JPS62297053A - 可変変速装置におけるv型プ−リ内壁面研磨装置 - Google Patents
可変変速装置におけるv型プ−リ内壁面研磨装置Info
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- JPS62297053A JPS62297053A JP13824786A JP13824786A JPS62297053A JP S62297053 A JPS62297053 A JP S62297053A JP 13824786 A JP13824786 A JP 13824786A JP 13824786 A JP13824786 A JP 13824786A JP S62297053 A JPS62297053 A JP S62297053A
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Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、可変変速装置における■型プーリの傾斜内壁
面の無端状伝達帯との摩擦接触を常に良好ならしめるた
めに、前記のV型プーリの傾斜内壁面を研磨する装置に
関する。
面の無端状伝達帯との摩擦接触を常に良好ならしめるた
めに、前記のV型プーリの傾斜内壁面を研磨する装置に
関する。
従来の無段変速機に用いられる無端状伝動帯は、ゴム製
のものと金属製のものとがあり、耐熱性・耐久性を必要
とする場合には金属性のベルトが用いられている。
のものと金属製のものとがあり、耐熱性・耐久性を必要
とする場合には金属性のベルトが用いられている。
ここで、金属製のベルトは、金属板からなるリンク部材
を複数列連設し、この各列のリンク部材間をそのピッチ
毎にビンを挿嵌することによって屈曲自在に連結した無
端チェーンを形成し、このチェーンをV型プーリに巻回
し、V型プーリの相対する傾斜内壁間の間隔を変化させ
ることによって主動軸から従動軸に動力を無段階に変化
させて伝達することができるように構成されるが、前記
のチェーンを構成するリンク部材にチェーンを前記■型
プーリに巻回した状態において、該プーリの半径方向内
向きに突出部を延出し、該突出部に挿通孔を穿設し、穿
設された挿通孔に前記V型プーリのそれぞれの傾斜内壁
面に係合する端面を有する■ブロックを挿嵌し、前記■
ブロックの両端面を■型プーリの傾斜内壁面に当接させ
ることによりその間に生じる摩擦力により主動軸から従
動軸への動力の伝達が行われていた。
を複数列連設し、この各列のリンク部材間をそのピッチ
毎にビンを挿嵌することによって屈曲自在に連結した無
端チェーンを形成し、このチェーンをV型プーリに巻回
し、V型プーリの相対する傾斜内壁間の間隔を変化させ
ることによって主動軸から従動軸に動力を無段階に変化
させて伝達することができるように構成されるが、前記
のチェーンを構成するリンク部材にチェーンを前記■型
プーリに巻回した状態において、該プーリの半径方向内
向きに突出部を延出し、該突出部に挿通孔を穿設し、穿
設された挿通孔に前記V型プーリのそれぞれの傾斜内壁
面に係合する端面を有する■ブロックを挿嵌し、前記■
ブロックの両端面を■型プーリの傾斜内壁面に当接させ
ることによりその間に生じる摩擦力により主動軸から従
動軸への動力の伝達が行われていた。
前述したような従来の無段変速機において、前記したV
型プーリの傾斜内壁面とVブロックの両端面との間には
運転につれてなじみ現象が生じ摩擦力が低下し、伝動効
率が低下する傾向がある。
型プーリの傾斜内壁面とVブロックの両端面との間には
運転につれてなじみ現象が生じ摩擦力が低下し、伝動効
率が低下する傾向がある。
このことは前記した■型プーリの傾斜内壁面がVブロッ
クによって磨かれて滑らかになり所謂輝部を呈し始める
ことや、あるいは、この種、無段変速機は通常潤滑油中
にて使用されるので、潤滑油中に摩擦係数を低減させる
物質が存在し、これが、■型プーリの傾斜内壁面に膜状
に付着され始めるためと考えられ、前記の潤滑油中の物
質として■型プーリの傾斜内壁面に形成されるものとし
ては例えば二硫化モリブデンの層が挙げられる。そして
、上記のような現象は運転開始より5時間〜10時間程
度の経過で現われ始める。
クによって磨かれて滑らかになり所謂輝部を呈し始める
ことや、あるいは、この種、無段変速機は通常潤滑油中
にて使用されるので、潤滑油中に摩擦係数を低減させる
物質が存在し、これが、■型プーリの傾斜内壁面に膜状
に付着され始めるためと考えられ、前記の潤滑油中の物
質として■型プーリの傾斜内壁面に形成されるものとし
ては例えば二硫化モリブデンの層が挙げられる。そして
、上記のような現象は運転開始より5時間〜10時間程
度の経過で現われ始める。
前述したような技術的背景のもとにおいて、従来は、伝
動効率の低下を見越して摩擦力が低下した状態を想定し
て例えば50)Pのものを20)P程度として設計して
いた。
動効率の低下を見越して摩擦力が低下した状態を想定し
て例えば50)Pのものを20)P程度として設計して
いた。
本発明は、前記した現状に鑑みてなされたもので、運転
時間の経過とともにV型プーリの傾斜内壁面と■ブロッ
クの両端面との摩擦係数の低下を防止し、■型プーリの
傾斜内壁面が最適の接触状態を得るようになすことを目
的とするものである。゛〔問題点を解決するための手段
〕 本発明は、上記の目的を達成するために、主動軸及び従
動軸に相互に近接・離間する一対の傾斜壁面を有するV
型プーリを設け、前記の■型プーリに無端状伝動帯を巻
回して動力を伝達する可変変速装置において、前記した
主動軸及び従動軸に設けたV型プーリの間より前記軸と
平行で、かつ軸方向に移動自在とした保持軸を配装し、
前記保持軸の先端部に該保持軸に直交する方向に摺動自
在とした連結杆を配設し、該連結杆の両端部に連結杆と
直交する方向に接触子を上下方向に摺動可能に遊嵌し、
前記接触子のピンの両側にばね部材によって支持された
研磨部材を設け、前記の保持軸を軸方向に移動すること
により傾斜面をV型プーリの傾斜内壁面に接触せしめな
がらばね部材をたわませて両側の接触子を平均して前記
傾斜内壁面と接触、かつ研磨部材で前記■型プーリの傾
斜内壁面を研磨することをその特徴とするものである。
時間の経過とともにV型プーリの傾斜内壁面と■ブロッ
クの両端面との摩擦係数の低下を防止し、■型プーリの
傾斜内壁面が最適の接触状態を得るようになすことを目
的とするものである。゛〔問題点を解決するための手段
〕 本発明は、上記の目的を達成するために、主動軸及び従
動軸に相互に近接・離間する一対の傾斜壁面を有するV
型プーリを設け、前記の■型プーリに無端状伝動帯を巻
回して動力を伝達する可変変速装置において、前記した
主動軸及び従動軸に設けたV型プーリの間より前記軸と
平行で、かつ軸方向に移動自在とした保持軸を配装し、
前記保持軸の先端部に該保持軸に直交する方向に摺動自
在とした連結杆を配設し、該連結杆の両端部に連結杆と
直交する方向に接触子を上下方向に摺動可能に遊嵌し、
前記接触子のピンの両側にばね部材によって支持された
研磨部材を設け、前記の保持軸を軸方向に移動すること
により傾斜面をV型プーリの傾斜内壁面に接触せしめな
がらばね部材をたわませて両側の接触子を平均して前記
傾斜内壁面と接触、かつ研磨部材で前記■型プーリの傾
斜内壁面を研磨することをその特徴とするものである。
本発明は、主動軸及び従動軸に設けた■型プーリ間より
前記軸と平行で、かつ軸方向に移動自在とした保持軸を
配装し、前記保持軸の先端部に該保持軸に直交する方向
に摺動自在とした連結杆を配設し、該連結杆の両端部に
該連結杆と直交する方向に接触子を上下方向に摺動可能
に遊嵌し、前記接触子におけるピンに介装したばね部材
によって付勢された研磨部材を備え、前記の保持軸を軸
方向に移動させることによって前記のピンに固着した鍔
の傾斜面を■型プーリの傾斜内壁面に接触することによ
りばね部材をたわませて、前記の傾斜内壁面と接触する
研磨部材を強制的に回転せしめ、前記■型プーリの傾斜
内壁面を研磨するようにしたので、V型プーリの傾斜内
壁面を研磨するに当って、先ず、接触子を■型ブーりの
傾斜内壁面に接触させ、該接触による接触子と傾斜内壁
面との平衡を連結杆の摺動で是正し、接触圧が平均する
と同時にピンは摺動して鍔の傾斜面の同一面まで移動さ
せて研磨部材を回転させ、V型プーリの傾斜内壁面を研
磨するものであり、この研磨時には研磨部材は回転する
が、その回転速度は■型プーリの回転速度と差があり、
その速度差によって良好な研磨が得られるものである。
前記軸と平行で、かつ軸方向に移動自在とした保持軸を
配装し、前記保持軸の先端部に該保持軸に直交する方向
に摺動自在とした連結杆を配設し、該連結杆の両端部に
該連結杆と直交する方向に接触子を上下方向に摺動可能
に遊嵌し、前記接触子におけるピンに介装したばね部材
によって付勢された研磨部材を備え、前記の保持軸を軸
方向に移動させることによって前記のピンに固着した鍔
の傾斜面を■型プーリの傾斜内壁面に接触することによ
りばね部材をたわませて、前記の傾斜内壁面と接触する
研磨部材を強制的に回転せしめ、前記■型プーリの傾斜
内壁面を研磨するようにしたので、V型プーリの傾斜内
壁面を研磨するに当って、先ず、接触子を■型ブーりの
傾斜内壁面に接触させ、該接触による接触子と傾斜内壁
面との平衡を連結杆の摺動で是正し、接触圧が平均する
と同時にピンは摺動して鍔の傾斜面の同一面まで移動さ
せて研磨部材を回転させ、V型プーリの傾斜内壁面を研
磨するものであり、この研磨時には研磨部材は回転する
が、その回転速度は■型プーリの回転速度と差があり、
その速度差によって良好な研磨が得られるものである。
本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
1は主動軸、2は主動軸と平行で、がっ、所定の間隔を
隔てて配置された従動軸、3は前記主動軸1に一体的に
固定されたV型プーリの固定プーリ、4は前記主動軸1
に摺動自在に遊嵌され前記固定プーリ3に近接・離間す
るとともに主動軸1と共回り可能としたV型プーリの可
動プーリ、5は前記従動軸2に一体的に固定される固定
プーリ、6は前記従動軸2に摺動自在に遊嵌され前記固
定プーリ5に近接・離間するとともに従動軸2と共回り
可能とした■型プーリの可動プーリである。
隔てて配置された従動軸、3は前記主動軸1に一体的に
固定されたV型プーリの固定プーリ、4は前記主動軸1
に摺動自在に遊嵌され前記固定プーリ3に近接・離間す
るとともに主動軸1と共回り可能としたV型プーリの可
動プーリ、5は前記従動軸2に一体的に固定される固定
プーリ、6は前記従動軸2に摺動自在に遊嵌され前記固
定プーリ5に近接・離間するとともに従動軸2と共回り
可能とした■型プーリの可動プーリである。
7は主動軸l及び従動軸2に設けられた■型プーリに巻
回された無端状伝動帯例えばチェーン式ベルトであり、
g亥チェーン式ベルトのVフ゛ロックの両端面が前記の
■型プーリの一対をなす傾斜内壁面3’、4’及び5’
、6’に当接して動力を伝達するものである。
回された無端状伝動帯例えばチェーン式ベルトであり、
g亥チェーン式ベルトのVフ゛ロックの両端面が前記の
■型プーリの一対をなす傾斜内壁面3’、4’及び5’
、6’に当接して動力を伝達するものである。
8は、主動軸1及び従動軸2に設けられたそれぞれの■
型プーリの周縁部の間隙より両■型プーリ間に前記軸1
,2と平行であって、かつ軸方向に移動自在に配装され
た保持軸であり、該保持軸9は例えば図示しない軸受装
置の軸支筒9に案内支持され、図示しないアクチェータ
等によって軸方向に移動される。また、前記の保持軸8
の下端部には保持器lOが固装され、該保持器10には
前記保持軸8の軸方向と直交する方向に貫通孔11が穿
設され該貫通孔11には連結杆12が摺動自在に遊嵌さ
れる。そして、前記の連結杆12の両端部には該連結杆
12の軸方向と直交する方向に貫通孔13.13’を穿
設し、該貫通孔13.13’には両端部に研磨部材15
.15’を環装した接触子14.14’を上下方向に摺
動可能に遊嵌する。前記した接触子14.14’は同一
の構成であるので、第2図に示す接触子14について説
明すると、接触子14は、連結杆12に遊嵌される大径
部16と、その大径部16の両側に設けた小径部17.
17’とより成るピン16Aとなし、更に、前記したそ
れぞれの小径部17.17’には外周には傾斜を有し、
かつ断面コ字状の凹所21.21’が形成された円環状
の研磨部材15.15’が遊嵌され、前記のコ字状凹所
21.21’には小径部17.17’に挿通されたばね
部材22.22’を介装し、前記凹所21.21’の内
径よりも小さな直径とした鍔18゜18′を前記小径部
17.17’の外端部からプレス圧入もしくは絞めるよ
うにして鍔18.18’を小径部17.17’端部に固
着する。前記した鍔18.18’の外端面はV型プーリ
の傾斜内壁面と一致する傾斜面19.19’が成形され
ている。そして、上記した接触子14.14’ノ鍔18
.18’はV型プーリの傾斜内壁面と接触したとき、前
記傾斜内壁面を研磨することがない材料例えば合成樹脂
等とするのがよい。
型プーリの周縁部の間隙より両■型プーリ間に前記軸1
,2と平行であって、かつ軸方向に移動自在に配装され
た保持軸であり、該保持軸9は例えば図示しない軸受装
置の軸支筒9に案内支持され、図示しないアクチェータ
等によって軸方向に移動される。また、前記の保持軸8
の下端部には保持器lOが固装され、該保持器10には
前記保持軸8の軸方向と直交する方向に貫通孔11が穿
設され該貫通孔11には連結杆12が摺動自在に遊嵌さ
れる。そして、前記の連結杆12の両端部には該連結杆
12の軸方向と直交する方向に貫通孔13.13’を穿
設し、該貫通孔13.13’には両端部に研磨部材15
.15’を環装した接触子14.14’を上下方向に摺
動可能に遊嵌する。前記した接触子14.14’は同一
の構成であるので、第2図に示す接触子14について説
明すると、接触子14は、連結杆12に遊嵌される大径
部16と、その大径部16の両側に設けた小径部17.
17’とより成るピン16Aとなし、更に、前記したそ
れぞれの小径部17.17’には外周には傾斜を有し、
かつ断面コ字状の凹所21.21’が形成された円環状
の研磨部材15.15’が遊嵌され、前記のコ字状凹所
21.21’には小径部17.17’に挿通されたばね
部材22.22’を介装し、前記凹所21.21’の内
径よりも小さな直径とした鍔18゜18′を前記小径部
17.17’の外端部からプレス圧入もしくは絞めるよ
うにして鍔18.18’を小径部17.17’端部に固
着する。前記した鍔18.18’の外端面はV型プーリ
の傾斜内壁面と一致する傾斜面19.19’が成形され
ている。そして、上記した接触子14.14’ノ鍔18
.18’はV型プーリの傾斜内壁面と接触したとき、前
記傾斜内壁面を研磨することがない材料例えば合成樹脂
等とするのがよい。
前記した研磨部材15.15’は、中央に貫通孔が穿設
された環状の凹所21.21’が設けられるとともに、
周縁に前記V型プーリの傾斜内壁面に係合する研磨面が
形成され、前記の貫通孔によってピア16Aの小径部1
7.17’に遊嵌されている。
された環状の凹所21.21’が設けられるとともに、
周縁に前記V型プーリの傾斜内壁面に係合する研磨面が
形成され、前記の貫通孔によってピア16Aの小径部1
7.17’に遊嵌されている。
上記した環状の研磨部材15.15’の凹所21.21
’の内側底部と鍔18.18’の内側とで小径部17.
17’に挿通・巻装したばね部材22.22’を一方向
に付勢させて、前記の研磨部材15.15’に形成され
た周縁の研磨面を鍔18.18’の傾斜面19.19’
よりも低くなるように抑止している。また、接触子14
゜14′に設けた鍔18.18’の外幅は、無端状伝動
帯7の幅よりも小さく設定している。
’の内側底部と鍔18.18’の内側とで小径部17.
17’に挿通・巻装したばね部材22.22’を一方向
に付勢させて、前記の研磨部材15.15’に形成され
た周縁の研磨面を鍔18.18’の傾斜面19.19’
よりも低くなるように抑止している。また、接触子14
゜14′に設けた鍔18.18’の外幅は、無端状伝動
帯7の幅よりも小さく設定している。
本実施例は以上のように構成されるので運転開始後、一
定時間経過後、例えば、保持軸8を下降させると該保持
軸8の下端部の保持器1oに摺動自在に遊嵌させる連結
杆12も同時に下降し、連結杆12の両端部の接触子1
4.14’も下降し、接触子14゜14’の鍔18.1
8’の傾斜部19.19’がそれぞれ主動軸lの固定ブ
ーIJ 3の傾斜内壁面3′及び従動プーリ2の可動プ
ーリ6の傾斜内壁面6′の何れかに先に接触し、前記傾
斜面19.19’との接触によりピン16Aをばね部材
22.22’に抗して摺動せしめようとするが、傾斜内
壁面3′又は傾斜内壁面6′と接触する傾斜面19とで
接触していない方向へ逃がすように保持器10を摺動し
て連結杆12を押す。更に、保持器8を一定位置まで下
降させると傾斜内壁面3’、6’の両者に接触する連結
杆12の両端に設けられるそれぞれの接触子14.14
’鍔18、18’の傾斜面19の接触圧は同一となると
ともにビン16Aをばね部材22に抗して上方向に摺動
させ、その結果研磨部材15’、15’が■型プーリの
傾斜内壁面3’、6’に接触することとなり、研磨部材
15.15’は前記の接触により回転を始め、研磨部材
15’は回転を続け、その回転速度差によって前記内壁
面3’、6’を研磨する。
定時間経過後、例えば、保持軸8を下降させると該保持
軸8の下端部の保持器1oに摺動自在に遊嵌させる連結
杆12も同時に下降し、連結杆12の両端部の接触子1
4.14’も下降し、接触子14゜14’の鍔18.1
8’の傾斜部19.19’がそれぞれ主動軸lの固定ブ
ーIJ 3の傾斜内壁面3′及び従動プーリ2の可動プ
ーリ6の傾斜内壁面6′の何れかに先に接触し、前記傾
斜面19.19’との接触によりピン16Aをばね部材
22.22’に抗して摺動せしめようとするが、傾斜内
壁面3′又は傾斜内壁面6′と接触する傾斜面19とで
接触していない方向へ逃がすように保持器10を摺動し
て連結杆12を押す。更に、保持器8を一定位置まで下
降させると傾斜内壁面3’、6’の両者に接触する連結
杆12の両端に設けられるそれぞれの接触子14.14
’鍔18、18’の傾斜面19の接触圧は同一となると
ともにビン16Aをばね部材22に抗して上方向に摺動
させ、その結果研磨部材15’、15’が■型プーリの
傾斜内壁面3’、6’に接触することとなり、研磨部材
15.15’は前記の接触により回転を始め、研磨部材
15’は回転を続け、その回転速度差によって前記内壁
面3’、6’を研磨する。
研磨終了後は、保持軸8を移動させ、■型プーリの傾斜
内壁面3’、6’から接触子14.14’を離間させれ
ば研磨されることはない。仮りに変速によって何れかの
■型プーリが前記接触子14.14’に接触するような
ことがあっても、連結杆12が中間にュートラル)位置
にあるときは、接触した■型プーリの傾斜内壁面と前記
の鍔18の斜面19によって前記連結杆12を他方側に
逃がすこととなり変速中に無操作状態で研磨するような
事態が惹起することはない。
内壁面3’、6’から接触子14.14’を離間させれ
ば研磨されることはない。仮りに変速によって何れかの
■型プーリが前記接触子14.14’に接触するような
ことがあっても、連結杆12が中間にュートラル)位置
にあるときは、接触した■型プーリの傾斜内壁面と前記
の鍔18の斜面19によって前記連結杆12を他方側に
逃がすこととなり変速中に無操作状態で研磨するような
事態が惹起することはない。
次いで、保持軸8を移動させれば、前記した固定プーリ
と相対する可動プーリ4及び従動軸2側の前記可動プー
リ6と相対する固定ブーI75の傾斜内壁面4′又は5
′の何れかに前記の鍔18における傾斜面19が先に接
触し、前述したように連結杆12により一方向に逃がし
ながら前記の傾斜内壁面4’、5’と接触子14.14
’を平均して接触し、以下前述と同様にして傾斜内壁面
4′及び5′を研磨する。
と相対する可動プーリ4及び従動軸2側の前記可動プー
リ6と相対する固定ブーI75の傾斜内壁面4′又は5
′の何れかに前記の鍔18における傾斜面19が先に接
触し、前述したように連結杆12により一方向に逃がし
ながら前記の傾斜内壁面4’、5’と接触子14.14
’を平均して接触し、以下前述と同様にして傾斜内壁面
4′及び5′を研磨する。
また、可動プーリ4が固定プーリ3に接近するときには
(変速時)、接触子14.14’の鍔18.18’の傾
斜面19.19’のいずれか前記V型プーリの傾斜内壁
面4’、6’のいずれかと接触することもあり得るが、
このときは、左右の接触子14.14’に ゛接触
する接触圧に不均衡を生ずることとなり直ちに連結杆1
2によって一方側に逃がし、接触子14゜14′の接触
圧が不均衡であるときは研磨部材15゜15’は■型プ
ーリの傾斜内壁面4’、6’を研磨することはない。従
って、研磨を行っているときでも変速に追従して連結杆
12を介して接触子14.14’を左又は右方向へ移動
しながら研磨することとなる。
(変速時)、接触子14.14’の鍔18.18’の傾
斜面19.19’のいずれか前記V型プーリの傾斜内壁
面4’、6’のいずれかと接触することもあり得るが、
このときは、左右の接触子14.14’に ゛接触
する接触圧に不均衡を生ずることとなり直ちに連結杆1
2によって一方側に逃がし、接触子14゜14′の接触
圧が不均衡であるときは研磨部材15゜15’は■型プ
ーリの傾斜内壁面4’、6’を研磨することはない。従
って、研磨を行っているときでも変速に追従して連結杆
12を介して接触子14.14’を左又は右方向へ移動
しながら研磨することとなる。
そして、研磨をしないとき連結杆12が中間位置にあっ
ても、変速時に前記のように接触子14.14’のいず
れかが、■型プーリの傾斜内壁面4’、6’のいずれか
と接触することがあり得るが、左・右の接触子14.1
4’に接触する接触圧に不均衡を生じ直ちに連結杆12
によって一方側へ逃がし、固定プーリ3又は5側への可
動プーリ4又は6の接近によっても支障はなく、この接
近・接触によって■型プーリの傾斜内壁面4’、6’を
損傷する虞は全くない。
ても、変速時に前記のように接触子14.14’のいず
れかが、■型プーリの傾斜内壁面4’、6’のいずれか
と接触することがあり得るが、左・右の接触子14.1
4’に接触する接触圧に不均衡を生じ直ちに連結杆12
によって一方側へ逃がし、固定プーリ3又は5側への可
動プーリ4又は6の接近によっても支障はなく、この接
近・接触によって■型プーリの傾斜内壁面4’、6’を
損傷する虞は全くない。
そして、前記した研磨時間は、略数秒乃至数十秒程度で
充分であり、その研磨により変速装置は機能を回復し、
長時間継続運転するときは、運転開始後所要時間経過し
たときに、間欠的に実施すると性能向上にその効能は効
果的である。
充分であり、その研磨により変速装置は機能を回復し、
長時間継続運転するときは、運転開始後所要時間経過し
たときに、間欠的に実施すると性能向上にその効能は効
果的である。
本発明に係るV型プーリ内壁面研磨装置は、主動軸及び
従動軸に設けた■型プーリ間より、前記軸と平行で、か
つ軸方向に移動自在とした保持軸を配装し、前記保持軸
の先端部に該保持軸と直交する方向に摺動自在とした連
結杆を配設し、該連結杆の両端部に該連結杆と直交する
方向に上下方向に摺動可能とした接触子を該接触子のビ
ンを介して遊嵌し、前記ビンの小径部に凹所を備えた環
状の研磨部材を遊嵌し、更に前記研磨部材の凹所底面と
前記ビンの外端部に固定した鍔との間に介装したばね部
材の付勢によって前記研磨部材を一定位置に保持し、前
記した保持軸を軸方向に移動させることにより、連結杆
の両側の接触子の鍔の傾斜面とV型プーリの傾斜内壁面
とは平均して接触され、かつビンを一方向に摺動移動し
、前記の鍔の傾斜面より低位にあった研磨部材で■型プ
ーリの傾斜内壁面を研磨するようにしたので、研にに当
っては、先ず、接触子の鍔の傾斜面を■型プーリの傾斜
内壁面に接触させ、次いで、前記傾斜面とV型プーリの
傾斜内壁面との接触圧が必然的に平均化しながらばね部
材をたわませて研磨部材が■型プーリの傾斜内壁面に接
触し、接面を研磨するものであり、研磨していないとき
は研磨部材は鍔よりも低位にあるため、■型プーリの変
速時、例えば、可動プーリが固定プーリに近接したとき
には、可動プーリが接触子の傾斜面と強く接触しようと
するが、接触子は可動プーリの傾斜内壁面に沿って連結
杆を介して左右方向に逃がし、前記の接触による接触圧
の不均衡を是正するように摺動するので変速時であって
も連結杆が研磨を行わない位置にある場合でも接触子は
連結杆を介して左右方向に移動自在とされているので、
可動プーリの固定ブーりに対する近接に対しても何らの
支障はなく、また、接触子の可動プーリとの接触に対し
ても傾斜内壁面を損傷する戊れもなく行い得るし、変速
中であっても、可動プーリの動きに追従して接触子の接
触圧を平衡保持しながら研磨ブロックは前記の可動プー
リの傾斜内壁面を研磨する。しかも、研磨部材の外縁は
短い線接触でV型プーリの傾斜内壁面と接触し、かつ直
径も小さいので、■型プーリとの接触により強制的に回
転させられたとき、接触する■型プーリの傾斜内壁面の
回転周速度と、研磨ブロックの回転周速度が異なるので
研磨時間も短縮されるばかりでなく、研磨部材内に介装
されるばね部材は、該研磨部材の回転を抑止するように
働き、その回転速度を抑制するから、前記研磨時間の短
縮をより向上する。
従動軸に設けた■型プーリ間より、前記軸と平行で、か
つ軸方向に移動自在とした保持軸を配装し、前記保持軸
の先端部に該保持軸と直交する方向に摺動自在とした連
結杆を配設し、該連結杆の両端部に該連結杆と直交する
方向に上下方向に摺動可能とした接触子を該接触子のビ
ンを介して遊嵌し、前記ビンの小径部に凹所を備えた環
状の研磨部材を遊嵌し、更に前記研磨部材の凹所底面と
前記ビンの外端部に固定した鍔との間に介装したばね部
材の付勢によって前記研磨部材を一定位置に保持し、前
記した保持軸を軸方向に移動させることにより、連結杆
の両側の接触子の鍔の傾斜面とV型プーリの傾斜内壁面
とは平均して接触され、かつビンを一方向に摺動移動し
、前記の鍔の傾斜面より低位にあった研磨部材で■型プ
ーリの傾斜内壁面を研磨するようにしたので、研にに当
っては、先ず、接触子の鍔の傾斜面を■型プーリの傾斜
内壁面に接触させ、次いで、前記傾斜面とV型プーリの
傾斜内壁面との接触圧が必然的に平均化しながらばね部
材をたわませて研磨部材が■型プーリの傾斜内壁面に接
触し、接面を研磨するものであり、研磨していないとき
は研磨部材は鍔よりも低位にあるため、■型プーリの変
速時、例えば、可動プーリが固定プーリに近接したとき
には、可動プーリが接触子の傾斜面と強く接触しようと
するが、接触子は可動プーリの傾斜内壁面に沿って連結
杆を介して左右方向に逃がし、前記の接触による接触圧
の不均衡を是正するように摺動するので変速時であって
も連結杆が研磨を行わない位置にある場合でも接触子は
連結杆を介して左右方向に移動自在とされているので、
可動プーリの固定ブーりに対する近接に対しても何らの
支障はなく、また、接触子の可動プーリとの接触に対し
ても傾斜内壁面を損傷する戊れもなく行い得るし、変速
中であっても、可動プーリの動きに追従して接触子の接
触圧を平衡保持しながら研磨ブロックは前記の可動プー
リの傾斜内壁面を研磨する。しかも、研磨部材の外縁は
短い線接触でV型プーリの傾斜内壁面と接触し、かつ直
径も小さいので、■型プーリとの接触により強制的に回
転させられたとき、接触する■型プーリの傾斜内壁面の
回転周速度と、研磨ブロックの回転周速度が異なるので
研磨時間も短縮されるばかりでなく、研磨部材内に介装
されるばね部材は、該研磨部材の回転を抑止するように
働き、その回転速度を抑制するから、前記研磨時間の短
縮をより向上する。
上述したように、本発明によると、V型プーリの傾斜内
壁面を最良の摩擦接触を得る状態に保持でき、確実な動
力伝達に寄与できるものである。
壁面を最良の摩擦接触を得る状態に保持でき、確実な動
力伝達に寄与できるものである。
図面は、本発明の実施例を示し、第1図は研摩前の側面
説明図、第2図は接触子及び研磨部材の拡大断面図、第
3図は一部を省略した研摩時の側面説明図である。
説明図、第2図は接触子及び研磨部材の拡大断面図、第
3図は一部を省略した研摩時の側面説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 主動軸及び従動軸に相互に近接・離間する一対の傾斜壁
面を有するV型プーリを設け、前記のV型プーリに無端
状伝動帯を巻回して動力を伝達する可変変速装置におい
て、 前記した主動軸及び従動軸に設けたV型プーリ間より前
記軸と平行で、且つ軸方向に移動自在とした保持軸を配
装し、前記保持軸の先端部に該保持軸に直交する方向に
摺動自在とした連結杆を配設し、該連結杆の両端部に該
連結杆と直交する方向に接触子を上下方向に摺動可能に
遊嵌し、前記接触子のピンの両側にばね部材によって付
勢された研磨部材を設け、前記の保持軸を軸方向に移動
させることにより傾斜面をV型プーリの傾斜内壁面に接
触せしめながらばね部材をたわませて、前記両側の接触
子を平均して前記それぞれの傾斜内壁面と接触、かつ研
磨部材で前記V型プーリの傾斜内壁面を研磨することを
特徴とする可変変速装置におけるV型プーリ内壁面の研
磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13824786A JPS62297053A (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | 可変変速装置におけるv型プ−リ内壁面研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13824786A JPS62297053A (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | 可変変速装置におけるv型プ−リ内壁面研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62297053A true JPS62297053A (ja) | 1987-12-24 |
Family
ID=15217505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13824786A Pending JPS62297053A (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | 可変変速装置におけるv型プ−リ内壁面研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62297053A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100805050B1 (ko) * | 2002-03-20 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 롤 연마기의 넥크레스트 연삭장치 |
CN118528094A (zh) * | 2024-07-26 | 2024-08-23 | 常州富益德精密机械有限公司 | 一种皮带轮的加工设备 |
-
1986
- 1986-06-16 JP JP13824786A patent/JPS62297053A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100805050B1 (ko) * | 2002-03-20 | 2008-02-20 | 주식회사 포스코 | 롤 연마기의 넥크레스트 연삭장치 |
CN118528094A (zh) * | 2024-07-26 | 2024-08-23 | 常州富益德精密机械有限公司 | 一种皮带轮的加工设备 |
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