JPS6228905A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープレコーダ等の回転磁気ヘッドによ
り情報に記録再生する磁気記録再生装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は回転磁気ヘッドにより磁気テープの長手方向に
対して傾斜したトラックの第１の部分に第１め情報を記
録又は再生し、第２の部分に第１の情報又は第２の情報
を記録又は再生する磁気記録再生装置において、第１の
部分の所定位置に記録された第１の情報又は第２の情報
のインデックス信号を消去する場合、磁気テープの走行
速度を、第１の情報又は第２の情報を記録又は再生する
速度より遅くするようにし、もって記録されているイン
デックス信号番確実に消去するようにしたものである。

〔従来の技術〕

８ＩＩ１１ビデオテープレコーダの傾斜したトラックに
はり第１の情報が記録される第１の部分と第２の情報が
記録される第２の部分とが形成され、第１の部分はさら
にクロック信号が記録される部分ａと、ＰＣＭオーディ
オ信号等のデータが記録される部分すと、アフターレコ
ーディングのためのマージン部Ｃと、直前のフィールド
のビデオ信号が連続して記録されるビデオオーバラップ
部ｄとに区分されるが、本出願人はこのマージン部Ｃあ
るいはビデオオーバラップ部ｄに所定周波数の信号等よ
りなるインテックス信号を記録することを先に提案した
（特願昭５９−２７７９７２号、特願昭６０−２４６４
号、特願昭６（１−２７２５６号、特願昭６０−１０７
９５４号等）。

ところで−、Ｆ記録したインデックス信号の消去は、回
転消去ヘッドか回転記録再生ヘッドにより行うことにな
る。回転消去ヘッドの取り付は精度が充分でなかったり
、充分であったとしても数トラツクに相当する幅を有す
るときは、隣接している）へラック間の位置ずれ等があ
ると、インデックス信号記録領域に接近して記録されて
いる他の情報まで消去されるおそれがある。そこで情報
を記録再生する回転ヘッドを用いてインデックス信号を
消去することが好ましい。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで情報を記録再生する回転ヘッドの幅は、例えは
長時間記録する場合も同一のヘットを利用する等の機能
的要請から、必ずしもトラックピッチと同一ではなく、
トラックピッチより狭い場合がある。一般的には標準記
録の場合のトラックピッチより狭く、長時間記録の場合
の１〜ラツクピツチより広くされている。

例えば第３図（ａ）に示すように、１−ラックピッチ（
１−ラック幅）が２０μｍであるとき、データ部すに続
くマージン部Ｃに記録されているインテックス信号１ｋ
、１５μｍの幅の回転ヘッドにより消去すると、第３図
（ｂ）に示すように、斜線で表す部分Ｅは消去すること
ができるか、５μｍ　（２，５Ｘ２）の幅の部分Ｒに消
去洩れが残ることになる。

斯かる事態はトラックの幅と回転ヘッドの幅が同一であ
ったとしても、トラッキングがすれた場合には同様に生
起される。インデックス信号が消去されずに残ると、検
索時その消去されなかったインデックス信号が検出され
、誤動作するおそれがある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の磁気記録再生装置を８０Ｉｎビデオテ
ープレコーダに応用した場合のブロック図を表わしてい
る。同図において１１は回転ドラムであり、内部に図示
せぬ記録又は再生用の回転磁気ヘッドが装着されている
。１２は回転ドラム１１を回転させるモータである。】
３と］４は回転ドラム」−１の回転に対応した周波数と
位相の信号を各々出力する周波数発電器とパルス発生器
であり、その出力はサーボ回路１５に供給されている。

サーボ回路１５はモータ１２に回転制御信号を出力する
とともに、複数個の回転磁気ヘッドを切り換えるヘッド
スイッチングパルス（Ｈ８ＷＰ）を出力する。このヘッ
ドスイッチングパルスは必要に応じて設けられる可変遅
延回路１６を介して各回路に供給される。パルス発生回
路１７はスイッチ１８のオン、オフを制御するパルスを
出力する。

１９はマイクロコンピュータ等よりなる制御装置であっ
て、スイッチ２０．２１のオン、オフを制御するように
なっている。２２は情報を記録又は再生する回転磁気ヘ
ッドに供給される信号を増幅する記録アンプである。２
３はインデックス信号発生回路であり、インデックス信
号をスイッチ２０．１８を介して記録アンプ２２に出力
するようになっている。また２４はインデックス信号検
出回路であり、プリアンプ２５の再生信号からインデッ
クス信号を検出するようになっている。２６は発振回路
であり、所定周波数の基準信号を発生し、インデックス
信号発生回路２３に出力している。２７は回転ヘッドよ
り供給される再生信号から記録されている信号の位置を
検出する位置検出回路である。２８はキャプスタンサー
ボ回路であり、磁気テープを駆動するキャプスタンモー
タ２９の回転を制御している。

〔作用〕

しかしてその作用を第２図を参照して説明する。

記録アンプ２２にはビデオ信号、ＰＣＭオーディオ信号
、ＦＭオーディオ信号、トラッキング用パイロット信号
等の記録されるべき信号が、図示せぬビデオ回路、ＰＣ
Ｍ回路、ＦＭ音声回路、ｌ−ラッキング回路等より各々
供給され、これらの信号が回転磁気ヘットにより磁気テ
ープ」二に記録される。この間サーボ回路１５は周波数
発電器］３とパルス発生器１−４か・らの信号を基準信
号と比較し、その誤差信号に対応してモータ１２の回転
を制御する。また制御装置１９はキャプスタンサーボ回
路２８に速度切り換え信号を発し、磁気テープが通常の
記録再生時における速度で走行されるように、キャプス
タンモータ２９を所定の速度で回転させる。再生時にお
いては回転磁気ヘッドからの再生信号がプリアンプ２５
で増幅されてビデオ回路、ＰＣＭ回路、Ｆ’Ｍ音声回路
、トラッキング回路等に供給される。

このようにして信号が記録された磁気テープ上にはその
長手方向に対して傾斜したトラックが形成される。トラ
ックは便宜上、磁気テープの回転ドラム１１に対する巻
回角が約３６度に対応する第１の部分と、約１８５度に
対応する第２の部分とに区分され、前者にはＰＣＭオー
ディオ信号とトラッキング用パイロット信号（ＴＰＳ信
号）が、また後者にはＦＭビデオ信号と、ＦＭオーディ
オ信号と、トラッキング用パイロット信号が各々多重記
録可能となっている。隣接するトラックの一方において
は正の方向に、他方においては負の方向に、各々対応す
る回転磁気ヘッドのアジマス角度が約１０度傾斜してお
り、隣接トラックからのクロストークが少なくなるよう
になっている。

第２の部分には第１の部分に対応する部分を複数個形成
することができる。すなわち第１の部分の長さは第２の
部分の長さの略５倍という整数倍となっており、第２の
部分に第１の部分に対応する部分を５つ形成し、部分ａ
乃至ｄよりなる合計６つの各部分に各々例えばＰＣＭオ
ーディオ信号を記録することもできる。

次にインデックス信号の記録再生動作について説明する
。本発明においてはインデックス信号はトラックの第１
の部分のマージン部Ｃ又はオーバラップ部ｄに記録され
る。以下においてはマージン部Ｃに記録する場合につい
て説明する。マージン部ＣはＮＴＳＣ方式の場合３．０
Ｈ（ＦＡＴ、方式の場合３．６Ｈ）の長さを有する。磁
気テープはキャプスタンサーボ回路２８により制御され
ているキャプスタンモータ２９により通常の記録再生時
における速度で走行される。またサーボ回路１５は、回
転ドラム１１の回転に対応した周波数発電器１３とパル
ス発生器１４の出力から、例えば所定のクロックパルス
を計数することにより必要に応じて所定の遅延時間を得
て、ヘッドスイッチングパルスを出力する。この信号は
可変遅延回路１６を介して各回路に供給される（第２の
部分に第１の部分を複数個形成しない場合は可変遅延回
路１６は必ずしも必要ではない）。

パルス発生回路１７はヘッドスイッチングパルス発生時
から所定時間経過したとき、すなわちマージン部Ｃのイ
ンデックス信号の記録部分Ｉが到来するタイミングにお
いて、所定幅（例えば１゜５′Ｈ）の記録パルスを出力
し、その間スイッチ１８をオンさせる。インデックス記
録操作が手動的又は自動的になされたとき、制御装置１
９はパルス発生回路１７を活性化するとともに、インデ
ックス信号を再生検出するのに必要とする所定の時間（
例えば１０秒）スイッチ２０をオンするから、−８＝ インデックス信号発生回路２３が出力するインデックス
信号が、スイッチ２ｏ、１８を介して記録アンプ２２に
供給される。斯かる動作はインデックス信号を再生検出
するのに必要とされる所定の時間（１０秒）にわたって
行われるので、インデックス信号が部分Ｉに記録された
トラックが所定本数（インデックス信号を再生検出する
のに必要とされる本数）形成される。このとき記録アン
プ２２にはバイアス信号が供給されず、インデックス信
号は磁気テープ上に飽和記録される。このようにインデ
ックス信号を最大の再生出力が得られるように、できる
だけ高いレベルの飽和記録としておくことにより゛、イ
ンデックス信号を検出するとき・、Ｆ’Ｍビデオ信号等
のインデックス信号以外の他の信号と区別するための検
出レベルの設定が容易となり、インデックス信号の検出
精度を向上させることができる。

１本のトラックの全てに例えばＰＣＭオーディオ信号が
記録される場合は、１つのトラックの６つの部分■にお
いてスイッチ１８がオンされるように可変遅延回路１６
が設けられる。この場合においても−に述した場合と基
本的なタイミングが一致しているから、可変遅延回路１
６以外に特別な回路を別に設ける必要はない。

次にインデクス信号の消去が指令されると、制御装置］
９はキャプスタンサーボ回路２８に速度切り換え信号を
発し、磁気テープが通常の記録再生時における速度より
遅い速度（例えば長時間記録時における速度）で走行す
るように、キャプスタンモータ２９を回転させる。そし
てパルス発生回路１７はヘッドスイッチングパルスを基
準として、インデックス信号記録領域が発生するタイミ
ングにおいて消去パルスを発生し、その間スイッチ１８
をオンさせる。勿論位置検出回路２７によりＰＣＭオー
ディオ信号の復調信号から、例えばデータ開始を示す同
期信号、任意に定める特定のデータブロックアドレス等
をデコードする等して得られた信号をタイミングの基準
として、マージン部Ｃの開始点（又はデータ部すの終了
点）を検出させ、この検出信号に同期してインデックス
信号の記録位置を示す消去パルスを生成するようにして
もよい。消去パルスの幅は記録パルスの幅と等しくする
こともできるが、消去洩れを無くし、かつＰＣＭテータ
を消去しないようにするため、その始端部がデータ部す
の終端部から例えば０゜５Ｉ（Ｍれ、その終端部がマー
ジン部Ｃの終端部と一致するように、記録パルスの前後
を例えば０゜５　Ｈずつ延長して２．５Ｈの長さとする
のが好ましい。消去指令が発せられたとき制御装置ｉ１
．９は、スイッチ２０をオンする時間（１０秒）と等し
いかそれより若干長い時間、スイッチ２１をオンさせる
。従って発振回路２６より発生されたインデックス信号
より高い所定周波数の消去信号が、スイッチ２１．１８
を介して記録アンプ２２に供給、記録される。この場合
も記録アンプ２２にはバイアス信号が供給されないが、
消去信号を最適記録電流に相当するレベルにすると、消
去信号が飽和記録されるとともに、インデックス信号が
消去される。消去信号のレベルをそれ以−Ｌにすればイ
ンデックス信号の消去効果がさらに向−ヒするのは勿論
である。

このとき磁気テープは遅い速度で走行されているので、
第２図に示すように、１本の１−ラックのインデックス
信号記録領域に複数個の消去領域Ｅが形成されることに
なり、インデックス信号は確実に消去される（第２図は
走行速度を１／２にした場合を示している）。このとき
の磁気テープの速度を通常時の例えば１／１．５程度に
すると、消去動作のために要する時間がより短くなる。

一方検索時においては、インデックス信号が記録された
磁気テープが回転ドラム１１に巻回されたまま早送り又
は巻き戻される。このときインデックス検出回路２４は
、回転磁気ヘッドからプリアンプ２５を介して供給され
る再生信号からインデックス信号を検知し、検知したと
きその検知信号を制御装置１９に出力する。インデック
ス信号を検出するために、マージン部Ｃのインデックス
信号記録領域１の近傍における再生信号のみをゲ−Ｉ−
抽出する信号として、位置検出回路２７の出力に同期し
て、テープ高速走行時における変動を充分に含むような
広い幅のパルスを生成し、用いるようにしてもよい。

ところでインデックス信号は、ヘラｌくアジマスの影響
を少なくし、早送り又は巻き戻し時においても検出を容
易にするためにはできるたけ低い周波数とすることが望
ましい。しかしながらマージン部Ｃには、２３０　ｋ、
　Ｉｌｚ以下の周波数で高レベルのパイロン１−信号ｆ
、が記録されることが規格上杵されている。このパイロ
ット信号ｆ５は、回転磁気ヘッドの保持部分に圧電素子
等を用いてトラッキング制御する場合において、記録時
に複数の回転磁気ヘッドの高さを制御するためのもので
ある。そこでインデックス信号は、２３０　ｋ　Ｉｌｚ
より高く、パイロット信号ｆ５　と充分に周波数分離で
き、さらにｌ＠　７４０　ｋ　Ｈｚ±５００　ｋ　Ｉｌ
ｚの低域変換色信号とも周波数分離できる周波数の信号
とすることが望まれる。例えばインデックス信号の周波
数を略１．　、２　Ｍ　Ｈｚとすれば、オーディオ信号
により周波数（ＦＭ）変調され、傾斜トラックの第２の
部分に多重記録されるＦＭオーディオキャリアの周波数
１．５ＭＨｚとも充分離間しており、容易に分離検出が
可能である。しかしながら磁気テープ上に記録された信
号は、その周波数が低いと消去効果が低下する。インデ
ックス信号が完全に消去されずに残ると、検索時に誤っ
た動作が行われることになる。そこでインデックス信号
はＦＭオーディオキャリアより高い周波数に選定する。

一方前述したように、インデックス信号の周波数はその
消去信号の周波数より低くする必要がある。また実用的
見地からすれば装置の内部に多くの発振器を設けるのは
得策ではない。そこで例えば記録時に色信号を低域の周
波数に変換する周波数変換回路（図示せず）において基
準信号とされる信号を消去信号とし、それを例えば１／
３に分周した信号をインデックス信号とすることができ
る。斯かる基準信号の周波数はＮＴＳＣ方式の場合３７
８ｆｈ　　（ｆｎは１５．、７３４　ｋＨｚ）　、　Ｐ
Ａ■、方式の場合３７５　ｆｇ　　（ｆｌｌ　は１５．
６２５ｋＨｚ）であるから、そのインデックス信号はＮ
ＴＳＣ方式の場合１．９８３Ｍ比、ＰＡＬ方式の場合１
．９５３ＭＨｚとなる。このようにすれば発振回路２６
が本来周波数変換回路のために出力する基準信号をその
まま消去信号として利用することができるとともに、イ
ンデックス信号発生回路２３にて１／３に分周すること
により容易にインデックス信号を生成することができる
。またこのようにして生成されたインデックス信号は輝
度信号のキャリアから下側に３　Ｍ　Ｈｚ離れており、
そのサイドバンド成分のレベルは低下しているので、イ
ンデックス信号を検出するときの検出レベルを誤検出し
ないように余裕をもって設定することが可能となる。さ
らにこの場合分周比を変える等してインデックス信号と
して複数の周波数を定め、サーチを複数種類にしたり、
重み付けしたりすることが可能である。

尚回転磁気ヘッドによりビデオ信号又はオーディオ信号
を記録する場合にインデックス信号を記録又は消去する
だけでなく、回転磁気ヘッドによりビデオ信号又はオー
ディオ信号を再生する場合にインデックス信号を記録又
は消去するようにすることもできる。後者の場合は微弱
な再生信号出力にインデックス記録信号の漏洩分が影響
するので、インデックス信号供給時はビデオ信号とＦＭ
オーディオ信号を適当にミュートするのがよい。

（効果〕 以上の如く本発明は回転磁気ヘッドにより磁気テープの
長手方向に対して傾斜したトラックの第１の部分に第１
の情報を記録又は再生し、第２の部分に第１の情報又は
第２の情報を記録又は再生する磁気記録再生装置におい
て、第１の部分の所定位置に記録された第１の情報又は
第２の情報のインデックス信号を消去する場合、磁気テ
ープの走行速度を、第１の情報又は第２の情報を記録又
は再生する速度より遅くするようにしたので、記録され
ているインデックス信号を確実に消去することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置のブロック図、第２
図はその磁気テープ上のトラックの模式的平面図、第３
図は従来の装置における磁気チープ」二のトラックの模
式的平面図である。 １１・・・回転ドラム　　１２・・・モータ１３・・・
周波数発電器 １４・・・パルス発生器　１５・・・サーボ回路１６・
・・可変遅延回路 １７・・・パルス発生回路 １８．２０．２１・・・スイッチ １９・・・制御装置　　２２・・・記録アンプ２３・・
・インデックス信号発生回路 ２４・・・インデックス信号検出回路 ２５・・・プリアンプ　　２６・・・発振回路２７・・
・位置検出回路 ２８・・・キャプスタンサーボ回路 ２９・・・キャプスタンモータ 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転磁気ヘッドにより磁気テープの長手方向に対して傾
   斜したトラックの第１の部分に第１の情報を記録又は再
   生し、第２の部分に該第１の情報又は第２の情報を記録
   又は再生する磁気記録再生装置において、 該第１の部分の所定位置に記録された該第１の情報又は
   該第２の情報のインデックス信号を消去する場合、該磁
   気テープの走行速度を、該第１の情報又は該第２の情報
   を記録又は再生する速度より遅くすることを特徴とする
   磁気記録再生装置。