JPS6238801B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直管蛍光ランプ照明器具のエンドプレ
ート、更に詳しくは照明器具のハウジングの側端
に取着されると同時に直管蛍光ランプのソケツト
を保持するエンドプレートに関するものであつ
て、主な目的とするところは照明器具を組み立て
る際に使用する部品の点数を少くでき、しかも電
気接続をプレート上で集中的に行うことができる
直管蛍光ランプ照明器具のエンドプレートを提供
することである。

直管蛍光ランプに用いる従来のエンドプレート
は第１図ａ，ｂに示すように、金属製のソケツト
台２に夫々ランプソケツト３やグローソケツト１
７を夫々ねじ込みや圧入にて取付けられている。
ここで用いるランプソケツト３は複数の部品を組
み合せて構成されるものであつて、そのためエン
ドプレートを組み立てるには、ランプソケツト３
自体を組み立てることに加えてランプソケツト３
をソケツト台２に取付けることが必要であり、照
明器具の組み立てる際に使用する部品点数が多く
なるという問題があり、しかも、グローソケツト
１７とランプソケツト３とをリード線にて接続し
なければならず、電線の接続作業や配線処理など
に手間がかかる問題があつた。

本発明は上記の点に鑑みて為されたものであつ
て、以下図に示す実施例に基いて詳述する。図の
実施例にあつては二灯式の照明器具に用いるエン
ドプレートが示してあり、金属プレート４に合成
樹脂製の成形ブロツク５が金属プレート４を挾持
するようにして形成される。金属プレート４は鉄
板などの導電体で傾斜端部から支持板部２３を突
出した略台形で形成されており照明器具ハウジン
グのエンドプレートとなるものである。５は合成
樹脂で一体に成形された成形ブロツクであつて、
インジエクシヨン成形にて金属プレート４上へ同
時に成形され、金属プレート４の両端部の支持板
部２３に夫々成形ブロツク５両側のランプソケツ
ト受け部６が位置すると共に中央部の端子部７が
金属プレート４の略中央に固定され、ランプソケ
ツト受け部６と端子部７とが電路部８にて連続し
ている。また電路部８からゲート９を介して電路
キヤツプ１０が形成されている。ランプソケツト
受け部６は第２図および第３図ｃに示すように受
けばね端子１１とピン受け部１２とを内蔵するよ
うにしてピン受け部１２断面と同形の孔を有する
ソケツトキヤツプ１３を打込み鋲１４で取付ける
ことによりプラグソケツト３を形成している。ピ
ン受け部１２は係止底部２６を有する円柱体であ
つて、円柱体の上下方向には貫通孔であるピン挿
入孔２７が設けられており、そのピン挿入孔２７
に直管蛍光ランプのピンが挿入されて受けばね端
子１１の端部と直管蛍光ランプのピンとが電気接
続されるのである。端子部７から電路部８にかけ
ては夫々２条の導電体通路溝部２５が凹設される
とともに端子部７の中央にも導電体通路溝部２５
が凹設されている。１５は帯状の導電体であつて
第２図に示すように両端部にめ部２４を形成
し、一端が受けばね端子１１に電気接続されると
ともに他端が端子部７に収められるようにして電
路部８の導電体通路溝部２５に配置されている。
電路キヤツプ１０は電路部８と同形であり切り取
つて電路部８の上方を覆うのである。１７はグロ
ーソケツトであつて第３図ａに示すように合成樹
脂で形成されており金属プレート４の前端部から
前方へ突出している支持片１８上に前記成形ブロ
ツク５と同様にして同時成形されている。グロー
ソケツト１７は底面にグローランプのピンを挿入
するためのピン挿入孔２８を有するソケツト部１
９とキヤツプ片２０とから形成され、そのキヤツ
プ片２０はソケツト部１９の後端部から上方に突
設され背面から後方へグローソケツト端子２１が
突設されている。したがつて第３図ｂ，ｃに示す
ように支持片１８を上方へ直角に曲折することに
よつてグローソケツト１７が折り起こされ、グロ
ーソケツト端子２１が端子部７に収められている
帯状の導電体１５のめ部２４に電気接続される
とともに端子部７をキヤツプ片２０で塞ぐもので
ある。第４図は照明器具に本発明のエンドプレー
トを取付けられた図を示す。なお帯状の導電体１
５は第５図に示すように金属プレート４の成形ブ
ロツク５により一体成形される部分を打抜いて形
成してもよい。

第６図は他の実施例を示すもので金属プレート
４に第２図に示す電路部８および端子部７の導電
体通路溝部２５の位置に対応させて帯体の導電体
１５を打抜き形成する。帯体の導電体１５はその
両端部で接続片２２を介して金属プレート４と接
続されている。そして金属プレート４に同時成形
された成形ブロツク５の各ランプソケツト受け部
６基部及び端子部７に形成する開口窓３０に金属
プレート４の帯状の導電体１５の両端部と接続片
２２とが露出している。したがつて接続片２２を
これらの開口窓３０を通して切取つて金属プレー
ト４より電気的に切り離すと共に帯状の導電体１
５の両端部にめ部２４を形成することにより、
端子部７から電路部８にかけて夫々独立した電気
路を成形ブロツク５内に形成し、したがつて導電
体通路溝部２５を凹設する必要もなく、また帯体
の導電体１５を別体として形成する必要もないの
である。

本発明の特定発明は上述のように、照明器具の
ハウジング側端部に配備される金属プレート上に
夫々合成樹脂製のランプソケツト受け部及びグロ
ーソケツトが同時成形され、上記グローソケツト
より突出する端子片が、グローソケツトを金属プ
レートの一部と共に略直角に折り起こした時にラ
ンプソケツト受け部と一体に成形された端子部に
収めた導電体に電気接続されたものであり、金属
プレート上にランプソケツト受け部及びグローソ
ケツトが同時形成されていることにより、部品の
点数が少なくなり、しかもグローソケツトから突
出した端子片がランプソケツト受け部と一体に成
形された端子部の導電体に接続されることによ
り、グローソケツト及びランプソケツトの接続が
金属プレート上で行われて集中的な電気接続を行
うことができ、従来のようにランプソケツトとグ
ローソケツトとを分離したもののように多数本の
リード線を用いる必要がないとともに、組立も簡
単になり、しかもさらに部品点数を少なくできる
効果がある。

また、本発明の併合発明は、ランプソケツト受
け部と端子部及びこれらを結ぶ電路部が合成樹脂
にて一体に成形された成形ブロツクと、成形ブロ
ツクが同時成形されてこれが固着された金属プレ
ートと、ランプソケツト受け部に収められる受け
ばね端子と、電路部に収められて一端が受けばね
に電気接続されると共に他端が端子部に収められ
る帯状の導電体とで構成されているので、電路部
に帯状の導電体を収納することにより、一端がラ
ンプソケツト受け部に収められる受けばね端子と
電気接続されるとともに、他端が端子部に収めら
れることにより、集中的な電気接続が行われ、従
来のように多くのリード線を用いる必要がなく、
部品点数を少なくし、組立を簡単にすることがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは従来例を示す分解斜視図、第１図ｂ
は従来例を用いた直管蛍光ランプ照明器具を示す
縮小斜視図、第２図は本発明の一実施例を示す分
解斜視図、第３図ａ，ｂ，ｃはそれぞれ本発明の
一実施例を示す一部切欠斜視図、グローソケツト
を折り起こして端子部に収める状態をする動作説
明図、全体斜視図、第４図は本発明の一実施例を
用いた直管蛍光ランプ照明器具の一部切欠せる縮
小斜視図、第５図は本発明の一実施例の金属プレ
ートを示す斜視図、第６図は本発明の他の実施例
を示す正面図であつて、４は金属プレート、５は
成形ブロツク、６はランプソケツト受け部、７は
端子部、８は電路部、１１は受けばね端子、１５
は帯状の導電体である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 照明器具のハウジング側端部に配備される金
   属プレート上に夫々合成樹脂製のランプソケツト
   受け部及びグローソケツトが同時成形され、上記
   グローソケツトより突出する端子片が、グローソ
   ケツトを金属プレートの一部と共に略直角に折り
   起こした時にランプソケツト受け部と一体に成形
   された端子部に収めた導電体に電気接続されるこ
   とを特徴とする直管蛍光ランプ照明器具のエンド
   プレート。 ２ ランプソケツト受け部と端子部及びこれらを
   結ぶ電路部が合成樹脂にて一体に成形された成形
   ブロツクと、成形ブロツクが同時成形されてこれ
   が固着された金属プレートと、ランプソケツト受
   け部に収められる受けばね端子と、電路部に収め
   られて一端が受けばねに電気接続されると共に他
   端が端子部に収められる帯状の導電体とで構成さ
   れることを特徴とする直管蛍光ランプ照明器具の
   エンドプレート。 ３ 金属プレートは導電材料であり、金属プレー
   トの一部に前記導電体が切取り可能に形成された
   ことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の直
   管蛍光ランプ照明器具のエンドプレート。