JPS6234328Y2 - - Google Patents

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JPS6234328Y2
JPS6234328Y2 JP1982069890U JP6989082U JPS6234328Y2 JP S6234328 Y2 JPS6234328 Y2 JP S6234328Y2 JP 1982069890 U JP1982069890 U JP 1982069890U JP 6989082 U JP6989082 U JP 6989082U JP S6234328 Y2 JPS6234328 Y2 JP S6234328Y2
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pedal
axis
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spring
turnover
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は負荷装置を操作する回動式のペダル
装置に関し、特に、いわゆるターンオーバ機構に
よつてペダル踏力が軽減されるタイプのタイプ装
置に関するものである。
ペダル装置、例えば車両のクラツチペダルにお
いて、原位置から踏込位置までペダルを踏込むの
に必要な力が負荷装置としてのクラツチからの反
力より小さくて済むようにしたり、あるいはその
必要踏力の増加率を反力の増加率より低く抑えた
りするために、スプリングおよびリンク機構を含
むターンオーバ機構を付加することが知られてい
る。
従来、この種の装置においては、第1図に示す
ようにペダル2が枢軸4によつて実線で示す原位
置と破線で示す踏込位置との間で往復回動可能に
支持される一方、ターンオーバレバー6がその一
端部において枢軸8(固定支点)により回動可能
に支持され、かつ、そのレバー6の中間部とペダ
ル2とが連結ロツド10で連結されるとともに、
レバー6の自由端部とペダル2との間にスプリン
グ12が張設されてターンオーバ機構が構成され
ていた。
そしてペダル2の踏込みの過程で、レバー6が
実線で示す初期位置(レバー6の原位置)からス
プリング12の両掛止点38,44と枢軸8とが
一直線上になる一点鎖線で示す位置(ターンオー
バ位置)まで回動する範囲では、スプリング12
のレバー6側の端部38がスプリング12の弾性
力に基いてレバー6等を介してペダル2に原位置
に戻る方向の回転モーメントを生じさせる一方、
ターンオーバ位置を過ぎて点線で示す終端位置ま
で回動する範囲では、ペダル2に踏込位置に向う
方向の回転モーメントを生じさせる。それによつ
て第2図に示すグラフから明らかなように、ペダ
ル2を踏込むのに実際に要する回転モーメント
Maが、クラツチ等負荷装置からの反力に基づい
てペダル2に生じる回転モーメントMbと、スプ
リング12のペダル側の端部44がペダル2に直
接生じさせる回転モーメントMcと、スプリング
12のレバー側の端部が間接にペダル2に生じさ
せる前記回転モーメントMd(正確にはすべての
回転モーメントが曲線となるが理解を容易にする
ために近似直線で示す)との代数和となり、踏込
み過程の途中から、実際に要する回転モーメント
Maが反力に基づく回転モーメントMbより小さく
て済むこととなる。
ところが、レバー6がターンオーバ位置を経て
初期位置に復帰する際、ターンオーバ位置からの
回動角度が大きくなるほど、スプリング12の弾
性力がレバー6に有効に働くため、ペダル2が一
点鎖線で示す中間位置から原位置に接近するにつ
れて戻し方向の回転モーメントが増大する結果と
なり、そのため第2図に示すように、ペダル2を
踏込むために必要な初期過程の回転モーメント
Maが大きくなる、言い換れば、ターンオーバ機
構を付加することで付加しない場合よりも初期逃
力が相当大きくなつてしまうという問題があつ
た。
本考案はこのような事情を背景としてなされた
ものであり、その目的とするところは、上記レバ
ー等ターンオーバ部材がターンオーバ位置より初
期位置の側にあるときには、その部材がペダルに
対して何らの作用も及ぼさないようにすることに
より、ターンオーバ機構の付加による初期踏力の
増大を回避したペダル装置を提供することにあ
る。
この目的を達成すべく本考案に係るペダル装置
は、一端に足掛け用のペダルシートを備え、第
1軸線のまわりに原位置から踏込位置に向つて往
回動可能かつ逆向きに復回動可能に設けられ、操
作対象たる負荷装置に作動的に連結されるペダル
と、上記第1軸線に平行な第2軸線のまわりに
回転可能に設けられたターンオーバ部材と、上
記ペダルに設けられた第1掛止部と、上記ター
ンオーバ部材の、上記第2軸線を基準にして上記
第1掛止部とは反対側に位置する部分にピンによ
つて回動可能に取付けられたリンクと、そのリ
ンクの、上記ピンの軸心からその軸心と上記第2
軸線との距離だけ隔たつた自由端部、またはその
自由端部に一端部が回動可能に連結された別のリ
ンクの他端部に設けられた第2掛止部と、その
第2掛止部と上記第1掛止部とに両端が掛止さ
れ、それら両掛止部に互いに接近する方向の弾性
力を加えるスプリングと、一端部が上記ターン
オーバ部材に回動可能に連結され、他端部が上記
ペダルに回動可能に連結された長手形状の部材で
あつて、そのペダルへの連結位置が、そのペダル
が原位置にある状態においては上記ターンオーバ
部材を介して伝達される上記スプリングの弾性力
によつてそのペダルを踏込位置から原位置に向う
向きに付勢し、そのペダルが踏込位置にある状態
においてはそのペダルを原位置から踏込位置に向
う向きに付勢する状態となるように選定されてい
る連結部材と、上記リンクが、その上記自由端
部が上記第2軸線と一致する位置以上に上記ペダ
ルの往回動と同方向へ回動することを阻止するス
トツパとを含むように構成される。
このようにすれば、ターンオーバ部材がペダル
原位置に対応する初期位置からターンオーバ位置
までの範囲内にある場合、第2掛止部側のスプリ
ング端から加えられる弾性力がターンオーバ部材
の枢軸(その軸線が第2軸線である)と上記スト
ツパとによつて受けられてターンオーバ部材に回
転モーメントを発生させない状態となるため、連
結部材を介してペダルに復方向の回転モーメント
が伝達されることがなくなつて、ターンオーバ機
構の付加による初期踏力の増大が回避され、また
ペダルを原位置に復帰させるために必要な程度の
回転モーメントは、上記第1掛止部側のスプリン
グ端がペダルに直接に弾性力を及ぼすことで確保
される。
従つて、ペダルを原位置から踏込位置に向けて
踏込む際の初期の踏込過程で要する踏力が、従来
のターンオーバ機構付ペダル装置に比べてはるか
に小さくて済み、しかもターンオーバ部材が上記
ターンオーバ位置を終端位置へ向つて越えた後に
おいては、スプリングの弾性力がリンク、ターン
オーバ部材、連結部材等を介してペダルに漸次増
大する往方向の回転モーメントを生じさせ、実際
に要する踏力が軽減されるのである。
なお本考案は、車両のクラツチペダル装置に適
用することを直接の目的としてなされたものでは
あるが、それに限らずブレーキペダル装置をはじ
め、各種ペダル装置に広汎に適用できることは言
うまでもない。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第3図において20はクラツチペダルであり、
一端に足掛け用のペダルシート22を備え、他端
においてペダルブラケツト24に設けられた第1
枢軸26の軸心まわりに、実線で示す原位置から
破線で示す踏込位置に向つて往回動可能に、かつ
逆方向に復回動可能に支持されている。ペダル2
0は、その中間部に連結されるプツシユロツド2
8(又はケーブル)、又は第3図に二点鎖線で示
すように枢軸26を基準としてペダルシート22
とは反対側端部に連結されるケーブル29(又は
プツシユロツド)、さらに所定の中間機構を介し
て、操作対象となるクラツチ装置に連結される。
一方、第1枢軸26と平行にレバーブラケツト
30に第2枢軸32が設けられ、ターンオーバレ
バー34がその一端部において第2枢軸32の軸
心まわりに回動可能に支持されている。
このレバー34の自由端部には、第1リンク3
6がその一端部において、第1ピン38によつて
レバー34の回動平面と平行な平面に沿つて回動
可能に連結されており、さらに第1リンク36の
自由端部には、第2ピン40によつて第2リンク
42の一端部が回転可能に連結されている。第4
図から明らかなように、両リンク36,42の連
結点となる第2ピン40は、第1ピン38と上記
第2枢軸32との軸心間距離だけ第1ピン38の
軸心から隔たつた第2リンク36の自由端部に設
けられており、従つて第2ピン40と第2枢軸3
2の各軸心を一致させることが可能である。
第3図に示すように、前記ペダル20には第1
掛止穴44が形成されている一方、第2リンク4
2の他端部には第2掛止穴46が形成され、それ
ら掛止穴44,46に両端が掛止された状態でス
プリング48が設けられている。なお上記第1ピ
ン38は、第2枢軸32を基準としてこの第1掛
止穴44とは反対側に位置することとなる。スプ
リング48には、両掛止穴44,46を介してペ
ダル20と第2リンク42とに、互いに接近する
方向の弾性力を常時付与するように、所定の引張
予荷重が与えられている。以後、第1掛止穴44
に掛止されたスプリング48の端を第1端と、ま
た第2掛止穴46に掛止された端を第2端とす
る。もちろん、掛止穴44,46の代わりに、ペ
ダル20および第2リンク42にピン等を設ける
ことによつて各々の掛止部を形成することも可能
である。
上記のように、スプリング48の第2端と第1
リンク36とが第2リンク42を介して連結され
ているため、スプリング48に対する第1リンク
36の相対角度が変化しても、第2リンク42と
の間で相対回動が生じるのみで第2リンク42と
スプリング48との相対角度は常に一定に保たれ
るため、スプリング48の第2端と第2掛止部穴
46の縁との相対移動による摩耗が防止される。
またペダル20とスプリング48とを同様な小リ
ンクを介して連結すれば、第1端についても同様
の効果が得られる。
レバー34の中間部には、長手の棒状をなす連
結ロツド50の一端部がピン52によつて回動可
能に連結され、連結ロツド50の他端部はペダル
20の、前記第1枢軸26よりペダルシート22
側の部分にピン54によつて回動可能に連結され
ている。この連結ロツド50の長さおよびペダル
20への連結位置等によつて、ペダル20とター
ンオーバレバー34との回動位置関係が規定さ
れ、ペダル20が原位置にある状態ではレバー3
4が実線で示す初期位置に、ペダル20が踏込位
置にある状態ではレバー34が破線で示す終端位
置に、またペダル20が一点鎖線で示す中間位置
にきたときにはレバー34は、第1ピン38、第
2ピン40およびスプリング48の第1および第
2端、さらに第2枢軸32が一直線上にならぶタ
ーンオーバ位置(一点鎖線で示す)に、それぞれ
位置する状態となる。その各位置に対応して、連
結ロツド50のレバー52側の連結点およびペダ
ル20側の連結点、さらにペダル20の第1掛止
穴44等が、第3図にそれぞれ黒点を付して示す
軌跡で変位することとなる。
連結ロツド50は、スプリング48の第2端が
レバー34に及ぼす弾性力をペダル20に伝達す
るものであり、いま仮りにスプリング48の第2
端が第1ピン38に掛止された状態を仮定した場
合に、ペダル20が原位置にある状態においては
レバー34を介して伝達される上記弾性力によつ
てペダル20を踏込位置から原位置に向う向き
(復方向)に付勢し、ペダル20が踏込位置にあ
る状態においてはペダル20を往方向に付勢する
状態となるように、ペダル20への連結位置が選
定されている。
前記第2枢軸32は、第5図から明らかなよう
に、第1リンク36等の側に前記レバーブラケツ
ト30から一定寸法突出させられ、その突出部分
が切欠かれて、第2枢軸32と同心かつ同径な円
筒壁の一部が残されることによつて、ストツパ5
6が形成されている。一方、前記第2ピン40が
ブラケツト30の側に一定寸法突出させられるこ
とによつて、その突出部分がストツパ対向部とさ
れており、上記ストツパ56の円筒凹面(ストツ
パ面)は、第2ピン40の突出部分に対応する寸
法に形成され、第2ピン40の軸心が第2枢軸3
0の軸心とほぼ一致する状態で、そのピン40が
ストツパ56に当接させられるようになつてい
る。従つて当接した状態においては、ターンオー
バレバー34の前記初期位置に向う回動が許容さ
れる一方で、ピン40の位置に相当する第1リン
ク36の自由端部は、ピン40を介してその位置
が一定に規制されることとなる。
以上のように構成されたペダル装置において、
ペダル20が踏込位置に踏込まれた状態において
は、第4図に示すように、レバー34が終端位置
にあり、かつ第1リンク36、第2リンク42お
よびスプリング48が一直線状に連なる状態にあ
つて、両リンク36,42はあたかもスプリング
48の一部をなすように機能し、また両リンク3
6,42の連結点となる第2ピン42は、ストツ
パ56から一定距離はなれた状態にある。
ペダル20への踏込力が解除されれば、クラツ
チ装置からの反力に基づいてペダル20に生じて
いる回転モーメント、およびスプリング48の第
1端がその弾性力に基づいてペダル20に生じさ
せる回転モーメントによつて、ペダル20が原位
置に向つて復方向に回動するとともに、連結ロツ
ド50を介してターンオーバレバー34も初期位
置に向つて同じ向きに回動し、また第1リンク3
6は、第2リンク42等と直線状態を維持しつ
つ、第1ピン38のまわりにレバー34に対して
相対的にペダル20の回動とは逆向き、すなわち
往回動と同方向に回動する。
そして、第2ピン40が第2枢軸32と一致す
る位置まで変位してレバー34が前記ターンオー
バ位置に至ると、第2ピン40がストツパ56に
当接することによつて、第1リンク36の自由端
部がその位置以上にペダル20の往回動と同じ向
きに回動することが阻止される。他方レバー34
は、スプリング48の第1端がペダル20に加え
る原位置に復帰する方向の回転モーメント等に基
づき、ターンオーバ位置を通過してペダル20の
復回動と同じ向きに初期位置に向つてさらに回動
する。。従つて第1リンク36が、ストツパ56
に当接している第2ピン40を支点としてレバー
34と一体的に回動させられ、直線状に連なつて
いるスプリング48および第2リンク42に対し
て第1リンク36が小角度屈曲させられて、ペダ
ル20およびレバー34がそれぞれ原位置および
初期位置に復帰した状態となる。
その結果、レバー34がターンオーバ位置にあ
るときはもちろんのこと、ターンオーバ位置から
初期位置までの範囲においても、スプリング48
の第2端が第2リンク42、第1リンク36を介
してレバー34に及ぼす弾性力は、レバー34の
回動中心である第2枢軸32とストツパ56とに
受けられて、レバー34に回転モーメントを生じ
させる作用を為さず、そのためにレバー34およ
び連結ロツド10を介してはペダル20に対して
何らの作用も及ぼすことがなく、言い換れば上記
範囲においてはターンオーバ機構によりペダル2
0に復方向の回転モーメントが与えられることが
回避されるのである。ただし、ペダル20を一点
鎖線で示す中間位置から原位置まで復帰させるた
めに要する回転モーメントは、クラツチからの反
力によるものを除けば、スプリング48の第1端
がペダル20に直接加える弾性力で保証され、ペ
ダル20が必要最小限の力で原位置に復帰させら
れることとなる。
従つて、ペダル20を原位置から踏込位置に向
つて踏込む際、レバー34のターンオーバ位置ま
での回動に対応する初期の踏込域においては、第
6図のペダル20についての回転モーメントを表
わすグラフから明らかなように、スプリング48
の第2端がレバー34等を介して生じさせる回転
モーメントMdが実質的に“0”となるため、ペ
ダル20を踏込むのに要する初期の回転モーメン
トMaは、スプリング48の第1端が直接生じさ
せるモーメントMcと負荷からの反力に基づくモ
ーメントMbとに打勝つだけの大きさであれば足
り、第2図に示した従来装置のそれに比べて大巾
に小さくて済むこととなる。
ペダル20の踏込過程でレバー34がターンオ
ーバ位置に至れば、前述のように第1リンク36
と第2リンク42およびスプリング48とが直線
状に連なつた状態となり、さらにレバー34が回
動することにより、前記第2ピン40がストツパ
56から離間し、以後はスプリング48の弾性力
がレバー34に有効に働くために、スプリング4
8の第2端がレバー34および連結ロツド50を
介してペダル20に踏込位置に向う方向の回転モ
ーメントMdを生じさせ、第6図に示すようにペ
ダル20の踏込みにつれて、すなわち第2ピン4
0がストツパ56から離間するにつれて、そのモ
ーメントMdが漸次増大させられる結果、反力に
基づく回転モーメントMbに対して踏込みに実際
に要するモーメントMaが小さくて済むこととな
る。なお、グラフ中の回転モーメントMd等は実
際には曲線となるが、理解を容易にするために近
似直線で表わされていることは、第2図における
と同様である。
次に別の実施例を第7図に基づいて説明する。
この実施例では、ペダル20が第1枢軸26から
ペダルシート22とは反対側に延長され、中間部
において回動可能に支持された状態となつてお
り、一端部がレバー34に連結された連結ロツド
50の他端部が、このペダル20の、ペダルシー
ト22とは反対側の部分にピン54によつて回動
可能に連結されている。その他の部分については
先の実施例とほぼ同様であるため同一の符号を付
して説明を省略するが、このようにしても連結ロ
ツド50は第3図の実施例におけるのと実質的に
同様の機能を果たし、従つて全体としても相等し
い作用・効果が得られる。
なお第3図の場合も含めて、単なる連結ロツド
50の代わりに連結部材としてターンバツクルを
採用すれば、ペダル20とレバー34との相対回
動位置の調整に便利である。
以上説明した実施例においては、スプリング4
8と第1リンク36との間に第2リンク42が介
在されていたが、第8図に示す実施例のように、
第1リンク36に設けられた前記第2ピン40に
直接スプリング48の第2端を掛止することによ
つて、そのピン40を第2掛止部として機能させ
るとともに、前述のように円筒状のストツパ56
に当接させてもよく、ピン40をリンク36に対
して回動可能とすれば、スプリング48の摩耗防
止の効果が前記と同様に得られる。
第2リンクを省略する場合、第9図に示すよう
に、第1リンク36の自由端部に形成された掛止
穴58にスプリング48の第2端を係止してもよ
く、その場合、リンク36の自由端部を掛止穴5
8を中心とする円形のボス状に形成する一方、前
記レバーブラケツト30にブロツク状のストツパ
60を第2枢軸32とは別個に固定し、リンク3
6の自由端部自体をそのストツパ60の平面に当
接させるようにすることもできる。
ストツパについてさらに言えば、第3図や第8
図のようにストツパ対向(当接)部としてピン4
0を採用する場合、円筒片状のストツパ56に代
えて上記ブロツク状のものを用いることもできる
が、レバーブラケツト30など固定部材にピン4
0の軌跡に対応する溝を形成し、その溝端にピン
40を当接させてストツパとすることも可能であ
る。
また、これまでに示した図面においては、ター
ンオーバレバー34がいずれもL字形をなしてい
たが、これは主に連結ロツド50と第1リンク3
6との干渉を避けるために過ぎず、ターンオーバ
部材の形状等は機能上種々に変更可能であり、ま
た、その部材に対する第1リンクおよび連結ロツ
ド等の連結位置は、前述のような作用が得られる
限り、自由に選定できる。
以上詳記した態様を種々に組合わせた態様で本
考案を実施可能であることは明らかであるが、そ
の他にも、実用新案登録請求の範囲を逸脱するこ
となく、種々なる変更等を加えた態様で本考案を
実施し得ることは、改めて言うまでもないところ
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のペダル装置の構造および作動を
示す側面図であり、第2図はその従来装置におけ
るペダルの回転モーメントの変化を示すグラフで
ある。第3図は本考案の一実施例であるペダル装
置の構造ならびに作動を示す側面図であり、第4
図はそのペダルが踏込位置にある場合のターンオ
ーバレバー等の状態を示す部分側面図である。第
5図は第4図の装置をストツパを中心に拡大して
示す拡大斜視図であり、第6図は第3図の装置に
おけるペダルの回転モーメントをペダルの回動角
との関係において示すグラフである。第7図は本
考案の別の実施例であるペダル装置の側面図であ
る。第8図および第9図はそれぞれ本考案の別の
実施例の要部を示す側面図であり、それぞれ第4
図に相当する。 20:クラツチペダル、22:ペダルシート、
26:第1枢軸、32:第2枢軸、34:ターン
オーバレバー(ターンオーバ部材)、36:第1
リンク、38:第1ピン、40:第2ピン、4
2:第2リンク、44:第1掛止穴、46,5
8:第2掛止穴、48:スプリング、50:連結
ロツド(連結部材)、56,60:ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端に足掛け用のペダルシートを備え、第1
    軸線のまわりに原位置から踏込位置に向つて往
    回動可能かつ逆向きに復回動可能に設けられ、
    操作対象たる負荷装置に作動的に連結されるペ
    ダルと、 前記第1軸線に平行な第2軸線のまわりに回
    動可能に設けられたターンオーバ部材と、 前記ペダルに設けられた第1掛止部と、 前記ターンオーバ部材の、前記第2軸線を基
    準にして前記第1掛止部とは反対側に位置する
    部分にピンによつて回動可能に取付けられたリ
    ンクと、 該リンクの、前記ピンの軸心から該軸心と前
    記第2軸線との距離だけ隔たつた自由端部、ま
    たは該自由端部に一端部が回動可能に連結され
    た別のリンクの他端部に設けられた第2掛止部
    と、 該第2掛止部と前記第1掛止部とに両端が掛
    止され、該両掛止部に互に接近する方向の弾性
    力を加えるスプリングと、 一端部が前記ターンオーバ部材に回動可能に
    連結され、他端部が前記ペダルに回動可能に連
    結された長手形状の部材であつて、該ペダルへ
    の連結位置が、前記ペダルが原位置にある状態
    においては前記ターンオーバ部材を介して伝達
    される前記スプリングの弾性力によつて該ペダ
    ルを踏込位置から原位置に向う向きに付勢し、
    該ペダルが踏込位置にある状態においては該ペ
    ダルを原位置から踏込位置に向う向きに付勢す
    る状態となるように選定されている連結部材
    と、 前記リンクが、その前記自由端部が前記第2
    軸線と一致する位置以上に前記ペダルの往回動
    と同方向へ回動することを阻止するストツパと
    を含むことを特徴とするペダル装置。 (2) 前記連結部材の他端部が、前記ペダルの、前
    記第1軸線よりペダルシート側の部分に連結さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    のペダル装置。 (3) 前記連結部材の他端部が、前記ペダルの、前
    記第1軸線を基準として前記ペダルシートとは
    反対側の部分に連結されている実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載のペダル装置。
JP1982069890U 1982-05-13 1982-05-13 ペダル装置 Granted JPS58171531U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982069890U JPS58171531U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 ペダル装置

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JP1982069890U JPS58171531U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 ペダル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58171531U JPS58171531U (ja) 1983-11-16
JPS6234328Y2 true JPS6234328Y2 (ja) 1987-09-02

Family

ID=30079588

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JP1982069890U Granted JPS58171531U (ja) 1982-05-13 1982-05-13 ペダル装置

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JP7151990B2 (ja) * 2018-06-01 2022-10-12 国立大学法人東北大学 グリッパ装置

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