JPS6240670Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240670Y2 JPS6240670Y2 JP8175585U JP8175585U JPS6240670Y2 JP S6240670 Y2 JPS6240670 Y2 JP S6240670Y2 JP 8175585 U JP8175585 U JP 8175585U JP 8175585 U JP8175585 U JP 8175585U JP S6240670 Y2 JPS6240670 Y2 JP S6240670Y2
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- JP
- Japan
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- exhaust gas
- cooling tower
- pressure loss
- hcl
- incinerator
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、焼却炉等の排ガス中に含まれる塩
化水素を除去する塩化水素除去装置に関する。
化水素を除去する塩化水素除去装置に関する。
都市ゴミ等の焼却炉から発生する排ガス中は、
塩化水素（以下HClという）が多量に含まれてい
るので、HClを除去してから大気に放出する必要
がある。
塩化水素（以下HClという）が多量に含まれてい
るので、HClを除去してから大気に放出する必要
がある。
従来、この排ガス中のHClを除去するために、
排ガスを反応塔内において消石灰（以下Ca
（OH）2という）の粉末と接触させ、排ガス中の
HClとCa（OH）2とを反応させて、HClを塩化カ
ルシウム（CaCI2）にして、排ガス中のHClを除去
する乾式塩化水素除去装置がある。
排ガスを反応塔内において消石灰（以下Ca
（OH）2という）の粉末と接触させ、排ガス中の
HClとCa（OH）2とを反応させて、HClを塩化カ
ルシウム（CaCI2）にして、排ガス中のHClを除去
する乾式塩化水素除去装置がある。
このCa（OH）2を使用する乾式塩化水素除去装
置は、カセイソーダ（NaOH）を使用する湿式の
装置に比べ、生産物の処理が容易であるという利
点がある。
置は、カセイソーダ（NaOH）を使用する湿式の
装置に比べ、生産物の処理が容易であるという利
点がある。
しかしながら、従来の乾式塩化水素除去装置で
は、HClとCa（OH）2との接触効率がきわめて悪
く、このためCa（OH）2を必要とする化学当量の
５〜６倍も供給しており、Ca（OH）2が無駄に消
費されると共に、未反応のままで排出されるとい
う問題がある。
は、HClとCa（OH）2との接触効率がきわめて悪
く、このためCa（OH）2を必要とする化学当量の
５〜６倍も供給しており、Ca（OH）2が無駄に消
費されると共に、未反応のままで排出されるとい
う問題がある。
そこで、この考案は、上記の問題点に解決する
ことを目的とする。
ことを目的とする。
上記の問題点を解決するために、この考案は、
焼却炉の排ガス出口の上方に、排ガス冷却塔を連
設し、この冷却塔内にCa（OH）2を投入し、冷却
塔上部に排ガス出口を形成すると共に、冷却塔内
の上部出口部分に排ガスの圧力損失板を取付けた
ものである。
焼却炉の排ガス出口の上方に、排ガス冷却塔を連
設し、この冷却塔内にCa（OH）2を投入し、冷却
塔上部に排ガス出口を形成すると共に、冷却塔内
の上部出口部分に排ガスの圧力損失板を取付けた
ものである。
上記装置においては、焼却炉で発生する排ガス
は排ガス出口から排ガス冷却塔内に送られる。こ
の冷却塔内にはCa（OH）2が投入されているの
で、排ガス中のHClがCa（OH）2と反応し、
CaCI2が生成される。そして、未反応のCa
（OH）2は排ガスと共に上昇するが、冷却塔の上部
出口には圧力損失板が取付けられているので、冷
却塔の外部に短絡的に排出されることなく、圧力
損失板によつてその排出が妨げられる。この際、
圧力損失板には未反応のCa（OH）2が付着するの
で、圧力損失板の表面でCa（OH）2と排ガス中の
残留HClとが反応してCaCI2が生成される。
は排ガス出口から排ガス冷却塔内に送られる。こ
の冷却塔内にはCa（OH）2が投入されているの
で、排ガス中のHClがCa（OH）2と反応し、
CaCI2が生成される。そして、未反応のCa
（OH）2は排ガスと共に上昇するが、冷却塔の上部
出口には圧力損失板が取付けられているので、冷
却塔の外部に短絡的に排出されることなく、圧力
損失板によつてその排出が妨げられる。この際、
圧力損失板には未反応のCa（OH）2が付着するの
で、圧力損失板の表面でCa（OH）2と排ガス中の
残留HClとが反応してCaCI2が生成される。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
焼却炉１は、燃焼室２の側方にゴミ投入用のホ
ツパー３が設けられ、このホツパー３の下方には
ゴミを燃焼室２に押し込むプツシヤー４が設けら
れている。また、燃焼室２の底部にはロストル５
が設けられている。
ツパー３が設けられ、このホツパー３の下方には
ゴミを燃焼室２に押し込むプツシヤー４が設けら
れている。また、燃焼室２の底部にはロストル５
が設けられている。
上記燃焼室２の上部には排ガスの出口６が設け
られ、この出口６の上方にはガス冷却塔７が取付
けられている。この冷却塔７の上部には、排ガス
出口８が形成され、この冷却塔７内には供給管２
０からCa（OH）2９が投入されている。また、こ
の冷却塔７の出口８部分には、圧力損失板１０が
多数取付けられている。この圧力損失板１０は、
水平な支持棒１１に垂直に多数の取付け棒１２を
吊り下げ、この取付け棒１２に多数の屈曲板１３
を取付けたものであり、屈曲板１３は第２図に示
すようにそれぞれジグザグに配置されている。上
記支持棒１１の一端は、冷却塔７の外部に引き出
され、カム等によつて構成された公知のハンマリ
ング機構１４が取付けられている。
られ、この出口６の上方にはガス冷却塔７が取付
けられている。この冷却塔７の上部には、排ガス
出口８が形成され、この冷却塔７内には供給管２
０からCa（OH）2９が投入されている。また、こ
の冷却塔７の出口８部分には、圧力損失板１０が
多数取付けられている。この圧力損失板１０は、
水平な支持棒１１に垂直に多数の取付け棒１２を
吊り下げ、この取付け棒１２に多数の屈曲板１３
を取付けたものであり、屈曲板１３は第２図に示
すようにそれぞれジグザグに配置されている。上
記支持棒１１の一端は、冷却塔７の外部に引き出
され、カム等によつて構成された公知のハンマリ
ング機構１４が取付けられている。
上記実施例において、焼却炉１で発生する排ガ
スは、排ガス出口６から冷却塔７内に送られる。
この冷却塔７内にはCa（OH）2９が投入されてい
るので、排ガス中のHClがCa（OH）2９と反応
し、CaCl2が生成される。そして未反応のCa
（OH）2９は排ガスと共に上昇するが、冷却塔７の
上部出口８には圧力損失板１０が取付けられてい
るので、冷却塔７の外文に短絡的に排出されるこ
とはなく、圧力損失板１０によつてその排出が妨
げられる。この際、圧力損失板１０には未反応の
Ca（OH）2９が付着するので、圧力損失板１０の
表面でCa（OH）2９と排ガス中の残留HClとが反
応してCaCl2が生成される。
スは、排ガス出口６から冷却塔７内に送られる。
この冷却塔７内にはCa（OH）2９が投入されてい
るので、排ガス中のHClがCa（OH）2９と反応
し、CaCl2が生成される。そして未反応のCa
（OH）2９は排ガスと共に上昇するが、冷却塔７の
上部出口８には圧力損失板１０が取付けられてい
るので、冷却塔７の外文に短絡的に排出されるこ
とはなく、圧力損失板１０によつてその排出が妨
げられる。この際、圧力損失板１０には未反応の
Ca（OH）2９が付着するので、圧力損失板１０の
表面でCa（OH）2９と排ガス中の残留HClとが反
応してCaCl2が生成される。
上記圧力損失板１０の表面に生成されたCaCl2
は、ハンマリング機構１４によつて支持棒１１を
たたいて落される。
は、ハンマリング機構１４によつて支持棒１１を
たたいて落される。
この考案は、以上の如きものであるから、焼却
炉から排出される排ガス中のHClとCa（OH）2と
の接触効率が極めて高いので、無駄なCa（OH）2
の消費がないと共に、排ガス中のHClの除去効率
が向上するという効果がある。
炉から排出される排ガス中のHClとCa（OH）2と
の接触効率が極めて高いので、無駄なCa（OH）2
の消費がないと共に、排ガス中のHClの除去効率
が向上するという効果がある。
第１図はこの考案の実施例を示す概略図、第２
図は圧力損失板の一例を示す正面図である。 １……焼却炉、６……排ガス出口、７……排ガ
ス冷却塔、８……出口、１０……圧力損失板。
図は圧力損失板の一例を示す正面図である。 １……焼却炉、６……排ガス出口、７……排ガ
ス冷却塔、８……出口、１０……圧力損失板。
Claims (1)
- 焼却炉の排ガス出口の上方に、排ガス冷却塔を
連設し、この冷却塔内に消石灰を投入し、冷却塔
上部に排ガス出口を形成すると共に、冷却塔内の
上部出口部分に排ガスの圧力損失板を取付けてな
る焼却炉における排ガスの塩化水素除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8175585U JPS6240670Y2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8175585U JPS6240670Y2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61195327U JPS61195327U (ja) | 1986-12-05 |
| JPS6240670Y2 true JPS6240670Y2 (ja) | 1987-10-17 |
Family
ID=30628838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8175585U Expired JPS6240670Y2 (ja) | 1985-05-28 | 1985-05-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6240670Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-05-28 JP JP8175585U patent/JPS6240670Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61195327U (ja) | 1986-12-05 |
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