JPS6233132A - カルボン酸の精製方法 - Google Patents
カルボン酸の精製方法Info
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- JPS6233132A JPS6233132A JP17124385A JP17124385A JPS6233132A JP S6233132 A JPS6233132 A JP S6233132A JP 17124385 A JP17124385 A JP 17124385A JP 17124385 A JP17124385 A JP 17124385A JP S6233132 A JPS6233132 A JP S6233132A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はカルボン酸の精製方法に関し、詳しくはオレフ
ィンを一酸化炭素および水と反応させる、いわゆるコツ
ホ反応によって得られたカルボン酸の粗生成物からカル
ボン酸を精製する方法に関する。
ィンを一酸化炭素および水と反応させる、いわゆるコツ
ホ反応によって得られたカルボン酸の粗生成物からカル
ボン酸を精製する方法に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕カ
ルボン酸の粗生成物からカルボン酸を精製する方法とし
て従来様々の方法が提案されている。
ルボン酸の粗生成物からカルボン酸を精製する方法とし
て従来様々の方法が提案されている。
たとえばカルボン酸の粗生成物、をアルカリ水溶液中に
加えてカルボン酸のアルカリ、塩を含む水性相とオレフ
ィン重合物を含む油相に分離し、水性相に鉱酸を加えて
カルボン酸を析出させて分離する方法(特公昭38−1
)964号)、粗製脂肪酸に酸化剤を接触させた後蒸留
する方法(特公昭48−16897号)、カルボン酸の
粗生成物をジエチレングリコールモノエチルエーテルと
共に蒸留してオレフィン重合物を留去する方法(特公昭
48−23412号)、粗製カルボン酸を水または少量
の有機酸塩ないし無機塩を含む水とともに温度100〜
270℃の液相条件下で加熱した後蒸留する方法(特公
昭48−35048号)が知られている。
加えてカルボン酸のアルカリ、塩を含む水性相とオレフ
ィン重合物を含む油相に分離し、水性相に鉱酸を加えて
カルボン酸を析出させて分離する方法(特公昭38−1
)964号)、粗製脂肪酸に酸化剤を接触させた後蒸留
する方法(特公昭48−16897号)、カルボン酸の
粗生成物をジエチレングリコールモノエチルエーテルと
共に蒸留してオレフィン重合物を留去する方法(特公昭
48−23412号)、粗製カルボン酸を水または少量
の有機酸塩ないし無機塩を含む水とともに温度100〜
270℃の液相条件下で加熱した後蒸留する方法(特公
昭48−35048号)が知られている。
しかし、蒸留による方法(特公昭48−16897号、
特公昭48−3504.8号)は硫黄化合物はある程度
除去できるもののオレフィン重合物はカルボン酸と沸点
が近接しているため、分離しにくいという問題があシ、
アルカリ中和法(特公昭38−1)964号)はカルボ
ン酸に対して当量のアルカリおよび酸が必要であシ、シ
かも無機塩がカルボン酸に混入し製品純度を下げるとい
う欠陥がある。また、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルを添加する方法(特公昭48−23412号)
は第3級ノナン酸だけにしか適用できず、その上ジエチ
レングリコールの再使用のためには水の添加を要するな
どの欠点がある。
特公昭48−3504.8号)は硫黄化合物はある程度
除去できるもののオレフィン重合物はカルボン酸と沸点
が近接しているため、分離しにくいという問題があシ、
アルカリ中和法(特公昭38−1)964号)はカルボ
ン酸に対して当量のアルカリおよび酸が必要であシ、シ
かも無機塩がカルボン酸に混入し製品純度を下げるとい
う欠陥がある。また、ジエチレングリコールモノエチル
エーテルを添加する方法(特公昭48−23412号)
は第3級ノナン酸だけにしか適用できず、その上ジエチ
レングリコールの再使用のためには水の添加を要するな
どの欠点がある。
本発明者は上記欠点を解消するために鋭意研究を重ねた
結果、粗製カルボン酸を特定の抽剤で抽出することによ
り上記目的が達せられることを見出し、かかる知見に基
いて本発明を完成した。
結果、粗製カルボン酸を特定の抽剤で抽出することによ
り上記目的が達せられることを見出し、かかる知見に基
いて本発明を完成した。
すなわち本発明は、オレフィンを一酸化炭素および水と
反応させて生成したコツホ反応生成物から得られた粗製
カルボン酸を脂肪族アルコール水溶液で抽出することを
特徴とするカルボン酸の精製方法を提供するものである
。
反応させて生成したコツホ反応生成物から得られた粗製
カルボン酸を脂肪族アルコール水溶液で抽出することを
特徴とするカルボン酸の精製方法を提供するものである
。
本発明の方法に用いる粗製カルボン酸とは従来から周知
のコツホ反応によって得られる粗製のカルボン酸である
。上記コツホ反応は次のような反応式で示される。
のコツホ反応によって得られる粗製のカルボン酸である
。上記コツホ反応は次のような反応式で示される。
オレフィン十−酸化炭素+水
カルボン酸+オレフィン重合物干硫酸エステル硫酸触媒
上記反応の原料として使用するオレフィンとしては、コ
ツホ反応に用い得る■脂肪族オレフィンまたは■脂環式
オレフィンまたは■脂肪族オレフィンを置換基として有
する脂環式化合物もしくは芳香族化合物であれば特に制
限はないが、通常は炭素数2〜15 (C2〜C15)
、好ましくは2〜12(02〜C22)である。
ツホ反応に用い得る■脂肪族オレフィンまたは■脂環式
オレフィンまたは■脂肪族オレフィンを置換基として有
する脂環式化合物もしくは芳香族化合物であれば特に制
限はないが、通常は炭素数2〜15 (C2〜C15)
、好ましくは2〜12(02〜C22)である。
このような脂肪族オレフィ/としては、たとえばエチレ
ン、プロピレン、インブチレン、 rl −フテン、1
−ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、
ノネン、ベゼンおよび高級アルケンが挙げられる。また
、脂環式オレフィンとしてはシクロペンテン、シクロヘ
キセン等がsす、 置換基として脂肪族オレ・フィンを
有する脂環式化合物としてはビニルシクロヘキサン、イ
ソプロペニルシクロヘキセン、置換基として脂肪族オレ
フィンを有する芳香族化合物としてはスチレン、イソプ
ロペニルベンゼン等が挙げられる。
ン、プロピレン、インブチレン、 rl −フテン、1
−ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、
ノネン、ベゼンおよび高級アルケンが挙げられる。また
、脂環式オレフィンとしてはシクロペンテン、シクロヘ
キセン等がsす、 置換基として脂肪族オレ・フィンを
有する脂環式化合物としてはビニルシクロヘキサン、イ
ソプロペニルシクロヘキセン、置換基として脂肪族オレ
フィンを有する芳香族化合物としてはスチレン、イソプ
ロペニルベンゼン等が挙げられる。
上記原料オレフィンはそれぞれ単独で用いても良いし、
2種以上の混合物として用いても良い。
2種以上の混合物として用いても良い。
上記オレフィンを原料としてコツホ反応により得られる
粗製カルボン酸は原料オレフィンよシ炭素数が1つ大き
なカルボン酸であり、本発明で使用する粗製カルボン酸
は通常炭素数3〜16のカルボン酸(C3酸〜C16酸
)、好ましくは炭素数3〜13のカルボン酸(C3酸〜
C13酸)である。本発明の方法では上記粗製カルボン
酸を脂肪族炭化水素の溶液としたのち、脂肪族アルコー
ル水溶液で抽出することによジオレフィン重合物、未反
応オレフィン、硫酸エステル、脂肪族炭化水素を含む上
相(脂肪族炭化水素相)と精製カルボン酸およびメタノ
ール水溶液からなる下相(脂肪族アルコール相)とに分
離する。
粗製カルボン酸は原料オレフィンよシ炭素数が1つ大き
なカルボン酸であり、本発明で使用する粗製カルボン酸
は通常炭素数3〜16のカルボン酸(C3酸〜C16酸
)、好ましくは炭素数3〜13のカルボン酸(C3酸〜
C13酸)である。本発明の方法では上記粗製カルボン
酸を脂肪族炭化水素の溶液としたのち、脂肪族アルコー
ル水溶液で抽出することによジオレフィン重合物、未反
応オレフィン、硫酸エステル、脂肪族炭化水素を含む上
相(脂肪族炭化水素相)と精製カルボン酸およびメタノ
ール水溶液からなる下相(脂肪族アルコール相)とに分
離する。
ここで上記脂肪族炭化水素溶成としては種々のものが使
用できるが、通常はn−ヘキサン、n−ヘプタンが好適
である。また、脂肪族アルコール水溶液としては種々の
ものが使用できるが、一般的には濃度20〜90重量%
、好ましくは60〜88重量%のメタノール水溶液が好
適である。メタノール濃度が20重量%未満であると、
メタノール水溶液相のカルボン酸濃度が極端に低下し、
また90重量%を超えると、脂肪族炭化水素相と脂肪族
アルコール水溶液相とに分離できなくなるので好ましく
ない。
用できるが、通常はn−ヘキサン、n−ヘプタンが好適
である。また、脂肪族アルコール水溶液としては種々の
ものが使用できるが、一般的には濃度20〜90重量%
、好ましくは60〜88重量%のメタノール水溶液が好
適である。メタノール濃度が20重量%未満であると、
メタノール水溶液相のカルボン酸濃度が極端に低下し、
また90重量%を超えると、脂肪族炭化水素相と脂肪族
アルコール水溶液相とに分離できなくなるので好ましく
ない。
次に、本発明の詳細な説明する。
コツホ反応生成物を溶媒たるn−へキサンで希釈した粗
反応生成物を部分的にストリッピングし、生成液濃度約
50%に濃縮した粗製カルボン酸2容に、80重量%の
メタノール水溶液1容を加え分液漏斗で抽出する。上相
(n−ヘキサン相)((はオレフィン重合物などの不純
物が含まれ、下相(メタノール水溶液相)には、カルボ
ン酸のみが分配平衡に従って抽出される。n−ヘキサン
相に、さらに新たな80重量%のメタノール水溶液を加
え抽出を繰り返す。抽出回数は特に制限なく、所望のカ
ルボン酸が充分に抽出されるまで行なえばよい。
反応生成物を部分的にストリッピングし、生成液濃度約
50%に濃縮した粗製カルボン酸2容に、80重量%の
メタノール水溶液1容を加え分液漏斗で抽出する。上相
(n−ヘキサン相)((はオレフィン重合物などの不純
物が含まれ、下相(メタノール水溶液相)には、カルボ
ン酸のみが分配平衡に従って抽出される。n−ヘキサン
相に、さらに新たな80重量%のメタノール水溶液を加
え抽出を繰り返す。抽出回数は特に制限なく、所望のカ
ルボン酸が充分に抽出されるまで行なえばよい。
次に、本発明のカルボン酸の精製方法を図面により説明
する。第1図は本発明の1実施例を示すプロセスのフロ
ーシートである。
する。第1図は本発明の1実施例を示すプロセスのフロ
ーシートである。
カルボン酸抽出塔4に上部より脂肪族アルコール水溶液
としての80重量%メタノール水溶液を下部より粗製カ
ルボン酸の溶媒(50%ヘキサン)溶液が供給され向流
接触される。カルボン酸抽出塔4で粗製カルボン酸中の
オレフィン重合物はメタノール水溶液に抽出されずヘキ
サン溶液のままカルボン酸抽出塔4の塔頂から管5を経
てヘキサン回収塔7へ供給される。ヘキサン回収塔7で
は塔底からオレフィン重合物が分離され、塔頂からヘキ
サンが管8を経てカルボン酸抽出塔4に再び供給される
。
としての80重量%メタノール水溶液を下部より粗製カ
ルボン酸の溶媒(50%ヘキサン)溶液が供給され向流
接触される。カルボン酸抽出塔4で粗製カルボン酸中の
オレフィン重合物はメタノール水溶液に抽出されずヘキ
サン溶液のままカルボン酸抽出塔4の塔頂から管5を経
てヘキサン回収塔7へ供給される。ヘキサン回収塔7で
は塔底からオレフィン重合物が分離され、塔頂からヘキ
サンが管8を経てカルボン酸抽出塔4に再び供給される
。
一方、カルボン酸抽出塔4でメタノール水溶液に抽出さ
れたカルボン酸は塔底よシ管6を経てメタノール回収塔
10に供給される。メタノール回収塔10では塔頂から
メタノール水溶液が回収され、管1)を経てカルボン酸
抽出塔4に再び供給される。一方、メタノール回収塔1
0中のカルボン酸(精製カルボン酸)は塔底から管12
を経てカルボン酸蒸留塔13に供給され、各炭素数の留
分ごとに分離される。
れたカルボン酸は塔底よシ管6を経てメタノール回収塔
10に供給される。メタノール回収塔10では塔頂から
メタノール水溶液が回収され、管1)を経てカルボン酸
抽出塔4に再び供給される。一方、メタノール回収塔1
0中のカルボン酸(精製カルボン酸)は塔底から管12
を経てカルボン酸蒸留塔13に供給され、各炭素数の留
分ごとに分離される。
本発明の精製方法によれば、カルボン酸と近接した沸点
を有するオレフィン重合物を完全に除去でき、同時に硫
酸エステルも除去できるため、高純度のカルボン酸を単
離することができる。
を有するオレフィン重合物を完全に除去でき、同時に硫
酸エステルも除去できるため、高純度のカルボン酸を単
離することができる。
また5本発明の精製方法は常温、常圧で行なうことがで
き、その上火量の無機化学薬品の使用を必要としないた
め、経済的であると同時に工業的にすぐれた方法である
。
き、その上火量の無機化学薬品の使用を必要としないた
め、経済的であると同時に工業的にすぐれた方法である
。
したがって、本発明の方法はカルボン酸の精製方法とし
て非常に有用である。
て非常に有用である。
次に、本発明を実施例によシ詳しく説明する。
実施例1
沸点の近接したオレフィン類(Co −C12)を不純
物として含有する粗製ピバリン酸(純度73%)500
ml(420ji’)にl’l−ヘキサン500mA’
および80重量%メタノール水溶液500m1を加え、
分液漏斗で振とり後静置した。次いで、下相のメタノー
ル水溶液相を分取し、上相をさらに新しい80重量%メ
タノール水溶液500m/を用いて抽出する操作を2回
繰り返した。
物として含有する粗製ピバリン酸(純度73%)500
ml(420ji’)にl’l−ヘキサン500mA’
および80重量%メタノール水溶液500m1を加え、
分液漏斗で振とり後静置した。次いで、下相のメタノー
ル水溶液相を分取し、上相をさらに新しい80重量%メ
タノール水溶液500m/を用いて抽出する操作を2回
繰り返した。
合計3回抽出後のn−ヘキサン相をガスクロマトグラフ
ィーにて分析することによりピバリン酸の回収率を求め
た。
ィーにて分析することによりピバリン酸の回収率を求め
た。
また、下相のメタノール水溶液相を合せた後、メタノー
ル水溶液を蒸留により除き、残留物をさらに精留して3
02yのピバリン酸が得られた。
ル水溶液を蒸留により除き、残留物をさらに精留して3
02yのピバリン酸が得られた。
得られたピバリン酸の純度および回収率を第1表に示す
。
。
実施例2
沸点の近接したオレフィン類(C16)を不純物として
含有する粗製ノナン酸(純度80.9%)100、/
t o 八 9 α > LF 、 −△ →
−→ト ・ノ 1 八 八 −1士、 ヒ γ(80
重量%メタノール水溶液100m7?を加え分液漏斗で
振とり後静置した。下相のメタノール水溶液相を分取し
、上相をさらに新しい80重量%メタノール水溶液10
0meを用いて抽出する操作を6回繰り返した。
含有する粗製ノナン酸(純度80.9%)100、/
t o 八 9 α > LF 、 −△ →
−→ト ・ノ 1 八 八 −1士、 ヒ γ(80
重量%メタノール水溶液100m7?を加え分液漏斗で
振とり後静置した。下相のメタノール水溶液相を分取し
、上相をさらに新しい80重量%メタノール水溶液10
0meを用いて抽出する操作を6回繰り返した。
合計7回抽出後のn−ヘキサン相をガスクロマトグラフ
ィーにて分析することによりノナン酸の回収率を求めた
。
ィーにて分析することによりノナン酸の回収率を求めた
。
また、下相のメタノール水溶液相を合せたのちメタノー
ル水溶液を留去し、残留物をさらに精留して71yのノ
ナン酸が得られた。得られたノナン酸の純度および回収
率を第1表に示す。
ル水溶液を留去し、残留物をさらに精留して71yのノ
ナン酸が得られた。得られたノナン酸の純度および回収
率を第1表に示す。
実施例3
実施例2においてメタノール水溶液の濃度が70重量%
のものを用いたことおよび抽出回数を合計13回にした
こと以外は実施例2と同様に抽出を行なった。
のものを用いたことおよび抽出回数を合計13回にした
こと以外は実施例2と同様に抽出を行なった。
合計13回抽出後には最初のノナン酸の97.5重量%
が抽出されていた。なお、n−へキサン相のノナン酸純
度は9.7%であった。
が抽出されていた。なお、n−へキサン相のノナン酸純
度は9.7%であった。
合せたメタノール水溶液抽出液1310mgからメタノ
ール水溶液を留去することにより72.2 yのノナン
酸が得られた。得られたノナン酸の純度および回収率を
第1表に示す。
ール水溶液を留去することにより72.2 yのノナン
酸が得られた。得られたノナン酸の純度および回収率を
第1表に示す。
実施例4
実施例2においてn−ヘキサンの代りにn−ペンタンを
用いたことおよび抽出回数を合計6回にしたこと以外は
実施例2と同様に抽出を行なった。
用いたことおよび抽出回数を合計6回にしたこと以外は
実施例2と同様に抽出を行なった。
合計6回抽出後、ノナン酸はほぼ完全に抽出されていた
。また、n−ペンタン相28m1からn−ペンタンを留
去後、7.7yの液体混合物が得られた。該液体混合物
の組成をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、
オレフィン重−合物92.2%、ノナン酸7.8%であ
った。
。また、n−ペンタン相28m1からn−ペンタンを留
去後、7.7yの液体混合物が得られた。該液体混合物
の組成をガスクロマトグラフィーにより分析した結果、
オレフィン重−合物92.2%、ノナン酸7.8%であ
った。
合せたメタノール水溶液相6’05m1!’からメタノ
ール水溶液を常圧にて留去することにより77.91の
液体混合物が得られた。該液体混合物の組成をガスクロ
マトグラフィーによシ分析した結果、オレフィン重合物
4.8%、ノナン酸95.2%であった。ノナン酸の純
度および回収率を第1表に示す。
ール水溶液を常圧にて留去することにより77.91の
液体混合物が得られた。該液体混合物の組成をガスクロ
マトグラフィーによシ分析した結果、オレフィン重合物
4.8%、ノナン酸95.2%であった。ノナン酸の純
度および回収率を第1表に示す。
比較例1
沸点が近接したオレフィン類(C1□〜C1□)を不純
物として含有する粗製ピバリン酸(純度73%)500
ml(430y)を理論段数100段の精密蒸留装置を
用いて蒸留し、163〜164℃の留分390yを得だ
。得られた留分のガスクロマトグラフィーによる分析結
果を第1表に示す。第1表から明らかなように、オレフ
ィン類はほとんど除去できなかった。
物として含有する粗製ピバリン酸(純度73%)500
ml(430y)を理論段数100段の精密蒸留装置を
用いて蒸留し、163〜164℃の留分390yを得だ
。得られた留分のガスクロマトグラフィーによる分析結
果を第1表に示す。第1表から明らかなように、オレフ
ィン類はほとんど除去できなかった。
比較例2
沸点が近接したオレフィン類(C+s)を不純物として
含有する粗製ノナン酸(純度80.9%)500rtt
e (4529)を30cmのウィドマーカラムを使用
して減圧蒸留し、85〜b を405y得た。得られた留分のガスクロマトグラフィ
ーによる分析結果を第1表に示す。
含有する粗製ノナン酸(純度80.9%)500rtt
e (4529)を30cmのウィドマーカラムを使用
して減圧蒸留し、85〜b を405y得た。得られた留分のガスクロマトグラフィ
ーによる分析結果を第1表に示す。
第1表から明らかなようにオレフィン類はほとんど除去
できなかった。
できなかった。
比較例3
実施例1と同じ粗製ピバリン酸500m/にn−ヘキサ
ン500+++lおよび95重量%メタノール水溶液5
00m/を加え、分液漏斗で振とう後静置したところ、
均一相となりn−ヘキサン相とメタノール水溶液相を分
離できなかった。結果を第1表に示す。
ン500+++lおよび95重量%メタノール水溶液5
00m/を加え、分液漏斗で振とう後静置したところ、
均一相となりn−ヘキサン相とメタノール水溶液相を分
離できなかった。結果を第1表に示す。
比較例4
実施例2と同じ粗製ノナン酸Loomlにn−ヘキサン
100m/および95重量%メタノール水溶液100m
A’を加え、分液漏斗で振とう後静置したが、均一相と
な、Dn−ヘキサン相とメタノール水溶液相を分離でき
なかった。結果を第1表に示す。
100m/および95重量%メタノール水溶液100m
A’を加え、分液漏斗で振とう後静置したが、均一相と
な、Dn−ヘキサン相とメタノール水溶液相を分離でき
なかった。結果を第1表に示す。
実施例5
未反応オレフィンの重合物を不純物として含有するコツ
ホ反応粗生成液(オレフィン重合物13.2重量%r
C5酸7,5重量%l C6酸2.8重量%JC7酸3
.5重量%+C9酸45.6重量%+ C+o+酸27
.4重量%(ガスクロマトグラフィーによる分析))1
00、e (86,7y )にn−ヘキサン100m/
および80斗で振とう後静置した。下相のメタノール水
溶液を分取し、上相のn−ヘキサン相をさらに新しい8
0重量%メタノール水溶液Loom/!を用いて行なう
抽出操作を6回縁シ返した。
ホ反応粗生成液(オレフィン重合物13.2重量%r
C5酸7,5重量%l C6酸2.8重量%JC7酸3
.5重量%+C9酸45.6重量%+ C+o+酸27
.4重量%(ガスクロマトグラフィーによる分析))1
00、e (86,7y )にn−ヘキサン100m/
および80斗で振とう後静置した。下相のメタノール水
溶液を分取し、上相のn−ヘキサン相をさらに新しい8
0重量%メタノール水溶液Loom/!を用いて行なう
抽出操作を6回縁シ返した。
合計7回抽出後、n−へキサン相をガスクロマトグラフ
ィーによシ分析してカルボン酸の回収率を求めた。次に
、n−ヘキサン相からn−ヘキサンを留去して13.7
yの液体混合物が得られた。
ィーによシ分析してカルボン酸の回収率を求めた。次に
、n−ヘキサン相からn−ヘキサンを留去して13.7
yの液体混合物が得られた。
該液体混合物の組成をガスクロマトグラフィーによシ分
析した結果、オレフィン重合物69.6重量%+ C9
酸8.0重量%、 C,。+酸22.4重量%であった
。
析した結果、オレフィン重合物69.6重量%+ C9
酸8.0重量%、 C,。+酸22.4重量%であった
。
合せたメタノール水溶液抽出液780mJからメタノー
ル水溶液を留去して58.1)の液体混合物が得られた
。該液体混合物のガスクロマトグラフィーによる分析結
果(精製物組成)および上記カルボン酸回収率を第2表
に示す。
ル水溶液を留去して58.1)の液体混合物が得られた
。該液体混合物のガスクロマトグラフィーによる分析結
果(精製物組成)および上記カルボン酸回収率を第2表
に示す。
実施例6
実施例5と同じ組成のコツホ反応粗生成液1容をn−ヘ
キサン1容で希釈した。
キサン1容で希釈した。
抽出塔(ヘリパンク充填層:内径4’−5cm +高さ
47 cm 、空隙容積233cm3;上部静置層:内
径4.5cm、高さ7.0 cm +容積36cm3:
下部静置層内径4.5crn、高さ1).5 cm +
容積58cmj;抽出塔全内容積326cm3)を用い
て上部から80重量%メタノール水溶液を180m1/
時、下部から上記コツホ反応粗生成液のn−へキサン溶
液を180m1)時でそれぞれ通液し向流接触させた。
47 cm 、空隙容積233cm3;上部静置層:内
径4.5cm、高さ7.0 cm +容積36cm3:
下部静置層内径4.5crn、高さ1).5 cm +
容積58cmj;抽出塔全内容積326cm3)を用い
て上部から80重量%メタノール水溶液を180m1/
時、下部から上記コツホ反応粗生成液のn−へキサン溶
液を180m1)時でそれぞれ通液し向流接触させた。
5時間後、塔頂から抽残液が58me1時、塔底から抽
出液が302me/時で得られた。
出液が302me/時で得られた。
上記抽残液よりn−ヘキサンおよび少量のメタノールを
留去したのちガスクロマトグラフィーにより分析した結
果、オレフィン重合物49.9重量%+C9酸7.2重
量%、C,。+酸42.9重量%であった。
留去したのちガスクロマトグラフィーにより分析した結
果、オレフィン重合物49.9重量%+C9酸7.2重
量%、C,。+酸42.9重量%であった。
また、上記抽出液をガスクロマトグラフィーにより分析
した。分析結果(メタノールおよび少量のn−ヘキサン
を除く)および各留分酸の回収率を第2表に示す。
した。分析結果(メタノールおよび少量のn−ヘキサン
を除く)および各留分酸の回収率を第2表に示す。
実施例7
実施例5と同組成のコツホ反応粗生成液100mJ(8
8,2,F)にn−ペンタ7100mJおよび80重量
%メタノール水溶液100WLeを加え、分液漏斗で振
とう後静置した。
8,2,F)にn−ペンタ7100mJおよび80重量
%メタノール水溶液100WLeを加え、分液漏斗で振
とう後静置した。
下相のメタノール水溶液相を分取し、上相をさらに新し
い80重量%メタノール水溶液100m1を用いて行な
う抽出操作を6回繰り返した。
い80重量%メタノール水溶液100m1を用いて行な
う抽出操作を6回繰り返した。
合計7回抽出後、n−ペンタン相をガスクロマドクラフ
ィーにより分析してカルボン酸の回収率を求めた。次い
で、n−ペンタン相30meかうn−ペンタンを留去し
10.3ノの液体混合物を得た。
ィーにより分析してカルボン酸の回収率を求めた。次い
で、n−ペンタン相30meかうn−ペンタンを留去し
10.3ノの液体混合物を得た。
該液体混合物の組成をガスクロマトグラフィーにより分
析した結果、オレフィン重合物87.9重量%l C9
酸3.1重量%r CIO+酸9.0重量%であった。
析した結果、オレフィン重合物87.9重量%l C9
酸3.1重量%r CIO+酸9.0重量%であった。
まだ、合せた抽出液793m1からメタノール水溶液を
常圧蒸留して66.4 yの液体混合物を得た。
常圧蒸留して66.4 yの液体混合物を得た。
該液体混合物のガスクロマトグラフィーによる分析結果
およびカルボン酸回収率を第2表に示す。
およびカルボン酸回収率を第2表に示す。
比較例5
オレフィン重合物(C7〜c25)を不純物とじて含有
するコツホ反応粗生成物(ガスクロマトグラフィーによ
る分析結果ニオレフイン重合物5.6%。
するコツホ反応粗生成物(ガスクロマトグラフィーによ
る分析結果ニオレフイン重合物5.6%。
C5酸10.4%+ C6酸2.1%+ C7酸1.9
%、C0酸57.2%+ CtO+酸22.8%)10
00yを70mウィドマーカラムを用いて圧力10mm
Hgで減圧蒸留した。
%、C0酸57.2%+ CtO+酸22.8%)10
00yを70mウィドマーカラムを用いて圧力10mm
Hgで減圧蒸留した。
各留分の沸点、収量およびオレフィン重合物含量を第3
表に示す。
表に示す。
第 3 表
第3表より明らかなように、各留分にカルボン酸とオレ
フィン重合物が混在し、カルボン酸を精製することはで
きなかった。
フィン重合物が混在し、カルボン酸を精製することはで
きなかった。
比較例6
実施例6においてメタノール水溶液濃度を95重量%と
じたこと以外は実施例6と同様にして向流接触させたと
ころ、均一相となりn−ヘキサン相とメタノール水溶液
相を分離できなかった。
じたこと以外は実施例6と同様にして向流接触させたと
ころ、均一相となりn−ヘキサン相とメタノール水溶液
相を分離できなかった。
図面は本発明の一実施態様を示すフローシートである。
1・・・脂肪族アルコール水溶液供給口、2・・・粗カ
ルボン酸供給口、3・・・溶媒供給口、4・・・カルボ
ン酸抽出塔、7・・・溶媒回収塔、1o・・・脂肪族ア
ルコール回収塔、13・・・カルボン酸蒸留塔、5,6
゜8.9,1).12・・・管路。 手続補正書(自発) 昭和60年9月9日
ルボン酸供給口、3・・・溶媒供給口、4・・・カルボ
ン酸抽出塔、7・・・溶媒回収塔、1o・・・脂肪族ア
ルコール回収塔、13・・・カルボン酸蒸留塔、5,6
゜8.9,1).12・・・管路。 手続補正書(自発) 昭和60年9月9日
Claims (2)
- (1)オレフィンを一酸化炭素および水と反応させて生
成したコツホ反応生成物から得られた粗製カルボン酸を
脂肪族アルコール水溶液で抽出することを特徴とするカ
ルボン酸の精製方法。 - (2)脂肪族アルコール水溶液が濃度20〜90重量%
のメタノール水溶液である特許請求の範囲第1項記載の
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17124385A JPS6233132A (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | カルボン酸の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17124385A JPS6233132A (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | カルボン酸の精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6233132A true JPS6233132A (ja) | 1987-02-13 |
JPH0465054B2 JPH0465054B2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=15919694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17124385A Granted JPS6233132A (ja) | 1985-08-05 | 1985-08-05 | カルボン酸の精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6233132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5804667A (en) * | 1994-06-17 | 1998-09-08 | Exxon Chemical Patents Inc. | Dispersant additives and process |
-
1985
- 1985-08-05 JP JP17124385A patent/JPS6233132A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5804667A (en) * | 1994-06-17 | 1998-09-08 | Exxon Chemical Patents Inc. | Dispersant additives and process |
US5936041A (en) * | 1994-06-17 | 1999-08-10 | Exxon Chemical Patents Inc | Dispersant additives and process |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0465054B2 (ja) | 1992-10-16 |
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