JPS6230559A - 脆性物体の破砕工法 - Google Patents

脆性物体の破砕工法

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Publication number
JPS6230559A
JPS6230559A JP16853885A JP16853885A JPS6230559A JP S6230559 A JPS6230559 A JP S6230559A JP 16853885 A JP16853885 A JP 16853885A JP 16853885 A JP16853885 A JP 16853885A JP S6230559 A JPS6230559 A JP S6230559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
crushing
crushing agent
hydration reaction
expandable
Prior art date
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Pending
Application number
JP16853885A
Other languages
English (en)
Inventor
久保田 八郎
桧田 俊晴
右田 純一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onoda Cement Co Ltd
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
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Publication of JPS6230559A publication Critical patent/JPS6230559A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は膨張性破砕剤の水和反応に伴う膨張圧の発現を
促進し、コンクリート、岩石などの脆性物体を破砕する
工法に関する。
〈従来の技術〉 膨張性破砕剤はこれに一定量の水を加えて起こるいわゆ
る水和反応において、水和生成物の結晶圧を利用して被
破砕体に膨張圧として作用させ破砕を行うものである。
市販されている膨張性破砕剤は酸化カルシウムを主成分
とするために、水和反応が加える水を含めて環境温度に
左右される。
特に15℃以下になると、水和反応が著しく遅くなり、
従って、膨張圧の発現が遅れて被破砕体の破砕が予定よ
り遅れたり、破砕ができないことなどの欠点がある。こ
の欠点を補うために、例えば電気ヒーターによる加熱、
化学物質の発熱による加熱などが行なわれている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、上記従来技術に鑑み、加温するだけでなく蒸
気によって加湿することにより、膨張性破砕剤の水和反
応を促進することのできる脆性物体の破砕工法を提供す
ることを目的とする。
く問題点を解決するための手段〉 斯かる目的を達成する本発明の構成は膨張性破砕剤の水
和反応に伴う膨張圧を利用してコンクリート、岩石など
の脆性物体を静的に破砕するにあたって、充填孔に予め
充填した破砕剤のスラリーに所定温度の蒸気を送って養
生し、膨張性破砕剤の水和反応に伴う膨張圧の発現を促
進することを特徴とする。
〈作用〉 膨張性破砕剤は加温することにより、ある程度水和反応
が高まるが、更に、蒸気を供給して膨張性破砕剤を養生
させると、水和反応が促進されると共に水和物の結晶成
長が促進されることとなる。
この現象は、同様の水和反応を起こすセメント、コンク
リートが蒸気養生することによって硬化促進されるのと
、同様の作用に基づくものでおる。
蒸気の温度としては、20℃〜100’C1好しくは3
0℃〜50℃とすると良好であり、蒸気の供給は充填孔
内の破砕剤の温度が30℃程度に保持するようにする。
この温度より低いと加熱による効果が現われないし、こ
れ以上だと過剰に水和反応が促進されていわゆる鉄砲現
象が起こることとなるからである。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図〜第3図に本発明の実施例に使用する器具を示す
。同図に示されるように被破砕体1に穿設された充填孔
2内に膨張性破砕剤3が充填されると共にこの充填孔2
中に蒸気送入パイプ4が差し込まれている。差し込まれ
た蒸気送入パイプ4は充填孔2の最深部において折曲さ
れて上方まで引き上げられた形状となっており、蒸気送
入パイプ4の一端から送給された蒸気は該パイプ4内に
沿って充填孔2の上部から最深部を経て、上部へ戻り、
該パイプ4の他端へ至ることとなる。蒸気送入パイプ4
の外周面には多数の蒸気通気穴5が穿孔されており、送
給される蒸気はその過程中においてこの蒸気通気穴5か
ら破砕剤スラリーへ放出されることとなる。
従って、上記蒸気送入パイプ4を使用して本発明方法を
実施するには、まず被破砕剤1の充填孔2内に破砕剤3
のスラリーを充填すると同時に蒸気送入パイプ4を差し
込み、次いで蒸気送入パイプ4の一端から一定温度の蒸
気を一定時間送給する。送給された蒸気は蒸気送入パイ
プ4に多数穿孔された蒸気通気穴5から放出されて破砕
剤3のスラリーに供給されることとなり、このため膨張
性破砕剤3の水和反応が促進されると共に水和物の結晶
成長が促がされることとなる。
送給する蒸気の温度としては20’C〜100’C1好
しくは30℃〜50’Cとすると良好であり、蒸気の供
給は充填孔2内の破砕剤3の温度が30℃以上程度とな
るようにする。この温度より低いと加熱による効果が現
われないし、これ以上だと過剰に水和反応が促進されて
いわゆる鉄砲現象が起こるからである。尚、蒸気送入パ
イプ4としては、蒸気の温度に耐え、且つ膨張圧で潰れ
ない構造、材質、例えば金属性又は樹脂製のものが望し
い。
次に具体的な実施例について説明する。
実施例−1 巾3m1長さ3Trt、高ざ1而のコンクリート塊に直
径50m、孔長E30cmの充填孔を50cm間隔で端
部より80鐸の線上に5本穿孔し、これらの充填孔に水
比30%の膨張性破砕剤スラリー(商品名、小野田プラ
イスター“)を充填し、更に充填孔の中央に直径6m、
肉厚1#の鋼鉄製パイプを差し込む。この鋼鉄製パイプ
には予め、直径0、5INnの通気用穴を1 crtt
当り4孔づつ穿孔しである。引き続き、鋼鉄製パイプの
一端より温度40℃の蒸気を連続して送給し養生を行っ
たところ、充填後5時間で孔と孔とを結ぶ線上に巾0.
3.のクラックが貫通した。尚、通気用孔を設けたパイ
プは、膨張性破砕剤が水和して蒸気が発生すると、この
蒸気を逃がす効果もあるため、いわゆる鉄砲現象が抑制
されることとなる。
実施例−2 実施例−1と同様にして鋼鉄製パイプを差し込み、引き
続いてこの鋼鉄製パイプに温度40’Cの蒸気を送給し
たところ、第4図中aで示す結果が得られた。
一方、同様のコンクリート塊に通気用孔を設けていない
同寸法の鋼鉄製パイプを差し込み、蒸気を通気して破砕
剤のスラリーを加熱したところ、第4図中すで示す結果
が得られた(この比較例は、特開昭60−844@に示
すように熱媒体を通して充填孔中の静的破砕剤を加熱す
る方法と同様のものでおる〉。
第4図に示す結果から明らかなように、単に加熱のみを
行なう養生(図中b)に比べ、加熱と同品のものを粗大
結晶化して膨張圧発現を強くし、短期にクラック発生で
きるものである。
〈発明の効果〉 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発
明の脆性物体の破砕工法は、加温するだけでなく蒸気に
より加湿するので、水和反応が促進されると共に水和物
の結晶成長が促進され、この結果、破砕時間が短縮され
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明に使用する治具の一例に係り、
第1図は蒸気送入パイプの使用状態説明図、第2図は蒸
気送入パイプの正面図、第3図は第2図中A−A線断面
図、第4図は充填経過時間に対する膨張圧の関係を示す
グラフでおる。 図面中、 1は被破砕体、 2は充填孔、 3は膨張性破砕剤、 4は蒸気送入パイプ、 5は蒸気通気穴でおる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 膨張性破砕剤の水和反応に伴う膨張圧を利用してコンク
    リート、岩石などの脆性物体を静的に破砕するにあたっ
    て、充填孔に予め充填した破砕剤のスラリーに所定温度
    の蒸気を送って養生し、膨張性破砕剤の水和反応に伴う
    膨張圧の発現を促進することを特徴とする脆性物体の破
    砕工法。
JP16853885A 1985-08-01 1985-08-01 脆性物体の破砕工法 Pending JPS6230559A (ja)

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JPS6230559A true JPS6230559A (ja) 1987-02-09

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