JPS62280167A - ケ−ブル牽引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は重量物の移動作業や引揚げ作業等に用いられる
ケーブル牽引装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来この種のケーブル牽引装置としては特公昭４７−３
６００号公報、実公昭４９−２４１２１号公報や実公昭
５１−３５０８１号公報、実開昭５６−１５３６５１号
公報や実開昭５６−１５３６５２号公報等が知られてい
る。

この構造はケース内にケーブルを交互に緊握解放し得る
２ｇのクランプ体を互いに接近離反する方向に往復移動
可能に設け、該クランプ体を手動レバーの往復旋回作業
によって往復移動して該クランプ体内に挿通しているケ
ーブルを一方向に移動し得るように構成したものである
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらこれら従来構造は手動操作のため作業能率
が低く、かつ大重量の荷物移動等に至っては作業者に過
度の負担を強いることになるという不都合を有している
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこれらの不都合を解消することを目的とするも
ので、その要旨は、ケース内にケーブルを交互に緊握解
放し得る２個のクランプ体を互いに接近離反する方向に
往復移動可能に設け、該クランプ体内に挿通しているケ
ーブルを一方向に移動し得るものにおいて、上記２個の
クランプ体を往復移動させる２個のピストンを具備する
シリンダ機構を設けるとともにクランプ体の作動機構を
設け、該シリンダ機構のピストンの各々を各々の該クラ
ンプ体に接続し、該シリンダ機構のピストンを進退移動
して該クランプ体を互いに接近離反する方向に往復移動
させる油圧制御部を設けて構成したことを特徴とするケ
ーブル牽引装置にある。

〔作用〕

油圧制御部によりシリンダ機構の２個のピストンは進退
移動し、２個のクランプ体は互いに接近離反する方向に
往復移動し、作動機構の協働作用で２ＷＡのクランプ体
による交互の緊握解放動作によりケーブルは一方向に移
動する。

〔実施例〕

第１図乃至第１０図は本発明の好適な実施例を示し、第
１図乃至第８図は第１実施例、第９図は第２実施例、第
１０図は第３実施例である。

第１図乃至第８図の第１実施例において、１はケースで
あって、ケース１は２個の枠体を組合わせて中空状にし
てなり、ケースｌの一方端部に引掛ケーブル２を掛止め
する掛止軸３を有し、他方端部にケーブルＷを挿通し得
る誘導管４を備えている。

５・６はクランプ体であって、クランプ体５・６はケー
スｌの前後に２個並べて往復移動可能に設けられ、この
場合の２個のクランプ体５・６の構造はほぼ同一構造で
あり、一方のクランプ体５の構造は、２仮の支持板７を
ビン８によって対向配置し、支持板１間にしてその前後
に、対向する２ｇの駆動リンク９及び対向する２ＩＩ！
の従動リンク１０をビン８を支点として揺動可能に設け
、駆動リンク９及び従動リンク１０に２個の半円を少し
食い違わせた形状の係合孔１１を形成し、ケーブルＷの
上周面に圧接可能な上顎部１２の前後両側面に係合孔１
１の上側の半円に嵌合する半月状の突出部１３を形成し
、ケーブルＷの下周面に圧接可能な下顎部Ｉ４の前後両
側面に保合孔１１の下側の半円に嵌合する半月状の突出
部１５を形成し、かつ駆動リンク９及び従動リンク１０
をこの場合時計方向に弾圧するバネ部材１６を設けて構
成されている。

［７はシリンダ機構であって、この場合シリンダ機構Ｘ
７は２個のクランプ体５・６の間にしてケース１に固定
配置され、シリンダ１８の中心に貫通孔１９を形成し、
シリンダ１８に中空孔２０を有する２個のピストン２１
を両側外方に向けて摺動可能に設け、シリンダ１８にヘ
ッド側ボート２２及び２個のロッド側ボート２３を形成
し、２個のピストン２１の各々に対向するクランプ体５
・６の支持板７に連結ビン２４により連結して構成した
ものである。

２５は作動機構であって、この場合シリンダ１８に側面
］形状のブラケット２６を固定し、ブラケット２６に水
平方向に延びる係合長孔２７を形成し、係合長孔２７に
後退用レバー２８に設けた支点軸２９を貫装し、後退用
レバー２８の支点軸２９下部位置と前側のクランプ体５
の駆動リンク９上部位置とに前連結リンク３０をピン３
１・３２により掛架し、後退用レバー２８の支点軸２９
上部位置と後側のクランプ体６の駆動リンク９上部位置
とに後連結リンク３３をピン３４・３５により掛架し、
かつケースｌに開放用レバー３６を支点ピン３７により
枢着し、開放用レバー３６の支点ピン３７下部位置に接
続リンク３８の一方端部をピン３９により枢着し、接続
リンク３８の他方端部に接続長孔４０を形成し、接続長
孔４０を前記支点軸２９の外端部に嵌合して構成したも
のである。

４１は油圧制御部であって、油圧制御部４１はこの場合
５ボ一ト２位置スプリングオフセットパイロット方式切
換弁を用いた主回路切換弁４２と３ボート２位置機減方
式位置止め付き切換弁を用いた２個の制御用切換弁４３
・４４、リリーフ弁４５を備え、ピストン２１に口形状
のドグ４６を取付け、シリンダ１８に主回路切換弁４２
と２個の制御用切換弁４３・４４を取付け、制御用切換
弁４３・４４の検出レバー４７の先端部をドグ４６の凹
溝４８内に位置し、ピストン２１の進退限を検出レバー
４７で検出してそのブランツヤ４９で制御用切換弁４３
・４４を切換作動し得るように設け、手動又は自動ポン
プ等により構成される図外の油圧発生装置の供給口５０
と主回路切換弁４２のＳＵＰボート５１とを回路保護用
のリリーフ弁４５を介在して接続管５２により接続し、
主回路切換弁４２のＣＩポート５３とシリンダ機構１７
のヘッド側ボート２２とを接続管５４により接続し、主
回路切換弁４２のＣ，ボート５５とシリンダ機構１７の
２個のロッド側ボート２３とを接続管５６により接続し
、主回路切換弁４２のＲｔボート５７及びＲ，ボート５
８をタンク５９に接続し、一方の制御用切換４３のＳＵ
Ｐボート６０と前記接続管５２の途中とを接続管６１に
より接続し、かつそのＲポート６２をタンク５９に接続
するとともにＣボート６３を他方の制御用切換弁４４の
Ｃボート６４とをバイパス管６５により接続し、主回路
切換弁４２のパイロット口６６と他方の制御用切換弁４
４のＳＵＰポート６７とをパイロット口６６から他方の
制御用切換弁４４側への流れのみを許容する第１逆止弁
６８を介してパイロット管６９で接続し、かつそのＲポ
ート７０とパイロット管６９の途中とをＲボー）７Ｑか
らパイロブトロ６６側への流れのみを許容する第２逆止
弁７１を介して分岐管７１により接続して構成したもの
である。

この第１実施例は上記構成であるから、ケーブルＷの誘
導管４側端部（右端部）に図示省略の吊上重量物を係着
し、吊上重量物を第１図の実線矢印方向に引上牽引する
場合、第１図のシリンダ機構１７の両側位置のピストン
２１が後退限に位置している状態ではクランプ体５・６
はケーブルＷを緊握しており、この状態で主回路切換弁
４２を介してシリンダ１８のヘッド側ボート２２に油圧
発生装置の供給口５０より圧油を供給すると各々のピス
トン２１は外向きに前進し、このためクランプ体５・６
は互いに離反する外向き方向に移動し、このとき前側の
クランプ体５はケーブルＷを緊渥しつつ上記実線矢印方
向（左向き方向）に引上牽引し、このケーブルＷは後側
の開放可能なりランプ体６内を滑動し、このとき後退用
レバー２８はつられてほぼ支点軸２９を中心にして時計
方向に回動し、クランプ体５・６の突出前進限でドグ４
６は検出レバー４７を押動し、このため２個の制御用切
換弁４３・４４は第７図の状態から反対位置に切換り、
このピストン２１の突出前進限で停止している間はクラ
ンプ体５・６はケーブルＷを緊握しており、モして圧油
は一方の制御用切換弁４３からバイパス管６５、他方の
制御用切換弁４４、及び第２逆上弁７２を介して主回路
切換弁４２のパイロット口６６へと供給され、このため
主回路切換弁４２は第７図の状態から反対位置に切換り
、圧油はシリンダ機構１７の２個のロッド側ボート２３
に供給され、各々のピストン２Ｉは内向きに後退し、こ
のためクランプ体５・６は互いに接近する内向き方向に
移動し、このとき後側のクランプ体６はケーブルＷを緊
握しつつ上記実線矢印方向に引上牽引し、このケーブル
Ｗは前側の開放可能なりランプ体５内を滑動し、このと
き後退用レバー２８はつられてほぼ支点軸２９を中心と
して反時計方向に回動し、再び第１図の前側及び後側の
クランプ体５・６の後退限でドグ４６は検出レバー４７
を反対に押動し、このため２個の制御用切換弁４３・４
４は第７図の状態に再び切換り、パイロット管６９及び
バイパス管６５内の圧油はタンク５９に戻り、主回路切
換弁４２は内部スプリングにより第７図の状態に再び戻
り、このとき第１逆止弁６８は制御用切換弁４３が制御
用切換弁４４よすら先に切換作動したときまだ制御用切
換弁４４が切換作動していないのに主回路切換弁４２が
切換作動することを防止し、第２逆止弁７１は圧油の脈
動がそのまま主回路切換弁４２のパイロット圧として作
用することを防止し、このようなピストン２１の進退移
動によるクランプ体５・６が互いに接近離反する方向に
往復移動することによってケーブルＷを実線矢印方向に
たぐるように牽引移動でき、また吊上重量物を下降移動
するため第１図の破線矢印方向にケーブルＷを反移動す
る場合、上記シリンダ機構１７及び油圧制御部４１によ
るピストン２１の進退移動に先行するように後退用レバ
ー２８を押圧すれば、即ちピストン２１が突出前進する
とき後退用レバー２８は時計方向に回動するのであるか
らこれに先行して後退用レバー２８を時計方向に常時又
は場合によっては最初だけ抑圧操作して置けばクランプ
体５の駆動リンク９はピン８を中心として左方に起こさ
れる方向に力が作用するとともにクランプ体６の駆動リ
ンク９はピン８を中心として右方に倒される方向に力が
作用し、このため後側のクランプ体６はケーブルＷを緊
握しつつ上記破線方向（右向き方向）に反移動し、この
ケーブルＷは前側のクランプ体５内を滑動し、そして第
７図の状態から主回路切換弁４２が切換り、各々のピス
トン２１が後退するとき後退用レバー２８は反時計方向
に回動するのであるからこれに先行して後退用レバー２
８を反時計方向に常時又は場合によっては最初だけ押圧
操作して置けば前側のクランプ体５はケーブルＷを緊握
しつつ上記破線方向に反移動し、このケーブルＷは後側
のクランプ体６内を滑動し、このため後退用レバー２８
とピストン２１の作用によってケーブルＷを破線矢印方
向に反移動でき、また開放用レバー３６を支点ピン３７
中心で時計方向に回動すると第６図の如く後退用レバー
２８が直立したまほぼ平行移動し、クランプ体５・６の
各々の駆動リンク９はピン８中心で反時計方向に回動し
て起こされ、このためクランプ体５・６はいずれも開放
状態となり、ケーブルＷの挿入抜脱が可能にできる。

第９図の第２実施例はシリンダ機構１７の別例を示し、
この場合シリンダ機構１７のシリンダＩ８を別体構成と
してものである。

第１Ｏ図の第３実施例は同じくシリンダ機構１７の別例
を示し、この場合シリンダ機構１７を２個の一般的な復
動式シリンダ７３を用い、ケースＩに取付けたガイドロ
ッド７４に復動式シリンダ７３のピストン２１を連結し
、ガイドロッド７４をクランプ体５・６の支持板に嵌挿
して構成したものである。

この第２、第３実施例についても第１実施例と同様の作
用効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

本発明は上述の如く、油圧制御部によりシリンダ機構の
２個のピストンを進退移動でき、２個のクランプ体を互
いに接近離反する方向に往復移動でき、作動機構の協働
作用で２個のクランプ体による交互の緊握解放動作によ
りケーブルを一方向に移動でき、ケーブルの牽引作業を
容易にかつ高能率でなすことができる。

以上、所期の目的を充分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は第１実
施例の縦断面図、第２図はその動作図、第３図はその部
分横断面図、第４図はその部分横断面図、第５図はその
部分平面図、第６図はその動作図、第７図はその油圧回
路図、第８図はその部分断面図、第９図は第２実施例の
部分断面図、第１０図は第３実施例の部分断面図である
。 １・・ケース、５．６・・クランプ体、１７・・シリン
ダ機構、２１・・ピストン、２５・・作動機構、４１・
・油圧制御部。 昭和６１年５月２７日 出願人　　株式会社　本宏製作所 発明者　　横　　山　　哲　　男 同　　　　　酒　　　井　　　冨　士　夫同　　　　　
片　　　　桐　　　　　　　　　仁７ノ暮 ７９−及 ）り藺 ７． ７ｅ加 ７９醤 ７１＝−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケース内にケーブルを交互に緊握解放し得る２個のクラ
   ンプ体を互いに接近離反する方向に往復移動可能に設け
   、該クランプ体内に挿通しているケーブルを一方向に移
   動し得るものにおいて、上記２個のクランプ体を往復移
   動させる２個のピストンを具備するシリンダ機構を設け
   るとともにクランプ体の作動機構を設け、該シリンダ機
   構のピストンの各々を各々の該クランプ体に接続し、該
   シリンダ機構のピストンを進退移動して該クランプ体を
   互いに接近離反する方向に往復移動させる油圧制御部を
   設けて構成したことを特徴とするケーブル牽引装置。