JPS62292899A - 電磁フイルタ−充填物の洗浄剤 - Google Patents

電磁フイルタ−充填物の洗浄剤

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JPS62292899A
JPS62292899A JP13488486A JP13488486A JPS62292899A JP S62292899 A JPS62292899 A JP S62292899A JP 13488486 A JP13488486 A JP 13488486A JP 13488486 A JP13488486 A JP 13488486A JP S62292899 A JPS62292899 A JP S62292899A
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彰 滝沢
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は復水ドレンフィルターの電磁フィルター塔内に
充填したスパイラルウール等の充填物の付着物を洗浄す
る洗浄剤に関するものである。
〈従来の技術〉 電磁フィルターは塔内に充填したスパイラルウール等の
磁性充填物(エレメント)を電磁コイルで磁化し、磁化
された充填物の磁気的吸収力により復水中の主として磁
性懸濁鉄を除去する装置である。このような電磁フィル
ターに捕捉された懸濁鉄は充填物の鉄分捕捉能力が低下
した時点で消磁した後、逆洗等により鉄分を除去してフ
ィルターの再生を行う。しかし、電磁フィルターを長期
間運転していると充填物が懸濁鉄や油分などの付着によ
る汚染を受けるため、電磁フィルターの性能を維持する
ためには定期的に特別な洗浄をする必要が生ずる。
電磁フィルター充填物の汚染の原因となっている付着物
、たとえば懸濁鉄や油分を洗浄するための洗浄剤として
、従来塩酸のような無機酸又は有機酸が試みられたが、
電磁フィルター充@物のtオ質に対する影響があり、は
とんど使用されないで水のみによる高圧洗浄が主に行わ
れていた。
又、現在還元剤であるハイドロサルファイドを主成分と
するイオン交換樹脂用洗浄剤を用いた洗浄方法が行われ
ている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来一般的に洗浄剤として用いられていた塩酸などの無
機酸又は有IA酸では電磁フィルター塔内の充填物に悪
影害があるためこの分野にはほとんど使用出来ない。又
、ハイドロサルファイドを主成分とする洗浄剤は洗浄効
果が不充分であるために使用出来ない。
本発明は電磁フィルター充填物の汚染の原因となってい
る磁性体の懸?Fs鉄と油分などが混合された付着物を
よく除去し、又電磁フィルター充填物を腐食せず洗浄効
果の良い取り扱いの簡単な洗浄剤を提供することを目的
とする。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明者等は、電磁フィルター充填物を汚染する
鉄や油分などから成る付着物の除去に好適な洗浄剤を提
供すべく鋭意研究した結果、アミノメチレンホスホン酸
又はその塩が鉄で汚染された電磁フィルター充填物の洗
浄に極めて有効であることを知見した。
すなわち、アミノメチレンボスホン酸又はその塩の水溶
液を使用して電磁フィルター充填物を洗浄することによ
り従来から試みられていたその他の有機酸、無機酸又は
ハイドロサルファイドなどに比較して格段に優れた除鉄
洗浄効果が得られる。
洗浄に使用するアミノメチレンホスホン酸又はその塩の
水溶液の濃度は電磁フィルター充填物の汚染度にもよる
が3〜15重量%が適正範囲であり、より好ましくは4
〜10重量%の範囲である。
アミノメチレンホスホン酸又はその塩の水?8 ’l(
1を使用した電磁フィルター充填物の洗浄方法には■浸
漬法と■循環法の2法があり、浸漬法では電磁フィルタ
ー充填物を通常1日(24時間)アミノメチレンホスホ
ン酸又はその塩の3〜15重量%水溶液適量に浸漬して
電磁フィルター充填物を汚染しでいる鉄などの付着物を
溶解後、電磁フィルター充填物を高圧水でジェット洗浄
して付着物を除去する。又、循環法はアミノメチレンホ
スホン酸又はその塩の3〜15重量%の水溶液適量をポ
ンプを介して循環洗浄する。通常の洗浄時間は3〜5時
間とし、薬品洗浄後水洗するものである。
なお、循環法で発泡がみられる場合は消泡剤を併用する
ことが好ましい。
本発明のアミノメチレンホスホン酸又はその塩の除鉄洗
浄効果を他の有機酸、無機酸等(従来実際に電磁フィル
ター充填物の洗浄に試みられたものを含む)の除鉄洗浄
効果と比較するために主に鉄が付着しているスパイラル
ウール(SO3−430製スパイラルウール状電磁フイ
ルター充填物)の試験片により除鉄洗浄試験を行った。
試験に用いたスパイラルウールは実装置で約2年間使用
した再生済のものであり、各試験片の汚染度は同等なも
のであった。各種薬剤の有効濃度6重量%の水溶液に試
験片を浸漬してスター9で攪拌した後、溶解鉄量を測定
して薬剤の除鉄洗浄効果を調べた。結果を第1表に示す
。この表から本発明によるアミノメチレンホスホン酸は
他の有機酸、無機酸、還元剤等に比較して鉄分溶解能ツ
ノが格段に優れていることがわかる。なお、上記の試験
においてアミノメチレンホスホン酸の塩としてアミノメ
チレンホスホン酸ナトリウムを使用したが、本発明によ
る洗浄剤としてアミノメチレンホスホン酸のカリウム、
アンモニウムなどの塩も使用可能である。
第1表 従来の洗浄剤と本発明の洗浄剤の除鉄洗浄効果上記のご
とくアミノメチレンホスホン酸又はその塩の水ン容液に
よって電磁フィルター充填物を、先浄すれば、従来法に
比較すれば格段に優れた洗浄効果が認められるが、この
洗浄効果をさらに向上させるために鉄のキレート剤とし
てニトリロ三酢酸又はそのナトリウム塩、エナレンジア
ミン四酢酸又はそのナトリウム塩などをアミノメチレン
ホスホン酸又はその塩と併用することを見出した。
すなわち、アミノメチレンホスホン酸又はその塩に上記
の鉄キレート剤のいずれかを混合した洗浄剤の水溶液を
使用して電磁フィルター充填物を洗浄することにより、
アミノメチレンホスホン酸又はその塩を単独で使用する
場合より優れた除鉄洗浄効果が得られる。洗浄に使用す
るアミノメチレンホスホン酸又はその塩と鉄キレート剤
の混合比率は通常2〜10:1〜6 (好ましくは2:
1)。又、当該混合剤を使用する際の水溶液の濃度は5
〜20重量%が適正範囲であり、より好ましくは4〜1
5重量%の範囲である。又当該混合剤の水溶液を使用し
た電磁フィルター充填物の洗浄方法は前記のアミノメチ
レンホスホン酸又はその塩単独の場合と同じく浸漬法又
は循環法による。
上記のアミノメチレンホスホン酸又はその塩と鉄キレー
ト剤との併用によりほぼ満足のいく除鉄洗浄効果が得ら
れるものの、なお電磁フィルター充填物の汚染がひどい
場合、前述の本発明方法によっては、充填物にかすかな
付着物が残ることもあるので、この場合についてさらに
検討を重ねた結果、陰イオン界面活性剤を併用すること
によりほぼ完璧な洗浄効果が得られることを見出した。
すなわち、アミノメチレンホスホン酸又はその塩と鉄キ
レート剤に加えて陰イオン界面活性剤としてアルキル硫
酸塩又はアルキルスルホン酸塩たとえば以下の式で示さ
れるアルキルジフェニルエーテルスルホン酸ソーダなど
を併用すると、当該陰イオン界面剤の相乗的働きにより
洗浄効果がさらに一段向上し、新品同様な電磁フィルタ
ー充填物が得られる。洗浄に使用するアミノメチレンホ
スホン酸又はその塩、鉄キレート剤および陰イオン界面
活性剤の混合比は、通常は2〜l0=1〜6:0.2〜
3(好ましくはLO:5:1)の範囲である。また、こ
の混合洗浄剤を使用するときの水溶液の濃度は5〜20
重量%が適正範囲であり、より好ましくは5〜16重景
%である。当該洗浄剤の水溶液を使用した電磁フィルタ
ー充填物の洗浄方法は既述の浸漬法又は循環法による。
以下本発明による電磁フィルター充填物用洗浄剤につい
てその作用、効果および実施例について述べるにあたり
、洗浄対象物として、代表的な電磁フィルター充填物で
あるスパイラルウール(SUS−430製スパイラルウ
ール状充填物)をとりあげるが、これ以外の電磁フィル
ター充填物に対しても本発明の洗浄剤が適用され得るこ
とは勿論である。
なお、本発明による洗浄剤はいずれの場合もそのpHは
5〜6程度でスパイラルウールの腐食をもたらす危険は
ないが、錆を積極的に防止するために防錆剤としてたと
えばカチオン性アミン(商品名イビノト)を併用するこ
とが好ましい。
く作用〉 本発明によるアミノメチレンホスホン酸又はその塩を使
用すればその溶解力で不溶性の鉄酸化物を可溶性の鉄化
合物にし、水洗を容易にしてスパイラルウールを効率よ
く洗浄することが出来る。
さらに鉄キレート剤を併用すれば、アミノメチレンホス
ホン酸又はその塩によって可溶性となった鉄化合物がキ
レートとして溶液中に固定されるため洗浄効果を高める
ことが出来る。さらに陰イオン界面活性剤を併用すれば
その浸透、分散、乳化、可溶化、洗浄などの作用により
スパイラルウールに沈着している鉄、油等の汚染物を除
去洗浄することが一層容易となる。特にこの三種類の薬
剤を併用した場合は各薬品の作用が相乗的に働き高度な
洗浄効果が得られる。
〈効果〉 スパイラルウールは厚みが40〜601あり、従来法で
ある高圧水によるジェット洗浄のみによる物理的洗浄で
は表面の汚れしか除去できず、内部の汚れに対しては浸
透しないために十分な効果が得られなかった。本発明に
よるいずれかの洗浄剤によりスパイラルウールの内部の
汚れを溶解させ浮きださせた後に高圧水のジェット洗浄
により汚れを洗い流すことで完全な洗浄が行われるよう
になった。本発明の化学的洗浄効果と高圧水によるジェ
ット洗浄の物理的洗浄効果との双方の相乗的作用により
従来不十分な洗浄しか行えなかったスパイラルウールの
洗浄を完全なものとすることが可能となった。なお、本
発明の洗浄剤の使用にあたって防錆剤を併用すれば、ス
パイラルウールの錆を防止しスパイラルウール母材へも
何ら悪影響を与えることなく洗浄することができる。
以下に本発明による洗浄剤の効果をより明確にするため
に実施例を説明する。
実施例 約−年間使用した再生済電磁フィルターのスパイラルウ
ールをアミノメチレンホスホン酸又はそのナトリウム塩
の6重量%水溶液およびアミノメチレンホスホン酸とニ
トリロ三酢酸の混合薬剤(重量混合比2:1)9重量%
水溶液に一昼夜(24時間)浸漬した後、スパイラルウ
ールを解体後高圧水にてシェフ)洗浄(高圧水圧力20
0hg/ cnl、流量111/分)で汚染物を洗浄除
去した。
又、アミノメチレンホスホン酸、ニトリロ三酢酸および
陰イオン界面活性剤アルキルジフェニルエーテルスルホ
ン酸ソーダの混合薬剤(混合比10: 5 : 1)の
9.6重量%水溶液を用いて上記と同様にして汚染度が
同等のスパイラルウールを洗浄した。比較のために前記
の洗浄と同様な条件(−昼夜浸漬後、高圧水によるジェ
ット洗浄)で水のみおよびハイドロサルファイド6%水
溶液を使用してスパイラルウールを洗浄した。以上の洗
浄による除鉄量および目視によるスパイラルウールの洗
浄度(洗浄前後の清潔度を比較)を観察した。
結果を第2表に示す。
第2表 除鉄量および目視による洗浄度 第2表から明らかなごとく、本発明による洗浄剤である
アミノメチレンホスホン酸又はそのナトリウム塩、もし
くはアミノメチレンホスホン酸とニトリロ三酢酸の混合
薬剤は単なる水又はハイドロサルフィイトによる洗浄に
比較して除鉄量も多く、はぼ満足のいく洗浄度が得られ
た。又(アミノメチレンホスホン酸とニトリロ三酢酸)
に加えて陰イオン界面活性剤を併用すれば、界面活性剤
の洗浄力が相乗的に働き除鉄量も増加し、洗浄度は完璧
に近いものとなった。
手続補正書(自発) 昭和62年8月26日 特許庁長官  小 川 邦 夫 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第134884号 2、発明の名称 電磁フィルター充填物の洗浄剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  東京都文京区本郷5丁目5番16号名 称 
 (440)  オルガノ株式会社代表者   永  
井  邦  夫 4、代理人〒113 明細書中の下記事項を訂正願います。
1、第7頁14行目〜15行目に「(好ましくは2:1
)。又、当該混合剤」とあるのを「(好ましくは2 :
 1) 、又当該混合剤」と訂正する。
2、第8頁12行目に「以下の式で示される」という文
章を削除する。
3、第11真下から2行目にr200hgJとあるのを
r200kgJと訂正する。
4、第13頁の第2表を別紙の通り訂正する。
5、第14頁2行目〜3行目に「(アミノメチレンホス
ホン酸とニトリロ三酢酸)」とあるのを「アミノメチレ
ンホスホン酸とニトリロ三酢酸」と訂正する。
以上 第2表 除鉄量および目視による洗浄度

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アミノメチレンホスホン酸又はその塩よりなる電磁
    フィルター充填物の洗浄剤。 2、アミノメチレンホスホン酸又はその塩と鉄キレート
    剤を混合したものよりなる電磁フィルター充填物の洗浄
    剤。 3、アミノメチレンホスホン酸又はその塩と、鉄キレー
    ト剤と陰イオン界面活性剤とを混合したものよりなる電
    磁フィルター充填物の洗浄剤。
JP61134884A 1986-06-12 1986-06-12 電磁フイルタ−充填物の洗浄剤 Expired - Fee Related JPH0788518B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071111A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 金属製フィルタの洗浄方法及び金属製フィルタ洗浄装置、並びに金属製フィルタ用洗浄液

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113808A (en) * 1974-07-24 1976-02-03 Kurita Water Ind Ltd Tetsuoyobi doo fukumu sukeerunosenjozai
JPS62153400A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 株式会社 ネオス スラッジ用洗浄剤

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