JPS6240387Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、発熱布上面に表生地を設け、発熱布
下面には、クツシヨン材と、断熱材を設けた電気
カーペツトに関するものである。

従来、電気カーペツトは、第１図側断面図か
ら、コードヒータの如くヒータ３を、不織布上
に、配設し、不織布面にヒータ３を止着した発熱
布４と、この発熱布４上面には、ウレタン材２
と、このウレタン材２上面に表生地６を設け、前
記発熱布４下面には、クツシヨン材５と、ジユー
ト、フエルト材などの断熱材７を設け、上記それ
ぞれの部材を、一体になし、電気カーペツト１が
構成されている。この電気カーペツトにおいて、
発熱布４と断熱材７間のクツシヨン材５は、連通
気泡構造材であり、発熱布４から放出する熱は、
クツシヨン材５内で対流、伝導が起こり、断熱材
７方向へ、熱量が多く放出され、発熱布４上面方
向への熱量を吸収されることから、電気カーペツ
トの採暖には、より大きな熱量を必要とし、熱効
率が悪く、省エネルギーとはならなかつた。

本考案は、上述の欠点を解消し、省エネルギー
の対策として考案された電気カーペツトであり、
第２図は、本考案の電気カーペツト実施例を示
す、側断面図である。

第２図から、本考案の電気カーペツト１は、上
面に表生地６を設けた発熱布４と、この発熱布４
の下面にクツシヨン材５を設け、このクツシヨン
材５下面に、断熱材７を設けるとともに、前記ク
ツシヨン材５間に、熱の幅射および対流防止用の
シート材８を介在したことを特徴とする電気カー
ペツト１であり、発熱布４は、たとえば不織布面
に、コードヒータの如くヒータ３を配設して、粘
着剤で不織布面に、ヒータ３を止着してある発熱
布４であり、ウレタン材５は、断熱性を有するも
ので、ヒータ３厚を吸収する弾性を有し、断熱の
ための空気層を設けてある。また、シート材８
は、熱が断熱材７方向へ逃げなく、対流防止とな
るように、通気性が無いもの、たとえばポリエス
テルあるいは、アルミフイルムなどが用いられ、
断熱材７は、独立気泡の発泡ゴムあるいは、くず
綿フエルトなどが用いられている。

以上本考案の電気カーペツト１では、発熱布４
から放出される熱は、発熱布４上下面へ放出され
るが、発熱布４の下方には、シート材８が設けら
れていることから、ウレタン材５内の熱の対流
を、ウレタン材５間で遮断することができるもの
である。また、発熱布４上面には、直接表生地が
設けられていることから、電気カーペツト１の上
方向へは、充分な熱放出がなされる。よつて本考
案の電気カーペツト１では、クツシヨン材５間
に、シート材８を有するために、下方への熱の遮
断効果を奏するもので、シート材８下方のウレタ
ン材５および断熱材７への熱伝導は、極めて少な
くすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の電気カーペツトを示す、側断
面図。第２図は、本考案の実施例を示す、電気カ
ーペツトの側断面図である。 １……電気カーペツト、４……発熱布、５……
クツシヨン材、７……断熱材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面に表生地を設けた発熱布と、この発熱布の
   下面にクツシヨン材を設け、このクツシヨン材下
   面に断熱材を設けるとともに、前記クツシヨン材
   間に、熱の対流防止用のシート材を介在したこと
   を特徴とする電気カーペツト。