JPS62290220A - 周期性ノイズの除去装置 - Google Patents
周期性ノイズの除去装置Info
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- JPS62290220A JPS62290220A JP13274986A JP13274986A JPS62290220A JP S62290220 A JPS62290220 A JP S62290220A JP 13274986 A JP13274986 A JP 13274986A JP 13274986 A JP13274986 A JP 13274986A JP S62290220 A JPS62290220 A JP S62290220A
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Landscapes
- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
〔産業上の利用分野〕
本発明は、周期性ノイズを含む対象信号から当該周期性
ノイズを除去する装置に係り、詳しくは、当該周期性ノ
イズと周期に関して相関のある参照パルス信号に同期し
て上記周期性ノイズの各位相でのノイズ成分を順次修正
して作り中してゆく同期式適応手段を有し、この同期式
適応手段で作り出されたノイズ成分を上記対象信号から
減じて目的とする信号を得るようにした周期性ノイズの
除去装置に関する。
ノイズを除去する装置に係り、詳しくは、当該周期性ノ
イズと周期に関して相関のある参照パルス信号に同期し
て上記周期性ノイズの各位相でのノイズ成分を順次修正
して作り中してゆく同期式適応手段を有し、この同期式
適応手段で作り出されたノイズ成分を上記対象信号から
減じて目的とする信号を得るようにした周期性ノイズの
除去装置に関する。
従来、周期性ノイズを含んだ対象信号から同期式適応フ
ィルタを用いて当該周期性ノイズを除去する装置として
例えば第7図に示すようなものが知られている(「計測
自動制御学会論文集」vol、19 1983 no
、3 p 34〜p40「同期式適用フィルタJ小畑
秀文 ゛参照)。
ィルタを用いて当該周期性ノイズを除去する装置として
例えば第7図に示すようなものが知られている(「計測
自動制御学会論文集」vol、19 1983 no
、3 p 34〜p40「同期式適用フィルタJ小畑
秀文 ゛参照)。
これは基本的に1周期性ノイズを含む対象信号d (t
)の当該周期性ノイズと周期に関して相関のある参照パ
ルス信号x (t)に同期して同期式適応手段1が上記
周期性ノイズの各位相でのノイズ成分y (t)を順次
作り出し、当該同期式適応手段1で作り出されたノイズ
成分y (t)を土足対象信号d (t)から減じて目
的とする信号e (t)を得るようにしている。
)の当該周期性ノイズと周期に関して相関のある参照パ
ルス信号x (t)に同期して同期式適応手段1が上記
周期性ノイズの各位相でのノイズ成分y (t)を順次
作り出し、当該同期式適応手段1で作り出されたノイズ
成分y (t)を土足対象信号d (t)から減じて目
的とする信号e (t)を得るようにしている。
ここで、その作動について具体的に説明する。
今、対象信号として例えば第8図に示すd (t)を想
定しく説明を簡単にするため、当該対象信号d (t)
に含まれる真の信号は“0”とする)、この対象信号d
(t)に含まれる周期性ノイズの位相kについて注目
すると、同期式適応手段lは前の周期で作り出したノイ
ズ成分yk(i−1)とフィードバックされる当該前の
周期で得られた目的とする信号ek(i−1)とから yk (i)=yk (i−1) +α命ek(i−1) α:修正係数、0<αくl に従って、当該周期での位相にのノイズ成分を作り出す
、そして、 ek (i)−dk (i)−yk (i)に従って目
的とする信号ek(i)を得るようにしている。
定しく説明を簡単にするため、当該対象信号d (t)
に含まれる真の信号は“0”とする)、この対象信号d
(t)に含まれる周期性ノイズの位相kについて注目
すると、同期式適応手段lは前の周期で作り出したノイ
ズ成分yk(i−1)とフィードバックされる当該前の
周期で得られた目的とする信号ek(i−1)とから yk (i)=yk (i−1) +α命ek(i−1) α:修正係数、0<αくl に従って、当該周期での位相にのノイズ成分を作り出す
、そして、 ek (i)−dk (i)−yk (i)に従って目
的とする信号ek(i)を得るようにしている。
即ち、
yk(o)=。
と仮定すると、第8図に示すように、
ek (0)=dk (0)
(ノイズ除去がなされていない状y6)となり、その後
、 1k(1)=yk(0)+a・ek (0)ek (1
)=dk (1) −yk(1)1k (2)=yk(
1)+a・ek (1)ek (2)=dk (2)
yk (2)yk (3)=yk (2)+a・ek
(2)ek (3)=dk (3) y k
(3)のように、同期式適応手段lが順次ノイズ成分
を修正し、それに伴なって目的とする信号が順次修正さ
れていく。
、 1k(1)=yk(0)+a・ek (0)ek (1
)=dk (1) −yk(1)1k (2)=yk(
1)+a・ek (1)ek (2)=dk (2)
yk (2)yk (3)=yk (2)+a・ek
(2)ek (3)=dk (3) y k
(3)のように、同期式適応手段lが順次ノイズ成分
を修正し、それに伴なって目的とする信号が順次修正さ
れていく。
上記のように同期式適応手段1が周期性ノイズの他の各
位相でのノイズ成分について同様の処理を行なえば、当
該同期式適応手段1で作り出されるノイズ成分y (t
)は対象信号d (t)に含まれる周期性ノイズに収束
してゆき、それに伴なって目的とする信号e (t)は
対象信号d (t)に含まれる真の信号に収束してゆく
(第8図の例の場合“0”)、尚、上記参照パルス信号
x (t)は周期性ノイズの各位相を規定するために使
用されるものである。また、上記修正係数αはノイズ成
分を作り出してゆく過程での安定性及び応答性を考慮し
て0くαく1の範囲で設定される。
位相でのノイズ成分について同様の処理を行なえば、当
該同期式適応手段1で作り出されるノイズ成分y (t
)は対象信号d (t)に含まれる周期性ノイズに収束
してゆき、それに伴なって目的とする信号e (t)は
対象信号d (t)に含まれる真の信号に収束してゆく
(第8図の例の場合“0”)、尚、上記参照パルス信号
x (t)は周期性ノイズの各位相を規定するために使
用されるものである。また、上記修正係数αはノイズ成
分を作り出してゆく過程での安定性及び応答性を考慮し
て0くαく1の範囲で設定される。
一方、例えば自動車のオートマチックトランスミッショ
ンにおいて、出力軸のトルクを検出してその検出情報に
基づいた制御を行ない、当該トランスミッションでの回
転比切換時等における出力軸でのトルク変動を極力少な
くさせるようにすることが考えられている。
ンにおいて、出力軸のトルクを検出してその検出情報に
基づいた制御を行ない、当該トランスミッションでの回
転比切換時等における出力軸でのトルク変動を極力少な
くさせるようにすることが考えられている。
例えば第9図に示すように、オートマチックトランスミ
ッションlOは、エンジン動力がトルクコンバータ11
を介してトルクが増大されたかたちで入力軸12に伝達
され、この入力軸12の駆動が更に、トランスミッショ
ン13で設定される回転比及び回転方向にて出力軸14
に伝達され、この出力軸14の駆動によりプロペラシャ
フト15が回転するようになっている。
ッションlOは、エンジン動力がトルクコンバータ11
を介してトルクが増大されたかたちで入力軸12に伝達
され、この入力軸12の駆動が更に、トランスミッショ
ン13で設定される回転比及び回転方向にて出力軸14
に伝達され、この出力軸14の駆動によりプロペラシャ
フト15が回転するようになっている。
このようなオートマチックトランスミッション10にお
ける出力軸14のトルクを検出するものとして磁歪式ト
ルクセンサが一般的に知られている。この磁歪式トルク
センサ16は第9図に示すように出力軸14に近接して
設けられ、当該出力軸14を交番磁化すると共に出力軸
14にかかるトルクの変動に伴なった磁界変化を検出す
るものである。
ける出力軸14のトルクを検出するものとして磁歪式ト
ルクセンサが一般的に知られている。この磁歪式トルク
センサ16は第9図に示すように出力軸14に近接して
設けられ、当該出力軸14を交番磁化すると共に出力軸
14にかかるトルクの変動に伴なった磁界変化を検出す
るものである。
ところで、上記のように出力軸14のトルクを検出する
ための磁歪式トルクセンサ16の出力信号は例えば第1
0図(&)に示すようになる。
ための磁歪式トルクセンサ16の出力信号は例えば第1
0図(&)に示すようになる。
これは、基本的に交番磁化に対応した交流信号がトルク
の大きさに応じてその振幅を変化させるものとなるが、
検出対象となる出力軸14の偏心、材料むら等に起因し
て、上記磁歪式トルクセンサ16の出力は更に当該出力
軸14の回転に同期して周期的に変動する。そして、実
際のトルク検出にあたっては、第12図(L)に示すよ
うな磁歪式トルクセンサ16からの出力信号を余波整流
すると共にローパスフィルタによって高周波成分を除去
して例えば第1O図(b)に示すような波形になるよう
処理し、この信号d (t)に基づいて当該トルクを検
出することになる。上記第1θ図(b)に示す信号d
(t)において、その直流成分が実際のトルクに対応し
たものである。
の大きさに応じてその振幅を変化させるものとなるが、
検出対象となる出力軸14の偏心、材料むら等に起因し
て、上記磁歪式トルクセンサ16の出力は更に当該出力
軸14の回転に同期して周期的に変動する。そして、実
際のトルク検出にあたっては、第12図(L)に示すよ
うな磁歪式トルクセンサ16からの出力信号を余波整流
すると共にローパスフィルタによって高周波成分を除去
して例えば第1O図(b)に示すような波形になるよう
処理し、この信号d (t)に基づいて当該トルクを検
出することになる。上記第1θ図(b)に示す信号d
(t)において、その直流成分が実際のトルクに対応し
たものである。
ここで、上記第10図(b)に示す信号d (t)に着
目すると、出力軸14の回転に同期して同様の波形が繰
り返されることになるが。
目すると、出力軸14の回転に同期して同様の波形が繰
り返されることになるが。
この周期的な変動を除去するため、前述したような同期
式適応手段を適用することが考えられる。
式適応手段を適用することが考えられる。
具体的には、例えば第9図−に示すように、出力軸14
に設けられている所定歯数のパーキングギア17を利用
する。このパーキングギア17の歯面に対向近接させて
電磁誘導式の回転センサ18を配こし、この回転センサ
18からの出力信号に基づいて前述したような参照パル
ス信号x (t)を得る。そして、信号処理装置20内
部の同期式適応手段が当該参照パルス信号x (t)及
び磁歪式トルクセンサ16からの検出信号に基づく第1
O図(b)に示すような信号d (t)を入力し、目的
とする信号を得ようとするものである。
に設けられている所定歯数のパーキングギア17を利用
する。このパーキングギア17の歯面に対向近接させて
電磁誘導式の回転センサ18を配こし、この回転センサ
18からの出力信号に基づいて前述したような参照パル
ス信号x (t)を得る。そして、信号処理装置20内
部の同期式適応手段が当該参照パルス信号x (t)及
び磁歪式トルクセンサ16からの検出信号に基づく第1
O図(b)に示すような信号d (t)を入力し、目的
とする信号を得ようとするものである。
ところで、直流レベルが真の信号となり、この真の信号
に周期的なノイズ成分が重畳した信号を当該対象信号と
した場合に、従来の同期式適応手段を用いた周期性ノイ
ズの除去装置では、対象信号から真の信号が得られない
。
に周期的なノイズ成分が重畳した信号を当該対象信号と
した場合に、従来の同期式適応手段を用いた周期性ノイ
ズの除去装置では、対象信号から真の信号が得られない
。
それは、同期式適応手段が前述したように、ノイズ成分
の作り出しに寄与する信号として当該ノイズ除去の過程
で得られる目的の信号e (t)を使用し、 yk (i)=yk (i−1) +α・ek(i−1) に従って、順次ノイズ成分を作り出すことに起因して、
対象信号から本来のノイズ成分と共にその直流成分まで
も除去されてしまうからである。
の作り出しに寄与する信号として当該ノイズ除去の過程
で得られる目的の信号e (t)を使用し、 yk (i)=yk (i−1) +α・ek(i−1) に従って、順次ノイズ成分を作り出すことに起因して、
対象信号から本来のノイズ成分と共にその直流成分まで
も除去されてしまうからである。
具体的にみると、対象信号d (t)が第11図に示す
ような場合(第1θ図(b)に示す波形と同様)、位相
にで作り出されるノイズ成分yk (i)は、 yk (i) =7k(i−1) +α・ek(i−1) に従ってしだいに対象信号dk (i)に近づいてゆき
、それに伴なって。
ような場合(第1θ図(b)に示す波形と同様)、位相
にで作り出されるノイズ成分yk (i)は、 yk (i) =7k(i−1) +α・ek(i−1) に従ってしだいに対象信号dk (i)に近づいてゆき
、それに伴なって。
ek (i)=dk (i)−yk (i)に従って得
られる目的とする信号ek(i)が“O″レベル近づい
てゆくのである。
られる目的とする信号ek(i)が“O″レベル近づい
てゆくのである。
そこで、本発明の課題は、基本的に、同期式適応手段を
用いた周期性ノイズ除去装置において。
用いた周期性ノイズ除去装置において。
対象信号が直流レベルとなる真の信号に周期性ノイズが
重畳されたものであっても、極力周期性ノイズの除去を
すると共に真の直流レベルまで除去されないようにする
ことであり、特に、対象信号として前述ルたようなトラ
ンスミッションにおける出力軸のトルク検出に係る信号
を想定した場合、車両の発進時など、新たにノイズ成分
を作り始め1周期性ノイズの除去を行なう場合にもすみ
やかに真の信号が得られるようにすることである。
重畳されたものであっても、極力周期性ノイズの除去を
すると共に真の直流レベルまで除去されないようにする
ことであり、特に、対象信号として前述ルたようなトラ
ンスミッションにおける出力軸のトルク検出に係る信号
を想定した場合、車両の発進時など、新たにノイズ成分
を作り始め1周期性ノイズの除去を行なう場合にもすみ
やかに真の信号が得られるようにすることである。
本発明は、第1図に示すように1周期性ノイズを含む対
象信号d (t)の当該周期性ノイズと周期に関して相
関のある参照パルスx (t)に同期して上記周期性ノ
イズの各位相でのノイズ成分y (t)を順次修正して
作り出してゆく同期式適応手段lを有し、この同期式適
応手段1から作り出されたノイズ成分y(t)を上記対
象信号d (t)から減じて目的とする信号e (t)
を得るようにした周期性ノイズの除去装置を前提として
おり、当該周期性ノイズの除去装置において、上記技術
的課題を解決するための手段は、対象信号d (t)の
平均的なレベルを抽出する平均レベル抽出手段2と、同
期式適応手段lによりノイズ成分y (t)を作り出す
に際してその時点で得られている上記目的とする信号e
(t)から当該時点で上記平均レベル抽出手段2によ
り抽出されている対象信号d (t)の平均レベルdm
を減する減算手段3を備え、この減算手段3からの出力
信号を同期式適応手段1におけるノイズ成分y (t)
の作り出しに寄与する信号とする一方。
象信号d (t)の当該周期性ノイズと周期に関して相
関のある参照パルスx (t)に同期して上記周期性ノ
イズの各位相でのノイズ成分y (t)を順次修正して
作り出してゆく同期式適応手段lを有し、この同期式適
応手段1から作り出されたノイズ成分y(t)を上記対
象信号d (t)から減じて目的とする信号e (t)
を得るようにした周期性ノイズの除去装置を前提として
おり、当該周期性ノイズの除去装置において、上記技術
的課題を解決するための手段は、対象信号d (t)の
平均的なレベルを抽出する平均レベル抽出手段2と、同
期式適応手段lによりノイズ成分y (t)を作り出す
に際してその時点で得られている上記目的とする信号e
(t)から当該時点で上記平均レベル抽出手段2によ
り抽出されている対象信号d (t)の平均レベルdm
を減する減算手段3を備え、この減算手段3からの出力
信号を同期式適応手段1におけるノイズ成分y (t)
の作り出しに寄与する信号とする一方。
同期式適応手段lで新たに作り始めたノイズ成分y (
t)の修正回数nを検出する修正回数検出手段4と、こ
の修正回数検出手段4の検出結果(基づいて同期式適応
手段lにおけるノイズ成分y (t)の修正に用いる修
正係数を決定する修正係数決定手段6とを備える。
t)の修正回数nを検出する修正回数検出手段4と、こ
の修正回数検出手段4の検出結果(基づいて同期式適応
手段lにおけるノイズ成分y (t)の修正に用いる修
正係数を決定する修正係数決定手段6とを備える。
平均レベル抽出手段2は対象信号d (t)の平均レベ
ルdmを常時抽出している。そして、所定の位相kにつ
いて着目すると、同期式適応手段1は減算手段3からの
出力信号 ek (i−1) −dm を入力し、この信号に基づき yk (i)=yk (i−1) +am [ek (i−1)−dmlに従ってノイズ
成分yk (i)を作り出す。
ルdmを常時抽出している。そして、所定の位相kにつ
いて着目すると、同期式適応手段1は減算手段3からの
出力信号 ek (i−1) −dm を入力し、この信号に基づき yk (i)=yk (i−1) +am [ek (i−1)−dmlに従ってノイズ
成分yk (i)を作り出す。
ここで、修正係数αは、同期式適応手段1で新たにノイ
ズ成分y (t)を作り出すための減算手段3からの出
力信号 e (t) −dm の修正度合を決めるものであり、同期式適応手段1で新
たに作り始めたノイズ成分y (t)の修正回数nを検
出する修正回数検出手段4の検出結果に基づき修正係数
決定手段6がOくαく1の範囲で決定する。
ズ成分y (t)を作り出すための減算手段3からの出
力信号 e (t) −dm の修正度合を決めるものであり、同期式適応手段1で新
たに作り始めたノイズ成分y (t)の修正回数nを検
出する修正回数検出手段4の検出結果に基づき修正係数
決定手段6がOくαく1の範囲で決定する。
そして、この同期式適用手段1で作り出されたノイズ成
分yk(i)を上記対象信号dk (i)から減じて目
的とする信号ek(i)を得る。
分yk(i)を上記対象信号dk (i)から減じて目
的とする信号ek(i)を得る。
即ち、
ek (i)=dk (i) yk (i)となる
。
。
上記の処理を他の位相についても順次行なえば、同期式
適応手段1によって作り出されるノイズ成分y (t)
は、対象信号d (t)から当該対象信号d (t)の
平均的なレベルを減じたものに収束してゆくことになる
。
適応手段1によって作り出されるノイズ成分y (t)
は、対象信号d (t)から当該対象信号d (t)の
平均的なレベルを減じたものに収束してゆくことになる
。
ところで、前記修正係数αに着目すると、αが大きけれ
ばノイズ成分y (t)はすばや〈実際のノイズ成分に
収束しようとし、逆にαが小さければノイズ成分y (
t)はゆっくりと実際のノイズ成分に収束していく。
ばノイズ成分y (t)はすばや〈実際のノイズ成分に
収束しようとし、逆にαが小さければノイズ成分y (
t)はゆっくりと実際のノイズ成分に収束していく。
また、一方、対象信号d (t)に含まれる周期ノイズ
は必らずしも安定した周期的な信号ではなく、常に多少
ばらついている。したがってこの対象信号d(Bおよび
ノイズ成分y (t)の差として得られる目的とする信
号e (t)も常に多少ばらついている。さらに減算手
段3の出力信号[e(t)−dml も常に多少ばらつ
いている。
は必らずしも安定した周期的な信号ではなく、常に多少
ばらついている。したがってこの対象信号d(Bおよび
ノイズ成分y (t)の差として得られる目的とする信
号e (t)も常に多少ばらついている。さらに減算手
段3の出力信号[e(t)−dml も常に多少ばらつ
いている。
つまり、修正係数αが大きければ、減算手段3の出力信
号[e (t)−dmlのばらつきの影響を大きく受け
、作り出すノイズ成分y (t)も安定しない。逆にα
が小さければ[e (t) −dmlのばらつきの影響
が小さくなり、作り出すノイズ成分y (t)は比較的
安定する。このように、修正係数αを大きくすることに
より応答性が向上し、修正係数αを小さくすることによ
り安定性を得ることができるから、第2図に示すように
車両の発進時など同期式適応手段1で新たにノイズ成分
y (t)を作り始めるとき(ノイズ成分y (t)の
修正回数nが少ないとき)は、修正係数αを大きく設定
することにより(図中α1で示す)、すばやくノイズ成
分y (t)を実際のノイズ成分に近づけることができ
、他方、修正しつつ作り出したノイズ成分y (t)が
¥際のノイズ成分に近づいた後(修正回数が所定回数以
上となったとき)は、修正係数αを小さく設定すること
により(図中α2で示す)ノイズ成分y (t)の作り
出しの安定性を図ることができる。
号[e (t)−dmlのばらつきの影響を大きく受け
、作り出すノイズ成分y (t)も安定しない。逆にα
が小さければ[e (t) −dmlのばらつきの影響
が小さくなり、作り出すノイズ成分y (t)は比較的
安定する。このように、修正係数αを大きくすることに
より応答性が向上し、修正係数αを小さくすることによ
り安定性を得ることができるから、第2図に示すように
車両の発進時など同期式適応手段1で新たにノイズ成分
y (t)を作り始めるとき(ノイズ成分y (t)の
修正回数nが少ないとき)は、修正係数αを大きく設定
することにより(図中α1で示す)、すばやくノイズ成
分y (t)を実際のノイズ成分に近づけることができ
、他方、修正しつつ作り出したノイズ成分y (t)が
¥際のノイズ成分に近づいた後(修正回数が所定回数以
上となったとき)は、修正係数αを小さく設定すること
により(図中α2で示す)ノイズ成分y (t)の作り
出しの安定性を図ることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第3図は本発明に係る周期性ノイズの除去装置の一例を
示すブロック図である。この例は、前述したオートマチ
ックトランスミッションにおけるトランスミッション出
力軸のトルク検出に係る装置である。
示すブロック図である。この例は、前述したオートマチ
ックトランスミッションにおけるトランスミッション出
力軸のトルク検出に係る装置である。
第3図において、16は磁歪式トルクセンサ、18は当
該トルク検出の対象となる出力軸の回転を検出する回転
センサであり、この磁歪式トルクセンサ16及び回転セ
ンサ18は第9図に示すものと同様に設置されている。
該トルク検出の対象となる出力軸の回転を検出する回転
センサであり、この磁歪式トルクセンサ16及び回転セ
ンサ18は第9図に示すものと同様に設置されている。
20は磁歪式トルクセンサ16及び回転センサ18から
の検出信号に基づいてトルク検出に直接寄与する信号を
作成する信号処理装置である。
の検出信号に基づいてトルク検出に直接寄与する信号を
作成する信号処理装置である。
上記信号処理装置20の具体的構成について説明すると
、磁歪式トルクセンサ16からの検出信号(第1θ図(
a)に示すような波形)を増幅する交流増幅回路21、
この交流増幅回路21からの信号を全波整流する全波整
流回路22、更に全波整流回路22からの信号の高周波
成分を除去するローパスフィルタ23を有する一方、回
転センサ18からの検出信号を波形整形して矩形パルス
信号に変換する波形整形回路24を有している。ここで
、上記ローパスフィルタ23から出力される信号は第1
0図(b)に示すような波形となり、波形整形回路24
からの矩形パルス信号はトランスミッションの出力軸が
一回転するごとにパーキングギアの歯数と同数Nの矩形
出力となる。また、25は当該信号処理装置20におけ
る主制御回路であり、この主制御回路20はローパスフ
ィルタ23からの信号を対象信号d(1)として、また
波形整形回路24からの信号を参照パルス信号x (t
)として入力する。
、磁歪式トルクセンサ16からの検出信号(第1θ図(
a)に示すような波形)を増幅する交流増幅回路21、
この交流増幅回路21からの信号を全波整流する全波整
流回路22、更に全波整流回路22からの信号の高周波
成分を除去するローパスフィルタ23を有する一方、回
転センサ18からの検出信号を波形整形して矩形パルス
信号に変換する波形整形回路24を有している。ここで
、上記ローパスフィルタ23から出力される信号は第1
0図(b)に示すような波形となり、波形整形回路24
からの矩形パルス信号はトランスミッションの出力軸が
一回転するごとにパーキングギアの歯数と同数Nの矩形
出力となる。また、25は当該信号処理装置20におけ
る主制御回路であり、この主制御回路20はローパスフ
ィルタ23からの信号を対象信号d(1)として、また
波形整形回路24からの信号を参照パルス信号x (t
)として入力する。
具体的には、CPU30、ROM31.RAM32を有
すると共に、A/D変挽変格回路/A変換回路等で構成
されるインタフェース回路33を有したものとなってお
り、全体として同期式適応手段等の機能を備えている。
すると共に、A/D変挽変格回路/A変換回路等で構成
されるインタフェース回路33を有したものとなってお
り、全体として同期式適応手段等の機能を備えている。
26は上記ローパスフィルタ23の出力となる対象信号
d (t)から主制御回路25から出力されるノイズ成
分y (t)を減する加減算回路であり。
d (t)から主制御回路25から出力されるノイズ成
分y (t)を減する加減算回路であり。
この加減算回路26の出力が目的の信号e (t)とし
て当該信号処理装置20の出力となる。
て当該信号処理装置20の出力となる。
尚、本発明に係る平均レベル抽出手段、減算手段、修正
回数検出手段、及び修正係数決定手段は本実施例におい
て主制御回路25の機濠として実現されている。
回数検出手段、及び修正係数決定手段は本実施例におい
て主制御回路25の機濠として実現されている。
なお、本実施例では回転センサ18として電磁誘導式の
ものを用いているため回転速度が遅くなった時、具体的
には車両速度Vが小さくなった時、回転センサ18の出
力が小さくなり、その後段の波形整形回路24で矩形パ
ルス信号に変換できなくなる。
ものを用いているため回転速度が遅くなった時、具体的
には車両速度Vが小さくなった時、回転センサ18の出
力が小さくなり、その後段の波形整形回路24で矩形パ
ルス信号に変換できなくなる。
従がって、車速Vが小さい時には、トランスミッション
出力軸が回転しているにもかかわらす参照パルス信号x
(t)は主制御回路25に入力せず、そこで主制御回
路25で作り出していたノイズ成分y (t)の位相が
わからなくなってしまう。
出力軸が回転しているにもかかわらす参照パルス信号x
(t)は主制御回路25に入力せず、そこで主制御回
路25で作り出していたノイズ成分y (t)の位相が
わからなくなってしまう。
つまり、車速Vが波形整形回路24で矩形パルス信号を
作り出せなくなる車速V sinより小さくなった後に
は、それまでに作り出していたノイズ成分y (t)が
使えず、新たにノイズ成分を作り出し始めることになる
。
作り出せなくなる車速V sinより小さくなった後に
は、それまでに作り出していたノイズ成分y (t)が
使えず、新たにノイズ成分を作り出し始めることになる
。
次に、上記装置の作動について第4図に示す主制御回路
25の処理フローに基づいて説明する。
25の処理フローに基づいて説明する。
まず、ローパスフィルタ23を介した対象信号の波形が
例えば第5図d (t)となる場合を想定する。このと
き、波形整形回路24を介したパルス信号は第5図x
(t)のようになっている、そして、主制御回路25
(CPU30)は上記パルス信号x (t)を割り込み
信号としており、当該パルス信号x (t)が立ち上が
るごとに第4図(b)に示す一連の割込み処理を行なう
、ここで、当該パルス信号x (t)はトランスミッシ
ョンの出力軸が1/N回転する毎に立ち上がり、当該信
号が立ち上がる各回転位置(位相)が第4図における添
字kに対応づけられる。
例えば第5図d (t)となる場合を想定する。このと
き、波形整形回路24を介したパルス信号は第5図x
(t)のようになっている、そして、主制御回路25
(CPU30)は上記パルス信号x (t)を割り込み
信号としており、当該パルス信号x (t)が立ち上が
るごとに第4図(b)に示す一連の割込み処理を行なう
、ここで、当該パルス信号x (t)はトランスミッシ
ョンの出力軸が1/N回転する毎に立ち上がり、当該信
号が立ち上がる各回転位置(位相)が第4図における添
字kに対応づけられる。
また主制御回路25では1割込みによらないバックグラ
ンドの処理を鰻返し行っており、その処理の一部が第4
図(a)の処理フローとなる。
ンドの処理を鰻返し行っており、その処理の一部が第4
図(a)の処理フローとなる。
このフローでは、車速Vの値から、主制御回路25で作
り出しているノイズ成分y (t)が有効であるか否か
を判定し、ノイズ成分y (t)が有効でない時には、
新たにノイズ成分y (t)を作り出し始める準備を行
う。
り出しているノイズ成分y (t)が有効であるか否か
を判定し、ノイズ成分y (t)が有効でない時には、
新たにノイズ成分y (t)を作り出し始める準備を行
う。
以下、具体的処理について第4図(a)のパックグラン
ドの処理により説明する。
ドの処理により説明する。
まず、参照パルス信号x (t)の入力間隔などから計
算される車速Vが波形成形回路24で矩形パルス信号を
作り出せる最小の車速V@Inより小さいか否かを判定
する(o−1,そこでの判定がNo、すなわちVがVa
in以上であるならば、主制御回路25で作り出してい
るノイズ成分yi<が有効であるということで、以下の
処理(0−2)〜(0−5)は行なわず先に進む。
算される車速Vが波形成形回路24で矩形パルス信号を
作り出せる最小の車速V@Inより小さいか否かを判定
する(o−1,そこでの判定がNo、すなわちVがVa
in以上であるならば、主制御回路25で作り出してい
るノイズ成分yi<が有効であるということで、以下の
処理(0−2)〜(0−5)は行なわず先に進む。
一方、そこでの判定がYes、すなわちVがVsin未
満である場合、主制御回路25で作り出しているノイズ
成分7には位相がわからなくなるなど有効ではなくなる
ので、新たにノイズ成分7kを作り出し始めるための準
備を(0−2)〜(O−S)のフローに従がい行う。
満である場合、主制御回路25で作り出しているノイズ
成分7には位相がわからなくなるなど有効ではなくなる
ので、新たにノイズ成分7kを作り出し始めるための準
備を(0−2)〜(O−S)のフローに従がい行う。
最初に、周期性ノイズの各位相でのノイズ成分7kを作
り出し始めてからの修正回数nをOにする(0−2)。
り出し始めてからの修正回数nをOにする(0−2)。
次に、すでに作って有効ではなくなったノイズ成分Vk
(k=0.l、・・・N−1)もOにする(0−3)、
さらに後述する平均レヘルdmの演算に用いるレジスタ
Wa及び過去一周期分の対象信号dの値dk(k=0.
1・・・N−1)も0にする(0−4)、以上のフロー
により、新たにノイズ成分ykを作り出し始める準備が
完了する。
(k=0.l、・・・N−1)もOにする(0−3)、
さらに後述する平均レヘルdmの演算に用いるレジスタ
Wa及び過去一周期分の対象信号dの値dk(k=0.
1・・・N−1)も0にする(0−4)、以上のフロー
により、新たにノイズ成分ykを作り出し始める準備が
完了する。
次に、パルス信号x (t)の立ち上がり毎に行われる
割込み処理について第4図(b)に基づき説明する。こ
の処理は、車速VがV ain以上の詩のみ行われるこ
とになる。まず、当該パルス信号の割り込み時にサンプ
リングされる対象信号d 4tをA/D変換して共通レ
ジスタdに格納する一方(1−1) 、RAM32から
前回同位置(位相)で演算して記憶しておいたノイズ成
分ykを共通レジスタyに読み出すと共に(1−2)、
この共通レジスタyに格納したノイズ成分yをD/A変
換して出力する(1−3)。
割込み処理について第4図(b)に基づき説明する。こ
の処理は、車速VがV ain以上の詩のみ行われるこ
とになる。まず、当該パルス信号の割り込み時にサンプ
リングされる対象信号d 4tをA/D変換して共通レ
ジスタdに格納する一方(1−1) 、RAM32から
前回同位置(位相)で演算して記憶しておいたノイズ成
分ykを共通レジスタyに読み出すと共に(1−2)、
この共通レジスタyに格納したノイズ成分yをD/A変
換して出力する(1−3)。
このようにノイズ成分yが主制御回路25から出力され
ると、このノイズ成分yは加減算回路26にてその時点
での対象信号d (t)から減じられ、目的とする信号
e fI<当該信号処理装置20から出力される。
ると、このノイズ成分yは加減算回路26にてその時点
での対象信号d (t)から減じられ、目的とする信号
e fI<当該信号処理装置20から出力される。
さらに主制御回路25では各位相でのノイズ成分7kを
作り出し始めてからの修正回数nが0であるか否かを判
定する(2−1)、そこでの判定結果がYes、すなわ
ち修正回数nがOの時には、後述する演算で求める平均
レベルdmが正確でない(一周期分の対象信号dのサン
プルが終了していない)ため、以下のノイズ成分7kを
作り出す動作[(2−2)〜(3−3)]を行わず先に
進む。
作り出し始めてからの修正回数nが0であるか否かを判
定する(2−1)、そこでの判定結果がYes、すなわ
ち修正回数nがOの時には、後述する演算で求める平均
レベルdmが正確でない(一周期分の対象信号dのサン
プルが終了していない)ため、以下のノイズ成分7kを
作り出す動作[(2−2)〜(3−3)]を行わず先に
進む。
そこでの判定結果がNOlすなわち修正回数nが1以上
の時には引続き修正回数nが所定の回数naより小さい
か否かを判定する(2−2)。
の時には引続き修正回数nが所定の回数naより小さい
か否かを判定する(2−2)。
ここでn<naの時には、ステップ(3−2)で新たに
ノイズ成分を作り出す際に使用する修正係数αとして応
答性を重視するα1 を設定しく2−3)、n≧naの
時には安定性を考えα1 より小さなα2 (α1〉α
2)を設定する(2−4)。
ノイズ成分を作り出す際に使用する修正係数αとして応
答性を重視するα1 を設定しく2−3)、n≧naの
時には安定性を考えα1 より小さなα2 (α1〉α
2)を設定する(2−4)。
すなわち、第2図に示すように修正係数αを設定し、ノ
イズ成分ykの作り出し始め(n < n a )には
、応答性を重視した修正係数α1を選び、ノイズ成分y
kがなるべくすみやかに実際のノイズ成分に近づくよう
にし、近づいた後(n≧na)は、小さめの修正係数α
2を選び安定性を得るようにする。
イズ成分ykの作り出し始め(n < n a )には
、応答性を重視した修正係数α1を選び、ノイズ成分y
kがなるべくすみやかに実際のノイズ成分に近づくよう
にし、近づいた後(n≧na)は、小さめの修正係数α
2を選び安定性を得るようにする。
続いて、上記加減算回路26からの出力(目的とする信
号e)と同様のものを得るため、上記各共通レジスタd
、yに格納されている対象信号d値及びノイズ成分yか
らその差ee=d−y を求める(3−1)、そして、この求めたe。
号e)と同様のものを得るため、上記各共通レジスタd
、yに格納されている対象信号d値及びノイズ成分yか
らその差ee=d−y を求める(3−1)、そして、この求めたe。
共通レジスタyに格納されているノイズ成分y、後述す
るような演算にて求められた平均レベルdm及び先に設
定した修正係数αに基づき、y+α・(e−dm)0<
αく1 に従って、新たなノイズ成分が演算され、その演算値が
共通レジスタyに新たに格納されると共に(3−2)、
上記RAM32内のノイズ成分ykが当該レジスタyに
格納されたノイズ成分に書き換えられる(3−3)。
るような演算にて求められた平均レベルdm及び先に設
定した修正係数αに基づき、y+α・(e−dm)0<
αく1 に従って、新たなノイズ成分が演算され、その演算値が
共通レジスタyに新たに格納されると共に(3−2)、
上記RAM32内のノイズ成分ykが当該レジスタyに
格納されたノイズ成分に書き換えられる(3−3)。
上記のように当該回転位置(1位相)で新たに演算され
たノイズ成分によりRAM32のノイズ成分ykが書き
換えられると、前述したステップ(3−2)の演算で使
用すべき平均レベルdmの抽出処理に移行する。
たノイズ成分によりRAM32のノイズ成分ykが書き
換えられると、前述したステップ(3−2)の演算で使
用すべき平均レベルdmの抽出処理に移行する。
レジスタWaには、上記のように出力軸が17N回転す
る毎に(位相360/N度ごと)サンプリングされる対
象信号d値の過去−回転分(一周期分)の和が格納され
ている。そして、当該位置(位相)で対象信号d値がサ
ンプリングされると(1−1)、前回同位置(位相)で
サンプリングしてRAM32に記憶しておいた対象信号
d値をレジスタWa内の初値から減すると共に(4−1
)、その減じた値に当該新たにサンプリングした対象信
号d値を加えてレジスタWaに格納する(4−2)、こ
れにより、レジスタWaは常に過去−周期にサンプリン
グされた対象信号d値の和が格納された状態を保持する
(第6図参照)、その後、新たにサンプリングした対象
信号d (aにてRAM32内の対象信号dk値を書き
換え(4−3)、上記レジスタWaに格納された初値を
当該−周期のサンプリング数Nで除して平均レベルdm
を算出する(4−4)、即ち、この平均レベルdmは対
象信号d (t)の過去−周期の平均値となる。
る毎に(位相360/N度ごと)サンプリングされる対
象信号d値の過去−回転分(一周期分)の和が格納され
ている。そして、当該位置(位相)で対象信号d値がサ
ンプリングされると(1−1)、前回同位置(位相)で
サンプリングしてRAM32に記憶しておいた対象信号
d値をレジスタWa内の初値から減すると共に(4−1
)、その減じた値に当該新たにサンプリングした対象信
号d値を加えてレジスタWaに格納する(4−2)、こ
れにより、レジスタWaは常に過去−周期にサンプリン
グされた対象信号d値の和が格納された状態を保持する
(第6図参照)、その後、新たにサンプリングした対象
信号d (aにてRAM32内の対象信号dk値を書き
換え(4−3)、上記レジスタWaに格納された初値を
当該−周期のサンプリング数Nで除して平均レベルdm
を算出する(4−4)、即ち、この平均レベルdmは対
象信号d (t)の過去−周期の平均値となる。
以後、主制御回路25はパルス信号x (t) (7)
立ち上がり毎に、上記と同様、対象信号d値のサンプリ
ング、ノイズ成分yの出力、ノイズ成分yの新たな作り
出し、平均レベルdmの抽出等の処理を繰り返し行なう
、そして、その過程で、上記一連の処理が終了する毎に
回転位置(位相りを示すにレジスタをインクリメントし
、その値がNに達する毎(5−1)、(5−2)に当該
レジスタkを“Onにリセットする(5−3)。
立ち上がり毎に、上記と同様、対象信号d値のサンプリ
ング、ノイズ成分yの出力、ノイズ成分yの新たな作り
出し、平均レベルdmの抽出等の処理を繰り返し行なう
、そして、その過程で、上記一連の処理が終了する毎に
回転位置(位相りを示すにレジスタをインクリメントし
、その値がNに達する毎(5−1)、(5−2)に当該
レジスタkを“Onにリセットする(5−3)。
また同時に、修正回数nをインクリメントする(5−4
)。すなわち、修正回数nはノイズ成分Vkを作り出し
始めてからのミッション出力軸回転数を示すことになる
。
)。すなわち、修正回数nはノイズ成分Vkを作り出し
始めてからのミッション出力軸回転数を示すことになる
。
上記のように、対象信号d(t)の過去−周期の平均レ
ベルdmを求め、目的とする信号e値からこの平均レベ
ルdmを減じた値(e−dm)及び前回演算したノイズ
成分y1.:基づき、y+α・ (e−dm) に従って、新たなノイズ成分yを演算するようにしたた
め、主制御回路25から出力されるノイズ成分y (t
)は第5図に示すようにしだいに真のノイズ成分に近づ
いてゆき、それに伴なって、加減算回路26の出力、即
ち、目的とする信号e (t)は対象信号d (t)に
含まれる真の信号(トルクに対応した直流レベル)に収
束していく(第5図参照)。
ベルdmを求め、目的とする信号e値からこの平均レベ
ルdmを減じた値(e−dm)及び前回演算したノイズ
成分y1.:基づき、y+α・ (e−dm) に従って、新たなノイズ成分yを演算するようにしたた
め、主制御回路25から出力されるノイズ成分y (t
)は第5図に示すようにしだいに真のノイズ成分に近づ
いてゆき、それに伴なって、加減算回路26の出力、即
ち、目的とする信号e (t)は対象信号d (t)に
含まれる真の信号(トルクに対応した直流レベル)に収
束していく(第5図参照)。
尚、第4図における修正係数決定処理(2−2,2−3
,2−4)では、ノイズ成分を作り出し始めてからの修
正回数nに基づいて、修正係数を更に細分して決定する
ようにしても良い。
,2−4)では、ノイズ成分を作り出し始めてからの修
正回数nに基づいて、修正係数を更に細分して決定する
ようにしても良い。
以上が本発明の実施例であるが、ここで、対象信号d
(t)の平均的レベルを抽出する手段は上記実施例に示
したものに限らず、例えば、dm←(1−β) dm
+β−d β:Oくβくl に従って新たな平均レベルdmを求めるようにした移動
平均法を用いても良いし、また、対象信号d (t)を
アナログ的に処理してその平均レベルを抽出するローパ
スフィルタを用いるようにしても良い。
(t)の平均的レベルを抽出する手段は上記実施例に示
したものに限らず、例えば、dm←(1−β) dm
+β−d β:Oくβくl に従って新たな平均レベルdmを求めるようにした移動
平均法を用いても良いし、また、対象信号d (t)を
アナログ的に処理してその平均レベルを抽出するローパ
スフィルタを用いるようにしても良い。
上記実施例では1回転体(トランスミッションの出力軸
)に同期した周期性ノイズを除去するものであったため
、等間隔の参照パルス信号を比較的容易に発生させるこ
とができたが、一般的に、周期性ノイズの基本周波数し
か捕獲できない場合や、更に、高周波のパルス信号を発
生させたい場合にはP L L (Phase Loc
ked Loop )の利用が有効である。
)に同期した周期性ノイズを除去するものであったため
、等間隔の参照パルス信号を比較的容易に発生させるこ
とができたが、一般的に、周期性ノイズの基本周波数し
か捕獲できない場合や、更に、高周波のパルス信号を発
生させたい場合にはP L L (Phase Loc
ked Loop )の利用が有効である。
また、同期式適応手段も上記実施例のようにマイクロコ
ンピュータ(主制御回路25)で実現する他、A/D変
換器、D/A変換器、シフトレジスタ等の組み合わせで
実現させることも可能である。
ンピュータ(主制御回路25)で実現する他、A/D変
換器、D/A変換器、シフトレジスタ等の組み合わせで
実現させることも可能である。
以上説明してきたように、本発明によれば、対象信号と
して、所定の直流レベルに周期性ノイズが重畳したよう
なものを想定しても、同期式適応手段によって作り出さ
れるノイズ成分は、真のノイズ成分に収束してゆくよう
になり、ノイズ除去に際して真の直流レベルまで除去さ
れてしまうということがなくなる。
して、所定の直流レベルに周期性ノイズが重畳したよう
なものを想定しても、同期式適応手段によって作り出さ
れるノイズ成分は、真のノイズ成分に収束してゆくよう
になり、ノイズ除去に際して真の直流レベルまで除去さ
れてしまうということがなくなる。
また、ノイズ成分の修正回数に基づき修正係数を決定す
るようにしたから、車両の発進時などノイズ成分を新た
に作り出し始めるときには。
るようにしたから、車両の発進時などノイズ成分を新た
に作り出し始めるときには。
修正係数を大きく設定することにより応答性よく実際の
ノイズ成分に収束させて、ノイズ除去を迅速化するとと
もに、修正しつつ作り出したノイズ成分が実際のノイズ
成分に収束した後には修正係数を小さくして安定性を向
上させ、ノイズ除去の安定を図ることができる0以上の
結果、応答性と安定性に優れた同期性ノイズの除去が可
俺となる。
ノイズ成分に収束させて、ノイズ除去を迅速化するとと
もに、修正しつつ作り出したノイズ成分が実際のノイズ
成分に収束した後には修正係数を小さくして安定性を向
上させ、ノイズ除去の安定を図ることができる0以上の
結果、応答性と安定性に優れた同期性ノイズの除去が可
俺となる。
第1図は本願発明の構成を示すブロック図、第2図は修
正回数nと修正係数αの関係の一例を示す図、第3図は
本発明に係る周期性ノイズの除去装置を実現する装置例
を示すプロ、り図、第4図は第3図における主制御回路
の処理フローを示すフローチャート、第5図は各信号の
波形を示す図、第7図は従来の周期性ノイズの除去装置
を示すブロック図、第8図は各信号の波形を示す信号波
形図、第9図はオートマチックトランスミッションにお
ける出力軸のトルク検出を行なう装置の一例を示す図、
第1O図は磁歪式トルクセンサからの出力信号等の波形
を示す信号波形図、第11図は従来の装置でのノイズ除
去状態の一例を示す図である。 1・・・回期式適応手段 2・・・平均レベル抽出手段 3・・・減算手段 4・・・修正回数検出手段 6・・・修正係数決定手段 16・・・磁歪式トルクセンサ 18・・・回転センナ 25・・・主制御回路 26・・・加減算回路 第1513 第2図 イ豪正gt1!L1 ま − 1; Ono イ1シ、a已回
4シヒ第 5 図 X(t) jlJl−−−−−−−−−−−−、−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−第
6図 に=2 k・1 第7図 第10図 (a) +1 □ 第 11−閃 e(t)
正回数nと修正係数αの関係の一例を示す図、第3図は
本発明に係る周期性ノイズの除去装置を実現する装置例
を示すプロ、り図、第4図は第3図における主制御回路
の処理フローを示すフローチャート、第5図は各信号の
波形を示す図、第7図は従来の周期性ノイズの除去装置
を示すブロック図、第8図は各信号の波形を示す信号波
形図、第9図はオートマチックトランスミッションにお
ける出力軸のトルク検出を行なう装置の一例を示す図、
第1O図は磁歪式トルクセンサからの出力信号等の波形
を示す信号波形図、第11図は従来の装置でのノイズ除
去状態の一例を示す図である。 1・・・回期式適応手段 2・・・平均レベル抽出手段 3・・・減算手段 4・・・修正回数検出手段 6・・・修正係数決定手段 16・・・磁歪式トルクセンサ 18・・・回転センナ 25・・・主制御回路 26・・・加減算回路 第1513 第2図 イ豪正gt1!L1 ま − 1; Ono イ1シ、a已回
4シヒ第 5 図 X(t) jlJl−−−−−−−−−−−−、−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−第
6図 に=2 k・1 第7図 第10図 (a) +1 □ 第 11−閃 e(t)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 周期性ノイズを含む対象信号の当該周期性 ノイズに関して相関のある参照パルスに同期して周期性
ノイズの各位相でのノイズ成分を順次修正して作り出し
てゆく同期式適応手段を有し、この同期式適応手段で作
り出されたノイズ成分を対象信号から減じて目的とする
信号を得る周期性ノイズの除去装置において、 対象信号の平均的なレベルを抽出する平均 レベル抽出手段と、同期式適応手段によりノイズ成分を
作り出すに際してその時点で得られている前記目的とす
る信号から当該時点で平均レベル抽出手段により抽出さ
れている対象信号の平均レベルを減する減算手段とを備
え、この減算手段からの出力信号を同期式適応手段にお
けるノイズ成分の作り出しに寄与する信号とする一方、
同期式適応手段で新たに作り始めたノイズ成分の修正回
数を検出する修正回数検出手段と、この修正回数検出手
段の検出結果に基づいて同期式適応手段におけるノイズ
成分の修正に用いる修正係数を決定する修正係数決定手
段とを備えることを特徴とする周期性ノイズの除去装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274986A JPS62290220A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 周期性ノイズの除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13274986A JPS62290220A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 周期性ノイズの除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62290220A true JPS62290220A (ja) | 1987-12-17 |
Family
ID=15088678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13274986A Pending JPS62290220A (ja) | 1986-06-10 | 1986-06-10 | 周期性ノイズの除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62290220A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003513503A (ja) * | 1999-10-22 | 2003-04-08 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 既知の干渉信号をデジタル中間周波数信号から除去する受信機ならびに手法を備える通信端末 |
JP2005331496A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-12-02 | Nsk Ltd | 回転速度検出装置及び転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
-
1986
- 1986-06-10 JP JP13274986A patent/JPS62290220A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003513503A (ja) * | 1999-10-22 | 2003-04-08 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 既知の干渉信号をデジタル中間周波数信号から除去する受信機ならびに手法を備える通信端末 |
JP2005331496A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-12-02 | Nsk Ltd | 回転速度検出装置及び転がり軸受ユニットの荷重測定装置 |
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