JPS62287064A - 真空蒸着用容器 - Google Patents

真空蒸着用容器

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JPS62287064A
JPS62287064A JP13099486A JP13099486A JPS62287064A JP S62287064 A JPS62287064 A JP S62287064A JP 13099486 A JP13099486 A JP 13099486A JP 13099486 A JP13099486 A JP 13099486A JP S62287064 A JPS62287064 A JP S62287064A
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JP
Japan
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container
calcia
evaporated
substance
vessel
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JP13099486A
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JPH0343342B2 (ja
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Toru Degawa
出川 通
Akio Hashimoto
昭夫 橋本
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は真空蒸着用容器に係り、特に真空蒸着において
蒸発させる物質を保持するための容器において、その高
温安定性や保持物質への汚染=1’1.を改善した真空
蒸着用容器に関する。
[従来の技術] 金属等の部材表面の耐摩耗性、耐真性等の薄着性の向上
、あるいは装飾美化のために、その表面に他の金属等の
被覆膜を形成する技術は古くから行われている。
この被覆膜の形成方法としては、近年、真空蒸着(PV
D)、スパッタリング、化学蒸着(CVD)のような気
相めっき法か重視されており、これらのうち、真空蒸着
法は、 ■ 物理的操作だけで皮膜を形成できるので水素脆性の
心配がない。
■ 被蒸着面を特に加熱する必要かない。
■ 膜厚が比較的均一である。
■ 非導電性の物体にも被覆できる。
■ 得られる膜面は光沢が優れ、変色か少ない。
等の特徴を有し、極めて有利な方法である。このため、
真空蒸着法は、表面反射鏡、lノンズの反射防止膜や各
種のフィルター、その他、最近ではプラスチック製品、
装飾品、おもちゃ、ネームプレート、更にペーパーコン
デンサー、抵抗器、セレン整流器、印刷回路等の電気製
品等に広く応用されている。
真空蒸着の工業的装置では、均一に皮膜が形成てぎるよ
うに被蒸着体を回転する装置、あるいは長尺ものを連続
的に蒸着する装置な糾み込んたものがある。蒸発源の加
熱方法には、抵抗加熱、高周波銹導加熱、電子線加熱及
び輻射加熱などの方法が採用されている。現在、蒸発さ
せる金属としてアルミニウムが大部分を占めているが、
その他、亜鉛、金、銀、クロム、ニッケル、銅、セレン
、フッ化マグネシウム、硫化亜鉛、−酸化ケイ素などが
使用される。
しかして、これらの蒸発させる物質を保持するための真
空蒸着用容器の材質としては、従来、水冷銅やAl12
0s、ZrO2、MgO等の酸化物系セラミック、Si
3N+、BN% SiC等の窒化物系又は炭化物系セラ
ミックが採用されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の真空蒸着用容器のうち、水冷銅よ
りなるものは、金属等の蒸発物質の温度を高温まで上昇
させ難く、電子ビーム等が当った場合には銅が溶解して
溶湯中に取り込まれ、溶湯を汚染する場合があるため、
高純度の蒸着面が得られないという欠点がある。
また、Al120s等の酸化物系セラミック製容器では
、これらの金属酸化物が高温で溶融、分解したり、金属
等の蒸発物質と反応し易いために、使用上限温度が低く
、また、活性金属に対する耐食性が低く溶解中に不純物
質を混入させる等の理由により、保持し得る金属の種類
に制限がある。
Si3N+等のセラミックもまた、高温で分解し易く、
特に真空中では易分解性となるため、高温での使用に耐
えないという問題がある。
このため、従来の真空蒸着用容器では、容器内に保持す
る蒸発物質を汚染することなく、また高温溶解を可能と
することにより、良好な真空蒸着面を効率的に形成する
ことが極めて難しかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来の問題点を解決するものであって、真
空蒸着において蒸発させる物質を保持するための容器の
内壁面のうち少なくとも蒸発させる物質と接触する部分
をカルシア質耐火物で構成したものである。
以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
なお、本明細書において「%」は[重量%」を示す。
第1図は本発明の実施例に係る真空蒸着用容器の縦断面
図である。
本発明の真空蒸着用容器1は、その内壁面のうち少なく
とも蒸発させる物質と接触する部分が、カルシア質耐火
物2で構成されている。
本発明において、カルシア質耐火物としては、カルシア
(Cab)を40%、とりわけ60%以上含むものが好
適である。また、活性の高い金属等を蒸発させる場合に
はカルシア含有量が90%以上、とりわけ98%以上の
高純度カルシア質耐火物を用いるのが好ましい。カルシ
ア質耐火物に含有されるその他の成分のうち、特に真空
中で分解し易い、SiO2、MgO%AJ220s、T
iO2、B2O3等の含有量は、各々1%以下、総量で
5%以下とするのが好ましい。また、ZrO2は真空中
で比較的安定であるが、溶湯との反応、特にCとの反応
を起こし易いことから多量の含有は望ましくはい。一般
に、カルシア質耐火物中のZrO2含有量は10%以下
とするのが好ましい。
本発明において、カルシア質耐火物としては、石灰石、
消石灰、生石灰等を焼結したカルシア耐火物の他、電融
カルシア等の実質的にカルシアのみからなるカルシア系
耐火物が好適であるが、その化ラルナイト耐火物(安定
化2CaO・5IO2)、メルウィナイト耐火物(3C
aO・MgO・2Si02)、CaOを富化したドロマ
イト耐火物等を用いることもできる。
なお、これらのカルシア質耐火物を用いて本発明の容器
を製造するにあたり、バインダーの使用量も低減させる
のが好ましく、CaF2以外のバインダーは0.2%以
下とするのが好ましい。
CaF2は分解し難いことから、2%以下程度の使用量
であれば、バインダーとして好適である。
第1図に示す実施例においては、カルシア質耐火物2よ
りなる内容器を黒鉛3からなる外容器で被覆一体化した
構成としている。このように黒鉛製外容器を設けること
により、カルシア質耐火物容器の強度を補強することが
できる。
即ち、カルシア質耐火物を、CaO単体でその純度を向
上させてゆくと、焼結が難しくなり、得られる容器の機
械的強度が低下してくる。このため第1図に示すように
、黒鉛3等による補強部材でバックアップすることが必
要となる場合がある。この補強部材の材質としては、内
容器のカルシア質耐火物と反応しTAffいものか好ま
しく、この点から黒鉛は極めて好適である。黒鉛を用い
た場合には、高周波加熱や抵抗加熱用の容器としても使
用できるという効果もある。補強部月の材質としては、
その他、ZrO2、MgO等も採用できる。これらはC
aOとの共晶点が高く、カルシア質耐火物が電子ビーム
等で高温にさらされても共晶反応が起こり、融点の低下
か少ないため、十分に高温度下での使用に耐え得る。
本発明の真空蒸着用容器の形状は第1図に示すものに何
ら限定されず、飛型、坩堝型、また、把手付、半蓋付の
もの等、従来より真空蒸着に用いられているあらゆる容
器形状に適用できる。
また、使用する際の加熱手段としては、電子ビーム加熱
か最適であるが、第1図に示す如く、黒鉛等の導電性部
材を設けることにより、高周波加熱、抵抗加熱等、あら
ゆる加熱手段を採用することができる。
[作用] カルシアは高温でも安定であり、しかも真空中で極めて
安定で分解し難い。しかも、黒鉛やMgO,ZrO2等
に対する安定性も高い。このため、本発明のカルシア質
耐火物で内壁面が構成された真空蒸着用容器によれば、 ■ 容器内に保持する蒸発物質の溶湯を汚染するコトが
なく、高純度の蒸気が得られるため、良好な蒸着面を形
成することができる。
■ 万一、電子ビーム等があたって、一部が、2600
℃以上の高温にさらされるようになっても、分解するこ
とはなく、溶解して蒸発物質の溶湯上に浮上するのみで
あるので、蒸着に悪影響を及ぼすことがない。
■ 黒鉛やMgO1ZrO2等に対する反応性が著しく
低いため、これらの部材を複層化することにより、補強
あるいは導電処理することが容易である。
等の優れた利点を有する。
[実施例] 以下、実施例及び比較例について説明する。
実施例1 第1図に示すようなカルシア質耐火物2の内容器と黒鉛
3の外容器で構成さねた容器を用いて真空蒸着を行った
即ち、容器中に蒸発物質としてN+−80wt%Cr合
金を入れ、真空蒸着装W(電子ビーム、加熱方式)に設
冒して、アルミナセラミック製の板材表面に真空蒸着膜
を形成した。
得られた蒸着膜の成分分析結果を第1表に示す。
なお、用いたカルシア質耐火物の紹或は第2表に示す通
りである。
比較例1.2 第2表に示す組成のセラミックスで構成された容器を用
いたこと以外は実施例1と同様にして真空蒸着を行った
得られた蒸着膜の成分分析結果を第1表に示す。
第  2 “製 第1表より、本発明の真空蒸着用容器によれば、蒸発物
質の溶湯の汚染を防いで、高純度の蒸着膜を形成するこ
とができることか明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の真空蒸着用容器は、容器内
壁面のうち少なくとも蒸発させる物質と接触する部分が
カルシア質耐火物で構成され・Cいるものであって、カ
ルシアの極めて優れた安定性のために、容器内に保持す
る蒸発物質の溶湯を汚染することがなく、高純度の蒸気
が得られるため、良好な蒸着面を効率的に形成すること
ができる。
しかも、黒鉛等に対する反応性が著しく低いことから、
これらを複合化することにより、補強、導電化を図るこ
とができ、極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る真空蒸着用容器を説明す
る断面図である。 1・・・真空蒸着用容器、 2・・・カルシア質耐火物、  3・・・黒鉛。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空蒸着において蒸発させる物質を保持するため
    の容器であって、容器内壁面のうち少なくとも蒸発させ
    る物質と接触する部分がカルシア質耐火物で構成されて
    いることを特徴とする真空蒸着用容器。
JP13099486A 1986-06-05 1986-06-05 真空蒸着用容器 Granted JPS62287064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13099486A JPS62287064A (ja) 1986-06-05 1986-06-05 真空蒸着用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13099486A JPS62287064A (ja) 1986-06-05 1986-06-05 真空蒸着用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62287064A true JPS62287064A (ja) 1987-12-12
JPH0343342B2 JPH0343342B2 (ja) 1991-07-02

Family

ID=15047447

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JP13099486A Granted JPS62287064A (ja) 1986-06-05 1986-06-05 真空蒸着用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ545528A (en) 2003-07-30 2008-11-28 Graham Packaging Co Container handling system for plastic containers with projections extending from the bottom, filled with hot liquids

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0343342B2 (ja) 1991-07-02

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