JPS62278463A - ガス絶縁変流器 - Google Patents

ガス絶縁変流器

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JPS62278463A
JPS62278463A JP61121153A JP12115386A JPS62278463A JP S62278463 A JPS62278463 A JP S62278463A JP 61121153 A JP61121153 A JP 61121153A JP 12115386 A JP12115386 A JP 12115386A JP S62278463 A JPS62278463 A JP S62278463A
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JP
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current transformer
magnetic field
optical
gas
conductor
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JP61121153A
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Masaru Takimoto
勝 滝本
Fumio Nakajima
文雄 中嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ガス絶縁変流器に関するものであり、特に光
磁界センサ及びその検出装置を備え、この間で光を伝送
する構成を有するガス絶縁変流器に係る。
(従来の技術) 従来、ガス絶縁開閉装置に用いられるガス絶縁変流器は
、ケイ素鋼板にコイルを巻き付けて成る鉄心タイプの変
流器コアにより構成されていた。
この様な従来のガス絶縁変流器を、特に3相一括型のガ
ス絶縁開閉装置に用いられるガス絶縁変流器を例に取っ
て、第5図に基いて説明する。
円筒形のタンク1内にはU、V、W相の3相の導体2u
〜2Wが配設されている。タンク1の前後には絶縁スペ
ーサ3が設けられ、これによって導体2u〜2wが支持
されている。タンク1は、その軸に垂直に前後に分割さ
れ、前方にあって本来の径を有するタンク1aと、後方
にあって変流器コア4のj法会だけ径が大きくされたタ
ンク1bとから構成されている。この夕′ンク1bの内
側゛端部の導体2u〜2wの延長上に夫々変流器コア4
が設置されてる。そして、この変流器コア4の前方(即
ち、後方のタンク1bの端部)には支持板5が設けられ
、変流器コア4の内側にはこれと連結して絶縁シールド
6が設けられ、これらにより変流器コア4の支持及び導
体2u〜2wとの絶縁がなされている。更に、タンク1
の下部には・、変流器コア4の電流を引き出す為の密封
端子7が設けられている。
ところで、この様なガス絶縁3相変流器においては、3
箇所に設ける変流器コアが単い為、これを支える支持板
、絶縁シールド等もかなりの大きざとなり、これらを3
箇所に設ける為に機器が複雄且つ大型化し、重囲も大き
くなってしまう。また、変流器コアはココアで1用途に
しか使用できない為、継電器用や計測用等に複数のコア
が必要となり、これも大型化の原因となる他、コスト的
にも高価となってしまう。
これらの欠点に鑑み、最近では、細径性、絶縁性、無誘
導性、耐環境性等の優れた特徴を有する光ファイバーを
用いた計測技術が注目され、これを応用した光磁界セン
サにより変流器を構成する試みがなされている。
第6図に、この様な光磁界センサによるガス絶縁変流器
を用いて3相一括型ガス絶縁開閉装置を構成した場合の
例を示す。
同図において、主母線MBはしゃ断器CB及び断路器D
S1.DS2を介してケーブルヘッドCHdに引き出さ
れている。ケーブルヘッドCHd側の断路器DS2とケ
ーブルヘッドCHdの間からは、接地装置ES及び計器
用変圧器PTが引き出されている。断路器DS2及び接
地装置ESはタンク12内に一括して収納され、また計
器用変圧器PTは、このタンク12とケーブルヘッドの
間に設けられたタンク13の下に取付けられている。し
ゃ断5CBのタンク本体両側の口出し部タンク11a、
11bには、夫々光変流器CT1.CT2が収納されて
いる。
そして、このしゃ断器CB内の光変流器CT2の構造を
第7図に示する。光変流器CTIについてはCT2と同
一の構成を有する為、説明を省略する。
即ち、第7図において、しゃ断器CBの口出し部タンク
11bに設けられた絶縁スペーサ3に導体2u〜2Wが
取付けられ、その接続部8近傍には導体2u〜2Wを周
回する様に光磁界センサ9が設けられている。
この光磁界センサ9は、第8図に示した様に、磁界強度
によりファラデー回転角を生ずる鉛ガラス等のガラスで
形成され、各コーナーに全反射面を設けたファラデー素
子18と反射ミラー19を組み合せて構成され、ファラ
デー素子透過光が光路20で示した様に、導体2■を周
回する様な構成とされ、更に、反射ミラー19により光
路を往復させることで、外部の磁界の影響を受けること
なく高精度、高感度な計測が行えるようにしたものでお
る。
ここで、直線偏光を全反射させた場合には、入射面に垂
直な偏光成分の電界ベクトルと入射面に平行な偏光成分
の電界ベクトルとの間に位相差を生じるために、反射光
は一般に楕円偏光となり、ファラデー効果を用いた電流
測定においては測定誤差の増大、受光強度の減少につな
がる。このため、第8図の例では、ファラデー素子18
の各コーナーで2回の全反射を行わせることで、1回目
の全反射によって生じる偏光成分の位相差を2回目の全
反射時に相殺させ、この様な問題点を解消している。
一方、タンク11b上には、この光磁界センサ9に対応
する位置に、ガス密封端子7が設けられ、ここにレンズ
、偏光子及び検光子等から成る発受光部が内蔵されてい
る。そして、光磁界センサ9と発受光部の間で光が空間
伝送される様になっている。
この様に構成された光変流器CT2の作用は次の通りで
ある。即ち、タンク11bの外部に配設された検出装置
11の光発信器から、光ファイバケーブル15によって
密封端子7に導かれた光は、密封端子7内の発受光部に
おいて直線偏光となり光磁界センサ9に送られる。そし
て、この光はファラデー素子18を通過する際に磁界の
大きざに応じた角度の偏光となった後、再び密封端子7
内の発受光部に送られ、光ファイバケーブル16を通っ
て検出装置17に送られる。そして、検出装置17の光
受信器によって光パワーとして取り出され、演算処理さ
れ、その演算処理の大きさに比例した出力に変換される
上述した様に、光磁界センサは絶縁性に優れる為、導体
2u〜2Wの近傍に配置でき、また密封端子7も小型化
できる。その結果、ガス絶縁変流器は大幅に縮小、軽量
化される。特に具体的に数値を示せば、長さについては
20%程度、直径については60%程度に縮小されると
考えられる。また、光磁界センサは、信号の多重化が自
由である為、従来の様に、用途別に複数のコアを設ける
ものと違い、1個のセンサを設けるだけで、これを多用
途に使用できる。従って、この点において、変流器をよ
り小型・簡略化することが可能であり、コスト的にも安
価である。
ところで、この様な光磁界センサを用いたガス絶縁変流
器としては、上記の様に高圧導体側にファラデー素子か
ら成る光磁界センサを設け、タンク側に発受光部を直接
取付けて光を空間伝送するもの(前者)の他に、高圧導
体側にファラデー素子、偏光子、検光子、レンズ等をひ
とまとめにして構成した光磁界センサを設け、この光磁
界センサとタンク側に設けた発受光部とを光ファイバー
で接続し、この光ファイバーで光を伝送するもの(後者
)が考えられる。しかしながら、後者については、光フ
ァイバーが高電界部に配される為、光ファイバーのクラ
ッドと外被間にミクロボイド等が存在した場合に絶縁不
良を生ずる可能性があリ、絶縁信頼性の点で問題がある
。一方、空間伝送がなされるタイプの前者においては、
この様な欠点はなく、絶縁信頼性に優れている。従って
、この長所から空間伝送タイプのガス絶縁変流器がより
有望視される。
なお、上記の構成は、単相型の変流器においても同様で
ある。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記の様な構成を有するガス絶縁変流器にお
いては、光磁界センサ、発受光部の光学部品が絶縁ガス
中に露出しているので、変流器近傍において発生するア
ーク等の閃光を発受光部で受光してしまうことがあり、
その場合に、大きな測定誤差を生じる欠点があった。ま
た、光磁界センサ、発受光部の工学部品が絶縁ガス中に
露出しているので、ガス絶縁開閉装置のアークしゃ断時
や地絡事故時に発生する絶縁ガスの固体分解生成物によ
り先出入面や発受光面が覆われて、光の透過性が損われ
、空間伝送の光損失が増加してしまうという欠点もあっ
た。
また、第8図に示した様な構成を有する光磁界センサに
おいては、■光路が完全に導体を周回していない、■フ
ァラデーー素子が大形のガラスであるため、光路上のベ
ルデ定数が完全に均一でない、■導体軸方向の外部磁界
が発生した場合には、ファラデー−素子の各コーナーに
おける導体軸方向の光路でファラデー回転が起こるため
に、各コーナ一部での2回の全反射の組み合せでは、全
反射により生じる偏光成分の位相差を相殺できなくなる
等の原因から、外部磁界の影響を完全に回避することは
できない。特に、第7図に示した様に、同一タンク内に
他相の導体を共に配設して構成される3相一括型の光変
流器では、隣接する導体に多大な事故電流が流れた場合
の自相電流の測定誤差は相当大きくなることが予想され
る。
本発明は、上記の様な問題点を解消するために提案され
たもので、その目的は、外部の磁界、アーク等の閃光及
び絶縁ガスの分解生成物等の影響を受ることなく、精度
の高い計測が可能なガス絶縁変流器を提供することであ
る。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明によるガス絶縁変流器は、第1図においてしゃ断
器等のガス絶縁電気装置のタンク21内に、ガス絶縁電
気装置の導体と接続する接続部を両端に設けた導体22
を絶縁物25によって支持し、この導体の接続部円周上
に導体軸方向と所定の角度をもたせた複数個の空隙部を
設けて接続部の内部に導体軸方向の磁界を発生させ、こ
の接続部の内部を中空として前記軸方向の磁界を検出す
る一方向型の光磁界センサ23を配設し、この光磁界セ
ンサ23とタンク外部に配設した検出装置33との間を
、光伝送手段31.32を介して接続したことを特徴と
する。
(作 用) 上記の如り114成することにより、タンク21の外部
に配設された検出装置33の光発信器から、光ファイバ
ー31によって密封端子30に導かれた光は、支持容器
26内の発受光部29において直I!偏光となり、この
直線画先が絶縁筒25内を空間伝送して、プリズム23
aから光磁界センサ23内に入射し、次いで反射面23
bにて反射されて再度光磁界センサ23内を透過する。
そして、光磁界センサ23のファラデー素子において、
そこに加わる磁界により所定のファラデー角だけ偏光面
が回転した後、プリズム23aを介して再び空間伝送さ
れて発受光部29に送られ、光ファイバー32を通って
検出装置33に送られる。そして、検出装置33の光受
信器によって光パワーとして取り出され、演算処理され
、その演算処理の大きざに比例した出力が電気信号とし
て取出される。
これにより、外部磁界、アーク等の閃光及び絶縁ガスの
分解生成物等の影響を受Cプずに、精度の高い計測が可
能となる。
(実施例) 以上述ぺた様な本発明によるガス絶縁変流器の実施例を
第1図乃至第4図を用いて具体的に説明する。
1)空間伝送タイプ 第1図(A>、(B)は、本発明によるガス絶緑変流器
を空間伝送タイプの3相一括型変流器に採用した実施例
を示したものである。
*構成* 第1図において、し中断器のタンク21内には、3相の
導体22u〜22wが配設され、これらの導体22u〜
22wの両端には、ガス絶縁開閉装置内に配設された隣
接導体と接続する為の接続部22a。
22bが形成されている。この導体22u〜22Wは銅
、アルミ等の導電材料又はこれら導電材料とケイ素鋼板
等の磁性材料を組み合せて形成されたもので、電界シー
ルド及び磁気シールドとしての機能も兼ねたものである
また、タンク21には3箇所の口出し部21u。
21v、21wが円筒方向に等間隔に形成され、この口
出し部のフランジに支持容器26がボルトで着脱自在に
固定されている。この支持容器26と導体22u〜22
wとの間には、導体22u〜22wを支持するための絶
縁筒25が各導体22u〜22wと垂直に設(プられて
いる。
一方、前記導体22u〜22wに形成された接続部22
a、22bのうち、片側の接続部22bには、その円周
上に、導体軸方向と所定の角度θ1をもたせた複数個の
空隙部37が等間隔に形成されている。 −この空隙部
37の数は、空隙部にはさまれた導体部分を流れる電流
44が、導体軸方向に対し角度θ1の向きに流れるとみ
なせ、且つ、接続部22bの機械的強度を損なわない程
度の値に選ばれている。
この空隙部37を設けた接続部内部の中空部分には、導
体22u〜22Wの軸方向の磁界に対して最大感度を持
つ様に、ファラデー素子を有する光磁界センサ23を配
置している。
この光磁界センサ23は、直線状の磁界を計測する一方
向型のセンサで、光路を直角に曲げるための偏波面保存
反射面付プリズム23aと反射面23bとを備えており
、その形状も導体22u〜22wの軸方向に沿った真直
ぐな棒状体をしている。また、この光磁界センサ23は
支持台24を介して導体22u〜22wの中心軸上に位
置するように固定している。
また、絶縁筒25内の空間を介して対向する位置に配設
された導体22u〜22wと支持容器26の対向面には
、それぞれ光通過用の孔35.36が形成されている。
更に、支持容器26内には、レンズ、偏光子、検光子等
より成る発受光部29がサザエ28により支持容器26
に固定され、この発受光部29と光磁界センサ23の先
出入面34とは、光路の光軸上に対向する様に配置され
、絶縁筒25内の空間を介して光の伝送が行われる様に
構成されている。
また、支持容器26に取付けられたフタ27には密封端
子30が設けられ、この密封端子30を介して発受光部
29とタンク21の外部に設けられた検出装置33とが
送光用及び受光用の光ファイバー31.32により接続
されている。
*作用* この様に構成された本実施例の変流器の作用は次の通り
である。即ち、タンク21の外部に配設された検出装置
33の光発信器から、光ファイバー31によって密@端
子30に導かれた光は、支持容器26内の発受光部29
において直線偏光となり、この直線偏光が絶縁筒25内
を空間伝送して、プリズム23aから光磁界センタ23
内に入射し、次いで反射面23bにて反射されて再度光
磁界センサ23内を透過する。そして、光磁界センサ2
3のファラデー素子において、そこに加わる磁界により
所定のファラデー角だけ偏光面が回転した後、プリズム
23aを介して再び空間伝送されて発受光部29に送ら
れ、光ファイバー32を通って検出装置33に送られる
そして、検出装置33の光受信器によって光パワーとし
て取り出され、演算処理され、その演算処理の大きざに
比例した出力が電気信号として取出される。
この様な本実施例の変流器において、第1図(B)に示
す様に、接続部22bの空隙配設部では電流44が空隙
部に沿って流れる。ここで、空隙部37は導体軸方向と
所定の角度θ1をもたせて設けているため、この部分の
電流も導体軸方向に対し角度θ1の向きに流れ、この結
果、接続部内部空間には導体軸方向の磁界が発生する。
特に、本実施例では、空隙部37を接続部円周上に等間
隔に設け、且つ、一方向型の光la界センサ23を導体
軸上に配設しているため、空隙配設部における電流の通
路に偏りが生じても導体中心軸上の軸方向磁界成分の変
動は小さく、自相の電流を高精度に測定できる。
更に、本実施例においては、光磁界センサ23を電界シ
ールドと磁気シールドを兼ねた接続部22b内に配置し
たので、光磁界センサ23が外部磁界の影響を受けるこ
とを回避できると共に、光磁界センサ23が高電界中に
曝されることも防止できるので、絶縁を考慮する必要が
なく、簡単で安価な光磁界センサを組込むことが可能と
なる。
また、接続部22bと接続されるガス絶縁電気装置の導
体端部45を磁気シールド材にて形成して前記接続部2
2bを取り囲む様な構成とすれば、更に優れた外部磁界
回避効果が得られる。
また、支持容器26及び導体22u〜22wの内外のガ
ス圧力は同一であるため、これらが圧力の違いによって
変形する恐れはなく、またその高精度の加工が可能であ
り、これらを堅牢な絶縁筒25で接続しているので、光
磁界センサ23と発受光部29との位置ずれも生じず、
高精度の調芯めわせが可能である。また、発受光部29
を支持容器26内に設けた為、従来の様にしゃ断器の製
缶精度が変流器精度に影響を及ぼすことがなく、しゃ断
器の製缶精度を高める必要がなくなり、製缶作業が容易
になるという利点もある。
更に、導体22u〜22wの両側に接続部22a。
22bが設けられ、且つ、タンク21の口出し部21u
〜21wの径を、導体22u〜22wを容易に取り出す
ことができる大きざとし、この口出し部22u〜21w
のフランジに前記支持容器26をボルト等で着脱自在に
固定しているので導体22u〜22w、絶縁筒25及び
支持容器26は、それぞれが接続された隣接導体又はタ
ンク21から容易に取り外すことが可能で(従って容易
に組立てることも可能である)、小型・軽量の変流器ユ
ニットを構成している。この結果、変流器の交換が必要
な際にも、しゃ断器全体を取替える必要はなく、交換が
必要な相の小型のユニット部分だけを交換するだけで良
い為、しゃ断器等の運転時間に与える悪影響も最小限に
止められる。このことは試験調整についても同様である
が、この点については後に図面を用いて説明する。また
、光磁界センサ23、発受光部29等の光学部品ユニッ
トの中に納められているので、変流器の組込み、取り外
しを行う再に、これらの光学部品を破損することを防止
できるとともに、変流器近傍において発生するアーク等
の閃光や、ガス絶縁開閉装置のアークしゃ断時や地絡事
故時に発生する絶縁ガスの固体分解生成物から、これら
の光学部品を保護することができる。
2)光ファイバー伝送タイプ 第2図(A>、(B)は、本発明によるガス絶縁変流器
を光ファイバー伝送タイプの3相一括型変流器に採用し
た実施例を示す。
*構成* 本実施例では、レンズ、偏光子、検光子等よりなる発受
光部38が、接続部22b内に配設された光磁界センサ
23に直接取付けられ、この発受光部38とタンク21
の外部に配設された検出装置33とが、支持容器26に
取付けられたフタ27に設けられた密封端子30を介し
て、光ファイバー39.40によって直接接続され、こ
の光ファイバー39.40によって発受光部38と検出
装置33の間の光の伝送を行うように構成されている。
なお、他の構成については、前記の空間伝送タイプの実
施例と同一であるので、説明は省略する。
*作用* 本実施例においても、光の伝送方法が代るだけで、その
作用は前実施例と略同様である。もちろん、従来技術に
ついて前述した様に、絶縁信頼性の面で、空間伝送タイ
プに比べてやや劣る点もあるが、光ファイバーを用いる
ことで、光磁界センサ23と発受光部との調芯が不要で
あるという製造成いは組立作業における大きな長所を有
している。
3)空間伝送タイプ・・・両端の接続部に光磁界センサ
を配設する場合 第3図(A)、(B)は、本発明によるガス絶縁変流器
を空間伝送タイプの3相一括型変流器に採用した実施例
を示したものである。
*構成* 本実施例では、3相の導体22u〜22wに形成ざれた
接続部22a、22bの両方に導体軸方向と角度θ2.
θ1をもたせて空隙部43及び37を設けており、それ
ぞれの接続部の内部に感度の等しい光磁界センサ23を
配設している。また、支持容器26内の前記光磁界セン
サ23の先出入面34と対向する位置には、それぞれの
光磁界センサ23に対応する発受光部29が2個、サザ
エ28を介して支持容器26に取付られている。そして
、支持容器26に取付られたフタ27に設けた密封端子
30を介して発受光部29とタンク21の外部に設けら
れた検出装置33とが送光用及び受光用の光ファイバー
41.42により接続されている。なお、他の構成につ
いては、第1図(A>、(B)に示す実施例と同一であ
るので、説明は省略する。
*作用* 本実施例においては各接続部22a、22bに空隙部4
3.37を設け、しかもそれぞれの空隙部が導体軸方向
に対してなす角度θ2.θ1を異なった値とする事によ
り、空隙部内部に発生する導体軸方向の磁界の大きさが
異なる。例えば、θ1〉θ2とすると、空隙部37の内
部の導体軸方向の磁界の大きさは空隙部43の内部のも
のより大きくなる。
この結果、空隙部37の内部に配設した光磁界センサを
小電流領域で使用し、また、空隙部43の内部に配設し
た光磁界センサを大電流領域で使用する事により、電流
の測定範囲を拡大することが可能となる。その他の作用
は第1図<A>、(B)に示す実施例と同一である。
4)変流器ユニットの試験方法 第4図は、第1図乃至第3図に示した本発明の実施例に
おける変流器ユニットの試験方法の一例を示す図である
。即ち、しゃ断器のタンク21から取り外された変流器
ユニットCTUにおいて、導体の接続部22a、22b
に電源Eが接続されている。
この様に本実施例では、変流器ユニットCTUだけで試
験調整を実施できるので、交換時と同様、しゃ断器等へ
の影響を最小限に止めることができる。
5)他の実施例 なお、上記三つの実施例では、共に変流器ユニットをし
ゃ断器タンク内に収納したが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えば計器用変圧器付近のタンク内に変流器
ユニットを収納することも考えられる。
また、3相−捨型に限らず単相型のガス絶縁開閉装置に
も採用可能であり、その場合にも同様の効果が得られる
(発明の効果) 以上説明した様に、本発明によれば、外部の磁界、アー
ク等の閃光及び絶縁ガスの分解生成物等の影響を受ける
ことなく、精度の高い計測が可能で、しかも高精度の調
芯や交換作業及び試験作業が容易なガス絶縁変流器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A>、(B)は、夫々本発明によるガス絶縁変
流器を空間伝送タイプの変流器に採用した一実施例を示
す断面図と側面図、第2図(A)。 (B)は、夫々本発明によるガス絶縁変流器を光ファイ
バー伝送タイプの変流器に採用した一実施例を示ず断面
図と側面図、第3図(A)、(B)は、夫々本発明によ
るガス絶縁変流器を空間伝送タイプの変流器に採用した
一実施例を示す断面図と側面図、第4図は第1図に示し
たガス絶縁変流器における試験方法の一例を示す斜視図
、第5図(A>、(B)は夫々変流器コアを用いた従来
のガス絶縁変流器を示す正面図と側断面図、第6図は光
磁界センサを用いてガス絶縁変流器を構成した場合のガ
ス絶縁開閉装置の構成例を示す側面図、第7図(A>、
(B)は夫々第6図に使用し得るガス絶縁変流器を示す
正面図と側断面図、第8図は第7図のガス絶縁変流器に
使用される光磁界センサの構成を示す斜視図である。 1、 lla、 11b、 12.13・5ンク2u〜
2W・・・導体    3・・・絶縁スペーサ4・・・
変流器コア     5・・・支持板6・・・絶縁シー
ルド    7・・・密封端子8・・・接続部    
   9・・・光磁界センサ14・・・窓      
 15.16・・・光ファイバー17・・・検出装置 
     18・・・ファラデー素子19・・・反射ミ
ラー     20・・・光路21・・・タンク   
22u〜22W・・・導体22a、22b・・・接続部
   23・・・光磁界センサ23a・・・プリズム 
   23b・・・反射部24・・・支持台     
  25・・・絶縁筒26・・・支持容器      
27・・・フタ28・・・ササエ       29・
・・発受光部30・・・密封端子    31.32・
・・光ファイバー33・・・検出装置      34
・・・先出入面35、38・・・孔       37
・・・空隙部38・−発受光部    39.40・・
・光ファイバー41、42・・・光ファイバー  43
・・・空隙部44・・・電流        45・・
・導体端部MB、−・主母線     CB・・・しゃ
断器DS1.DS2・・・断路器、 CHd・・・ケーブルヘッド ES・・・接地装@    P丁・・・計器用変圧器C
T1.CT2・・・光変流器 E・・・電源      CTU・・・変流器ユニット
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  三俣弘文 第1図(A) 第1図<8) 第2図(A) 第3図(A) 第3図(8) 第4図 (Aノ                     (
B)第5図 第6図 第7図 ■ 第8図

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)しゃ断器等のガス絶縁電気装置のタンク内に、ガ
    ス絶縁電気装置の導体と接続する接続部を両端に設けた
    導体を絶縁物によって支持し、この導体の接続部円周上
    に導体軸方向と所定の角度をもたせた複数個の空隙部を
    設けて、接続部の内部に導体軸方向の磁界を発生させ、
    この接続部の内部を中空として前記軸方向の磁界を検出
    する一方向型の光磁界センサを配設し、この光磁界セン
    サとタンク外部に配設した検出装置との間を、光伝送手
    段を介して接続したことを特徴とするガス絶縁変流器。
  2. (2)前記導体、光磁界センサ、及び絶縁物がユニット
    として構成されたものであり、この変流器ユニットが、
    前記タンクに対し着脱自在に固定されている特許請求の
    範囲第1項記載のガス絶縁変流器。
  3. (3)前記変流器ユニットが、光ファイバ密封端子を配
    設した支持容器によって、タンクに着脱自在に固定され
    ている特許請求の範囲第2項記載のガス絶縁変流器。
  4. (4)一方向型の光磁界センサが接続部内部の導体軸上
    に配設されたものである特許請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれかに記載のガス絶縁変流器。
  5. (5)接続部を両端に設けた導体が磁気シールド部材に
    より形成されている特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれかに記載のガス絶縁変流器。
  6. (6)内部に光磁界センサを配設した接続部と接続され
    るガス絶縁電気装置の導体端部が磁気シールド部材によ
    り形成されている特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載のガス絶縁変流器。
  7. (7)空隙部を接続部円周上に等間隔に設けた事を特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
    記載のガス絶縁変流器。
  8. (8)導体に設けた接続部の両方に空隙部を設けてそれ
    ぞれの内部に光磁界センサを配設した事を特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載のガ
    ス絶縁変流器。
  9. (9)格接続部に設けた空隙部が導体軸方向に対してな
    す角度を異なったものとし、各接続部内部に設けた光磁
    界センサの感度を同一の構成とすることにより、電流の
    測定範囲を拡大したことを特徴とする特許請求の範囲第
    8項記載のガス絶縁変流器。
  10. (10)絶縁物が、導体の軸方向に対し、その軸方向が
    垂直になる様に配置された絶縁筒である特許請求の範囲
    第3項記載のガス絶縁変流器。
  11. (11)支持容器がその内部に、光磁界センサに対応す
    る位置に発受光部を有するもので、且つこの発受光部と
    光磁界センサ間の光伝送手段が、空間伝送で行われるも
    のである特許請求の範囲第3項記載のガス絶縁変流器。
  12. (12)光磁界センサと検出装置との間の光伝送手段が
    、光ファイバーで行われるものである特許請求の範囲第
    1項ないし第3項記載のガス絶縁変流器。
  13. (13)タンクが、その内部に単相の導体を収納してな
    る単相型のものである特許請求の範囲第3項記載のガス
    絶縁変流器。
  14. (14)タンクが、その内部に3相の導体を一括して収
    納してなる3相一括型のものである特許請求の範囲第3
    項又は第4項記載のガス絶縁変流器。
JP61121153A 1986-05-28 1986-05-28 ガス絶縁変流器 Pending JPS62278463A (ja)

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