JPS6230836A - ポンプの摺動装置 - Google Patents

ポンプの摺動装置

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JPS6230836A
JPS6230836A JP61178099A JP17809986A JPS6230836A JP S6230836 A JPS6230836 A JP S6230836A JP 61178099 A JP61178099 A JP 61178099A JP 17809986 A JP17809986 A JP 17809986A JP S6230836 A JPS6230836 A JP S6230836A
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JP
Japan
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sliding
seawater
ceramic
sliding surface
slurry
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JP61178099A
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English (en)
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JPS6333563B2 (ja
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Shotaro Mizobuchi
庄太郎 溝淵
Katsuhiro Ichikawa
市川 克弘
Katsumi Sasaki
勝美 佐々木
Matsusuke Miyasaka
松甫 宮坂
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体中にて用いられ特に摺動面に摺動面の減摩
剤を用いることができない摺動部材、就中、海水中にて
用いられるポンプの摺動部材に関する。
清水、油等を取扱うポンプではカーボン、銅系焼結材料
などが使われているが、スラリーの混入した場合摩耗が
大きく使用小米ない。また。
海水などの腐食性液を取扱うポンプでは焼付きのない様
に摺動部の隙間を大羨<シてステンレス鋼、 BC材を
使っているのが実状である(これKよって、漏れ鷲が多
くなり、ポンプ効率が下がる欠点を有する)。
このほか最近、海底のマンガン団塊の採取が注目されて
いるが、この場合スラリーが混入した腐食性海水を取扱
うことがらケーシングリング、インイラリングの摺動部
のほかに軸シール部の材料組合わせが最大の問題となっ
ている。
スラリーはsio、からなり最大粒径が0.4m位であ
り、軸受隙間を直径でO56隠とすると殆んどのスラリ
ーは軸受隙間に入ってしまう。この軸シール部は出来る
限り摺動部のクリアランスを少なくシ、また、この部分
で荷重もささえられる軸受としての働きが必要である。
このようなシール部に適する耐食、耐摩耗、耐焼付性の
有する材料組合わせは現在のところ全くないのが実状で
ある。
本発明は海水環境下にある摺動部材例えばポンプ内ライ
ナリング、軸封部材に適する摺動装置を提供することを
目的とする。
本発明は二つの摺動部材の一方にMo 、 Cr 。
Nlを主たる成分とし、竪い相に81を含有するNi基
合金を用い、他方にSiC又はSi3N、のセラミック
材を用いたものである。
海水中に用いられる摺動部材に適する材料としては摩擦
係数の小さいこと、耐摩耗性が良好なこと、たとえスラ
リーが混入しても焼付がないこと、また電位差腐食、隙
間腐食に耐えることなどがある。発明者らは第1図に示
す試験装置を用い、従来の組合わせ摺動材と比較した。
第1図は摺動試験製置の縦断面図である。図において油
圧モータ1によりトルクメータ2を介して軸6が回され
、軸3端にはスリーブ状の試験片5が嵌入固定され、試
験片5に摺動するように嵌入するリング状試験片6が軸
受ハウス7に嵌入しており、図示矢印10方向より加わ
るラジアル荷重はロードセル8を介してコンド9端を通
じて軸受ハウス7の保持部材11に伝えられる。軸受ハ
ウス7には図示矢印12より液体の送入されるホース1
3が配されている。
14は軸3の回転数を知る回転計である。
リング状試験片6を支持する側の軸受ハウス7、ロード
セル8、ロッド9、軸受ハウス保持部材11、ホース1
5等は試験槽15に支持され、試験槽i5は上下送り装
置16の上下動可能なロッド17により支持されている
。従ってリング状試験片6は上下動し、スリーブ状試験
片5が回転し、それらの軸受隙間に液体を送り込める如
くなっている。
この試験機及び後述する試験により海水中ばかりでなく
マンガンスラリーの存する海水にも適する摺動部材を発
明したものである。
本発明は互に摺動する摺動部材の一方はセラミックSl
C,5isNaのセラミックを用い、このセラミックの
摺動部材に摺擦する摺動部材は(a)  少なくとも4
5重量%のニッケルと、(b)  2o〜42重tチの
モリブデンと、(c)8〜22重盪チのクロムと、そし
て(d)(1)  合金のミクロ構造が主にレイブス(
Iaマ・S)相である10容量チ以上の竪い相と90容
t%以下の比較的柔らかいマトリックス相とからなり、
かつ (2)合金のミクロ構造が少なくとも10容量チのレイ
ブス相からなるように十分な量で12重i%を超えない
ケイ素とからなるレイブス相を備えるニッケル基合金(
特公昭56−416815号以下単にレイブス相合金と
称する) である。
第1図の回転摩擦試験機により試験を行5とMo 、 
Cr 、 Slからなるレイブス相が存在するN1基又
はCo基材はNa(Jが混入すると著しく摩擦係数が低
下することを見い出した。例えば相手材がステンレスの
場合、摩擦係数は0.42から0.15に低下する。し
かし、スラリーが混入するとこの種の材料の組合わせで
も高荷重で焼付き傾向が現出する。このスラリー混入の
海水中ではレイプス相合金の相手材料をセラミックにす
ると焼付き現象は全くなくなり、良好な耐摩擦、摩耗特
性を示すことがわかった。例えばレイブス相合金の相手
材に常圧焼結した513N4材を使用した場合、o、 
5 % Sly、スラリー濃度海水で摩擦係数は0.0
25という低い値であった。
第2図に従来から用いられている摺動部材の結果と比較
して示した。第2図において横軸に試験時間を示し試験
時間が35分経過した処で清水を供給していたものを1
5%のNa(J水に変えたものである。
第2図に示すように材種の組合せにより清水中よりも海
水中では摩擦係数を極端に下げ得ることが示される。第
2図ではマンガンスラリーが混入されていないから、こ
の効果は摺動部材材種の組合せと海水もしくは海水中の
成分の何れかに起因するものと考えられる。これらの効
果は発明者らが初めて明らかにしたものである。
次にスラリー混入海水についてみると第−表の如くであ
る。
第−表 マンガン団塊用ポンプの軸受 軸シール用材料組合わせ材 摩擦係数 筒−表においてsts N4. SiCを常圧焼結した
ものとレイプス相合金の内トリバロイT70G (商品
名)として知られるものの組合せで摩擦係数についてみ
ると清水中では028.海水中では0.03であり前述
の効果が現われる。更に0.5チのスラリーsio、 
(粒径最大0.1 m )を混入して試験した処、摩擦
係数は単なる海水中と比べて不変であった。これをセラ
ミック対セラミックについてみると清水中と海水中では
摩擦係数は変化せずスラリー混入海水では摩擦係数が増
大する。次にステンレスSUS 516対セラミックS
i3N、 、 81Gについて見ると清水中と海水中で
は変化なくスラリー混入海水では摩擦係数は増大する。
セラミックSi3N4. SiC対BC6では清水中と
海水中では摩擦係数は変らずスラリー混入海水中では摩
擦係数が増大する。以上より明らかなようにレイプス相
合金とセラミックの組合せによれば清水中よりも海水中
で摩擦係数が著しく低下し、マンガンスラリー混入の海
水中にても摩擦係数は海水中と変らない。これに反して
上述した他の材種を組合わせた摺動部材では清水、海水
中では摩擦係数は変らず、マンガンスラリー混入の海水
中では摩擦係数は増大する。
第二表はスラリー混入海水中における各種摺動部材の組
合わせの摺動特性を示すものである。
第二衣において耐摩耗性は摩耗i (w’ ) /走行
距離(mi) X荷重(kgr)で示す。耐焼付性は焼
付の頻度の低いものから高いものについて全く焼付かな
いものを1として5まで数字の大きい程焼付頻度の大き
いものを示した。耐食性についても同様優れているもの
を1とし最も劣るものを5としてその間に配列した。同
試験した摺動部材は多岐にわたるが代表的なものをあげ
である。
レイプス相合金vSセラミックでは耐摩耗性が最もすぐ
れていることが判る。即ちセラミック対セラミックの組
合わせに対するよりも一層耐摩耗性が高い。又、耐焼付
性は優れており。
試験中の焼付はなくセラミック対セラミックも同様であ
る。同種金属間の耐焼付性がよくないコトハ周知ノコと
であり、5US316 VS 5US316は最もよく
ない。
摺動部間の隙間は諺で表してありレイブス相合金vSセ
ラミックでは直径60で直径で60μまで可能であり、
他の合金はマンガンスラリー混入海水中では呻受隙間を
第二表具下にとると著しく焼付頻度が大きくなることが
判明した。
セラミック対セラミックでは製作上軸受隙間を小さくす
ることは困難である。耐食性についてもレイブス相合金
v3セラミックは最良のものの一つである。
以上の結果、マンガンスラリーを含有する海水中で用い
るためには耐食性がすぐれていなければならずステンレ
ス対ステンレス、ステライト対ステライトの組合わせは
用いることができス、ステンレス対砲金、ステンレス対
セラミック、セラミック対セラミックそしてレイブス相
対セラミックが耐食性より用いることができる。
耐食性を満足したとして次に耐焼付性を見るとステンレ
ス対セラミックは採用ができない。次に耐摩耗性から見
るとセラミックと砲金の組合わせは耐久性よりして満足
できない。そこで残るのはセラミック対セラミック及び
セラミックとレイブス相合金となる。しかし摩擦係数は
レイプス相合金対セラミックが極めてすぐれており、軸
受隙間も小さい。以上のことを綜合して具体的にマンガ
ンスラリー含有海水を汲み上げるポンプに本発明の組合
わせ摺動部材を用いて次にのべる効果を得た。
本発明の組合わせ摺動部材を用いた摺動装置にすること
によって (1)  マンガンスラリーを含む海水を汲み上げるポ
ンプにおいては、ケージ/ブリングとインイラリングへ
の適用によってこの隙間を従来の1/10以下にするこ
とが可能となった。すなわち、ポンプ効率を上げること
が出来た。
(2)ケーシング、インペラとの接触腐食を防止し、ま
た、ポンプ運転停止時の摺動部間における隙間腐食を完
全防止出来た。
(3)海底マンガン団塊採取用の如く高圧の水中ポンプ
部の摺動部に本発明の組合わせ摺動部材を適用すること
によって、十分耐久性を有するポンプ開発が可能となり
また軸シール部への適用によって荷重保持するという軸
受特性も兼ねえた軸シール部の開発が可能となつた。
(4)従来の摺動部材と比較して摩擦係数が1/20以
下となり、動力の軽減、省エネとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転摩擦試験機の縦断面図、第2図は本発明に
係わる組合わせ摺動部材の摩擦特性を示す線図である。 5・・スリーブ状試験片 6・・リング状試験片。 特許出願人  株式会社荏原製作所 代 理  人   新  井  −部 第2図 言へ°欣時閉(min)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、海水を作用流体とするポンプのケーシング側もしく
    はケーシングに固定された非回転部材とインペラ等回転
    部分との間の海水の侵入する摺動部分に少なくとも45
    重量%のニッケル、20〜42重量%のモリブデン、8
    〜22重量%のクロムを主たる成分とし、合金組織の1
    0容量%以上が12重量%を超えないケイ素を含有した
    竪い相と90容量%以下の柔かいマトリックス相とから
    なるニッケル基合金の摺動面部材と、該摺動面部材に摺
    擦するSiC又はSi_3N_4のセラミック材料から
    なる摺動面部材とを備えたポンプの摺動装置。
JP61178099A 1986-07-28 1986-07-28 ポンプの摺動装置 Granted JPS6230836A (ja)

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JP61178099A JPS6230836A (ja) 1986-07-28 1986-07-28 ポンプの摺動装置

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JP4242082A Division JPS58160625A (ja) 1982-03-17 1982-03-17 ポンプの摺動装置

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JPS6230836A true JPS6230836A (ja) 1987-02-09
JPS6333563B2 JPS6333563B2 (ja) 1988-07-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285516A (ja) * 1988-09-19 1990-03-27 Oiles Ind Co Ltd 液中軸受
JP2003247084A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Ebara Corp 耐食性と耐摩耗性を有する被覆部材
JP2008208778A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ebara Corp 遠心式ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285516A (ja) * 1988-09-19 1990-03-27 Oiles Ind Co Ltd 液中軸受
JP2003247084A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Ebara Corp 耐食性と耐摩耗性を有する被覆部材
JP2008208778A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ebara Corp 遠心式ポンプ

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JPS6333563B2 (ja) 1988-07-06

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