ込むことのできる形状にカツト
    され、その周辺全周が帯状にかつその内周がボケ
    て境界線がはつきりでることのないように染色さ
    れた、プラスチツク製の眼鏡レンズ。
JP1981015511U 1981-02-06 1981-02-06 Expired JPS6241296Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981015511U JPS6241296Y2 (ja) 1981-02-06 1981-02-06

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JP1981015511U JPS6241296Y2 (ja) 1981-02-06 1981-02-06

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JPS57130814U JPS57130814U (ja) 1982-08-14
JPS6241296Y2 true JPS6241296Y2 (ja) 1987-10-22

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ID=29813510

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005250358A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Tokai Kogaku Kk 眼鏡用レンズ及び眼鏡

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JPS6045216A (ja) * 1983-08-23 1985-03-11 Kiyuubitsuku Eng:Kk 眼鏡レンズの着色方法
JP2525624Y2 (ja) * 1990-10-16 1997-02-12 剛司 鮒田 眼鏡用レンズおよび眼鏡

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JPS57130814U (ja) 1982-08-14

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