JPS62283340A - シ−ト状記録媒体の処理方法 - Google Patents

シ−ト状記録媒体の処理方法

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Publication number
JPS62283340A
JPS62283340A JP7901886A JP7901886A JPS62283340A JP S62283340 A JPS62283340 A JP S62283340A JP 7901886 A JP7901886 A JP 7901886A JP 7901886 A JP7901886 A JP 7901886A JP S62283340 A JPS62283340 A JP S62283340A
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JP
Japan
Prior art keywords
processing
cartridge
sheet
photographic film
processing liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP7901886A
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English (en)
Inventor
Shozo Aoki
青木 尚三
Shigeharu Koboshi
重治 小星
Masayuki Kurematsu
雅行 榑松
Masahiko Kon
今 政彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シート状写真フィルム、歯科用X線フィルム
等のシート状記録媒体の処理方法に関する。また本発明
は該シート状記録媒体をカートリッジ内に収納した状態
で処理するシート状記録媒体の処理方法に閣するもので
ある。
(発明の背景) 以下の発明の背景は、シート状記録媒体か写真用フィル
ムである場合に付いて説明するものであるが、シート状
写真プイルムないしそのカートリッジの具体的構成は、
図面に従って後述する重版のものに限定されるものでは
なく、カメラへの装着、現像処理、焼付処理、利用・保
管等の要請に基づき改良された部分を有するものを除外
するものではない。
また、本発明によって処理されるシート状記録媒体は、
かかるシート状写真フィルムに限定されるものではなく
、光・″fIL磁波・放射線・電子線等の1ないし複数
に反応する反応剤が基板上に用意されているものであり
、かつ、このようなシート状記録媒体か、カートリッジ
(該シート状記録媒体を収納するものであり、シート状
記録媒体が光・電磁波・放射線・電子線等に被曝するの
を防止する遮蔽構造体を意味する)内に収納されている
ものを包含するものである。
従来、シート状写真フィルムの一例としてはコダック社
により市販されているものに代表される所謂ディスクフ
ィルムがあるが、これは、カートリッジにシート状写真
フィルムを内装されたフィルムユニットとして提供され
専用のカメラにセットして撮影後、取次店を介してラボ
と呼ばれる集中写真処理施設に集められ、ラボにおいて
は、まずカートリッジオープナ−によりカートリッジか
ら取り出され自動現像機に多数枚がセットされ高速回転
させながら自動現像処理され、更に、専用のプリンター
により、焼付処理が行われるものである。
第40〜第42図は、現在市販されているシート状写真
フィルムの一例を示すもので、図面において、10はカ
ートリッジであり、第40図は露光窓側から舅だ平面図
であり、第41図は底面図であってラベル側を示してい
る。第42図は、収納されているシート・状写真フィル
ム20を乳剤面側から見た平面図である。
露光窓側板11には、露光窓12.中央開口部13、遮
光板開閉操作用窓14、遮光板開閉操作用ビン挿入孔1
5、カートリッジ破壊用の開口部16・16が設けられ
ている。
露光窓12の内側には、遮光板17がシート状写真フィ
ルム20と同心円状に配置されており、遮光板開閉操作
用ビン挿入孔15からビンを差し込み押圧しながら遮光
板開閉操作用窓14部分に露出する遮光板17の突起1
7Aを利用して回転させることにより、露光窓12部分
にシート状写真フィルム20が露出されることになる。
中央開口部13には、シート状写真フィルム20のハブ
21か露出している。
シート状写真フィルム用のカメラにおいては、遮光板開
閉用の機構と、シート状写真フィルム回転用の機構が組
み込まれており、上記した開口部を利用して遮光窓の開
閉によるシート状写真フィルムの乳剤面の露出・遮光、
シート状写真フィルムの駒送りが行われる。
撮影済みのシート状写真フィルムユニットは取次店を通
しノてラボに送られ、ラボにおいては、まず、専用のカ
ートリッジオープナ−を利用して暗室操作によりカート
リッジ10が破壊されシート状写真フィルム20か取り
出される。カートリッジ10を破壊するには、基本的に
は、カートリッジ10の露光窓側板11に設けられてい
るカートリッジ破壊用の開口部16・16を通してビン
を差し込みラベル側板17を押し出し露光窓側板11と
ラベル側板18との接合部を破壊することによって行わ
れる。
シー1−状写真フィルムによる写真(処理)技術2関し
ては、従来のロールフィルムの技術が多く転用されてい
るか、シート状写真フィルムに特有のものとしては、例
えば、下記ものもが知られている。
Oシート状写真フィルム用のカメラに関しては、米国特
許第4202614号、 特開昭53−113526号、 特開昭55−146437号、 特開昭55−146438号、 ○シート状写真フィルム及びフィルムユニットに関して
は、 米国特許第4212673号、 米国特許第4264169号、 特開昭53−113525号。
特開昭55−101940号。
特開昭55−101942号、 Oシート状写真フィルムの写真処理に関しては、米国特
許第4112453号、 米国特許第4132469号、 米国特許第4188106号、 特開昭53−110829号。
Oカートリッジオープナ−に関しては。
米国特許第4208116号。
米国特許第4248564号。
○シート状写真フィルムによるプリントに関しては、米
国特許第4203664号、 米国特許第4204773号。
0全般に関しては、 コダック・ディスクフィルムシステムの全容(写真工業
 1982年4月号26〜41頁)シート状写真フィル
ムの現像処理は前述の如く専用のカートリッジオープナ
−により暗室下でカートリッジを破壊しシート状写真フ
ィルムをとり出した後、発色現像、漂白、定着く若しく
は漂白定着)水洗(若しくは安定化)の各処理工程をロ
ールフィルムの場合と同様に、実質的に暗室内で行って
いるのが実情である。
従来のシート状写真フィルム用の現像処理装置は、多数
枚を一度に処理できる利点があるもの\処理槽が不必要
に大きく、補充液タンク処理液補充装置、廃液タンクあ
るいは水洗水用配管等を具備するために、いたずらに大
型化されており、操作も煩雑でトラブル時の暗室操作を
含めて、一定の専門的知識が要求されるため、カメラ店
等に設置して店頭での現像処理サービスを行なうことは
困難である。他方、現在の日本におけるシート状写真フ
ィルムの消費量はアマチュア用撮影フィルム(主として
35mmロールフィルム)のわずか2〜3χに過ぎず1
日のカメラ店における現像処理受付量は、数枚以内と極
めて少ないので、店頭に専用の処理機を配置してDPE
サービスを行なうのには採算性の面からも困難であり、
結局、ラボによる集中処理が余儀なくされている。この
ことは近年、無水洗、無配管、テーブルサイズ、短時間
処理(1時間以内)て店頭サービスを可能にしている3
5■量ロールフイルムの場合の所謂ミニラボ化による処
理(待ち)時間の短縮化の傾向からみると、シート状写
真フィルムあるいはディスクカメラが持っている操作の
簡易性、取扱い易さ、コンパクトさ、撮影済フィルムの
整理し易さなどのメリットを相殺してしまい、シート状
写真フィルムの普及を妨げる原因となっている。
近年ビデオ等の電子機器が普及するにつれ、従来の如き
プリントを眺めるだけでは満足せず、テレビ等の大画面
で家族など多人数で眺めることが切望されてきている。
近年の電子機器の急速な進歩は、現像フィルムの色画像
情報の電子的読出しを可能とし、テレビに限らずあらゆ
るタイプのピュア(ディスプレー)への表示を可能とし
ている。のみならず拡大や色調の変調を自由に行えるた
め、自ら撮影したフィルムを最適な条件若しくは最も好
ましい条件で見ることが可能になった。
このような電子機器のメリットの一つは、フィルムから
プリントを介することなく、直ちに画像が得られる点に
あり、従来の同時プリントシステムに比べれば、プリン
ト工程が不要な分だけ現像処理工程はT産生分て済むこ
とになる。このことは、撮影したら早く見たいという本
来的要求に一歩近づけるものであるが、そうであればあ
る程、現像処理(待ち)時間の短縮化の要求は強まり、
店頭処理サービス、更には自家処理の要求さえ起こって
いるが、現在市仄゛されているような処理機でシート状
写真フィルムを処理することでは、前述した如く対応が
全く不可能であることは明白である。
上記した写真用のシート状写真フィルム以外のシート状
記録媒体の場合においても、装置の小型化、簡便化、操
作の容易化等が可能な新規な処理方法の改善は、近年に
おけるOA種機器急激的な普及発展の例から見ても有益
と思われる。
〔発明の目的〕
本発明者等は、上記した状況に鑑み、鋭意研究した結果
、本発明に到達したものであり、即ち、本発明は、装置
の小型化・簡便化、処理の迅速化処理の自動化、明室処
理、処理性能の向上等の諸要請を満足させることが可能
なシート状記録媒体の処理方法を明らかにすることを主
目的とするものであり、本発明の他の目的は、特に、カ
メラ店DPE取次店、フィルム小売店等の狭いスペース
に設置すること容易であり、しかも簡易な操作で写真性
簡の良好な現像処理を明室下で行うことができるシート
状写真フィルムの現像処理装置に適用可能なシー1〜状
記録媒体の処理方法を明らかにすることにある。
(問題点を解決する手段) 上記した目的を達成する本発明の好ましい実施態様は、
以下の通りである。
即ち、本発明は、実質的に暗室(シート状記録媒体を処
理する環境ないし装置が光、電磁波、放射線、電子線等
を遮蔽する構造を備えている状態を暗室、この場合の処
理を暗室処理と云い、遮蔽構造を備えていない状態を明
室、この場合の処理を明室処理と云う、従来の自現機は
暗室、暗箱も暗室)を必要としない処理機により、シー
ト状記録媒体か収納されているカートリッジを保持させ
カートリッジに収納されたままの状態でシート状記録媒
体の処理を行うものである。
本発明においてカートリッジは、特に限定が無い場合、
市販されCいるシート状記録媒体のカートリッジである
場合と、本発明による処理システムに利用しやすいよう
改良されたカートリッジである場合の両者を含むもので
ある。
記録媒体を処理する際のカートリッジの保持の方法は、
カートリッジの上下面方向から、或いは、側面方向から
、押圧するようにしても良いし、減圧吸気により吸引口
をカートリッジ上面あるいは下面に押圧して保持しても
よい、また、基台に凹部を形成しておき、この凹部内に
カートリッジを載置するだけのものでもよい。
また、シート状記録媒体がシート状写真フィルムである
場合、そのコア部の両面から抑圧、はさみ込んでシート
状写真フィルムごとカートリッジを保持するようにして
もよい。
カートリッジを保持する場合のカートリッジの姿勢は、
水平、垂直、傾斜等任意である。
また、上記したカートリッジの保持の方法は、後述する
カートリッジの破壊手段、処理液の供給方法を含む処理
の方法、シート状記録媒体の回転機構、温度調節手段5
等と関連するものであり限定的ではない。
処理機がカートリッジを保持する迄の機構は任意であり
従来公知の方法か用いられ得る。好ましくは、処理機か
カートリッジ投入口を有し、該投入口より差し込まれた
カートリッジはガイドレール若くは他の搬送手段によっ
てカートリッジ保持部に送られ保持される。或いは又、
かかる手段を用いずカートリッジ保持部に手で直接カー
トリッジを装着する方法でもよく、特にこだわらない。
シート状記録媒体がシート状写真フィルムの如く、カー
トリッジ内で回転可能な場合は、処理中、カートリッジ
に対し相対的に回転されるのか好ましい。
回転させることにより処理液との接触むらによる不均一
な処理を避けることができ、むらのない均質な処理を行
うことかできる。
また、回転により処理性が向上し、回転させないものに
比較し、処理時間か著しく短縮されるばかりでなく、シ
ート状写真フィルムの処理の場合には画像の粒状性も向
上する。
シート状写真フィルムを回転させる機構とじては、モー
タにより直接、或は駆動伝達#&構を介して回転される
回転軸を用意し、この回転軸をディスクコアを通してシ
ート状写真フィルムのハブに係合させてシート状写真フ
ィルムを回転するのが好ましい。
シート状記録媒体の回転は相対的なものでありカートリ
ッジの外側をストッパー等の押え手段により押えるか、
或は、基台に凹部を形成しておきカートリッジを該凹部
内に収納することによりカートリッジを固定してシート
状記録媒体を回転するようにしてもよいし、逆にシート
状記録媒体が回転しないように固定して外側のカートリ
ッジを回転するようにしてもよい。
処理液のシート状記録媒体への供給方法は、浸漬、注入
、滴下、塗布、噴霧子、様々な供給方法の採用が可能で
あり、これらの供給方法はカートリッジを処理槽として
利用し外部処理槽を用いない処理方式、外部に(補助)
処理槽を利用する処理方式等の処理方式により任意に選
択される。
また、カートリッジ内に処理液を供給するには、例えば
、シート状写真フィルムにおける露光窓、遮光板操作部
等の如く、カートリッジ自体が有する開口部を利用する
ことができ、またこれらの開口部とは別に新たに処理液
供給用の開口部を設けたカートリッジを使用することも
できる。更に、処理時に新たな処理液供給用開口部を形
成してもよい0例えば後述する装置例20に示すものが
ある。
更に、テープ等でカートリッジ端面を被覆して供給され
た処理液の漏洩を防止するようにしてもよい。また、カ
ートリッジの保持手段が処理液の漏洩防止手段を兼ねて
いてもよい。
処理槽中の処理液にカートリッジを浸漬させる場合、カ
ートリッジを垂直に保持して浸漬させれば、水平に保持
して浸漬させるものと比較し処理槽の底面積を小さくで
きるので装置のコンパクト化に有益であり、また、シー
ト状記録媒体がシート状写真フィルムである場合、例え
ばカートリッジの露光窓の若干上部までを浸漬させシー
ト状写真フィルムを回転させることによりシート状写真
フィルムの全面に写真処理液を供給することができ処理
液量の少量化に有益である。
また、カートリッジを水平に保持するものにおいては、
例えば1回転軸に複数のカートリッジを水平に取り付け
るようにすれば、取り付けた枚数に応じた処理液を供給
すればよいので、一枚処理、複数枚処理の切換操作に有
効である。
処理工程におけるカートリッジの搬送、即ち、保持した
カートリッジを(或は、逆にカートリッジは固定式で処
理槽側を)上下方向、水平方向、円周方向等に移動させ
て各処理槽に移設する手段は、公知の様々な手段によっ
て行うことができるものである。
処理槽の構成及びその配置方法は、特に限定されない、
即ち、処理液の組成に関連して処理槽の数が決定される
し、また、それをどのように配置するかも、特にこだわ
らない0例えば、写真処理用の処理槽を考えれば、従来
の写真処理槽の如く直線状に配置するものや、或いは、
発色現像槽(CD槽)、漂白・定着槽(BF槽)(又は
、漂白BL槽、定着FIX槽)、水洗代替安定化槽sb
槽(又は水洗槽W槽)の三つ又は四つの処理槽を直列な
いし並列に配置するもの、環状に配置するもの等、任意
に構成することができる。
カートリッジを移動させず、処理液を次々に供給するこ
とによって処理することも好ましい。
カートリッジ内に処理液の注入を行う方式のように、基
本的に処理槽を利用しないもの、或は、一つの補助処理
槽を利用するもの等においては、カートリッジの搬送機
構が不要であり、カートリッジを所定の位置に固定した
状態で処理を行うことができる。
このような方式の場合、処理液の入れ換えは先行処理液
が入ったまま注入して置換するのが好ましい、圧搾空気
等で圧力を加える等のクリーニング手段を配置して、先
行処理液を除いたのち注入する方法も好ましい。この場
合、先行処理液との混合による活性度の低下をひき起こ
さないので処理液が低量化できる。
これらの処理液は、従来の如く、多量の(多数回分)の
処理液が入った処理液容器から、例えばシート状記録媒
体一枚ないし複数枚の処理に必要な量だけ分取するよう
にしてもよいが、シート状写真フィルム好ましくは、シ
ート状写真フィルム一枚処理に必要な量だけ各処理液毎
に収納されたカセットないし袋でキットとして供給する
のか好ましい。
また、好ましくは、かかるカセット等が処理機に直接に
装着できるものであることが好ましく。
更に、処理機においては、処理液(カセット)を選択し
てシート状記録媒体面に直接、若くは処理槽に該処理液
が供給されるのが好ましい。
処理機には、安定な処理温度を確保するために温度調節
手段を設けることが好ましく、この温度調節手段におけ
るヒーターの種類、形状、取り付げ位置、発熱容量、熱
伝達方法等は限定されるものではないが、次の点に留意
するのが好ましい。
処理液は、比熱も高く、(金属性)の保持装置等に比べ
て伝熱係数の低いから予備加熱されて保温状態で用意さ
れているのが好ましい。処理中における処理液の温度は
、カートリッジやシート状記録媒体の温度によフて左右
されやすいの、これらと、これらの周辺空間ないし部材
をも処理前ないし処理中に温度yJt!Bすることが好
ましい。
上記の操作は、処理液の少量化によって、更に安定して
、効果的に行うことが可能となるものであって、写真処
理の場合には、発色現像の一初期段階では処理温度を高
く後期では低く設定する等して、画像の微粒子化を計る
操作も可能となる。
処理装置には乾燥手段を設けるのが好ましく、シート状
記録媒体をカートリッジから取りはずして乾燥する方式
の場合においては、自然乾燥により乾燥するようにして
もよい。
シート状記録媒体をカートリッジから取りはずさないで
乾燥するには、例えば、カートリッジ中に、温めた乾燥
空気を吸入してカートリッジ中に残存する処理液を押し
出しながら乾燥するのが好ましく、シート状記録媒体は
カートリッジに収納されたままの状態であるので、シー
ト状記録媒体の整理に都合がよい。
しかし、乾燥を効率よく行い、迅速処理を行うためには
、乾燥工程の前に力マトリックを破壊しシート状記録媒
体を解放することが好ましい。
なお、乾燥用ドライヤー用と温度調節用とを兼ねるのか
好ましい、又、温度センサーを設けて、カートリッジも
しくは処理液温を測定し制御するのが好ましい。
カートリッジの破壊手段はシート状記録媒iを傷つけな
い限りいかなるものでも構わない。市販の破壊装置も利
用できるし手で破壊してもよい。
少なくとも乾燥工程前でカートリッジを破壊した場合、
乾燥工程でシート状記録媒体を回転させることが好まし
い0回転によって、表面の水滴を払い落とすことができ
、乾燥速度が速まる。温めた乾燥空気を表面に吹きつけ
ることも好ましい。
回転させながら乾燥空気を吹きつけることも更に好まし
く、乾燥時間か著しく短縮される。
従来のシート状写真フィルムを処理する場合において、
カートリッジの破壊は、発色現像処理以降に行われるの
が好ましい、明室処理が与える安心感は、このとき一番
大きく発揮される。即ち、カートリッジが破壊されフィ
ルムが見えたとき、処理工程を経るに従い、ディスク面
上に画像が次第にはっきり現われてくるからである。
カートリッジを解放した後、カートリッジの一方を処理
槽として利用することも好ましい。
乾燥処理後、シート状記録媒体はカートリッジに収納さ
れたまま、或いは、カートリッジから取り出された状態
て、自動的に処理機から排出されるのが好ましいが1手
動操作で取り出すようにしてもよい。
自動排出の機構としては、様々な機構の採用が可能であ
るが1例えば、処理完了後にカートリッジないしシート
状記録媒体の保持装置が解除されてガイトレールないし
ガイド板上に放出され自動的に外部に排出されるような
ものが好ましい。
処理機には、廃液処理手段が具備されているのか好まし
い、この発明においては排出される処理(廃)液は少量
であるので、例えば、ポリビニルアルコール等の吸収性
樹脂の如き吸水性材料を用いて廃液を吸収させてビニー
ル等の非浸水性材料によて包装して廃棄するようにする
ことができる。また、この場合に、活性炭等の脱臭材料
を混入して悪臭成分を吸収するようにすることも、より
好ましい、また、処理機からの温排風を廃液に吹き付け
て、或は別個に設けた加熱手段により、廃液中の水分を
蒸発処理して廃液を濃縮化ないし乾固して廃棄する廃液
のの量を少量化することも好ましい0以上、本発明の好
ましい実施態様を説明したかこれらはどのように組合せ
てもよく、また、本発明は記載された形態に限定される
ものてはない。
(以下余白) (実施例) 次に、本発明のシート状記録媒体の処理方法を添付の図
面に従って説明する。
実施例1: シート記録媒体を被覆するカートリッジ自身が開口部を
有する場合1例えば、撮影済みシート状写真フィルム2
0に対し、カートリッジ10自身の保有する開口部、例
えば、露光窓12、中央開口部13、遮光板操作用窓1
4、を利用して発色現像液を連続供給し、シート状写真
フィルム2゜の回転を行いながら発色現像処理を行った
後、該開口部を利用してカートリッジ10から発色現像
液を排出し、次に同様の方法により、の漂白定着液を連
続供給しつつシート状写真フィルム2oの回転を行う漂
白定着処理を行った後、カートリッジ10を破壊してシ
ート状写真フィルム1oを取り出し、水洗処理した後、
乾燥を行うものである。
なお、処理液をカートリッジ10から排出するには、自
然落下、圧力流体による押し出し、バキュームによる吸
い出し等の方法が行われる。
実施例2: 装置例1のものと同様の処理であるが、この装置例にお
いては、発色現像液及び処理定着液を各処理中において
連続的に供給するのではなく、カートリッジ10内に充
満する量だけ供給して各処理を行うものである。
実施例3: 実施例1においては、カートリッジ10内から発色現像
液の排出を行ってから漂白定着液と供給したが、この実
施例においては、一定時間の発色現像処理に続いて、発
色現像処理液の排出を行うことなく、漂白定着液の供給
を行い漂白定着処理を行うものである。
実施例4: この実施例は、水洗工程に代えて水洗代替安定液による
安定処理を行うもので、各処理液の供給は、実施例1〜
3で説明した方式により行うものである。即ち、例えば
、発色現像処理2分30秒、漂白定着処理8分、水洗代
替安定1液2よる安定処理2分、水洗代替安定2液によ
る安定処理2分を行った後、カートリッジ10からシー
ト状写真フィルム20を取り出し、乾燥するものである
実施例5: 処理液の供給を、カートリッジ10自身が有する開口部
によらず、新たに開口した、例えば直径約1ml〜21
程度の孔を利用して供給するもので、好ましくは、処理
液排出用の開口も設け、各開口部には遮蔽機構ないし手
段によって光等がカートリッジ10内に侵入するのを防
止しつつ各処理液の供給、排出を行うものである。
この装置例において、各処理工程は、装置例1〜4に記
載したものと同様の方法で行われる。
実施例6: この実施例は、シート状記録媒体がシート状写真フィル
ムである場合、露光窓12における遮光板17を開いて
露出したシート状写真フィルム20の乳剤面に対し、各
現像処理液を塗布1滴下噴霧等の方法で供給し、シート
状写真フィルム20を回転しつつ現像処理するものであ
る。
以上説明した実施例は、本発明の方法を例示するもので
あって、シート状写真フィルムの処理に限定されるもの
ではなく、実質的にシート状記録媒体をカートリッジ内
に収納されたままの状態で処理するものは本発明に包含
されるものである。
次に上記した本発明のシート状記録媒体の処理方法を適
用した具体的な装置を添付図面に従って、説明する。な
お、装置例の説明においては。
本発明をシート状写真フィルムの処理に適用した例を挙
げるが、シート状写真フィルム以外のシート状記録媒体
の処理にも適用されるものである。
装置例1: この装置例は、カートリッジ内に収納されたままの状態
で浸漬法によりシート状記録媒体の処理を行うものであ
る。即ち、カートリッジを処理工程中におけるシート状
記録媒体の遮蔽構造(容器)として利用し、カートリッ
ジの隙間ないし開口部から処理液を侵入させて処理を行
うものであり、シート状記録媒体がシート状写真フィル
ムである場合を図示している。
第1図に従って説明すると、IOは撮影済みシート状写
真フィルムが内装されているフィルムユニットのカート
リッジであり、現像処理されるべきフィルムが収納され
ているカートリッジ10は、まづ、スタート台130に
載置されて用意され、処理開始スイッチの作動ONによ
り、搬送系120の上下移動用ロッド121が下降し、
その先端に構成されているチャック122がカートリッ
ジ10の中央孔を利用して、カートリッジ10をつかみ
、ロッド121は上昇する9次いで、ロット121はガ
イドレール122に沿って図面上右方向に移動し、発色
現像槽CDの位置で停止し、ロッド121の下降により
、シート状写真フィルム(カートリッジ10)は発色現
像処理液中に浸漬され、現像処理液はカートリッジ10
の1例えば露光窓や中央開口部等の隙間からカートリッ
ジ内に浸入してシート状写真フィルムの乳剤面を湿潤し
発色現像処理が行われる。一定時間経過後。
ロッド121はカートリッジlOを保持したま\再び上
昇し、以下同様の作動で漂白定着槽BF、水洗代替安定
化槽sb、乾燥部口により現像処理が行われる。以上の
現像処理が完了すると。
フィニツシユ台131に到達して、カートリッジ10は
ロット121のチャック122から開放されて、フィニ
ツシユ台131上にそのま\、或はフィニツシユ台13
1から落下されるや図示した現像処理槽の構成は代表例
として示したものであり、図示のものに限定されるもの
ではなく、例えば、発色現像槽CD、漂白槽BL、定着
槽FIX、水洗代替安定槽Sb、第2安定槽を持つもの
等他の槽構成のものをも包含するものである。
また1例えば、図示のものにおいても、乾燥部りは必ず
しも設けずともよく、この場合、水洗代替安定化工程終
了後にカートリッジ10を壊してシート状写真フィルム
を取り出して乾燥させるようにしてもよく、又、カート
リッジ10ごと別に設けた乾燥手段に送り乾燥させるよ
うにしてもよい、カートリッジlOをロッド121の先
端に固定して搬送するチャック121、スタート台13
0とフィニツシユ台131による搬送系120のチャッ
ク機構としては、例えば、実開昭59−170845号
に記載されているシート状写真フィルム供給装置のもの
が利用できる。
チャック機構に代るものとしては1皿、網等にカートリ
ッジ10を載置して搬送するようなものであってもよく
、或は、カートリッジ10の一部をつかんで搬送するも
の、その他種々に設計可能である。
搬送系120全体にしても図示の構成に限定されるもの
ではなく5種々に設計することが可能であり、また、各
処理槽を放射状に配置し、ロッド121を円周方向に移
動させてカートリッジ10を各現像処理槽に案内する方
式、逆に、ロット121の位置は固定とし、各現像処理
槽をターンテーブルに放射状に配置して各現像処理槽を
移動して案内するようにしてもよい。
図示の搬送系120は、例えば、シート状写真フィルム
乳剤面での安定な処理液 断力と接触効果により現像処
理の安定化と先鋭性の向上を目的としてロッド121自
体ないしロッド121に内装されている回転棒によりシ
ート状写真フィルムをカートリッジ10内で回転させる
機構を有するものも包含する。
上記のような実施態様の場合、シート状写真フィルムを
固定してカートリッジ側を回転してもよく、両者を互い
に逆方向に回転してもよい。また、反転させることや回
転の中心を偏心させることも好ましい。
また、回転速度が早すぎるとシート状写真フィルムの乳
剤面に傷が着く虞があり、高速回転である必要はない。
更に、第2図に示す如く、1ない1ノ複数のカートリッ
ジ10を吊り下げ、その全体ないし一部を浸漬するよう
にしてもよい、このような実施態様の場合、カートリッ
ジ10全体ないしシート状写真フィルムを回転する機構
を設ける必要がある。
図示の現像処理装近においてカートリッジ10が遮光機
能を有するので、各処理槽の枠体の全部若しくは一部、
又は、上面カバー用の枠体を透明材で形成するか、或い
は、上面部分を解放状態にすることさえも許される。カ
バー用の枠体は不透明であっても、自由に取りはずせる
態様のものをも包含する。
なお、図示しないが1発色現像槽CDにシート状写真フ
ィルムを内装したま\のカートリッジ10の一部を破壊
して処理液の供給口とする手段を配置する実施態様も包
含される。この場合、該供給口から光がカートリッジ1
0内に浸入するようなものでは、該光侵入部分に遮光構
造を設けるとか1発色現像槽CD及び漂白BLないし漂
白定着槽BFまでを遮光構造にする必要がある。
装置例2: 第1図及び第2図に示した自動現像機においては、シー
ト状写真フィルムをカートリッジ10ごと処理液中に浸
漬して写真処理を行うものであったがこの装置例は、第
3図に示す如く、処理槽を設けず、カートリッジlO自
体を処理槽として利用するもので、例えば、シート状記
録媒体がシート状写真フィルムである場合には、カート
リッジlOの露光窓12等カートリッジ10自身か有す
る開口部、或は特別の装置により開けた(遮光構造の)
開口部等を利用して、例えば処理液カセットを利用して
写真処理液を注入、塗布、噴霧等によってシート状写真
フィルムの写真乳剤面に供給して写真処理を行うもので
あって、カバ一部材を透明材で形成すること、上面を解
放状態にすることが許される。
この装置例のものの場合にも、上記したシート状写真フ
ィルムないしカートリッジの回転機構を設けるのか好ま
しい。
装置例3: 第3図に示したものにおいてカートリッジ10を載置す
る基台に処理液を溜める凹部を形成して補助槽とするも
のである。
装置例4: この装置例は、第3図に示した装置例の変化例で、図示
の構成に加え、カートリッジ10の露光窓部分に配置さ
れている遮光膜をディスクカメラにおける遮光膜の開閉
機構と同様の機構により開閉する機構を設けて、写真処
理液を直接シート状写真フィルムの乳剤面に供給するも
のてあり、処理液供給の方法は注入、塗布、噴霧なと任
意てあり、また、装置例3において説明したような液溜
用の凹部を設けた実施態様と組み合せることも可能であ
る。
装置例5: 第4図は、本発明に係るシート状記録媒体の処理方法を
適用したシート状写真フィルムの現像処理装置の他の装
置例を示すものである0図中において、200は基台で
あり、その上面にはシート状写真フィルムのカートリッ
ジ10が載置される凹部210が形成されている。この
凹部210の平面形状は基本的には四角形であることが
好ましく、より好ましくはカートリッジ10の外形形状
に対応するものである。凹部210の深さは、後述する
イスクフィルムの回転時にカートドリッジ10が十分保
持されるだけの深さがあれば足りる。また、基台200
の上面を平滑とし、凹部210に代えて、カートリッジ
lOの外形に対応して連続する、若しくは不連続の凸条
によりカートリッジIOが基台200上に保持されるも
のも含有される。
220はカートリッジ10の動きを押える押え部材であ
り、図示のものは、バネにより時計方向に付勢されてお
り、凹部210内に載置されたカートリッジ10の側端
上面を下方向に押えるものである。なお、押え部材22
0の形状・個数は限定的ではなく、例えば、カートリッ
ジ10の外形よりも若干小さな開口部を持ち、基台20
0のほぼ上面全部を被覆するようなもの、或いは、カー
トリッジ10の露光窓12、遮光板操作窓14中央開口
部13の全部若しくは一部に対応する部分が開口されて
いる被覆板とするもの等、様々に設計することができる
230はシート状写真フィルム回転機構であり、図示の
ものは、基台200の凹部210の上面に突出させた保
合部をカートリッジ10の中央開口部13に露出するシ
ート状写真フィルム20のハブ21に係合させ、モータ
等により回転(反転を含む)させるものである。
ディスイクフィルムの回転手段230は、モータに代え
て、レバーないしノブの回転等の手動操作によるものも
包含される。
240は現像処理液の供給手段であって、図示のものは
、ターンテーブル241上に複数の現像処理液供給用の
アダプター242・242を用意しておき、それぞれの
アダプター242・242には発色現像処理液、漂白定
着処理液、水洗代替安定化処理液等の現像処理液がカセ
ット243に収納された状態で用意されている。なお、
各カセット243に用意される現像処理液の化学的組成
・濃度・温度等は、現像処理にとって重要なファクター
ではあるが、本発明では限定的要素ではなく、様々に設
定回部であるので説明を省略する。ただ温度制御に関し
て云えば、先に説明した基台200側に加熱手段を配置
し、現像処理中のカートリッジIOごと加熱するもの、
或いは。
これに加えて、ないし、これに代えてアダプタ242等
に加熱手段を用意し所定の温度に制御された現像処理液
を供給するようにするのが好ましい、この場合アダプタ
ー242にセットする以前にカセット243ごと予備加
熱しておくことも。
より好ましい。
なお、現像処理液の供給手段240には、1つのアダプ
ター242を利用して、若しくは独立した供給口を設け
てクリーニング手段を用意しておくのが好ましい。
また、図示のものでは、ターンテーブル241の回転に
よって現像処理液(カセット)を基台200上の所定位
置に案内するようにしているが、基台200側を周回運
動させるもの、ターンテーブル241と同様の働きを有
するアダプター242(カセット243)の保持機構、
ターンテーブル241を用いず、アダプター242が基
台200の凹部11上の所定位置に固定式のものも包含
する。
また、アダプタ242−による現像処理液のシート状写
真フィルム240の乳剤面に対する供給については後述
の装置例において説明する塗布、滴下、噴霧等各種の方
式の適用が回走である。
図示の現像処理装置を用いてシート状写真フィルムをカ
ートリッジに収納したままの状態で現像処理する方法を
説明する。
まず、撮影済シート状写真フィルムか内装されているカ
ートリッジ10は、第4図に示す如く露光窓12か上側
になる状態で基台200の凹部にtitされ、押え部材
220により上方向への飛び出しが規制される。カート
リック10のセットと同時に、回転手段230の保合部
がシート状写真フィルム20のハブ21の開口部に係合
される。
次いで、アダプター242側に用意されている加熱手段
がONされ、アダプタ242−に取り付けられるカセッ
ト243中の処理液に対する加熱が行われ、所定温度に
達した後、カートリッジ10の露光窓12(及び若しく
は、遮光板操作窓16、中央開口部13)を通してカー
トリッジ10内のシート状写真フィルム20に乳剤面側
から現像処理液が供給される。
なお、カートリッジlO内への供給によって現像処理液
の温度低下が大きい場合には、加熱温度を若干高く制御
しておくか、或いは基台200側において加熱する手段
を用意しておくのが好ましい0発色現像処理中、回転手
段230によりシート状写真フィルム240の回転か行
われる。カートリッジ10内でシート状写真フィルム2
0が回転されると、シート状写真フィルム20の乳剤面
のカートリッジlO内の付属部材、若しくはアダプター
242の下端に用意されるスポンジ等との擦接により、
乳剤面上の発色現像処理液の 断が行われる。一定時間
の発色現像処理が完了すると1回転手段230の作動か
停止され、次いで、ターンテーブル241か回転され、
カートリッジ10内に残留する発色現像液の排出、クリ
ーニングか行われた後、漂白ないし漂白定着用処理液の
供給が行われ、回転手段230の作動がONされる。
以下、同様の操作により現像処理が行われ、処理完了と
共にカートリッジ10は基台200から取りはずされ、
カートリッジオープナ−により、或いはマニュアルでカ
ートリッジ10が破壊されシート状写真フィルム240
が取り出され乾燥される。
なお、水洗代替安定化処理に依らず、従来の水洗工程を
行う方式の場合には、カートリッジ10を破壊してシー
ト状写真フィルム20を取り出してから水洗・乾燥を行
うようにしてもよい6以上の工程は全部又は一部を自動
化することもできるし、全部をマニュアルて行うことも
できる。自動化する場合は、ターンテーブル241の回
転・位置制御、処理液の温度制御、処理液の供給・排出
制御シート状写真フィルム回転手段の制御、時間制御等
の自動制御が行われる。
装置例6: 次に第5図に従って1本発明のシート状記録媒体の処理
方法を適用したシート状写真フィルムの現像処理装置の
他の装置例を説明する。
図中において、300は基台であり、その上面にはカー
トリッジ10を蔵置する凹部が形成されており、下面に
はシート状写真フィルムの回転手段310のモータ及び
処理液排出手段320が用意されている。モータに代え
てレバーの操作ないし、歯車あるいはプーリ等を介して
ノブの回転による手動操作によりシート状写真フィルム
を回転するようなものも包含する。
302は押え部材であって、図示のものでは、基端がヒ
ンジ機構を介して基台300の端部に固定されており、
他端は締具により基台300に固定される。なお、基台
300の上面周縁はパツキン等のシーリ材により遮光及
び水密構造にするのが好ましい。
押え部材302には遮光・液透過機能を有するスポンジ
等が用意されているアダプター342と、カートリッジ
10の露光窓12の遮光板の開閉を行う遮光板開閉手段
350とが用意されている。この遮光板開閉手段350
は、レバーの操作によりカートリッジ10の露光窓12
部分に用意されている遮光用の遮光板の開閉を行うもの
で、ディスクカメラにおける遮光板開閉機構と同一の機
構の操用が可能である。
341はターンテーブルであって、押え部材302の中
央に設けられている軸受部材を介して取り付けられ、現
像処理液のカセット343が放射状に用意されている。
ターンテーブル341は、軸受部材の位置を中心として
回転し、カセット343は順次アダプタ342上に案内
される。
アダプター342内のスポンジは、カートリッジ10の
露光窓12の遮光板を開いた場合にもシート状写真フィ
ルム20が露光されないようにする為と乳剤面とのi1
1接を行う為に用意されるものであって、スポンジに代
えてiamの束、或いは綿状のもの等の利用もできる。
また、アダプター342を迷路構造に形成して遮光し処
理液のみ通過させるようにしてもよい。
更には、遮光板が開状態のときは、カセット342の取
りはずしができないよう安全機構を設けるのが好ましい
加熱手段をターンテーブル341及び又は基台300側
に設けるのは第4図に示した装置例の場合と同様である
図示の装置によるシート状写真フィルムの現像処理は、
第4図に示したものとほぼ同様である。
装置例7: 第6図に示す装置により行われるもので、この装置は、
シート状写真フィルムのカートリッジ10をポケット部
に差し込み、必要により蓋をして固定し、先の装置例の
ものと同様に、モータあるいは手動によるシート状写真
フィルムの回転手段310、アダプタ342・カセット
343による処理液の供給手段、電動バルブないし手操
作のコック或いは栓による処理液の排出手段320を配
置したものである。
装置例8: 以上、第4図及び第5図に示した装置例の説明において
、写真処理液の供給方式は、カートリッジlOの遮光板
が開かれ、カセッ1−からスポンジ等を介して、シーl
−状写真フィルム20の乳剤面に直接塗布、或いは滴下
されるものと、遮光板は閉状態のままで、カートリッジ
lOが有する開口部から写真処理液がカートリッジ内に
注入されるものとがあるが、前者の場合には、塗布・滴
下に加えて、噴霧によることもてき、例えば図示の装置
に加えて、空気ポンプ等を用意し、カセット内の写真処
理液を霧吹き構造のノズルから噴出させるようにしても
よい、後者の場合には、例えば第6図に示す如く、基台
200 (300)の四部をカートリッジ10の厚みよ
りも若干深く形成し、カートリッジ10からあふれた処
理液が凹部に溜まるようにする実施態様も包含する。こ
のような実施態様の場合には、カートリッジ10を露光
窓12が下側になるよう配置しシート状写真フィルム2
0の乳剤面が下側になるようなものも許される。
装置例9: この装置例は、シート状記録媒体がシー1〜状写真フイ
ルムである場合、カートリッジ内に収納されたままの状
態て、少なくとも漂白ない漂白定着・工程までを浸漬法
によりシート状写真フィルムの写真処理を行うものであ
る。即ち、カー1−リックを写真処理工程中におけるシ
ート状写真フィルムの遮光構造(容器)として利用し、
カー1−リッジの隙間から写真処理液を浸入させて写真
処理を行うものである。第8図において、10は撮影済
みシート状写真フィルムが内装されているフィルムユニ
ットのカートリッジであり、現像処理されるべきシート
状写真フィルム20のカートリッジ10は、まづ、スタ
ート台130に載置されて用意される。処理開始スイッ
チの作動ONにより、Wi送系1.20の上下移動用ロ
ッド121が下降し、その先端に構成されているチャッ
ク122がカートリッジIOの中央孔を利用して、カー
トリッジ10をつかみ、ロッド121は上昇する。次い
で、ロッド121はガイドレール122に沿フて図面−
L右方向に移動し発色現像槽CDの位置で停止し、ロッ
ド121の下降により、カートリッジlOは発色現像処
理液中に浸漬され、写真処理液はカートリッジIOの、
例えば露光窓や中央開口部等の隙間からカートリッジ内
に浸入してシート状写真フィルムの乳剤面を湿潤し発色
現像処理が行われる。一定時間経過後ロッド121はカ
ートリッジ10を保持したま\再び上昇し、漂白定着槽
BFに案内され漂白定着処理され、次いで、裁断部14
0に送られ、ロッド121の回転に同期する裁断装置の
裁断刃141によりカートリッジ10の周辺が裁断され
シート状写真フィルムはカートリッジ10から解放され
る。その後、水洗代替安定槽sbに送られる。
なお、図示の装置例においては、カートリッジ10の破
壊を裁断部140で行りているが、漂白定着槽RFの中
又はその上、水洗代替安定槽sbの中又はその上に裁1
IIIr装四を配置してもよい、槽内に設ける場合は、
常に水洗代替安定液を充満させた状態の中に裁[r装置
を配置しておくのてはなく。
裁断−水洗代替安定液注入一水説完了一水洗代替安定液
の排出−カートリッジ10の移設、の如くに作動すれば
、裁断装置の腐食か防止できるだけでなく装置全体の小
型化にも有益である。
また、図示の装置例において、裁断刃によるカートリッ
ジの裁断か行われてもシート状写真フィルムはなおチャ
ック122に係合した状態である。
カートリッジ10の破壊手段は、図示の如き裁断刃によ
るカートリッジ10の周囲全体の裁断を行なうもの\外
、例えば、カートリッジ10の露光窓12側の基端部を
裁断してラベル側板18と開口部側板11とを引き離す
もの、或は、露光窓12とは反対側の端部から爪をラベ
ル側板18と開口部側板11との接合面に刺し、互いに
逆方向に引っ張り両者を引きはがすもの、爪に代えて回
転刃によるもの等、様々に設計可能であり、また手で破
壊することや、後述する他の装置例で説明するものの他
、必要に応じ、コダック社製のオープナ−モデルH等の
カートリッジオープナ−の利。
用も可能である。
以上の写真処理が完了すると、フィニツシユ台131に
到達して、カートリッジlOはロッド121のチャック
122から開放されて、一定時間の乾燥が行なわれる。
図示した写真処理槽の構成は代表例として示したもので
あり、図示のものに限定されるものではなく、例えば、
発色現像槽CD、漂白槽BL、定着槽FIX、水洗代替
安定槽Sb、第2安定槽を持つもの等他の槽構成のもの
をも包含するものである。この態様においては、漂白槽
BLにより漂白処理を行った後シート状写真フィルムを
カートリッジ10から解放する。
また、例えば、図示のものにおいて、乾燥部りは必ずし
も設けずともよく、水洗工程が終了した後にフィニツシ
ユ台131上にあるシート状写真フィルム20を取り出
して別に設けた乾燥手段で乾燥させるようにしてもよい
カートリッジ10をロット121の先端に固定して搬送
するチャック121、スタート台130とフィニツシユ
台131による搬送系120のチャック機構としては、
例えば、実開昭59−170845号に記載されている
シート状写真フィルム供給装置のものが利用できる。
チャック機構に代るものとしては、皿、網等にカートリ
ッジ10を載置して搬送するようなものであってもよく
、或は、カートリッジ10の一部をつかんで搬送するも
の、その他種々に設計可能である。
搬送系120全体にしても図示の構成に限定されるもの
ではなく、種々に設計することが可能であり、また、各
処理槽を放射状に配置し、ロッド121を円周方向に移
動させてカートリッジ10を各写真処理槽に案内する方
式、逆に、ロッド121の位置は固定とし、各写真処理
槽をターンテーブルに放射状に配置して各写真処理槽を
移動して案内するようにしてもよい。
図示の搬送系120は、例えば、シート状写真フィルム
乳剤面での安定な処理液 断力と接触効果により写真処
理の安定化と鮮鋭性の向上を目的としてロット121自
体ないしロッド121に内装されている回転棒によりシ
ート状写真フィルム20をカートリッジlO内で回転さ
せる機構を有するものも包含する。
上記のような実施態様の場合、シート状写真フィルム2
0を固定してカートリッジlO側を回転してもよく、両
者を互いに逆方向に回転してもよい、また、回転の中心
を偏心させることも好ましい、また1回転速度が早すぎ
るとシート状写真フィルムの乳剤面に傷が着く虞があり
、高速回転である必要はない。
装置例10: この装置例は、シート状記録媒体がシート状写真フィル
ムである場合、第9図に示す如く、カートリッジlOを
垂直に保持して浸漬法により写真処理するもので、カー
トリッジ10は、ガイドレール123に保持されている
保持部材に設けられているチャック機構122に取り付
けられガイトレール123に沿って各写真処理槽に供給
される1次TJ’i1の写X処理槽にカートリッジを移
設するにはガイトレール123を上下動させる方式、ガ
イトレール123はそのままで保持部材を上下動させる
方式、処理槽を上下鴫水平動させる方式のいずれか、或
いは、これらの組み合わせによって行われる。
カートリッジ10は、露光窓を下側にして保持され、処
理槽中の処理液に、露光窓12の若干上部までが浸漬さ
れる。
装置例11: 第10図に示すもので、カートリッジ10は、ソレノイ
ド410の作動によって上下動する軸420の下端に設
けられているチャック機構に保持される。写真処理液が
収納され、加熱手段を有する処理槽430が配置されて
いるターンテーブル(ターンテーブルとせずアームを放
射状に用意して先端に処理槽を配置してもよい)をモー
タにより間欠的に回転させて各写真処理槽をカートリッ
ジ10の位置に案内する。ソレノイド410によるカー
トリッジlOの上下同機構に代えて、ターンテーブル側
に昇降機構を設けてもよい。
この装置例のものにおいても、他の装置例のものと同様
に写真処理中、シート状写真フィルム20の回転を行う
装置例12: 処理液をカセットを用いて少なくとも1回分の処理液を
供給する場合の供給機構の例をを示すものて、第11図
は、カートリッジをホルダーに収納して、後端からソレ
ノイド等の押圧機構により押圧してカーl−リッジ内の
処理液を出すものであり、第12図は、空気圧による押
し出し、第13図及び第14[Jのものは、ロールや抑
圧板等によりカートリッジを挟圧して写真処理液を絞り
出すものである。
装置例13: 第15図に示すもので、この装置は、基台の凹部に撮影
済みシート状写真フィルムが収納されているカートリ・
・jジ10を載置しシート状写真フィルムのハブ21に
回転軸510の先端に構成されているチャック部を係合
させてシート状写真フィルムlOを回転させながら写真
処理を行うものである。
各写真処理液は、好ましくは、カセット520に収納さ
れた状態で用意されてホルダー521に装着される。ホ
ルダー521にはヒーター522が組み込まれており、
調温された処理液が、例えばカートリッジ10の遮光板
開閉用の窓14或いはビン孔15を通してカートリッジ
内に供給される。ホルダー521の処理液供給部は遮光
板の開閉機構を兼ねていてもよい。
一方、カートリッジ10の露光窓12には遮光部材によ
って遮光された構造で常にスプリング等により下方に付
加された状態でローラ530か用意されており1回転軸
510の回転によって回転するシート状写真フィルム2
0の乳剤面を擦接するよう構成されている。
押し出しピン540は、例えばソレノイド等により下方
向に作動させることにより、第1図に示すカートリッジ
10の孔16を通してラベル側板18を押し出し、カー
トリッジ10を破壊させるものである。
この装置例において、基台側にもヒータを配置すること
が好ましい。
装置例14・ この装置例の装置は、第16図に示す如く、基台600
の上面の凹部に撮影済みディスクフィルが内装されてい
るカートリッジ10をラベル側板18を上にして組1)
、例えばソレノイド等によって作動される押え部材61
0によって上面を固定し、モーター620によって回転
する回転軸の先端に設けられているチャック機構にシー
ト状写真フィルム20のハブ21を係合させ、好ましく
はシート状写真フィルム1枚処理に必要な量の写真処理
液が投入されている処理液カセットを用いて、好ましく
は電磁バルブ等によって制御して。
写真処理液を基台600の凹部に供給し、カートリッジ
10全体を写真処理液に浸漬した状態で、かつ、モータ
ー620によりシート状写真フィルム20を回転させな
がら写真処理を行うものである。
%置棚41+ 紅中1/!十 肴セ1.真、tハ主市小
状態で調温されて、或は、カセットから放出された段階
で調温された後に基台600の凹部に供給され、好まし
くは基台600側に用意されているヒーターにより写真
処理中の処理液の温度が制御される。
押し出しピン630は、例えばソレノイドによって上下
方向に運動し、露光窓側板11に形成されている孔16
に差し込まれラベル側板18を露光窓側板11から引き
はがすものである。引きはがしは、定着処理が完了した
後であれば、いつでもよい。
装置例15: この装置例の装置は、第17図〜第20図に示す如く、
撮影済みのシート状写真フィルム20が収納されている
カートリッジ10の複数枚を同時に処理するものである
。カートリッジ10をモーターによって回転する回転軸
710に固定するには、例えば第18図に示す如く、回
転軸710に設けたlないし複数のスリット部に係止用
部材711を配置し、ロッド712の挿入ないしネジ込
みによって係止用部材711を巾方向に膨出させてシー
ト状写真フィルムの中央開口部に係合させる。係合を解
除するにはロッド712を引きぬき係止用部材711を
自由にするだけでよい。
簡易な固定方法としては、第22図に示す如くゴム等の
軟質部材でアタッチメント720を形成し、このアタッ
チメントを回転軸710の下端に取り付けておき、シー
ト状写真フィルムIOのハブ21に強制的に挿入するよ
うにしてもよい。
また、回転軸710の少なくとも下方部を軟質材で形成
するような実施態様であってもよい。
第23図に示す如く1回転軸710は支持部材を介して
上下方向に移動可能な状態で取り付けられており、モー
ターの回転がプーリー、ギヤ等様々な伝導手段を介して
伝達されている。
写真処理液は、好ましくは温度調節可能な処理液供給手
段にカセット740により、或はカセットによらず貯蔵
槽によって用意されており、例えば電磁バルブ等の制御
によって、定められた写真処理工程に従って順次、シー
ト1真フイルムの処理枚数に応じた量の処理液の供給が
行われる。
この装置例の利点は、カートリッジ1個でも。
また複数同時にも処理できる点であり、例えば、装着し
たカートリッジの最上部のもの\位置まで処理個数に応
じた量の写真処理液を供給するばよいので、写真処理液
の小量化に有利である。
(以下余白) 装置例16: 次に、第21図〜第23図に従ってカートリッジの破壊
機構を組み込んだ装置例を説明する。
この装置例における写真処理液の供給機構、カートリッ
ジの保持・回転機構等は前記した他の装2例のものの一
つが任意に選択されて適用される。
撮影済みシート状写真フィルムが収納されているカート
リッジ10は、第21図に示す如く、露光窓側板11が
上側になる状態で水平に基台810.811に保持され
、上述した他の装置例のものと同様に、シート状写真フ
ィルム20のハブ21にはモーター等の駆動手段にによ
って回転される回転軸820のチャック機構が係合され
、シート状写真フィルムの回転が行われる。
基台810・811によるカートリッジ10の保持は、
水平方向からの押圧と共に、ラベル側板18に触れるこ
となく露光窓側板11の下面の端部を支持することによ
り行われる。
830は押し出しピンであって、アームの先端に形成さ
れており、図示しないアーム駆動機構により矢符方向に
駆動されるものであり、このピン830は露光窓側板1
1に形成されている透孔16・16を通して差し込まれ
ラベル側板18を、露光窓側板11との接合を破壊して
、下方向に押し下げるものである。なお、アーム機構に
代えてピン830を上下方向に直線往復運動する、例え
ばソレノイド等を利用して駆動するようにしてもよい。
また、図示のアームは、基台810側に取り付けるよう
にしてもよく、更に、ピン830によって押し出された
ラベル側板18の先端を係合して引きはがす機構や、カ
ッター840によるカートリッジ10の端部ないし露光
窓側板11とラベル側板18との接合部の切除機構を設
けてもよい。
水洗工程が完了すると上記カートリッジ破壊機構を作動
させて、第23に示す如く、ラベル側板18を引きはが
し、シート状写真フィルム20を回転させながらヒータ
ーにより乾燥を行う。乾燥が完了すると回転軸820の
先端に形成されているチャック機構を作動させてシート
状写真フィルム20との保合を解除すれば、シー1〜状
写真フイルム20は自然落下して案内路を通して外部に
排出される。
装置例17: 次に、第24図〜第27図に従って、カートリッジの破
壊手段を組み込んだ他の装置例を説明する。
第24図において、10は処理しようとするディスクフ
ィルムが収納されているカートリッジであり、840は
、カートリッジの解放手段。
850は処理液の供給手段である。
カートリッジの解放手段は、カートリッジ10の露光窓
側板11の両端部(カートリッジ破壊用の孔16.16
の外側)を下方から支持する支持部材841,841と
、カートリッジIOのラベル側板18の端部中央下部1
8A、及び若しくは、カートリッジ破壊用の孔16.1
6を介してラベル側板18を下方に押圧する抑圧部材8
42とて構成されており、第25図に示す状態にカート
リッジIOを支持して、押圧部材842を矢符方向に作
動さぜれば、頭初、第26図(A)の状態にあるカート
リッジlOは押圧部材32の下降により第26図(B)
の状態、となり、この状態て、若しくはラベル側板18
の端部を更に下降させてから、第26図(C)に示す如
く、処理液供給手段850のノズル部851を解放部か
らカー1リツジ内O内に差し込み、処理液の供給を行う
図示の処理液供給手段850においては、ホルダー85
2に処理液カセットをセットし、エヤーによりノズル8
51より処理液を噴霧するものを示しているが、注入、
塗布等の手段によることも許される。
処理液供給時には、第25図に示すディスクフィルムの
回転手段820によりディスクフィルムを回転させるこ
とが好ましい。
以上の処理を行う場合、出ないしカートリッジの周囲は
、少なくとも現像、定着ないし停止処理が完了するまで
遮光しておく必要がある。
第27図は、カートリッジ解放手段の他の実施例を示す
もので、露光窓側板11の端部とラベル側板18の中央
下部18Aを挟持して、それぞれ上方、下方に引きはが
すものである。現像処理後ラベル側板18を大きく引き
はがせば、収納されているディスクフィルム10は下方
に自然落下することになる。
装置例18: 次に、第28図〜第31図に従ってシート状写真フィル
ムの露光窓を通して写真処理液を供給する装置を説明す
る。
第28図は、頭記した市販のシート状写真フィルムの要
部を断面図で示すものである0図中において、11はカ
ートリッジの露光窓12側の板、20はシート状写真フ
ィルム、17は遮光板である。
この装置ににおいては、シート状写真フィルム20の画
像形成重文、よりも若干広い9.2の範囲に、シート状
写真フィルム20の回転によりトラック状に処理液の供
給が行われる。
なお、この装置は、カートリッジから取り出されたシー
ト状写真フィルムに対し処理液をトラック状に供給する
ものを排除するものではない。
シート状写真フィルム20に対する処理液の供給は例え
ば第29図に示す如く、処理液を収納したカセットを取
り付けるホルダー852を用意し、その先端が、露光窓
12を通してカー1〜リツジ内に差し込まれる構成とし
、該先端部には、ロール853を取り付けてシー1へ状
写真フィルム20の乳剤面に接触するようにし、供給時
にはシート状写真フィルム20を回転するようにして行
う。
なお、シート状写真フィルム20か解放状態の場合には
、シート状写真フィルム20を回転せず、処理供給手段
側を回転するようにしてもよい。
また、ホルダー852には処理液の加熱手段を設けるこ
とか好ましい。
カートリッジ10の周囲が非遮光構造の場合には、露光
*12の周囲を遮光する。カートリッジIOの全体を遮
光構造体内に収納してもよい。
第30図は、噴霧により処理液を供給する実施態様を示
す、これは、処理液案内パイプ854の端部(ノズル)
を処理液カセット855内に差し込み、空気パイプ85
6を通してコンプレッサ、手動ポンプ等により空気を噴
出させて処理液を霧状にシート状写真フィルム乳剤面に
供給するものである。パイプ856は、供給する処理液
を交換する場合のクリーニング液やシート状写真フィル
ム20を乾燥する場合の加熱空気を供給する場合にも利
用し得る。ノズル及び空気パイプの個数、形状は限定的
ではない。
第31図は、第29図におけるロール853に代えて繊
維束857を利用する実施態様を示すものであり図示し
ないが、例えば、連続気泡のスポンジ等を利用すること
も許される。更に、一定粘度以上の処理液を押し出すよ
うにしてもよい。
0−ルB 53 、 am束857、スポンジ等を利用
してシート状写真フィルム20の乳剤面を擦接すれば、
処理時間の短縮と処理性簡の向上が認められる。
次に、第32図〜第35図に従って、処理液の供給口の
装置例を説明する。
第32図において、860はホルダーであって、上部に
は処理液を収納したカセットないし処理液供給用のパイ
プの端部を結合させる結合部861が用意されており、
下端には、前記したカートリッジ10の露光窓12の開
口部分に差し込まれる差し込み口862が用意されてい
る。
差し込み口862の断面形状は露光窓12の開口部分の
形状(重版のカートリッジでは略方形)に対応するもの
であることが好ましいが、これに限定されるものではな
く、断面が円形、長方形その他の形状のものであっても
よい。
差し込み口862には、差し込み深さを規制するストッ
パを兼ねたシールド部863は設けられているのが好ま
しい、露光窓12部分からの光の侵入が、例えばホルダ
ー860が遮光板に取り付けられる、等のようにシール
ド部863より上部位置で阻止されている構造の場合に
は、露光窓12の周囲を遮光する必要がないので、シー
ルド部863は、単なるストッパであればよい、更に、
後述するように、差し込み1862部分に塗布用の繊維
束やスポンジ等が配置される実施態様の場合においては
ストッパさえも設けなくともよい。
ホルダー860の内側には、処理液流路の開閉を行う処
理液流通制御機構864が用意されている。第32図に
示す機構は、駒の回転によるものであって、第33図に
示す如く、駒865を回転することにより、その周囲に
形成されている縦清か、ホルダー860の内壁部に形成
されている縦溝に合致したとき流路が開となり、不一致
の状態に駒を回転させれが流路は閉となる。
第32図に示す駒865は、外側から操作するよう構成
されているが1例えば第35図に示す如く、ホルダー8
60内に駒865を用意し、この駒865とカセットの
端部866との間に、例えば図示の如き、保合部を設け
て係合させ、カセットの操作によって駒865を回転さ
せるようにしたものである。このような実施態様の場合
には。
更に、駒865を流路が閉となる方向に回転しなければ
カセットが取りはずせないようにするのが好ましい。
次に、処理液供給口の遮光構造を説明する。
上記した処理液の流通制御機構は、それ自体が遮光の働
きを持っており、カセットを結合部861から取りはず
しても、光がシート状写真フィルム20に侵入すること
はないが、この構造に加えて、若しくは単独に下記の遮
光部を形成する。
第32図において、870はホルダー860の差し込み
口862に配置されたM&維束であり、その先端は好ま
しくはシート状写真フィルム20の乳剤面に接している
。カセットから供給された処理液は、繊維束870中の
空隙を通ってシート状写真フィルム20の乳剤面に供給
され、このとき、シート状写真フィルム20が回転操作
され\ば、シート状写真フィルム20の画像形成域にト
ラック状に処理液が供給される。
繊維束870に代えて、例えば第34図に示す如く連続
気泡のスポンジ871や、図示しないか綿状にm!!か
からみ合ったものを利用してもよい。
なお、第32図の繊維束870、第34図のスポンジ8
71は、その先端がシート状写真フィルム20の乳剤面
に接する状態に図示されているが、これは、乳剤面を挟
接することにより、処理時間の短縮、処理性能の向上を
困指したものであるから、必ずしも必順の要件てはなく
、例えば、処理液は注入、滴下、等の方法により行われ
る場合には、Fa錐束870、スポンジ871の先端は
差し込み口862の位置より上部にあってもよい。
第34図において、872は迷路構造の処理液流路を有
する駒であって、セットされたカセットから流れ出た処
理液は駒872の迷路を通って外部に取り出されるもの
である。該迷路の存在によりカセットを取り去っても、
光が差し込みロ862側に透過しないように構成されて
い、5.なお、図示の迷路は駒872により形成されて
いるが、ホルダー860を結合部861と差し込み口8
62とに分離し、両者を例えばスパイラル状のパイプで
結合して遮光部としてもよい、更に、駒872における
迷路の具体的な構造は限定的ではない、駒872内に綿
、スポンジ等を配置したものも包含する。
装置例20: 次に、カートリッジ内に処理液を供給する態様を説明す
る。
A、市原のカートリッジ自身が有する開口部を利用する
もの: これは、例えばシート状写真フィルムのカートリッジに
おける露光窓・中央開口部を利用するものである。
B、重版のカートリッジの一部を破壊するもの:カート
リッジを若干解放して処理液をシート状写真フィルムに
供給するものについては、既に上述した装置例で説明し
た。
カートリッジに処理液供給用の穴を開けるものを説明す
る。
第36図(A)において、10はカートリッジ、20は
収納されているシート状写真フィルムである。
880は開口部形成手段、881はそのドリル部であり
、写真処理液の供給口を兼ねている。
このドリル部881の断面形状は、好ましくは円形であ
るか、円形に限定されるものではない。また、ドリル部
881の先端には、刃が形成されているか、刃の形状、
個数も限□定的ではない。
ドリル部881は中空となっており、図示しないが、処
理液カセット或いは処理液供給バイブに供給して処理液
が供給される。
開口部は、第36図において!、で示すシート状写真フ
ィルム20が存在しない範囲に形成することが好ましく
、I2の範囲に開口部を形成する場合にはドリル部88
1にストッパ882を設けて侵入深さを規制し、その先
端かシート状写真フィルム20に誤って接触しないよう
にするのが好ましい。
また1手動・自動によらず、開口部形成位置の誤認によ
り、シーi状写真フィルム20を傷付けないようにする
ために、基台上にカートリッジの外形に対応する凹部な
いしガイド部材を用意しておきカートリッジ10を正し
く位置ぎめした後でなければ、開口部形成手段880が
作動しないような安全手段を設けるのが好ましい。ガイ
ド部材は、ドリル部881側に設けてもよい。
上記した安全手段は、後述する実施態様の如くドリル部
881の先端が反対側の板まで達するような場合には特
に必要である。
第36図(B)は、処理液カセットの口部に開口部形成
手段880をセットした状態を示しおり、ドリル部88
1は、例えばセルフタッピングネジと同様の構造で、回
転操作によりカートリッジ10の坂内に侵入する。
883は、軟質ゴム等の軟質材であって、トリル部88
1の侵入に従って変形し、形成した開口部より光がカー
トリッジ10内に侵入するのを防止するものである。こ
の構成は、開口部の形成が暗室下で行われる場合には不
要である。軟質材883はトリル部881の周囲に予め
セットしておくのが好ましいが、開口操作の都度、開口
位置のカートリッジの上面ないし上面及び下面に配置す
るような方式のものであってもよい。
以上の構成は、他の実施態様のトリル部にも適用可能で
ある。
第36図(B)に示す実施態様の場合、トリル部881
による開口により、たソちに処理液をカートリッジlO
内に供給することができる。
第30図(C)に示すものは、トリル部881自体が、
処理液の供給口と排出口を持つものである。第36図(
A)及びCB)に示したようなトリル部881の場合に
あっても、処理液を供給して一定時間経過後にトリル部
881を更に深く侵入させて反対側板に排出口を形成す
るようにすることが可能である。
第36図(D)に示すものは、シート状写真フィルムI
Oを基台34に載置してトリル部に代わるパンチ部88
4を押圧することにより開口部を形成するもので、好ま
しくは、パンチ部884は中空で処理液流路が形成され
ている。パンチ部884の上部には、処理液カセットな
いし処理液供給用のパイプが接続され、カートリッジl
o内に処理液が供給される。
以上の各実施態様において、処理液の供給が行われると
1図示しないが1回転手段によりシート状写真フィルム
20が回転されるのが好ましい。
C0処理液供給用に改良されたカートリッジを用いるも
の、そのl: 第37図(A)(B)に示すもので、これは、カートリ
ッジ10も表面(裏面)板に処理液供給(排出)用の開
口部を設けておき、第37図(A)に示す如き蓋部材の
 合、第37図(B)に示す如き貼着シートによる封止
を行っておくものである。
蓋部材は1図示の如く開口部に抑圧により在合するか、
ネジ機構によってもよい、また、蓋部材の脱落を防止す
る為に、接着ないし粘着剤を介してもよいし、仮想線で
示す如く貼着シート等により押えるようにしてもよい。
第37図(B)は、貼着シートだけで開口部を被覆した
実施態様を示している。貼着シートをはがすか、突き破
れば開口部となる。
D、改良されたカートリッジを利用し、穴(開口部)を
開けるもの、その2: 第38図(A)に示す実施態様のものは、カートリッジ
10の表面(裏面)板に円形ないし方形等、任意の断面
形状の凸部によって開口部を形成しておき、その凸部全
体、若しくは開口部に連通ずる部分を切除することによ
り開口部を形成するものである。この実施態様の場合、
凸部全体、若しくは、開口部に連通ずる部分を肉薄に形
成しておくのが好ましい。
なお、凸部に代えて凹部とすること、或いは。
第38図CB)に示す如く、単に肉薄部を形成しておく
だけでもよい。
第39図に示すものは、カートリッジlOの側部にパイ
プ状の突起を形成しておき、その先端をなる開口部を形
成するものである。なお、突起の断面形状は円形に限定
されるものではなく方形その他の形状てあってもよい、
更に、突起内には2つの開口部を並列に設け、一方を処
理液の供給口、他方を排出口にしてもよいし、突起を別
の位置に2つ用意し、その一方を供給口、他方を排出口
にしてもよい。
以上第37図〜第39図に示した各実施態様において、
処理液の供給口・排出口となる開口部は単一であると2
以上の複数であるとを問わない。
開口部が単一の場合には、供給と排出とが同一の開口部
を通して行われ、開口部が複数の場合には、供給と排出
とを別々に行うことができる。また、供給口が複数で、
排出口が単一、或いはその逆といった構成の採用も可能
である。供給口が複数の場合には、例えば発色現像用、
定着用、水洗用の如く異種の写真処理液を別々の供給口
からカートリッジ10内に供給することができる利点が
ある。このような実施態様の場合、開口部の配しておけ
ば、処理液カセットのセクトや供給手順を誤ることがな
い利点を生じる。
更に、処理液の供給口をカートリッジの表面板に排出口
を裏面板に設けること、又は、その逆のような実施好ま
しい。
第37図に示した如く、開口部に貼着シートを貼り付け
たもの、第38図(B)に示した如く、肉薄部分を形成
する実施態様のものは、頭記した市販のカートリッジl
Oの外形々状を変化させることな〈実施が可能である。
(以下余白) 写真処理液: 次に、本発明によるシート状写真フィルムの現像処理を
行うことができるカラー用写真処理液の代表例について
詳述する。
本発明において、各写真処理液は、好ましくはシート状
写真フィルム一枚を写真処理するのに必要な置部にカセ
ットに封入された状態で提供されるものであるが、複数
枚数の写真処理ができる量で提供されるものを排除する
ものではない。
また、写真処理液はカセットごと上記した現像処理装置
にセットされることが好ましいが、本発明の適用に際し
ては、このことに限定されるものではなく、更に、カセ
ットの具体的構成は限定的要件となるものではない。
発色現像液は発色現像処理工程(カラー色画像を形成す
る工程であり、具体的には発色現像主薬の酸化体とカラ
ーカプラーとのカップリング反応によってカラー色画像
を形成する工程)に用いる処理液であり、従って、発色
現像処理工程においては通常発色現像液中に発色現像主
薬を含有させることが必要であるが、カラー写真材料中
に発色現像主薬を内蔵させ、発色現像主薬を含有させた
発色現像液又はアルカリ液(アクチベーター液)で処理
することも含まれる0発色現像液に含まれる発色現像主
薬は芳香族第1級アミン発色現像主薬であり、アミンフ
ェノール系及びP−フェニレジンアミン系誘導体が含ま
れる。これらの発色現像主薬は有機酸及び無機酸の塩と
して用いることができ、例えば塩酸塩、硫酸塩、燐酸塩
、p−)ルエンスルホン酸塩、亜硫酸塩、シュウ酸塩、
ベンゼンジスルホン酸塩等を用いる。これらの化合物は
一般に発色現像液11について約0.1g〜約30gの
濃度、更に好ましくは、発色現像液1見について約1g
〜15gの濃度で使用される。
上記アミンフェノール系現像剤としては例えば、0−ア
ミノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミノ−
2−オキシ−トルエン、2−7ミノー3−オチルーベン
ゼン等が含まれる。
発色現像液は、現像液に通常用いられるアルカリ剤1例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、硫酸ナトリウ
ム、メタホウ酸ナトリウムまたはホウ砂等を含むことが
あり、更に種々の添加剤、例えばベンジルアルコール、
ハロゲン化アルカリ金属、例えば、臭化カリウム、また
は塩化カリウム等、あるいは現像TAm剤として例えば
シトラジン酸等、保恒剤としてヒドロキシルアミンまた
は亜硫酸塩等を含有することもある。さらに各種消泡剤
や界面活性剤を、またメタノール、ジメチルホルムアミ
ドまたはジメチルスルホキシド等の有機溶剤等を適宜含
有することもある。なお、該発色現像液のpHは通常7
以上であり、好ましくは約8〜13である。
また、発色現像液には必要に応じて酸化防止剤としてジ
エチルヒドロキシアミン、テトロン酸、テトロンイミド
、2−アニリノエタノール、ジヒドロキシアセトン、芳
香旌填2アルコール、ヒドロキナム酸、ペントースまた
はヘキソース、ピロガロール−1,3−ジメチルエーテ
ル等が含有されてもよい、更に発色現像液中には、金属
イオン封鎖剤として1種々なるキレート剤が併用されて
もよい6例えば該キレート剤としてエチレンジアミン四
酢酸、ジエチレントリアミノ五酢酸等のアミンポリカル
ボン酸、1−ヒドロキシエチリデン71.1−ジホスホ
ン酸等の有機ホスホン酸、アミイトリ(メチレンホスホ
ン酸)もしくはエチレンジアミンテトラリン酸等のアミ
ノポリホスホン酸、クエン酸もしくはグルコン酸等のオ
キシカルボン酸、2−ホスホノブタン−1,2,4−)
リカルボン酸等のホスホノカルボン酸、トリポリリン酸
もしくはヘキサメタリン酸等のポリリン酸、ポリヒドロ
キシ化合物等が挙げられる。
漂白定着液は漂白定着工程(現像によって生成した金属
銀を酸化してハロゲン化銀に代え1次いで水溶性の錯体
を形成すると共に発色剤の未発色部を発色させる工程)
に用いられる処理液であり、該漂白定着液に使用される
漂白剤廿その種類を問わない0例えtg有機酸の金属錯
塩は、アミノポリカルボン酸又はホウ酸、クエン酸等の
有機酸で鉄、コバルト、銅等の金属オオンを配位したも
のである。このような有機酸の金属錯塩を形成するため
に用いられる有機酸としては、ポリカルボン酸またはア
ミノポリカルボン酸が挙げられる。
これらのポリカルボン酸またはアミノポリカルボン酸は
アルカリ金属塩、アンモニウム塩もしくは水溶性アミン
塩であってもよい、これらの具体例としてはエチレンジ
アミンテトラ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、
エチレンジアミンート(β−オキシエチル)−N、N、
N−)り酢酸、プロピレンジアミンテトラ酢酸、ニトリ
ロトリ酢酸、シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸、イミ
ノジ酢酸、ジヒドロキシエチルグリシンクエン酸(また
は酒石酸)、エチルエーテルジアミンテトラ酢酸、グリ
コールエーテルジアミンテトラ酢酸、エチレンジアミン
テトラプロピオン酸、フェニレンジアミンテトラ酢酸、
エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩、エチレン
ジアミンテトラ酢酸テトラ(トリメチルアンモニウム)
塩、エチレンジアミンテトラ酢酸テトラナトリウム塩、
ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩、
エチレンジアミンート(β−オキジエエチ)−N、N、
N−トリ酢酸ナトリウム塩、プロピレンジアミンテトラ
酢酸ナトリウム塩、ムニトリロ酢酸ナトリウム塩、シク
ロヘキサンジアミンテトラ酢酸ナトリウム塩等が挙げら
れ、これらの漂白剤は5〜450g/l、より好ましく
は20〜250g/4で使用される。該漂白定着液には
前記の如き漂白剤以外にハロゲン化銀定着剤を含有し、
必要に応じて保恒剤として亜硫酸塩を含有する組成の液
が適用される。また、エチレンジアミン四酢酸鉄(m)
錯塩漂白剤と前記のハロゲン化銀定着剤の他の臭化アン
モニウムの如きハロゲン化物を少量添加した組成からな
る漂白定着液、あるいは逆に臭化アンモニウムの如きハ
ロゲン化物を多量に添加した組成からなる漂白定着液、
さらにはエチレンジアミン四酢酸鉄(II[)錯塩漂白
剤と多量の臭化アンモニウムの如きハロゲン化物との組
合わせからなる組成の特殊な漂白定着液等が用いられる
ことがある。前記ハロゲン化物としては、臭化アンモニ
ウムの他に塩化水素酸、臭化水素酸、臭化リチウム、臭
化ナトリウム、臭化カリウム、沃化ナトリウム、沃化カ
リウム、沃化アンモニウム等も使用することができる。
漂白定着液に含まれる前記ハロゲン化銀定着剤としては
通常の定着処理に用いられるようなハロゲン化銀と反応
して水溶性の錯塩を形成する化合物、例えば、チオ硫酸
カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
の如きチオ硫醸塩。
チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウム1.千
オシアン酸アンモニウムの如きチオシアン酸塩、チオ尿
素、チオエーテル等がその代表的なものである。これら
の定゛着剤は5g/ 1以上、溶解できる範囲の量で使
用されるが、一般には70g〜250g/iで使用され
る。
なお、漂白定着液にはホウ酸、ホウ砂、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
重炭酸ナトリウム、重度酸カリウム、酢酸、酢酸ナトリ
ウム、水酸化アンモニウム等の各種pH!l衝剤を単独
あるいは28以上組合わせて含有することがある。さら
にまた、各種の蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面活性剤
を含有することがある。またヒドロキシルアミン、ヒド
ラジン、アルデヒド化合物の重亜硫酸付加物等の保恒剤
、アミノポリカルボン酸等の有機キレート化剤あるいは
ニトロアルコール、硝酸塩等の安定剤、メタノール、ジ
メチルスルホアミド、ジメチルスルホキシド等の有機溶
媒等を適宜含有することもある。更には、漂白定着液は
、特開昭46−280号、特公昭45−8506号、同
46−556号、ベルギー特許第770,910号、特
公昭45−8836号、同53−9854号、特開昭5
4−71634号及び同49−42349号等に記載さ
れている種々の漂白促進剤を添加することがある。
漂白定着液のpHは4.0以上で用いられるが、一般に
はpl’[5−0以上pH9,5以下で使用され、望ま
しくはpH8,0以上pH8,5以下で使用され、更に
逮べれば最も好ましいpHは6.5以上8.5以下で処
理される。
なお、漂白定着処理は、前記漂白剤を主成分とする漂白
液による漂白処理と、前記定着剤を主成分とする定着液
による定着処理とに分離されて実施される場合もある。
水洗代替安定液は通常の安定化処理ではなく水洗代替処
理であり、特開昭58−134636号等の他、特願昭
58−2709号等に記載のような画像安定化処理をさ
し、実質的に水洗処理をなくすためのものである。従っ
て処理浴の名称は必ずしも安定化処理でなくてもよい。
安定液にはカラー画像を安定化させる機能の処理と水洗
ムラ等の汚染を防止する水切り浴的機簡の安定液もある
。他にはカラー画像を着色する着色調整液や、帯電防止
剤を含んだ帯電防止液もこれらの安定液に含まれる。安
定液には前浴から漂白定着処理が持ち込まれるときには
、これらを中和化、脱塩及び不活性化し色素の保存性を
劣化させない工夫がされる。
このような安定液に含まれる成分としては鉄イオンとの
キレート安定度定数が6以上(特に好ましくは8以上)
であるキレート剤がある。これらのキレート剤は、有機
カルボン酸キレート剤、有機リン酸キレート剤、ポリヒ
ドロキシ化合物、無機リン酸キレート剤等があり、なか
でも好ましいキレート剤としては、エチレンジアミンジ
オルトヒドロキシフェニル酢酸、ニトリロ玉酢酸、ヒド
ロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、ヒドロキシエチルイミンニ酢酸、ジアミノプロ
パノール四酢酸、エチレンジアミンテトラキスメチレン
ホスホン酸、ニトリロトリメチレンホスホン酸、1−ヒ
ドロデシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1,1−
ジホスホンエタン−2−カルボン酸、2−ホスホノブタ
ン−1,2,4−トリカルボン酸、l−ヒドロキシ−1
−ホスホノプロパン−1,2,3−トリカルボン酸、カ
テコール−3,5−ジスルホン酸、ビロリン酸ナトリウ
ム、テトラポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナ
トリウムがあり、本発明の効果のために特に好ましくは
ジエチレントリアミン五酢酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸やこれらの塩である。これら
の化合物は一般に安定液1文について約0.1g −1
0gの濃度、更に好ましくは、安定液1見について約0
.5g〜5gの濃度で使用される。
安定液に添加される化合物としては、アンモニウム化合
物がある。これらは各種の無機化合物のアンモニウム塩
によって供給されるが、具体的には水酸化アンモニウム
、臭化アンモニウム、炭酸アンモニウム、塩化アンモニ
ウム、次亜リン酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、
亜リン酸アンモニウム、フッ化アンモニウム、酸性ツー
、化アンモニウム、フルオロホウ酸アンモニウム、ヒ酸
アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、フッ化水素アン
モニウム、硫酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、
ヨウ化アンモニウム、硝酸アンモニウム、五ホウ酸アン
モニウム、酢酸アンモニウム、アジピン酸アンモニウム
、アラリントリカルポン酸アンモニウム、安息香酸アン
モニウム、カルバミン酸アンモニウム、クエン酸アンモ
ニウム、ジエチルジチオカルバミン酸アンモニウム、ギ
酸アンモニウム、リンゴ酸水素アンモニウム、シュウ酸
水素アンモニウム、フタル酸水素アンモニウム、酒石酸
水素アンモニウム、乳酸アンモニウム、リンゴ酸アンモ
ニウム、マレイン酸アンモニウム、シュウ酸アンモニウ
ム、フタル酸アンモニウム、ピクリン酸アンモニウム、
ピロリジンジチオカルバミン酸アンモニウム、サルチル
酸アンモニウム、コハク酸アンモニウム、スルファニル
酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、チオグリコール
酸アンモニウム、 2,4.fi−トリニトロフェノー
ルアンモニウム等である。これらのアンモニウム化合物
の添加量は安定液fi当り0.05〜100gの範囲で
使用され、好ましくは0.1〜20gの範囲で用いられ
る。
安定液に添加される化合物としては、酢酸、硫酸、塩酸
、硝酸、スルファニル酸、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化アンモニウム等のpH調整剤、安息香酸
ソーダ、ヒドロキシ安息香酸ブチル、抗生物質、テヒド
ロ酢酸、ソルビン酸カリウム、サイアベンタゾール、オ
ルト−フェニルフェノール等のEFF/<イ剤、5−ク
ロロ−2−メチル−4−インチアゾリン−3−オン、2
−オクチル−4−インチアゾリン−3−オン、1−2−
ベンツイソチアゾリン−3−オン、水溶性金属塩等の保
恒剤、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリビニルピロリドン(PVP K−15、ルビスコー
ルに−17等)等の分散剤、ホルマリン等の硬膜剤、蛍
光増白剤等が挙げられる。なお、これらの添加化合物の
中でも特願昭58−58693号明細書に記載されるア
ンモニウム化合物は画像被膜中にPH像保存とって最適
な弱酸性に調整する働きをする。アンモニウム化合物と
ともに用いられる化合物としては酸があり、硫酸、塩酸
等が用いられる。
安定液のpH値は0.1〜lOに調整され、好ましくは
2〜B、より好ましくはpH4〜8.5で処理される。
また、安定化処理工程は多段槽とし、補充液は最終段槽
から補充し、順次前段槽にオーバーフローする逆流方式
にすることが補充量を少なくできて好ましい、安定化処
理の後には水洗処理を全く必要としないが、極く短時間
での少量水洗によるリンス、表面洗浄等が必要に応じて
行われることがある。
漂白定着処理工程に続き、実質的に水洗工程を経ずに直
接安定化処理を行うときは、漂白定着浴と安定化浴の間
に銀回収のための短時間の銀回収や溜水によるリンス等
が設けられることがある。
なお安定化処理の後、界面活性剤を含有する水切り浴等
を設けてもよいが、好ましくは、銀回収浴、リンスおよ
び水切り浴等は設けないことである。これらの付加処理
はスプレーや塗りつけ処理をすることもある。
また前記発色現像処理の後にコンディショニング槽が設
けられることがあり、該コンディショニング槽は現像を
停止させ、漂白度広を促進させるために使用し、漂白定
着液への現像剤の混入を防止し、その悪影響を少なくす
るために役立つものであり、該コンディショニング槽に
は例えば漂白促進剤とバフ7アー剤が含有される。該漂
白促進剤としては、一般には有機イオウ化合物が用いら
れ、メルカプト化合物やチオン化合物が使用される。更
に酢酸やクエン酸、コハク酸、硫酸、水酸化ナトリウム
等の酸やアルカσ剤がコンディショナーのp)Iを調整
するために使用される。これらの漂白促進剤やバッファ
ー剤の添加量はコンディショナー1見当り0.001g
から100gの範囲で使用される。また上記添加剤以外
にもキレート剤等を添加することもある。
処理される感光材料がネガ用である場合、該ネガ用安定
液には写真画像保存性改良のため、アルデヒド誘導体が
添加されることがある。
前記ネガ用安定液には必要に応じて各種の添加剤、例え
ば、シロキサン銹導体等の水滴ムラ防止剤、ホウ酸、ク
エン酸、燐酸、酢酸、あるいは水酸化ナトリウム、酢酸
ナトリウム、クエン酸カリウム等のpHW整剤、カリ明
ばん、クロム明ばん等の硬膜剤、メタノール、エタノー
ル、ジメチルスルホキシド等の有機溶媒、エチレングリ
コール、ポリエチレングリコール等の調湿剤、その他色
調剤等処理効果を改善、拡張するための添加剤が加えら
れることがある。
また前記ネガ用安定液は前記した安定液と同様向流流路
長を長くするため2つ以上の区画に仕切られてもよい、
また補充液の作り方や補充量は前記安定液の場合と同様
でよい。
写真処理完了後に排出される写真処理廃液は、極めて少
量の場合、下水等に廃棄してもよいが、環境保全、銀回
収等を目的として廃液処理を行うことが好ましい。
廃液処理には、例えば、好ましくは、各写真処理液の種
類毎に分別してプールし、水分を蒸発処理して、e&縮
液ないし乾固物として、或は、活性炭、イオン交換樹脂
、シリカゲル、アルミナ、ケイソー土ゼオライト等によ
るフィルターを通してないし通さないで、廃液に吸水性
材料を加えて凝固させて処理するのが好ましい、また、
廃液処理の機構ないし装置をカセット化して本発明の装
置に組み込むようにするのが、より好ましい。
(実験例〕 (試料シート状写真フィルム) 透明なポルエチレンテレフタレート上に下記画像形成用
乳剤を塗布し、市販のシート状写真フィルムと同一の形
状に切り取ったものを試料ディスクフィルムとした。
試料シート状写真フィルムをカートリッジ内に収納する
には、カートリッジとしては市販のカートリッジと同一
のものを利用し、試料シート状写真フィルムに市販のも
のと同一のハブを取り付けて収納した。
(画像形成用乳剤) 第17!F:黒色コロイド銀を含有するハレーション防
止層(乾燥膜厚lル)。
第2暦:ハロゲン化銀1モル当り、シアンカプラーとし
てl−ヒドロキシ−N−(γ−(2,4−ジ−t−アミ
ンフェノキシ)ブチル)−2−ナフトアミド6.8 X
 10−2モル、カラードカプラーとして1−ヒドロキ
シ−N−(δ−(2,4−ジ−t−アミンフェノキシ)
ブチル) −4−(2−エトキシカルボニルフェニルア
ゾ)−2−ナフトアミド1.7 X to−2モル、現
像抑制剤放出物質として2−(1−フェニル−5−テト
ラゾリルチオ)−4−(2,4−ジーし一アミルフェノ
キシアセトアミド)−1−インダノン4XlO−”モル
を含有する赤感性沃臭化銀乳剤層(臭化銀8モル%を含
む沃臭化銀乳剤、乾燥膜厚6JL)。
第3暦:ハロゲン化銀1モル当り、マゼンタカプラーと
して1−(2,4,6−ドリクロロ)フェニル−3−(
3−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)アセトアミ
ド〕ペンルアミドー5−ビラゾロン5.8 X 10−
2モル、カラードカプラーとして1−(2,4,6−ド
リクロロフエニル)−3−(3−(オクタデセニルサク
シンイミド)−2−クロロ〕アニリド−4−(γ−ナフ
チルアゾ)−5−ピラゾロン1.7 X 10−2モル
及び現像抑制剤放出物質として、2−(1−フェニル−
5−テトラゾリルチオ)−4−(2,4−ジーし一アミ
ルフェノキシアセトアミド)−1−インダ/ン4X10
4モルを含有する赤感性沃臭化銀乳剤層(臭化tR8モ
ル%を含む沃臭化銀乳剤、乾燥膜厚3.5ル) 第4暦:第3層のマゼンタカプラー、カラードカプラー
及び現像抑制剤放出型物質と同一化合物をハロゲン化銀
1モル当り、それぞれ1.1 X 10〜2%ル、5 
X 1O−3−v−ル及び2 X 10−2 モ)Ly
を含む緑感性項感度沃臭化銀乳剤層(沃臭化銀6モルを
含む沃臭化銀乳剤、乾燥膜厚2.5 、) 。
第5層:黄色コロイド銀及び2.4−ジ−t−オクチル
ハイドロキノンを含むゼラチン層(乾燥膜厚1鉢) 第6層:ハロゲン化銀1モル当り350 、のゼラチン
を含み、かつイエローカプラーとしてα−ピバロイル−
α−(1−ベンジル−2−フェニル−3,5−ジオキソ
トリアシリジン−4−イル)−5゛−〔α−(2,4−
ジ−t−アミルフェノキシ)ブチルアミドツー2゛クロ
ロアセトアニリド3 X 10−1モル及び硬膜剤とし
て1,2−ビス(ビニルスルホニル)エタンを含有する
青感性沃臭化銀乳剤層(沃化t!11モル%を含む沃臭
化銀乳剤。
乾燥膜厚6終)。
第7層:硬膜剤として1,2−ビス(ビニルスルホニル
)エタン、塗布助剤としてサポニンを含むゼラチン!f
!I(乾燥膜厚1IL)。
第8暦:硬膜剤として1,2−ビス(ビニルスルホニル
)エタン、塗布助剤としてジー2−エチルへキシルスル
ホコハク酸ナトリウムを含み。
マット剤(粒径1.5 p、、mポリメタクリル酸メチ
ルb 、 80 mg/rr? )を含有するゼラチン
保護層(乾燥膜厚0.5 JL) 。
また、前記ポリエチレンテレフタレートフィルムの他面
上に、次に示す第9層及び第10層をこの順序で塗設し
た。
第9層:硬膜剤として1,2−ビス(ビニルスルホニル
)エタン、塗布助剤としてサポニンを含み、染料として
下記染料(A)CB)の混合物を添加したゼラチン層(
乾燥膜厚8JL)。
(以下余白) 染料(A) E[0OC−C−C−CH=CH−CH=CH−CH=
C−C−COOEIII I           I
  II5oIKSO1に 染料(B) 第10層:硬膜剤として1.2−ビス(ビニルスルホニ
ル)エタン、塗布助剤としてジー2−エチルへキシルス
ルホコハク酸ナトリウムを含み、マット剤(粒径2.O
p−mポリメタクリル酸メチルb、Go mg/m″)
を含有するゼラチン保護層(乾燥膜厚0.5ル)。
(標準処理) 上記試料シート状写真フィルムを露光の後、カートリッ
ジから取り出し、下記処理工程に従い、市販の自動現像
機により処理し、標準処理データを得た。
処理工程 処理温度 処理時間 回転数(”O)   
     (prm) 1、発色現像  38  3分15秒  2002、漂
白定着   38  8分    〃漂   白   
 38   6分30秒   〃定  着   38 
 3分15秒  〃3、水  洗  30〜342分 
    〃4、安  定 30〜341分    〃5
 、スピンスクイi       30       
   30秒   20006 、乾   燥  40
 〜80          200写真処理液は以下
のものを使用した。
i血里豊1 炭酸カリウム        30  g亜硫酸ナトリ
ウム       2.5gジエチレントリアミン五酢
酸  2.0 gヒドロキシルアミン硫酸塩   2.
5g臭化ナトリウム        1.3 g水酸化
カリウム        1.0.g発色現像主薬  
       0.015モル。
水を加えて1iとし、50%硫酸及び水酸化ナトリウム
にてpH10,0に調整した。
1良主11 ジエチレントリアミン五酢酸第2鉄錯塩(DTPA  
Fe  II[)                 
 Q、25モs亜硫酸アンモニウム      12 
 gチオ硫酸アンモニウム    150gアンモニア
水(282)       to  ml水にて1文と
し、酢酸及びアンモニア水にてpH7,0に調整した。
足車1 ホルマリン(35%)         7  m1C
qH+o−−0−(CI(2CH20)+o−Hl−O
a11水を加えて1文とする。
漂白液 エチレンジアミン四酢酸鉄(m)アンモニウム    
                    100 g
エチレンジアミン四酢酸4ナトリウム塩g 臭化アンモニウム     180 g水を加えて1文
とし、pH8,0とした。pH調節はアンモニウム水と
酢酸で行なった。
定着液 チオ硫酸アンモニウム塩150g 亜硫酸アンモニウム塩    10 g水を加えて1文
とし、pH7,0とした。 pH調節はアンモニウム水
と酢酸で行なった。
実験例1: 発色現像処理(液量7■l、液温40℃、処理時間3分
15秒、回転数3Orpm ) 、漂白定着処理(液量
151過供給、液温コ3℃、処理時間6分、回転数30
rpm ) 、水洗処理(液量50m1、液温30°C
1処理時間1分)、安定処理(含量45■l連続供給、
液温33°C1処理時間2分30秒)を行ワた後、試料
シート状写真フィルムをカートリッジから取り出し、ス
ピンスクイズ(液温30℃、処理時間30秒、回転数2
00rpg ) 、必要ならば乾燥(乾燥風温40℃〜
60℃、回転数200rpm ) L/た。
上記処理を、下記処理液の供給方法で個別に行りた。
A、遮光板開閉用のビン孔に、処理液カセットの先端を
差し込み、処理液を注入した。処理時には遮光板開閉用
窓をゴム等の軟質部材で押圧した。
B、遮光板開閉用窓をゴム等の軟質部材で押圧しつつ、
該軟質部材に液通路を設け、処理液カセットの先端を差
し込んで処理液を注入した。
C,露光窓の遮光板を開いて処理液をディスクフィルム
の乳剤面に滴下した。
D、処理槽に処理液を溜め、処理液中に試料シート状写
真フィルムが収納されているカートリッジを浸漬し、カ
ートリッジ自体が有する開口部から処理液をカートリッ
ジ内に侵入させた。処理時にはカートリッジ固定で、試
料シート状写真フィルムのみを回転した。
E、Dと同一の方法で処理液の供給を行い、処理時にお
いて、試料シート状写真フィルムを回転させずカートリ
ッジごと上下方向に往復運動させたF、Dと同一の方法
で処理液の供給を行い、処理時において、試料シート状
写真フィルムを回転させず処理槽を揺動させた。
以上の処理による、乳剤面におけるキズの発生現像むら
、Dmaxを調べた処、次の通りであった。
キ ズ 現像むら Dmax A   Δ   OO B   Δ   0O Coo     O D   Δ   ○    0 EOO0 FOOΔ〜0 0は標準処理データと同等、Δは標準処理データより劣
るが写真性部上問題がないもので、試料シート状写真フ
ィルムをカートリッジ内で回転するものは、乳剤面にキ
ズの発生が見られるものの写真性能に支障のないもので
あり、以上のことから、標準処理の回転数に比較し、格
段の低速回転処理で同等の写真性能のものが得られるこ
とが判明した。
実験例2: G、カートリッジの遮光板を開き、露光窓から。
ローラを挿入して乳剤面に発色現像処理液を塗布し実験
例1における発色現像処理を処理温度40℃処理時間2
分45秒、シート状写真フィルムの回転数10rp■に
代えて処理した。
H、カートリッジの遮光板を開き、露光窓から、発色現
像処理液を噴霧によって乳剤面に供給し。
実験例1における発色現像処理を処理温度40℃、処理
時間3分15秒、シート状写真フィルムの回転数1Or
pmに代えて処理した。
■、カートリッジの遮光板を開き、露光窓から、カセッ
ト内の処理液を空気圧によりカートリッジ内に圧入させ
、処理後、空気圧によりカートリッジ内の処理液を排出
して次工程の処理液を供給するようにした。実験例1に
おける発色現像処理を処理温度40℃、処理時間3分1
5秒、シート状写真フィルムの回転数1Orpmに代え
て処理した。
実験例3: シート状写真フィルムをカートリッジに収納したまま回
転(LOrp■)させながら現像処理するものと、従来
のシート状写真フィルム用の自動現像機を用いて現像処
理するものとの処理時間を比較した。 発色現像処理で
は、供給する処理液温度38℃で、本発明の方法による
もの3分、従来のもの3分15秒で大差がなかったが、
漂白処理では本発明のもの4分、従来方法のもの6分3
0秒と差があり更に定着処理では、本発明の方法は2分
、従来方法のもの3分15秒で、明白に本発明の方法の
方が迅速処理に効果があった。
実験例4: 現像処理中において、シート状写真フィルムを回転する
ものと、回転しないものとを比較した。
同時に処理液の供給方法との違いによる差を実験した。
 その結果、カートリッジ内に処理液を注入する方法で
は1回転させながら処理するものでは3分間の処理で現
像むらのない良好な百′像が得らえたのに対し、回転さ
せないものでは、6分間の処理で現像むらが発生した。
処理液を過供給し、処理液をカートリッジの周囲に溜め
る方式の場合1回転するものでは2分45秒の処理で現
像むらが生じなかったのに対し、回転させないものでは
、6分間の処理で現像むらが発生した。
処理液をカートリッジの例えば露光窓の若干上部まで浸
漬する供給方法でも、回転させるものでは3分間の処理
で現像むらのない良好な画像が得られたが、回転させな
いものは実施不可能である。
同様にスポンジ等による塗り付は方法においては1回転
させるものでは2分30秒の処理で良好な画像が得られ
たが1回転させないものでは実施不可能であった。
実験例5: 次に、シート状写真フィルムの回転数を変えてBlue
 Dmaxの到達時間及び乳剤面のキズの発生粒状性を
実験したところ1次の結果が得られた回転数  BLU
E [1max   キ  ズ 粒状性(rpm) 1   3分45秒     なし   −103分 
     なし   + 30    2分40秒     なし   ++50
   2分35秒   少し発生  ++100   
2分30秒   少し発生  ++以上のことから、常
に新しい処理液を供給するようにすれば、処理安定性が
向上し、処理時間も短縮することが可能であり、また、
シート状写真フィルムを回転させながら処理すれば、現
像むらの発生も少なく1回転数を適当に設定すれば、キ
ズの発生も防止できる利点があることが判明した。
更に、処理液を流動させるような、処理液の攪半手段も
不要であることが判明した。
実験例6: シート状写真フィルムをカートリッジ内で処理するもの
と、従来のシート状写真フィルム用の自動現像機を用い
たものとにおいて、それぞれシート状写真フィルムを回
転させながら処理したものと1回転させないものとの現
像むら、キズの発生を比較した。従来の装置でシート状
写真フィルムを回転させるものでは、液温38℃、3分
15秒の発色現像処理でキズの発生はなかったが、現像
むらが発生し、回転させるものにおいては、液温38℃
、回転数1 Orpm 、処理時間3分15秒の処理で
現像むらキズともに発生しなかった。
シート状写真フィルムをカートリッジ内で処理するもの
において、シート状写真フィルムを回転させないものは
、液温38℃、処理時間4分で、回転させるものは、液
温38℃、処理時間3分、回転数1orpmで、それぞ
れ従来の方法のシート状写真フィルムを回転させないも
のを回転させるものとの結果に同一であった。
このことから、シート状写真フィルムをカートリッジ内
で処理するものは、従来の方法に比較して同等の写真性
能が得られ、同時に処理の短時間化に優れていることが
判明した。
実験例7: 実験例6で用いたシート状写真フィルムに階段状露光を
行ない、定着BL処理後にカートリッジを破壊し後続の
処理を行なったものについて、センシトメトリーを行な
った結果、最大濃度Dmaxはレギュラ一層は2.9〜
3.O、オルン層は2.2〜2.3、パンクロ層は1.
8〜1.9であった。
実験例8: カートリッジ内に写真処理液を供給する方法として、浸
漬法、カセットによるカートリッジ開口部からの注入法
、ローラー塗布法、スプレーによる噴霧法、穴あけ注入
法により、処理液温度38℃〜40.5℃のものを供給
し、明室において各々についてシート状写真フィルムを
10rp+m3分間の現像処理を行い、処理液温度38
℃、処理時間3分15秒の暗室による標準処理のものと
現像性、脱銀性、現像むら等比較したところ、いずれも
遜色のないであり、乳剤面がキズ付くこともなかったの
で、明室においてシート状写真フィルムをカートリッジ
内で処理することが可能であることが実証できた。
実験例9: 試料シート状写真フィルムを用い、供給処理液温度38
℃、発色現像CD処理3分15秒、漂白BL処理6分3
0秒、定着FIX処理3分15秒、安定SST処理4分
30秒に設定し、処理液をカートリッジ内に供給して3
 Orpmで回転させるものをシート状写真フィルムの
カートリッジからの解放を、A、BL浸漬30秒後、 B、BL処理完了後、 C,FIX処理中、 D 、FIX処理完了後、′ E、SST処理中、 F、SST処理完了後、 G 、乾燥中−1 H2乾燥後、 の各段階に分けて行って、乳剤面のキズ付きを調べた。
その結果、 A及びBに関しては、キズの発生はなく、C及びDに関
しては、わずかにキズが発生するが1画面に影響がない
ものであり、 E及びFに関しては、キズが発生するが画面に影響がな
いものであり、 G及びHに関しては、キズが大で画面影響を与えるもの
であった。
以上の実験から、BL処理後にカートリッジを解放する
ことが特に好ましことが判明した。また標準処理のシー
ト状写真フィルム回転数に比較し低速回転によっても同
等の効果が得られることが判明した。
実験例10: 実験例9において、発色現像CD処理に続いて漂白定着
BF無処理行う方式のものに変えて実験した処、漂白定
着BF処理完了後にカートリッジを解放することが、乳
剤面におけるキズの発生に関しては、特に好ましいこと
が判明した。なお、上記実験例9及び10において、カ
ートリッジの解放手段としてカートリッジオープナ−を
利用した機械的なものと、手操作によるものとを比較し
たが、画像には何等の影響も見られなかった。
実験例11: 従来のシート状写真フィルム用自動現像機による暗室で
の回転させながらの現像処理と、明室によるシート状写
真フィルムのカートリッジ内での回転させながらの現像
処理とを行い、乾燥直前にカートリッジを破壊してシー
ト状写真フィルムを取り出し乾燥したものとの性能を比
較した。
なお、発色現像CD処理を従来の装置の場合、液温38
℃、処理時間3分30秒で行い、本発明のものは、液温
38℃で3分処理のものと、液温55℃で1分処理、漂
白BL、定1iFIX、安定SSTの各処理は同一の条
件で行った。その結果処理むらに差がなく、粒状性にお
いては、従来方法のものと本発明による38℃、3分処
理との間に差がなく、5′5℃、1分処理のものは、両
名より優れた粒状性が得られた。
以上の実験から、本発明による処理方法は、従来の処理
方法に比較して写真性能に差がないのは勿論のこと、短
時間処理に利点があり、更に高温処理では、短時間化、
粒状性向上に利点が得られることが判明した。
実験例12: シート状写真フィルムを回転させながら写真処理する場
合において、シート状写真フィルムの乳剤面の近傍に処
理液の流動に対し抵抗となる抵抗部材を配置して写真処
理するものを、乳剤面と抵抗部材との距離を変えて、回
転数3 Orpm 、現像処理時間3分15秒で実験し
た。なお、標準処理のものの回転数20 Orpm 、
 Dmaxを100とした。
距gl (am)     D waxlo     
  30 0.5      101 この実験から、処理性に対する抵抗部材の効果が著しく
、抵抗部材の存在により、シート状写真フィルムの低速
回転でも十分な画像濃度が得られることが判明した。
実験例13: 図示した処理槽ないし凹部に対応する形状の容器を合成
樹脂材、例えばポリエチレンフタレートで形成したもの
に写真処理液を収納して処理槽として利用するものにつ
いて、図示の各装置により写真処理実験を行った。その
結果、写真処理液とは別途に用意される処理槽ないし凹
部に写真処理液を供給するものと比較し同等の処理結果
が得られた。
(効果) 本発明のシート状記録媒体の処理方法装置によれば、処
理の迅速性、装置の小型化、簡便化、操作の容易性、処
理性能の質及び安定性の向上、処理液の少量化といった
頭足した目的を達成することが可能であり、特に。
A、シート状記録媒体がシート状写真フィルムである場
合、シート状写真フィルムをカートリッジに収納したま
\の状態で現像処理することがてき、実質的に現像処理
装置に暗室部を設ける必要がないので、装置の小型化、
簡便化され専門的知識ないし手腕を必要とする暗室処理
が不要で操作が容易となり、また、安価に提供すること
が可能である。
B、明室処理かできるので、装置内でトラブルが生じた
ような場合にあっても、目視してチェックでき、早期に
トラブルに対処でき安心感が得られる効果かある外、処
理工程を目視することかできるので処理時間が短く感じ
られる利点がある。
C、シート状記録媒体の一枚処理、複数枚処理を自由に
切り換えて利用することができ、処理枚数に応じて処理
槽の大きさ、処理液の量等を自由に設定できるるので、
処理液の少量化、処理の安定性の向上が得られ、また、
処理廃液の処理にも有利である利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図、第5図〜第9図、第15図〜第17図
は1本発明による現像処理装置の概略断面図。 第4図、第10図、第20図は、同じく本発明の現像処
理装置の概略斜視図、 第11図及び12図は、処理液の供給機構を示す断面図
。 第13図及び第14図は、同じく処理液の供給機槽を示
す正面図、 第18図は1回転軸の分解斜視図、 第19図は、アダプターの斜視図、 $21図は、カートリッジの破壊機構を有する装置例を
示す平面図、 第22図は、同じくカートリッジの破壊機構を有する装
置例を示す正面図、 第23図は、カートリッジを破壊した状態を示す正面図
。 第24図は、カートリッジの破壊機構を有する装置例を
示す斜視図、 第25図、第26図は、同じく部分断面図、第27図は
、同じくカートリッジの破壊機構を有する装置例を示す
斜視図。 第28図は、処理液の供給機構を示す説明図、第29図
は、同じく処理液の供給機構を示す斜視図、 第30図は、同じく処理液の供給機構を示す一部切欠正
面図、 第31図は、同じく処理液の供給機構を示す断面図。 第32図〜第34図は、処理液の供給機構を示す断面図
、 第35図は、同じく処理液の供給機構を示す斜視図。 第36図〜第39図は、処理液供給機構の他の実施例を
示す断面図、 第40図は、カートリッジの一例を示す平面図、 第41図は、同じくカートリッジの一例の裏面図、 第42図は、シート状写真フィルムの一例を示す平面図 図中において、各符号はf記を指示する。 10−カートリッジ 1l−fi光窓側板、 12−露光窓、 13−中央開口部、 14−遮光板開閉用窓、 15−遮光板開閉用のビン孔、 16−カートリッジ破壊用の孔、 17−遮光板。 18−ラベル側板、 20−シート状写真フィルム、 21−ハブ、 12〇−搬送機構、 121−回転軸、 122−チャック機構、 123−ガイドレール、 7 130−スタート台、 131−フィニツシユ台・ 140−t!L断部、 141−裁断刃、 20〇−基台、 21〇−凹部、 22〇−押え部材、 23〇一回転手段、 241−ターンテーブル、 242−アダプター7 2・13−処理液カセット、 30〇−基台、 302−押え部材、 31〇一回転機構、 32〇−排出手段、 341−ターンテーブル、 342−アダプター。 343−処理液カセット。 35〇−遮光板開閉手段、 410−ソレノイド、 42〇−回転軸、 43〇−四部、 51〇−回転軸、 511−チャック機構、 52〇−処理液カセット、 521−ホルダー、 522−ヒーター、 530−ローラ、 54〇−押し出しピン、 60〇−基台、 610−押え部材、 62〇一回転機構、 710−回転軸、 711−係jヒ用部材、 7L2−ロット、 720−アタッチメント、 73〇−支持部材、 740−処理液カセット、 sto、5ii−基台、 82〇−回転軸、 830−押し出しビン。 840−カートリッジ解放手段、 841−支持部材、 842−押圧部材。 850−処理液供給手段、 851−ノズル部、 852−ホルダー、 853−ロール、 854−処理液案内パイプ、 855−処理液カセット、 856−空気パイプ、 857−!a!i束、 860−ホルダー、 861−結合部。 862−差し込み口、 863−シールド部、 864−処理液流通制御機構。 865−駒、 86ローカセツトの端部、 870−1維束、 871−スポンジ、 872−駒、 88〇−開口部形成手段、 881−ドリル部、 882−ストッパ、 883−軟質材、 884−パンチ部 特許出願人 小西六写真工業株式会社 代理人   弁理士 坂 口 信 間 第1図 120−II送機構。 121−回転軸。 122−チャック機構、 123−ガイドレール、 130−スタート台。 131−フィニツシユ台・ 第  2  図 10−カートリッジ ○ 10−カートリッジ 第   4 図 200−基台、 21〇−凹部、 22〇−押え部材、 230一回転手段、 241−ターンテーブル 242−アダプター、 243−処理液カセー7ト 第  5  図 第  6 図 10−カートリッジ 30〇−基台、 302−押え部材、 310一回転機構、 32〇−排出手段。 341−ターンテーブル 342−アダプター、 343−処理液カセット 350−遮光板開閉手段 第   7  図 10−カートリッジ 20〇−基台。 30〇−基台、 12〇−搬送機構。 121−回転軸、 122−チャック機構、 123−ガイドレール、 130−スタート台。 131−フィニツシユ台。 140−裁断部。 141−裁断刃。 第  9  図 10−カートリッジ 122−チャック機構 123−ガイドレール 第10図 410−ソレノイド、 42〇−回転軸。 43〇−凹部。 51〇一回転M。 5it−チャ7り機構、 52〇−処理液カセット。 521−ホルダー、 522−ヒーター。 530−ローラ、 540−押し出しビン。 第16図 5OO−基台、 610−押え部材。 62〇一回転機構、 第21図 へ・−− 851−ノスル1 第26図 〕 854−処J 855−処1 i。 し側板、 ト状写真フィルム レグ−1 一ル。 T液室内パイプ、 !液カセット。 第32図 :       1 10−カートリッジ 20−シート状写真フィルム 860−ホルダー、 861−結合部。 862−差し込み口。 863−シールド部、 864−処理液流通制御機構、 865−駒、 86ローカセツトの端部。 87〇−繊維束、 871−スポンジ、 872−駒、 88〇−開口部彫成手段、 881−ドリル部、 882−ストッパ、 883−軟質材、 884−パンチ部 第  37 図 (A)      (B) 第  38 図 (A)      (B) 第  39 図 ==〉 第41図 第42図 16−カートリッジ破壊用の孔 17−遮光板。 18−ラベル側板、 20−ンート状写真フィルム。 21−ハブ、 手続補正書岨発) 昭和61年8月8日

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カートリッジに収納されているまゝの状態のシー
    ト状記録媒体に対し処理液を供給して処理を行なうこと
    を特徴とするシート状記録媒体の処理方法。
  2. (2)カートリッジ自身が有する間隙ないし開口部を利
    用して処理液を供給することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のシート状記録媒体の処理方法。
  3. (3)カートリッジの一部を解放又は破壊して処理液を
    供給することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    シート状記録媒体の処理方法。
  4. (4)カートリッジ内に処理液を供給した後、処理液を
    流動ないし攪してシート状記録媒体を処理することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のシート状記録媒体
    の処理方法。
  5. (5)カートリッジ内に処理液を供給した後、収納され
    ているシート状記録媒体を回転させながら処理すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のシート状記録
    媒体の処理方法。
JP7901886A 1986-02-03 1986-04-05 シ−ト状記録媒体の処理方法 Pending JPS62283340A (ja)

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JP2158586A JPS62179068A (ja) 1986-02-03 1986-02-03 画像処理装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0239045A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Konica Corp 写真フィルム用カートリッジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0239045A (ja) * 1988-07-28 1990-02-08 Konica Corp 写真フィルム用カートリッジ

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JPS62179068A (ja) 1987-08-06

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