JPS6228460A - 布帛のヒ−トセツト方法及びその装置 - Google Patents

布帛のヒ−トセツト方法及びその装置

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JPS6228460A
JPS6228460A JP16832485A JP16832485A JPS6228460A JP S6228460 A JPS6228460 A JP S6228460A JP 16832485 A JP16832485 A JP 16832485A JP 16832485 A JP16832485 A JP 16832485A JP S6228460 A JPS6228460 A JP S6228460A
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JP
Japan
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fabric
heat
nozzle
cooling
liquid particles
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JP16832485A
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English (en)
Inventor
山中 恵司
細井 行雄
伊沢 幸広
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Tokai Senko KK
Original Assignee
Tokai Senko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、布帛にヒートセントを施すための方法及びこ
の方法に使用する装置の一つである冷却装置に関するも
のである。
(ロ)従来の技術 布帛にヒートセットを施す目的は、主に布帛の熱収縮性
の改善のためであり、その他防皺性やウオツシュアンド
ウェア性の向上或いはピリングの減少等のためである。
従来より行われている布帛のヒートセット方法は、巾方
向に張力を加えて加熱処理を施し、次いでこの張力を解
放した後例えば水冷ロールに接触させて布帛を冷却する
というものである。しかるに最近、布帛を構成する繊維
として種々のものが開発され、このような新しい繊維を
用いた布帛にあっては上記した従来技術のヒートセット
方法では十分なセント効果を得られないということがあ
った。
ヒートセット効果を十分に発揮させるためには、布帛に
中方向の張力を加えたまま布帛を冷却すればよいことが
知られている。そこで加熱後、張力を解放する前に空冷
を行うことを試みたが、この方法でも未だ十分なヒート
セット効果を得ることはできなかった。又、冷却を促進
するためにいわゆるドライアイスの如き固体炭酸から発
生ずる冷気体を用いて冷却することも試みたが、空冷の
場合と同様ヒートセット効果は十分でなかった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 これらの冷却方法では十分なヒートセット効果が得られ
ない原因は、張力を加えた状態で布帛が十分に冷却され
ていないことによるものと思われる。即ち、ヒートセン
ト工程において加熱後の冷却時間は比較的短時間であり
、布帛に冷気体を接触させても冷却速度が遅いため、布
帛は十分に冷却されず、従って十分なヒートセント効果
が得られないものと考えられるのである。
そこで本発明は、中方向に張力が加わった状態の布帛に
液体粒子を接触させて、その粒子が蒸発するとき布帛か
ら熱を奪う(潜熱)ことを利用して、冷却速度を飛IM
的に向上させて布帛を短時間で十分に冷却し、十分なヒ
ートセット効果を得ようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用即ち、本発
明は、中方向に張力を加えた状態下で布帛を加熱し、次
いで前記状態下のまま布帛に微細な液体粒子を噴霧して
前記布帛を冷却することを特徴とする布帛のヒートセッ
ト方法及びこのヒートセット方法に使用する一冷却装置
に関するものである。
本発明に用いる布帛としては、紡績糸、モノフィラメン
ト糸、マルチフィラメント糸等により製織、製編された
編織物が用いられる。又、糸の構成繊維としては、どの
ようなものでも用い得るが、特に熱可塑性繊維を用いた
場合に本発明の効果が顕著である。これは熱可塑性繊維
が本発明による熱的作用を受は易いためである。
本発明においては、まず布帛の中方向に張力を加えた状
態下で加熱を施す。巾方向に張力を加えるには、布帛の
両耳部を把持して引っ張ればよいのであるが、具体的に
はピン式テンタやクリップ式テンタを用いて行えばよい
。張力は従来のヒートセット方法の場合と同程度加えら
れる。加熱は、湿熱や乾熱による方法、飽和蒸気や加熱
蒸気による方法或いは赤外線による方法等が適宜に採用
し得る。加熱温度は、布帛がヒートセット効果後の工程
で曝される温度よりも30℃程度高い温度となるよう設
定する。具体的には、用いた構成繊維にもよるが、約1
20〜230“C程度である。
次いで加熱時に加えた張力を解放することなく、緊張状
態で布帛に微細な液体粒子を噴霧する。粒子伏で用いる
液体は、沸点が約170’C以下程度のものがよく、具
体的には水、トルエン、四塩化炭素等の粒子が用いられ
る。沸点が170℃を超えるものを用いると加熱された
布帛と接しても蒸発しない場合があり、布帛から潜熱を
奪い取って布帛を冷却するという効果を十分に奏し得な
い場合がある。又、液体は取り扱い易さの面から有機溶
剤系のトルエン等よりも水が最も好ましい。液体粒子は
微細な状態で布帛に噴霧されるのであるが、粒子径で言
えば700μ以下程度である。700μを超える比較的
大粒の液滴状のものは蒸発量が少なく、その結果布帛か
ら奪う潜熱量が少なくなり布帛を冷却するという効果が
減退する。本発明において特に好適な粒子径は100〜
300μ程度である。
本発明に係るヒートセント方法を実施する装置のy!4
要は第1図に示す如きものである。即ち、乾熱テンタ式
、過熱芸気テンタ式等の加熱装置(11に布帛(3)を
導入し、その際布帛(3)は、ビン、クリップ等の布帛
耳部把持装置(4)により中方向に張力が加えられてい
る。そして加熱装置(11を出ると直ちに冷却装置(2
)によって微細な液体粒子が布帛(3)に噴霧されて布
帛(3)は冷却される。その後布帛(3)には、所望に
より染色加工や仕上加工等の後加工が施されるわけであ
る。勿論、染色加工や仕上加工後の再ヒートセノト工程
においても本発明に係るヒートセント方法を用い得るこ
とは言うまでもない。
本発明に係るヒートセット方法に使用する一冷却装置(
2)は第2図に示す如き態様で構成されている。走行す
る布帛(3)の下側にノズル(5)が設置されている。
ノズル(5)は液体の噴霧領域に一定の圃界があるため
、布帛の中方向に均一に液体粒子を噴霧するには、複数
個のノズル(5)を巾方向に並列に設置、例えば巾方向
に5〜20個程度適宜の間隔で並列に設置するのがよい
。又、液体粒子をなるべく長時間布帛(3)に噴霧する
ためには、布帛(3)の進行方向にもノズル(5)を適
宜の間隔で並列に設置しておくのがよく、例えば2〜1
0個程度(図面では5個)並置するのがよい。ノズル(
5)としては、二流体ノズルであってもよいし、勿論−
流体ノズルであってもよいことは言うまでもない。
ノズル(5)から噴出する液体は、液体粒子の形状又は
末拡がりの液体柱状流の形状となる。この噴出流体をそ
のまま布帛(3)に噴霧すると、比較的大きな液滴が布
帛(3)に付着する場合があり、布帛(3)の冷却効果
が減退したり又は布帛(3)にじみが残ることもあるの
で、比較的均一で且つ微細な液体粒子とするためフィル
ター(6)をノズル(5)と布帛(3)の間に設置する
。勿論、ノズル(5)が均一で微細な液体粒子を噴出す
る場合はフィルター(6)は不要となるのであり、本発
明に係るヒートセット方法を実施する他の態様の冷却装
置においてはフィルター(6)が存在しないものもある
ことは言うまでもない。
フィルター(6)としては、例えば30〜50メツシュ
程度のネットが用いられる。ノズル(5)からの噴出流
体が液体粒子である場合、大きな粒子はフィルター(6
)に衝突して分散し微細な液体粒子となり、又噴出当初
から微細な液体粒子はそのままフィルター(6)を通過
して、布帛(3)に噴霧される。又、ノズル(5)から
の噴出液体が柱状流である場合は、これがフィルター(
6)に衝突して分散し、フィルター(6)を通過する程
度の微細な液体粒子となって布帛(3)に噴霧される。
ノズル(5)から噴出する液体はポンプ(7)によって
液体導入管(8)を通ってノズル(5)に導入される。
第2図に図示する態様の冷却装置において、ノズル(5
)はノズル固定枠(9)によって固定され、このノズル
固定枠(9)はノズル昇降装置0ωに取り付けられてい
る。これによりノズル(5)の位置が調節でき、布帛(
3)の種類によって最も好適な液体粒子の噴霧状態とな
るようにし得る。尚、ノズル(5)と共にフィルター(
6)の位置も調節できるようにしておくと噴霧状態をよ
り一層変更することができ好ましいものである。
ノズル(5)の下方には受は皿(12)を設け、落下し
た液滴を回収し、液体排出口(11)によって排液する
ことができる。又、冷却装置(2)及び布帛(3)の近
傍に排気口(図示せず)を設けておけば、布帛(3)の
雰囲気が比較的乾燥状態となるので噴霧した液体粒子が
蒸発、気化し易くなり好ましい。
(ホ)実施例 布帛としてポリエステル/綿(混率ポリエステル繊維6
5%、綿繊維35%)186本ブロード生機(生地規格
・・・45X45/ 110X76)を用い、この布帛
をビン式テンタ内に導入し、布帛の両耳部をビンで把持
して布帛に15kg/ 112em巾の張力を加えて、
温度220℃に加熱した。次いでビン式テンタの出口で
ノズル径0.311のノズル(ノズル口径’A 1nc
h。
噴角115 ’ )を用い噴出圧力20kg/c己(ゲ
ージ圧)で水を噴出させ、30メソシユのネットよりな
るフィルターを用いて水粒子を布帛に噴霧した。尚、布
帛とフィルター間の距離は20ω、フィルターとノズル
間の距離は20cmである。
又、比較例として水を噴出しない以外は上記実施例と同
様の方法で布帛にヒートセットを行った。
その結果第1表に示す。
次に上記実施例及び比較例の方法でヒー1へセソ第1表 (注)1)見掛中・・・洗濯前の巾 2)洗濯収縮率・・・JIS L 1042 F−3法
に準拠3)熱収縮率・・・JIS L 1057 A−
1法にfP、拠トを行った布帛を後加工した場合の巾の
変化を第2表に示す。
以上から、実施例に係るし−トセント方法では比較例の
場合に比べて中方向の各種収縮率が改善され、その結果
ヒートセット後の後加工においても巾の変化が少ないこ
とが確認された。
(へ)発明の効果 本発明に係るピー1−七ソト方法は、布帛の[11方向
に張力を加えた状態下で加熱すると共に、その後微細な
液体粒子を布帛に噴霧するので、張力の加わった状態で
布帛が冷却される。しかも液体の第2表 (注)4)fa存在中・・洗濯後の巾 5)染色加工・・・ベーキング法で210℃、2分間加
熱。
6)仕上加工・・・160℃で2分間加熱潜熱を利用し
て布帛を冷却するため、布帛が短時間で冷却される。従
ってヒートセット工程から次工程に至るまでにほぼ完全
に冷却され、優れたセット効果を得ることができ、各種
収縮性が改善され、又次工程での巾の変化の少ない布帛
を得ることが可能となる。
又、本発明のヒートセット方法に使用する一態様の冷却
装置は、ノズルとフィルターとを用いて布帛に均一で微
細な液体粒子を噴霧することができるので、布帛の冷却
効果をより一層促進させることができるという効果を奏
する。さらにこの装置を走行する布帛の下方に設置した
鳩舎には、フィルターやフィルター固定棒に付着した液
滴が布帛上に落下する恐れが全くなく、付着した液滴に
よる布帛のしみ発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るヒートセット方法を実施する際に
用い得る装置の概要図、第2図は本発明に係るヒートセ
ット方法に使用する一冷却装置の概略図である。 (11・・・加熱装置、(2)・・・冷却装置、(3)
・・・布帛。 (4)・・・布帛耳部把持装置、(5)・・・ノズル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巾方向に張力を加えた状態下で布帛を加熱し、次
    いで前記状態下のまま布帛に微細な液体粒子を噴霧して
    前記布帛を冷却することを特徴とする布帛のヒートセッ
    ト方法。
  2. (2)液体を布帛に向けて噴出するノズルと、前記ノズ
    ルより噴出された液体を微細な液体粒子として分散させ
    るフィルターとを具備することを特徴とする布帛のヒー
    トセット方法に使用する冷却装置。
JP16832485A 1985-07-30 1985-07-30 布帛のヒ−トセツト方法及びその装置 Pending JPS6228460A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022187981A1 (zh) * 2021-03-06 2022-09-15 苏州昕通信息科技有限公司 一种纺织设备的冷却降温装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4957186A (ja) * 1972-10-07 1974-06-03
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JPS576276A (en) * 1980-04-23 1982-01-13 Doraberuto Zoeene Method of and apparatus for improving quality of strip material

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