JPS62275062A - 高硬度ダイヤモンド焼結体およびその製造方法 - Google Patents

高硬度ダイヤモンド焼結体およびその製造方法

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JPS62275062A
JPS62275062A JP61116394A JP11639486A JPS62275062A JP S62275062 A JPS62275062 A JP S62275062A JP 61116394 A JP61116394 A JP 61116394A JP 11639486 A JP11639486 A JP 11639486A JP S62275062 A JPS62275062 A JP S62275062A
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diamond
sintered body
powder
hardness
diamond sintered
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JP61116394A
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勉 中村
昭夫 原
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は、切削工具、岩石掘削工具として使用するのに
適した高強度でかつ耐熱性を有する高硬度ダイヤモンド
焼結体およびその製造方法に関するものである。
[従来の技術〕 現在、ダイヤモンドの含有量が70容澄%以上でダイヤ
モンド粒子が互いに接合した焼結体が販売され、非鉄金
属、プラスチック、セラミックの切削、ドレッサー、ド
リルビット、伸縮ダイスとして使用されている。
特に、非鉄金属の切削や銅線などの比較的軟らかい線材
を伸線するダイスとして、これらのダイヤモンド焼結体
を使用した場合、その性能は非常に優れている。
たとえば、特公昭52−12126号公報には、この種
の焼結体の製造方法が開示されており、そこではダイヤ
モンド粉末をWC−Co超硬合金の成形体または焼結体
に接するように配置し、超硬合金の液相が生じる温度以
上の温度ならびに超高圧下で焼結が行なわれている。こ
のとき、超硬合金中のCOの一部は、ダイヤモンド粉末
層中に進入し、結合金属として作用する。この先行技術
に開示された方法で作られたダイヤモンド焼結体は、約
10〜15容邑%のCOを含有する。
[発明が解決しようとする問題点コ 上記した焼結体は、非鉄金属などの切削加工用工具とし
ては十分実用的な性能を有する。しかしながら、耐熱性
において劣るという欠点があった。
たとえば、この焼結体を750℃以上の温度に加熱する
と、耐摩耗性および強度の低下が見られ、さらに900
℃以上の温度では焼結体が破壊することになる。
したがって、ドリルビットなどに使用された場合、現在
のところ満足される性能を有するダイヤモンド焼結体は
得られていないのが現状である。
本発明者達は、市販のダイヤモンド焼結体を安山岩や花
崗岩等の硬質岩石掘削用ドリルビットとして使用した場
合に、十分な性能が発揮されない原因がCO等の鉄族金
属を結合材として用いている点にあることを見出した。
すなわち、硬質岩石掘削時には掘削力が高くなり、焼結
ダイヤモンドは高温となるため、 (1)  Co等の鉄族今風結合材の存在により、  
 ゛°ダイヤモンドの黒鉛化が促進されて粒子間の結合
力が低下する。
(2)  Co等の鉄族金属結合材の熱膨張率(たとえ
ば、COの線膨張率は18×1O−6)とダイヤモンド
の熱膨張率〈線膨張率で4.5×10−’)の差が大き
いため、高温使用時にその熱膨張差に起因した亀裂が発
生して粒子間の結合力が低下する。
ということが判明した。
ダイヤモンド焼結体の耐熱性を向上させる方法としては
、特開昭53−114589号公報に記載されているよ
うに、a温時にダイヤモンドの黒鉛化を促進するCO等
の鉄族金属を取除けばよい。
しかしながら、ダイヤモンド焼結体からCO等の鉄族金
属を溶出した場合、ダイヤモンド焼結体の強度は20〜
30%低下する。特にダイヤモンド焼結体をビットとし
て使用した場合、強度と耐摩耗性と耐熱性が同時に要求
されるため、特開昭53−114589号に記載されて
いるようにダイヤモンド焼結体を用いたドリルビットで
は、ダイヤモンド焼結体の強度不足のため、刃先が欠損
し寿命が短い。
他方、ダイヤモンドの粉末のみを超高圧下で焼結する試
みも行なわれているが、ダイヤモンド粒子自身が変形し
難いため、粒子の間隙には圧力は伝達されず、したがっ
て黒鉛化が生じ、ダイヤモンド−黒鉛の複合体しか得ら
れていない。
さらに、上記した(1)および(2)の欠点を改善する
他の方法としては、Co等の鉄族金属結合材の代わりに
c[3Nを結合材とすることが考えられる。
CBNは、ダイヤモンドとの熱膨張差がわずかであり、
かつ熱伝導率、熱的安定性ともに良好である。
しかしながら、ダイヤモンド粉末とCBN粉末のみから
なる焼結体は、ダイヤモンドとCBNの結合が弱いため
、工具として使用した場合には粒子の脱落が生じやすく
、耐摩耗性が低下する。
このため、従来切削工具材料として開発されてきたダイ
ヤモンドとcBNとを含む焼結体は、CO等の鉄族金属
相を含み、これを介して結合させたものである。
したがって、この方法では上記の(1)の欠点を改善す
ることができない。
それゆえに、本発明の目的は、耐熱性および強度の双方
に優れた高硬度ダイヤモンド焼結体およびその製造方法
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段1 本発明者達は、より一層耐熱性および強度に擾れた高硬
度ダイヤモンド焼結体を(9るべく、鋭意検討した結果
、以下の発明をなしたものである。
すなわち、相互に結合したダイヤモンドが80〜95容
澄%を占め、残部結合相の主成分が炭化マンガンである
高硬度ダイヤモンド焼結体が、耐熱性および強度の双方
に優れることを見出したものである。
また、これらの高硬度ダイヤモンド焼結体は、ダイヤモ
ンド粉末と炭化マンガンとの混合粉末を作製し、該混合
粉末を高圧発生装置の内部に配置し、ダイヤモンドが安
定な50 kbQ上で炭化マンガンが分解溶融する13
00℃以上のa瀧高圧条件下に5分間以上さらして焼結
することにより製造することができることを見出したも
のである。
[作用] 本発明のダイヤモンド焼結体は、特開昭54−4321
9号公報に開示されている焼結体をさらに改良すること
より、強度と耐熱性の双方を向上させたものである。す
なわち、この先行抜術に開示された焼結体は、ダイヤモ
ンド結晶が相互に直接接合しており、結合材がマンガン
を主成分とするものであって、特に線引きダイス用素材
として、COを結合相とした焼結体に比べて優れた性能
を有するものである。
しかしながら、この焼結体は焼結原料として金屑のマン
ガンを用いることおよびマンガン以外の鉄族金属をも含
有し得ることから、酸化物が混入しダイヤモンドの粒子
間結合を阻害しやすいこと、ならびに、上記鉄族金属が
そのまま結合相中に残留するため、耐熱性に劣るという
欠点があった。
本発朗者達は、この製造方法をさらに検討した結果、結
合材原料として、炭化マンガンのみを用い、該炭化マン
ガンが分解溶融する温度以上で超高圧焼結することによ
り、強固で耐熱性に優れた高硬度ダイヤモンド焼結体が
得られることを見出した。
この発明の実施に際し、出発原料であるダイヤモンド粉
末は天然、合成いずれでもよいが、ダイヤモンド粉末を
真空中あるいは非酸化性雰囲気中で1300℃以上の温
度に加熱し、その一部または全部を黒鉛に変換したもの
が磨も好ましい。
ここで、表面を黒鉛化したダイヤモンド粒子を原料とし
て用いることには、2つの理由がある。
すなわち、まず、■ダイヤモンドは塑性変形し難いため
、超高圧下においても個々の粒子間に空隙が残り、部分
的にダイヤモンドが不安定な圧力となって焼結性が低下
するが、表面を黒鉛化しておくと、これがその空隙を充
填するため実効圧力の低下が生じない。また、■炭素原
料のバインダへの溶解→ダイヤモンドとして析出の反応
過程において、黒鉛の方がダイヤモンドよりも化学ポテ
ンシャルが低くバインダに溶解する能力が高いため、反
応速度が大きくなる。
これらの効果が顕著に現われるためには、ダイヤモンド
粒子の0.5〜80容え%を黒鉛化する必要性がある。
黒鉛化量が0.5容量%より低いと、充填密度の増加が
不十分であり、合成された焼結体中のダイヤモンド粒子
同士の接合が弱く、また80容量%より多いと黒鉛が残
留して低強度の焼結体しか得られない。
本発明において、ダイヤモンド粉末は、Mnzs C+
; 、Mn 7 G3などの炭化マンガンと均一に混合
し焼結原料とする。均一な混合物を得る方法としては、
それぞれの粉末をボールミル等で機械的に混合する方法
があるが、その他にダイヤモンド粉末表面にMnあるい
はその酸化物をコーティングし、還元雰囲気中で炭化さ
せる方法も有効である。
上記のような焼結体原料の混合粉末は、ベルト型装置等
の既知の高圧発生装置によって熱力学的にダイヤモンド
が安定な50kb以上、炭化マンガンが分解溶融する1
300℃以上の高温高圧下に5分間以上さらされる。
焼結終了後、圧力を保持した状態で加熱のみを停止し、
高温高圧発生室内が室温付近まで冷却した後に保持圧力
を徐々に解除して常圧に戻す。
以上の方法に従って得られた焼結体は、いずれも高硬度
であり、かつ1000℃の加熱にも耐えられるものであ
る。
なお、焼結原料として、ダイヤモンド′扮末と炭化マン
ガンを積層する構成によっても、上記混合法と同様の焼
結体が得られる。
[実施例] 実施例1 平均粒径30μ曙の合成ダイヤモンドを窒素気流雰囲気
中で、1600℃、90分間加熱処理を施した。このダ
イヤモンドは、X線回折による分析によって、個々の粒
子の表面が20容」%黒鉛に変換していることが判明し
た。この黒鉛化ダイヤモンド粉末と平均粒径3μmの1
yln23cc粉末を容量で90:10の割合で配合し
、乾式で10時間均一混合した。
得られた混合物をzr製の反応容器に充填し、ベルト型
高圧発生装置で50kb、1400℃の条件に30分間
さらし、焼結を行なった。得られた焼結体は、黒色を呈
し、ヴイツカース硬度11000 ka/ am2を示
した。
X線回折による分析の結果、結合相はMn2*CG11
t5よびM n 7 Caであることが判明した。
この焼結体を5X 10− ’ torrの真空中で1
000℃まで加熱テストを行なったところ、形状、硬度
、結合相等は全く変化が認められなかった。
なお、比較としてCOを結合材として8容量%含有する
焼結体を同様にしてテストしたところ、850℃で膨張
・変形が顕著となり、亀裂を生じた部分から黒鉛が検出
された。
11L 第1表に示した割合で、ダイヤモンドと結合材原料を配
合し、ボールミルにより均一に混合した。
*) ダイヤモンドがすべて黒鉛化された値を1.Oと
した場合の容量比 以上のようにして得られた混合物を、それぞれTa製の
容器に充填し、ベルト型高圧装置により、60kb、1
500℃の条件で30分間焼結した。
得られた焼結体で、切削チップを作製し、ヴイツカース
硬度1800の3i1N4焼結体を旋削することにより
性能評価を行なった。切削条件は、切5Jalli :
 50m /分、切込l : 0.2mm、送り:0 
、0251m/rl)mならびに切削時間:10分で乾
式とした。
結果を第2表に示す。
第2表に示されるように、本発明による実施例の焼結体
A、B、Cは、従来の焼結体Fに比べて良好な性能を有
することがわかった。なお、比較例の焼結体りは結合材
原料に全屈マンガンを使用しているため、その表面酸化
物の影響で焼結性が悪くダイヤモンド粒子の保持力が低
下したものと考えられる。また、比較例の焼結体Eはダ
イヤモンド含有量が本発明の範囲外であり少量であるた
め、耐摩耗性に劣るものと推察される。
裏蓋」」− 平均粒径5μmのダイヤモンド粉末を、6X10− ’
 torrの真空中で1400℃に60分間加熱し、個
々の表面を5容量%黒鉛化させた。この粉末をMo!F
Jの容器に充填し、さらにこれに積層して平均粒径40
μlのMn t Cz粉末を充填した。
この容器をベルト型高圧装置にて、55kb、1450
℃の条件で20分間焼結した。得られた焼結体は分析の
結果、10容a%のMntC3を結合相としたものであ
ることが判明した。この焼結体を大気中で900’Cに
加熱した後、切削チップを作製し、実施例2と同様の条
件で5itN<焼結体の施削試験を行なった。
この結果得られた焼結体は、加熱処理の有無にかかわら
ず、逃げ面摩耗幅:0.06111111を示し、耐熱
性、耐j♀耗性ともに良好な焼結体であることが明らか
となった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の高硬度ダイヤモンド焼結
体は、結合相として炭化マンガンを有しているため、強
固に焼結し耐熱性に優れている。
したがって、本発明の焼結体は、切削工具、掘削工具、
伸線ダイス、ドレッサーなどの各種工具材料として耐熱
性および耐摩耗性に優れた高硬度ダイヤモンド焼結体と
なるものである。
特に、従来のダイヤモンド焼結体と異なり、強度を低下
させることなく耐熱性が大幅に改善されているため、工
具材としての適用範囲を飛躍的に拡大することが可能と
なる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)相互に結合したダイヤモンドが80〜95容量%
    を占め、残部結合相の主成分が炭化マンガンであること
    を特徴とする、高硬度ダイヤモンド焼結体。
  2. (2)前記ダイヤモンドの粒径が0.1〜200μmで
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の高
    硬度ダイヤモンド焼結体。
  3. (3)ダイヤモンド粉末と炭化マンガンとの混合粉末を
    作製し、該混合粉末を高圧発生装置の内部に配置し、ダ
    イヤモンドが安定な50kb以上で炭化マンガンが分解
    溶融する1300℃以上の高温高圧条件下に5分間以上
    さらして焼結することにより、相互に結合したダイヤモ
    ンドが80〜95容量%を占め、残部結合相の主成分が
    炭化マンガンであるダイヤモンド焼結体を製造する、高
    硬度ダイヤモンド焼結体の製造方法。
  4. (4)前記ダイヤモンド粉末として、ダイヤモンドが熱
    力学的に不安定な条件下で高温にさらし、その一部また
    は全部を黒鉛に変換したダイヤモンド粉末を用いること
    を特徴とする、特許請求の範囲第3項記載の高硬度ダイ
    ヤモンド焼結体の製造方法。
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