JPS62294509A - コンクリ−ト成形品の脱型方法 - Google Patents
コンクリ−ト成形品の脱型方法Info
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- JPS62294509A JPS62294509A JP13812686A JP13812686A JPS62294509A JP S62294509 A JPS62294509 A JP S62294509A JP 13812686 A JP13812686 A JP 13812686A JP 13812686 A JP13812686 A JP 13812686A JP S62294509 A JPS62294509 A JP S62294509A
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- 238000009415 formwork Methods 0.000 claims description 72
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 11
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明]
本発明は、筒状の型枠中で成形された筒状のコンクリー
ト成形品を脱型する方法に関する。
ト成形品を脱型する方法に関する。
(従来技術)
筒状のコンクリート成形品は、コンクリートが投入され
た筒状の例えば鋼製の型枠をその軸線の周りに回転させ
るいわゆる遠心力成形により得ることができる。
た筒状の例えば鋼製の型枠をその軸線の周りに回転させ
るいわゆる遠心力成形により得ることができる。
従来、型枠内に形成されたコンクリート成形品は、型枠
をその外周面から全体的に加熱してこれを熱膨張させ、
この間に、前記コンクリート成形品に押し出しまたは引
出しのための外力を付与することにより脱型されていた
。
をその外周面から全体的に加熱してこれを熱膨張させ、
この間に、前記コンクリート成形品に押し出しまたは引
出しのための外力を付与することにより脱型されていた
。
熱を付与されて型枠がその軸線方向および径方向へ全体
的に膨張するとき、コンクリート成形品はその熱膨張率
が型枠のそれよりも低いために型枠およびコンクリート
成形品の両者間に熱膨張の差が生じ、両者のこの熱膨張
の差によって、成形時に生じた型枠とコンクリート成形
品との間の付着が断たれる。したがって、型枠との付着
を断たれたコンクリート成形品に前記外力を及ぼせば、
コンクリート成形品を型枠から円滑に抜くことができる
。
的に膨張するとき、コンクリート成形品はその熱膨張率
が型枠のそれよりも低いために型枠およびコンクリート
成形品の両者間に熱膨張の差が生じ、両者のこの熱膨張
の差によって、成形時に生じた型枠とコンクリート成形
品との間の付着が断たれる。したがって、型枠との付着
を断たれたコンクリート成形品に前記外力を及ぼせば、
コンクリート成形品を型枠から円滑に抜くことができる
。
ところが、前記従来の脱型方法によれば、型枠の加熱時
におけるその内部のコンクリート成形品への熱伝達によ
って該コンクリート成形品が加熱され、その軸線方向お
よび半径方向にk 4し、その結果、コンクリート成形
品に多数のクラックが発生し、さらに、輪切りと称され
るコンクリート成形品の切断現象が生じることがあった
。
におけるその内部のコンクリート成形品への熱伝達によ
って該コンクリート成形品が加熱され、その軸線方向お
よび半径方向にk 4し、その結果、コンクリート成形
品に多数のクラックが発生し、さらに、輪切りと称され
るコンクリート成形品の切断現象が生じることがあった
。
また、型枠からコンクリート成形品を′A離させるため
には両者の間に比較的大きい温度差があることが望まし
いが、前記したように、熱伝達によってコンクリート成
形品が比較的高温度に加熱され、両者の温度差は比較的
小さいのが実状であった。
には両者の間に比較的大きい温度差があることが望まし
いが、前記したように、熱伝達によってコンクリート成
形品が比較的高温度に加熱され、両者の温度差は比較的
小さいのが実状であった。
(発明の目的)
したがって、本発明は、型枠内に形成されたコンクリー
ト成形品をこれにクラック、輪切り等を生じさせること
なしに脱型することができる方法を提供することを目的
とする。
ト成形品をこれにクラック、輪切り等を生じさせること
なしに脱型することができる方法を提供することを目的
とする。
(発明の構成)
本発明に係る脱型方法は、コンクリート成形品を型枠の
一端から他端に向けて押圧する間に、型枠をその一端か
ら他端に向けて順次にその周面から加熱することを特徴
とする。
一端から他端に向けて押圧する間に、型枠をその一端か
ら他端に向けて順次にその周面から加熱することを特徴
とする。
(発明の作用および効果)
/l、発明によれば、型枠をその一端から他端に向けて
その周囲から加熱することにより、型枠の一端からその
他端までの各箇所を順次に膨張させ、これに対応してコ
ンクリート成形品を前記型枠の一端から他端へ向けて順
次に剥離させることができる。このとき、コンクリート
成形品の剥離した部分は、剥離前における型枠の加熱に
伴なう熱伝達によって加熱されているために前記型枠の
一端の側に向けて熱膨張しようとする。しかし、コンク
リート成形品には型枠の一端から他端へ向けて押圧力が
付与されているために、コンクリート成形品の前記剥離
部分の熱膨張量を小さくし、または零にすることができ
、これにより、コンクリート成形品の軸線方向への膨張
に伴なうクラックの発生を防止することができる。また
、前記剥離部分はさらにその半径方向へも熱膨張するが
、この膨張は前記剥離部分に連なる未剥離部分により阻
害される。このとき、前記剥離部分と未剥:a部分との
間に引張力が生じるが、前記押圧力のために前記引張力
の一部が相殺されるため、前記引張力によりクラックが
生じることはない。
その周囲から加熱することにより、型枠の一端からその
他端までの各箇所を順次に膨張させ、これに対応してコ
ンクリート成形品を前記型枠の一端から他端へ向けて順
次に剥離させることができる。このとき、コンクリート
成形品の剥離した部分は、剥離前における型枠の加熱に
伴なう熱伝達によって加熱されているために前記型枠の
一端の側に向けて熱膨張しようとする。しかし、コンク
リート成形品には型枠の一端から他端へ向けて押圧力が
付与されているために、コンクリート成形品の前記剥離
部分の熱膨張量を小さくし、または零にすることができ
、これにより、コンクリート成形品の軸線方向への膨張
に伴なうクラックの発生を防止することができる。また
、前記剥離部分はさらにその半径方向へも熱膨張するが
、この膨張は前記剥離部分に連なる未剥離部分により阻
害される。このとき、前記剥離部分と未剥:a部分との
間に引張力が生じるが、前記押圧力のために前記引張力
の一部が相殺されるため、前記引張力によりクラックが
生じることはない。
さらに、前記押圧力をコンクリート成形品の一端と未剥
離部分との間で該剥離部分を圧縮することができる程度
の大きさとするときは、前記剥離部分がその剥離直後に
前記型枠の加熱箇所から型枠の他端の側に向けて相対移
動することとなる。
離部分との間で該剥離部分を圧縮することができる程度
の大きさとするときは、前記剥離部分がその剥離直後に
前記型枠の加熱箇所から型枠の他端の側に向けて相対移
動することとなる。
しかも、前記剥離部分には、これが未剥離のときよりも
型枠からの熱の伝達が少ない、このために、型枠からの
熱伝達を受ける量をより減少することができる。これに
より、コンクリート成形品の膨張量を比較的少なくする
ことができる。このことは、さらに、前記剥離部分の温
度上昇を抑制することとなるために、コンクリート成形
品の脱型を、型枠との間に比較的少きい温度差を生じさ
せて行なうことを可能にする。
型枠からの熱の伝達が少ない、このために、型枠からの
熱伝達を受ける量をより減少することができる。これに
より、コンクリート成形品の膨張量を比較的少なくする
ことができる。このことは、さらに、前記剥離部分の温
度上昇を抑制することとなるために、コンクリート成形
品の脱型を、型枠との間に比較的少きい温度差を生じさ
せて行なうことを可能にする。
(実施例)
本発明が4+j徴とするところは、図示の実施例につい
ての以下の説明により、さらに明らかとなろう。
ての以下の説明により、さらに明らかとなろう。
図面を参照すると、両端開放の筒状の鋼製の型枠10内
にコンクリート成形品12が形成されている。筒状をT
する中空のコンクリート成形品12は、コンクリートが
投入された型枠10をその軸線の周りに回転させること
により成形することができる。
にコンクリート成形品12が形成されている。筒状をT
する中空のコンクリート成形品12は、コンクリートが
投入された型枠10をその軸線の周りに回転させること
により成形することができる。
図示の型枠10は抜き勾配を有し、その一端10aから
その他端10bに向けて半径が漸増している。
その他端10bに向けて半径が漸増している。
型枠10は、コンクリート成形品12の両端部をそれぞ
れ規定するスピゴット部14およびソケット部16と、
これらの間にあって両端がスピゴット部14およびソケ
ット部16に当接された中間部18とを備える。スピゴ
ット部14と中間部18、および、ソケット部16と中
間部18は、該中間部の軸線と平行に伸びるボルト孔が
設けられかつ中間部18の外周面に固定されたブロック
20.22の各ボルト孔を経て伸びかつスピゴット部1
4およびソケット部16に螺合するポル) 24.26
を介してそれぞれ連結されている。
れ規定するスピゴット部14およびソケット部16と、
これらの間にあって両端がスピゴット部14およびソケ
ット部16に当接された中間部18とを備える。スピゴ
ット部14と中間部18、および、ソケット部16と中
間部18は、該中間部の軸線と平行に伸びるボルト孔が
設けられかつ中間部18の外周面に固定されたブロック
20.22の各ボルト孔を経て伸びかつスピゴット部1
4およびソケット部16に螺合するポル) 24.26
を介してそれぞれ連結されている。
スピゴット部14およびソケット部16には、コンクリ
ート成形の際に型枠10に回転力を与えるべく回転ロー
ラ(図示せず)に載置されるタイャ28.30が、それ
ぞれ一体的に設けられている。なお、型枠lOの端面1
0a、10bすなわちスピゴット部14およびソケット
部16のそれぞれの端面には、コンクリート成形の際、
環状のエンドプレート(図示せず)が当接状態に配置さ
れる。
ート成形の際に型枠10に回転力を与えるべく回転ロー
ラ(図示せず)に載置されるタイャ28.30が、それ
ぞれ一体的に設けられている。なお、型枠lOの端面1
0a、10bすなわちスピゴット部14およびソケット
部16のそれぞれの端面には、コンクリート成形の際、
環状のエンドプレート(図示せず)が当接状態に配置さ
れる。
本発明に係る脱型方法にあっては、コンクリート成形品
12を型枠lOの小径の一端10aから大径の他端10
bに向けて押圧する間に、型枠lOをその一端10aか
ら他端10bに向けて順次にその周囲から加熱する。
12を型枠lOの小径の一端10aから大径の他端10
bに向けて押圧する間に、型枠lOをその一端10aか
ら他端10bに向けて順次にその周囲から加熱する。
コンクリート成形品12の押圧は加圧装置31を用いて
行なうことができる。
行なうことができる。
加圧装置31は、プランジャ32を有する液圧ジヤツキ
と、一端部が前記液圧ジヤツキのシリンダ(図示せず)
に連結された複数のアーム部材34であってフック状の
他端部がスピゴット部14のタイヤ28の側部に係止可
能のアーム部材34とを有する。
と、一端部が前記液圧ジヤツキのシリンダ(図示せず)
に連結された複数のアーム部材34であってフック状の
他端部がスピゴット部14のタイヤ28の側部に係止可
能のアーム部材34とを有する。
加圧装f!131のプランジャ32を型枠lOの一端1
0aにおけるコンクリート成形品12の一端面12aに
出て、かつ、アーム部材34の他端をタイヤ28に係止
させた状態で、前記液圧ジヤツキをそのプランジャ32
が前記シリンダから伸出するように作動させることによ
り、コンクリート成形品12を型枠10の一端10aか
ら他端10bに向けて押圧することができる。
0aにおけるコンクリート成形品12の一端面12aに
出て、かつ、アーム部材34の他端をタイヤ28に係止
させた状態で、前記液圧ジヤツキをそのプランジャ32
が前記シリンダから伸出するように作動させることによ
り、コンクリート成形品12を型枠10の一端10aか
ら他端10bに向けて押圧することができる。
また、型枠10の加熱は加熱装置36を用いて行なうこ
とができる。
とができる。
加熱装置36は、型枠lOを該型枠から所定の間隔をお
いて取り巻きかつ型枠10の軸線方向に移動可能に配置
された環状の管38を備え、頚管はホース(図示せず)
を介して、蒸気、図示の実施例で用いられる湯のような
加熱媒体の供給源および加熱媒体送給装置(図示せず)
に接続されており、また、管38には、その内周面に開
口しかつ管38の横断面でみて円弧状に伸びる多数の長
孔40が、管38の周方向に相互に間隔をおいて設けら
れている。
いて取り巻きかつ型枠10の軸線方向に移動可能に配置
された環状の管38を備え、頚管はホース(図示せず)
を介して、蒸気、図示の実施例で用いられる湯のような
加熱媒体の供給源および加熱媒体送給装置(図示せず)
に接続されており、また、管38には、その内周面に開
口しかつ管38の横断面でみて円弧状に伸びる多数の長
孔40が、管38の周方向に相互に間隔をおいて設けら
れている。
管38には、全体に弧状を呈する外管部材42が、管3
8の周りを部分的に取り巻きかつ管38に沿って所定の
範囲内で摺動可能に液密または気密的に取り付けられて
いる。
8の周りを部分的に取り巻きかつ管38に沿って所定の
範囲内で摺動可能に液密または気密的に取り付けられて
いる。
管部材42には三つのノズル44(44a。
44b、44c)が設けられている。これらのノズルは
、外管部材42の周方向に相互に間隔をおいてかつ型枠
の軸線方向に相互に間隔をおいて、すなわち鎖線上に相
互に間隔をおいて配置され、外管部材42の内周面にそ
れぞれ開口している。
、外管部材42の周方向に相互に間隔をおいてかつ型枠
の軸線方向に相互に間隔をおいて、すなわち鎖線上に相
互に間隔をおいて配置され、外管部材42の内周面にそ
れぞれ開口している。
ノズル44相互間の前記管部材42の周方向における間
隔は、長孔40の前記周方向における幅寸法よりも大き
い。外管部材42を管38に沿って摺動させるとき、三
つのノズル44は管38の長孔40と順次に連通し、ま
た、管部材42はノズル44と長孔40との連通を可能
にする範囲内で摺動可能である。
隔は、長孔40の前記周方向における幅寸法よりも大き
い。外管部材42を管38に沿って摺動させるとき、三
つのノズル44は管38の長孔40と順次に連通し、ま
た、管部材42はノズル44と長孔40との連通を可能
にする範囲内で摺動可能である。
前記加熱媒体送給装置を作動させて管30に湯を送ると
、該湯が管38の長孔40を経て、各外管部材42を摺
動させることにより選択されたノズル44の一つから型
枠10の外周面に向けて噴出され、これにより前記湯が
吹き付けられた型枠10の一部である円環状の周面から
加熱される。
、該湯が管38の長孔40を経て、各外管部材42を摺
動させることにより選択されたノズル44の一つから型
枠10の外周面に向けて噴出され、これにより前記湯が
吹き付けられた型枠10の一部である円環状の周面から
加熱される。
前記湯の噴出光の起点を型枠の一端10aとして該一端
から型枠の他端10bに向けて管30を所定の速度で平
行移動させることにより、型枠10をその全長にわたっ
て順次に加熱することができる。
から型枠の他端10bに向けて管30を所定の速度で平
行移動させることにより、型枠10をその全長にわたっ
て順次に加熱することができる。
管30の移動速度は、噴出される湯の温度、型枠lOが
おかれた環境温度(例えば室内温度)。
おかれた環境温度(例えば室内温度)。
型枠10の肉厚、型枠10の材質等により異なるが、型
枠lOを加熱したとき、その加熱箇所においてコンクリ
ート成形品12が、型枠から′A離するに十分な加熱温
度を型枠10に与え得るように、また、加熱箇所の加熱
後における温度低下によってこの箇所が収縮し、コクリ
ート成形品12を締め付けることがないように、設定さ
れる。−・例をあげると、夏期において、長さ寸法が2
.5mの型枠内に形成されたコンクリート成形品を脱型
する場合、温度が40°Cの湯を噴出する管30の移動
開始から移動終了までのr9動時間は30〜60秒に設
定される。
枠lOを加熱したとき、その加熱箇所においてコンクリ
ート成形品12が、型枠から′A離するに十分な加熱温
度を型枠10に与え得るように、また、加熱箇所の加熱
後における温度低下によってこの箇所が収縮し、コクリ
ート成形品12を締め付けることがないように、設定さ
れる。−・例をあげると、夏期において、長さ寸法が2
.5mの型枠内に形成されたコンクリート成形品を脱型
する場合、温度が40°Cの湯を噴出する管30の移動
開始から移動終了までのr9動時間は30〜60秒に設
定される。
型枠の一端10aおよびその近傍の加熱は、三つのノズ
ルのうち型枠の一端10aに最も近いノズル44aを選
択して行なうことができる。このノズル44aは、管3
8が図示の位置にあるとき、前記島がスピゴット部工8
の内周側の部分すなわち基部に向けて噴出するようにそ
の向きが設定されており、スピゴット部18の前記基部
に前記湯を吹き付けることにより、型枠の一端10aお
よびその近傍を一様に加熱することができる。
ルのうち型枠の一端10aに最も近いノズル44aを選
択して行なうことができる。このノズル44aは、管3
8が図示の位置にあるとき、前記島がスピゴット部工8
の内周側の部分すなわち基部に向けて噴出するようにそ
の向きが設定されており、スピゴット部18の前記基部
に前記湯を吹き付けることにより、型枠の一端10aお
よびその近傍を一様に加熱することができる。
この加熱により、型枠の一端10aおよびその近傍が加
圧装置32のシリンダに向けてその前記軸線方向に、お
よび、半径方向にそれぞれ膨張する。また、このときの
加熱により、型枠の一端10aおよびその近傍における
型枠の内周面に付着しているコンクリート成形品12の
一端12aおよびその近傍に熱伝達され、この部分が熱
膨張する。しかし、型枠12の熱膨張がコンクリート成
形品12のそれよりも早期に生じ、しかも膨張速度およ
び膨張量が大きく上まわるために、型枠10の前記加熱
の後、比較的短時間のうちに、コンクリート成形時にお
いて生じた前記付着の状態が解除される。すなわち、前
記付着が断たれ、コンクリート成形品12の前記部分が
型枠10から剥離される。コンクリート成形品12の前
記部分の付着が断たれると、これが付着状態にある場合
よりも、該部分への熱伝達量が低下する。
圧装置32のシリンダに向けてその前記軸線方向に、お
よび、半径方向にそれぞれ膨張する。また、このときの
加熱により、型枠の一端10aおよびその近傍における
型枠の内周面に付着しているコンクリート成形品12の
一端12aおよびその近傍に熱伝達され、この部分が熱
膨張する。しかし、型枠12の熱膨張がコンクリート成
形品12のそれよりも早期に生じ、しかも膨張速度およ
び膨張量が大きく上まわるために、型枠10の前記加熱
の後、比較的短時間のうちに、コンクリート成形時にお
いて生じた前記付着の状態が解除される。すなわち、前
記付着が断たれ、コンクリート成形品12の前記部分が
型枠10から剥離される。コンクリート成形品12の前
記部分の付着が断たれると、これが付着状態にある場合
よりも、該部分への熱伝達量が低下する。
剥離したコンクリート成形品12の前記部分は、加圧装
置31によりその軸線方向に圧縮力を受けているために
、前記軸線方向への膨張が制限されまたは阻止される。
置31によりその軸線方向に圧縮力を受けているために
、前記軸線方向への膨張が制限されまたは阻止される。
加圧装置31による押圧力(圧縮力)を、コンクリート
成形品12の前記軸線方向への膨張力よりも小さく設定
するときは、その膨張を制限することができ、また、前
記膨張力と同一または図示の例におけるように前記膨張
力よりも大きく設定するときはその膨張を阻止しまたは
膨張を阻止するだけでなく前記剥離した部分を未剥離部
分とプランジャ32との間で圧縮することができる。前
記剥離部分が圧縮されるときは、該部分がわずかの距離
ではあるが前記加熱奴体の吹き付は腔所から軸線方向へ
移動されることとなる。このために、型枠lOの前記加
熱に伴なう熱伝達を受ける面積が、前記剥離部分が移動
されない場合よりも小さくなり、その結果、その温度上
y1およびその熱膨張が抑制される。
成形品12の前記軸線方向への膨張力よりも小さく設定
するときは、その膨張を制限することができ、また、前
記膨張力と同一または図示の例におけるように前記膨張
力よりも大きく設定するときはその膨張を阻止しまたは
膨張を阻止するだけでなく前記剥離した部分を未剥離部
分とプランジャ32との間で圧縮することができる。前
記剥離部分が圧縮されるときは、該部分がわずかの距離
ではあるが前記加熱奴体の吹き付は腔所から軸線方向へ
移動されることとなる。このために、型枠lOの前記加
熱に伴なう熱伝達を受ける面積が、前記剥離部分が移動
されない場合よりも小さくなり、その結果、その温度上
y1およびその熱膨張が抑制される。
また、前記剥離部分はその直径方向にも膨張する。しか
し、前記剥離部分は、これに連なる前記未剥離部分によ
ってその径方向への膨張が制限され、これにより、前記
径方向への熱膨張によるクラ、りの発生が防止される。
し、前記剥離部分は、これに連なる前記未剥離部分によ
ってその径方向への膨張が制限され、これにより、前記
径方向への熱膨張によるクラ、りの発生が防止される。
また、このこのとき、径方向に膨張しようとする前記剥
M部分と非膨ル状1ムの未剥離部分との境界に引張力が
生じるが、この引張力は、前記加熱装置31による圧縮
力のために部分的に相殺され、前記境界にクラックを発
生させない。
M部分と非膨ル状1ムの未剥離部分との境界に引張力が
生じるが、この引張力は、前記加熱装置31による圧縮
力のために部分的に相殺され、前記境界にクラックを発
生させない。
この間の〒IY情は、型枠の一端10aおよびその近傍
の前記加熱に引き続く型枠10のその他の部分を加熱し
たときにおいても同様である。
の前記加熱に引き続く型枠10のその他の部分を加熱し
たときにおいても同様である。
型枠の一端10aおよびその近傍の力1熱に引きビcく
厚1枠10の加熱は前記三つのノズルのうちの真中のノ
ズル44bすなわち前記湯が型枠10の軸線に直角な方
向に向けて噴出するようにその向きが設定されたノズル
44bを選択して行なうことができ、さらに、型枠の他
端10bおよびその近傍の加熱は、残りのノズル44c
すなわち前記湯がソケット部16の内周側の部分すなわ
ち基部に向けて噴出するようにその向きが設定されたノ
ズル44cを選択して行なうことができる。但し、型枠
のスピゴット部14およびソケット部16は、中間部1
8におけるよりも肉厚が大きい18に対する移動速度よ
りも遅くしてより多くの熱量をスピゴット部14および
ソケット部16にり−えることが望ましい。
厚1枠10の加熱は前記三つのノズルのうちの真中のノ
ズル44bすなわち前記湯が型枠10の軸線に直角な方
向に向けて噴出するようにその向きが設定されたノズル
44bを選択して行なうことができ、さらに、型枠の他
端10bおよびその近傍の加熱は、残りのノズル44c
すなわち前記湯がソケット部16の内周側の部分すなわ
ち基部に向けて噴出するようにその向きが設定されたノ
ズル44cを選択して行なうことができる。但し、型枠
のスピゴット部14およびソケット部16は、中間部1
8におけるよりも肉厚が大きい18に対する移動速度よ
りも遅くしてより多くの熱量をスピゴット部14および
ソケット部16にり−えることが望ましい。
前記押圧力の付与下において、コンクリート成形品12
がその全周面にわたって型枠から剥離されると、コンク
リート成形品12はその剥離と同11!jに型枠の他端
10bからその外部に押し出され、脱型が完了する。
がその全周面にわたって型枠から剥離されると、コンク
リート成形品12はその剥離と同11!jに型枠の他端
10bからその外部に押し出され、脱型が完了する。
コンクリート成形品12に対する前記押圧力が比較的大
きい場合は、型枠10の他端iobの加熱の終了以前に
、前記押圧力によって未剥離部分が型枠10からill
され、次いで、コンクリート成形品12が型枠10の他
端10bから押し出される場合がある。
きい場合は、型枠10の他端iobの加熱の終了以前に
、前記押圧力によって未剥離部分が型枠10からill
され、次いで、コンクリート成形品12が型枠10の他
端10bから押し出される場合がある。
図示の例では、加熱装置36の管38を移動させたが、
これに代えて、加熱装置36を移動させることなしに型
枠10をその軸線方向に移動させることができる。ある
いは、多数の管38を型枠の周りにその軸線方向に並べ
て配置し、鎖管から順次に加熱媒体を噴出させることが
できる。さらに、加熱装置36の管38の前記の移動に
加えて型枠lOをその場で軸線の周りに回転させ、ある
いは、該型枠の回転に代えて管38を回転させることが
できる。これによれば、型枠のより均一な加熱が可能に
なる。さらに、管38および型枠の周囲を覆うことによ
り、加熱箇所の加熱後における温度低下を少なくするこ
とができる。
これに代えて、加熱装置36を移動させることなしに型
枠10をその軸線方向に移動させることができる。ある
いは、多数の管38を型枠の周りにその軸線方向に並べ
て配置し、鎖管から順次に加熱媒体を噴出させることが
できる。さらに、加熱装置36の管38の前記の移動に
加えて型枠lOをその場で軸線の周りに回転させ、ある
いは、該型枠の回転に代えて管38を回転させることが
できる。これによれば、型枠のより均一な加熱が可能に
なる。さらに、管38および型枠の周囲を覆うことによ
り、加熱箇所の加熱後における温度低下を少なくするこ
とができる。
また、本発明の脱型方法を抜き勾配を有する型枠に形成
されたコンクリート成形品に関して説明したが、本発明
は抜き勾配を有しない型枠内に′形成されたコンクリー
ト成形品の脱型にも適用することができる。さらに1本
発明は、前記スピゴット部、ソケット部および筒状部に
分割されていない型枠に形成されたコンクリート成形品
の脱型にも適用することができる。
されたコンクリート成形品に関して説明したが、本発明
は抜き勾配を有しない型枠内に′形成されたコンクリー
ト成形品の脱型にも適用することができる。さらに1本
発明は、前記スピゴット部、ソケット部および筒状部に
分割されていない型枠に形成されたコンクリート成形品
の脱型にも適用することができる。
図面は、本発明の実施のための装置類が取り付けられた
脱型前の型枠および該型枠に形成されたコンクリート成
形品の縦断面図である。 lO:型枠。 10a、10b:型枠の一端および他端。 12:コンクリート成形品。 31:加圧装置、 36:加熱装置。
脱型前の型枠および該型枠に形成されたコンクリート成
形品の縦断面図である。 lO:型枠。 10a、10b:型枠の一端および他端。 12:コンクリート成形品。 31:加圧装置、 36:加熱装置。
Claims (1)
- 筒状の型枠内に形成された筒状のコンクリート成形品を
脱型する方法であって、前記コンクリート成形品を前記
型枠の一端から他端に向けて押圧する間に、前記型枠を
その一端から他端に向けて順次にその周囲から加熱する
ことを特徴とする、コンクリート成形品の脱型方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812686A JPS62294509A (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | コンクリ−ト成形品の脱型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812686A JPS62294509A (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | コンクリ−ト成形品の脱型方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62294509A true JPS62294509A (ja) | 1987-12-22 |
JPH0314606B2 JPH0314606B2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=15214580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13812686A Granted JPS62294509A (ja) | 1986-06-16 | 1986-06-16 | コンクリ−ト成形品の脱型方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62294509A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0270402A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-09 | Kato Kogyo:Kk | コンクリート管の脱型加熱方法 |
-
1986
- 1986-06-16 JP JP13812686A patent/JPS62294509A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0270402A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-09 | Kato Kogyo:Kk | コンクリート管の脱型加熱方法 |
JPH0364286B2 (ja) * | 1988-09-06 | 1991-10-04 | Kato Kogyo Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314606B2 (ja) | 1991-02-27 |
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