JPS6229387Y2 - - Google Patents

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JPS6229387Y2
JPS6229387Y2 JP18396882U JP18396882U JPS6229387Y2 JP S6229387 Y2 JPS6229387 Y2 JP S6229387Y2 JP 18396882 U JP18396882 U JP 18396882U JP 18396882 U JP18396882 U JP 18396882U JP S6229387 Y2 JPS6229387 Y2 JP S6229387Y2
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JP
Japan
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plate
side plate
assembled
fish box
locking
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JP18396882U
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JPS5987434U (ja
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Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、魚箱(トロ箱)として使用する組立
魚箱に関する。
従来、漁船の上で使用される魚箱としては、例
えば第7図に示す構造のものが知られている。
この従来の魚箱Mは、魚箱Mの構成部材となる
複数枚(図示例では4枚)の底面板100と、2
枚の側面板101と、2枚の妻面板102と、が
それぞれ全て杉板等の板木材で形成され、これら
が釘打ちされて魚箱Mに組立てられるものであつ
た。尚、103は桟木である。
この従来の魚箱Mを漁船に積載する場合、その
収納スペースを最小限に抑えるために分解状態で
積込んでおき、これを船内で乗組員が組立てるの
が一般的である。
この場合、妻面板102と側面板101を略L
字状に予め釘104により打ちつけた立面部材1
05と、底面板100となる板木材と、を多数積
込んでおき、そして組立てに際しては、2個の立
面部材105,105を釘106により方形に組
立てたのち、これに各底面板100を釘107に
よりそれぞれ打ちつけていくようにしていた。
尚、前述のようにして組立てられた魚箱Mは、
第8図に示すように、該魚箱M内に漁獲した魚F
を収容し、この上から氷塊Kを詰め、更にこの上
にパーチメント紙Pを被せたのち、この上から桟
木103を打ちつけて使用される。
しかしながら、この従来の魚箱Mにあつては、
構成部材が全て板木材であるため、材料コストが
高いという問題があるし、又、2個の立面部材1
05と、4枚の底面板100と、の合計6個の構
成部材で1個の魚箱Mが組立てられるため、積込
み時の持ち運びが不便であるし、組立てに際し、
その分だけ手で取り上げる回数が多くなるし、各
構成部材同士の位置決め手間や釘打ち手間も多く
なり、これが組立て作業に多くの時間と労力を費
やす結果となつて、船内合理化の大きな弊害にな
つているという問題があつた。
又、前述した板木材による魚箱の他に、最近で
は第9図に示すように、発泡ポリスチレン製の魚
箱Nが使用されるようになつたが、(文献名:実
用包装用語事典,昭和57年6月15日初版発行,綜
合包装出版株式会社)、これは当初から魚箱とし
て成形されているため、収納状態が非常に嵩張
り、その占有スペースが増大してしまうという問
題があるし、廃棄処理の面においても問題があつ
た。
本考案は、かかる従来の問題点を解決すること
を目的としてなされたもので、そのため技術的手
段として、本考案では、底面板の両側に、二重に
折返し形成されると共に両端部に係止穴が形成さ
れた側面板が折曲げ線を介して一体に形成された
板紙部材と、展開状態で底部が前記板紙部材の底
面板の前後端部内面に予め固定された2枚の板木
材による妻面板と、該妻面板の端面との間に側面
板を差し込むことができる間隙を保持させて妻面
板の両端部に取付けられると共に側面板の両端部
に形成された係止穴に係合させる係止突起が形成
された留め金具と、を備えた組立魚箱であつて、
組立て状態では、側面板の端部が前記留め金具と
妻面板の間隙に差込まれると共に、係止突起が側
面板に形成した係止穴に係合して妻面板と側面板
が固定された構成を採用することとした。
従つて、本考案の組立魚箱を組立てるに際して
は、板紙部材の両側面板を起立状態に折曲げると
ともに、妻面板を起立状態にするもので、このと
き妻面板の端面と留め金具の間隙に、側面板の端
部を差込むとともに、留め金具に形成した係止突
起を側面板の係止穴に係合することで、妻面板と
側面板を起立状態に固定することになる。
以下、本考案の実施例を図面に示して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例である組立魚箱Aの
展開状態を示した斜視図である。
図において、Bは板紙部材で、底面板1と、左
右の側面板2,2と、を一体に形成したものであ
る。ここで前記側面板2は、板紙の両側部分を組
立魚箱Aの深さとなる幅で内側に折返すととも
に、その外側板2aと内側板2bをステツチ3で
留め付けた二重構造となつている。尚、4はそれ
ぞれ前記内側板2bの下縁に突設した差込み片、
5は組立て状態で上記差込み片4を嵌め込む差込
み口で、それぞれ底面板1と側面板2との折曲げ
線6に沿つた部分に開口させている。また7はそ
れぞれ側面板2の端部に形成した係止穴、8は底
面板1に設けた水抜き穴である。
C,Cは妻面板で、第4図に示すように、底面
9を底面板1の前後端部に形成した取付け代1a
の内面に釘10により予め打ちつけられ、かつ組
立て状態で組立魚箱Aの妻面を形成するものであ
り、この妻面板C,Cは、杉板による板木材1
1,11で形成されている。
12はそれぞれ留め金具で、第5図に示すよう
に帯鋼材をL字状に形成して、その一片を取付け
片12aとさせるとともに、他片を先端内面に係
止突起13を突設させた留め片12bとさせ、そ
して上記取付け片12aを妻面板Cの上面端部に
釘14によつて取付け、かつ留め片12bを妻面
板Cの端面11aとの間に側面板2を差し込むこ
とができる間隙15を保持させた状態で端面11
aに沿つて垂設させるとともに、係止突起13の
先端を端面11aに当接させるようにしている。
次に、第2図は本実施例の組立魚箱Aの組立て
方法を示す斜視図、第3図は組立てた状態の斜視
図で、この場合、組立魚箱Aの組立てに際して
は、妻面板C,Cを起立させるとともに、左右の
側面板2,2を外側板2a,2aの基端部から折
曲げ線6を介して谷折り形成させて起立させるも
のである。尚、このとき各差込み片4をそれぞれ
差込み口5に嵌め込んでおく。そして上述した妻
面板C,Cと側面板2,2を起立させる際に、第
5図に示すように側面板2の各端部を留め金具1
2の留め片12bと妻面板Cの端面11aとの間
隙15に差込むと同時に、留め片12bの係止突
起13と側面板2の係止穴7とを係合させるもの
である。そしてこの状態では、側面板2の展開は
留め片12bによつて受け止められることで規制
され、かつ妻面板Cの展開は係止突起13と係止
穴7との係合によつて規制されるから、側面板2
と妻面板Cを起立状態に固定することができるも
のである。
従つて、この実施例で示した組立魚箱Aは、底
面と側面を形成する1個の板紙部材Bに、板木材
11,11による2個の妻面板C,Cが予め固定
された構成であるから、船内への積込みに際して
の持ち運びが楽になるし、保管スペースも小さく
なり、又、左右の側面板2,2及び妻面板C,C
を起立させて、留め金具12と妻面板Cの間隙1
5に側面板2を差込むとともに、該側面板2の係
止穴7と係止突起13を係合させるだけで組立て
られるので、船内での組立てには釘打ちの必要が
全くなく、その分だけ組立て作業を簡単かつ迅速
に行なうことができる。また、組立て状態では、
側面板2,2が上縁を折曲げ線とした二重の折返
し構造となり、また妻面板C,Cが板木材11,
11で形成されているから、板紙部材Bを底面お
よび両側面に使用しながらも組立魚箱としての強
度を十分に保有することができるし、材料コスト
の低減や軽量化を図ることができる。
尚、第6図は、板紙部材Bに使用した材料紙b
の断面図で、この材料紙bは、板紙本体16の表
面に柔軟な合成樹脂、例えばポリ塩化ビニリデン
やスチレンブタジエン共重合体などによるフイル
ム17を形成させた遮水板紙を2枚用いて、これ
をフイルム17,17が外面側となる状態に接着
させた構造となつている。尚、この遮水板紙の製
造方法は、板紙本体16の表面にポリ塩化ビニリ
デン等の成膜性を有する柔軟な合成樹脂溶液又は
エマルジヨンをエアーナイフコーター等で塗布す
る工程と、これを乾燥させる工程とからなる。
以上、本考案の実施例を図面により説明した
が、本案の具体的構成は前記実施例に限定される
ものではない。
例えば、板紙部材として使用する材料紙は遮水
板紙に限らず、耐水処理を施こしていない板紙を
使用することもできる。ただ、氷詰めの魚貝類を
収容する場合には、遮水板紙による方が耐久性の
面で好適となる。
また、側面板における外側板2aと内側板2b
の留め付け手段についても、実施例のステツチ3
留めに限らず、接着剤による接着でもよい。
また、妻面板となる板木材としては、杉板等の
単板やベニヤ等の合板を適宜に使用できるし、こ
の妻面板と板紙部材の固定手段についても釘に限
らず、かすがい等を用いることもできる。
尚、本考案の組立魚箱を魚箱以外の用途、例え
ば野菜箱や建材小物の収容箱として使用すること
は任意である。
以上、説明したように、本案によれば、底面と
両側面を形成する1個の板紙部材と、板木材によ
る2個の妻面板と、が予め固定された組立魚箱と
したから、その持ち運びが簡単になるし、船内積
み込み時の嵩張りを解消して収納スペースを小さ
くできる。
又、構成部材が少ない分だけ従来の魚箱と比較
して位置決め回数が減少し、しかも船内での組立
て作業に釘打ちの必要がないので、それだけ船内
での組立て作業が簡単かつ迅速に行なえるし、底
面および両側面に板紙部材を使用しながらも必要
な強度を保有し、かつ材料コストを低減するとと
もに、軽量で堅牢な組立魚箱を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の組立魚箱を示す展開斜
視図、第2図は該組立魚箱の組立方法を示す斜視
図、第3図は該組立魚箱の組立て状態の斜視図、
第4図は第1図−断面図、第5図は留め金具
の留め付け状態を示す断面図、第6図は板紙部材
として使用した材料紙の一例を示す断面図、第7
図〜第9図は従来の魚箱を示す図面である。 A……組立魚箱、B……板紙部材、C,C……
妻面板、1……底面板、2,2……側面板、7…
…係止穴、11,11……板木材、12……留め
金具、13……係止突起、15……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面板の両側に、二重に折返し形成されると共
    に両端部に係止穴が形成された側面板が折曲げ線
    を介して一体に形成された板紙部材と、展開状態
    で底部が前記板紙部材の底面板の前後端部内面に
    予め固定された2枚の板木材による妻面板と、該
    妻面板の端面との間に側面板を差し込むことがで
    きる間隙を保持させて妻面板の両端部に取付けら
    れると共に側面板の両端部に形成された係止穴に
    係合させる係止突起が形成された留め金具と、を
    備えた組立魚箱であつて、組立て状態では、側面
    板の端部が前記留め金具と妻面板の間隙に差込ま
    れると共に、係止突起が側面板に形成した係止穴
    に係合して妻面板と側面板が固定されることを特
    徴とする組立魚箱。
JP18396882U 1982-12-02 1982-12-02 組立魚箱 Granted JPS5987434U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18396882U JPS5987434U (ja) 1982-12-02 1982-12-02 組立魚箱

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JP18396882U JPS5987434U (ja) 1982-12-02 1982-12-02 組立魚箱

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Publication Number Publication Date
JPS5987434U JPS5987434U (ja) 1984-06-13
JPS6229387Y2 true JPS6229387Y2 (ja) 1987-07-28

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ID=30398023

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JP18396882U Granted JPS5987434U (ja) 1982-12-02 1982-12-02 組立魚箱

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JPS5987434U (ja) 1984-06-13

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