JPS62284133A - 湯水混合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は湯と水を混合して適温を得るとともに、混合湯
の供給、停止を制御する湯水混合装置に関するものであ
る。

従来の技術 従来この種の湯水混合装置に関連した装置として、第３
図に示すようなものがあった。（例えば実公昭６１−２
４３８号公報） 給水路１から供給される水は、電磁弁２を経て給水対象
に供給される。給水路１の途中には、水流量を検出し、
その水流量に対応した流量信号を出力する流量検知手段
３が設けられている。設定器４で得たい流量積算値を設
定し給水を開始すると、流量検知手段３で検出された流
量が制御器５で積箕され、設定器４で設定した流量積算
値に到達した時点で電磁弁２を閉成し、所定量の水を浴
槽に張るものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、次のような問題点
を有していた。

（１）水しか供給できないため、風呂釜で適温まで沸か
す必要があり、不便で時間がかかった。

（２人が不在であっても、ある時刻が来たら給水を開始
したり停止したりする定時給湯ができないため、不便で
あった。

なお混合水栓として湯と水の混合比率を調節するものは
従来からあり、かつこの混合水栓に量水器の機構を組み
込み、前述の従来例と同様に、所定の流量積算値に到達
したら混合湯の供給を止めるものも存在したが、定刻給
湯のできない不便さは同様であった。

本発明はこのような従来の問題点を解決するものであり
、定刻給湯のできる湯水混合装置を提供することを目的
とする。

問題点を解決するだめの手段 上記の問題点を解決するために本発明の湯水混合装置は
、腸と水の混合比率を調節する湯水混合弁と電気的な駆
動手段により駆動され混合湯の供給、停止を行なう流量
制御弁と、時刻を設定する時刻設定手段と、この時刻設
定手段の設定に従って設定時刻までに所定量の混合湯の
供給を完了する制御を行なう制御器とを備えて構成して
いるものである。

作　　用 本発明は上記した構成により、混合弁で湯と水を適温に
混合して給湯対象に供給するとともに、流量制御弁で混
合湯の供給、停止を行ない、かつ時刻設定手段の設定に
従って制御器で流量制御弁の駆動手段を介して流量制御
弁を制御し、積算流量と流量の設定値から演算した時間
や予め定めた給湯時間にもとづいて定刻前に給湯を開始
し、定刻迄に給湯の完了を行なうものである。

実施例 以下本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する。

第１図において、湯流路６と水流路７を経て供給される
湯と水は、弁框体８内に導入きれ、湯と水の圧力をバラ
ンスさせる圧力バランス弁９にて圧力が均等化される。

圧力バランス弁９の下流には、湯水混合弁と流量制御弁
を兼ねた制御弁１０が設けられている。この制御弁１０
は、湯側弁座１１と湯側弁体１２と弁軸１３とから成る
湯側弁１４と、水側弁座１５と水側弁体１６と弁軸１７
から成る水側弁１８とをもって構成されている。そして
湯側弁１４と水側弁１８は、電気的駆動手段である湯側
モータ１９と水側モータ２０により、減速歯車２１．２
２と直線運動変換機構２３．２４を介して駆動きれる。

制御弁１０で比率が調節されて混合された混合湯は、温
度をサーミスタ２５で検出され、また流量を流量センサ
２６で検出される。これらサーミスタ２５と流量センサ
２６の信号は制御器２７に伝えられ、同様に伝えられる
設定器２８の信号とによって、湯側モータ１９と水側モ
ータ２０とを制御器２７が制御する。設定器２８には、
予め定めた混合湯温、混合流量及び混合流量の積算値で
混合湯の供給を行なうスイッチ２９、混合湯温を下げる
スイッチ３０、上げるスイッチ３１、流量の大小を選択
するスイッチ３２、混合湯の供給を停止させるスイッチ
３３、時刻設定手段である時刻制御開始スイッチ３４と
時刻調節設定部３５、混合湯温、混合流量、時刻等を表
示する表示部３６が設けられている。混合湯温、混合流
量、混合流量の積算値は、設定器２８信号的に継かった
プリセット器３７で、スイッチ２９が操作された時の値
と定刻給湯時の値を予め定めておくことができる。混合
湯温はスイッチ３８で、混合流量は３９で、混合流量の
積算値はスイッチ４０で設定ができる。混合された混合
湯は混合湯流路４１を経て、吐出口４２から給湯対象で
ある浴槽４３に供給される。

第２図は本実施例の主要部の制御ブロック線図である。

設定器２日の時刻調節設定部３５は、時計部４４と時刻
設定部４５と比較部４６から成っている。またプリセッ
ト器３７の信号は、制御器２７内の記憶部４７に記憶さ
れ、記憶収出部４８に取り出される。流量センサ２６の
信号は流量比敷部４９で設定混合湯流量と比較される他
、流量積算部５０で積算された流量積算比較部５１で設
定値と比較される。サーミスタ２５の信号は混合湯温比
較部５２で設定値と比較される。これらの信号は調節部
５３で増幅調節され、調節部５３は湯側モータ１９と水
側モータ２０を制御する。演算部５４では流量積算値と
流量値より給湯の所要時間を演算が行なわれ、減算部５
５で設定時刻から所要時間が減算される。この他の設定
器のスイッチ類や表示部、またこれに対応した制御器２
７内の制御ブロックについては割愛している。

次にこの実施例の動作について述べる。

給湯を停止している状態から給湯を開始するには、まず
設定器２８のスイッチ２９を押す。すると記憶収出部４
８でプリセット器３７で設定され記憶部４７に記憶され
ていた内容がａり出される。

例えば、混合湯温４２°ＣＳ混合流量１２１／ｒｎｉ　
ｎ。

混合流量の積算値３００ｇという具合に信号が取り出さ
れる。同時に制御器２７の働きで湯側弁１４と水側弁１
８が開成され、吐出口４２から混合湯が供給され始める
。直ちにサーミスタ２５の信号と、流量センサ２６の信
号は、記憶取出部４８で取出された設定値と比較され、
混合湯温を４２°Ｃに、混合流量を１２　ｌ／ｍｉｎに
調節する。同時に流量積算部５０で流量センサ２６の信
号が積算され、設定値に到達したら湯側弁１４と水側弁
１８を閉成し給湯を停止する。流量積算値が設定値の３
００ｇに到達する前の時点でスイッチ３３を押すと給湯
は停止し、積算値は零に戻される。定刻出湯をしたい場
合は、時刻設定部４５で給湯を完了したい時刻を設定し
、プリセット器３７で定刻が来たら出湯したい内容を設
定する。例えば、混合湯温４５°Ｃ，ｄ合流量１５Ｊ／
ｍｉｎ、Ｗ合流量の積算値３００１と設定すると、記憶
部４７にこの設定値が記憶される。そして時刻制御開始
スイッチ３４を「オン」にすると定刻出湯モードとなり
、前憶取出部４８から積算流量と混合流量の設定値が取
り出され、演算部５４で所要時間が演算される。この場
合、流量積算値は３００１、混合流量値は１５１７ｍ１
　ｎであるので、所要時間は２０分という値になる。こ
の所要時間分が減算部５５で減算され、例えば設定時刻
が午後６時だとすると５時４０分になるまで、湯側弁１
４と水側弁１８が閉成された状態で待期する。定刻が来
るとスイッチ２９の操作時と同様に、設定した混合湯温
と混合流量で給湯が行なわれ、設定した混合流量の積算
値に到達した時点で給湯が自動的に停止される。このた
め、時刻調節設定部３５で給湯を完了したい時刻を設定
し、時刻制御開始スイッチ３４を「オン」しておくだけ
で、使用者がその場を離れても定刻になると、適温で適
量の湯が浴槽４３に自動的に張られていることになる。

給湯システムで湯水混合弁を用いて定刻給湯を行なう利
点は、特に深夜電力利用の給湯器や太陽熱利用の給湯器
のように、−日の内限られた時間帯に湯を沸す給湯器を
使用した場合に大きい。すなわち、深夜電力給湯器や太
陽熱給湯器の場合、沸き上げた湯をタンクに貯わえてい
るため、放熱損失が大である。

貯わえた湯を利用する以前に、給湯器が沸き上った時点
で水と混ぜ、低温として浴槽４３に貯わえておくならば
、利用するまでの間に損失する熱量を大巾に低減できる
。勿論、定刻給湯ができることによる利便性の上での利
点もある。また、瞬間式給湯器を用いた給湯システムで
よく行なう。浴槽にまず湯を張っておいて使用時に水で
うすめて適温にする方法に比べても、損失熱量の低減に
対する利点は同様である。

なお本実施例では、定刻給湯時の止水は、流量センサ２
６の信号を流量積算部５０で積算し設定値と比較する定
量止水方式をとったが、予め浴槽４ａに必要量の混合湯
を張る時間を計測しておいて、給湯開始後、この予め定
めた時間だけ湯側弁１４と水側弁１８を開成し定刻迄に
給湯を完了する方法もある。前者は流量センサ２６を混
合流量の制御と共用でき、かつ積算流量値が湯圧、水圧
の変動によって狂わされない利点を有し、後者は時間計
測を定刻出湯の時計部４４と共用できる利点がある。

本実施例の効果は、湯水混合弁として湯側モータ１９と
水側モータ２０によって駆動される制御弁１０を用いて
電気的に制御を行なっているため、複雑な制御ができ、
かつサーミスタ２５の検出信号を利用して表示部３６に
温度表示すること等が可能である点がまず挙げられる。

次に、流量制御弁も兼ねた制御弁１０は、流量センサ２
６の信号を利用して定量止水を行なうため、湯圧、水圧
の変動があっても所定量の混合湯が浴槽４３に張れる効
果を有している。また、定刻給湯時には混合湯温を予め
プリセット器３７で設定した温度で供給できるだめ、特
別に温度を微調節する必要がなくなる効果を有している
。

更に、定量止水の代りに、定刻給湯開始後、所定時間経
過しだら給湯を停止する方式をとるならば、時刻設定手
段である時刻調節設定部３５０時計部４４を利用して制
御ができ、特別なセンサーを用いなくてもよい利点があ
る。

なお、前記の実施例においては、湯水混合弁と流量制御
弁を兼ねた方式を例にとったが、別々に設けてもよい。

発明の効果 以上述べたように本発明の湯水混合装置によれば、次の
ような効果が得られる。

（１）利用者が不在であっても、所定の時刻になれば既
に所定量の混合湯が供給されており、かつ湯水混合弁で
適温に調節されているため、直ちに利用ができる。

（２湯水混合弁で適温にして定刻給湯することにより、
高温で湯を保持した場合に比べて放熱損失を大巾に低減
できる。

（３）時刻設定手段を利用して現在時刻を知ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における湯水混合装置の一部
切欠断面図、第２図は同装置の制御ブロック線図、第３
図は従来の給水装置を示す構成図である。 １０・・・・・・制御弁（湯水混合弁、流量制御弁）、
１９・・・・・・湯側モータ（電気的駆動手段）、２ｏ
・・・・・・水側セータ（電気的駆動手段）、２７・・
・・・・制御器、３５・・・・・時刻調節設定部（時刻
設定手段）。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１０
−一一剖奸（Ｉ本長台弁鷹８τ鶏弁）／デー・遜側モー
タ（電気的π勤手段）２θ−−一部１ｊモータ（り　　
　） 第３図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）湯と水の混合比率を調節する湯水混合弁と、混合
   湯を供給、停止する流量制御弁と、この流量制御弁を電
   気的に駆動する電気的駆動手段と、時刻を設定する時刻
   設定手段と、この時刻設定手段の設定に従って設定時刻
   までに所定量の混合湯の供給を完了する制御を行なう制
   御器とを備えた湯水混合装置。
2. （２）湯水混合弁を電気的に制御した特許請求の範囲第
   １項記載の湯水混合装置。
3. （３）流量制御弁は定量止水機能を有した特許請求の範
   囲第１項記載の湯水混合装置。
4. （４）定刻給湯時には予め定めた温度の混合湯を供給す
   る特許請求の範囲第１項記載の湯水混合装置。
5. （５）制御器は予め定めた時間、流量制御弁を開成した
   所定量の給湯を行なう特許請求の範囲第１項記載の湯水
   混合装置。