JPS6231624Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231624Y2 JPS6231624Y2 JP10092183U JP10092183U JPS6231624Y2 JP S6231624 Y2 JPS6231624 Y2 JP S6231624Y2 JP 10092183 U JP10092183 U JP 10092183U JP 10092183 U JP10092183 U JP 10092183U JP S6231624 Y2 JPS6231624 Y2 JP S6231624Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- exhaust
- passage
- cylinder
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 5
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 101100428617 Homo sapiens VMP1 gene Proteins 0.000 description 2
- 101150074162 TDC1 gene Proteins 0.000 description 2
- 102100038001 Vacuole membrane protein 1 Human genes 0.000 description 2
- 101100272276 Schizosaccharomyces pombe (strain 972 / ATCC 24843) bdc1 gene Proteins 0.000 description 1
- 101150010135 TDC2 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はターボ過給機付エンジン、より詳細に
は、第3弁を用いて低中速出力性能を改良したタ
ーボ過給機付エンジンに関するものである。
は、第3弁を用いて低中速出力性能を改良したタ
ーボ過給機付エンジンに関するものである。
一般にターボ過給機付エンジン、特に自動車用
ターボ過給機付エンジンは、使用するエンジン回
転速度域が広いため、最大出力および最大トルク
をある目標値を満足するようにターボ過給機をマ
ツチングすると、低中速時および急加速時にはタ
ーボ効率が低下して、エンジンの出力性能が悪化
するという問題がある。すなわち、燃料噴射量を
絞ると排気エネルギが減少してターボ過給機の回
転速度を低下させ、結果的にはシリンダ内へ供給
される空気量が減少してトルクが低下する。従つ
て急加速さすべく燃料噴射量を増加させても空気
不足で迅速に加速状態に達することができない。
ターボ過給機付エンジンは、使用するエンジン回
転速度域が広いため、最大出力および最大トルク
をある目標値を満足するようにターボ過給機をマ
ツチングすると、低中速時および急加速時にはタ
ーボ効率が低下して、エンジンの出力性能が悪化
するという問題がある。すなわち、燃料噴射量を
絞ると排気エネルギが減少してターボ過給機の回
転速度を低下させ、結果的にはシリンダ内へ供給
される空気量が減少してトルクが低下する。従つ
て急加速さすべく燃料噴射量を増加させても空気
不足で迅速に加速状態に達することができない。
本考案は、上記の問題を解決すべくなされたも
のであつて、その目的は、中低速時または急加速
時のトルクを増大したターボ過給機付エンジンを
提供することにある。
のであつて、その目的は、中低速時または急加速
時のトルクを増大したターボ過給機付エンジンを
提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案は、
エンジンが低中速または急加速状態にあることを
検出して、排気弁より先行して第3弁を開かせる
ようにしたことを特徴としている。
エンジンが低中速または急加速状態にあることを
検出して、排気弁より先行して第3弁を開かせる
ようにしたことを特徴としている。
以下、添付図面を参照しながら本考案に具体的
に説明する。第1図は本考案の一実施例を示す概
略断面図である。この図において、符号1はシリ
ンダを示し、シリンダ1内をピストン2がロツド
3を介して図示しないクランクシヤフトの回転を
上下動に変えさせられながら摺動している。シリ
ンダ1の上部にはシリンダヘツド4が設けられて
おり、シリンダヘツド4には排気弁5、吸気弁6
および第3弁7が装着されている。
に説明する。第1図は本考案の一実施例を示す概
略断面図である。この図において、符号1はシリ
ンダを示し、シリンダ1内をピストン2がロツド
3を介して図示しないクランクシヤフトの回転を
上下動に変えさせられながら摺動している。シリ
ンダ1の上部にはシリンダヘツド4が設けられて
おり、シリンダヘツド4には排気弁5、吸気弁6
および第3弁7が装着されている。
排気弁5は、シリンダ1内に形成される燃焼室
8とシリンダヘツド4内に形成される第1の通路
14との間に開閉自在に配置されており、第1の
通路14は、排気管10を介して排気タービン9
へ接続されている。吸気弁6は、燃焼室8はブロ
ア11とを吸気管12を介して接続されている。
排気タービン9およびブロア11には、それぞれ
ロータ9a,11aを回転自在に内蔵しており、
ロータ9a,11aは共通のシヤフト13の両端
に固装されている。そして、高温の排気が燃焼室
8から第1の通路14を経て排気管10を通つて
図中破線で示す矢印方向に流れると、排気のエネ
ルギはロータ9aを勢よく回転させ、シヤフト1
3を介してブロア11aも同速度で回転するか
ら、図中実線で示す矢印方向に空気を吸込み燃焼
室8へ送り込むようになつている。
8とシリンダヘツド4内に形成される第1の通路
14との間に開閉自在に配置されており、第1の
通路14は、排気管10を介して排気タービン9
へ接続されている。吸気弁6は、燃焼室8はブロ
ア11とを吸気管12を介して接続されている。
排気タービン9およびブロア11には、それぞれ
ロータ9a,11aを回転自在に内蔵しており、
ロータ9a,11aは共通のシヤフト13の両端
に固装されている。そして、高温の排気が燃焼室
8から第1の通路14を経て排気管10を通つて
図中破線で示す矢印方向に流れると、排気のエネ
ルギはロータ9aを勢よく回転させ、シヤフト1
3を介してブロア11aも同速度で回転するか
ら、図中実線で示す矢印方向に空気を吸込み燃焼
室8へ送り込むようになつている。
第3弁7は、シリンダヘツド1に穿設された第
2の通路15と燃焼室8の間に開閉自在に配置さ
れていて、第2の通路15はブロア9aに向けて
第1の通路14に開口するようになつている。第
3弁7のステムは、油圧シリンダ16のピストン
ロツド17に連結されており、その先端にピスト
ン18が固装されている。油圧シリンダ16は、
不動の基板に取付けられていて、油圧シリンダ1
6内に内蔵されるコイルスプリング19が常時第
3弁7を閉じる向きに付勢している。そして、油
圧シリンダ16に図示しない手段により油圧が印
加されると、コイルスプリング19の作用に抗し
ながら第3弁7が開放される。
2の通路15と燃焼室8の間に開閉自在に配置さ
れていて、第2の通路15はブロア9aに向けて
第1の通路14に開口するようになつている。第
3弁7のステムは、油圧シリンダ16のピストン
ロツド17に連結されており、その先端にピスト
ン18が固装されている。油圧シリンダ16は、
不動の基板に取付けられていて、油圧シリンダ1
6内に内蔵されるコイルスプリング19が常時第
3弁7を閉じる向きに付勢している。そして、油
圧シリンダ16に図示しない手段により油圧が印
加されると、コイルスプリング19の作用に抗し
ながら第3弁7が開放される。
第2図には排気弁5、吸気弁6および第3弁7
のクランク角度に対する弁開口面積を示されてい
る。すなわち、最初の上死点TDC1近傍で燃焼
が起つてピストンが下降し下死点BDC1直前の
位置E.O.において排気弁が開き始める。実線で
示す曲線Eが排気弁開口面積の変化をあらわして
いる。排気行程が終りに近づくと次の上死点
TDC2直前の位置S.O.において吸気弁が開きは
じめる。破線で示す曲線Sが吸気弁開口面積の変
化をあらわしている。吸気行程は次の下死点
BDC2を過ぎてやみ、最初の上死点TDC1に向
つて圧縮行程が始まる。第3弁7が作動状態にあ
るときは、第3弁7は排気弁の開き始め位置E.
O.より先行した位置T.O.で開き始める。一点鎖
線で示す曲線Tが第3弁開口面積の変化をあらわ
している。
のクランク角度に対する弁開口面積を示されてい
る。すなわち、最初の上死点TDC1近傍で燃焼
が起つてピストンが下降し下死点BDC1直前の
位置E.O.において排気弁が開き始める。実線で
示す曲線Eが排気弁開口面積の変化をあらわして
いる。排気行程が終りに近づくと次の上死点
TDC2直前の位置S.O.において吸気弁が開きは
じめる。破線で示す曲線Sが吸気弁開口面積の変
化をあらわしている。吸気行程は次の下死点
BDC2を過ぎてやみ、最初の上死点TDC1に向
つて圧縮行程が始まる。第3弁7が作動状態にあ
るときは、第3弁7は排気弁の開き始め位置E.
O.より先行した位置T.O.で開き始める。一点鎖
線で示す曲線Tが第3弁開口面積の変化をあらわ
している。
第3弁7の駆動は、このようなタイミングで、
例えば速度センサからの信号によつて行なわれ
る。速度センサは、所定速度以下になると信号を
発するように回転計から速度を検出する型式の公
知のものであるが、低中速度または急加速度に関
係する因子、すなわち、ブースト圧、燃料噴射量
又は燃料噴射圧の低下を検出するようなセンサで
あつても勿論よい。
例えば速度センサからの信号によつて行なわれ
る。速度センサは、所定速度以下になると信号を
発するように回転計から速度を検出する型式の公
知のものであるが、低中速度または急加速度に関
係する因子、すなわち、ブースト圧、燃料噴射量
又は燃料噴射圧の低下を検出するようなセンサで
あつても勿論よい。
以上のような構成であるから、エンジンの速度
が所定速度以下に低下すると、速度センサを介し
て電磁弁を開かせ油圧系統から圧力油を油圧シリ
ンダ16へ送り込んで第3弁7を作動させる。第
3弁7は膨脹行程で排気弁が開く前に開き、膨脹
行程中の燃焼室および高温高圧ガスの一部が第2
の通路15および排気管10を介して、排気ター
ビン9のロータ9aに導かれる。この結果、排気
タービン9にエネルギが余分に与えられるため、
シヤフト13を介してブロア11の回転が上昇
し、ブースト圧が上り給気量が増し、トルクの増
大が可能となる。
が所定速度以下に低下すると、速度センサを介し
て電磁弁を開かせ油圧系統から圧力油を油圧シリ
ンダ16へ送り込んで第3弁7を作動させる。第
3弁7は膨脹行程で排気弁が開く前に開き、膨脹
行程中の燃焼室および高温高圧ガスの一部が第2
の通路15および排気管10を介して、排気ター
ビン9のロータ9aに導かれる。この結果、排気
タービン9にエネルギが余分に与えられるため、
シヤフト13を介してブロア11の回転が上昇
し、ブースト圧が上り給気量が増し、トルクの増
大が可能となる。
本実施例では、第3弁が開いて高温高圧ガスが
第2の通路15を経て第1の通路14(第1図参
照)に噴出するようになつているが、第2の通路
は排気タービン9のロータ9a近傍にまで延びる
ように配管を追加してもよい。この場合、排気ガ
スの動的エネルギをも利用することができる利点
がある。
第2の通路15を経て第1の通路14(第1図参
照)に噴出するようになつているが、第2の通路
は排気タービン9のロータ9a近傍にまで延びる
ように配管を追加してもよい。この場合、排気ガ
スの動的エネルギをも利用することができる利点
がある。
また、第3弁動作手段に油圧シリンダが含まれ
ているが、本考案はこれに限定するものでなく、
空圧シリンダであつてもよく、またはモータまた
は他の駆動源とリンク機構とを組合せたものであ
つても勿論差支えない。
ているが、本考案はこれに限定するものでなく、
空圧シリンダであつてもよく、またはモータまた
は他の駆動源とリンク機構とを組合せたものであ
つても勿論差支えない。
更に、第3弁はエンジンブレーキの効果を増大
させるためのものを流用してもよく、この場合第
3弁は2役兼用となる。
させるためのものを流用してもよく、この場合第
3弁は2役兼用となる。
更にまた、第3弁は多シリンダのエンジンにあ
つて全シリンダに設けられてもよく、または一部
のシリンダにのみ設けられていてもよい。
つて全シリンダに設けられてもよく、または一部
のシリンダにのみ設けられていてもよい。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、最大出力および最大トルクを満足するよう
にターボ過給機をマツチングしたエンジンであつ
ても、低中速トルクを増大することができ、急加
速時にも迅速対応することができる。
れば、最大出力および最大トルクを満足するよう
にターボ過給機をマツチングしたエンジンであつ
ても、低中速トルクを増大することができ、急加
速時にも迅速対応することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す概略断面図、
第2図は排気弁、吸気弁および第3弁のクランク
角度に対する弁開口面積の変化を示すグラフであ
る。 5……排気弁、6……吸気弁、7……第3弁、
9……排気タービン、10……排気管、11……
ブロア、16……油圧シリンダ。
第2図は排気弁、吸気弁および第3弁のクランク
角度に対する弁開口面積の変化を示すグラフであ
る。 5……排気弁、6……吸気弁、7……第3弁、
9……排気タービン、10……排気管、11……
ブロア、16……油圧シリンダ。
Claims (1)
- 排気弁を介してシリンダからタービン入口へ連
通可能な第1の通路と、この第1の通路とは別に
後記する第3弁を介してシリンダからタービン入
口へ連通可能な第2の通路と、前記排気弁より先
行して開き始めるべく動作可能な第3弁と、エン
ジンの中低速時または急加速時を検出するセンサ
と、このセンサの信号により前記第3弁を動作さ
せる第3弁動作手段とを備えたターボ過給機付エ
ンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092183U JPS608422U (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | タ−ボ過給機付エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10092183U JPS608422U (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | タ−ボ過給機付エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS608422U JPS608422U (ja) | 1985-01-21 |
JPS6231624Y2 true JPS6231624Y2 (ja) | 1987-08-13 |
Family
ID=30238538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10092183U Granted JPS608422U (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | タ−ボ過給機付エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608422U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH065021B2 (ja) * | 1985-04-26 | 1994-01-19 | マツダ株式会社 | タ−ボ過給機付エンジン |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP10092183U patent/JPS608422U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS608422U (ja) | 1985-01-21 |
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