JPS62279892A - 嫌気性生物床における汚泥粒子生成方法 - Google Patents
嫌気性生物床における汚泥粒子生成方法Info
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- JPS62279892A JPS62279892A JP61123429A JP12342986A JPS62279892A JP S62279892 A JPS62279892 A JP S62279892A JP 61123429 A JP61123429 A JP 61123429A JP 12342986 A JP12342986 A JP 12342986A JP S62279892 A JPS62279892 A JP S62279892A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
(産業上の利用分野)
本発明は、嫌気性生物床における汚泥粒子生成方法に関
するものであり、更に詳細には、凝集剤等化学薬品を使
用することなくしかも極めて短期間に汚泥粒子を形成せ
しめる画期的な方法に関するものである。
するものであり、更に詳細には、凝集剤等化学薬品を使
用することなくしかも極めて短期間に汚泥粒子を形成せ
しめる画期的な方法に関するものである。
本発明によれば活性汚泥を添加物を用いることなく極め
て短期間に粒子化することができるので、従来より処理
することが困難であった食品工業廃水といった特に高濃
度の有機性廃水のメタン生成を伴う嫌気性処理が可能と
なるものである。
て短期間に粒子化することができるので、従来より処理
することが困難であった食品工業廃水といった特に高濃
度の有機性廃水のメタン生成を伴う嫌気性処理が可能と
なるものである。
したがって本発明は1mM製造、水畜産製造、醗酵工業
、製糖工業等各種食品工業において排出される廃水はも
とより、尿尿処理下水、都市下水その他の各種有機性廃
水を処理する技術分野において重用されるものであって
、公害防止技術としても非常に有用なものである。
、製糖工業等各種食品工業において排出される廃水はも
とより、尿尿処理下水、都市下水その他の各種有機性廃
水を処理する技術分野において重用されるものであって
、公害防止技術としても非常に有用なものである。
(従来の技術)
生物床法とは、上昇流嫌気性スラッジブランケット法(
Upflow Anasrobic Sludge B
lanketReactor ; UASB)と同意語
である。 UASB法は、10年程前にオランダのLe
ttingaらによって開発された反応器で原廃水を反
応器底部から上昇モードで流入させ、付着担体を用いな
いで、汚泥の粒状化によってスラッジベッドを形成させ
、高濃度の生物を保持して、高容積負荷を許容しようと
する嫌気性生物処理技術である。
Upflow Anasrobic Sludge B
lanketReactor ; UASB)と同意語
である。 UASB法は、10年程前にオランダのLe
ttingaらによって開発された反応器で原廃水を反
応器底部から上昇モードで流入させ、付着担体を用いな
いで、汚泥の粒状化によってスラッジベッドを形成させ
、高濃度の生物を保持して、高容積負荷を許容しようと
する嫌気性生物処理技術である。
UASB装置が基本的構造として具備すべき要件は次の
とおりである。
とおりである。
(1)廃水の流入は上昇流
(2)反応器上部にガス−汚泥分離装置を備えているこ
と(GSS) (3)反応器底部への廃水の均一分散流入(4)生成ガ
スによるベッド内の攪拌 UASB法のポイントは沈降性がよく活性の高い生物を
、いかに高濃度に反応器内に保持させるかということで
ある。このため嫌気性細菌を粒状にし、沈降性を改善し
ている。
と(GSS) (3)反応器底部への廃水の均一分散流入(4)生成ガ
スによるベッド内の攪拌 UASB法のポイントは沈降性がよく活性の高い生物を
、いかに高濃度に反応器内に保持させるかということで
ある。このため嫌気性細菌を粒状にし、沈降性を改善し
ている。
しかしながら、従来は、粒状汚泥の形成は自然に任され
ていて、粒状汚泥の形成機構について考慮が払われた例
はなく、ましてや、本発明のように独特な構成によりし
かも極めて短期間に粒子を形成せしめる技術思想は全く
知られておらず、新規である。
ていて、粒状汚泥の形成機構について考慮が払われた例
はなく、ましてや、本発明のように独特な構成によりし
かも極めて短期間に粒子を形成せしめる技術思想は全く
知られておらず、新規である。
(発明が解決しようとする問題点)
tIASB法では、汚泥粒子の形成に非常に時間がかか
り、通常、汚泥粒子形成に要するスタートアップ期間が
90〜120日もの長期間に亘っている。この間、プロ
セスは不安定な状態にあり、破綻が生じやすく、特にU
ASB法ではその期間が非常に長いだけにその危険性は
非常に高いという欠点は避けられず、その改善が業界に
おいて強く要望されていた。
り、通常、汚泥粒子形成に要するスタートアップ期間が
90〜120日もの長期間に亘っている。この間、プロ
セスは不安定な状態にあり、破綻が生じやすく、特にU
ASB法ではその期間が非常に長いだけにその危険性は
非常に高いという欠点は避けられず、その改善が業界に
おいて強く要望されていた。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであ
って、活性汚泥を中心とする微生物学、流体の行動、固
液分離、気液分離、汚水処理槽、バイオリアクター等、
生物、物理、化学といった各方面から広く且つ鋭意研究
した結果、遂に完成されたものである。
って、活性汚泥を中心とする微生物学、流体の行動、固
液分離、気液分離、汚水処理槽、バイオリアクター等、
生物、物理、化学といった各方面から広く且つ鋭意研究
した結果、遂に完成されたものである。
本発明においては、先ず、種汚泥を調製しなければなら
ない。種汚泥の調製は、廃水処理設備の嫌気性発酵槽か
ら引抜いた汚泥から有機物を消化除去して、これを実施
する。そのためには、原料汚泥を反応器内に入れ、これ
を数日間適温で循環せしめて含有する有機物を分解、消
化せしめたり、他の反応容器で消化せしめたものを反応
器内に移したりしてもよい、このようにして種汚泥を調
製するが、有機物含量が可及的低くなるように、原料汚
泥を消化せしめるのが好適である。原料汚泥の消化分解
は、原料汚泥の性質、起源、分量等によっても相違する
が、30〜45℃で1〜10日間程日間環せしめるだけ
で充分である。
ない。種汚泥の調製は、廃水処理設備の嫌気性発酵槽か
ら引抜いた汚泥から有機物を消化除去して、これを実施
する。そのためには、原料汚泥を反応器内に入れ、これ
を数日間適温で循環せしめて含有する有機物を分解、消
化せしめたり、他の反応容器で消化せしめたものを反応
器内に移したりしてもよい、このようにして種汚泥を調
製するが、有機物含量が可及的低くなるように、原料汚
泥を消化せしめるのが好適である。原料汚泥の消化分解
は、原料汚泥の性質、起源、分量等によっても相違する
が、30〜45℃で1〜10日間程日間環せしめるだけ
で充分である。
有機物含量が低下した種汚泥は、反応器内に層状に静置
沈降させる。沈降汚泥層は、層厚5c+m以上、好まし
くは10cm以上、VSS 5000mg/ 11以上
、好ましくは10,000mg/ Qとなるように種汚
泥量を調整する。この場合1種汚泥は、一旦、静置沈降
させることなく、上記した層厚、vSSとなるよう別途
計量した種汚泥を直接反応器内に投入することも可能で
ある。
沈降させる。沈降汚泥層は、層厚5c+m以上、好まし
くは10cm以上、VSS 5000mg/ 11以上
、好ましくは10,000mg/ Qとなるように種汚
泥量を調整する。この場合1種汚泥は、一旦、静置沈降
させることなく、上記した層厚、vSSとなるよう別途
計量した種汚泥を直接反応器内に投入することも可能で
ある。
種汚泥沈降後、有機性原水を反応器内に流入せしめる。
有機性原水としてはSS含有量(浮遊物質含有量)が低
い方がよく、原水濃度はC0Dcrで500〜10,0
OOa+g/ n、好ましくは1000〜8000Il
1g/ Qの範囲とするのが好適である。有機性原水1
1、反応器の上方、側方、底部のいずれから流入しても
よいが、底部から流入するのが好ましく、沈降汚泥層を
強力に攪拌することは避けた方がよい。
い方がよく、原水濃度はC0Dcrで500〜10,0
OOa+g/ n、好ましくは1000〜8000Il
1g/ Qの範囲とするのが好適である。有機性原水1
1、反応器の上方、側方、底部のいずれから流入しても
よいが、底部から流入するのが好ましく、沈降汚泥層を
強力に攪拌することは避けた方がよい。
汚泥層部は、そのPI(が強酸性になるのを避け、出来
る限りp)Iが6.0以下にならないように常にpH調
整するのがよい。
る限りp)Iが6.0以下にならないように常にpH調
整するのがよい。
通水開始後、目的とする有機物負荷にまで上げるのであ
るが、その際、直接、目的値まで上げてもよいけれども
、できる限りゆっくりと有機物負荷を順次上げて目的値
にまでもっていく方が好ましい。このようにして、大体
の目安として3〜10日前後で粒子の生成が認められ、
30日前後で全汚泥が粒状化する。粒子生成後は原水の
流速を上げても構わないし、その方が能率的である。こ
の間の有機物負荷は有機物が約90%以上を保つ範囲で
最大となる。
るが、その際、直接、目的値まで上げてもよいけれども
、できる限りゆっくりと有機物負荷を順次上げて目的値
にまでもっていく方が好ましい。このようにして、大体
の目安として3〜10日前後で粒子の生成が認められ、
30日前後で全汚泥が粒状化する。粒子生成後は原水の
流速を上げても構わないし、その方が能率的である。こ
の間の有機物負荷は有機物が約90%以上を保つ範囲で
最大となる。
このようにして本発明によれば汚泥粒子が短期間に形成
され、その結果、短期間で高負荷運転に入ることができ
る。
され、その結果、短期間で高負荷運転に入ることができ
る。
本発明に係る迅速汚泥粒子形成方法は、どのようなタイ
プのりアクタ−を用いても実施することができ、その点
も本発明のすぐれた特徴の1つである。したがって、第
3図に示した従来既知のUASB装置を用いても本発明
を実施できることは当然のことである。
プのりアクタ−を用いても実施することができ、その点
も本発明のすぐれた特徴の1つである。したがって、第
3図に示した従来既知のUASB装置を用いても本発明
を実施できることは当然のことである。
しかしながら、本発明は、第1図及び第2図を参照しな
がら1次に述べる全く新規な嫌気性生物床バイオリアク
ターと併用すると更に有効である。
がら1次に述べる全く新規な嫌気性生物床バイオリアク
ターと併用すると更に有効である。
このバイオリアクターは、汚泥衝突部、気体貯留部、気
体流路を有する板状構造物、気体集気部といった新規な
構造を有する各コンポーネントを新たに案出して成り、
更にこれらの各コンポーネントを有機的に結合したもの
であって、上昇気泡と分離された沈降汚泥とを向流せし
めることなく、汚泥を有効に沈降せしめ、もって流出し
ようとする汚泥を極力抑え1反応器内に汚泥を高濃度に
保持し、有効に汚水を処理できるものである。
体流路を有する板状構造物、気体集気部といった新規な
構造を有する各コンポーネントを新たに案出して成り、
更にこれらの各コンポーネントを有機的に結合したもの
であって、上昇気泡と分離された沈降汚泥とを向流せし
めることなく、汚泥を有効に沈降せしめ、もって流出し
ようとする汚泥を極力抑え1反応器内に汚泥を高濃度に
保持し、有効に汚水を処理できるものである。
バイオリアクター1には、その下部に原水流入口2を設
け、その上に本発明にしたがって汚泥粒子からなる生物
床3を形成せしめる。
け、その上に本発明にしたがって汚泥粒子からなる生物
床3を形成せしめる。
反応器1内の生物床3の上方に汚泥衝突部4を設ける。
汚泥衝突部4は、汚泥衝突板4−1を有する。衝突板4
−1は、下方に向って凸状を呈するが、その角度は鋭角
状よりは鈍角状の方がよく、水平に近い程度の角度が好
適である。衝突板4−1は、リアクター1の中央部付近
に浮遊状ないし吊下状態に設置する。このように衝突板
4−1のみを単に反応器内に設置してもよいが、衝突板
4−1の上方に図示したように円錐部ないし角錐部4−
2を設けると、更に汚泥と気泡との分離が効率よく行わ
れる。汚泥衝突部の最大部の横断面積は、反応器断面積
に対して20〜80%程度とするのが良い。
−1は、下方に向って凸状を呈するが、その角度は鋭角
状よりは鈍角状の方がよく、水平に近い程度の角度が好
適である。衝突板4−1は、リアクター1の中央部付近
に浮遊状ないし吊下状態に設置する。このように衝突板
4−1のみを単に反応器内に設置してもよいが、衝突板
4−1の上方に図示したように円錐部ないし角錐部4−
2を設けると、更に汚泥と気泡との分離が効率よく行わ
れる。汚泥衝突部の最大部の横断面積は、反応器断面積
に対して20〜80%程度とするのが良い。
衝突部4の上方には板状構造物5を設ける。板状構造物
5は、衝突部4の断面積よりも小さい開口部5−1を底
部に有し、上方に開いたテーパー状の壁面5−2を有し
、その上方に気体流路5−3を形成せしめてなるもので
ある。気体流路としては、第2図に図示したようにテー
パー壁面5−2にパイプ5−3を1個又は2個以上設け
てもよいし、第1図に図示したように1g1面5−2の
上部に、壁面の水平形状と同一形状を有する(例えば、
円形、楕円形、三角形、四角形、多角形、その他の形状
)円錐部ないし角錐部5−6を設け(ただし、その頂部
は開口5−4させておいてもよい)、そして更に雌部5
−6の上方に且つ間隔をあけて雌部を覆うようにカバー
5−5を設け、カバー5−5と雌部5−6表面との間に
気体流路5−3を形成せしめてもよい。また同様に、カ
バー5−5を設けることなく、雌部5−6の表面上に1
本又はそれ以上のパイプを直接付設して、その上方開口
を気体集気部6内に開口せしめてもよい。 このテーパ
ー壁面5−2で囲まれた内部部分は主として汚泥沈降部
Eとなり、壁面と反応器との間で形成される部分は主と
して気体貯留部りとなり、衝突板の作用と相まって、ガ
スの上昇と分離汚泥の沈降とが全く別の場所で行われ、
極めて効率よく廃水処理が行われる。
5は、衝突部4の断面積よりも小さい開口部5−1を底
部に有し、上方に開いたテーパー状の壁面5−2を有し
、その上方に気体流路5−3を形成せしめてなるもので
ある。気体流路としては、第2図に図示したようにテー
パー壁面5−2にパイプ5−3を1個又は2個以上設け
てもよいし、第1図に図示したように1g1面5−2の
上部に、壁面の水平形状と同一形状を有する(例えば、
円形、楕円形、三角形、四角形、多角形、その他の形状
)円錐部ないし角錐部5−6を設け(ただし、その頂部
は開口5−4させておいてもよい)、そして更に雌部5
−6の上方に且つ間隔をあけて雌部を覆うようにカバー
5−5を設け、カバー5−5と雌部5−6表面との間に
気体流路5−3を形成せしめてもよい。また同様に、カ
バー5−5を設けることなく、雌部5−6の表面上に1
本又はそれ以上のパイプを直接付設して、その上方開口
を気体集気部6内に開口せしめてもよい。 このテーパ
ー壁面5−2で囲まれた内部部分は主として汚泥沈降部
Eとなり、壁面と反応器との間で形成される部分は主と
して気体貯留部りとなり、衝突板の作用と相まって、ガ
スの上昇と分離汚泥の沈降とが全く別の場所で行われ、
極めて効率よく廃水処理が行われる。
板状構造物5の上方には気体集気部6を設け、ガスを反
応器から外部へ導出する。気体集気部6は、断面が円形
ないし角形の逆ロート状ないしはそれに更に垂直壁部を
延設したものから成り、その底部開口は、板状構造物5
の上部開口5−4及びそのカバー5−5で画定される気
体流路5−3の開口部を覆うような断面積とする。第2
図の実施例においても、気体流路をゆるく覆うように気
体集気部6を設ければよい。
応器から外部へ導出する。気体集気部6は、断面が円形
ないし角形の逆ロート状ないしはそれに更に垂直壁部を
延設したものから成り、その底部開口は、板状構造物5
の上部開口5−4及びそのカバー5−5で画定される気
体流路5−3の開口部を覆うような断面積とする。第2
図の実施例においても、気体流路をゆるく覆うように気
体集気部6を設ければよい。
(作 用)
嫌気性発酵槽から引抜いた新鮮汚泥を、反応器1に所定
の層厚及びvSSとなるように導入する。
の層厚及びvSSとなるように導入する。
この汚泥を数日間@環せしめて含有する有機物を消化分
解せしめる。これを層状に静置沈降せしめて種汚泥とす
る。
解せしめる。これを層状に静置沈降せしめて種汚泥とす
る。
次いで、原水槽Aに貯留しておいたSS含有量の低い有
機性原水を、原水ポンプP1を介して原水 ′入口2
より沈降汚泥層3の底部へゆっくりと流入させる。有機
物質負荷を順次高めながら運転し、汚泥を粒状化せしめ
る。これら調″!:i原水は、1個又はそれ以上の原水
槽Aにそれぞれ調製貯留しておき、これをポンプP1で
送ってもよいし、1個の原水槽にそれぞれ調整した原水
を順次収容せしめ、これをその都度ポンプで送ってもよ
い6粒子形成後は、原水の導入速度を更に高める。また
、その間、pH1g整ポンプP2を介してアルカリを添
加して、汚泥層のpHが強酸性になるのを防止する。
機性原水を、原水ポンプP1を介して原水 ′入口2
より沈降汚泥層3の底部へゆっくりと流入させる。有機
物質負荷を順次高めながら運転し、汚泥を粒状化せしめ
る。これら調″!:i原水は、1個又はそれ以上の原水
槽Aにそれぞれ調製貯留しておき、これをポンプP1で
送ってもよいし、1個の原水槽にそれぞれ調整した原水
を順次収容せしめ、これをその都度ポンプで送ってもよ
い6粒子形成後は、原水の導入速度を更に高める。また
、その間、pH1g整ポンプP2を介してアルカリを添
加して、汚泥層のpHが強酸性になるのを防止する。
このようにして、全汚泥がきわめて短期間に完全に粒状
化される。
化される。
そこで、目的とする原水を処理するのである。
すなわち、先ず、原水は、原水槽Aから原水ポンプP1
により原水流入口2より反応器1へ送られるが、必要あ
る場合には、その途中において、PH調整ポンプP2を
介してアルカリ(又は酸)槽Bからアルカリ又は酸を用
いてpHを適正値に調節する。更に必要ある場合は、処
理水Hを循環ポンプP3により原水に添加混合してもよ
い。
により原水流入口2より反応器1へ送られるが、必要あ
る場合には、その途中において、PH調整ポンプP2を
介してアルカリ(又は酸)槽Bからアルカリ又は酸を用
いてpHを適正値に調節する。更に必要ある場合は、処
理水Hを循環ポンプP3により原水に添加混合してもよ
い。
pH調整された原水は、攪拌用ガスを用いて又は用いる
ことなく反応器内において生物床3において粒状汚泥と
接触して処理される。気泡と共に上昇する汚泥は、汚泥
衝突板4−1に衝突し、ガスに同伴する汚泥のうち約8
0%以上がガスと分離して下方へと沈降する。このよう
にして汚泥と分離された(微細)気泡Cは、上昇して気
体貯留部りに集合貯留され、大きな気泡Fに成長する。
ことなく反応器内において生物床3において粒状汚泥と
接触して処理される。気泡と共に上昇する汚泥は、汚泥
衝突板4−1に衝突し、ガスに同伴する汚泥のうち約8
0%以上がガスと分離して下方へと沈降する。このよう
にして汚泥と分離された(微細)気泡Cは、上昇して気
体貯留部りに集合貯留され、大きな気泡Fに成長する。
一方。
衝突板の作用にもかかわらず上昇してきた汚泥は、汚泥
沈降部Eにおいてほぼ完全に沈降する。
沈降部Eにおいてほぼ完全に沈降する。
気体貯留部D(及び気体流路5−3)において成長した
大きな気泡Fが集気部6に送られるが、その際、集気部
の発泡やスカムを抑制するという作用効果が奏される。
大きな気泡Fが集気部6に送られるが、その際、集気部
の発泡やスカムを抑制するという作用効果が奏される。
気体はすべて気体流路5−3を通って上昇するため、汚
泥沈降部で上昇気泡と沈降汚泥がカウンターフローで接
することがなく、したがって汚泥の沈降が効率よく行わ
れる。
泥沈降部で上昇気泡と沈降汚泥がカウンターフローで接
することがなく、したがって汚泥の沈降が効率よく行わ
れる。
その結果、クリーンに処理され且つ汚泥が完全に分離さ
れた原水はきれいな処理水Hとなり、河川に放流したり
、前記したようにその一部は原水と混合して反応器内で
再処理するのに使用される。
れた原水はきれいな処理水Hとなり、河川に放流したり
、前記したようにその一部は原水と混合して反応器内で
再処理するのに使用される。
また、ガスGは、集気部から取り出して集めることがで
き、このようにしてきわめて効率よく廃水を処理するこ
とができる。
き、このようにしてきわめて効率よく廃水を処理するこ
とができる。
次に本発明の実施例について述べる。
実施例1
第2図に図示した装置を用いて、次のような処理を行っ
た。
た。
でんぷん工場の廃水処理設備の嫌気性発酵槽から引抜い
た汚泥を種汚泥としてφ50 X 600Hの反応器に
入れた。この種汚泥は廃水からくる有機性のSSを約4
000mg/ nを含み、C0Dcrとして約10,0
00111g/Qを含有しているので、37℃で、2日
間循環し、含有する有機物を分解したのち、静置沈降さ
せた。
た汚泥を種汚泥としてφ50 X 600Hの反応器に
入れた。この種汚泥は廃水からくる有機性のSSを約4
000mg/ nを含み、C0Dcrとして約10,0
00111g/Qを含有しているので、37℃で、2日
間循環し、含有する有機物を分解したのち、静置沈降さ
せた。
沈降した汚泥部は層厚約20cm、 VSS 20,0
00mg/Qi’あった。この後可溶性でんぷん150
0mg/Q、グルコース1500mg/ Qを炭素源と
する合成廃水(CODcr5000mg/ Q 、 p
tl 8.2)をW!環環上1通水を開始した。
00mg/Qi’あった。この後可溶性でんぷん150
0mg/Q、グルコース1500mg/ Qを炭素源と
する合成廃水(CODcr5000mg/ Q 、 p
tl 8.2)をW!環環上1通水を開始した。
通水開始後3日目までは、有機物負荷2 kgcOD/
rn’・日、5日目まで5 kgcOD/ rr?−
日、その後8 kgcOD/耐・日で運転したが、 C
OD除去率はいずれも95%以上を示した。
rn’・日、5日目まで5 kgcOD/ rr?−
日、その後8 kgcOD/耐・日で運転したが、 C
OD除去率はいずれも95%以上を示した。
10日を経過した時点で粒子生成が認められ300日目
全汚泥が粒状になった。この後は15kgC0D/ r
r?・日でもCOD除去率95%以上であった。
全汚泥が粒状になった。この後は15kgC0D/ r
r?・日でもCOD除去率95%以上であった。
実施例2
実施例1と同様にして、次の廃水を用いて処理を行った
。すなわち、廃水としては、酢酸3000mgハLコー
ンステイープリカー500mg/ Q 、PH6,5を
用いた。循環比1で通水した。
。すなわち、廃水としては、酢酸3000mgハLコー
ンステイープリカー500mg/ Q 、PH6,5を
用いた。循環比1で通水した。
この場合には通水開始後2日目まで有機物負荷2 kg
cOD/ rr[’ ・日、5日目まで5 kgcOD
/ m’ ・日、200日目で10kgC0D/ rn
” ・日その後、20kgC0D/ rn” ・日で運
転した。
cOD/ rr[’ ・日、5日目まで5 kgcOD
/ m’ ・日、200日目で10kgC0D/ rn
” ・日その後、20kgC0D/ rn” ・日で運
転した。
5日目に粒子生成が認められ、400日目全て粒状にな
った。この間のCOD除去率は96%以上であった。
った。この間のCOD除去率は96%以上であった。
(効 果)
本発明は、上記した独特な構成を採ることにより、粒子
形成開始期間が3〜10日となって大巾に短縮され、粒
子形成期間も約30日間で充分であって、従来法よりも
大巾に短縮される。これに対して、従来法によって粒子
を形成せしめた場合は、第3図に図示したUASB装置
を用いても、汚泥粒子形成に要するスタートアップ期間
が90〜120日もの長期間に亘っており、本発明の効
果の顕著性が確認できる。その結果、極めて短期間に高
負荷運転に入ることができる。
形成開始期間が3〜10日となって大巾に短縮され、粒
子形成期間も約30日間で充分であって、従来法よりも
大巾に短縮される。これに対して、従来法によって粒子
を形成せしめた場合は、第3図に図示したUASB装置
を用いても、汚泥粒子形成に要するスタートアップ期間
が90〜120日もの長期間に亘っており、本発明の効
果の顕著性が確認できる。その結果、極めて短期間に高
負荷運転に入ることができる。
その詳細なメカニズムは、今後の研究にまたねばならな
いが、本発明においては化学凝集剤等を使用することな
く菌体のみを沈降濃縮するのに成功したものであって、
その結果、菌体自身の集塊作用が促進され、粒子の形成
が速くなったものと一応推定される。
いが、本発明においては化学凝集剤等を使用することな
く菌体のみを沈降濃縮するのに成功したものであって、
その結果、菌体自身の集塊作用が促進され、粒子の形成
が速くなったものと一応推定される。
本発明によれば上記したように、極めて短期間に汚泥を
粒状化することができるので、廃水処理が極めて迅速に
行うことができる。そのうえ、汚泥が粒状化しているの
で、汚泥がリアクターから流出するのが防止され、汚泥
を高濃度に保持することができ、したがって高負荷運転
が可能となり、従来処理できなかったような高濃度廃水
も迅速に且つ能率よく処理できるという著効が得られる
。
粒状化することができるので、廃水処理が極めて迅速に
行うことができる。そのうえ、汚泥が粒状化しているの
で、汚泥がリアクターから流出するのが防止され、汚泥
を高濃度に保持することができ、したがって高負荷運転
が可能となり、従来処理できなかったような高濃度廃水
も迅速に且つ能率よく処理できるという著効が得られる
。
そのうえ、特に、第1図、第2図に示したような嫌気性
生物床バイオリアクター装置と併用すると1反応器の独
特な構造と相まって、汚泥の流出を極力抑えて反応器内
に汚泥を高濃度に保持することができ、その結果、低濃
度廃水はもちろんのこと、従来処理することが非常に困
難であった食品工業廃水といった高濃度の有機性廃水も
極めて効率よく処理することができるのである。
生物床バイオリアクター装置と併用すると1反応器の独
特な構造と相まって、汚泥の流出を極力抑えて反応器内
に汚泥を高濃度に保持することができ、その結果、低濃
度廃水はもちろんのこと、従来処理することが非常に困
難であった食品工業廃水といった高濃度の有機性廃水も
極めて効率よく処理することができるのである。
図面はいずれも本発明を実施するための装置であって、
第1図は本発明に特に適した新規なバイオリアクターの
1実施例の断面図であり、第2図は他の変形例及びそれ
を用いる廃水処理系統図であり。 第3図は従来既知のUASB装置の断面図である。 1・・・反応器、 3・・・生物床、4、・・
汚泥衝突部、 5・・・板状構造体、6・・・集気
部、 D・・・汚体貯留部、G・・・ガス、
H・・・処理水、M・・・スラッジブラケッ
ト(生物床)、N・・・ガス収集板、 ○・・・沈
降部。
1実施例の断面図であり、第2図は他の変形例及びそれ
を用いる廃水処理系統図であり。 第3図は従来既知のUASB装置の断面図である。 1・・・反応器、 3・・・生物床、4、・・
汚泥衝突部、 5・・・板状構造体、6・・・集気
部、 D・・・汚体貯留部、G・・・ガス、
H・・・処理水、M・・・スラッジブラケッ
ト(生物床)、N・・・ガス収集板、 ○・・・沈
降部。
Claims (1)
- 有機物含量を可及的に低下せしめた種汚泥を反応器内に
層状に静置沈降させ、汚泥層部のpHが強酸性になるの
を避けながらSS含有量の低い有機性原水を反応器内に
流入せしめること、を特徴とする嫌気性生物床における
汚泥粒子生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61123429A JPS62279892A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 嫌気性生物床における汚泥粒子生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61123429A JPS62279892A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 嫌気性生物床における汚泥粒子生成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62279892A true JPS62279892A (ja) | 1987-12-04 |
Family
ID=14860347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61123429A Pending JPS62279892A (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | 嫌気性生物床における汚泥粒子生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62279892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63287598A (ja) * | 1987-05-21 | 1988-11-24 | Kajima Corp | 廃水処理法 |
CN114656032A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-06-24 | 嘉兴学院 | 一种投加厌氧颗粒强化耐盐好氧污泥颗粒化的方法 |
-
1986
- 1986-05-30 JP JP61123429A patent/JPS62279892A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63287598A (ja) * | 1987-05-21 | 1988-11-24 | Kajima Corp | 廃水処理法 |
JPH0311834B2 (ja) * | 1987-05-21 | 1991-02-18 | Kajima Corp | |
CN114656032A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-06-24 | 嘉兴学院 | 一种投加厌氧颗粒强化耐盐好氧污泥颗粒化的方法 |
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