JPS6236515B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6236515B2
JPS6236515B2 JP54133318A JP13331879A JPS6236515B2 JP S6236515 B2 JPS6236515 B2 JP S6236515B2 JP 54133318 A JP54133318 A JP 54133318A JP 13331879 A JP13331879 A JP 13331879A JP S6236515 B2 JPS6236515 B2 JP S6236515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aromatic
sulfur
reaction
solvent
butylamine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54133318A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5657763A (en
Inventor
Kazuo Konishi
Kyoshi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP13331879A priority Critical patent/JPS5657763A/ja
Publication of JPS5657763A publication Critical patent/JPS5657763A/ja
Publication of JPS6236515B2 publication Critical patent/JPS6236515B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された芳香族チオスルホン酸塩の
製造法に関する。 従来、芳香族チオスルホン酸塩の合成法として
は対応するスルフイン酸塩へ硫黄を導入する方法
などが報告されている〔たとえば、スペンサー、
ベリヒテ、第7巻1158頁(1874年)〕が、これら
合成法は長時間の加熱を必要とするなどの難点を
有し、また収率の点でも満足すべきでなく工業的
に有利な製造法とはいえない。 本発明者らは、種々の有機硫黄化合物の合成法
を検討中、芳香族チオスルホン酸塩と硫黄とを溶
媒中アミンの存在下に反応させることにより、極
めて収率よく芳香族チオスルホン酸塩が得られる
ことを見い出し、この知見に基づき更に鋭意研究
の結果、本発明を完成した。 すなわち、本発明は芳香族スルフイン酸塩と硫
黄とを溶媒中アミンの存在下に反応させることを
特徴とする芳香族チオスルホン酸塩の製造法であ
る。 本発明で用いられる溶媒としては、たとえばメ
チルアルコール、エチルアルコール、n−プロピ
ルアルコール、i−プロピルアルコールなどの低
級脂肪族アルコール類、たとえばアセトン、メチ
ルエチルケトンなどの低級脂肪族ケトン類、たと
えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどの低級鎖状または環状脂肪族エーテ
ル類、たとえば酢酸エチル、アセトニトリル、ジ
メチルホルムアミドなどの低級脂肪族カルボン酸
誘導体などが挙げられる。またその他所望によつ
ては、たとえばベンゼン、トルエンなどの芳香族
炭化水素類、たとえば塩化メチレン、クロロホル
ムなどの低級脂肪族ハロゲン化炭化水素類、さら
には水も用いることができるが、これらの溶媒の
うち、とくに好ましくは水と混じるうるほぼ中性
の極性有機溶媒が望ましい。これらの溶媒は単独
でも、また2種以上を任意の割合で混合して用い
てもよい。 また触媒として用いられるアミンとしては、た
とえばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピ
ルアミン、i−プロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、i−ブチルアミン、Sec−ブチルアミン、t
−ブチルアミンなどの低級脂肪族第一級アミン、
たとえばジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−
n−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミンなど
の低級脂肪族第二級アミン、たとえばモルホリ
ン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、ピペ
コリンなどの環状脂肪族第二級アミン、ピリジ
ン、ピコリン、ルチジン、コリジンなどのピリジ
ン誘導体、更にはアンモニアなどがある。これら
アミンのうち、好ましくは前記低級脂肪族第一級
アミン、低級脂肪族第二級アミン、環状脂肪族第
二級アミン、ピリジン、アンモニア、特に好適な
ものとしてはn−ブチルアミン、i−プロピルア
ミン、ジエチルアミン、モルホリン、ピペリジ
ン、ピリジン、アンモニアがある。これらのアミ
ンは単独でも、また2種またはそれ以上を任意の
割合で混合して用いてもよい。 該アミン触媒の使用量は原料スルフイン酸塩に
対してほぼ5〜100モル%程度が適当である。 原料である芳香族スルフイン酸は塩の形で用い
られ、かかる塩としては、たとえばナトリウム、
カリウムのごときアルカリ金属塩、たとえばカル
シウム、バリウムのごときアルカリ土類金属塩、
アンモニウム塩などを用いることができ、なかで
もナトリウム、カリウム塩あるいはアンモニウム
塩が好適に用いられる。これらの塩類は無水物の
形でも、また2水塩などの水和物の形でもよい。 本発明の方法で用いる硫黄は何ら特殊なもので
はなく、通常SまたはS8の分子式で表わされる元
素状単体硫黄でよく、好ましくは微粉砕化した粉
末またはコロイド状硫黄が望ましく、その性状も
結晶状、無晶状、昇華品(通称硫黄華)などいず
れの性状でもよく、またその純度も普通工業的に
用いられている純度のものから高純度精製品まで
用いることができる。該硫黄は芳香族スルフイン
酸塩1モルに対し、ほぼ1モルの使用で充分であ
るが、場合によつては過剰に用いてもよい。 本反応は上記溶媒中に芳香族スルフイン酸塩と
硫黄とを加えこれにアミンを加え、かきまぜまた
はふりまぜることにより開始される。本反応は常
温でも充分進行するが、通常はゆるく加温するの
が望ましく、たとえば30℃〜50℃でほぼ定量的に
進行する。また反応時間は一般に15分から2時
間、通常1時間内外で完結する。反応の進行と共
に反応液は一般に無色のまま硫黄が消失して行く
が、溶媒とアミンの組合せによつては一旦着色
し、次第に橙赤色ないし黄色から無色に褪色す
る。反応終了後、常法より反応液から生成物を採
取する。たとえば蒸留により溶媒を留去する方法
あるいは抽出法などにより目的物を採取し、更に
必要であればメタノール、エタノールなどのアル
コール類などを用いて再結晶することによつて精
製することができる。目的物の同定は、たとえば
薄層クロマトグラフイーまたは高速液体クロマト
グラフイーにて標品との比較で行うか、またはベ
ンジルチウロニウム塩に導き融点にて確認でき
る。 本発明の方法によれば、きわめて短時間でほぼ
定量的に目的物を得ることができることから、工
業的にも極めて有利な方法である。このようにし
て得られた芳香族チオスルホン酸塩類は、たとえ
ば殺菌剤や殺虫剤製造の中間体として用いられ
る。 本発明方法で用いることのできる芳香族スルフ
イン酸塩としては、ベンゼルスルフイン酸、p−
トルエンスルフイン酸、p−ニトロベンゼンスル
フイン酸、p−クロロベンゼンスルフイン酸、p
−メトキシベンゼンスルフイン酸、3・5−キシ
レンスルフイン酸など置換または未置換のアレン
スルフイン酸の塩を挙げることができるが、反応
に支障のない限りいかなる芳香族スルフイン酸塩
をも使用することができる。これらのうち、ベン
ゼルスルフイン酸塩およびトルエンスルフイン酸
塩は好ましい原料である。 以下実施例を挙げて本発明を説明する。 実施例 1 i−プロピルアルコール10mlにp−クロロベン
ゼルスルフイン酸ナトリウム1.99g(10mmol)、
粉末硫黄0.32g(10mmol)とn−ブチルアミン
0.37g(5mmol)を加え、45℃に保ちながらか
きまぜる。この間、徐々に粉末硫黄が消失して行
き、2時間で反応は完了する。減圧下に20℃以下
で溶媒とアミンを留去し、白色結晶性残分を蒸留
水50mlに溶かし、少量の脱色炭を加えて微量の不
溶物をろ去する。ろ液の一部を取り、高速液体ク
ロマトグラフイーで、標品との比較によりp−ク
ロロベンゼンチオスルホン酸ナトリウムの生成率
を測定すると81.6%であつた。 n−ブチルアミンを加えずに、全く同一反応条
件化でのp−クロロベンゼンチオスルホン酸ナト
リウムの生成率は7.2%であつた。 上記実施例1に準じて反応を行ない、下表に示
す結果を得た。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 芳香族スルフイン酸塩と硫黄とを溶媒中アミ
    ンの存在下に反応させることを特徴とする芳香族
    チオスルホン酸塩の製造法。
JP13331879A 1979-10-15 1979-10-15 Preparation of aromatic thiosulfonate Granted JPS5657763A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13331879A JPS5657763A (en) 1979-10-15 1979-10-15 Preparation of aromatic thiosulfonate

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13331879A JPS5657763A (en) 1979-10-15 1979-10-15 Preparation of aromatic thiosulfonate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5657763A JPS5657763A (en) 1981-05-20
JPS6236515B2 true JPS6236515B2 (ja) 1987-08-07

Family

ID=15101879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13331879A Granted JPS5657763A (en) 1979-10-15 1979-10-15 Preparation of aromatic thiosulfonate

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JPS5657763A (en) 1981-05-20

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