JPS6239342A - 自動車用シ−トベルトの取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車用シートベルトの取付は構造、詳しく
は、左座席用インナベルト　（以下［左インナベルト」
という）及び右座席用インナベルト　（以下「右インナ
ベルト」という）の車体フロアに対する取付は技術に関
する。

（従来の技術） 自動車用シートベルトの左右インナベルトは、一般的に
左座席と右座席の間の車体フロア（以下「フロアセンタ
」という）に取付けられるもので、この場合、フロアセ
ンタに、プロペラシャフト用のフロアトンネルが膨出し
て形成されているときには、このフロアトンネルの両立
壁にそれぞれ左右インナベルトを取付けることになる。

又、フロアセンタにフロアトンネルが形ｒ＆されていな
いときには、フラットなフロアセンタに対して左右イン
ナベルトを取付けるもので、その取付は構造として、従
来、例えば実開昭６０−２８５６０号公報に記載された
ちのが知られている。

この考案では、スライド自在なシートの動きに追従して
フレキシブルワイヤストークが動くようにしたものであ
るが、そこに用いられたフレキシブルワイヤストークで
成るインナベルトの取付け構造は、フロアセンタに左右
独立してシートベルトアンカが取付けられ、この両シー
トベルトアンカに左右インナベルトの下端がそれぞれ取
イ」けられ、かつ各シートベルトアンカは１個所におい
てフロアセンタにボルトにより固定された構造となって
いた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしなから、上述の従来構造にあっては、左右インナ
さルトか゛それぞれ別々のシートベルトアンカに取付け
られているため、各シートベルトアンカそれぞれについ
て取付は位置に誤差でき、左右シートベルトアンカ間の
間隔にバラ付きが生じることになるし、又、シートベル
トアンカカ弓個所においてボルトにより取付けられてい
るため、そのボルトを中心とする回転方向の向きにもバ
ラ付きが生じて正確な位置決めができないし、又、シー
トベルト使用時に引張力が作用すると、ボルトを中心と
して同動し、所定の固定位置からズしてしまうという問
題かあった。この問題を起こさないように引張力か作用
する反対方向にシートベルトアンカを延ばしてフロアに
固定する必要があり、このようにしない場合は１つのシ
ートベルトアンカに対して２個以上のボルト、ナツトに
よる固定もしくは位置決めが必要であった。

特に、フロアセンタにコンソールボックスか設けられて
いる場合、インナベルトをコンソールボックスと座席と
の間の狭隘な間隙を通して上方に延在させる必要があり
、このとき前述のようにシートベルトアンカの取付は位
置か不正確で、しかも固定が不充分であると、これに取
付けたインナベルトかコンソールボックスや座席に干渉
し、コンソールボックスや座席の表面を傷付けたり、座
席を前後にスライドする際に、インナベルトとの間で低
級な摩擦音が発生するという問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述のような従来の問題点を解決するために
なされたちので、そのために本発明の自動車用シートベ
ルトの取付は構造では、左座席と右座席の間の車体フロ
アにシートベルトアンカか取付けられ、 該シートベルトアンカには、車体フロアに対する取付は
ベースと、該取付はベースの両側に形成した左右のベル
ト取イリは部と、が一体に形成され、該シートベルトア
ンカの取付はベースは、固定部材により少なくとも２箇
所で車体フロアに固定され、 かつシートベルトアンカの左右のベルト取付は部には、
左右のインナベルトの下端がそれぞれ取付けられた構成
とした。

（作用） 本発明の取付は構造では、シートベルトアンカの左右の
ベルト取付は部が取付はベースを介して一体に連結され
ているので、この左右のベルト取付は部の間隔は一定幅
に固定され、又、シートベルトアンカの取付はベースが
固定部材により少なくとも２箇所でフロアセンタに取付
けられているので、シートベルトアンカを一定方向の向
きに位置決めして取１寸けることができるし、少なくと
も２箇所で固定されるので、使用時に引張力か作用して
もシートベルトアンカにまわり止めの作用が働き固定位
置からのズレはなく、向きか°変わるといったことがな
い。

従って、左右インナベルトは、このシートベルトアンカ
を介してフロアセンタ正確に位置決めされ、かつ強固に
固定されることになる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面により説明する。

第１図〜第３図は、インナベルトをブーツタイプとした
第１実施例の取付は構造を示しており、シートベルトア
ンカ１、固定部材としてのボルト２．２及びナツト３，
３．左右インナベルト、１　。

４、を主要な構成としている。

上記シートベルトアンカ１は、鋼板をプレス加工で折曲
げ成形したもので、車体フロアに対する取付はベース１
１の両側に、上端側を前方に向けて傾斜した左右のベル
ト取付は部１２．１２か一体に立ち上げ形ｒ＆すれ、前
記取付はベース１１の左右両側部に取付は穴ｉｉｏ、ｉ
ｉｏ　が形成され、かつ取付はベース１１と左右のベル
ト取付は部１２．１２のフーナ部にリブ１３，１３　が
形成されると共に、左右のベルト取付は部１２．１２　
に円弧状部分と直線状部分を有する異径穴１２０，１２
０がベルト取付は穴として形成され、かつ該左右の取付
は部１２．１２　の上端部は、コンソールボンク又５の
取ｆ寸（ナガイドｇＢ１２１．１２１　　として若干の
内向き傾斜状態に形成されている。、そして、このシー
トベルトアンカ１は、自動車の左座席６（助手席）と右
座席７（運転席）の間のフロアトンネル等かなく、強度
アップ用のエンボス等を除けば７ラントに形成されたフ
ロアセンタ８に取付けられるもので、その取付は構造は
、フロアパネル８１に形成したボルト穴３２．８２に取
付は穴１１０，１１０　が符合した状態で、ライナ３３
，３３　　を介して固定部材としてのボルト２．２及び
ナツト３，３　によりシートベルトアンカ１とフロアパ
ネル８１が２個所で締結された構造となっている。

上記左右インナベルト４，４は、下端に取付は金具４１
か設けられ、上端にバックル４２が設けられたウェービ
ング４３が、合成樹脂製の扁平なブーツ４４の内部に組
み付けられた構造となっており、ウェービング４３は、
このブーツ４４により伸張状態に保持されると共に、該
ブーツ４，１をカバーとして保護され、かつ該ブーツ４
４自体ら内部に挿入したピアノ線（図示せず）により補
強されている。

そして、この左右インナベルト４，４は、フロアセンタ
８に設けたコンソールボンクス５と両座席６，７　との
間の間隙９，９　を通して上方に延在する状態で、その
下端がアンカ１の左右のベルト取付は部ｉ　２．１２　
にそれぞれ取付けられるもので、この場合の取付は構造
は、ベルト取付は穴としての異径穴１２０に該異径穴１
２０に対応して円弧状部分と直線状の平面部を有する異
径ビン・↓５がベルト取付は部１２の外側に突出する状
態に挿入され、該異径ビン４５に、段付のカラー４６、
ウェービング４３の取付は金具４１、波形バネ座金５０
、ストッパ４７、が順に嵌合され、かつカラー４６、取
付は金具４１及び波形バネ座金５０は、それぞれ円形穴
４６０，４１０，５００を介して異径ビン４５に回動可
能に嵌合されている。また、取付は金具４１、ブーツ４
４、波形バネ座金５０は段付カラー４６の小径部４６２
に挿入されている。ス）ｙパ４７は異形ピン４５の外形
形状に対応した形状に明けられた異径穴４７０を介して
異径ビン４５に固定されると共に、シートベルトアンカ
１側に向いて突出した係止片４７１が前記取付は金具４
１の外周に形成した係止溝４１１内に挿入された構造と
なっている。また、段付カラー４６はその内側面４６１
がベルト取付は部１２に当接され、前記波形バネ座金５
０は取付は金具４１をベルト取付は部１２側に押圧し、
インナベルト４の回動時の節度感を持たせている。

従って、この取付は構造では、異径ビン４５がベルト取
付は穴としての異径穴１２０を介してベルト取付は部１
２に固定され、この異径ビン４５にストッパ４７が異径
穴４７０を介して固定されているので、インナベルト４
は取付は金具４１に形成した係止溝・１１１の両端がス
トッパ４７の係止片４７１で係止される範囲で回動可能
となっている。

尚、図において、６１．７１　　はそれぞれ座席リクラ
イニング用のデバイスカバーで、それぞれ左右座席６，
７のシートクッション６２．７２　　とシートバック６
３．７３　の間に設けられ、このデバイスカバー６１．
７１　　の存在によって左右インナベルト４，４の通る
間隙９，９が狭隘になっている。又、６４．７４　はシ
ートスライブである。

次に、本実施例の作用を説明する。

シートベルトアンカ１は、取付はベース１１をボルト２
，２及びナツト３．３　により２個所でフロアパネル８
１に取付けた状態でフロアセンタ８に固定されており、
この両ボルト２．２　により回転方向の向きが決まるこ
とか呟このシートベルトアンカ１は、その取付は状態で
一定方向の向きに位置決めされ、しかもシートベルト使
用時に引張力が作用しても、２個所で固定されているの
で向きが変わることはない。

又、左右のベルト取付は部１２．１２　は、取付はベー
ス１１を介して一体に連結されているので、両ベルト取
付は部１２，１．２　の間隔は一定幅に固定されること
になる。

従って、左右インナベルト・↓、４は、このシートベル
トアンカ１を介してフロアセンタ８上に正確に位置決め
され、しかも所定の固定位置に強固に固定されることに
なる。

尚、本実施例では、シートベルトアンカ１のベルト取付
は部１２．１２　の上端部にコンソールボックス５の取
付はガイド部１２１，１２１　　か形成されているので
、この取付はガイド部１２１．Ｌ２１に沿ってガイドさ
せながらコンソールボックス５をフロアセンタ８に組み
付けていくことができ、該コンソールボックス５の取付
は作業が容易になる。

次に、第４図は、インナベルトをストークタイプとした
第２実施例を示しており、この実施例では、インナベル
ト４，４にストーク、↓８，４８　を用いたことに対応
して、シートベルトアンカ１のベルト取１旧す部１２．
１２　　に対するインナベルト・↓、・１の取付は構造
か前記第１実施例と異なっている。

この場合、ストーク４８．４８　の下端に取付は金具４
９．４９がカシメにより固定され、この取付は金具４９
．４９　がベルト取付は部１２．１２にそれぞれボルト
２１．２１　　及びすｙ　）　３１．３１を介して取付
けられた構造となっている。

尚、この第２実施例の構成において、前記第１実施例の
構成と同一部分については図面の符号を同一にしてその
説明を省略し、かつ作用についても第１実施例と同様に
なるので、その説明を省略する。

以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明
の具体的な構成はこの実施例に限定されるものではなく
、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても
本発明の技術的範囲に含まれる。

例えば、実施例ではフロアセンタにコンソールボックス
を設け、このコンソールボックスと座席との間の間隙に
インナベルトを通すようにした場合について説明したが
′、このコンソールボックスを具備しない自動車にも本
発明の取付は構造を適用することかでき、ただ本発明の
取付は構造は、実施例のように狭隘な間隙にインナベル
トを通すようにしたものに対して特に有効となる。

又、実施例ではシートベルトアンカを２個所で固定して
いるが、少なくとも２個所以上であればよい。

又、第２実施例のようにストークタイプのインナベルト
を取付ける場合、シートベルトアンカのベルト取付は部
とストーク下端の取付は金具を一体に成形してもよい。

（発明の効果） 以上説明してきたように、本発明の取付は構造にあって
は、左右のベルト取付は部が取付けベースを介して一体
に連結されているので、左右のベルト取付は部の間隔が
一定幅に固定され、しかも取付はベースは少なくとも２
箇所でフロアセンタに取（τ１けることにより、シート
ベルトアンカを正確な位置で正確な向きに位置決めする
ことができると共に、シートベル）　ｆｔ用時に引張力
が′作用してもまわり止めの機能をもつため、従来の１
個所で取付けた場合のように引張力が作用する方向と反
対側にシートベルトアンカが延設するようにし、フロア
に固定しなければならないといった取付は上の制約をう
けることがなく、狭いスペースを有効に使える向きに配
設でき、さらに所定の固定位置に強固に固定することが
でき、この結果、シートベルトアンカに取付けた左右イ
ンナベルトを正確に位置決めしながら同時に強固に固定
できるという効果が得られる。

またこれにより、インナベルトを座席とコンソールボッ
クスとの狭隘な間隙に通した場合でも、インナベルトが
座席やコンソールボックスに干渉することはなく、傷１
招十合ったり、異音を発生するといった不具合を防止で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第１実施例の取付は構造を示す正面断面
図、第２図は該取付は構造の側面図、第３図はシートベ
ルトアンカに対するインナベルトの取１寸は構造を示す
分解斜視図、第・１図は第２実施例の取付は構造を示す
正面図である。 １：シートベルトアン力 １１：取付はベース １２：ベルト取付は部 ２：ボルト（固定部材） ３：ナツト（固定部材） ４：インナベルト ６：左座席 ７：右座席 ８：フロアセンタ（車体フロア） ９：間隙

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）左座席と右座席の間の車体フロアにシートベルトア
   ンカが取付けられ、 該シートベルトアンカには、車体フロアに対する取付け
   ベースと、該取付けベースの両側に形成した左右のベル
   ト取付け部と、が一体に形成され、該シートベルトアン
   カの取付けベースは、固定部材により少なくとも２箇所
   で車体フロアに固定され、 かつシートベルトアンカの左右のベルト取付け部には、
   左右のインナベルトの下端がそれぞれ取付けられている
   ことを特徴とする自動車用シートベルトの取付け構造。