JPS6233371B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6233371B2
JPS6233371B2 JP53070669A JP7066978A JPS6233371B2 JP S6233371 B2 JPS6233371 B2 JP S6233371B2 JP 53070669 A JP53070669 A JP 53070669A JP 7066978 A JP7066978 A JP 7066978A JP S6233371 B2 JPS6233371 B2 JP S6233371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension member
anchor
grout
unbonded
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53070669A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54161712A (en
Inventor
Kunimitsu Yamada
Hideki Nakao
Kazuya Hirota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP7066978A priority Critical patent/JPS54161712A/ja
Publication of JPS54161712A publication Critical patent/JPS54161712A/ja
Publication of JPS6233371B2 publication Critical patent/JPS6233371B2/ja
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、地山の変形に追従させるためのア
ンボンド部を形成するプレストレストアンカー工
法において、アンボンド部を挾んでその両端すな
わちアンカー先端部および後端部に定着部を設け
るアンボンドプレストレストアンカー工法に関す
るもので、主として岩盤の定着、擁壁の支持等に
用いる。
一度設置したプレストレストアンカーを計画通
り長期にわたつて効果を保たせるためには、プレ
ストレスを加えたアンカー引張部材を決して緩ま
せてはならず、例えばアンカー引張部材を固定し
ている後端締付部(ヘツドと言う)が万一破損し
た場合でも、あるいはヘツドを受けている反力盤
部が破損したり動いた場合でも一度導入されてい
るプレストレスに変化をおよぼさない機構である
ことが必要である。
しかし、従来この機構が完成していなかつたた
め、すでに設置されているプレストレストアンカ
ーに不安がつきまとつていた。
過去、アンカーに関する事故の例の内、設計に
ともなうミスを除いたものには、第18図および
第19図に示すように地山の表層崩壊のために、
アンカー反力ブロツクが動いてしまつたもの〔事
故例a〕、第20図および第21図に示すよう
に、コンクリート擁壁下を掘削して擁壁が転倒し
てしまつたもの〔事故例b〕、第22図およびび
第23図に示すように、コンクリート梁の裏側の
地山が抜けて梁が折れてしまつたもの〔事故例
c〕、第24図および第25図に示すように、鋼
管杭と鋼管杭の間から地山が抜け出してアンカー
が緩んでしまつたもの〔事故例d〕等の事故が多
い。
現在プレストレストアンカーとして最も多く採
用されている方式には、 アンカー自由長部に関してはスパイラルシー
スを使用し、アンカーにプレストレスを導入し
た後二次注入する方式 アンカー自由長部にはポリエチレンシース等
を使用し、その中にオイルまたはグリース等の
摩擦抵抗の少ない防錆材をあらかじめ注入して
おき、二次注入を省略する方式 の二種類がある。
この二方式の構造的効果の意味の違いはは使
用されたアンカー定着地盤が施工中および施工後
に変形しないと考えられる場合に有効であるのに
対し、の方式はアンカー定着地盤が施工中およ
び施工後も地山の応力解放やさらに増加する外荷
重等により地盤の変形が発生する場合に有効であ
る点にある。
その理由は第26図および第27図に示すよう
に地山に断層やすべり面が存在している場合、こ
れらの箇所において局部的な膨張やずれが発生し
た場合にの方式のようにセメントミルクあるい
はセメントモルタル等でアンカーケーブル全長が
地山に付着され一体化されていると、アンカーに
作用する局部的なずれや膨張をその付近のみで吸
収することとなる。この結果アンカーケーブルの
鋼材の伸び能力が不足し、アンカーケーブルの破
断につながる。これに対し、の方式ではアンボ
ンド部が設けられているので、局部的なずれ等を
アンカーケーブル全長で吸収することができる。
そのため、地山の変形は許容するがケーブルの破
壊に対しては著しく有利になる。
しかし、従来ののアンボンドタイプでは、ア
ンカーの緊張端部の定着金具の一点のみで固定さ
れているので地表の著しい変形、定着部の錆等に
より前述したような問題の発生することが度々あ
る。
この発明は、このような事情に鑑み、事故を防
ぐことと、また、たとえ地山の表層に崩壊が起つ
ても一度導入されたプレストレスが維持されるこ
とを目的として案出されたもので、以下図面に基
づいて、この発明の両端に定着部を有するアンボ
ンドプレストレストアンカー工法について代表的
な二通り施工方法(以下、型および型と呼
ぶ)を説明する。
この発明の原理について概略を示したものが第
1図で、Aは第一回目のグラウト注入(以下、一
次グラウト注入と呼ぶ)により形成される先端定
着部、Bはシースを施したアンボンド部、Cはア
ンカー引張部材の緊張後、第二回目のグラウト注
入(以下、二次グラウト注入と呼ぶ)により形成
される後端定着部である。
先端定着部Aの長さは、導入される緊張力、地
山との付着強度等によつて決定されるが、通常3
〜5m場合によつては5〜10m程度となる。また
後端定着部Cも2〜5m程度の場合が多く、中央
の自由長部を形成するアンボンド部Bは5〜10m
以上、場合によつては数十mの長さを必要とする
場合もある。
第2図〜第10図は、この発明のプレストレス
トアンカー工法の型および型において使用さ
れるアンカー装置の詳細を示したもので、第11
図〜第13図は型の施工手順を、第14〜第1
7図は型の施工手順を示したものである。
アンカーの引張部材1としては、普通PC鋼よ
り線、PC鋼線等のPC鋼材を複数束ねたものが用
いられ、長手方向中央部にはシースによりアンボ
ンド部Bを設ける。このアンボンド部Bはポリエ
チレンシース、金属シース等によつて形成され、
オイルまたはグリース等が注入される。またテー
プ被覆を施す場合もある。
型は、後端定着部Cにも筒状の金属シース6
を用いるもので、施工手順はまず前記の引張部材
1(アンボンド部Bにシースを施したもの)の後
端部に金属シース6を取り付け、ボーリング孔E
に挿入する。なお、金属シース6先端のアンボン
ド部Bと接する部分には、あらかじめテープまた
はアスフアルト等によりシーリングしておく。
次に、一次グラウト10の注入をボーリング孔
Eの口まで行ない、この一次グラウト10の硬化
により先端定着部Aが定着される。なお、この時
点では引張部材1のアンボンド部Bおよび後端定
着部Cの区間は、シースで保護されているため自
由な状態(グラウトとの付着がなく、グラウトか
らの外力を受けない状態)となつている。
次に、引張部材1にアンカーヘツドDを取り付
け、緊張により引張部材1にプレストレスを導入
し、続いて金属シース6内に二次グラウト13の
注入を行なう。この二次グラウト13の硬化によ
り後端定着部Cが形成され、この発明における中
央にアンボンド部をはさみ、その両端に定着部を
有するプレストレストアンカーが完成されること
となる。
なお、金属シース6は、グラウトとの付着を良
くするため、螺線状に凹凸のあるスパイラルシー
ス等を用い、断面は金属シース6の内部の引張部
材1と二次グラウトとの付着を考慮し、引張部材
の断面よりある程度大きな断面のものを用いる。
型は、エアジエツト14を用い、後端定着部
Cにはシースを必要としない方法で、まずアンボ
ンド部Bにシースを施した引張部材1をボーリン
グ孔Eに挿入し、一次グラウト10の注入をボー
リング孔の口まで行なうが、注入が終つたら、直
ちにエアジエツト14を噴出させ、後端定着部C
区間の一次グラウト10をボーリング孔Eの孔外
へ排出する。
次に、一次グラウト10の硬化を持ち、型と
同様の方法でプレストレスの導入を行ない、続い
て一次グラウト10が排出された後端定着部C区
間に二次グラウト13の注入を行ない、型と同
様、両端に定着部を有するアンボンドプレストレ
ストアンカーが完成される。
この発明は、以上の構成からなり、従来のアン
ボンドプレストレストアンカーでは、定着部がア
ンカー先端にしかなく、アンボンド部がアンカー
ヘツドまで連続していたため、地山表層の崩壊あ
るいはアンカーヘツドの損傷があると、導入され
たプレストレスが解放され、アンカーの働きを失
なつてしまうが、この発明の工法により設置され
るプレストレストアンカーは、アンカー先端部と
後端部の二ケ所に定着部をもつため、たとえ地山
表層が崩壊したり、アンカーヘツドが壊れても、
この二つの定着部間には変動が起らず、導入され
たプレストレスが維持され安全確実なアンカーと
なる。
特にこの発明では両端の定着部間に十分な長さ
のアンボンド部が形成されていて地山の変形に追
従できる。しかも第1番目の発明ではアンカー引
張部材の後端部にシースを取付けることにより、
また第2番目の発明ではエアジエツトにより、ア
ンカー引張部材後端部区間のグラウトを排出する
ことにより、前記アンボンド部の形成上必要な二
次グラウト注入を確実に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理を示した概略図、第2
図は先端定着部の断面図、第3図はその−断
面図、第4図は−断面図、第5図はアンボン
ド部の断面図、第6図はその−断面図、第7
図は型の後端定着部の断面図、第8図はその
−断面図、第9図は型の後端定着部の断面
図、第10図はその−断面図、第11図、第
12図および第13図は型の施工手順の概略を
示す断面図、第14図、第15図、第16図およ
び第17図は型の施工手順の概略を示す断面
図、第18図および第19図は事故例aの断面
図、第20図および第21図は事故例bの断面
図、第22図および第23図は事故例cの断面
図、第24図および第25図は事故例dの断面
図、第26図および第27図は地盤中に局部的な
応力が作用する場合の説明図である。 A…先端定着部、B…アンボンド部、C…後端
定着部、D…アンカーヘツド、E…ボーリング
孔、1…引張部材、2…一次注入ホース、3…パ
イロツトキヤツプ、4…スペーサ、5…テープ被
覆、6…金属シース、7…二次注入ホース、8…
エアジエツトホース兼二次注入ホース、9…シー
ス、10…一次グラウト、11…反力ブロツク、
12…一次グラウトの固まつた状態、13…二次
グラウト、14…エアジエツト、15…擁壁、1
6…梁、17…鋼管杭、18…想定すべり面、1
9…掘削予定線、20…断層部、21…地すべり
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 PC鋼材からなる比較的長尺のアンカー引張
    部材の長手方向中央部にアンボンド部形成用シー
    スを設け、地山の変形に追従するのに十分な長さ
    のアンボンド部を形成し、この引張部材をボーリ
    ング孔に挿入して一次グラウト注入を行ない、前
    記引張部材先端部に所定長さの定着部を形成した
    後、この引張部材を緊張し、次いで二次グラウト
    注入を行なうことにより、アンボンド部を挾んで
    前記引張部材後端部にも定着部を形成するに際し
    て前記一次グラウト注入は、アンカー引張部材の
    後端部にも筒状のシースを取り付けてボーリング
    孔の口まで注入を行ない、前記二次グラウト注入
    はこの筒状のシース内に行なうことを特徴とする
    両端に定着部を有するアンボンドプレストレスト
    アンカー工法。 2 PC鋼材からなる比較的長尺のアンカー引張
    部材の長手方向中央部にアンボンド部形成用シー
    スを設け、地山の変形に追従するのに十分な長さ
    のアンボンド部を形成し、この引張部材をボーリ
    ング孔に挿入して一次グラウト注入を行ない、前
    記引張部材先端部に所定長さの定着部を形成した
    後、この引張部材を緊張し、次いで二次グラウト
    注入を行なうことにより、アンボンド部を挾んで
    前記引張部材後端部にも定着部を形成するに際し
    て前記一次グラウト注入は、ボーリング孔の口ま
    で行ない、エアジエツトにより、アンカー引張部
    材後端部区間のグラウトを排出し、この一次グウ
    ウトが排出された区間に前記二次グラウト注入が
    行なわれることを特徴とする両端に定着部を有す
    るアンボンドプレストレストアンカー工法。
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JPS54161712A JPS54161712A (en) 1979-12-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59173422A (ja) * 1983-03-18 1984-10-01 Kensetsu Kiso Eng Kk 地山アンカ−

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51107617A (ja) * 1975-03-17 1976-09-24 Takenaka Komuten Co Yamadomeyoaasuankaakoho

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JPS51107617A (ja) * 1975-03-17 1976-09-24 Takenaka Komuten Co Yamadomeyoaasuankaakoho

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