JPS6238328Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6238328Y2 JPS6238328Y2 JP1981123358U JP12335881U JPS6238328Y2 JP S6238328 Y2 JPS6238328 Y2 JP S6238328Y2 JP 1981123358 U JP1981123358 U JP 1981123358U JP 12335881 U JP12335881 U JP 12335881U JP S6238328 Y2 JPS6238328 Y2 JP S6238328Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- high frequency
- audio amplifier
- circuit
- output
- protection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 9
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
- 230000003685 thermal hair damage Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は音声増幅器の保護回路、特に過大出
力から増幅器を保護するものに関する。
力から増幅器を保護するものに関する。
音声増幅器では、過大出力時にトランジスタ等
の素子が破壊されるのを防止するため、過大出力
時に例えば負荷を切離するような保護回路が必要
である。そこで従来は、ある値以上のコレクタ電
流あるいはコレクタ損失を検出して増幅器の動
作、特にその出力動作を制御するような保護回路
が使用されていた。しかしながら、従来のこの種
の保護回路は、単に出力回路にて検出される電
圧、電流レベルの大小だけを基準にして動作する
ものであつたため、比較的損失の少ない低周波領
域では素子等の波壊の恐れがないうちに保護動作
が行なわれてしまう一方、電圧、電流レベルは小
さいが素子等における損失が増大する高周波領域
では保護動作が行なわれないという不都合があつ
た。
の素子が破壊されるのを防止するため、過大出力
時に例えば負荷を切離するような保護回路が必要
である。そこで従来は、ある値以上のコレクタ電
流あるいはコレクタ損失を検出して増幅器の動
作、特にその出力動作を制御するような保護回路
が使用されていた。しかしながら、従来のこの種
の保護回路は、単に出力回路にて検出される電
圧、電流レベルの大小だけを基準にして動作する
ものであつたため、比較的損失の少ない低周波領
域では素子等の波壊の恐れがないうちに保護動作
が行なわれてしまう一方、電圧、電流レベルは小
さいが素子等における損失が増大する高周波領域
では保護動作が行なわれないという不都合があつ
た。
ここで、拡声用増幅器等においては、そこで必
要とする増幅周波数領域は、第1図に示す如く、
ある範囲内の可聴周波数領域であつて(図の左側
部分)、それよりも高い高周波の周波数領域(図
の右側斜線部分)は必要としない。しかしなが
ら、使用状態によつては、例えば大出力による出
力飽和や低域と高域との重畳による飽和、異常入
力等によつて、それらの高周波成分等による高周
波領域への出力が生じることも多い。このような
高周波成分は、増幅器に使用されているトランジ
スタの内部接合間静容量等による寄生発振等の異
常動作の原因となりやすく、これにより例えばト
ランジスタ、特に終段出力トランジスタは短時間
に熱的破損に至る場合が多い。従つて、音声増幅
器を過大出力から保護するためには、単にその出
力電圧、電流の各レベルを一律に監視するだけで
は不十分であつて、比較的損失の小さい低周波領
域では保護動作を行なうときの電圧、電流レベル
の基準を高く設定する一方、トランジスタ等の素
子の損失が大きくなる高周波領域では比較的小さ
な電圧、電流レベルでも保護動作が行なわれるよ
うに設定しなければならない。ところが、従来の
保護回路は、その動作が行われるときの電圧、電
流レベルが一律に定められているため、不要なと
きに動作してしまつたり、あるいは保護が必要な
ときに動作しなかつたりする不都合があつたので
ある。
要とする増幅周波数領域は、第1図に示す如く、
ある範囲内の可聴周波数領域であつて(図の左側
部分)、それよりも高い高周波の周波数領域(図
の右側斜線部分)は必要としない。しかしなが
ら、使用状態によつては、例えば大出力による出
力飽和や低域と高域との重畳による飽和、異常入
力等によつて、それらの高周波成分等による高周
波領域への出力が生じることも多い。このような
高周波成分は、増幅器に使用されているトランジ
スタの内部接合間静容量等による寄生発振等の異
常動作の原因となりやすく、これにより例えばト
ランジスタ、特に終段出力トランジスタは短時間
に熱的破損に至る場合が多い。従つて、音声増幅
器を過大出力から保護するためには、単にその出
力電圧、電流の各レベルを一律に監視するだけで
は不十分であつて、比較的損失の小さい低周波領
域では保護動作を行なうときの電圧、電流レベル
の基準を高く設定する一方、トランジスタ等の素
子の損失が大きくなる高周波領域では比較的小さ
な電圧、電流レベルでも保護動作が行なわれるよ
うに設定しなければならない。ところが、従来の
保護回路は、その動作が行われるときの電圧、電
流レベルが一律に定められているため、不要なと
きに動作してしまつたり、あるいは保護が必要な
ときに動作しなかつたりする不都合があつたので
ある。
この考案は前述した従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、比較的大きな損失をもた
らす高周波領域において増幅器を確実に保護する
ことができる一方、損失の少ない低周波領域にお
いて保護動作が不必要に行なわれてしまうことを
防止できるようにし、これにより適切な保護動作
が行なえるとともに、増幅器の正常な動作が妨げ
られないようにした音声増幅器の保護回路を提供
することにある。
たもので、その目的は、比較的大きな損失をもた
らす高周波領域において増幅器を確実に保護する
ことができる一方、損失の少ない低周波領域にお
いて保護動作が不必要に行なわれてしまうことを
防止できるようにし、これにより適切な保護動作
が行なえるとともに、増幅器の正常な動作が妨げ
られないようにした音声増幅器の保護回路を提供
することにある。
上記目的を達成するために、この考案は、音声
増幅器の出力信号から高周波成分を検出する高周
波検出回路を有し、この検出回路で検出された高
周波成分が一定レベルを越えたときに上記音声増
幅器の動作を制御するようにしたことを特徴とす
る。
増幅器の出力信号から高周波成分を検出する高周
波検出回路を有し、この検出回路で検出された高
周波成分が一定レベルを越えたときに上記音声増
幅器の動作を制御するようにしたことを特徴とす
る。
以下、図面に基づいてこの考案の好適な実施例
を説明する。
を説明する。
第2図はこの考案に係る音声増幅器10の保護
回路の一実施例を示す。同図において、音声増幅
器10の出力と出力端子14との間には、リレー
16の接点12が直列に介在している。増幅器1
0の出力の一部は高周波検出回路18に入力され
る。この高周波検出回路18は、上記増幅器10
の出力信号中に含まれる高周波成分が予め設定さ
れたレベルを越えたときに上記リレー16の動作
状態を変え、その接点12を開かせる。このと
き、接点12を常開接点とするとともに、リレー
16を高周波検出回路18の検出出力によつて非
能動状態に設定するように構成すれば、いわゆる
フエイルセーフを行なわせることができる。第3
図はそのように構成された保護回路のさらに具体
的な実施例を示す。第3図に示す回路において、
先ず、上記音声増幅器10の出力信号の一部は、
高周波検出回路18の入力端子20に入力され
る。この入力信号はコンデンサ22と抵抗24に
よる微分回路によつて高周波成分が抽出される。
抽出された高周波成分は、その正電位側成分が抵
抗26、ダイオード検波器28を経てコンデンサ
30に充電される。また、負電位側成分は抵抗3
2、ダイオード検波器34を経てコンデンサ36
に充電される。高周波成分が持続入力されている
と、各コンデンサ30,36の充電電位が上昇
し、これによりトランジスタ38または40が導
通駆動される。これにより、ミユーテイング回路
48のコンデンサ42が放電され、トランジスタ
44および46はそのベース電流が断たれて非導
通化される。これにより、リレー16が駆動電流
を失ない、その常開接点が開いて、音声増幅器の
出力が負荷から切離なされて開放され、該音声増
幅器が保護される。すなわち、上記増幅器10の
動作が制御されて該増幅器10が保護される。
回路の一実施例を示す。同図において、音声増幅
器10の出力と出力端子14との間には、リレー
16の接点12が直列に介在している。増幅器1
0の出力の一部は高周波検出回路18に入力され
る。この高周波検出回路18は、上記増幅器10
の出力信号中に含まれる高周波成分が予め設定さ
れたレベルを越えたときに上記リレー16の動作
状態を変え、その接点12を開かせる。このと
き、接点12を常開接点とするとともに、リレー
16を高周波検出回路18の検出出力によつて非
能動状態に設定するように構成すれば、いわゆる
フエイルセーフを行なわせることができる。第3
図はそのように構成された保護回路のさらに具体
的な実施例を示す。第3図に示す回路において、
先ず、上記音声増幅器10の出力信号の一部は、
高周波検出回路18の入力端子20に入力され
る。この入力信号はコンデンサ22と抵抗24に
よる微分回路によつて高周波成分が抽出される。
抽出された高周波成分は、その正電位側成分が抵
抗26、ダイオード検波器28を経てコンデンサ
30に充電される。また、負電位側成分は抵抗3
2、ダイオード検波器34を経てコンデンサ36
に充電される。高周波成分が持続入力されている
と、各コンデンサ30,36の充電電位が上昇
し、これによりトランジスタ38または40が導
通駆動される。これにより、ミユーテイング回路
48のコンデンサ42が放電され、トランジスタ
44および46はそのベース電流が断たれて非導
通化される。これにより、リレー16が駆動電流
を失ない、その常開接点が開いて、音声増幅器の
出力が負荷から切離なされて開放され、該音声増
幅器が保護される。すなわち、上記増幅器10の
動作が制御されて該増幅器10が保護される。
このように、回路保護を行うために、高周波成
分を微分回路にて検出し、更に高周波成分中の正
電位側成分と負電位側成分とを別個の保護トラン
ジスタによつて保護作用に供するようにしたこと
により、正電位及び負電位のいずれの側に対して
も確実に一定値を越えた高周波成分の発生時に回
路遮断が行われる。
分を微分回路にて検出し、更に高周波成分中の正
電位側成分と負電位側成分とを別個の保護トラン
ジスタによつて保護作用に供するようにしたこと
により、正電位及び負電位のいずれの側に対して
も確実に一定値を越えた高周波成分の発生時に回
路遮断が行われる。
すなわち、高周波回路の場合、その直流成分の
シフトにより音声増幅器の入力は正側及び負側に
しばしば偏倚され、この結果、正電位または負電
位の一方のみを監視して保護作用を行つている場
合、前記直流成分の偏倚が生じた場合には保護回
路が作動しない場合があり、増幅トランジスタが
容易に熱破壊を生じてしまうという問題があり、
正電位側及び負電位側の両者に対して保護を行う
必要がある。
シフトにより音声増幅器の入力は正側及び負側に
しばしば偏倚され、この結果、正電位または負電
位の一方のみを監視して保護作用を行つている場
合、前記直流成分の偏倚が生じた場合には保護回
路が作動しない場合があり、増幅トランジスタが
容易に熱破壊を生じてしまうという問題があり、
正電位側及び負電位側の両者に対して保護を行う
必要がある。
なお、上記実施例では、増幅器10の保護を、
その増幅器10の出力回路をリレー16によるス
イツチング手段によつて遮断することにより行な
うようにしていたが、このような出力開放のみな
らず、例えば音声増幅器2の入力レベルの抑制、
波器の挿入等によつて増幅器10の動作を制御
するようにしても、所期の目的は達成される。
その増幅器10の出力回路をリレー16によるス
イツチング手段によつて遮断することにより行な
うようにしていたが、このような出力開放のみな
らず、例えば音声増幅器2の入力レベルの抑制、
波器の挿入等によつて増幅器10の動作を制御
するようにしても、所期の目的は達成される。
以上のように、この考案による音声増幅器の保
護回路は、出力信号から検出される高周波分に基
づいて動作するものであり、これにより確実な保
護動作が得られるとともに、不必要な保護動作が
行なわれていて増幅器の正常な動作が妨げられる
という恐れもなく、しかもその構成が簡単である
といつた利点を有する。
護回路は、出力信号から検出される高周波分に基
づいて動作するものであり、これにより確実な保
護動作が得られるとともに、不必要な保護動作が
行なわれていて増幅器の正常な動作が妨げられる
という恐れもなく、しかもその構成が簡単である
といつた利点を有する。
第1図は音声増幅器の動作周波数領域とこの考
案による保護回路の動作領域を示す概念図、第2
図はこの考案による保護回路の一実施例を示すブ
ロツク回路図、第3図は第2図をさらに具体化し
た実施例を示す回路図である。 各図中同一部材には同一符号を付し、10は音
声増幅器、12は常閉接点、14は出力端子、1
6はリレー、18は高周波検出回路、48はミユ
ーテイング回路である。
案による保護回路の動作領域を示す概念図、第2
図はこの考案による保護回路の一実施例を示すブ
ロツク回路図、第3図は第2図をさらに具体化し
た実施例を示す回路図である。 各図中同一部材には同一符号を付し、10は音
声増幅器、12は常閉接点、14は出力端子、1
6はリレー、18は高周波検出回路、48はミユ
ーテイング回路である。
Claims (1)
- 音声増幅器に高周波成分を検出する高周波検出
回路を設け、前記音声増幅器を制御し、該高周波
検出回路は、音声増幅器の出力信号から高周波成
分を検出する微分回路部と、前記検出された高周
波成分の正電位側成分及び負電位側成分にそれぞ
れ対応して音声増幅器の出力回路を遮断する保護
回路と、からなり、前記保護回路部は、微分回路
部の出力に順方向接続されたダイオードを介して
接続されたコンデンサと該コンデンサの充電電位
によつて遮断制御される正電位側保護トランジス
タと、微分回路部の出力に逆方向接続されたダイ
オードを介して接続されたコンデンサと該コンデ
ンサの充電電位によつて遮断制御される負電位側
保護トランジスタと、の並列回路を含むことを特
徴とする音声増幅器の保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12335881U JPS5828420U (ja) | 1981-08-20 | 1981-08-20 | 音声増幅器の保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12335881U JPS5828420U (ja) | 1981-08-20 | 1981-08-20 | 音声増幅器の保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5828420U JPS5828420U (ja) | 1983-02-24 |
JPS6238328Y2 true JPS6238328Y2 (ja) | 1987-09-30 |
Family
ID=29917261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12335881U Granted JPS5828420U (ja) | 1981-08-20 | 1981-08-20 | 音声増幅器の保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5828420U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6268013A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-27 | 矢崎総業株式会社 | 自動車用配線装置 |
JPH0736432Y2 (ja) * | 1988-07-05 | 1995-08-16 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱におけるタブ端子の取出構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016582U (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-21 |
-
1981
- 1981-08-20 JP JP12335881U patent/JPS5828420U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016582U (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5828420U (ja) | 1983-02-24 |
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