JPS6230436Y2 - - Google Patents

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JPS6230436Y2
JPS6230436Y2 JP3477083U JP3477083U JPS6230436Y2 JP S6230436 Y2 JPS6230436 Y2 JP S6230436Y2 JP 3477083 U JP3477083 U JP 3477083U JP 3477083 U JP3477083 U JP 3477083U JP S6230436 Y2 JPS6230436 Y2 JP S6230436Y2
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JP
Japan
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cable
resin layer
airtight
spring pipe
core wire
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JP3477083U
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JPS59141428U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、通信ケーブルを引き上げて接続箱
内で他のケーブルと接続する際に、接続箱と通信
ケーブルとの接続部に気密に保持する気密ダムを
設けた通信ケーブル気密ダムの構造に関するもの
である。
一般に、通信ケーブルでは浸水障害などの予防
のため、ケーブル内に窒素などの不活性ガスを封
入することが広く行なわれている。このためケー
ブルの接続箇所などには、ケーブル内のガスが外
部に流出するのを防止する気密ダムが設けられて
いる。例えば第1図に示すように、地下に埋設さ
れたガス封入通信ケーブル1を地上に引き上げ、
接続箱2内において他のケーブル3と接続する場
合、接続箱2の下方に通信ケーブル1内のガスを
密封する気密ダム4が設けられている。
従来、前記気密ダムには、2液混合型の常温硬
化性エポキシ樹脂が用いられているが、このエポ
キシ樹脂はケーブル心線の絶縁体として多く使用
されるポリエチレンとの接着性が悪く、気密ダム
周囲の温度変化などにより、心線とエポキシ樹脂
との間に空隙が生じ、ガス洩れが起こり易いとい
う欠点があつた。
この考案は前記事情に鑑みてなされたもので、
接続箱に下方に突出した筒状部を設け、この筒状
部にケーブルのシース開口部から露出させた心線
を挿通させた状態で、前記筒状部、心線、シース
開口部をそれぞれゴム状の常温硬化性樹脂層によ
り覆い、この常温硬化性樹脂層の表面に半径方向
の内方に圧縮力を与えるスプリングパイプを設け
たことにより、確実に気密保持することができる
通信ケーブル気密ダムの構造を提供することを目
的とするものである。
以下、この考案の一実施例を第2図および第3
図に基づいて説明する。
この実施例は通信ケーブル1(以下ケーブルと
略す)と、このケーブル1を他のケーブルに接続
するための端子(図示せず)を内部に備えた接続
箱5と、この接続箱5の下方に設けられケーブル
1と接続箱5との接続部を気密に保持する気密ダ
ム6とから成る基本構成となつている。
前記ケーブル1は、接続箱5内の端子に接続す
るために外被シース7および金属シース8を剥ぎ
取り心線9を露出して外被シース7にシース開口
部10を形成した状態とされている。
また、前記接続箱5の下部には、後述の外被ス
リーブ11を取り付けるための取り付け部12が
下方に突出して設けられている。この取り付け部
12の下部には、取り付け部12より小径の筒状
部13が下方に突出して設けられている。この筒
状部13にはケーブル1の心線9を挿通させるた
めの挿通孔14が形成され、この挿通孔14は前
記取り付け部12内を通つて接続箱5内に連通さ
れている。そして、この挿通孔14からケーブル
1の心線9が挿通されて接続箱5の端子に接続さ
れる。この状態でケーブル1のシース開口部10
は接続箱5の筒状部13に間隔を置いて対向させ
られている。
そして前記筒状部13、心線9、シース開口部
10はそれぞれ、常温硬化性樹脂を後述するよう
に充填して形成されるゴム状の反発弾力性に富む
常温硬化性樹脂層15により覆われるものであ
る。常温硬化性樹脂は、硬化反応前の状態では水
のように流れることはないが自重でゆるやかに流
動しかつ圧力を加えれば心線9間隙に浸通してい
く程度の粘性を有し、硬化反応後ではゴム状の反
発弾力性を有する樹脂である。物理的には硬化反
応前の粘度が2000〜10000センチストークス程度
で、硬化反応後の針入度(JIS−K−2530)が20
〜100程度の物性を有するもので、例えば2液混
合の常温硬化性ポリウレタン樹脂が使用される。
そして前記常温硬化性樹脂層15の表面にはこ
れを覆つて半径方向の内方に圧縮力を与える例え
ば鋼製のスプリングパイプ16が設けられる。こ
のスプリングパイプ16は第3図に示すように軸
方向に縦割れ17が形成され、長さ方向のほぼ中
央に前記縦割れ17と直交する横割れ18が円周
の一部を残して形成されたものである。
また、前記スプリングパイプ16の外側にはこ
れを覆う外被スリーブ11が設けられる。この外
被スリーブ11の上端には、前記取り付け部12
の下面にOリングなどのパツキン19を介してボ
ルトにより固定されるフランジ部11aが設けら
れている。さらにこの外被スリーブ11の側壁に
は、常温硬化性樹脂を充填するための注入口20
および排出口21が軸方向の一線上に沿つて設け
られ、かつ下端とケーブル1の外被シース7との
間にはケーブル1を挿通させた状態でこれらを密
封状態に保持する合成樹脂から成る筒状のスペー
サー22が設けられており、このスペーサー22
のフランジ部22aが外被スリーブ11の下端に
ボルトによつて固定される構造となつている。
次いで、前記常温硬化性樹脂層15を形成する
方法について説明する。
予め、前記スプリングパイプ16の縦割れ17
を外被スリーブ11の注入口20と排出口21と
を結ぶ線に合わせ、また外被スリーブ11の注入
口20および排出口21から適当なくさびなどを
縦割れ17に挿入して、縦割れ17をこじあけて
おき、注入口20からスプリングパイプ16内お
よび接続箱5の筒状部13内等の空間に常温硬化
性樹脂を充填する。次いで注入口20および排出
口21を閉塞し、室温下で数時間放置することに
より樹脂を硬化させ、常温硬化性樹脂層15とす
る。さらに注入口20および排出口21を介して
縦割れ17をこじあけていたくさびなどを抜き取
り、スプリングパイプ16に縮小しようとする力
を発生させ、常温硬化性樹脂層15の表面に圧縮
力を与え、注入口20および排出口21を密閉す
るものである。
このようにして形成された気密ダム6において
は、スプリングパイプ16が常温硬化性樹脂層1
5を圧縮しているので、常温硬化性樹脂層15の
反発弾力性により接続箱5の筒状部13、ケーブ
ル1の心線9およびシース開口部10がそれぞれ
圧迫され、ケーブル1内のガスが完全に密閉され
る。また、気密ダム6周囲の温度変化などによつ
て常温硬化性樹脂層15が膨張したり収縮したり
しても、スプリングパイプ16が広がつたり縮小
したりして、常温硬化性樹脂層15にほぼ一定の
圧縮力をかけるので、常に気密ダム6内の気密が
保たれるようになる。
また、スプリングパイプ16には横割れ18が
形成されているため、気密ダム6の上部と下部と
で別々にスプリングパイプが設けられているのと
同じ状態になり、スプリングパイプ16の全長に
わたつてほぼ均等に圧縮力をかけることになり、
圧縮力の偏りによるガス洩れは起こり難い。なお
この横割れの本数は必要に応じて適宜選定すれば
よい。
次にこの考案の他の実施例を第4図に基づいて
説明する。
この実施例は光フアイバケーブル30を使用し
たもので、接続箱5の取り付け部12内に、光フ
アイバ心線31を折れ曲がらないように案内する
環状のガイド部32と、光フアイバケーブル30
内のテンシヨンメンバ33を固定するテンシヨン
メンバ引き留め棒34とを設けた構成となつてお
り、このテンシヨンメンバ引き留め棒34の先端
に光フアイバケーブル30内のテンシヨンメンバ
33が固定されている。前記テンシヨンメンバ引
き留め棒34は基端が円板35に固定され、この
円板35に設けられた多数の孔36内に光フアイ
バ心線31が挿通させられている。
このような構造の気密ダム6′においては、テ
ンシヨンメンバ引き留め棒34が光フアイバケー
ブル30のテンシヨンメンバ33を固定している
ので、光フアイバ心線31に負担がかからずかつ
気密ダム6′も強固に固定される。
以上説明したように、この考案によれば、スプ
リングパイプによつて常温硬化性樹脂層が圧縮さ
れ、接続箱の筒状部とケーブルの心線およびシー
ス開口部とを常時圧迫した状態とし得るので、ケ
ーブルおよび気密ダムを確実に気密保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は通信ケーブルの引き上げ例を示す概略
図、第2図はこの考案の一実施例を示す縦断面
図、第3図は第2図の一実施例に使用されるスプ
リングパイプの斜視図、第4図はこの考案の他の
実施例を示す縦断面図である。 1……通信ケーブル(ケーブル)、5……接続
箱、6,6′……気密ダム、9……心線、10…
…シース開口部、11……外被スリーブ、13…
…筒状部、14……挿通孔、15……常温硬化性
樹脂層、16……スプリングパイプ、17……縦
割れ、18……横割れ、30……光フアイバケー
ブル、31……光フアイバ心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル1、30の心線9、31を引き上げ接
    続する接続箱5に、下方に突出した筒状部13を
    設け、この筒状部にケーブルのシース開口部10
    から露出させた心線を挿通させた状態で、前記筒
    状部、心線、シース開口部をそれぞれゴム状の常
    温硬化性樹脂層15により覆い、この常温硬化性
    樹脂層の表面に半径方向の内方に圧縮力を与える
    スプリングパイプ16を設けた通信ケーブル気密
    ダムの構造。
JP3477083U 1983-03-10 1983-03-10 通信ケ−ブル気密ダムの構造 Granted JPS59141428U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3477083U JPS59141428U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 通信ケ−ブル気密ダムの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3477083U JPS59141428U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 通信ケ−ブル気密ダムの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59141428U JPS59141428U (ja) 1984-09-21
JPS6230436Y2 true JPS6230436Y2 (ja) 1987-08-05

Family

ID=30165498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3477083U Granted JPS59141428U (ja) 1983-03-10 1983-03-10 通信ケ−ブル気密ダムの構造

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JPS59141428U (ja) 1984-09-21

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