JPS6230719A - 活性ペプチド - Google Patents
活性ペプチドInfo
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- JPS6230719A JPS6230719A JP60170396A JP17039685A JPS6230719A JP S6230719 A JPS6230719 A JP S6230719A JP 60170396 A JP60170396 A JP 60170396A JP 17039685 A JP17039685 A JP 17039685A JP S6230719 A JPS6230719 A JP S6230719A
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- JP
- Japan
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- egf
- ion exchange
- elution
- active peptide
- water
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、上皮細胞の成長促進作用及び胃酸分泌抑制作
用を示す活性ペプチドに関する。
用を示す活性ペプチドに関する。
(従来の技術)
エイチ・グレゴリ−(H,Gregory )は、ヒト
尿に含まれる胃酸分泌抑制物質の抽出精製を行い。
尿に含まれる胃酸分泌抑制物質の抽出精製を行い。
二種の物質、す々わちβ−ウロガストロン(β−UG)
及びγ−ウロガストロン(γ−UG)t−iた〔ネーチ
ャー(Nature ) 257巻、325−327N
、1975年〕。β−UG及びr−UGは、いずれも1
6′sのアミノ酸からなる1本鎖ポリペプチドであって
、それぞれ、アミノ酸総数53及び52、等電点4.5
及び4.3である。
及びγ−ウロガストロン(γ−UG)t−iた〔ネーチ
ャー(Nature ) 257巻、325−327N
、1975年〕。β−UG及びr−UGは、いずれも1
6′sのアミノ酸からなる1本鎖ポリペプチドであって
、それぞれ、アミノ酸総数53及び52、等電点4.5
及び4.3である。
一方、コーエン(Cohen)らは、ヒト尿から上皮細
胞の成長促進作用を有する物質、すなわち。
胞の成長促進作用を有する物質、すなわち。
ヒト上皮細胞成長因子(h−EGF)を発見した( P
roc、 Na11. Acad、 Sci、 U S
A 、 72巻1317頁、1975年)。このh−
EGF はアミノ酸総数が49ケである。
roc、 Na11. Acad、 Sci、 U S
A 、 72巻1317頁、1975年)。このh−
EGF はアミノ酸総数が49ケである。
(発明が解決しようとする問題点)
種々の生理活性の類似性及び免役学的交互性からウロガ
ストロン(UG)とh −EGF’とは同一の物質であ
ろうと言われている反面、アミノ酸総数が前記したとお
り一致しないことは、永らく疑問とされていた。そこで
1本発明者らは、コーエンらの方法に改良を加えて、ラ
ジオレセプターアッセイ(RR,A)を利用してヒト尿
からのh−EGFの抽出を検討した。
ストロン(UG)とh −EGF’とは同一の物質であ
ろうと言われている反面、アミノ酸総数が前記したとお
り一致しないことは、永らく疑問とされていた。そこで
1本発明者らは、コーエンらの方法に改良を加えて、ラ
ジオレセプターアッセイ(RR,A)を利用してヒト尿
からのh−EGFの抽出を検討した。
この結果、β−UG、r−UG及びコーエンらが発見し
たh−EGFとは異なる新規なh−EGFの単離に成功
し1本発明に至った。
たh−EGFとは異なる新規なh−EGFの単離に成功
し1本発明に至った。
(問題点を解決するための手段)
本発明は1式
本発明に係る活性ペプチドは9次の(1)〜(6)の理
化学的性質を有する。
化学的性質を有する。
(1)紫外線吸収スペクトル(第1図、活性ペプチド濃
度80μg/ゴ。
度80μg/ゴ。
100 mMリン酸2ナトリ
ラム水溶液)
(2) 分子i 約6,000(SDS−尿素−ポ
リアクリルアミドゲル電気法 動法による) (3)等電点 4.45(ポリアクリルアミドゲル等電
点電気泳動法によ る) (4)呈色反応 フェノール硫酸法 −ツクシン法
− フォリン・ローリ−法 十 (5)溶屏性 水に可溶(但しpH4,45付近にて等
電点沈殿をする) 酸性メタノール、酸性アセトニト サル;塩基性メタノール及び塩基 性アセトニトリルに可溶 (6)性状 白色の粉末で水に溶かすと無色透明とな
る ま喪1本発明に係る活性ペプチドは、下記の条件で高速
液体クロマトグラフィーに負荷すると第゛2図に示すよ
うに保持時間53.5分の位置に溶出する(280nm
の波長に対し吸収ピークを有する)。
リアクリルアミドゲル電気法 動法による) (3)等電点 4.45(ポリアクリルアミドゲル等電
点電気泳動法によ る) (4)呈色反応 フェノール硫酸法 −ツクシン法
− フォリン・ローリ−法 十 (5)溶屏性 水に可溶(但しpH4,45付近にて等
電点沈殿をする) 酸性メタノール、酸性アセトニト サル;塩基性メタノール及び塩基 性アセトニトリルに可溶 (6)性状 白色の粉末で水に溶かすと無色透明とな
る ま喪1本発明に係る活性ペプチドは、下記の条件で高速
液体クロマトグラフィーに負荷すると第゛2図に示すよ
うに保持時間53.5分の位置に溶出する(280nm
の波長に対し吸収ピークを有する)。
カラム 8ffII!lφX250om+カラム剤
5μmデベロジル0DS(野村化学■:オクタデシルシ
リル化シリカゲル の商品名〕 溶出液 50mM酢酸アンモニウムを含むアセトニトリ
ル水溶液(アセトニトリ ル:水=280:1000.容量比) 流 速 1m//分 本発明に係る活性ペプチドは9次のよう圧して製造する
ことができる。
5μmデベロジル0DS(野村化学■:オクタデシルシ
リル化シリカゲル の商品名〕 溶出液 50mM酢酸アンモニウムを含むアセトニトリ
ル水溶液(アセトニトリ ル:水=280:1000.容量比) 流 速 1m//分 本発明に係る活性ペプチドは9次のよう圧して製造する
ことができる。
まず、ヒト尿をpH3〜4にし、ポリアクリル酸型イオ
ン交換樹脂、ポリメタクリル酸型イオン交換樹脂等の弱
酸性イオン交換樹脂と接触させ。
ン交換樹脂、ポリメタクリル酸型イオン交換樹脂等の弱
酸性イオン交換樹脂と接触させ。
出する。ついで、溶出液を好ましくは濃縮及び脱塩し九
後、ゲルろ過及びイオン交換を適宜の順序で行う。こζ
で、濃縮は2例えば、スチレン−ジビニルベンゼン系共
重合体、アクリル酸エステル系重合体、メタクリル酸エ
ステル系重合体等の巨大網状ポリマーから々る中性吸着
樹脂と上記溶出液を接触させ1次いで、該樹脂への吸着
物をメタノール、アセトニトリル、n−プロパツール等
の水溶性有機溶剤と水との混合液で溶出する方法又は限
外ろ過法によって行うことができ、比活性を上げるよう
な他の濃縮方法を採用してもよい。上記脱塩は、架橋デ
キストランゲル、架橋ポリアクリルアミドゲル等の親水
性ゲルを用いたゲルろ過法等により行うことができる。
後、ゲルろ過及びイオン交換を適宜の順序で行う。こζ
で、濃縮は2例えば、スチレン−ジビニルベンゼン系共
重合体、アクリル酸エステル系重合体、メタクリル酸エ
ステル系重合体等の巨大網状ポリマーから々る中性吸着
樹脂と上記溶出液を接触させ1次いで、該樹脂への吸着
物をメタノール、アセトニトリル、n−プロパツール等
の水溶性有機溶剤と水との混合液で溶出する方法又は限
外ろ過法によって行うことができ、比活性を上げるよう
な他の濃縮方法を採用してもよい。上記脱塩は、架橋デ
キストランゲル、架橋ポリアクリルアミドゲル等の親水
性ゲルを用いたゲルろ過法等により行うことができる。
上記したゲルろ過は。
脱塩に採用することができるゲルろ過法と同様の方法で
行うことができるが、展開液としては、酢酸緩衝液、リ
ン酸緩衝液等の緩衝液であって。
行うことができるが、展開液としては、酢酸緩衝液、リ
ン酸緩衝液等の緩衝液であって。
0.02M以上かつpH5〜9のものを使用するのが好
ましい。上記したイオン交換は、ジエチルアミノエチル
セルロース、ジエチルアミノエチルアガロース等の弱塩
基性イオン交換樹脂を酢酸緩衝液、リン酸緩衝液等の緩
衝液であって0.05M以下でpI−I5〜8.5のも
ので平衡化した後、前工程で得られた溶出液を添加又は
負荷し、ついで、該樹脂への吸着物を酢酸アンモニウム
水溶液で溶出することにより行うことができる。
ましい。上記したイオン交換は、ジエチルアミノエチル
セルロース、ジエチルアミノエチルアガロース等の弱塩
基性イオン交換樹脂を酢酸緩衝液、リン酸緩衝液等の緩
衝液であって0.05M以下でpI−I5〜8.5のも
ので平衡化した後、前工程で得られた溶出液を添加又は
負荷し、ついで、該樹脂への吸着物を酢酸アンモニウム
水溶液で溶出することにより行うことができる。
このようにして得られた溶出液は、ついで、逆相分配型
液体クロマトグラフィーによって精製される。
液体クロマトグラフィーによって精製される。
逆相分配型液体クロマトグラフィーにおいて用いられる
逆相分配型カラムに充填するカラム剤としては、多孔性
シリカゲルに疎水性官能基を化学結合したものが使用さ
れる。特に、疎水性官能基を有する多孔性シリカゲルが
分離能及び回収率の点ですぐれている。シリカゲルに導
入される疎水性官能基としてはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、オクチル基、オクタデシル基等のアルキル基
。
逆相分配型カラムに充填するカラム剤としては、多孔性
シリカゲルに疎水性官能基を化学結合したものが使用さ
れる。特に、疎水性官能基を有する多孔性シリカゲルが
分離能及び回収率の点ですぐれている。シリカゲルに導
入される疎水性官能基としてはメチル基、エチル基、プ
ロピル基、オクチル基、オクタデシル基等のアルキル基
。
シアノプロピル基、フェニル基などが例示され。
これらはシリカゲルに対して炭素含量で8〜20重量%
含まれているのが好ましい。細孔の孔径としては60^
〜300Xに孔径を有するものが好ましい。又粒径とし
ては小さいものが望ましいが実用上5〜70μm程度が
良い。
含まれているのが好ましい。細孔の孔径としては60^
〜300Xに孔径を有するものが好ましい。又粒径とし
ては小さいものが望ましいが実用上5〜70μm程度が
良い。
逆相分配型液体クロマトグラフィーは、先ず。
溶出させる。溶出用液としてはアセトニトリル。
メタノール、エタノール、n−プロパツール等の水溶性
有機溶媒と、酢酸、ギ酸、塩酸、リン酸。
有機溶媒と、酢酸、ギ酸、塩酸、リン酸。
トリフルオロ酢酸、メチル硫酸等の酸またはこれらの酸
とアンモニア、苛性ソーダ等のアルカリの塩を混合して
得られるpI−11,5〜7の範囲の緩衝液が用いられ
る。
とアンモニア、苛性ソーダ等のアルカリの塩を混合して
得られるpI−11,5〜7の範囲の緩衝液が用いられ
る。
この溶出にあたって、上記溶出用液の水溶性有機溶媒濃
度は、溶出に適するように適当な濃度に調整される。例
えば、アセトニトリル水溶液では。
度は、溶出に適するように適当な濃度に調整される。例
えば、アセトニトリル水溶液では。
アセトニトリルの濃度が18〜28容量チ、好ましくは
20〜25容jIk、チの濃度でh−EGF’を溶出す
るのが好ましい。アセトニトリル濃度が18容i%未満
では、全く溶出されないか溶出時間が長くなり、28容
fL%を越えると溶出先端付近に溶出されるためm製効
果が低下する傾向がある。
20〜25容jIk、チの濃度でh−EGF’を溶出す
るのが好ましい。アセトニトリル濃度が18容i%未満
では、全く溶出されないか溶出時間が長くなり、28容
fL%を越えると溶出先端付近に溶出されるためm製効
果が低下する傾向がある。
また、アセトニトリル濃度に勾配をつけて溶出する場合
、溶出後のアセトニトリルの初期濃度はθ〜16容量チ
及び最終濃度は20〜30容量チとするのが好ましい。
、溶出後のアセトニトリルの初期濃度はθ〜16容量チ
及び最終濃度は20〜30容量チとするのが好ましい。
なお、最終濃度は30容量チを越えてもさしつかえない
。このようにアセトニトリル濃度に勾配をつけて溶出を
行う場合、アセトニトリル濃度が20〜25容量チの時
にペプチドを溶出させる。溶出に際し、用いる有機溶媒
は。
。このようにアセトニトリル濃度に勾配をつけて溶出を
行う場合、アセトニトリル濃度が20〜25容量チの時
にペプチドを溶出させる。溶出に際し、用いる有機溶媒
は。
その極性が小さくなるに従い溶出力が増すため。
極性の大きなもの程、有機溶媒濃度を大きくする必要が
ある。例えばメタノール、エタノール、アセトニトリル
、n−プロパツールの順に極性が小さくなり、この順に
より低濃度でh−EGFを溶出する仁とができる。以上
の溶出は、常圧下で行っても高圧下で行ってもよい。
ある。例えばメタノール、エタノール、アセトニトリル
、n−プロパツールの順に極性が小さくなり、この順に
より低濃度でh−EGFを溶出する仁とができる。以上
の溶出は、常圧下で行っても高圧下で行ってもよい。
逆相分配型クロマトグラフィーにおいて、カラム剤とし
てオクタデシル化シリカゲルを用い溶出1としては中性
(たとえば、酢酸アンモニウム。
てオクタデシル化シリカゲルを用い溶出1としては中性
(たとえば、酢酸アンモニウム。
pH7)でアセトニトリル濃度20〜25容量−のもの
を使用するとh−EGPは、tず3種類に分離される。
を使用するとh−EGPは、tず3種類に分離される。
これらをそれぞれ溶出層にh−EGF−1、h−EGF
−2,h−EGF−3とする。このう0.5容it%加
える)で行うと溶出層Kh−EGF−1−1とh−EG
F−1−2の2種類に分離する。
−2,h−EGF−3とする。このう0.5容it%加
える)で行うと溶出層Kh−EGF−1−1とh−EG
F−1−2の2種類に分離する。
このうち、h−EGF−1−2を含む分画を減圧濃縮又
は凍結乾燥すると白色粉末状で本発明に係る活性ペプチ
ドが得られる。
は凍結乾燥すると白色粉末状で本発明に係る活性ペプチ
ドが得られる。
これを5DS−尿素−ポリアクリルアミドゲルディスク
電気泳動(モノマー濃度13.8%)で分析するとき、
それぞれ単一バンドとして認められ。
電気泳動(モノマー濃度13.8%)で分析するとき、
それぞれ単一バンドとして認められ。
その推定分子量はミオグロゼン部分加水分解物(分子[
16949,14404,8159,6214゜251
2.1360)の混合物を標準とした分子量マーカーを
用いたとき約6000に位置する。又。
16949,14404,8159,6214゜251
2.1360)の混合物を標準とした分子量マーカーを
用いたとき約6000に位置する。又。
pt+勾配(pH4からpH6,5)を有するポリアク
リルアミドゲルプレートを用いた等電点電気泳動を行う
ときそれぞれ異なる位置に単一バンドとして認められた
。表面電極を用いて測定した等電点け、4.45である
。
リルアミドゲルプレートを用いた等電点電気泳動を行う
ときそれぞれ異なる位置に単一バンドとして認められた
。表面電極を用いて測定した等電点け、4.45である
。
その他、前記した理化学的性質を示すみ上記電気泳動法
による結果及び前記した理化学的性質のうち、高速クロ
マトグラフィーが第2図に示すとおりであることから2
本発明に係る活性ペプチドが単一化合物であることがわ
かる。
による結果及び前記した理化学的性質のうち、高速クロ
マトグラフィーが第2図に示すとおりであることから2
本発明に係る活性ペプチドが単一化合物であることがわ
かる。
本発明に係る活性ペプチドが前記した式で示されること
は、酵素分解法、エドマン(Edrnan )法tダン
シル(Dansyl )法、アミノ酸配列解析法及びマ
ススペクトロメトリーにょシ確認した。
は、酵素分解法、エドマン(Edrnan )法tダン
シル(Dansyl )法、アミノ酸配列解析法及びマ
ススペクトロメトリーにょシ確認した。
また2本発明に係る活性ペプチドは、上皮細胞の成長を
促進する作用を示し、h−EGFであることがわかシ、
胃酸分泌抑制作用を併せて示す。
促進する作用を示し、h−EGFであることがわかシ、
胃酸分泌抑制作用を併せて示す。
以上において、h−EGF分画の確認は、マウスの顎下
線から得たマウスEGFがマウス肝細胞膜上のEGFレ
セプターに対してh−EGFと競争的に結合する性質を
利用して行うことができる。
線から得たマウスEGFがマウス肝細胞膜上のEGFレ
セプターに対してh−EGFと競争的に結合する性質を
利用して行うことができる。
すなわち、h−EGF又はh −E G Fを含む試料
。
。
EGFレセプター及び放射性ヨウ素で標識したマクスE
GFを水溶液中で混合して反応させ、EGFレセプター
とマウスEGF又はh−EGFとの結合物を生成させ、
これを分離して、その放射活性を測定し、検量線に照ら
し、h−EGF濃度を決定する〔以下、この方法を、ラ
ンオレセプターアツセイ(RRA)という〕。
GFを水溶液中で混合して反応させ、EGFレセプター
とマウスEGF又はh−EGFとの結合物を生成させ、
これを分離して、その放射活性を測定し、検量線に照ら
し、h−EGF濃度を決定する〔以下、この方法を、ラ
ンオレセプターアツセイ(RRA)という〕。
(実施例)
以下において、h−BGF量は、上記几几A法によシ求
めたものであり、比活性は、280nmの吸光度と試料
の液量(mlりの積あたりのh−BGF量である。
めたものであり、比活性は、280nmの吸光度と試料
の液量(mlりの積あたりのh−BGF量である。
実施例
(1)男子尿3に/(h−BGF量160mg、比活性
1.6X10−3)に4N塩酸を加えてpH3,0に調
整した。これを予め4N塩酸でカルボン酸型にしたアク
リル酸型カチオン交換樹脂(WK−20゜三菱化成工業
株商品名)を充てんしたカラム(40tりに流速200
17時間で流した。次いで、カラムを水1001!で洗
浄し、100/の酢酸アンモニウム緩衝液(塩化ナトリ
ウム50に9.酢酸アンモニウム7.7kg3よびアン
モニア水15.51!に水を加えて1001としたもの
)1次いで481!の4N苛性ソーダ溶液、更に901
!の水で溶出した。溶出後のpHは溶出時間と共に増大
する。このうち、溶出後のpHが11以下の分画を集め
た。
1.6X10−3)に4N塩酸を加えてpH3,0に調
整した。これを予め4N塩酸でカルボン酸型にしたアク
リル酸型カチオン交換樹脂(WK−20゜三菱化成工業
株商品名)を充てんしたカラム(40tりに流速200
17時間で流した。次いで、カラムを水1001!で洗
浄し、100/の酢酸アンモニウム緩衝液(塩化ナトリ
ウム50に9.酢酸アンモニウム7.7kg3よびアン
モニア水15.51!に水を加えて1001としたもの
)1次いで481!の4N苛性ソーダ溶液、更に901
!の水で溶出した。溶出後のpHは溶出時間と共に増大
する。このうち、溶出後のpHが11以下の分画を集め
た。
この溶出液中のh−EGFは60.4@(回収率38チ
、比活性O,OS)であった。
、比活性O,OS)であった。
(2)溶出液201!(pH4,5に調整)にメタクリ
レート系中性吸着樹脂(HP2MG:三菱化成工業■商
品名) 800 mlを加えて2時間攪拌してh−BG
Fを吸着1次いで塩酸−メタノール混合液(6N塩酸:
メタノール=1:IZ5.容量比)8I!で溶出した。
レート系中性吸着樹脂(HP2MG:三菱化成工業■商
品名) 800 mlを加えて2時間攪拌してh−BG
Fを吸着1次いで塩酸−メタノール混合液(6N塩酸:
メタノール=1:IZ5.容量比)8I!で溶出した。
これを中和後、減圧濃縮してs OOml h L架橋
テキストランゲル(セファデックスG−25,ファルマ
シア・ファインケミカル・AB商品名)K負荷し、0.
01M酢酸アンモニウムで展開して塩を含まない部分を
採取した。次いでpH5,3の0.01M酢酸アンモニ
ウム液で平衡化したジエチルアミンエチル(DEAE)
セルロース(DE−32,ワットマン・ケミカルセパレ
ーション社商品名)カラムに吸着させた。0.01M酢
酸アンモニウム液で洗浄後、0.3M酢酸アンモニウム
液で溶出した。この溶出液中のh −BGF量は14.
4■(回収率38俤、比活性1.2)であった。
テキストランゲル(セファデックスG−25,ファルマ
シア・ファインケミカル・AB商品名)K負荷し、0.
01M酢酸アンモニウムで展開して塩を含まない部分を
採取した。次いでpH5,3の0.01M酢酸アンモニ
ウム液で平衡化したジエチルアミンエチル(DEAE)
セルロース(DE−32,ワットマン・ケミカルセパレ
ーション社商品名)カラムに吸着させた。0.01M酢
酸アンモニウム液で洗浄後、0.3M酢酸アンモニウム
液で溶出した。この溶出液中のh −BGF量は14.
4■(回収率38俤、比活性1.2)であった。
(3)この得た溶出液を限外ろ過(分画分子量1000
)によシ脱塩し、60ゴまで濃縮した後。
)によシ脱塩し、60ゴまで濃縮した後。
架橋デキストラングル(セファデックスG−50゜ファ
ルマシア・ファイン・ケミカル・AB商品名)でゲルろ
過した。展開液は0.01M酢酸アンモニウム液で展開
し、R,RA活性分画を採取した。この溶出液中のh−
EC)F−iは10mg(回収率70係、比活性5.6
)であった。
ルマシア・ファイン・ケミカル・AB商品名)でゲルろ
過した。展開液は0.01M酢酸アンモニウム液で展開
し、R,RA活性分画を採取した。この溶出液中のh−
EC)F−iは10mg(回収率70係、比活性5.6
)であった。
(4)この溶出液をオクタデシルシリル化シリカゲル(
デベロジルODS、野村化学■商品名)を充填したカラ
ム[: 36.7薗φX500mm、 このカラ酸ア
ンモニウム0.05Mを含むアセトニトリル水溶液(水
ニア七トニトリル=5:1.容蕾比)。
デベロジルODS、野村化学■商品名)を充填したカラ
ム[: 36.7薗φX500mm、 このカラ酸ア
ンモニウム0.05Mを含むアセトニトリル水溶液(水
ニア七トニトリル=5:1.容蕾比)。
第2液には、酢酸アンモニウム0.05Mを含むアセト
ニトリル水溶液(水ニアセトニトリル=5:1.6.容
量比)を用いた。第2液は第1液600rnlに25m
1/分で流入すると共に、第1液と第2液の混合液はカ
ラムに25ゴ/分で流入するようにした。この結果、得
られたクロマトグラムを第3図に示す。
ニトリル水溶液(水ニアセトニトリル=5:1.6.容
量比)を用いた。第2液は第1液600rnlに25m
1/分で流入すると共に、第1液と第2液の混合液はカ
ラムに25ゴ/分で流入するようにした。この結果、得
られたクロマトグラムを第3図に示す。
BRA法で各溶出分画を測定すると三つの活性分画が現
われ、各分画のh−EGFには、それぞれ胃酸分泌抑制
作用が認められた。該活性分画はそれぞれ、保持時間が
48〜52分、54〜62分及び62〜68分に溶出し
、これらの総h−EGF量は8.5mg、それぞれの分
画のh−EGFiiは、溶出順にZOmg、 1.5
rf!Q及び5.0 mgであり、各h−EGFの比活
性は溶出順に130,240及び290であった。各分
画を減圧濃縮し、凍結乾燥して乾燥品を得、上記溶出順
にh−EGF−1,h−EGF−2及びh−EGF−3
とした。5DS−尿素−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動(モノマー濃度13.8チ、標準物質:ミオグロビン
部分加水分解物で分子量が16949,14404,8
159,6214゜2512及び1360の混合物)に
よるとh−EGF−1については1分子量約6000と
約7400のニバンド、h−EGF−2については。
われ、各分画のh−EGFには、それぞれ胃酸分泌抑制
作用が認められた。該活性分画はそれぞれ、保持時間が
48〜52分、54〜62分及び62〜68分に溶出し
、これらの総h−EGF量は8.5mg、それぞれの分
画のh−EGFiiは、溶出順にZOmg、 1.5
rf!Q及び5.0 mgであり、各h−EGFの比活
性は溶出順に130,240及び290であった。各分
画を減圧濃縮し、凍結乾燥して乾燥品を得、上記溶出順
にh−EGF−1,h−EGF−2及びh−EGF−3
とした。5DS−尿素−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動(モノマー濃度13.8チ、標準物質:ミオグロビン
部分加水分解物で分子量が16949,14404,8
159,6214゜2512及び1360の混合物)に
よるとh−EGF−1については1分子量約6000と
約7400のニバンド、h−EGF−2については。
分子量約6000と約7000のニバンド及びh−EG
F−3については2分子量約6000の一バンドが検出
された。
F−3については2分子量約6000の一バンドが検出
された。
第3図に、上記の溶出ておける各分画毎のrl、RA活
性値を斜線棒グラフで示す。RRA活性は46〜48分
、48〜50分、50〜52分、54〜56分、56〜
58分、58〜60分、62〜64分、64〜66分及
び66〜68分の分画に現われ、他の分画には現われな
かった。
性値を斜線棒グラフで示す。RRA活性は46〜48分
、48〜50分、50〜52分、54〜56分、56〜
58分、58〜60分、62〜64分、64〜66分及
び66〜68分の分画に現われ、他の分画には現われな
かった。
(5)上記(4)で得られたh−EGF−1を含む分画
をh−EGF量で500μgを、デベロジルODSを充
填したカラム(8wφX250mm、 日立635型に
装着)K負荷し、酢酸アンモニウム0.05Mを含むア
セトニトリル水溶液(アセトニトリル:ml/分で溶出
した。得られたクロマトグラム(横軸に保持時間、縦軸
に、280 nmの吸光度)及びRRA活性値を示す斜
線棒グラフを第4図に示す。
をh−EGF量で500μgを、デベロジルODSを充
填したカラム(8wφX250mm、 日立635型に
装着)K負荷し、酢酸アンモニウム0.05Mを含むア
セトニトリル水溶液(アセトニトリル:ml/分で溶出
した。得られたクロマトグラム(横軸に保持時間、縦軸
に、280 nmの吸光度)及びRRA活性値を示す斜
線棒グラフを第4図に示す。
R,RA活性は、保持時間26〜30分及び46〜58
分に現われる。
分に現われる。
46〜58分の分画を減圧濃縮し、凍結乾燥して本発明
に係る活性ペプチド(h −EGF )を得た。
に係る活性ペプチド(h −EGF )を得た。
(6)一方、上記(4)で得られたh−EGF−3を含
含むアセトニトリル水溶液(アセトニトリル:水=17
0:500)200mJに酢酸1 mlを添加したもの
を使用した。この結果、RRA活性は。
含むアセトニトリル水溶液(アセトニトリル:水=17
0:500)200mJに酢酸1 mlを添加したもの
を使用した。この結果、RRA活性は。
保持時間22〜26分、27〜30分及び49〜55分
の分画に現われた。これらの分画については、 R,R
,A活性分画と280 nmの波長における吸光度ピー
クとが対応した。これらの分画のうち。
の分画に現われた。これらの分画については、 R,R
,A活性分画と280 nmの波長における吸光度ピー
クとが対応した。これらの分画のうち。
第1の分画に含まれるh−EGFが前記したβ−UGに
及び第3の分画に含まれるh−EGFが前記したr−U
GK等しいことを確認した。
及び第3の分画に含まれるh−EGFが前記したr−U
GK等しいことを確認した。
(力 繊維芽細胞の増殖試験
ウシ胎児血清10チを含むダルベツコMEM培地13.
9ゴを加えた35■φX10mmシャーレに前記(5)
で得た活性ペプチド及びヒト皮膚繊維芽細胞を含む細胞
液1.1ゴ(1,8X108セル)を入れ。
9ゴを加えた35■φX10mmシャーレに前記(5)
で得た活性ペプチド及びヒト皮膚繊維芽細胞を含む細胞
液1.1ゴ(1,8X108セル)を入れ。
よく混合する。これを37℃炭酸ガス5チ、空気95チ
のインキュベータで単層培養する。培地交換は培養3日
目と6日目に行い、0.3,5.7及び100日目血球
計算盤を用いて細胞数を測定した。活性ペプチドは10
μg/m/になるように使用した。また、活性ペプチド
を使用しない場合についても同様に試験した。この結果
を第5図に示す。第5図中グラフ1は活性ペプチドを使
用した場合及びグラフ2は活性ペプチドを使用しない場
合を示す。
のインキュベータで単層培養する。培地交換は培養3日
目と6日目に行い、0.3,5.7及び100日目血球
計算盤を用いて細胞数を測定した。活性ペプチドは10
μg/m/になるように使用した。また、活性ペプチド
を使用しない場合についても同様に試験した。この結果
を第5図に示す。第5図中グラフ1は活性ペプチドを使
用した場合及びグラフ2は活性ペプチドを使用しない場
合を示す。
(8)胃酸分泌抑制試験
体重13に9のピーグル犬(js性)の幽門部から約5
cm離れた背体部に両肩管を取シつけてインタクトフイ
スチューラ犬とし、とれて、ヒスタミン4〜6μg /
kg体重を15分間隔で皮下注射し。
cm離れた背体部に両肩管を取シつけてインタクトフイ
スチューラ犬とし、とれて、ヒスタミン4〜6μg /
kg体重を15分間隔で皮下注射し。
15分間隔で胃液を両肩管から採取した。胃液量がほぼ
一定になった時点で、前記(5)で得た活性ペプチドを
生理食塩水に溶解してh−EGFiで0.25μg/に
9体重だけ静脈内注射した。胃液量はいずれの場合も1
5〜30分後から減少し、30〜60分後に胃液量が最
も少なくなった。
一定になった時点で、前記(5)で得た活性ペプチドを
生理食塩水に溶解してh−EGFiで0.25μg/に
9体重だけ静脈内注射した。胃液量はいずれの場合も1
5〜30分後から減少し、30〜60分後に胃液量が最
も少なくなった。
ヒスタミンの投与と胃酸分泌量の関係を示す棒グラフを
第6図に示す。
第6図に示す。
(発明の効果)
本発明の活性ペプチドは、上皮細胞の成長促進作用及び
胃酸分泌抑制作用を示す新規化学物質である。
胃酸分泌抑制作用を示す新規化学物質である。
第1図は本発明に係る活性ペプチドの紫外線吸収スペク
トル、第2図は本発明に係る活性ペプチドの高速液体ク
ロマトグラム、第3図は実施例の(4)項における逆相
分配型液体クロマトグラム、第4図は実施例の(5)項
だおける逆相分配型液体クロマトグラム、第5図は実施
例の(7)項における繊維芽細胞の増殖試験結果を示す
グラフ及び第6図は実施例の(8)項における胃酸分泌
抑制試験を示す棒グラフである。 符号の説明 1・・・活性ペプチドを使用したときの結果を示すグラ
フ 2・・・活性ペプチドを使用しないときの結果を示すグ
ラフ 代理人 弁理士 若 林 邦 彦 +を 答l口 筈出詩1’5 (分) 寥2因
トル、第2図は本発明に係る活性ペプチドの高速液体ク
ロマトグラム、第3図は実施例の(4)項における逆相
分配型液体クロマトグラム、第4図は実施例の(5)項
だおける逆相分配型液体クロマトグラム、第5図は実施
例の(7)項における繊維芽細胞の増殖試験結果を示す
グラフ及び第6図は実施例の(8)項における胃酸分泌
抑制試験を示す棒グラフである。 符号の説明 1・・・活性ペプチドを使用したときの結果を示すグラ
フ 2・・・活性ペプチドを使用しないときの結果を示すグ
ラフ 代理人 弁理士 若 林 邦 彦 +を 答l口 筈出詩1’5 (分) 寥2因
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される活性ペプチド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60170396A JPS6230719A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 活性ペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60170396A JPS6230719A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 活性ペプチド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6230719A true JPS6230719A (ja) | 1987-02-09 |
Family
ID=15904150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60170396A Pending JPS6230719A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 活性ペプチド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6230719A (ja) |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP60170396A patent/JPS6230719A/ja active Pending
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