JPS62333Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、こんろ等火気を使用する厨房等の天
井に設けて便利な隔壁装置に関するもので、以下
添付の図面に基いて具体的に説明する。

「長方形の等寸の１対の枠板１，１の長辺同志
は、複数の蝶番２をもつて蝶着されている。

「３は、厨房の天井４の所望の個所に、互いに
平行をなすように、アンカーボルト５をもつて止
着された取付杆で、正面形がＵ字状をなす支片３
ａの下端一側に、正面形が内向コ字状をなす取付
片３ｂを連設して形成されている。

６は、取付片３ｂと対称形をなす化粧縁で、取
付杆３の支片３ａの他側面にビス止めされてい
る。上記枠板１，１は、正面形がＶ字状をなすよ
うに、その蝶着部で屈曲させて、両側上端を取付
杆３の取付片３ｂに、取付金具７をもつて取付け
られている。

８は、両枠板１，１の蝶着部下面を覆う飾縁
で、その幅方向の中央には、下向Ｕ字溝９が曲設
され、両側縁には、上向傾斜する屈曲片８ｄ，８
ａが曲設されている。

飾縁８は、その屈曲片８ａを枠板１の下端角部
に当接係合させ、かつボルト１０を、下向Ｕ字溝
９の中央片の下方より挿入し、両枠板１，１の蝶
着部を貫通させるとともに、その上端に、めねじ
板１１を螺合することにより、蝶着部の下面を覆
うように取付けられている。１２は不燃板で、各
枠板１の外面を覆うように、木枠１の下面に貼着
されている。

１３は、飾縁８の下向Ｕ字溝９にはめ込んで、
弾性的に係着させたプラスチツク製の覆い材であ
る。上述の隔壁装置においては、室内に露出する
下面が、すべて不燃材で覆われており、かつ天井
４との間には空間が設けられているので、十分防
火効果があり、また図示を省略したが、この空間
部を、ダクト等で、屋外に連通するとともに、枠
板１の適所に換気扇を、室内に突出させずに、体
裁よく組み込むことができる。また隔壁は、２枚
の同形等大の枠板１，１をＶ字状に屈曲させて、
空間部を形成しているので、隔壁を構成する部品
点数が少く、安価に製作することができ、かつ、
蝶着部において扁平に折りたためるので、輸送に
便利であり、また施工現場における組立て取付け
も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案装置の一部切欠側面図、第２
図は、同じく展開平面図、第３図は、第１図にお
けるＡ−Ａ線拡大縦断面である。 １……枠板、２……蝶番、３……取付枠、３ａ
……支片、３ｂ……取付片、４……天井、５……
アンカーボルト、６……化粧縁、７……取付金
具、８……飾縁、８ａ……屈曲片、９……下向Ｕ
字溝、１０……ボルト、１１……めねじ板、１２
……不燃板、１３……覆い材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ２枚の枠板の内面端縁同志を蝶着し、これを
   正面形がＶ字状をなすように屈曲させるととも
   に、その両側上端を、天井の所望の個所に適宜
   取付け、かつ前記蝶着部に、その下面を覆う飾
   縁を、飾縁の中央部と前記蝶着部を下方より貫
   通するボルトとめねじ板をもつて取付けてなる
   天井用隔壁装置。 (2) 枠板が、外面に不燃板が貼着されたものであ
   る実用新案登録請求の範囲第(1)項に記載の天井
   用隔壁装置。