JPS62284504A - 発振回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） 本発明は、所定の基本周波数で発振する発振回路から、
基本周波数に対する所定の高調波の発振波が出力されな
いようにした発振回路に関するものである。

（従来の技術） 第３図に、従来の発振回路の一例の回路図を示す。第３
図において、１／２波長の分布定数線路ｌの一端がコン
デンサ２を介して接地され、他端が可変容量ダイオード
３を介して接地されて共振回路が形成されている。さら
に、分布定数線路１の一端は、コンデンサ４を介して発
振用トランジスタ５のベースに接続されていや。この発
振用トランジスタ５のベースとエミッタ間およびエミッ
タとコレクタ間には、それぞれコンデンサ６．７が介装
され、コレクタは接地されている。

また、発振用トランジスタ５のベースおよびエミッタに
は、バイアス抵抗８．９およびエミッタ抵抗ｌＯにより
、動作電圧端子１１から適宜なバイアス電圧および駆動
電力が与えられてい“る。そして、可変容量ダイオード
３には抵抗１２を介して同調電圧端子１３から同調電圧
が与えられている。上記の構成により発振回路が形成さ
れ、分布定数線路１に添って配設された結合線路・１４
の一端に接続された出力端子１５から発振波が出力され
る。

かかる構成において、基本周波数の分布定数線路１に対
する電圧分布は、第４図のごとく、分布定数線路１の実
際の線路長２と可変容量ダイオード３による基本周波数
に対する仮想線路長２′を合わせた中点が零となり、両
端が最大となっている。また、発振トランジスタ５の非
直線歪により第２次高調波ならびに高次の高調波が発生
している。そして、例えば第２次高調波の分布定数線路
ｌに対する電圧分布は、第５図のごとく、分布定数線路
１の実際の線路長２と可変容量ダイオード３による第２
次高調波に対する仮想線路長１″を合わせた中点と両端
が最大となっている。

したがフて、出力端子１５から基本周波数の発振波とこ
の基本周波数の高調波の発振波がともに出力される。

（発明が解決しようとする問題点） ここで、上記基本周波数と高調波の発振波をともに出力
する従来の発掘回路を局部発振回路として用いた周波数
変換回路の問題点を７ＪＪ６図を参照して説明する。第
６図において、局部発振回路２０より基本周波数ｆｌお
よび第２次高調波２ｆｌの発振波が出力されて混合回路
２Ｉに与えられる。また、入力端子２２に与えられた信
号からフィルタ２３で周波数ｆｉｎの信号が抽出されて
混合回路２１に与えられる。そして、混合回路２１で周
波数ｆｉｎの信号と周波数ｆｌ、２ｆｌの発振波が混合
されて、ｆｏｕｔ　　＝　ｆ　ｌ　〜ｆ　ｉｎとｆ’　
　ｏｕｔ　　＝２ｆｌ　〜ｆｉｎの周波数の信号に変換
される。この周波数ｆ’ｏｕｔが周波数ｆｉｎと同−若
しくは近接していると、第６図破線のごとく、フィルタ
２１を逆方向に通って入力端子２２に出力される。この
結果、周波数変換回路の出力信号は帯域内ビートを生じ
させる。このような理由から、発振回路から所定の高調
波の発振波が出力されないことが望まれている。

本発明の目的は、上記の従来の発振回路の問題点を解決
すべくなされたもので、所定の高調波の発振波が出力さ
れないようにした発振回路を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明の発振回路は、分
布定数線路を含む共振回路を備えて所定の基本周波数で
発振する発振回路において、前記基本周波数に対する所
定の高調波の１／４波長の長さのオープンスタブ若しく
は所定の高調波の１／２波長の長さのショートスタブを
、前記分布定数線路上で前記所定の高調波の電圧分布が
零でない位置に配設して構成されている。

（作用） 所定の高調波の１／４波長の長さのオープンスタブ若し
くは所定の高調波の１／２波長の長さのショートスタブ
を分布定数線路上で所定の高調波の電圧分布が零でない
位置に配設したので、所定の高調波が減衰され、発振回
路から所定の高調波の発振波が出力されない。

（実施例の説明） 以下、本発明の実施例を第１図および第２図を参照して
説明する。第１図は、本発明の発振回路の一実施例の回
路図であり、第２図は、第１図における第２次高調波め
分布定数線路に対する電圧分布を示す図である。第１図
および第２図において、第３図ないし第５図と同一回路
には同一符号を付して重複する説明を省略する。

第１図において、第３図と相違するところは、分布定数
線路１に第２次高周波の１／４波長の長さのオープンス
タブ１６を設けたことにある。そして、このオープンス
タブ１６は、第２図に示すごとく、分布定数線路１の実
際の線路長２と可変容量ダイオード３による第２次高調
波に対する仮！ＪＡａ路長Ｕ″を合わせた中点、すなわ
ちオープンスタブ１６が設けられていないときに第２次
高調波の電圧分布が最大となる点に配設されている。

かかる構成により、発振トランジスタ５の非直線歪によ
り第２次高調波が生じても、オープンスタブ１６によっ
てｇ衰されて分布定数線路１上の電圧分布はいずれの位
置でも名となる。そして、電圧分布が最大となる位置に
オープンスタブ１６を配設することで、第２次高調波を
最も良く減衰させることができる。したがって、発振回
路から第２次高調波の発振波は出力されない。

なあ、上記実施例では、第２次高調波の発振波を出力さ
せない発振回路として説明したが、出力させない高調波
は第２次以外の高調波であっても良く、オープンスタブ
１６の長さを出力させない所定の高調波の１７４波長と
すれば良い。さらに、オープンスタブ１６に代えて、所
定の高調波の１／２波長の長さのショートスタブを用い
て所定の高調波を減衰させるようにしても良い。さらに
、上記実施例のごとく、オープンスタブ１６若しくはシ
ョートスタブを所定の高調波の電圧分布の最大となる位
置に配設したときに最も良く所定の高調波を減衰させる
ことができるが、電圧分布が零でない位置に配設すれば
、所定の高調波を減衰させることは可能である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の発振回路によれば、オー
プンスタブ若しくはショートスタブで減衰されて所定の
高調波の発振波が発掘回路から出力されないので、周波
数変換回路の局部発振回路として用いても、従来のこの
種の発振回路のごとく、帯域内ビートを生じることがな
いという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の発振回路の一実施例の回路図であり
、第２図は、第１図における第２次高調波の分布定数線
路に対する電圧分布を示す図であり、第３図は、従来の
発振回路の一例の回路図であり、第４図は、第３図にお
ける基本周波数の分布定数線路に対する電圧分布を示す
図であり、第５図は、第３図における第２次高調波の分
布定数線路に対する電圧分布を示す図であり、第６図は
、従来の発掘回路を局部発振回路として用いた周波数変
換回路の問題点を説明する図である。 １：分布定数線路、 ２．４，６，７：コンデンサ、 ３：可変容量ダイオード、 ５：発振用トランジスタ、 １６：オープンスタブ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）分布定数線路を含む共振回路を備えて所定の基本
   周波数で発振する発振回路において、前記基本周波数に
   対する所定の高調波の１／４波長の長さのオープンスタ
   ブ若しくは所定の高調波の１／２波長の長さのショート
   スタブを、前記分布定数線路上で前記所定の高調波の電
   圧分布が零でない位置に配設したことを特徴とする発振
   回路。
2. （２）前記オープンスタブ若しくはショートスタブを、
   前記分布定数線路上で前記所定の高調波の電圧分布が最
   大となる位置に配設したことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の発振回路。