JPS6237962Y2 - - Google Patents

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JPS6237962Y2
JPS6237962Y2 JP18697583U JP18697583U JPS6237962Y2 JP S6237962 Y2 JPS6237962 Y2 JP S6237962Y2 JP 18697583 U JP18697583 U JP 18697583U JP 18697583 U JP18697583 U JP 18697583U JP S6237962 Y2 JPS6237962 Y2 JP S6237962Y2
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JP
Japan
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knocking
cylinder
detector
ignition timing
engine
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JP18697583U
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JPS59133780U (ja
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は多気筒内燃機関のノツキング制御装置
に関する。
従来技術 よく知られているようにノツキングが発生する
と周波数の高い燃焼変動が発生し、それに伴なつ
て機関本体におけるノツキング特有の高周波成分
の振動強度が大きくなる。このような現象を利用
してノツキングの発生を検出する方法として機関
本体の振動を拾うことのできるノツキング検出器
を機関本体に取付ける方法が知られている。しか
しながら直列4気筒或いは直列6気筒内燃機関の
ように機関本体が細長い機関において唯一個のノ
ツキング検出器を取付けた場合にはノツキング検
出器の取付け位置から離れたシリンダにおいて発
生するノツキングを検出するのが困難であり、従
つてこのような直列4気筒或いは6気筒内燃機関
においては通常複数個のノツキング検出器を取付
ける必要がある。しかしながらこのように複数個
のノツキング検出器を取付けることはノツキング
制御装置が複雑となるばかりでなく機関の構造を
複雑となり、しかもコストの高騰を招くという問
題がある。
考案の目的 本考案は多気筒内燃機関において唯一個のノツ
キング検出器でもつてノツキングの発生を検出す
ることのできるノツキング制御装置を提供するこ
とにある。
考案の構成 本考案の構成は、吸気ポートの少くとも1つを
他の吸気ポートよりもスワール比の小さなポート
形状に形成すると共にスワール比の小さな吸気ポ
ートを具えたシリンダ近傍の機関本体に唯一個の
ノツキング検出器を取付け、ノツキング検出器を
点火時期制御装置に連結してノツキングが発生し
たときに点火時期を遅らせるようにしたことにあ
る。
実施例 第1図並びに第2図を参照すると、1はシリン
ダブロツク、2はシリンダブロツク1内で往復動
するピストン、3はシリンダブロツク1上に固締
されたシリンダヘツド、4はピストン2とシリン
ダヘツド3間に形成された燃焼室、5は点火栓、
6は吸気弁、7は吸気ポート、8は吸気マニホル
ド、9は排気弁、10は排気ポート、11は排気
マニホルドを夫々示す。なお、第1図において、
A,B,C,Dは夫々1番気筒、2番気筒、3番
気筒、4番気筒を示す。また、第2図において1
2は基準点火時期を設定する点火信号を発生する
パルスセンサ、13は機関運転状態に応じて点火
時期を上記基準点火時期に対して進角或いは遅角
するための点火時期制御回路、14はイグナイ
タ、15は点火コイルを夫々示し、この点火コイ
ル15の出力側が点火栓5に連結される。
ノツキングは点火源から離れた位置にある未然
混合気が着火後圧縮されて自己着火することによ
り発生するものであり、従つて着火後着火火炎を
いちはやく点火源から離れた位置にある未然混合
気に向けて伝播せしめ、この未然混合気を自己着
火ではなく着火火炎により燃焼させることによつ
てノツキングの発生を抑制することができる。一
方、着火火炎の伝播速度は燃焼室内に発生する乱
れ、例えば旋回流が強くなればなるほど速くな
り、従つて旋回流が強くなればなるほど、即ちス
ワール比が大きくなればなるほどノツキングは発
生しにくくなる。ここでスワール比とは機関回転
数を一定とした場合、吸気行程時に燃焼室内に発
生する旋回流の単位時間当りの回転数を意味して
いる。このようなスワール比を決定する大きな要
因としては吸気ポート7の形状があり、吸気ポー
ト7の形状をS字状に屈曲する通路形状或いはヘ
リカル状に形成するとスワール比が大きくなつて
ノツキングが発生しにくくなり、一方吸気ポート
7の形状を比較的まつすぐに延びる形状にすると
スワール比が小さくなつてノツキングが発生しや
すくなる。
第1図を参照すると、1番気筒Aの吸気ポート
7はノツキングの発生しやすいほぼまつすぐに延
びるポート形状に形成され、一方他の気筒B,
C,Dの吸気ポート7はノツキングの発生しにく
いS字状に屈曲するポート形状に形成される。従
つて第1図に示す内燃機関では他の気筒B,C,
Dに比べて1番気筒Aがいちはやくノツキングを
発生することになる。第1図並びに第2図を参照
すると、ノツキングを発生しやすい1番気筒A近
傍のシリンダブロツク1外壁面上にノツキング検
出器16が取付けられ、このノツキング検出器1
6は点火時期制御回路13に接続される。なお、
このノツキング検出器16はシリンダヘツド3に
取付けてもよい。ノツキング検出器16はノツキ
ング特有の高周波振動に共振してノツキングに比
例した出力電圧を発生する検出器であり、これを
第3図に示す。第3図において縦軸Vはノツキン
グ検出器16の出力電圧を示し、横軸Nは機関回
転数を示す。第3図において曲線Kで示されるよ
うにノツキングが発生していないときにはノツキ
ング検出器16の出力電圧Vが機関回転数の増大
につれて大きくなる。一方、ノツキングが発生す
ると燃焼変動によりノツキング特有の高周波振動
成分が多くなるために第3図において破線Mに示
されるようにノツキング検出器16の出力電圧V
が大きくなる。点火時期制御回路13はその回路
内に第3図において鎖線Pで示す電圧よりもノツ
キング検出器16の出力電圧Vが高くなつたこと
を検出する検出回路と、ノツキング検出器16の
出力電圧Vが第3図の鎖線Pで示される電圧より
も高くなつたときに第4図において実線Rで示す
基準点火時期を破線Sで示す点火時期まで遅角さ
せる点火時期遅角回路とを組込んでいる。なお、
第4図において縦軸Qは点火時期を示し、横軸N
は機関回転数を示す。従つて1番気筒Aにおいて
ノツキングが発生し、それによつてノツキング検
出器16の出力電圧Vが第3図において破線Mで
示されるように高くなると基準点火時期が遅角さ
れるためにノツキングの発生が阻止させることに
なる。
以上述べたように本考案においては1番気筒A
においていちはやくノツキングが生じるために1
番気筒Aにおけるノツキングの発生状況のみを検
出すれば十分であり、従つて第1図に示すように
唯一個のノツキング検出器16を1番気筒Aの近
傍に設ければノツキングの発生を検出することが
できる。一方、第1図に示す実施例のように1番
気筒Aのみの吸気ポート7が異なる形状を有する
と1番気筒Aのみの燃焼状態が他の気筒B,C,
Dと異なり、その結果トルク変動を生ずるという
危険性がある。このような場合には第5図に示さ
れるように互いに隣接する気筒、例えば1番気筒
Aと2番気筒Bの吸気ポート7の形状をノツキン
グの発生しやすいほぼまつすぐに延びるポート形
状に形成し、これら1番気筒Aと2番気筒Bとの
間にノツキング検出器16を配置することが好ま
しい。なお、特定の気筒においてノツキングを発
生しやすくするために燃焼室内壁面上に特に高温
となるヒートポイントを設けることもできるがこ
のようなヒートポイントを設けると機関高負荷運
転時にノツキングを併発することなくプレイグニ
ツシヨンが生じ、従つてこのようなヒートポイン
トを燃焼室内壁面上に設けることは好ましくな
い。
考案の効果 プレイグニツシヨンを併発することなく唯一個
のノツキング検出器でもつてノツキングの発生を
検出することができ、斯くしてノツキング制御装
置を簡素化することができると共に機関の構造も
簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の−線に沿つてみた本考案
に係る内燃機関の平面断面図、第2図は第1図の
側面断面図、第3図はノツキング検出器の出力電
圧変化を示す線図、第4図は点火時期を示す線
図、第5図は別の実施例の平面断面図である。 6……吸気弁、7……吸気ポート、9……排気
弁、12……パルスセンサ、13……点火時期制
御回路、14……イグナイタ、15……点火コイ
ル、16……ノツキング検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気ポートの少くとも1つを他の吸気ポートよ
    りもスワール比の小さなポート形状に形成すると
    共に該スワール比の小さな吸気ポートを具えたシ
    リンダ近傍の機関本体に唯一個のノツキング検出
    器を取付け、該ノツキング検出器を点火時期制御
    装置に連結してノツキングが発生したときに点火
    時期を遅らせるようにした多気筒内燃機関のノツ
    キング制御装置。
JP18697583U 1983-12-05 1983-12-05 多気筒内燃機関のノツキング制御装置 Granted JPS59133780U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18697583U JPS59133780U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 多気筒内燃機関のノツキング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18697583U JPS59133780U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 多気筒内燃機関のノツキング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133780U JPS59133780U (ja) 1984-09-07
JPS6237962Y2 true JPS6237962Y2 (ja) 1987-09-28

Family

ID=30403717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18697583U Granted JPS59133780U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 多気筒内燃機関のノツキング制御装置

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JP (1) JPS59133780U (ja)

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Publication number Publication date
JPS59133780U (ja) 1984-09-07

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