JPS6231167A - バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet - Google Patents

バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet

Info

Publication number
JPS6231167A
JPS6231167A JP16845585A JP16845585A JPS6231167A JP S6231167 A JPS6231167 A JP S6231167A JP 16845585 A JP16845585 A JP 16845585A JP 16845585 A JP16845585 A JP 16845585A JP S6231167 A JPS6231167 A JP S6231167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
region
main electrode
bipolar
source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16845585A
Other languages
English (en)
Inventor
ジエームス アントニイ ベンジヤミン
ロバート ワルター レイド
ハーマン ピーター シユツテン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eaton Corp filed Critical Eaton Corp
Priority to JP16845585A priority Critical patent/JPS6231167A/ja
Publication of JPS6231167A publication Critical patent/JPS6231167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電力スイッチング半導体、とくに電力MO8F
ET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)等に関
するものである。
(従来の技術) 1982年6月21日と同9月23日に提出された係属
中の第390,562号および第39(L479号、な
らびに第421,931号に見られるこれら上記の出願
は、交流への用途をも含め、双方向性電力スイッチング
用の横形FET構造を開示するものである。横方向に間
隔をおいて配置されたソース領域とチャネル領域には、
その間に共通のドリフト領域がある。ソース領域に接続
された主端子間にいずれかの極性の電圧を印加した際、
いずれの方向の′wt流もチャネル近傍にある分離ゲー
ト電極手段上の電位により制御される。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の構成では、ソース領域に接続された主端子間
にいずれかの槽性の電圧が印加されて、このいずれかの
方向の電流制御を行うにはその切換えるためのターン・
オフの速度は十分ではない。
そこで本発明は、電界効果の動作とバイポーラの動作と
の交流電力FET構造の双方を備え、改良されたゲート
技術による素速いターン・オフが可能なバイキーラのオ
ン状態を有する双方向性電力FETを提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、間隔をおいて配置
された一対の第1および第2チャネル包含領域間と第1
および第2ソース領域間とに共通のドリフト領域を有す
る分離ゲート型双方向性電力PETの電界効果特性とバ
イポーラ特性の双方を備えた改良されたゲート技術であ
って、第1および第2チャネルのゲート・オンの時には
該第1および第2−チャネルの導電性タイプを反転して
、前記ソース領域間から前記ドリフト領域を導電させ、
また一方の前記チャネルのゲート・オフの時には、代っ
て電流が前記ドリフト領域と前記各チャネル包含領域間
の接合部を介して導入され、前記ドリフト領域を介して
前記チャネル包含領域間をバイポーラによって導電させ
るとともに、前記バイポーラ動作によりオン状態での抵
抗が低下し、さらに一方の前記チャネルが再びケート・
オンの時では、前記ソース領域間に電界効果の導電を生
じて、電界効果の動作による素速いターン・オフが可能
な構成としたものである。
(作用) 本発明は、電界効果の動作とバイポーラの動作の双方を
実行するためのゲート技術を備えて、それぞれの動作に
ついて所望の特性を備えるものである。交流電力FET
は、まず電界効果モードでゲート・オンし、つづいてバ
イポーラモードによりオン状態での抵抗が低下し、さら
に電界効果モードに戻るため、素速いターン・オフが可
能となる。双方の分離ゲートは、まず、電界効果のター
ン・オフがなされるためにターン・オンする。ついで、
一方の分離ゲートがターン・オフして各チャネル・ドリ
フト領域接合部が非導電となるので、電流が同接合部を
介して導入され、バイポーラによって導電してオン状態
での抵抗が低下する。つぎに、前記ゲートはオンに復帰
し、ソース領域間は再度、電界効果の導電によって、素
速いターン・オフが可能となる。
(実施例) 第1図に分離ゲート型双方向性電力FET 2を示し、
これには間隔をおいて配置した一対の第1および第2チ
ャネル包含領域6,8  間と、同じく一対の第1およ
び第2ソース領域10.12間に共通のドリフト領域4
がある。第1および第2チャネル14.16はそこで導
電性タイプを反転するためにゲート・オンし、ソース領
域10゜12間はドリフト領域4を通って導電を起こさ
せる。電流が左から右に流れている場合には、チャネル
の一方、例えば第1チャネル14は、つぎにゲート・オ
フするので、電流が代わって18のような接合部を介し
ドリフト領域4と6のような第1チャネル包含領域間に
導入される。これによって、第1および第2チャネル包
含領域6.8間はドリフト領域4を介してバイポーラの
導電を起こさせる。このバイポーラ動作では、電界効果
動作よりもオン状態での抵抗は低いものとなる。示され
た14のような第1チャネルはつづいてゲート・オンに
戻り、第1および第2ソース領域10.12間は再び電
界効果の導電を起こさせる。電界効果動作ではバイポー
ラ動作より速いターン・オフが可能であるが、これはた
まっている電荷を一掃する必要がないからである。
第1図を見ると、FET2には、導電性タイプの半導体
材料ででき、上面22をもつ基板20が含まれている。
基板20は、n−エピタキシャル層をP層24等の半導
体材料でできたペース層上に成長させて作るのが望まし
い。一対の第1および第2チャネル包含領域のPタブ領
域6.8は、上面22上の層26を絶縁する2酸化シリ
コン中のホールを介して基板20中に拡散される。第1
および第2ソース領域のN+領域10.11および12
.13は、既知の2重拡散処理技術に従い、酸化層中の
同一ホールを介して各P領域6,8中に拡散させる。第
1ソース領域N+領域10.11は、分離マヌキング手
法ないし既知のSIPMO8処理技術により、第1チャ
ネル包含領域のP領域6の中央部28に形成されないよ
うにする。第2チャネル包含領域のPタブ8の中央部3
0についても同様である。Pとn+双方の拡散は同一の
ホールを介して行われ、32のような酸化物縁部は整っ
たものとなる。
拡散パラメータによってP縁部18およびn+縁部34
の横方向の浸透を制御し、またこの両級部間の第1チャ
ネル14の横方向の長さを制御する。第2チャネル16
についても同様である。横方向に間隔をおいて配置した
分離ゲート電極54.58は妥当なマスクKによって蒸
着したものである。この後、上部の2酸化シリコンによ
り層59を絶縁する。分離ゲート電極36.38は上部
に絶縁され、各第1および第2チャネル14.16間に
延びている。主電極40.42は各ソース領域10.1
1および12.13と、各第1および第2チャネル包含
領域6,8とを抵抗接触させるために各開口部に蒸着さ
れる。
右方の分離ゲート電極58に右方の主電極42に対して
正の電圧を印加すると、第2チャネル包含領域のP領域
8中の電子は、上面22に誘引され、従って第2チャネ
ル16の導電性タイプはn型に反転する。同じく、左方
の分離ゲート電極36に左方の主電極40に対して正の
電圧を印加すると、第1チャネル包含領域のP領域6中
の電子は上面22に誘引され、従って第1チャネル14
の導電性タイプは、n型に反転する。左方の主電極40
が右方の主室g42に対して正である場合には、電流は
左方の主電極40から、左方の第1ソース領域10、左
方の第1チャネル14、上面22の下の導電路44に沿
ってドリフト領域を通り、つぎに、右方の第2チャネル
16、右方の第2ソース領域12を通って、右方の主を
極42へ流れる。即ち、ユニポーラの電流を構成するの
は、もっばら多数キャリアの流れである。
本構造は双方向性であり、主電極42が主電極40に対
して正であったり、ゲートがターン・オン時、即ち、ゲ
ートがいずれかの各主電極40.42に対して正となっ
た時には、電流は、右方の主電極42から左方の主電極
40へ流れる。
本発明のゲート技術にあっては、初期電界効果動作のタ
ーン・オン後、一方のゲートがバイポーラの導電を得る
ためにターン・オフされる。
例えば1、FET2がターン・オンし電流が左方の主電
極40から右方の主電極42へ流れている場合には、左
方の分離ゲート電極56は、これを左方の主電極40に
対して負とすることによりター/・オフされる。負の左
方の分離ゲート電極56は、第1チャネル14をPiに
戻菅すため、また、第1チャネル14を非導電とするた
めに第1チャネル包含領域のP領域6中のホールを誘引
する。ホールの少数キャリアの注入によって、電流は代
わって、接合部18を介し第1チャネル包含領域のP領
域6からドリフト領域4に流れる。このバイポーラ導電
により、オン状態での抵抗は好ましく低下させる。さら
に、順方向バイアスをかけたPN接合部18を介して注
入することにより、左方の第1チャネル14よりも電流
源の面積が大きくなるので、上面22の下方の狭い導電
路44だけでなく基板4のさらに大きな部分が使用され
ることになる。順方向バイアスをかけた接合部18を介
して注入することにより、基板4の導電性を加減するこ
とが可能となり、逆バイアス接合部46でのバイポーラ
の動作が可能となる。
オフ状態では、左方の主電極40から右方の主電極42
への電流は逆バイアス接合接合部46によって遮断され
ている。右方ゲート電極38は、ターン・オフするので
結果として第2チャネル16はP型である。右方の主電
極42から左方の主電極40への反対方向の電流は、接
合・部18によって遮断されるとともに、第1チャネル
14はP型となるように左方の分離ゲート電極36がタ
ーン・オフする。出願係属中の記録番号、F9768−
9で開示したオフ状態でのゲート技術によると、オフ状
態時では、順方向バイアス接合部に対応するゲート電極
はターン・オンして、同接合部を短絡する。例えば、オ
フ状態時、左方の主電極40が右方の主電極42に対し
て正であると、左方の分離ゲート電極56は、左方の主
電極40に対して正とすることによりターン・オンされ
る。正の分離ゲート電極36は第1チャネル包含領域の
P領域6の電子を上面22の方へ誘引し、第1チャネル
14をn型へ反転するので、多数キャリアの流れは同チ
ャネルを通って第1ソース領域10とドリフト領域4間
を流れて、接合部1Bを短絡し、同接合部を介して少数
キャリアが注入されるのを防止する。順方向バイアスの
接合部18を介した少数キャリアの注入はオフ状態で行
うのが望ましくない。その理由は、領域6.4.8間に
轟然のことなからバイポーラのPNP動作が生じるから
である。このバイポーラの動作は、オフ状態での電圧遮
断機能を低下させる。接合部18を短絡して、ここでの
少数キャリアの注入を防止することにより、オフ状態で
の電圧は声道バイアス単一のPN接合部46を介して低
下する。
この逆バイアス接合は接合部18からキャリアを注入し
たりバイポーラ動作を起すことなくして、オフ状態での
高い電圧が維持できる。
双方向性FET2を用いて交流電力を制御することがで
きる。第1図には、主電極40.42を介して接続され
た負荷48と交流電源50が概略表示されている。交流
電源50が最初の半サイクルにあるときには、左方の主
電極4.0が゛ 右方の主電極42に対して正であると
、スイッチG2は、その左方位置にあり、ゲート電位源
52は右方の分離ゲート電極58を基準右方の主電極4
2に比べて正にバイアスする。従って、第2チャネル1
6はn型に反転する。ターン・オンを素速くするため、
スイッチG1は左方位置にあるので、左方のゲート電極
は、ゲート電位源54により、左方の主電極に対して正
にバイアスされる。従って、第1チャネル14はn型に
反転し、上述のとおり導電する。これとは逆に、左方の
分離ゲート電極36が左方の主電極40に対して正にバ
イアスされていないと、電流はまず、順方向バイアスP
N接合部18を介して流れる。電流がFETを流れ始め
て間もなく、主電極間の電圧は低下し、ついでチャネル
14の下方の第2チャネルのP領域部160箇所を含ん
でFET各領域の電位は低下する。
この低下電位は左方の分離ゲート電極36に比べて負に
なることがあるため、同ゲート電極は電子を上面22の
方へ誘引し、第1チャネル14をn型に反転し、従って
第1チャネル14が導電する。電界効果の導電によって
、初期のターン・オンを素速くすることが望ましい。
なお、最初の半サイクル中では、初めのターン・オン後
スイッチG1はその右方位置に切換えられるので、左方
の分離ゲート電極36は左方の主電極40に対して負と
なる。これにより、第1チャネル14はPMに戻り、電
流は順方向バイアスのPN接合部18を介して流れるか
ら、上記の少数キャリアの注入が行われ、バイポーラに
よる導電をする。
最初の半サイクルが終了しないうちに、スイッチG1は
左方位置に復帰するので、左方の分離ゲート電極36は
左方の主電極40に対して正とな沙、再び第1チャネル
14はn型に反転し、従って接合部18が短絡して、電
界効果の導電をする。本電界効果の導電により、最初の
半サイクル終了時のターン・オフは素速いものとなる。
第2の半サイクル時の動作も、電流が右方の主電極42
から左方の主電極40へと左方へ流れる限り1.上述し
たところと同じである。
本発明のゲート技術は、共通の基板上に集積化した複数
の双方向性電力FETを組込んだ多数セル・マトリック
ス・プレイで使用する仁とができる。例えば、領域11
は左方にある次のFETセルの一部であり、また領域1
3は右方にある次のFETセルの一部である。多数セル
・ゲーティングを各種の構造とともに第2図に示す。
第2図は、双方向性電力FET構造60を示すものであ
るが、これにはn型のような一方の導電性タイプの基板
62が含まれているほか、下部層64はP型のような他
方の導電性タイプのものである。上部2層66を上面6
Bから基板内に拡散ないし成長させ、この後、n+の上
部層70をイオン注入および/ないし拡散させる。
複数のノツチ72,74.76等を、上面68からn+
層70およびP上部層66を通って基板領域62内に形
成する。これらのノツチは異方性状のエツチングとして
C−Hu「電力MO8FETの特性研究」、IEEE電
子素子会議、論文(j(1461−5/79. ooo
o−o3as;IEHE)ランザクジョン電子素子、E
D−25巻、N11L10゜1978年10月; Am
marおよびRogers、 「シリコンUMO8)ラ
ンジスタ」、トランザクションIEEE、 ED−27
,ページ907〜914.1980年5月等の技術で知
られているが同時に、該ノツチは凝縮フッ化水素の存在
下で局所領域に一定の電流を流す既知の陽極酸化技術に
従い、多孔性シリコン領域によって形成し、基板と単結
晶を保ちながらなお多孔性となるシリコン内の構造変化
を産み出すことができる。異方性エツチングの場合には
、ノツチ下部に絶縁材料を埋める。陽極酸化の場合には
、基板を酸化雰囲気にあてるので、酸素が多孔性ノツチ
化領域内の孔に入り、78,80.82等で示す領域を
急速に酸化するが、この領域は基板62と単一の結晶体
でありながら、実質的に非導電性である。陽極酸化の前
か後に、ノツチをレベル84.86゜88等に向かって
下方にエツチングする。
ノツチ72では、2酸化シリコン絶縁層90゜92をこ
のノツチ72の内部の向き合う表面に沿って成長させる
。ついで、第1および第2分離ゲート電極94.96を
このノツチ72の左右垂、右側面に沿って形成させるが
、これはアルミニウム等の導電材料をある角度からシャ
ドー沈積(Shadow evaporation)さ
せるか、多シリ−y7の低圧化学蒸着(LPCVD)等
による。また、別の絶縁酸化層98を化学蒸着等によっ
て、ノツチ中間のゲート電極間に設ける。ノツチ74゜
76の絶縁ゲート構造は上記と同様である。
ノツチ72は上面6Bから上部層70.66を通って基
板領域内62へと下方に延びる。ノツチ72は上部層7
0を第1および第2の左右ソース領域102,104へ
分離して、この間に延びている。ノツチ72は上部層6
6を、左右のチャネル110,112を包含した第1お
よび第2領域106..108に分離して、この間に延
びている。
ノツチ周辺の基板62は、基板のドレイ/領域ないしド
リフト領域114を形成する。主電極金属部116は、
上面68上のエツチングされた溝に蒸着し、ソース領域
102とチャネル包含領域106とに抵抗接触させる。
別の主電極金属部118は上面68上のエツチングされ
た溝内に蒸着し、ソース領域104とチャネル包含領域
108とに、抵抗接触させる。また、これに代わって、
主電極金属部用のエツチングされた溝を基板62内へ下
方に延ばし、この後に溝の内部表面に沿って、P薄膜層
を蒸着してから、主電極金属部を蒸着することができる
左方ゲート電極94に左方主電極116に対して正の電
圧を印加すると、P領域106の電子はチャネル110
へと誘引され、その導電性タイプをn型に反転する。こ
れにより、電子流はn+ソース領域102からチャネル
110を通り、基板62のドリフト領域114へと流れ
る。右方主電極118が左方主電極116に対して正で
あると、電流は、P領域108から順方向にバイアスさ
れたPN接合部120を通って流れる。また、チャネル
112は右方ゲート電極96が右方主電極118に対す
る正電圧によって、n型に反転されると、電流はソース
104からチャネル112を通って流れる。上述のごと
くターン・オンを素速いものとするには、後の方が望ま
しい。
ターン・オン時におけるFET60の主電流通路は、右
方主電極118から右方ソース領域104を通り、ノツ
チ72の右側面に沿って右方垂直チャネル112を下方
へ延び、ついでノツチ72の右側面に沿ってドリフト領
域114内に下がり、つぎにノツチ72の下部周辺を通
り、さらに基板62のドリフト領域114内をノツチ7
2の左側面に沿って上方へ行き、またノツチ72の左側
面に沿って左方垂直チャネル110を上方に延び、つい
で左方ソース領域102を通って、左方主電極116に
至るものとなる。
初めの速いターン・オン時では、電界効果の動作により
電流はユニポーラとなる。多数キャリアは電子であり、
電流キャリアだけが流れる。
電子は、n領域102から、誘起されるn領域110、
n領域62、誘起されるn領域112、n領域104を
通って流れる。
初期の電界効果のターン・オン後、素子はバイポーラモ
ードに切換わる。バイポーラの動作は、右方ゲート電極
96を右方主電極118に対して負にすることによって
行われる。相対的に負である右方ゲート電極96は、P
領域108内のホールをノツチ72の右側面方向へ誘引
し、チャネル112をP型に戻すので、電流は接合部1
20を通過する。少数キャリアを注入することで電流は
接合部120を通過し、従ってパイボ−ラによって導電
することとなる。電流は多数キャリアの流れと少数キャ
リアの流れの双方によって流れる。
ター/・オフに先立って、ゲート96はオンに復帰し、
即ち右方主電極118に対して正となって、チャネル1
12はn型に反転する。これにより、再び電界効果の導
電を起こさせることになって、素速いターン・オフが可
能となる。
本構造は双方向性であるため、電流はまた、左方主電極
116から右方主電極118へも流れ得るが、これは上
述したところと同様である。
FETl5Oのオフ状態は上述したところと同じであっ
て、接合部122は右方主電極118から左方主電極1
16への電流を遮断し、また接合部120は逆方向の電
流を遮断する。
電力FET2と同じく、FET 60によっても交流電
力を制御することができる。第2図には、主電極116
,118を介して接続した負荷124と交流電源126
が示されている。ゲート電位源128,130は電圧源
52.54とそれぞれ同じように動作する。
第2図に示されているとおり、複数のFETが構造内に
集積化されている。さらに、上部層66.70は、ノツ
チ74.76によって左右のソース領域と左右のチャネ
ル領域に区分されている。
主電極金属部は上記と同様になっていて、交流負荷ライ
ンと直列、または第2図に示すように並列に接続されて
いるう左方ゲート電極152゜134は左方ゲート電極
94と並列に接続され、左方ゲート端子136へと接続
されている。右方ゲート電極138.140は右方ゲー
ト電極96と並列に接続され右方ゲート端子142へと
接続されている。
交流電流126が一方の半サイクルにあると、主電極1
18はノツチ72の左方周辺のFETのソース電極とな
り、またノツチ74の右方周辺のFETのソース電極と
なる。主電極144はノツチ74周辺のFETのドレイ
ン電極となり、またノツチ76周辺のFETのドレイン
電極となる。交流電源126が他方の半サイクルにある
と、電極118,144の役割は逆転する。即ち、電極
118は各ノッチ72,74周辺の左右FETのドレイ
ンとなり、また電極144はノツチ74,76周辺の左
右FETのソースとなる。従って、一つおきにある主電
極116,144等は交流電源の一側に接続され、また
その他の一つおきにある主電極118,146等は交流
電源の他方側に接続される。
(発明の効果) 以上述べたことから、交流電力FETは、まず電界効果
モードでゲート・オンし、次にバイポーラモードにより
オン状態での抵抗が低下し、さらに電界効果モードに戻
るために、素速いターン・オフが可能となって、品質の
よい双方向性電力FETが実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は概略断面図であって、本発明のグー2:分離ゲ
ート型双方向性電力FET 4−ニドリフト領域 6:第1チャネル包含領域 8:第2チャネル包含領域 10:第1ソース領域 12:第2ソース領域 14:第1チャネル 16:第2チャネル ’1F出JII入   イートン コーポレーション、
と、\11)。 代理人 弁理士  萼   優 美    ′(ほか1
名)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)間隔をおいて配置された一対の第1および第2チ
    ャネル包含領域間と第1および第2ソース領域間とに共
    通のドリフト領域を有する分離ゲート型双方向性電力F
    ETの、電界効果特性とバイポーラ特性の双方を備えた
    ゲート技術であつて、第1および第2チャネルのゲート
    ・オンの時には該第1および第2チャネルの導電性タイ
    プを反転して、前記ソース領域間から前記ドリフト領域
    を導電させ、また一方の前記チャネルのゲート・オフの
    時には、代つて電流が前記ドリフト領域と前記各チャネ
    ル包含領域間の接合部を介して導入され、前記ドリフト
    領域を介して前記チャネル包含領域間をバイポーラによ
    つて導電させるとともに、前記バイポーラ動作によりオ
    ン状態での抵抗が低下し、さらに一方の前記チャネルが
    再びゲート・オンの時では、前記ソース領域間に電界効
    果の導電を生じて、電界効果の動作による素速いターン
    ・オフが可能なことを特徴とするバイポーラのオン状態
    を有する双方向性電力FET。
  2. (2)前記第1ソース領域が半導体材料であり、前記第
    1チャネル包含領域が前記半導体材料とは他方の導電性
    タイプの半導体材料であつて、前記第1ソース領域と接
    合部を形成し、前記ドリフト領域が前記導電性タイプの
    半導体材料であつて、前記第1チャネル包含領域と別の
    接合部を形成し、 前記第2チャネル包含領域が前記他方の導電性タイプの
    半導体材料であつて、前記ドリフト領域と接合部を形成
    し、 前記第2ソース領域が前記導電性タイプの半導体材料で
    あつて、前記第2チャネル包含領域と接合部を形成し、 また、第1チャネル近傍に配置した第1ゲート電極と前
    記第2チャネル近傍に配置した第2ゲート電極を含み、
    十分な強度の電界を作るために電位を印加し前記第1お
    よび第2チャネルの導電性タイプを反転するのに適した
    分離ゲート電極手段を備え、前記ゲート電極手段の前記
    電位を制御しつついずれかの極性の電圧を前記第1およ
    び第2ソース領域に印加して、このソース領域間に各方
    向の電流を流し得る、ことを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載のバイポーラのオン状態を有する双方向
    性電力FET。
  3. (3)各ソース領域およびチャネル包含領域に接続され
    た第1および第2主電極を備えた前記FETが前記ゲー
    ト電位の非印加時にオフ状態となり、このとき前記ドリ
    フト領域と前記第1チャネル包含領域間の接合部は前記
    第2主電極から前記第1主電極へ向う電流を遮断するほ
    か、前記ドリフト領域と前記第2チャネル包含領域間の
    接合部は前記第1主電極から前記第2主電極へ向う電流
    を遮断することを特徴とする、特許請求の範囲第2項に
    記載のバイポーラのオン状態を有する双方向性電力FE
    T。
  4. (4)前記主電極が交流負荷ラインに接続でき、前記ゲ
    ート電極が各ゲート電位源手段に接続でき、 前記交流ラインが最初の半サイクルにあるときには、前
    記第1主電極は前記第2主電極に対して正となり、前記
    各ゲート電極は各主電極に対して正となつて、与えられ
    た極性のキャリアを前記各チャネルに誘引して前記チャ
    ネルを導電させることにより、ユニポーラによる電流が
    前記第1主電極から、前記第1ソース領域、前記第1チ
    ャネル、前記ドリフト領域、前記第2チャネル、前記第
    2ソース領域を通つて前記第2主電極へと流れて、電界
    効果の動作のために導電し、また前記第1ゲート電極が
    前記第1主電極に対して負となるからして、前記第1チ
    ャネルが他方の導電性に復帰して、前記第1チャネル包
    含領域と前記ドリフト領域間の接合部を介し、代って電
    流が導入され、該導入電流により前記ソース領域間と前
    記主電極間のドリフト領域がバイポーラによる導電をし
    、つぎに前記第1ゲート電極か前記第1主電極に対して
    再び正となつて、前記第1チャネルを導電させ、前記最
    初の半サイクルの終わりに再び電界効果によつてユニポ
    ーラによる導電を生じさせ、 前記交流ラインが第2の半サイクルにあるときには、前
    記第2主電極は前記第1主電極に対して正となり、前記
    各ゲート電極は、各主電極に対して正となつて、与えら
    れた極性のキャリアを前記各チャネルに誘引して、前記
    チャネルを前記導電性タイプに反転させ、ユニポーラに
    よる電流が前記第2主電極から、前記第2ソース領域、
    前記第2チャネル、前記ドリフト領域、前記第1チャネ
    ル、前記第1ソース領域を通つて前記第1主電極へと流
    れて、電界効果の動作のために導電し、前記第2ゲート
    電極が前記第2主電極に対して負となるからして、前記
    第2チャネルが他方向の導電性に復帰して、前記第2チ
    ャネル包含領域と前記ドリフト領域間の接合部を介し、
    代って電流が導入され、前記導入電流により前記ソース
    領域間と前記主電極間の前記ドリフト領域がバイポーラ
    による導電を生じ、前記第2ゲート電極が前記第2主電
    極に対して再び正となつて、前記第2チャネルを前記導
    電性タイプに戻して反転させ、前記第2の半サイクルの
    終わりに再び電界効果によつてユニポーラによる導電を
    生じることを特徴とする、特許請求の範囲第3項に記載
    のバイポーラのオン状態を有する双方向性電力FET。
  5. (5)前記チャネルが上面に沿つて前記各ソース領域と
    前記ドリフト領域間を水平に延び、前記第1および第2
    ゲート電極が前記上面に沿つて前記各チャネルの上方を
    水平に延びていることを特徴とする、特許請求の範囲第
    2項に記載のバイポーラのオン状態を有する双方向性電
    力FET。
  6. (6)前記チャネル包含領域が前記ドリフト領域によつ
    て横方向に間隔をおいて区切られていて、前記チャネル
    包含領域間を前記上面まで上方に延びており、前記ソー
    ス領域が前記上面に沿つて横方向に間隔をおいて配置さ
    れ、前記チャネル包含領域と前記ドリフト領域が前記ソ
    ース領域間に配置されていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第5項に記載のバイポーラのオン状態を有する
    双方向性電力FET。
  7. (7)前記第1および第2ソース領域間と前記第1およ
    び第2チャネル包含領域間に分離して延び、かつ前記ド
    リフト領域内に延びているノッチ手段からなる特許請求
    の範囲第2項に記載のバイポーラのオン状態を有する双
    方向性電力FET。
  8. (8)前記チャネル包含手段が前記ノッチ手段によつて
    横方向に間隔をおいて区切られ、前記ノッチ手段が前記
    FETの上面から下方に延びており、前記チャネルは前
    記ノッチ手段の各側面に沿つておおむね垂直に延びて、 前記ドリフト領域が前記チャネル下方にあることを特徴
    とする、特許請求の範囲第7項に記載のバイポーラのオ
    ン状態を有する双方向性電力FET。
  9. (9)前記ソース領域が前記上面に沿い前記ノッチ手段
    により横方向に間隔をおいて区切られていて、前記ソー
    ス領域が前記各チャネルの上方にあることを特徴とする
    、特許請求の範囲第8項に記載のバイポーラのオン状態
    を有する双方向性電力FET。
  10. (10)前記主電極間のドリフト領域電流通路が前記ソ
    ース領域から前記チャネルを通つて下方に延び、前記ノ
    ッチ手段の下部周辺にあることを特徴とする、特許請求
    の範囲第9項に記載のバイポーラのオン状態を有する双
    方向性電力FET。
JP16845585A 1985-07-30 1985-07-30 バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet Pending JPS6231167A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16845585A JPS6231167A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16845585A JPS6231167A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6231167A true JPS6231167A (ja) 1987-02-10

Family

ID=15868427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16845585A Pending JPS6231167A (ja) 1985-07-30 1985-07-30 バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6231167A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01198076A (ja) * 1988-02-02 1989-08-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JPH0334378A (ja) * 1989-06-29 1991-02-14 Nec Corp Mos型電界効果トランジスタ
JP2004274039A (ja) * 2003-02-17 2004-09-30 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 双方向素子およびその製造方法、半導体装置
US7902596B2 (en) 2004-02-16 2011-03-08 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Bidirectional semiconductor device and a manufacturing method thereof
JP2011258970A (ja) * 2003-02-17 2011-12-22 Fuji Electric Co Ltd 双方向素子および半導体装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01198076A (ja) * 1988-02-02 1989-08-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JPH0334378A (ja) * 1989-06-29 1991-02-14 Nec Corp Mos型電界効果トランジスタ
JP2004274039A (ja) * 2003-02-17 2004-09-30 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 双方向素子およびその製造方法、半導体装置
JP2011258970A (ja) * 2003-02-17 2011-12-22 Fuji Electric Co Ltd 双方向素子および半導体装置
US7902596B2 (en) 2004-02-16 2011-03-08 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Bidirectional semiconductor device and a manufacturing method thereof
US8084812B2 (en) 2004-02-16 2011-12-27 Fuji Electric Co., Ltd. Bidirectional semiconductor device, method of fabricating the same, and semiconductor device incorporating the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5014102A (en) MOSFET-gated bipolar transistors and thyristors with both turn-on and turn-off capability having single-polarity gate input signal
US4546367A (en) Lateral bidirectional notch FET with extended gate insulator
US4622569A (en) Lateral bidirectional power FET with notched multi-channel stacking and with dual gate reference terminal means
JPH0312783B2 (ja)
US4912541A (en) Monolithically integrated bidirectional lateral semiconductor device with insulated gate control in both directions and method of fabrication
US4541001A (en) Bidirectional power FET with substrate-referenced shield
JPH09508492A (ja) 整流ゲートを有する三端子ゲート制御半導体スイッチング・デバイス
US4553151A (en) Bidirectional power FET with field shaping
US4542396A (en) Trapped charge bidirectional power FET
US4622568A (en) Planar field-shaped bidirectional power FET
US5698867A (en) Turn-off, MOS-controlled, power semiconductor component
JPH07169868A (ja) 少なくとも1個のバイポーラ・パワーデバイスを有する回路パターン及びその作動方法
US4577208A (en) Bidirectional power FET with integral avalanche protection
JPH01253278A (ja) 半導体装置
US4571512A (en) Lateral bidirectional shielded notch FET
EP0065346A2 (en) Semiconductor switching device
US4558243A (en) Bidirectional power FET with shorting-channel off state
JPS6231167A (ja) バイポ−ラのオン状態を有する双方向性電力fet
JP2000243756A (ja) 水平バイポーラ型電界効果トランジスタ及びその製造方法
EP0144654A2 (en) Semiconductor device structure including a dielectrically-isolated insulated-gate transistor
US5757036A (en) Semiconductor device with improved turn-off capability
IE56341B1 (en) Multicellular thyristor
EP0205635A1 (en) Bidirectional power fet with bipolar on-state
JPS6141146B2 (ja)
EP0205636A1 (en) Planar field-shaped bidirectional power fet