JPS6237963Y2 - - Google Patents
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- JPS6237963Y2 JPS6237963Y2 JP7306580U JP7306580U JPS6237963Y2 JP S6237963 Y2 JPS6237963 Y2 JP S6237963Y2 JP 7306580 U JP7306580 U JP 7306580U JP 7306580 U JP7306580 U JP 7306580U JP S6237963 Y2 JPS6237963 Y2 JP S6237963Y2
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- Japan
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- cushion cylinder
- cylinder
- liquid feeding
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 14
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims 16
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は往復動ポンプに係り、プランジヤのス
トロークと押圧力を流体圧クツシヨンシリンダに
よつて無段階かつ連続的に変更することによつて
ポンプ吐出圧力及び吐出量を変化すべく構成した
ポンプの細部に関する。
トロークと押圧力を流体圧クツシヨンシリンダに
よつて無段階かつ連続的に変更することによつて
ポンプ吐出圧力及び吐出量を変化すべく構成した
ポンプの細部に関する。
従来、所謂プランジヤポンプと呼ばれるものに
おいて設定圧力を調節する場合、流体の吐出回路
に設けた圧力調整弁から設定圧力を超える分の流
体をリリーフさせて外部へ放出するものが多い。
一方、容量の調節においてはクランク軸の偏心量
を変えることによつて調節したり、ポンプの回転
数を調節したり、プランジヤの径を変えることに
よつて調節する方法が用いられている。しかしな
がら、前記せる従来の方法では機構的に複雑にな
つたり、操作が煩雑であつたり、徒に無用の動力
を費やすものであり、安定した吐出量が得難い等
の欠点を有していた。
おいて設定圧力を調節する場合、流体の吐出回路
に設けた圧力調整弁から設定圧力を超える分の流
体をリリーフさせて外部へ放出するものが多い。
一方、容量の調節においてはクランク軸の偏心量
を変えることによつて調節したり、ポンプの回転
数を調節したり、プランジヤの径を変えることに
よつて調節する方法が用いられている。しかしな
がら、前記せる従来の方法では機構的に複雑にな
つたり、操作が煩雑であつたり、徒に無用の動力
を費やすものであり、安定した吐出量が得難い等
の欠点を有していた。
そこで本願出願人において、これらの従来の欠
点を解消すべく、構造簡単かつ圧力及び容量を容
易に変更し得る圧力・容量調節機構を具えた往復
動ポンプを発明し既に出願した。すなわち駆動軸
とプランジヤとの間にプランジヤのストロークを
吸収可能となした流体圧クツシヨンシリンダを設
けて該クツシヨンシリンダに供給される流体圧力
を調節することによつてポンプ吐出圧力と吐出量
を同時に調節可能に成したものである。
点を解消すべく、構造簡単かつ圧力及び容量を容
易に変更し得る圧力・容量調節機構を具えた往復
動ポンプを発明し既に出願した。すなわち駆動軸
とプランジヤとの間にプランジヤのストロークを
吸収可能となした流体圧クツシヨンシリンダを設
けて該クツシヨンシリンダに供給される流体圧力
を調節することによつてポンプ吐出圧力と吐出量
を同時に調節可能に成したものである。
本考案は、前出願装置の細部に関するもので詳
細には流体圧発生装置と流体圧クツシヨンシリン
ダとを連結する連結機構に関するものである。
細には流体圧発生装置と流体圧クツシヨンシリン
ダとを連結する連結機構に関するものである。
本考案を図示の実施例により説明する。
第1図は本考案に関連する往復動ポンプの基本
原理を示す図で、1はポンプ装置、2はクランク
軸、3は一端は該クランク軸2に回転自在に枢着
されたコネクテイングロツドで、その他端はクロ
スヘツド4に回転自在に枢着されている。クロス
ヘツド4はベース5上に固設された支承部材6に
軸方向に摺動自在に貫装されてクランク軸2及び
コネクテイングロツド3を介して往復動可能であ
ると共にその先端側にはピストンロツド7が一体
に延設されて端部に所定加圧断面積を有するピス
トン8が設けられている。
原理を示す図で、1はポンプ装置、2はクランク
軸、3は一端は該クランク軸2に回転自在に枢着
されたコネクテイングロツドで、その他端はクロ
スヘツド4に回転自在に枢着されている。クロス
ヘツド4はベース5上に固設された支承部材6に
軸方向に摺動自在に貫装されてクランク軸2及び
コネクテイングロツド3を介して往復動可能であ
ると共にその先端側にはピストンロツド7が一体
に延設されて端部に所定加圧断面積を有するピス
トン8が設けられている。
9はピストン8と該ピストン8を摺接自在に内
装しかつ先端にプランジヤ10を連設したクツシ
ヨンシリンダ11とよりなるシリンダ・ピストン
装置12と、該シリンダ・ピストン装置12の吐
出ヘツド20側に送油管13を介して連通配設さ
れた油圧発生装置14及び蓄圧器15とからなる
緩衝機構で、蓄圧器15の容積はシリンダ室16
の容積より極めて大となるように形成され、ピス
トン8の後端面17はクツシヨンシリンダ内壁後
端面18に当接自在に構成されている。19はシ
リンダ室16と送油管13を連通する通孔であ
る。
装しかつ先端にプランジヤ10を連設したクツシ
ヨンシリンダ11とよりなるシリンダ・ピストン
装置12と、該シリンダ・ピストン装置12の吐
出ヘツド20側に送油管13を介して連通配設さ
れた油圧発生装置14及び蓄圧器15とからなる
緩衝機構で、蓄圧器15の容積はシリンダ室16
の容積より極めて大となるように形成され、ピス
トン8の後端面17はクツシヨンシリンダ内壁後
端面18に当接自在に構成されている。19はシ
リンダ室16と送油管13を連通する通孔であ
る。
10はクツシヨンシリンダ11の先端中央部に
一体に連設された所定の加圧断面積を有するプラ
ンジヤ、20はベース5上所定位置に固設された
上記プランジヤ10を摺動自在に嵌合支承する吐
出ヘツド、21はパツキング、22は吐出ヘツド
20に連結された吐出回路である。
一体に連設された所定の加圧断面積を有するプラ
ンジヤ、20はベース5上所定位置に固設された
上記プランジヤ10を摺動自在に嵌合支承する吐
出ヘツド、21はパツキング、22は吐出ヘツド
20に連結された吐出回路である。
第2図は本考案の好適な実施例であつて、31
はクツシヨンシリンダ11に固定された摺動箱で
通孔19によつてシリンダ室16に連通する蓄油
室32を有する。33は送油棒で摺動箱を貫通し
て装置され、パツキング34及び35に摺接して
蓄油室32を密閉すると共に一端側から送油穴3
6を穿設し、通孔37によつて蓄油室32に連通
せしめる一方、端部は支承部材6に設けた油路3
8に連通すべく係止されている。
はクツシヨンシリンダ11に固定された摺動箱で
通孔19によつてシリンダ室16に連通する蓄油
室32を有する。33は送油棒で摺動箱を貫通し
て装置され、パツキング34及び35に摺接して
蓄油室32を密閉すると共に一端側から送油穴3
6を穿設し、通孔37によつて蓄油室32に連通
せしめる一方、端部は支承部材6に設けた油路3
8に連通すべく係止されている。
次に本考案における作用及び効果について説明
する。
する。
先ず原動機(図示せず)を駆動してクランク軸
2を回転せしめる。この時、シリンダ室16、通
孔19、送油管13、蓄圧器15から成る緩衝回
路内の圧力は、大気圧乃至はそれと同程度の低い
圧力に保たれていると共に、蓄圧器15の容量が
シリンダ室16の容量に比べて、極めて大きく、
シリンダ室16の容量を全て収納しても、緩衝回
路内の圧力が極くわずかしか変動しない様に構成
されていることと相俟つて、吐出回路22が閉塞
されていても、クランク軸2は極めて軽微な負荷
で運転することができる。原動機乃至はクランク
軸2が定常回転に達すると、油圧発生装置14を
起動せしめて、緩衝回路内の油圧を所望圧力まで
昇圧し、次いで緩衝回路との連結を遮断して油圧
発生装置14を停止する。ここで、油圧発生装置
14は、緩衝回路内を昇圧するだけで、ポンプ装
置1の容量には関与しないため、極く小容量の装
置で良い。緩衝回路内が昇圧されてからは、クラ
ンク軸2の回転によつて、コネクテイングロツド
3、クロスヘツド4を介してクロスヘツド4の延
長部に設けたピストン8は前後に往復運動する
際、圧縮行程においては、緩衝回路内の圧力に抗
して前進し、シリンダ室16内の油を蓄圧器15
に圧入するため、圧力;P、容量;Vの油を押し
のける仕事;W=P×Vを成すことになる。
2を回転せしめる。この時、シリンダ室16、通
孔19、送油管13、蓄圧器15から成る緩衝回
路内の圧力は、大気圧乃至はそれと同程度の低い
圧力に保たれていると共に、蓄圧器15の容量が
シリンダ室16の容量に比べて、極めて大きく、
シリンダ室16の容量を全て収納しても、緩衝回
路内の圧力が極くわずかしか変動しない様に構成
されていることと相俟つて、吐出回路22が閉塞
されていても、クランク軸2は極めて軽微な負荷
で運転することができる。原動機乃至はクランク
軸2が定常回転に達すると、油圧発生装置14を
起動せしめて、緩衝回路内の油圧を所望圧力まで
昇圧し、次いで緩衝回路との連結を遮断して油圧
発生装置14を停止する。ここで、油圧発生装置
14は、緩衝回路内を昇圧するだけで、ポンプ装
置1の容量には関与しないため、極く小容量の装
置で良い。緩衝回路内が昇圧されてからは、クラ
ンク軸2の回転によつて、コネクテイングロツド
3、クロスヘツド4を介してクロスヘツド4の延
長部に設けたピストン8は前後に往復運動する
際、圧縮行程においては、緩衝回路内の圧力に抗
して前進し、シリンダ室16内の油を蓄圧器15
に圧入するため、圧力;P、容量;Vの油を押し
のける仕事;W=P×Vを成すことになる。
一方、吸入行程においては、緩衝回路内の圧力
によつてピストン8が押し戻され、圧縮行程とは
逆に仕事;W=P×Vを受けることになる。圧
力;Pは前記の通り、蓄圧器15の容積がシリン
ダ室16の容積に比べて極めて大きく構成されて
いるため、圧縮行程の始点と終点乃至は吸入行程
の始点と終点における差は極めて小さいものであ
る。
によつてピストン8が押し戻され、圧縮行程とは
逆に仕事;W=P×Vを受けることになる。圧
力;Pは前記の通り、蓄圧器15の容積がシリン
ダ室16の容積に比べて極めて大きく構成されて
いるため、圧縮行程の始点と終点乃至は吸入行程
の始点と終点における差は極めて小さいものであ
る。
吐出回路22が開かれて所定量の吐出がある
と、吐出量に応じてプランジヤ10が往復動す
る、すなわちクツシヨンシリンダ11、プランジ
ヤ10、摺動箱31が一体となつて往復動するも
のである。いまプランジヤ10が最水ストローク
で往復動している場合、クツシヨンシリンダ11
とピストン8との間に相対的に移動がなくシリン
ダ室16の圧油は充満されたままで出入りは無
い。ところが吐出回路22においてノズル装置
(図示せず)などによつて吐出量が制限された場
合、吐出量に応じた分だけプランジヤ10が前進
して流体を吐出回路22から吐出せしめ、吐出量
以上のストロークはピストン8がクツシヨンシリ
ンダ11内を前進してシリンダ室16内の圧油を
蓄圧器15内へ送入することによつてクツシヨン
シリンダ11に吸収されるものである。このよう
にピストン8とプランジヤ10すなわちクツシヨ
ンシリンダ11との間に相対的な移動がある場
合、すなわち圧縮行程で、クロスヘツド4に設け
たピストン8はクランク軸2の回転によつて前進
運動するが、ここでポンプ装置1の構成上、吐出
回路22乃至は吐出ヘツド20内の圧力とプラン
ジヤの加圧断面積との積とシリンダ室16の圧力
とピストン8の加圧断面積との積が常に平衡する
ように作動するのであるが、吐出回路22が絞ら
れて、吐出容量がプランジヤ10の全行程容量よ
りも小さい場合は、クロスヘツド4すなわちピス
トン8の前進速度よりもプランジヤ10すなわち
クツシヨンシリンダ11の前進速度が遅くなり、
ピストン8はクツシヨンシリンダ11との速度差
で相対的にクツシヨンシリンダ11内を摺動し、
それによつて押しのけられたシリンダ室16の油
は通孔19、蓄油室32、通孔37、送油穴3
6、油路38、送油管13を経て蓄圧器15に圧
入される。クツシヨンシリンダ11が前進する
と、摺動箱31も一体的に前進するもので、送油
棒33にガイドされて好適に摺動する。吸入行程
においては、緩衝回路内の圧力によつてピストン
8は押圧されてクツシヨンシリンダ11内を後退
するが、この時、圧縮行程においてピストン8が
クツシヨンシリンダ11内を前進した距離の間は
クツシヨンシリンダ11は停止したままであり、
クツシヨンシリンダ11内をピストン8のみが移
動するものである。そして、ピストン後端面17
がシリンダ後端面18に当接してからは、クラン
ク軸2の回転によつてクロスヘツド4を後退せし
め、ピストン8、クツシヨンシリンダ11を介し
てプランジヤ10を後退せしめるものであり、プ
ランジヤ10は必要最少限のストロークのみ往復
動することになる。そしてクツシヨンシリンダ1
1の後退と一体的に送油棒33にガイドされた摺
動箱31も後退する。送油棒33に穿設した通孔
37はクツシヨンシリンダ11が最大ストローク
で移動しても摺動箱31内の蓄油室32に常に連
通すべく所定位置に設けられているため、摺動箱
31がクツシヨンシリンダ11と共に移動しても
シリンダ室16は常に蓄圧器15に連通している
ものである。ここで、複数組のポンプ装置を位相
をずらして並列配置した場合、前記したと同様の
作用により、実質的に要する動力はプランジヤ1
0の行程に要する動力のみであり、ピストン8の
シリンダ11内における移動は互いに補償され、
消費動力には関与しないものである。
と、吐出量に応じてプランジヤ10が往復動す
る、すなわちクツシヨンシリンダ11、プランジ
ヤ10、摺動箱31が一体となつて往復動するも
のである。いまプランジヤ10が最水ストローク
で往復動している場合、クツシヨンシリンダ11
とピストン8との間に相対的に移動がなくシリン
ダ室16の圧油は充満されたままで出入りは無
い。ところが吐出回路22においてノズル装置
(図示せず)などによつて吐出量が制限された場
合、吐出量に応じた分だけプランジヤ10が前進
して流体を吐出回路22から吐出せしめ、吐出量
以上のストロークはピストン8がクツシヨンシリ
ンダ11内を前進してシリンダ室16内の圧油を
蓄圧器15内へ送入することによつてクツシヨン
シリンダ11に吸収されるものである。このよう
にピストン8とプランジヤ10すなわちクツシヨ
ンシリンダ11との間に相対的な移動がある場
合、すなわち圧縮行程で、クロスヘツド4に設け
たピストン8はクランク軸2の回転によつて前進
運動するが、ここでポンプ装置1の構成上、吐出
回路22乃至は吐出ヘツド20内の圧力とプラン
ジヤの加圧断面積との積とシリンダ室16の圧力
とピストン8の加圧断面積との積が常に平衡する
ように作動するのであるが、吐出回路22が絞ら
れて、吐出容量がプランジヤ10の全行程容量よ
りも小さい場合は、クロスヘツド4すなわちピス
トン8の前進速度よりもプランジヤ10すなわち
クツシヨンシリンダ11の前進速度が遅くなり、
ピストン8はクツシヨンシリンダ11との速度差
で相対的にクツシヨンシリンダ11内を摺動し、
それによつて押しのけられたシリンダ室16の油
は通孔19、蓄油室32、通孔37、送油穴3
6、油路38、送油管13を経て蓄圧器15に圧
入される。クツシヨンシリンダ11が前進する
と、摺動箱31も一体的に前進するもので、送油
棒33にガイドされて好適に摺動する。吸入行程
においては、緩衝回路内の圧力によつてピストン
8は押圧されてクツシヨンシリンダ11内を後退
するが、この時、圧縮行程においてピストン8が
クツシヨンシリンダ11内を前進した距離の間は
クツシヨンシリンダ11は停止したままであり、
クツシヨンシリンダ11内をピストン8のみが移
動するものである。そして、ピストン後端面17
がシリンダ後端面18に当接してからは、クラン
ク軸2の回転によつてクロスヘツド4を後退せし
め、ピストン8、クツシヨンシリンダ11を介し
てプランジヤ10を後退せしめるものであり、プ
ランジヤ10は必要最少限のストロークのみ往復
動することになる。そしてクツシヨンシリンダ1
1の後退と一体的に送油棒33にガイドされた摺
動箱31も後退する。送油棒33に穿設した通孔
37はクツシヨンシリンダ11が最大ストローク
で移動しても摺動箱31内の蓄油室32に常に連
通すべく所定位置に設けられているため、摺動箱
31がクツシヨンシリンダ11と共に移動しても
シリンダ室16は常に蓄圧器15に連通している
ものである。ここで、複数組のポンプ装置を位相
をずらして並列配置した場合、前記したと同様の
作用により、実質的に要する動力はプランジヤ1
0の行程に要する動力のみであり、ピストン8の
シリンダ11内における移動は互いに補償され、
消費動力には関与しないものである。
このような作用をなすものであるから、摺動箱
31と送油棒33とを本考案のごとく構成するこ
とによつて、送油棒33に対する蓄油室32内の
油圧力をバランスさせることができるため、送油
棒33に対する摺動箱31の移動はパツキング3
4及び35による摺動抵抗のみの極めて軽負荷で
作動可能であり、更に送油棒33の一端を吐出ヘ
ツド20に固定すればクツシヨンシリンダ11の
ガイドとして有効に作用し得るものである。一
方、第3図に示す実施例においては、クツシヨン
シリンダ11に一体的に固設された送油棒33
は、クツシヨンシリンダ11と一体的に往復動
し、かつポンプ本体に固設した摺動箱31に貫通
摺動するもので、シリンダ室16の圧油は送油棒
33に穿設した送油穴36を通して油圧発生装置
14及び蓄圧器15に連通しているものであり、
第2図に示す実施例と同様、好適にその効果を発
揮し得るものである。
31と送油棒33とを本考案のごとく構成するこ
とによつて、送油棒33に対する蓄油室32内の
油圧力をバランスさせることができるため、送油
棒33に対する摺動箱31の移動はパツキング3
4及び35による摺動抵抗のみの極めて軽負荷で
作動可能であり、更に送油棒33の一端を吐出ヘ
ツド20に固定すればクツシヨンシリンダ11の
ガイドとして有効に作用し得るものである。一
方、第3図に示す実施例においては、クツシヨン
シリンダ11に一体的に固設された送油棒33
は、クツシヨンシリンダ11と一体的に往復動
し、かつポンプ本体に固設した摺動箱31に貫通
摺動するもので、シリンダ室16の圧油は送油棒
33に穿設した送油穴36を通して油圧発生装置
14及び蓄圧器15に連通しているものであり、
第2図に示す実施例と同様、好適にその効果を発
揮し得るものである。
これを従来のものと比較すると、第4図に示す
ように可撓管13′を用いたものにおいては、繰
り返し屈曲によつて可撓管13′が早期破損を来
たし、第5図及び第6図に示す方式においては、
送油棒33′に作用する油圧力によつてクツシヨ
ンシリンダ11が常に前方に押圧されるように力
が作用するため後退時に無用の動力を要し、ある
いは、プランジヤ10と送油棒33′の力の作用
線が異なるため、ピストン8とクツシヨンシリン
ダ11やプランジヤ10とパツキング21との間
の摺動抵抗が大きくなり、更には、本ポンプ装置
の増圧比がピストン8の受圧面積とシリンダ室1
6の圧力対プランジヤ10の受圧面積と吐出回路
22の圧力の比であるのに対して、第5図及び第
6図の装置においては送油棒33′の有効受圧面
積が増圧比に影響を及ぼすものであるが、本考案
の装置によれば、これらの従来の欠点を全て解消
し得たものである。
ように可撓管13′を用いたものにおいては、繰
り返し屈曲によつて可撓管13′が早期破損を来
たし、第5図及び第6図に示す方式においては、
送油棒33′に作用する油圧力によつてクツシヨ
ンシリンダ11が常に前方に押圧されるように力
が作用するため後退時に無用の動力を要し、ある
いは、プランジヤ10と送油棒33′の力の作用
線が異なるため、ピストン8とクツシヨンシリン
ダ11やプランジヤ10とパツキング21との間
の摺動抵抗が大きくなり、更には、本ポンプ装置
の増圧比がピストン8の受圧面積とシリンダ室1
6の圧力対プランジヤ10の受圧面積と吐出回路
22の圧力の比であるのに対して、第5図及び第
6図の装置においては送油棒33′の有効受圧面
積が増圧比に影響を及ぼすものであるが、本考案
の装置によれば、これらの従来の欠点を全て解消
し得たものである。
第1図は本考案に係る往復動ポンプの原理を示
す図、第2図及び第3図は本考案の実施例を示す
縦断側面図、第4図乃至第6図は従来装置の縦断
側面図である。 2:クランク軸、10:プランジヤ、11:ク
ツシヨンシリンダ、14:油圧発生装置、15:
蓄圧器、16:シリンダ室、31:摺動箱、3
2:蓄油室、33:送油棒、36:送油穴。
す図、第2図及び第3図は本考案の実施例を示す
縦断側面図、第4図乃至第6図は従来装置の縦断
側面図である。 2:クランク軸、10:プランジヤ、11:ク
ツシヨンシリンダ、14:油圧発生装置、15:
蓄圧器、16:シリンダ室、31:摺動箱、3
2:蓄油室、33:送油棒、36:送油穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 駆動軸を介してプランジヤを往復動せしめる
往復動ポンプで、駆動軸とプランジヤとを圧力
調節可能な流体圧発生装置に送液手段によつて
連通させた流体圧クツシヨンシリンダで連結
し、該流体圧クツシヨンシリンダに連通する蓄
圧器を配設して成る往復動ポンプにおいて、ク
ツシヨンシリンダと一体的に往復動すべく構成
した移動部材と、ポンプ本体に一体的に固設さ
れた固定部材とからなり、移動部材乃至は固定
部材を固定部材乃至は移動部材に貫通せしめて
摺動自在に支承すると共に、クツシヨンシリン
ダのシリンダ室から移動部材を経て、固定部材
に連通せしめた送液手段に連通する送液路を設
けて成る、往復動ポンプにおけるクツシヨンシ
リンダへの給液装置。 (2) クツシヨンシリンダのシリンダ室に連通する
蓄液室を有しクツシヨンシリンダと一体的に構
成した摺動箱に送液棒を摺動自在に貫通支承
し、かつ送液棒の一端をポンプ本体に固定する
と共に、固定端から所定深さの送液穴を穿設し
て前記摺動箱に設けた蓄液室に連通せしめ、か
つ固定端において流体圧発生装置に連通する送
液手段に連通せしめてなる、実用新案登録許求
の範囲第1項に記載の装置。 (3) 流体圧発生装置に連通する送液手段に連通せ
しめた蓄液室を有する摺動箱をポンプ本体に固
設すると共に、クツシヨンシリンダと一体的に
構成した送液棒を前記摺動箱に貫通支承せしめ
てなり、かつクツシヨンシリンダのシリンダ室
と摺動箱の蓄液室を連通すべく送液穴を送液棒
に穿設してなる、実用新案登録許求の範囲第1
項に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7306580U JPS6237963Y2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7306580U JPS6237963Y2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56173784U JPS56173784U (ja) | 1981-12-22 |
JPS6237963Y2 true JPS6237963Y2 (ja) | 1987-09-28 |
Family
ID=29666088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7306580U Expired JPS6237963Y2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6237963Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6560992B2 (ja) * | 2016-02-02 | 2019-08-14 | 三菱重工業株式会社 | ピストン装置及び油圧機械 |
-
1980
- 1980-05-26 JP JP7306580U patent/JPS6237963Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56173784U (ja) | 1981-12-22 |
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