JPS6236627B2 - - Google Patents
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- JPS6236627B2 JPS6236627B2 JP10646782A JP10646782A JPS6236627B2 JP S6236627 B2 JPS6236627 B2 JP S6236627B2 JP 10646782 A JP10646782 A JP 10646782A JP 10646782 A JP10646782 A JP 10646782A JP S6236627 B2 JPS6236627 B2 JP S6236627B2
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- powder
- titanium
- aluminum
- granular
- mixed
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
本発明は電解コンデンサ用陽極体の製造方法に
関し、とくにアルミニウムとチタンの多孔質合金
より成る電解コンデンサ用陽極体の製造方法に関
する。 本発明で顆粒状粉末とは、数多くの一次粒子が
何らかの方法で互にその一部が結着して二次粒子
を形成している粉末を意味するものとする。 従来、アルミニウムとチタンの多孔質合金より
成る電解コンデンサ用陽極体の製造方法として、
アルミニウム粉末とチタン粉末あるいは水素化チ
タン粉末とを混合し、加圧成形し、焼結する方法
が知られている。アルミニウム粉末とチタン粉末
または水素化チタン粉末とを混合し加圧成形した
のち、真空中あるいは不活性ガス中で熱処理する
と、アルミニウムが溶融し、チタン粒子中に拡散
し、合金化したのち焼結する。チタンに対するア
ルミニウムの拡散速度は合金化がすすむにつれ急
激に低下する。したがつて、アルミニウムはチタ
ンの組成比の高い部分から選択的にチタン粒子中
に拡散するため、焼結体の表面の組成は均一にな
りやすい。 しかし、アルミニウム粉末とチタン粉末の混合
粉末を原料とした場合の実用化を考えると、粉末
の流れ性が悪いため、成形金型へ粉末を充填する
作業に困難を生じるとともに、充填する粉末量を
一定にすることが困難である。さらに、成形圧力
を上げざるを得ないことから、アルミニウム粉末
が成形金型の間に入り込み、安定な成形作業を阻
害する。 これに対して、アルミニウムとチタンより成る
顆粒状粉末は粉末の流れ性が良く、しかも成形圧
力を下げても成形性が良いため作業性が向上し、
特性が安定する。しかし、顆粒状粉末はアルミニ
ウムとチタンの合金化がある程度すすんだ粉末で
あるため、焼結がアルミニウムとチタンの合金化
反応に助長されているこの種の焼結体では若干焼
結性に劣り、良好な特性を有する焼結体を得るに
は焼結温度を上げざるを得ない。そのために多孔
質焼結体の単位体積当たりの表面積が減少し、得
られる静電容量が減少するという欠点がある。 本発明の目的は、かかる従来欠点を改良したア
ルミニウムとチタンの多孔質焼結体より成る電解
コンデンサ用陽極体の製造方法を提供することに
ある。 本発明によれば、あらかじめ、流れ性が良く、
加圧成形性の良いアルミニウムとチタンより成る
顆粒状粉末を作製し、これにアルミニウム粉末、
またはアルミニウム粉末とチタン粉末、またはア
ルミニウム粉末と水素化チタン粉末、またはアル
ミニウム粉末とチタン粉末と水素化チタン粉末を
加えた混合粉末を加圧成形し、焼結することによ
り、作業性良く、特性をそこなわずに焼結温度を
下げられることにより体積当りの静電容量が大き
い電解コンデンサ用陽極体の製造方法が得られ
る。 以下に本発明の実施例を示し詳細に説明する。 実施例 従来のアルミニウムとチタンの混合粉末を加圧
成形、焼結する方法、アルミニウムとチタンより
成る顆粒状粉末を加圧成形、焼結する方法、およ
び本発明のアルミニウムとチタンより成る顆粒状
粉末に、アルミニウム粉末、またはアルミニウム
粉末とチタン粉末、またはアルミニウム粉末と水
素化チタン粉末、またはアルミニウム粉末とチタ
ン粉末と水素化チタン粉末を加え混合し、加圧成
形、焼結する方法で焼結体を作製し、それぞれの
特性を比較した。それぞれの焼結体のアルミニウ
ム組成比はすべて40重量％である。 顆粒状粉末は、単独で用いる場合はアルミニウ
ム40重量％、チタン60重量％、混合して用いる場
合はアルミニウム30重量％、チタン70重量％の割
合で混合、真空中600℃で熱処理し、粉砕し、500
μｍのメツシユを通して得た。これを、それぞれ
顆粒状粉末、顆粒状粉末とした。第１表に示
した割合でアルミニウム粉末、チタン粉末、水素
化チタン粉末を混合し、その混合粉末20mgをそれ
ぞれ加圧成形した。第１表No.１の
関し、とくにアルミニウムとチタンの多孔質合金
より成る電解コンデンサ用陽極体の製造方法に関
する。 本発明で顆粒状粉末とは、数多くの一次粒子が
何らかの方法で互にその一部が結着して二次粒子
を形成している粉末を意味するものとする。 従来、アルミニウムとチタンの多孔質合金より
成る電解コンデンサ用陽極体の製造方法として、
アルミニウム粉末とチタン粉末あるいは水素化チ
タン粉末とを混合し、加圧成形し、焼結する方法
が知られている。アルミニウム粉末とチタン粉末
または水素化チタン粉末とを混合し加圧成形した
のち、真空中あるいは不活性ガス中で熱処理する
と、アルミニウムが溶融し、チタン粒子中に拡散
し、合金化したのち焼結する。チタンに対するア
ルミニウムの拡散速度は合金化がすすむにつれ急
激に低下する。したがつて、アルミニウムはチタ
ンの組成比の高い部分から選択的にチタン粒子中
に拡散するため、焼結体の表面の組成は均一にな
りやすい。 しかし、アルミニウム粉末とチタン粉末の混合
粉末を原料とした場合の実用化を考えると、粉末
の流れ性が悪いため、成形金型へ粉末を充填する
作業に困難を生じるとともに、充填する粉末量を
一定にすることが困難である。さらに、成形圧力
を上げざるを得ないことから、アルミニウム粉末
が成形金型の間に入り込み、安定な成形作業を阻
害する。 これに対して、アルミニウムとチタンより成る
顆粒状粉末は粉末の流れ性が良く、しかも成形圧
力を下げても成形性が良いため作業性が向上し、
特性が安定する。しかし、顆粒状粉末はアルミニ
ウムとチタンの合金化がある程度すすんだ粉末で
あるため、焼結がアルミニウムとチタンの合金化
反応に助長されているこの種の焼結体では若干焼
結性に劣り、良好な特性を有する焼結体を得るに
は焼結温度を上げざるを得ない。そのために多孔
質焼結体の単位体積当たりの表面積が減少し、得
られる静電容量が減少するという欠点がある。 本発明の目的は、かかる従来欠点を改良したア
ルミニウムとチタンの多孔質焼結体より成る電解
コンデンサ用陽極体の製造方法を提供することに
ある。 本発明によれば、あらかじめ、流れ性が良く、
加圧成形性の良いアルミニウムとチタンより成る
顆粒状粉末を作製し、これにアルミニウム粉末、
またはアルミニウム粉末とチタン粉末、またはア
ルミニウム粉末と水素化チタン粉末、またはアル
ミニウム粉末とチタン粉末と水素化チタン粉末を
加えた混合粉末を加圧成形し、焼結することによ
り、作業性良く、特性をそこなわずに焼結温度を
下げられることにより体積当りの静電容量が大き
い電解コンデンサ用陽極体の製造方法が得られ
る。 以下に本発明の実施例を示し詳細に説明する。 実施例 従来のアルミニウムとチタンの混合粉末を加圧
成形、焼結する方法、アルミニウムとチタンより
成る顆粒状粉末を加圧成形、焼結する方法、およ
び本発明のアルミニウムとチタンより成る顆粒状
粉末に、アルミニウム粉末、またはアルミニウム
粉末とチタン粉末、またはアルミニウム粉末と水
素化チタン粉末、またはアルミニウム粉末とチタ
ン粉末と水素化チタン粉末を加え混合し、加圧成
形、焼結する方法で焼結体を作製し、それぞれの
特性を比較した。それぞれの焼結体のアルミニウ
ム組成比はすべて40重量％である。 顆粒状粉末は、単独で用いる場合はアルミニウ
ム40重量％、チタン60重量％、混合して用いる場
合はアルミニウム30重量％、チタン70重量％の割
合で混合、真空中600℃で熱処理し、粉砕し、500
μｍのメツシユを通して得た。これを、それぞれ
顆粒状粉末、顆粒状粉末とした。第１表に示
した割合でアルミニウム粉末、チタン粉末、水素
化チタン粉末を混合し、その混合粉末20mgをそれ
ぞれ加圧成形した。第１表No.１の
【表】
アルミニウム粉末とチタン粉末の混合粉末は流
れ性が悪く、加圧成形の作業性、および加圧成形
体の寸法精度の安定性が悪かつた。得られた加圧
成形体を第２表に示す温度で真空焼結し、電解コ
ンデンサ用陽極体を得た。
れ性が悪く、加圧成形の作業性、および加圧成形
体の寸法精度の安定性が悪かつた。得られた加圧
成形体を第２表に示す温度で真空焼結し、電解コ
ンデンサ用陽極体を得た。
【表】
【表】
【表】
この電解コンデンサ用陽極体を、リン酸水溶液
中、直流100Vで化成し、その陽極体の20V印加時
における漏れ電流を化成液中で測定した。乾燥
後、再度30％のリン酸水溶液中で120Hzの静電容
量を測定し、これらの値を第２表に示した。その
結果、混合粉末種が一定であれば、焼結温度が上
がるほど静電容量が低下し、漏れ電流も低下する
傾向が認められた。また顆粒状粉末のみを用いた
試料では、本発明の試料No.16〜30に比較し、低温
で焼結した場合の漏れ電流が大きい。たとえば第
２表の実験結果において、0.1μＡの漏れ電流を
得るには、従来の顆粒状粉末のみの場合には1100
℃程度で焼結しなければならないのに対し、本発
明のアルミニウム粉末、チタン粉末を加え焼結性
を増した場合には、1000℃〜1050℃程度で焼結す
れば良く、その場合の静電容量は前者が4.3μＦ
であつたのに対し、本発明の後者は4.6〜5.2μＦ
と改良された。すなわち、本発明によつて同程度
の漏れ電流値で、静電容量を７〜21％増大するこ
とが可能となつた。 以上説明した通り、本発明によれば、焼結温度
を下げても良好なコンデンサ特性の得られる電解
コンデンサ用陽極体の量産化が容易となり、量産
可能なアルミニウム−チタン電解コンデンサの静
電容量を増すことができた。
中、直流100Vで化成し、その陽極体の20V印加時
における漏れ電流を化成液中で測定した。乾燥
後、再度30％のリン酸水溶液中で120Hzの静電容
量を測定し、これらの値を第２表に示した。その
結果、混合粉末種が一定であれば、焼結温度が上
がるほど静電容量が低下し、漏れ電流も低下する
傾向が認められた。また顆粒状粉末のみを用いた
試料では、本発明の試料No.16〜30に比較し、低温
で焼結した場合の漏れ電流が大きい。たとえば第
２表の実験結果において、0.1μＡの漏れ電流を
得るには、従来の顆粒状粉末のみの場合には1100
℃程度で焼結しなければならないのに対し、本発
明のアルミニウム粉末、チタン粉末を加え焼結性
を増した場合には、1000℃〜1050℃程度で焼結す
れば良く、その場合の静電容量は前者が4.3μＦ
であつたのに対し、本発明の後者は4.6〜5.2μＦ
と改良された。すなわち、本発明によつて同程度
の漏れ電流値で、静電容量を７〜21％増大するこ
とが可能となつた。 以上説明した通り、本発明によれば、焼結温度
を下げても良好なコンデンサ特性の得られる電解
コンデンサ用陽極体の量産化が容易となり、量産
可能なアルミニウム−チタン電解コンデンサの静
電容量を増すことができた。
Claims (1)
- １ アルミニウムとチタンより成る顆粒状粉末
に、アルミニウム粉末、またはアルミニウム粉末
とチタン粉末、またはアルミニウム粉末と水素化
チタン粉末、またはアルミニウム粉末とチタン粉
末と水素化チタン粉末を加えた混合粉末を加圧成
形し、焼結することを特徴とする電解コンデンサ
用陽極体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10646782A JPS58223314A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10646782A JPS58223314A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58223314A JPS58223314A (ja) | 1983-12-24 |
| JPS6236627B2 true JPS6236627B2 (ja) | 1987-08-07 |
Family
ID=14434351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10646782A Granted JPS58223314A (ja) | 1982-06-21 | 1982-06-21 | 電解コンデンサ用陽極体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58223314A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0513132U (ja) * | 1992-04-27 | 1993-02-23 | 井関農機株式会社 | コンバインにおける穀稈掻込装置 |
-
1982
- 1982-06-21 JP JP10646782A patent/JPS58223314A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0513132U (ja) * | 1992-04-27 | 1993-02-23 | 井関農機株式会社 | コンバインにおける穀稈掻込装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58223314A (ja) | 1983-12-24 |
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