JPS6234921A - ポリカ−ボネ−トの製造方法 - Google Patents

ポリカ−ボネ−トの製造方法

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JPS6234921A
JPS6234921A JP17429885A JP17429885A JPS6234921A JP S6234921 A JPS6234921 A JP S6234921A JP 17429885 A JP17429885 A JP 17429885A JP 17429885 A JP17429885 A JP 17429885A JP S6234921 A JPS6234921 A JP S6234921A
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JP
Japan
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polycarbonate
organic solvent
solution
organic
phosphine
Prior art date
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Pending
Application number
JP17429885A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Miyauchi
宮内 正嘉
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明はポリカーボネートの製造方法に関し、更に詳し
くはポリカーボネート溶液1)+ rうボリカーボネー
i〜粉体を得る工程において、実質的に分子量低下がな
く、色相の悪化がない乾燥ポリカーボネートの製造方法
に関する。
[従来技術] ポリカーボネートの有機溶媒を除去して固体のポリカー
ボネートを得る方法どしで、例えばポリカーボネートの
有機溶媒溶液を濃縮してゲル化さけ生じたゲルを粉砕、
乾燥する方法(特開昭57−207620号公報)、ポ
リカーボネートの有機溶媒溶液に貧溶媒を加えて得られ
る粉粒状ポリカーボネートを乾燥する方法(特開昭53
−137298号公報)。
ポリカーボネートの有機溶媒溶液と水との混合物を強力
な剪断作用の下で加熱して得られる粉粒体のポリカーボ
ネートを乾燥する方法(特開昭54−162753号公
報)、ポリカーボネートの有機溶媒溶液の噴霧乾燥によ
る方法(特開昭54−122393号公報)、ポリカー
ボネートの有機溶媒溶液を温水と接触させて得られる粉
粒状又はフレーク状ポリカーボネー]・を乾燥する方法
(特公昭40−3533号公報)などが知られている。
これらの方法を工業的に行なう場合、特に最終の乾燥工
程においては、固体のポリカーボネートの形状、大きさ
、溶媒含有率、並びに乾燥方式において変わるが、一般
にその雰囲気温度は100〜200℃であり乾燥速度を
上げるために150℃以上にすることもしばしば行なわ
れる。このような温度に暉らされたポリカーボネートは
色相が劣るという問題があった。
本発明者はこの問題を解決するために種々検討した結果
、■ポリカーボネートの有機溶媒溶液の段階で有機ホス
フィンを添加することによって、乾燥ポリカーボネート
の色相が著しく改善されること、■有機ホスフィンの添
加量が多いときは、前記工程においてポリカーボネート
の分子量低下を生じるが、その添加量が特定値以下の場
合には実質的に分子量低下を生じないことを知見して本
発明に到達した。
[発明の目的] 本発明の目的はポリカーボネート有機溶媒溶液から溶媒
を除去し【得られる固体のポリカーボネートを更に加熱
して乾燥ポリカーボネートを1する方法において、改善
された色相を有し、実質的に平均分子量が低下していな
い乾燥ポリカーボネートを得る方法を提供することにあ
る。
[発明の構成] 本発明はポリカーボネートの有機溶媒溶液から有機溶媒
を除去して得られる固体のポリカーボネートを更に加熱
して残余の有機溶媒を除去する方法において、該ポリカ
ーボネートの有機溶媒溶液にポリカーボネート1ool
 足部当りo、oooi〜0.02重塔部の有機ホスフ
ィンを添加することを特徴とする乾燥ポリカーボネート
の製造方法である。
本発明におい゛C使用されるポリカーボネートは、ビス
フェノール化合物とホスゲンの反応によって    得
られるポリカーボネートであり、ビスフェノール化合物
どしては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン(以下ビスフェノール八と略す>、  1.1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、  1
,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、 2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)1,1.1.3.
3.3−ヘキサフロO−,1[1パン、  4.4−−
ジヒドロキシジフェニルエーテル、ヒス(4−ヒドロキ
シフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホキシド、ビス(4−ヒト[]キシフェニル)
スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、 
α、α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチルベンゼ
ン等である。それらの平均分子量は特に制限はないが、
通常は13,000〜50,000が好ましく使用でき
る。
本発明において使用される有機溶媒は塩化メヂレン、ジ
クロロベンゼン、クロロホルム、テトラクロロエタン、
トリクロルエタン、ジクロルエタン、 1.2−ジクロ
ルエチレンのようす塩素化炭化水素、あるいはこれらど
ジオキ4jン、テトラヒドロフラン、アセトフェノン、
トルエン、キシレン、シクロキサン、アセトン、n−へ
ブタン等との混合物などが挙げられる。
本発明におい−C1有機溶媒溶液のポリカーボネート濃
度はポリカーボネートがゲル化したり、析出したりしな
い艶聞であれば特に制限されないが、溶液法によっ−C
得られるポリカーボネート有機溶媒溶液をそのまま使用
して差支えなく、そのポリカーボネート濃度は通常5〜
25重μ%である。
4一 本発明においては、まず上記のポリカーボネート有機溶
媒溶液に有機ボスフ、rンをポリカーボネート 100
重量部当り 0.0001−0.02重量部、好ましく
は0.0005〜0.01重量部添加して均一に混合す
る。
本発明に用いられる有機ホスフィンは例えば、トリエチ
ルホスフィン、トリイソプロピルホスフィン、トリーn
−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン、
アリルジフェニルホスフィン、1〜リフェニルボスフィ
ン、ジフェニルホスフィン、トリー2,4−ジメチルフ
ェニルホスフィン、1〜リ−2,4,6−1−リメチル
フコニニルホスフィン、l・リー0−トリル小スフィン
、トリー〇−アニシルホスフィン、ジフェニルブチルホ
スフィン、ジフェニルオクタデシルホスフィン、トリス
−(P−ノニルフェニル)−ホスフィン、トリス−ナフ
チルホスフィン、ジフェニル−(ヒドロキシメチル)−
ホスフィン、ジフェニルアセトキシメチルホスフィン、
ジフェニル−(β−エチルカルボキシエチル)ホスフィ
ン、ジフェニルベンジルホスフィン、ジフェニル−(P
−ヒドロキシフェニル)−ホスフィン、ジフェニル−1
,4−ジヒドロキシフェニル−2−ボスフィン、フェニ
ルナフチルベンジルホスフィンなどを例示することがで
きる。 ポリカーボネート有機溶媒溶液を濃縮して固体
のポリカーボネートを得る方法は、従来技術の項で記載
した方法等が任意に用いられる。
かくして得られる固体のポリカーボネートは粉状2粒状
あるいはフレーク状など、いかなる形状であってもよく
、その大きさも特に制限されないが、通常は最大径が約
10s以下である方が取り扱い上有利である。又有機溶
媒の含有量は使用した方法によって変るが普通は約10
〜70重量%の範囲にある。
この固体のポリカーボネートは要すれば予備乾燥された
後に約100〜200℃の雰囲気温度を有する最終乾燥
工程に導入される。ここで使用される乾燥方式は任意で
例えば、熱風回転乾燥器、熱風かくはんみぞ型乾燥器、
気流乾燥器、流動乾燥器。
通気バンド乾燥器などから選んで適宜使用される。
[発明の効果] 本発明によっU 1rlられる乾燥ポリカーボネートは
色相が良好であり、平均分子量の実質的な低下もみられ
ない。従ってポリカーボネートの製造に際して工程の管
理が簡単になり、かつ最終製品の品質も安定する。又乾
燥ポリカーボネートは、そのまま又はペレット化した後
に射出成形、抽出成形、圧縮成形など公知の方法で成形
品にしても、透明で優れた色相及び機械的性質を発現す
ることができるので、用途に応じて例えばベンゾトリア
ゾール系、アセトフェノン系、サリチル酸エステル系な
どの紫外線吸収剤(0,1〜0.7重量%)、ステアリ
ルステアレート、密ロウ、モンクンワックス、グリセリ
ンモノステアレート、ペンタエリスリトールのステアレ
ートなどの高級脂肪酸と一価又は多価アルコールとのエ
ステル又は部分エステル系離型剤(0,01〜0.5手
縫%)、各種染料(0,005〜0.5重量%)など添
加することができる。
[実施例] 以下実施例及び比較例を挙げて本発明を説明する。なお
、特性の評価は以下のように行なった。
1、平均分子量の測定 オストワルド粘度泪を用いてポリカーボネートの塩化メ
チレン溶液の比粘度ηspを測定し、下記関係式(1)
より極限粘度[η]を求め、さらに式(2)に代入して
平均分子!il[M]を算出した。
η sp/ C−[η ]+に−[η コ 2 C・・
・(1)1目し、K′−0,45゜ C= 0.79/ 100mIICH2CR2at20
℃[η] −1,23X10−’ [M]  0,83
   ・・・(2)2、乾燥ポリカーボネートの色相 粉粒状ポリカーボネートを3オンスの射出成形1m (
アンカーベルク社製)を用い成形渇1340℃で厚み5
111111.幅50門、長さ70.の見本板に成形し
た。カラーマシン社製の式差計でり、a 、b値を測定
す値をもって表わした。尚色相はb 1iftが小ざい
ほど着色度は小さい。
8一 実施例1〜4 ビスフェノールAどホスゲンとを苛性ソーダ水溶液と塩
化メチレンの存在下で反応させて、平均分子124,6
00のポリカーボネートを15重量%含有する塩化メチ
レン溶液を得た。これに上記ポリカーボネート 100
重量部当たり第1表記載の量の有機ホスフィンを添加混
合した。次いでニーダ−に水を入れ水蒸気を通したジャ
ケットで加温しながらポリカーボネートの塩化メチレン
溶液を徐々に加え塩化メチレンを除去して塩化メチレン
66型口%を含む粉状の固体ポリカーボネートを得た。
これを粉砕して平均粒径約1胴とした後、約40℃の水
に分散させた。塩化メチレンを除去しながら昇温し 1
00℃になったところで濾過して塩化メチレン1,7重
け%を含有する粉粒状ポリカーボネートを得た。これを
150℃の熱風を通した流動乾燥器で乾燥して塩化メチ
レンの含有…0.01重礒%以下にした。
jqられた乾燥ポリカーボネートの平均分子量およびb
値を第1表に示す。
比較例1〜2 有機ホスフィンの添加量を第1表記載のようにしたほか
は実施例1と同様に操作した。
その結梁を第1表に示す。
実施例5 実施例1において、ビスフェノールAとホスゲンとを苛
性ソーダ水溶液と塩化メチレンの存在下で反応させて得
た平均分子間が15,200のポリカーボネートを使用
する以外は実施例4と同様にして粉粒状乾燥ポリカーボ
ネートを得た。
得られた乾燥ポリカーボネートの特性を第1表に示す。
注:1)有機ホスフィンの秤類: Pl:1〜リフエニルホスフイン P2:メチル−フェニル−P −メトキシフ]二ニルホスフィン 手続補正書 昭和61年♂月ミ日 !1寺貫午庁長官殿 1、事件の表示 特願昭 60 − 174298  号2、発明の名称 ポリカーボネートのl!!造方法 6、補正の内容 (1)明細書の第8頁第15行に「ペンタエリ−1とあ
るを1ペンタエリ」に訂正する。
(2)同第9頁第17行に[式差削」とあるを「色差計
」に訂正する。
(3)同第9頁第18行に1測定「)値」とあるを「測
定し、b値」に訂正する。
以  −ト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリカーボネートの有機溶媒溶液から有機溶媒を除去
    して得られる固体のポリカーボネートを更に加熱して残
    余の有機溶媒を除去する方法において、該ポリカーボネ
    ートの有機溶媒溶液にポリカーボネート100重量部当
    り0.0001〜0.02重量部の有機ホスフィンを添
    加することを特徴とするポリカーボネートの製造方法。
JP17429885A 1985-08-09 1985-08-09 ポリカ−ボネ−トの製造方法 Pending JPS6234921A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125826A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Japana Co Ltd ゴルフクラブシャフトの角度調節具
KR102204663B1 (ko) * 2020-08-24 2021-01-19 이춘우 롤링타입 밴딩 프레스장치

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