JPS6236629A - ろう接眼鏡枠部材 - Google Patents

ろう接眼鏡枠部材

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JPS6236629A
JPS6236629A JP17007785A JP17007785A JPS6236629A JP S6236629 A JPS6236629 A JP S6236629A JP 17007785 A JP17007785 A JP 17007785A JP 17007785 A JP17007785 A JP 17007785A JP S6236629 A JPS6236629 A JP S6236629A
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JP
Japan
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rim
frame member
soldered
treatment
hardness
Prior art date
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JP17007785A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ichikawa
正 市川
Takuji Kinoshita
木下 拓治
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Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は、ろう接眼鏡枠部材に関するものである。
(発明の背景) 金属製の眼鏡枠は、大きく分解すると、前枠とテンプル
とに分解され、両者は左右各1本の丁番ネジで結合され
眼鏡枠へと組み立てられる。丁番は一対の丁番片と1本
の丁番ネジとからなり、一対の丁番片のうち一方は前枠
にろう接され、他方はテンプルにろう接される。
また、前枠のうち左右のリムはレンズを入れる都合上、
はぼ「C」の字型に作られ、その両端にはそれぞれブロ
ー智(リムロックとも呼ばれる)をろう接してあり、こ
の2つのブロー智を1本の         1゜ネジ
、結合すう、:よより、。U(1)字型(7)IJAf
          ’閉環してレンズを保持する。 
                  :前枠にろう接
する丁番片は、リムに直接ろう接してもよいし、どちら
かのブロー智にろう接してもよいし、或いはリム又はブ
ロー智にヨロイをろう接し、このヨロイに丁番片をろう
接してもよいし、そのほか種々の態様がある。
更に、リムには左右のリムを結合するためのブリッジや
ワタリがろう接され、パッドを取りつけるためのパッド
足(+!!II足とも呼ばれる)や場合に      
   Iよって汗正めを取りつけるための汗止め金物を
ろ         トう接する。
いずれにせよ、金属製眼鏡枠を製造するには、ろう接は
不可欠であり、まず各種の眼鏡枠部材例えばリム、ブリ
ッジ、ワタJ1ブロー智、ヨロイ、ヨロイ智、バンド足
、汗止め金物、丁番片、テンプルなどを製作し、次にそ
れらを相互にろう接して、「ろう接眼鏡枠部材」例えば
前枠、テンプル(丁番片がろう接済みのもの)を製作し
、最後にこれらをネジで結合して眼鏡枠を組み立てるの
である。
ところで、最近、細身の眼鏡枠が好まれるようになって
、ろう接眼鏡枠部材のろう接部及びその近傍で変形した
り破損したりする欠点が目立つようになった。
(発明の目的) 従って、本発明の目的は、これらの欠点を解決し、細身
の眼鏡枠部材であっても、ろう接部及びその近傍で変形
したり破損したりすることのない、ろう接眼鏡枠部材を
提供することにある。
(発明の概要) 本発明者は、先ず、ろう接部及びその近傍での変形や破
損の原因について研究の結果、■ろう接部及びその近傍
ではビッカース硬度(以下、HVと略す)が例えば最も
一般的に使用されている洋白モネルの場合100以下と
低下しており、そのため強度が不足して変形したり、繰
り返し変形することで疲労破tμすること、■ろう接部
及びその近傍での硬度低下の原因はろう接の際の高熱に
あることを突き止め、そこで、ろう接による硬度低下を
回復するために時効硬化性の[析出硬化性金属1に着目
し研究を行なった。
ここでは、「析出硬化性金属」とは、?容体化処理及び
その後の時効処理によって硬くなり強化される合金を意
味し、−iに理解されている析出硬化性金属よりも意味
が狭い。このような析出硬化性金属の例としては、ベリ
リウム銅合金、銅チタン合金、銅ニツケルマンガン合金
例えばCu−20−Ni−20Mn合金、時効硬化性ア
ルミニウム合金例えばJIS  A 6000番台及び
7000番台の合金などが挙げられる。
この金属は、予め溶体(ヒ処理し、その後時効処理する
と硬度(強度と相関関係があり、強度の目安となる)が
向上する。
1溶体化処理」とは、合金を固溶化した後、急激に冷却
して過飽和固溶体にする熱処理のことであり、高力型ベ
リリウム銅を例にして説明すると、それを800℃の高
温に加熱すると/8質成分が固溶した軟いα相になるの
で、その温度から急冷すると過飽和固溶体が得られる。
この熱処理が溶体化処理と呼ばれる。
そして、得られた過飽和固溶体を200〜500℃特に
300〜350℃の比較的低温で熱処理するとヘリリウ
ム化合物の析出が起こり合金は硬くなり強化される。こ
の熱処理は時効処理〔またはく人工)時効硬化処理〕と
呼ばれる。この場合、合金が最も硬くなるような温度1
で熱処理する時効処理を適正時効処理と呼び、その温度
0より高い温度で熱処理する時効処理を過時効処理と呼
び、その温度4より低い温度で熱処理する時効処理を不
足時効処理と呼ぶ。
本発明者は、鋭意研究の結果、この析出硬化性金属を溶
体化処理して眼鏡枠部材を製作し、ろう接した後、時効
処理することを着想し、実験を進めたところ、ろう接の
後、時効処理すれば、ろう接部及びその近傍の硬度をH
V=200以上にすることができること、そしてHV=
200以上あれば、ろう接部及びその近傍での変形や破
損が防止されることを初めて見い出し、本発明を成すに
至った。
即ち、本発明は、 析出硬化性金属からなる眼鏡枠部材Aと同種又は異種の
金属からなる眼鏡枠部材Bとをろう接してなる、ろう接
眼鏡枠部材において、 ろう接部及びその近傍のビッカース硬度が200以上で
あることを特徴とする、ろう接眼鏡枠部材を提供する。
過去にヘリワウ1.銅合金の如き「析出硬化性金属」を
溶体化処理、冷間加工、時効処理を経て眼鏡枠部材の一
つであるテンプルに加工し、これに丁番片をろう接した
ことが報告されている。しかし、この場合には、ろう接
部、時効処理されることはなく、従って、ろう接部及び
その近傍の硬度はHV=120以下と低かった。また、
最も普及している洋白(Cu−Zn−Ni合金)製のリ
ムやテンプルでも、ろう接部及びその近傍の硬度はせい
ぜいHV = tooである。
一般に金属製の眼鏡枠部材は、原料となる金属丸線を用
意し、これを所定の径にする線引き加工、断面を所定の
形にする異形線引き加工、切断、プレス、切削、穴あけ
、 等の加工を施して眼鏡枠部材例えばリム、ブリッジ、ワ
タリ、ブロー智、ヨロイ、ヨロイ智、パッド足、汗止め
金物、丁番片、テンプルなどにする。
この場合、塑性変形を伴い加工硬化の住しる加工を冷間
加工と呼ぶ。
本発明の眼鏡枠部材A、Bも、上述の眼鏡枠部材例えば
リム、ブリッジ、ワタリ、ヨロイ、ヨロイ智、ブロー智
、パッド足、汗止め金物、丁番片、テンプルなどを指す
が、A−Hの組み合わせとしては、例えば リム−ブロ
ー智、リム−バッド足、リムーブリッジ、テンプル−丁
番片、ヨロイ智−丁番片などが挙げられる。
小発明の眼鏡枠部材Aは、原料金属から直接に鋳造して
もよいが、コストが高くなるので、冷間加工、その他の
加工により眼鏡枠部材とする。この場合、冷間加工は、
溶体化処理の前でも後でもよく、ただ前か後かで最終製
品つまり「ろう接眼鏡枠部材」の性質に影響を与えるこ
とがある。
他方、眼鏡枠部材Bは、眼鏡枠部材へと同様に同種の原
料から同様に製作してもよいし、同種又は異種の金属か
ら別の又は慣用的な方法で加工して製作してもよい。異
種の金属としては、例えば洋白(Cu−Zn−Ni合金
)、ステンレス鋼、ニッケルクロム合金などが使用され
る。
次いで、こうして得られた眼鏡枠部材A、Bをろう接す
る。ろう接温度は、析出硬化性金属の固相温度例えばベ
リリウム銅合金では 900℃以下が適当であり、部材
の体積が大きいときには、ろう接部、急冷する必要があ
る。一方、ろう接待間は例えばベリリウム銅合金では5
秒以下が適当である。この「ろう接Jで焼きなましく炉
冷)のごとき結果が得られないように注意すべきである
仮に焼きなましの如き結果となると、その後、時効処理
しても硬度は向上しない。
そして、得られたろう接眼鏡枠部材は、時効処理を施す
。これにより、ろう接部及びその近傍並びに場合により
その他の部分(熱処理の影響のないか少ない部分)の硬
度が向上する。
しかしながら、硬度が向上するあまり、その他の部分の
では今度は靭性(ねばり)が低下して不都合なことがあ
る。そこで硬度の向上をそこそこに押さえて靭性を向上
させてもよい。
ところで、ろう接部に(溶体化処理の後に冷間加工する
場合には、その後に)、眼鏡枠部材A、Bに予備の時効
処理を施してもよい。この予備の時効処理は、特にろう
接部の時効処理のときの温度よりも高温で実施すると意
味のあることがあり、これにより、ろう接部及びその近
傍と、その他の部分との硬度(強度)を揃えたり、一方
を低く他方を高くすることができ、それだけ眼鏡枠のデ
ザインの自由度を高くすることができる。例えば、ろう
接部及びその近傍の強度をその他の部分より高くすれば
、仮に外部応力が働いた場合に、この部分に応力集中す
ることが避けられ、ろう接部が変形したり破)員したり
する危険が回避される。
本発明の眼鏡枠部材A及び場合によりBの製造方法を例
示すれば、次の4種がある。
1、溶体化処理−冷間加工一ろう接−適正又は過時効処
理 2、?8体化処理−冷間加工−子備の過時効処理−ろう
接−適正又は不足又は予備の過時効処理より低温での過
時効処理 3、冷間加ニー溶体化処理−ろう接−適正又は不足又は
過時効処理 4、冷間加ニー溶体化処理−子備の適正又は過時効処理
−ろう接−適正又は不足又は予備の過時効処理より低温
での過時効処理 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
(実施例1) ベリリウム銅合金(JIS  C1720)のφ1.5
1九線を用意し、これを800℃で溶体化処理qた後、
冷間異形線引き加工により、第1図に示す断面形状を有
する高さh=1mm、幅W−2+*mの溝付きリム線と
した。
溶体化処理後の丸線のHVは、120であったが、線引
き加工後は240と硬くなった。
このリム線を1501の長さに切断し円形に丸めて眼鏡
枠工型形状のリム(眼鏡枠部材Aの1種)とした。
この丸めたリムの合わせ目に長さ5IllII、高さ4
mn+、幅3mmの洋白製ブロー智原材(眼鏡枠部材B
の1種で、これを合わせ目の位置で半分に切断するとブ
ロー智となるが、最初から半分にしておくと、後工程の
「しわみ付け」作業がやりにくくなる)を乗せ、ろう接
した。
ろう接は、恨ろう(JIS  BAg−1)を用い、ブ
ロー智側から高周波誘導加熱により約700℃に約2秒
加熱して行なった。ろう接部は、加熱を止めた後、急冷
することにより約1秒後に400℃以下になった。
ろう接の際の加熱により、ろう接部及びその近傍(ろう
接部の端よりJIS1m以内)のリムは軟化して、HV
=120となった。ちなみに、その他の部分は上述の通
りHV=’74Qと変わらない。
次にこのブロー智原材なろう接したリムを眼鏡レンズの
曲率半径100mmに合わせた金属冶具(以下、しわみ
付は冶具と言う)に固定し、315℃、2時間の適正時
効処理を行ない、本実施例の「ろう接眼鏡枠部材」を得
た。
この適正時効処理によって、ろう接部及びその近傍の硬
度はHV=350に向上し、その他の部分はHV=40
0に向上した。
また適正時効処理によって、リムの形状は眼鏡枠レンズ
の曲率と同一の曲率に曲げられ、硬度の向上と同時に「
しわみ付け」のできたリムが得られた。
この後、ブロー智原材をリムの合わせ目の位置で切断し
て開環すると、ブロー智付きリムが得られる。
ベリリウム銅合金(JIS  C1720)では、不足
時効処理の温度は低(とも200℃が適当であり、それ
より低い温度では、ろう接部及びその近傍の強化が望め
ない、また過時効処理の温度は高くとも500℃が適当
であり、それより高い温度では、同様にろう接部及びそ
の近傍の強度向上の効果が少ない。
(実施例2) 実施例1に於いて、適正時効処理を400℃、2時間の
過時効処理に変えたほかは全く同様にして「ろう接眼鏡
枠部材」を製作した。
この部材のろう接部及びその近傍の硬度はMV=230
に向上し、その他の部分は11 V =320に向上し
ていた。
硬度は実施例1のそれに及ばないものの、リムのろう接
部近傍に靭性があり、180度曲げても折れることはな
かった。
(実施例3) 実施例1で製作した玉型形状のリム(HV=2゜10)
を、しわみ付は治具に固定した後、400℃、2時間の
予備の過時効処理を施した。これにより硬度(HV)は
240から350ニ向上シタ。
この丸めたリムの合わせ目に実施例1で使用したブロー
智原材を乗せ、実施例1と同様にろう接した。
ろう接の際の加熱により、ろう接部及びその近傍(ろう
接部の端よりJISm以内)のリムは軟化してHV=1
20となった。ちなみに、その他の部分は上述の通りH
V=350と変わらない。
次にこのブロー智原材をろう接したリムに、315℃、
2時間の適正時効処理を施し、本実施例の、「ろう接眼
鏡枠部材」を得た。
この適正時効処理によって、ろう接部及びその近傍の硬
度はHv=350に向上した。しかし、この適正時効処
理温度が予備の過時効処理温度より低いため、その他の
部分の硬度は、HV=350と変化しなかった。
従って、この場合には、ろう接部及びその近傍と、その
他の部分で、硬度に差異がな(、そのため仮に外部応力
が働いても、ろう接部及びその近傍に応力集中が生ぜず
、ろう接部及びその近傍で変形、破損の恐れがなくなり
、眼鏡枠部材としては好ましいものであった。
(実施例4) 実施例3に於いて、ろう接部の予備の過時効処理温度を
「400℃」から「450℃」に変えて実施し、以下全
く同様にして「ろう接眼鏡枠部材」を製作した。 この
場合、予備の過時効処理後、リムの硬度はHV−250
(処理前はHV =240 > ニ向上したが、ろう接
により、ろう接部及びその近傍の硬度はHV−120に
低下した。
しかし、後の適正時効処理によって、ろう接部及びその
近傍の硬度はHV−350に向上し、その他の部分の硬
度は、後の適正時効処理温度が予備の過時効処理温度よ
り低いため、HV=250と変化しなかった。
従って、リムは、ろう接部及びその近傍の方がその他の
部分に比べて硬く強度が高いために、仮に外部応力が働
いても、ろう接部及びその近傍に応力集中が生ぜず、ろ
う接部が破壊される恐れがなくなり好ましい。
(実施例5) 実施例1で製作した玉型形状のリム(HV−240)を
、しわみ付は治具に固定した後、500℃、2時間の予
備の過時効処理を施した。これにより硬度(HV)は2
40から250に向上した。
この丸めたリムの合わせ目に実施例1で使用したブロー
智原材を乗せ、実施例1と同様にろう接した。
ろう接の際の加熱により、ろう接部及びその近傍(ろう
接部の端より3fflI1以内)のリムは軟化してHV
=120となった。らなみに、その他の部分は上述の通
りHV−250と変わらない。
次にこのブロー智原材をろう接したリムに、280℃、
2時間の不足時効処理を施し、本実施例の「ろう接眼鏡
枠部材」を得た。
この不足時効処理によって、ろう接部及びその近傍の硬
度は11 V = 250に向上した。しかし、この不
足時効処理温度が予備の過時効処理温度より低いため、
その他の部分の硬度は、HV=250と変化しなかった
リムのろう接部近傍の硬度は、実施例3.4に比較して
HV=250と低いが、その代わり靭性がでて、180
度曲げも可能であった。
なお、本実施例及び次の実施例では、しわみ付けを予備
の時効処理のときに行なっているが、いずれの場合にも
後の時効処理温度の方が低温であるので、後の時効処理
に於いてリム形状の変化はない。
(実施例6) 実施例5に於いて、ろう接部の不足時効処理を400℃
、2時間の過時効処理に変えて実施するほかは全く同様
にして「ろう接眼鏡枠部材」を製作した。
この場合、予備の過時効処理後、リムの硬度はHV=2
50  (処理前はHV =240 ) ニ向上したが
、ろう接により、ろう接部及びその近傍の硬度はHV=
120に低下した。
しかし、後の過時効処理によって、ろう接部及びその近
傍の硬度はHV=250に向上し、その他の部分の硬度
は、後の過時効処理温度が予備の過時効処理温度より低
いため、HV=250と変化しなかった。
(まとめ) 前記各実施例における処理条件と得られた「ろう接眼鏡
枠部材」の物性を次の第1表にまとめる。
なお、強度はHVを参照して次のように5段階で評価し
た。
■−・−・・HV300以上 Q、−−HV  230以上300未満・・−・・・・
・−HV  200以上230未満△−−−−−〜HV
  11(1以上200未満x −−HV  110未
満 靭性は次のように4段階で評価した。
■−−−−−180度曲げても折れない○・−・〜・ 
90度曲げても折れないΔ〜−−90度未満ならば曲げ
ても折れないx −一−−−−−−曲げると折れてしま
うlJl のシ公入i1  の 六 *l 強度が極めて大きいが、曲げ加工が困難*2 強
度が大であり、ろう接部及びその近傍の靭性が高いので
、ろう接部近傍での形状曲げ調整が可能 *3 全面同一の強度であり、しかも実施例1Aよりも
靭性が高いので均一なリムとなる*4 ろう接部及びそ
の近傍がその他の部分より強度が大であり、ろう接部及
びその近傍での変形が防止される *5 リム全面に靭性があり、いずれの部分でも曲げ調
整が可能であり、実施例2Dよりも後の時効処理温度が
低いため製造上、有利である。
*6 リム全面に靭性があり、いずれの部分でも曲げ調
整が可能である *X ろう接部及びその近傍が弱いので、そこで極度の
変形をきたし、繰り返し変形することにより疲労して破
を員する (実施例7) ベリリウム銅合金(JIS  C1720)のφ1.5
mm九線を用意ε1これを冷間異形線引き加工により、
第1図に示す断面形状を有する高さh = l mm、
−幅W=2vwの溝付きリム線とした。
次に、この溝付きリム線を800℃で溶体化処理したと
ころ、Hvは、120であった。
このリム線を15On+mの長さに切断し円形に丸めて
眼鏡枠工型形状のリム(眼鏡枠部材への1種)とした。
この丸めたリムの合わせ目に長さ5闘、高さ4m+i、
幅3mmの洋白製ブロー智原材(眼鏡枠部材Bの1種で
、これを合わせ目の位置で半分に切断するとブロー智と
なるが、最初から半分にしておくと、後工程の「しわみ
付け」作業がやりにくくなる)を乗せ、ろう接した。
ろう接は、銀ろう(JIS  BAg−1)を用い、ブ
ロー智側から高周波誘導加熱により約700℃に約2秒
加熱して行なった。ろう接部は、加熱を止めた後、急冷
することにより約1秒後に400℃以下になっろう接の
際の加熱によっても、ろう接部及びその近傍(ろう接部
の端より3IIIII1以内)のリムは軟化せず、HV
=120であった。もちろん、その他の部分は上Jの通
りHV = 120と変わらない。
次にこのブロー智原材をろう接したリムを眼鏡レンズの
曲率半径100mmに合わせた金属冶具(以下、しわみ
付は治具と言う)に固定し、315℃、2時間の適正時
効処理を行ない、本実施例の「ろう接眼鏡枠部材」を得
た。
この適正時効処理によって、リム全体が硬度)IV=3
50に向上した。また適正時効処理によって、リムの形
状は眼鏡枠レンズの曲率と同一の曲率に曲げられ、硬度
の向上と同時に「しわみ付け」のできたリムが得られた
この後、ブロー智原材をリムの合わせ目の位置で切断し
て開環すると、ブロー智付きリムが得られる。
(実施例8) 実施例7に於いて、適正時効処理を280°C12時間
の不足時効処理に変えたほかは全く同様にして「ろう接
眼鏡枠部材」を製作した。
その結果、この部材の硬度は全体に)!V=250とな
り、実施例7のそれに及ばないものの全体に靭性があっ
て180度曲げが可能で、レンズの曲率と等しい曲率を
もった「しわみ付け」のできたブロー智付きのリムが得
られた。
(実施例9) 実施例7に於いて、適正時効処理を400℃、2時間の
過時効処理に変えたほかは全く同様にして「ろう接眼鏡
枠部材」を製作した。
その結果、この部材の硬度は全体にHV=250となり
、実施例7のそれに及ばないものの全体に靭性があって
180度曲げが可能で、レンズの曲率と等しい曲率をも
った「しわみ付け」のできたブロー智付のリムが得られ
た。
(実施例10) 実施例7で製作した玉型形状のリム(HV=120)を
、しわみ付は治具に固定した後、315℃、2時間の予
備の適正時効処理を施した。これにより硬度(IIV)
が350の「しわみ付け」できたリムが得られた。
この丸めたリムの合わせ目に実施例7で使用したブロー
智原材を乗せ、実施例7と同様にろう接した。
ろう接の際の加熱により、ろう接部及びその近傍(ろう
接部の端より31以内)のリムは軟化してHV=120
となった。ちなみに、その他の部分は上述の通りHV=
350と変わらない。
次にこのブロー智原材をろう接したリムに、280℃、
2時間の不足時効処理を施し、本実施例の「ろう接眼鏡
枠部材」を得た。
この不足時効処理によって、ろう接部及びその近傍の硬
度はHV=250に向上した。しかし、この不足時効処
理温度は予備の適正時効処理温度より低いため、その池
の部分の硬度は、HV=350と変化しなかった。
従って、この場合には、ろう接部及びその近傍には靭性
があって180度曲げが可能で、他方、その他の部分は
強度が極めて高い「ろう接眼鏡枠部材」が得られる。
(実施例11) 実施例10に於いて、ろう接部の予備の適正時効処理を
、450℃、2時間の過時効処理に変えて実施し、その
ほか全く同様にして「ろう接眼鏡枠部材」を製作した。
これにより、予備の過時効処理後、リムの硬度はHV−
200(処理前はHV=120)に向上したが、ろう接
により、ろう接部及びその近傍の硬度はHV = 12
0に低下した。
しかし、後の不足時効処理によって、ろう接部及びその
近傍の硬度はHV=250に向上し、その他の部分の硬
度は、後の不足時効処理温度が予備の過時効処理温度よ
り低いため、It V =200と変化しなかった。
従って、リムは、ろう接部及びその近傍の方がその他の
部分に比べて硬く強度が高いために、仮に外部応力が働
いても、ろう接部及びその近傍に応力集中が生ぜず、ろ
う接部が破壊される恐れがなくなり好ましい。
(実施例12) 実施例11に於いて、ろう接部の不足時効処理を、40
0℃、2時間の過時効処理に変えて実施し、そのほか全
く同様にして「ろう接眼鏡枠部材」を製作した。
これにより、予備の過時効処理後、リムの硬度はHV=
200  (処理前は)IV=120)に向上したが、
ろう接により、ろう接部及びその近傍の硬度はHV=1
20に低下した。
しかし、後の過時効処理によって、ろう接部及びその近
傍の硬度はHV =250に向上し、その他の部分の硬
度は、後の過時効処理温度が予備の過時効処理温度より
低いため、HV−200と変化しなかった。
従って、リムは、ろう接部及びその近傍の方がその他の
部分に比べて硬く強度が高いために、仮に外部応力が働
いても、ろう接部及びその近傍に応力集中が生ぜず、ろ
う接部及びその近傍が変形、破損する恐れがなくなり好
ましい。
なお、実施例10−12では、しわみ付けを予備の時効
処理のときに行なっているが、いずれの場合にも後の時
効処理温度の方が低温があるので、後の時効処理に於い
てリム形状の変化はない。
また、いずれの実施例においても、HV = 200以
上で、従来使用されている洋白製のリムの硬度HV−2
00と比較して、同等もしくはそれ以上であり、しかも
、ろう接部及びその近傍だけを比較すれば、洋白製のリ
ムのそれ HV=100と比較して倍以上の強度を示し
、かつ「しわみ付け」されたブロー智付きのリムが得ら
れた。
(まとめ) 前記各実施例における処理条件と得られた「ろう接眼鏡
枠部材」の物性を次の第2表にまとめる。
なお、強度はHVを参照して次のように5段階で評価し
た。
◎−−−−−−HV  300以上 Q、−−−−・・−HV  230以上300未満・−
・・−−、HV  200以上230未満Δ−−−〜・
・・・−HV  110以上200未満×−・−・・・
・HV  110未満 靭性は次のように4段階で評価した。
◎−180度曲げても折れない 0−− 90度曲げても折れない △−−−90度未満ならば曲げても折れない× −曲げ
ると折れてしまう 2 の公人も−の ディ *7 強度が掻めて大きいが、靭性が若干不足*8 全
面同一の強度で、しかも実施例7よりも靭性が高いので
曲げ調整が可能 *9 ネ8に同じ *10  強度が大であり、ろう接部及びその近傍は靭
性があり、そこでの曲げ調整が可能 *ll  リム全面に靭性があり、しかも、ろう接部及
びその近傍の方がその他の部分に比べて強度が大である 実施例12よりも後の時効処理温度が低いため製造上、
有利である。
*12  リム全面に靭性があり、しかも、ろう接部及
びその近傍の方がその他の部分に比べて強度が大である *X ろう接部及びその近傍が弱いので、そこで極度の
変形をきたし、繰り返し変形することにより疲労して破
損する (発明の効果) 以上のとおり、本発明によれば、析出硬化性金属を用い
、溶体化処理をして眼鏡枠部材を製作し、ろう接部、時
効処理を施すことにより、ろう接部及びその近傍をHV
−200以上の硬度としたので、特に細身の眼鏡枠にお
いても、ろう接部及びその近傍で変形や破損の恐れのな
い「ろう接眼鏡枠部材」が提供される。
また、リムの場合には、時効処理と同時に「しわみ付け
」を行なうことができ、その場合には、従来行われてい
る単なるプレスによる「しわみ付け」の際のスプリング
・バンク現象による形状のバラつきがなくなり、レンズ
の曲率と同一のそりを持ったリムが得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、各実施例で製作した溝付きリム線の断面図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 析出硬化性金属からなる眼鏡枠部材Aと同種又は異種の
    金属からなる眼鏡枠部材Bとをろう接してなる、ろう接
    眼鏡枠部材において、 ろう接部及びその近傍のビッカース硬度が 200以上であることを特徴とする、ろう接眼鏡枠部材
JP17007785A 1985-08-01 1985-08-01 ろう接眼鏡枠部材 Pending JPS6236629A (ja)

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