JPS62277644A - 光磁気デイスク - Google Patents

光磁気デイスク

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JPS62277644A
JPS62277644A JP12161086A JP12161086A JPS62277644A JP S62277644 A JPS62277644 A JP S62277644A JP 12161086 A JP12161086 A JP 12161086A JP 12161086 A JP12161086 A JP 12161086A JP S62277644 A JPS62277644 A JP S62277644A
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JP
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recording
disk
film
magneto
optical disk
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JP12161086A
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English (en)
Inventor
Katsutaro Ichihara
勝太郎 市原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有する希土類
−遷移金属非晶質フェリ磁性合金薄膜を記録層とする光
磁気ディスクに係り、特に記録および再生時に一定角速
度回転方式により駆動される光磁気ディスクに関する。
(従来の技術) 希土類−遷移金属非晶質フェリ磁性合金薄膜(以下、R
E −TMIIと略記する)の垂直磁化膜を記録層とし
、その磁気光学効果、特に極力−効果を利用して再生を
行なう光磁気ディスクは、書替え可能型光記録媒体とし
て有望視され、実用化が期待されている。光磁気ディス
クは既に実用化されているTe−C!!!1等を記録層
とした一回書込み・消去不能型の光ディスクに比べて、
消去および反復記録が可能という大きな長所を有する反
面、記録・消去に際して大きなマグネットを必要とする
ので、光学ヘッドのfJffiが増え、アクセス速度が
遅くなるという短所を有している。
ところで、光ディスクの駆動方式は周知のように、一定
角速度回転方式(以下、CAV方式という)と、一定線
速度回転方式(以下、CLV方式という)の2種類が実
用化されている。CLV方式ではディスク外周側と内周
側とで記録密度を一定にできるので、外周側はど記録密
度が低下するCAV方式に比べて記録容量の点では有利
であるが、光学ヘッドとディスクとの相対位置関係に応
じてディスクの回転速度を変化させる必要があるので、
ディスク駆動装置の構成が?!雑化しアクセス速度が遅
くなる。また、ビデオディスクのような動画メモリ等で
要求されるスチル、倍速、スロー等の特殊再生が困難と
なる。従って、CLV方式は文書ファイルメモリに、ま
たCAV方式はコードデータファイルメモリや動画メモ
リに各々適している。
光磁気ディスクにおいても、駆動方式はメモリとしての
応用分野によってCLV、CAM両方式を任意に選択で
きるが、光学ヘッドの重色増大のためアクセス速度が遅
いという光磁気ディスクの短所を補なう上では、CAV
方式の採用が好ましい。
しかしながら、CAV方式で光磁気ディスクを駆動する
と、記録レーザパワー、記録用磁界、記録周波数を一定
にして記録した場合、1記録ビツトを形成するのに必要
なRE−7M膜へのレーザビームの供給エネルギー密度
が、ディスクの内周側では大きく、外周側では小さくな
る。この結果、記録感度の変動や、記録ビット形状のバ
ラツキによる再生C/N (再生信号のキャリア・ノイ
ズ比)の変動が生じる。記録レーザパワー、記録用磁界
記録周波数等の制御によりRE−TMIIへの供給エネ
ルギー密度を一定に保つことは、システムを複雑化する
ので好ましくない。
(発明が解決しようとする問題点) このように光磁気ディスクをCAV方式で駆動すると、
記録感度および再生C/Nの変動が生じ易いという問題
があった。
従って本発明は、記録および再生時にCAV方式で駆動
された場合、ディスク全面にわたって記録感度および再
生C/Nを一様にできる光磁気ディスクを提供すること
を目的とする。
〔発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、RE−7M膜を記録層とし、記録および再生
時にCAV方式により駆動される光磁気ディスクにおい
て、記録層中の希土類(RE)の成分比をディスク半径
方向に沿って内周側から外周側へ向けて一様に減少させ
ることによって上記問題点を解決するものである。
(作用) RE−TM躾からなる記録層の記録閾値温度は膜組成に
依存し、希土類(RE)の成分比が大きいほど記録閾値
温度は高くなる。従って、記録層中の希土類成分比がデ
ィスク半径方向に沿って内周側から外周側へ向けて一様
に減少している本発明の構成によれば、1記録ビット形
成時にレーザビームによるRE−TMIIへの供給エネ
ルギー密度が相対的に大きくなる内周側では記録@直湿
度が相対的に増加(記録感度が低下)し、供給エネルギ
ー密度が相対的に小さくなる外周側では記録量li1温
度が相対的に減少(記録感度が上昇)する。これによっ
て記録感度および記録ビット形状(再生C/N )が−
株化される。
(実施例) 第1図は本発明の一実繍例に係る光磁気ディスクの構成
図であり、ディスク状の透明樹脂基板1は、例えば直径
13011Il、厚さ1.2 mのエポキシ基板からな
り、ディスク半径rd−2,9cm〜6.11の範囲に
ピッチ1.6μmのスパイラル状のガイドグループが設
けられたものであり、その上に透明干渉層2として例え
ば膜厚150rvのSiN躾が設けられ、その上にRE
−TMIII、例えば膜厚25nlのTbCo11から
なる記録層3が形成されている。そして、この例では記
録層3の上にさらに、例えば膜厚100na+の5iN
IIからなる第2干渉層4および膜厚50niのAj2
膜からなる光反射1!!i5が順次積層されている。
ここで、記録層3であるTbCo膜の組成は、第2図に
示したように希土類であるTbの組成比がディスクの半
径方向に沿って内周側から外周側へ向けて一様に減少す
る組成となってい゛る。第2図に示したTbCo膜の組
成分布は、第1図の構造の光磁気ディスクにおける記録
層3を形成するのと全く同じ条件でrd = 2〜3c
m、 3〜4cm。
4〜5 cm 、 5〜6 cps 、 6〜7 cr
trの5枚の同心円環状ガラス基板上に、分析精度を上
げるために250nlのT b COIIIを形成し、
各同心円環毎にICP発光分光法でTbとcoの質量を
測定して得たものである。
この構造の光磁気ディスクは、以下の手順で作製するこ
とができた。基板1としてエポキシ基板を用意し、Tb
、Co、S iq N4 、AQ、の4元ターゲットを
有するスパッタ装置内の基板ホルダに設置し、Tbター
ゲットの3 cm上方に、第2図のように基板内周側か
ら外周側に向けてTt)の組成比が減少するようにマス
クを設けた。スパッタ装置内部を排気後5 m T o
rrのArガスを導入し、Si3N4ターゲットにso
owのRFパワーを印加して、基板ホルダを回転させな
がら20分間にわたり透明干渉l!2としての5iNl
lIを形成した。
次に、真空排気してから5 m T orrのArガス
を再導入した後、Tbターゲッ1−とCOツタ−ットに
同時にDC電力を印加して2元同時スパッタリングを行
ない、膜厚25rvのTbC0IIl、すなわち記録層
3を形成した。この場合、マスクの設置の仕方で記録層
3の組成分布を適宜調整することができる。
次に、Si3N+ターゲツトに500WのRFパワーを
印加し、!!厚?0OniのSiN躾、すなわち第2干
渉14を形成した。次いで、Auターゲットに300W
のRFパワーを投入し、膜厚50nmのAffil、す
なわち光反射層5を形成して、第1図に示した構造の光
磁気ディスクを得た。
第1図に示した光磁気ディスクの動特性(記録再生特性
)の評価を第1表に示した仕様のディスク駆動装置によ
って行なった。
第1表 その評価結果を第3図に示す。第3図に示されるように
、本発明に係る光磁気ディスクはCAV方式のディスク
駆動装置を用いて記録エリア内で極めて安定した記録感
度および再生C/Nが得られた。この理由は次のように
説明することができる。
第4図は静的に評価したTbCo膜の組成と記録閾値温
度との関係を示す図である。光磁気ディスクにおけるR
E−TM膜への記録ビットの形成は、膜面へレーザビー
ムを照射し、照射部を加熱することにより照射部の膜保
磁力を減少させるとともに、その減少した膜保磁力より
も大きな外部磁界(マグネットの軽信化の要求から≦数
百Oeが適当である)を印加することによって、照射部
の磁化の向きを選択的に反転させることで達成される。
従って、記録閾値温度は膜の保…−力が外部磁界強度よ
りも小さくなる1111度で定義することができる。な
お、RE−TM膜はTbFe膜に代表されるキューリ一
点記録系の材料と、Gd C0膜に代表される7IIl
点記録系の材料とに分類されるが、上記した記録間’r
im度の定義はRE−TM膜がキューリ一点記録系材料
および補償点記録系材料のいずれの場合も成立つ。キュ
ーリ一点記録系材料において記録温度がキューリ一温度
といわれているのは、記録閾値温度とキューリ一温度と
が極めて近いためである。そこで、本発明ではキューリ
一点記録系材料については記録間i温度としてキューリ
一温度を便宜上使用する。因みにTbCo11は補償点
記録系材料である。第4図においては外部磁界強度とし
て4000eを仮定し、膜の保磁力が40008に低下
する温度を記録閾値温度としている。
第4図のデータは次のようにして得られた。、酸化膜付
き81基板上に組成の異なるTbCoFJを各々110
0n形成し、全て 100nffl厚の5iNFオーバ
ーコートしたサンプルを1つずつサンプル加熱用ヒータ
の付いたカーヒステリシスループ測定用マグネットに設
置した。そして、サンプル面からHe−Neレーザから
のレーザビームを照射してカーヒステリシスループの温
度特性を測定し、その結果から保磁力とTbC0mの温
度との関係をプロットし記録@lI温度tthを導出し
て、記録量l!温度tthとTb組成比との関係をプロ
ットした。
第2図と第4図とから、本発明の光磁気ディスクのディ
スク半径rdと、その半径位置における記録閾値温度t
thとの関係を表わしたのが第5図である。これより記
録閾値温度tthは、ディスク内周側から外周側へ向け
て一様に減少していることがわかる。
一方、第6図は1記録ビツトの形成に必要なレーザビー
ムの供給エネルギー密度Eとディスク半径rdとの関係
を示す図である。Eは次式(+)(2)より導出した。
E−P−tp/((πd2/4)+6℃)・・・・・・
(1) I!、−27(rd l/Xtl)        ”
’・(2)但し、P:記録レーザパワー、tp:記録用
レーザビーム照射時間、d:レーザスポット直径、C:
時間10におけるディスク移動距離、rd :ディスク
半径、シ:ディスク回転速度である。
(IO2)式に第1表からシー20rps  (120
0rpH> 。
t p −4oonsec (平均値)、 P−5mW
、d−1,3μmを代入すれば、第6図が得られる。
第6図に示されるように、CAV方式では記録用レーザ
ビームの供給エネルギー密度はディスク半径rdの関数
となる。従って、一様な膜厚の光磁気ディスクではディ
スク内周側が高感度に、外周側が低感度になる。
これに対し、本発明の光磁気ディスクのように、記録層
3における希土類成分比を変えて記録閾値温度を内周側
から外周側へ向けて一様に減少させれば、内周側では記
録層3が相対的に低感度化され、外周側では高感度化さ
れる。従って、ディスク半径方向において記録感度が一
様になり、また記録ビットの形状(大きさ)も一様とな
るので、再生C/Nも一様となる。
上述した本発明による光磁気ディスクの効果をより明ら
かにするため、従来技術に基づく光磁気ディスクを試作
し、同一のディスク駆動装置を用いて評価した。試作し
た従来技術に基づく光磁気ディスクは、記録層の組成を
除いて第1図と同様の構成とし、記録層であるTbC0
膜の組成をディスク半径rd−3〜6αの記録エリア内
で丁b 23Co 77 (±o、s at0%)一定
とした。このような光磁気ディスクは実施例で述べたと
同じ2元同時スパッタリング法において組成分布を制御
するためのマスクを取除き、TbターゲットおよびCo
ターゲットを基板から見て全く対称となるように配置す
ることによって得られる。
この従来技術に基づく光磁気ディスクについて、第1表
に示した仕様の駆動装置を用いて記録再生特性を評価し
た結果を第7図に示す。第7図から明らかなように、従
来技術に基づく光磁気ディスクをCAV方式で駆動した
場合、記録[Iレーザビ−pthは外周側に移行するに
従い増加し、同じ記録パワーで記録した後に再生C/N
を測定すると、外周側に移行するに従って再生C/Nが
低下することがわかる。
なお、上記実施例では記録層を構成するRE−丁M I
llとしてT b Co 1mを用いた場合について)
ホべたが、他のRE −TMIIIを用いた場合にも、
本発明は有効である。第8図はTbCoFe系キューリ
一点記録膜のTb組成比Xとキューリ一温度tcとの関
係を示す図である。前述した如く、キューリ一点記録系
材料の場合の記録閾値温度tthはほぼキューリ一温度
tcに等しいが、第8図からキューリ一点記録系材料に
おいても希土類組成比の増加に従って記録閾値温度tt
hが増加することがわかる。
一例として記録エリア内でTb23(Co20Fe80
) 77の一定組成の記録層を持つ光磁気ディスクを試
作し、同様に第1表の仕様の駆動装置で記録再生特性を
評価した結果を第9図に示す。第7図に示したTbCo
11iを記録層とする光磁気ディスクに比べてディスク
半径依存性は小さいものの、やはりディスク内周側から
外周側に向けて記録閾値レーザーパワーpthは増加し
再生C/Nが低下していることがわかる。
一方、本発明に基づいて第10図に示される組成分布を
持つTbCoFe1l!を特徴とする特許気ディスクを
試作し、同様に記録再生特性を評価した結果、第3図に
示したと同様の安定した特性(Pth−2,5mW、C
/N=49dB、rd −376m)が得られた。
次に、本発明の他の実施例を説明する。本実施例は、R
E−TM膜からなる記録層を有し、記録および再生時に
CAV方式により駆動される光磁気ディスクにおいて、
配録層の膜厚をディスク半径方向に沿って内周側から外
周側へ向けて一様に減少させることによって従来の問題
点を解決するものである。RE−TMIlからなる記録
層はレーザビームが照射された際に数百度程度に高温化
され、その高温化されたレーザビーム照射部から常温近
傍に保持されている非照射部への、面内方向における熱
の拡散が生じる。この熱拡散効果は記録層の膜厚の二乗
にほぼ比例するから、上記のように記録層の膜厚をディ
スク半径方向に沿って内周側から外周側に向けて一様に
減少させると、1記録ビット形成時にレーザビームによ
るRE−TM膜への供給エネルギー密度が相対的に大き
くなる内周側では記録閾値温度が相対的に増加(記録感
度が低下)し、供給エネルギー密度が相対的に小さくな
る外周側では記録量!温度が相対的に減少(記録感度が
上昇)する。これによって記録感度および記録ビット形
状(再生C/N )が−株化される。
第11図は上述した本発明の他の実施例に係る光磁気デ
ィスクの構成図であり、ディスク状の透明樹脂基板11
、例えばピッチ2μmのスパイラル状のガイドグループ
が設けられているポリカーボネイト基板上に、RE−T
MIIとして例えばTbCo膜からなる記録層12が形
成され、その上に透明干渉層13として例えば膜厚11
00nのS i Nilが設けられている。さらに、透
明干渉層13の上に例えば膜厚50nmのA℃膜からな
る光反射層14が形成されている。
ここで、記録層12は第11図右方の拡大断面図および
第12図に示したように、少なくとも記録エリアにおけ
る膜厚が、ディスクの半径方向に沿って内周側から外周
側へ向けて一様に減少している。
この構造の光磁気ディスクは、以下の手順で作製するこ
とができた。先ず、フレオンガスによる洗浄の後、十分
に脱気したポリカーボネイト基板をTb、Co、S i
i N4 、Anの4元ターケットを有するスパッタ装
置内の基板ホルダに設置した。スパッタ装置内部を排気
後5 m T orrのArガスを導入し、Tb、Go
の両ターゲットに同時にDC電力を印加し、両ターゲッ
ト上に設けられているシャッタを閉じた状態で5分間の
ブリ・スパッタを行なった後、両シャッタを同時に開き
、45秒間にわたってTbCo11!J、すなわち記録
層12の形成を行なった。この際、基板ホルダは60r
plで回転させた。
ここで、TbCo膜の形成に際してはTb。
00両ターゲットの上に自作のマスクを設置することに
よって、記録層12の膜厚が第12図の分布となるよう
にした。
次に、Si3N4ターゲットに500WのRFパワーを
印加し、基板ホルダを回転させながら30分間にわたり
透明干渉層13としての5iNIIを形成した。その後
、A2ターゲットに300WのRFパワーを投入し、6
分間で膜厚50r++aのA2膜、すなわち光反射層1
4を形成して、第11図に示した構造の光磁気ディスク
を得た。
ターゲット上にマスクを配置し、その位置および形状を
調整することにより膜厚を調整する方法は、スパッタ膜
形成における膜厚制御法として通常よく使用されている
。記録層12としてのTbCoglを形成する際に用い
たマスクは、該TbCo膜の膜厚分布が第12図となる
ような形状としたものであり、基礎実験結果に基づいて
製作したものである。膜厚分布はマスクの形状によって
とのよづにでも制頗でき、記録層12の平均膜厚(第1
2図では平均膜厚25nm)を変えたときや、記録層1
2の材料を変えたとき、例えばT b Co 腹に代え
てTbFe膜、TbFeCo膜。
GdTbC0g!等を用いた場合には、それに適合した
!厚分布となるように、マスクの形状を変更すればよい
第11図に示した光磁気ディスクの動特性(記録再生特
性)の評価を第2表に示した仕様のディスク駆動装置に
よって行なった。
その評1iIli結果を第13図に示す。第13図に示
されるように、本発明に係る光磁気ディスクはCAV方
式のディスク駆動装置を用いて記録エリア内で極めて安
定した記録感度および再生C/Nが得られた。この理由
は次のように説明することができる。第14図は第1表
に示した仕様のディスク駆動装置で光1i気ディスクを
駆動したときに、1記録ビツトの形成に必要なレーザビ
ームの供給エネルギー密度Eとディスク半径rdとの関
係を示す図である。Eは次式(1)+2)より導出した
E−P−tp / ((πd2/4)+612)・・・
・・・(3) 2−2πrdνxtp       ・・・・・・(勾
但し、P:記録レーザパワー、tp:記録用レーザビー
ム照射時間、d:レーザスポット直径、λ:時間tpに
おけるディスク移動距離、rd:ディスク半径、シ:デ
ィスク回転速度である。
(3(41式に第2表からシー20rps  (120
Orpm ) 。
t p−aoonsec (平均II)、P−5mW、
d−1,3μmを代入すれば、第14因が得られる。
第14図に示されるように、CAV方式では記録用レー
ザビームの供給エネルギー密度はディスク半径rdの関
数となる。従って、一様な膜厚の光磁気ディスクではデ
ィスク内周側が高感度に、外周側が低感度になる。
これに対し、本発明の光磁気ディスクのように記録!i
12の膜厚を内周側から外周側へ向けて一様に減少させ
れば、内周側では記録層12の面内方向における熱損失
が相対的に大きくなって低感度化され、外周側ではその
熱損失が相対的に小さくなって高感度化される。従って
、ディスク半径方向において記録感度が一様になり、ま
た記録ビットの形状(大きさ)も−襟となるので、再生
C/Nも一様となる。
上述した本発明の他の実1M例による光磁気ディスクの
効果をより明らかにするため、従来技術に基づく光磁気
ディスクを試作し、同一のディスク駆動¥!装置を用い
て評価した。従来技術に基づく光磁気ディスクの試作に
おいては、先に述べた本発明に基づ(光磁気ディスクの
製造プロセス中、スパッタ装置内でTb、Co両ツタ−
ゲット前面設けたm厚制郊用のマスクを取除き、基板上
に記録層として25nm厚のTbCo膜を形成した後、
透明干渉1 トシT 100100n某膜厚の5iNf
f!l、および光反射層として50nm厚の八り膜を順
次積層した。
この従来技術に基づく光磁気ディスクを第2表の仕様の
ディスク駆動装置で評価した結果を第15図に示す。第
14図に示した計算結果から推定される傾向が明確に現
われている。すなわち、記録閾値レーザパワーは外周側
に移行するに従い増加しており、また外周側では記録ビ
ットの大きざが不十分となるために、再生C/Nは外周
側で減少している。
次に、5iNIl*の膜厚を1100n、 A (2M
A (7)膜厚を50r+m一定として、TbC0膜の
膜厚を変えた光Ia気ディスクを試作して同様の評価を
行ない、記録エリア最外周(rd−5α)の部分の記録
閾値レーザパワーと最内周(rd−3CIR)の部分の
記録閾値レーザパワーとの差を調べた結果を第16図に
示す。この第16図から、本実施例は記録層の膜厚(平
均膜厚)が厚い場合はど効果的であることがわかる。ま
た、第16図に示されるように、従来の光磁気ディスク
では記録層のIll厚が20n81の場合でも1mWも
の記録閾値レーザパワーの差が見られる。本実施例はこ
のように記録層の膜厚が薄い場合でも、実用上大きな効
果が期待できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、例えば透明干渉層の材料としてはSiNのほかに、
Sin、SiO2,Si3N4゜zns、AQN、Ca
F2.ITO等を用いることができる。透明樹脂基板の
材料としても、ポリカーボネイトのほかポリメチルメタ
クリレート。
エポキシ等を幅広く選択できる。その他、本発明は要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能で
ある。
[発明の効果] 本発明による光磁気ディスクは、記録および再生時にC
AV方式で駆動され、記録レーザパワー。
記録用磁界および記録周波数が一定の下で記録されても
、ディスク全面にわたり一様な記録感度および再生C/
Nが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る光磁気ディスクの断面
図、第2図は同実施例の光磁気ディスクにおける記録層
のディスク半径方向の希土類成分比の分布を示す図、第
3図は同実施例の光磁気ディスクをCAV方式のディス
ク駆動装置で駆動した場合のディスク半径における記録
量値レーザパワーおよび再生C/Nの変化を示す図、第
4図は同実施例の光磁気ディスクにおける記録層の希土
類成分比と記録閾値温度との関係を示す図、第5図は同
実施例の光磁気ディスクにおけるディスク半径方向の記
録間@温度の分布を示す図、第6図はCAV方式におけ
るディスク半径方向の記録エネルギー密度分布を示す図
、第7図は従来技術に基づく光磁気ディスクをCAV方
式のディスク駆動装置で駆動した場合のディスク半径の
記録閾値レーザパワーおよび再生C/Nの変化を示す図
、第8図は同実施例の光磁気ディスクにおける記録層の
希土類成分比とキューリ一温度との関係を示す図、第9
図は従来技術に基づく他の光…気ディスクのディスク半
径の記録閾値レーザパワーおよび再生C/Nの変化を示
す図、第10図は本発明に基づく光磁気ディスクのディ
スク半径方向の希土類成分比の分布を示す図、第11図
は本発明の他の実施例に係る光磁気ディスクの断面図、
第12図は同実施例の光磁気ディスクにおける記録層の
ディスク半径方向の膜厚分布を示す図、第13図は同実
施例の光磁気ディスクをCAV方式のディスク駆り装置
で駆動した場合のディスク半径の記録量値レーザパワー
および再生C/Nの変化を示す図、第14図はCAV方
式におけるディスク半径方向の記録エネルギー密度分布
を示す図、第15図は従来技術に基づく光磁気ディスク
をCAV方式のディスク駆動装置で駆動した場合のディ
スク半径の記録ff4iル−ザパワーおよび再生C/N
の変化を示す図、第16図は従来技術に基づく光磁気デ
ィスクの記録層膜厚とディスク最内周および最外周間の
記録量値レーザパワーの差との関係を示す図である。 1・・・透明樹脂基板、2・・・透明干渉層、3・・・
記録層、4・・・第2干渉層、5・・・光反!F1層、
11・・・透明樹脂基板、12・・・記録層、13・・
・透明干渉層、14・・・光反射層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 セrイス7ギ’L   rd[cml 第3図 X  (at、@/al 第4 図 1 ヒ、/トシSりの・0配(4ン工4りX *A  
         E  C’I/pm210    
 〜      ・ト      の      Q盆
練@逗纂展  tth(・C〕 子イスフ4tl!、  rd (cml第7図 x  [at、1.] 第8 図 ティスフイQ  rd  (Cm] 第9図 ブイズフイ畳 rd  [cml 第10図 つ゛イス7.4 <L   rcJ Ccm3第13図 ; ; ディス71%   rd  (cm] 第14図 ナイス71!rd  Cam) 第15図 記録A嫌凡[nm] 第16は

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)希土類−遷移金属非晶質フェリ磁性合金薄膜を記
    録層とし、記録および再生時に一定角速度回転方式によ
    り駆動される光磁気ディスクにおいて、前記記録層中の
    希土類成分比がディスク半径方向に沿つて内周側から外
    周側へ向けて一様に減少していることを特徴とする光磁
    気ディスク。
  2. (2)前記記録層がTbCo膜からなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の光磁気ディスク。
JP12161086A 1986-05-27 1986-05-27 光磁気デイスク Pending JPS62277644A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6450255A (en) * 1987-08-20 1989-02-27 Fujitsu Ltd Magneto-optical disk
EP0446784A2 (de) * 1990-03-14 1991-09-18 BASF Aktiengesellschaft Magnetooptische Datenplatte
US5486395A (en) * 1991-12-05 1996-01-23 Sharp Kabushiki Kaisha Magneto-optical disk

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EP0446784A2 (de) * 1990-03-14 1991-09-18 BASF Aktiengesellschaft Magnetooptische Datenplatte
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