JPS62288568A - 水中の窒素化合物の分析装置 - Google Patents

水中の窒素化合物の分析装置

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JPS62288568A
JPS62288568A JP13195186A JP13195186A JPS62288568A JP S62288568 A JPS62288568 A JP S62288568A JP 13195186 A JP13195186 A JP 13195186A JP 13195186 A JP13195186 A JP 13195186A JP S62288568 A JPS62288568 A JP S62288568A
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Yukihiro Asaoka
浅岡 幸博
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西方 聡
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔発明の属する技術分野〕 この発明は水中に含有される微量の窒素化合物の分析装
置に係り、詳細にはオゾンにより水中の窒素化合物を硝
酸イオン(以下N Ox−と略す)に酸化分解し、この
NCh−を定量することにより水中の窒素化合物を求め
る分析装置に係り、さらに詳細にはオゾン化空気中に含
有される五酸化窒素(以下N z Osと略す)を除去
するための洗浄水の補充あるいは交換の手間を必要とし
ない水中の窒素化合物の分析装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年、湖沼や内海等の閉鎖性水域では豊栄養化が問題と
なっており、水道水の異臭味の発生、魚貝類の死滅等の
障害が発生している。このため、環境庁では豊栄養化防
止対策の一環として昭和57年12月に[湖沼の窒素及
び燐に係る環境基準jを告示し、今後はさらに海域の環
境基準、排水基準などの告示も予定している。したがっ
て、これらの告示により水中の低濃度の窒素、燐を精度
よく測定する必要が生じてきた。
このうち窒素に関しては出願人はすでにオゾン酸化法と
紫外線吸光度法からなる水中の窒素化合物の分析方法及
び装置を考案した。これは試料水のPHをアルカリ性に
してオゾンを試料中に通気し、窒素化合物をNO2−に
分解した後、生成したNO3−を紫外線吸光度法で定量
し、水中の窒素化合物を求めるようにしたもので、懸濁
物質を含む水中の微量の窒素化合物を簡便に、しかも精
度よく測定できるものである。
窒素化合物をN0ff−に酸化するためのオゾンは酸素
または空気を原料としてオゾナイザ−で発生させるが、
オゾナイザ−で得られるオゾン濃度は原料の酸素濃度の
平方根にほぼ比例することから酸素を原料とした場合に
は空気を原料とした場合の約2倍のオゾン濃度が得られ
る。しかしながら、酸素は高価であり、かつ輸送、貯蔵
の面でも取扱いに注意を払わなければならないため、オ
ゾンの原料としては空気を用いることが多い。オゾン原
料として空気を用いる場合には乾燥度が低いとオゾン発
生効率を低下させるために、除湿してから使用される。
また、空気中の窒素はオゾナイザ−で一部N20.に酸
化される。窒素のN20.への転換率は原料となる空気
の乾燥度に依存し、乾燥度が高いと転換率は低くなるが
、通常径られる範囲の乾燥度ではN20.の生成は避け
られない、このN t Osは極めて水溶性が高く、次
式に示すように水に?容けてN O!−になる。
Nff1O,+H20→2H”2NO,−したがって、
窒素化合物をNO3−に分解するために、試料中に直接
オゾン化空気を吹き込むと、N20.に起因するN O
a−分だけ正誤差を与える。
このため、窒素化合物を分解する前に一度オシン化空気
を水洗してN * Osを除去しなければならない。
このような空気をオゾン発生原料としたときの水中の窒
素化合物の分析装置として従来、第4図に示すものが知
られている。今、N!O8除去のための水洗部分につい
てのみ説明すると、第4図においてオゾンの原料となる
空気はブロワ−1で除湿器2に送られ、ここで除湿され
た後、オゾナイザ−3でオゾン化空気となる。このとき
空気中の窒素の一部は酸化されてNzosになっている
。オゾン化空気は切換コック4を通って洗浄ビン5に吹
き込まれて水洗され、N t Osが除去される。Nt
O3の除去されたオゾン化空気は次いで、反応槽6内の
試料水6aに一定時間散気され、試料水6a中の窒素化
合物をNO3−に酸化する。
第4図の従来の分析装置では水洗部分が前述のように構
成されており、このため、乾燥度の高いオゾン化空気が
洗浄ビン5の出口ではほぼ飽和濃度になることから洗浄
液は次第に減少し、さらにまた、No、−の蓄積も起こ
る。
ここで、洗浄液の減少とNO3−の蓄積についてさらに
詳細に説明する。オゾンの原料となる空気は通常、露点
−40℃以下に除湿されることから原料空気の露点を一
40℃とすると、飽和湿度は1.17XIO−’kg/
kg (乾燥空気)と与えられる。また、水洗後のオゾ
ン化空気の温度を25℃とすると、飽和湿度は2.01
X10−”Iqr/kg (乾燥空気)となる。
したがって、乾燥空気1 kgを水洗すると、2.01
 X 10−”−1,17X 10−”q 2.00 
X 10−”kg −20gの洗浄水が減少する。今、
オゾンによる試料水の酸化条件をオゾン化空気通気量を
2.011/分、1試料当りの通気時間を50分/試料
、1日当り24試料を分析するものとすると、1日当り
のオゾン化空気量は2.OX 50 X 24−240
0 J /日となる。一方、1 kgの乾燥空気は25
℃では約8431であるから、1日当りの洗浄水の減少
量は 従来の分析装置ではこのように減少した洗浄水を頻繁に
補充しなければならず、さらにまたN O3−が蓄積さ
れて高濃度になることから時々洗浄水の交換を行わなけ
ればならず、非常に手間がかかるという問題があった。
(発明の目的〕 この発明の目的は、オゾン化空気中に含まれるN t 
Osを除去するための洗浄水の補充あるいは交換の手間
を必要としない、従来技術に存する欠点を改良した水中
の窒素化合物の分析装置を提供することにある。
〔発明の要点〕
前述の目的を達成するため、本発明によれば、酸化分解
反応槽と、この反応槽に連結された、それぞれ、反応槽
に窒素化合物を含有する試料水を導入する試料水導入系
統と、反応槽にアルカリ剤を供給するアルカリ供給系統
と、反応槽にオゾン発生部からのオゾンをオゾン化空気
洗浄部を経て供給するオゾン供給系統と、試料水中の窒
素化合物を定量する硝酸イオン定量部とから構成され、
前記反応槽に導入された試料水中の窒素化合物をアルカ
リ性の条件下でオゾンと接触させて硝酸イオンに酸化分
解し、生成された硝酸イオンを硝酸イオン定量部で定量
する水中の窒素化合物の分析装置において、前記試料水
導入系統とオゾン化空気洗浄部とを連結して試料水を前
記洗浄部に導入し、前記試料水を直接オゾン化空気洗浄
部の洗浄水とすることを特徴とする。
前述の本発明は溶解度が小さく、溶液のPHが中性から
酸性域では自己分解速度も小さいというオゾンの特性に
着目したもので、オゾン化空気を水洗してN t Os
を除去するための洗浄水として試料水を直接利用するこ
とにより、洗浄水の補充あるいは交換を不要としたもの
である。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を添付図面を用いて詳述する。
第1図は本発明にかかる分析装置の一興体例のフローシ
ートであり、第2図はオゾン酸化によるNH4”の分解
率の試料水PHとの関係を表したグラフであり、第3図
はN0ff−の検量線を表したグラフであり、第4図は
公知にかかる分析′vt置のフローシートである。
第1図および第4図において、Aは試料水導入系統、B
はアルカリ供給系統、Cはオゾン供給系統、Dは硝酸イ
オン定量部、Eはオゾン化空気洗浄部であって、試料水
導入系統Aは酸化分解反応槽6に連結され、この反応槽
6に窒素化合物を含有する試料水6aをポンプ10によ
って一定量導入して採取する0本発明装置では、第1図
のように、試料水導入系統Aと後述のオゾン化空気洗浄
部已における洗浄ビン5とをバイブ24によって連結し
て試料水6bを洗浄ビン5に一定量採取し、試料水6b
を直接オゾン化空気洗浄部Eの洗浄水とする。
アルカリ供給系統Bは酸化分解反応槽6に連結され、ア
ルカリ供給タンク11内の水酸化ナトリウム溶液等のア
ルカリ剤11aがポンプ12によって反応槽6内の試料
水6aに添加され、試料水6aのPHを約12に調整す
る。
次に、バルブ19.20が閉じられ、試料水6a中にオ
ゾン供給系統Cからオゾンが通気され、試料水6a中の
窒素化合物をアルカリ性の条件下でN01−に酸化分解
する。オゾン供給系統Cは反応槽6と連結され、この反
応槽6中の試料水6aにオゾンを供給する。オゾンはオ
ゾン供給系統Cにおいて、空気をブロワ−1で除湿器2
に送り、乾燥度を高めた後にオゾン発生部としてのオゾ
ナイザ−3で発生させ、次いでオゾン化空気洗浄部Eに
おける洗浄ビン5内の洗浄水6bに散気管7から散気さ
れ、N 20 sが除去される。このときの洗浄水6b
は前述のとおり試料水そのものである。
例えば、下水二次処理水を洗浄水としたときは、洗浄前
、つまりオゾナイザ−3出口のオゾン濃度49.0■/
lに対し、洗浄後、つまり洗浄ビン5出口のオゾン濃度
は47.5■/1であり、洗浄によるオゾン濃度の減少
は極めて小さく、反応槽6でのオゾン酸化能力に与える
影響は無視できる。
なお、本発明において、試料水6aをアルカリ性にして
オゾンを通気するのはオゾンによる窒素化合物の酸化は
アルカリ性の条件下で行った方が反応速度が大きいため
である。第2図にアンモニウムイオン(N H4”) 
10g  N / 1の、標準液のPH2,5乃至12
.8の範囲で変化させオゾンを60分間通気したときの
NH,°の分解率を示す。この結果によれば、溶液のP
Hが4付近からNH4”はオゾンにより酸化分解され、
PH11以上ではN Ha ”の90%以上が分解され
る。また分解されたNH,”はN Os−になっている
、したがって、水中の窒素化合物をオゾンで分解するた
めには溶液のPHを11以上にすればよいことがわかる
N20.が除去されたオゾン化空気は切換コック4を経
て、反応槽6内の散気管8から試料水6a中に散気され
試料水6a中の窒素化合物をN O、−に酸化分解する
。このようにして一定時間オゾンを通気して窒素化合物
の酸化が完了したら、バルブ21を開けて酸供給タンク
13内の塩酸等の酸をポンプ14によって供給し、試料
水6aのPHを2乃至3に調整する。このPHm整によ
り残留する水酸化物等のコロイド粒子は溶解し、有機物
の分解により生じた炭酸イオンは二酸化炭素として大気
中に放出される。
このようにして処理された試料水6aは次いで、硝酸イ
オン定量部りにおいて紫外線の吸光度が測定サレ、N0
ff−の定量が行われる。すなわち、バルブ22が開け
られ、試料水6aはポンプ15によって紫外線吸光度計
16に送られて吸光度が測定される。この吸光度は記録
計17に記録され、例えば第3図に示したNO2−の検
量線からNO3一定量が行われ、試料水6a中の窒素化
合物量が求められる。
定量が終了した試料水6aは紫外線光度計16から排液
として排出される。なお、一定量以上の洗浄液すなわち
、試料水6bもまた、オーバフローしてバルブ23を通
して排液となる。第1図および第4図において、9はオ
ゾン分解炉であり、反応槽6の余剰のオゾンは切換コッ
ク18を経てオゾン分解炉9で分解され、大気中に放出
される。
[発明の効果〕 以上のとおり、本発明は試料水導入系統とオゾン化空気
洗浄部とを連結して試料水を前記洗浄部に導入し、試料
水を直接オゾン化空気洗浄部の洗浄水として利用するよ
うにしたから、洗浄水の補充や交換の必要性がなくなり
、実用上極めて有用な装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一興体例のフローシート、第2図
はオゾン酸化によるNH,”の分解に及ぼすPHの影響
を表したグラフ、第3図はN Os−の検量線、第4図
は従来装置のフローシートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸化分解反応槽と、この反応槽に連結された、それぞれ
    、反応槽に窒素化合物を含有する試料水を導入する試料
    水導入系統と、反応槽にアルカリ剤を供給するアルカリ
    供給系統と、反応槽にオゾン発生部からのオゾンをオゾ
    ン化空気洗浄部を経て供給するオゾン供給系統と、試料
    水中の窒素化合物を定量する硝酸イオン定量部とから構
    成され、前記反応槽に導入された試料水中の窒素化合物
    をアルカリ性の条件下でオゾンと接触させて硝酸イオン
    に酸化分解し、生成された硝酸イオンを硝酸イオン定量
    部で定量する水中の窒素化合物の分析装置において、前
    記試料水導入系統とオゾン化空気洗浄部とを連結して試
    料水を前記洗浄部に導入し、前記試料水を直接オゾン化
    空気洗浄部の洗浄水とすることを特徴とする水中の窒素
    化合物の分析装置。
JP13195186A 1986-06-09 1986-06-09 水中の窒素化合物の分析装置 Granted JPS62288568A (ja)

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