JPS62274611A - 負荷時タツプ切換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は負荷時タップ切換器に係り、特にガス絶縁変圧
器に適用される負荷時タップ切換器のタップ選択器の接
触装置の改良に関する。

（従来の技術） 従来使用されてきた油絶縁用接触装置では絶縁油が潤滑
作用をなすため例えば特公昭５１−４２２９３号のよう
に摺動形のものでも摺動摩耗にともなう金属粉は抑えら
れていた。しかしガス絶縁用では潤滑作用をする媒体が
皆無であり、グリースなどの潤滑油を塗布することが必
要となる。一方ではガス絶縁変圧器のようにガスを密封
する必要からグリース塗布はその都度ガス抜きを行うこ
とが必要となり保守する上で不都合となる。

これを改善するためになされたものとして例えば特公昭
５２−４９１２６号に見られるようにローラ接点を用い
た転勤形が提案されている。これは従来の摺動形に比し
摩耗にともなう金属粉の発生は大幅に改善されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記のような転勤形の接触点における″す
ベリ”による摩耗はさけられず、負荷時タップ切換器の
ように多頻度切換を要求される機器においては金属粉の
発生はさけられないのが現状であるという問題点があっ
た。

本発明は上記の点を考慮してなされたもので、その目的
とするところは、金属粉の発生を阻止することのできる
接触装置を有する負荷時タップ切換器を提供することに
ある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段と作用）かかる目的を達
成するために本発明によれば。

閉極状態から可動接点が移動する際、まず可動接点を固
定接点から離した後、次の固定接点へ移動させ１次いで
可動接点を閉じ、閉極状態にするように可動接点の駆動
装置の他に例えば補助リングのような補助装置を設けた
接触装置を有する負荷時タップ切換器を構成することに
より、固定及び可動接点双方において一切の摺動及び転
勤接触が行れないので、金属粉の発生を阻止することを
特徴とする。

（実施例） 以下本発明の負荷時タップ切換器の一実施例を第１図な
いし第９図を参照して説明する。第１図及び第２図にお
いて、固定接点１は図示しないタップ巻線のタップへ接
続される。複数個の絶縁支柱２には夫々固定接点１を配
設している。固定接点１は適当に間隔をもって補助リン
グ３の周囲に配置されている。リング状に形成された補
助リング３は可動接点１２ａ、１２ｂ間に位置し、可動
接点１２ａ。

１２ｂを図示上、下方向に押圧して移動させるローラ１
５ａ、　１５ｂがはまり込む溝３ａ、　３ｂを有してい
る。

駆動セグメント４で可動接点部１００を保持し、駆動軸
５により集電リング６の周囲を回転する。

ケース１０は駆動セグメント４に固着され、内部に複数
個の可動接点１２ａ、　１２ｂを挟持している。そして
可動接点１２ａは圧縮ばねｌｌａ、ｌｌｂによって、ま
た可動接点１２ｂは圧縮ばねｌｌｃ、ｌｉｄによって夫
々押圧されて固定接点１と集電リング６間の接触を保持
している。サポート１３ａ、　１３ｂはピン１５ａ、　
１５ｂにより回転自在に支持されたローラ１４ａ、　１
４ｂを有し、可動接点１２ａ、　１２ｂを上、下方向に
押圧して移動させる。このようにして接触装置１０１が
形成される。

次に動作について第３図を参照して説明する。

第３図（Ａ）はローラ１４ａ、　１４ｂが補助リング３
の溝３ａ、３ｂに結合しており、可動接点１２ａ、　１
２ｂは図示されない固定接点１に接触し、圧縮ばねｌｌ
ａ、　ｌｌｂ。

ｌｉｅ、　ｌｌｄにより必要な接触圧が与えられている
。

この状態からＸ距離にある固定接点１への動作はまず補
助リング３が先行動作し、ローラ１４ａ、　１４ｂを溝
３ａ、３ｂから押出し、可動接点１２ａ、　１２ｂを＋
ｙ。

−ｙの方向へ移動させ固定接点１から開極させる。

第３図（Ｂ）がこの状態である。

次に補助リング３と可動接点１２ａ、　１２ｂとは一体
となり、Ｘ距離まで移動する。（第３図（Ｃ）参照）次
に再び補助リング３が移動し、ローラ１４ａ、　１４ｂ
は補助リング３の溝３ａ、３ｂに落込み、第３図（Ｄ）
の状態となり、第３図（Ａ）と同様可動接点１２ａ。

Ｌ２ｂは固定接点１に接触し、圧縮ばねｌｌａ、　ｔｔ
ｂ。

１１ｃ、　ｌｉｄにより必要な接触圧が与えられる。

次に駆動機構について第４図ないし第９図を参照して説
明する。第４図は駆動機構およよび固定接点及び可動接
点を展開した斜視図である。ゼネバギヤ２０．ゼネバド
ライバー２１は一対に構成されたゼネバ機構である。間
欠ピニオン２２は部分的に内歯歯車２３と噛合う歯をも
っている。ゼネバギヤ２０とゼネバドライバー２１とが
噛合っていない時のみ内歯歯車２３を回転させる。ピニ
オン２４は内歯歯車２３の内側に配置され、１タップ切
換動作で１回転するように構成されている。そしてゼネ
バギヤ２０に取付けられた軸２６を中心に回転する。駆
動ピン２７は補助クランク２５の摺動溝２５ａを摺動す
る。

補助クランク２５はピニオン２４の１回転の動作で所定
角度往復回転動作を行う、駆動板７は補助クランク２５
に固着され駆動セグメント４の溝部４ａに第１図に示し
たように係合している。

第５図ないし第９図は動作の順序を示した動作説明図で
ある。第５図は固定、可動接点が接触した通電状態を示
している。すなわち補助リング３の溝３ａ、３ｂにロー
ラ１４ａ、　１４ｂが夫々落込み、可動接点１２ａ、　
ｌｂが固定接点１に接触している。

以下第５図の状態からの動作を順を追って説明する。第
５図においてゼネバドライバー２１が矢印２１ａ方向に
回転すると同時に間欠ピニオン２２が矢印２２ａ方向に
回転し、内歯歯車２３が矢印２３ａ方向に回転して、こ
の内歯歯車２３を介してピニオン２４も矢印２４ａ方向
に回転する。　ピニオン２４の回転により補助クランク
２５も駆動板７を伴って矢印２５ａ方向に回転する。駆
動板７が回転することにより、これに結合されている補
助リング３も矢印７ａ方向に回転する。補助リング３の
回転によりローラ１４ａ、　１４ｂが上、下方向に押さ
れ、固定及び可動接点が開離する。更に第６図において
、ゼネバドライバー２１が矢印２１ａ方向に回転し、　
ゼネバギヤ２０の溝に噛合う寸前までくると間欠ピニオ
ン２２と内歯歯車２３との噛合いが断れ、補助リング３
とローラ１４ａ　、　１４ｂ及び可動、固定接点の位置
関係は溝３ａ。

３ｂからローラ１４ａ、　１４ｂが夫々はずれ、すなわ
ち第６図の状態のように開極する。この状態のま＼、ゼ
ネバドライバー２１の回転により、ゼネバギヤ２０が回
転し、可動、固定接点は離れた状態で移動する。この状
態を第７図に示す。さらにゼネバドライバー２１が回転
しゼネバギヤ２０の溝から外れた位置に達すると、可動
接点は次の固定接点の位置に達し、第８図の状態となる
。ここで間欠ピニオン２２と内歯歯車２３とは再び噛合
う。さらにゼネバドライバー２１が１８０１回転した位
置に達するとピニオン２４の回転にともない補助クラン
ク２５は逆回転し、同時にローラ１４ａ、１４ｂは補助
リング３の溝３ａ。

３ｂに落込み、可動接点は再び固定接点と接触し、切換
動作を終了する。この状態を第９図に示す。

このように固定接点と集電リングとを接触接続する可動
接点部は補助リングと駆動セグメントにより、可動接点
部が移動するときは可動接点は開いて開極した状態で移
動するので、全く摺動あるいは転勤の動作はない。そし
て補助リングの溝に可動接点のローラが落ち込むと可動
接点は圧縮ばねの作用により固定接点と集電リングとを
押圧した圧接触により通電接触を行うため、金属粉末の
発生を阻止した安全な接触装置を備えた負荷時タップ切
換器が得られた。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、次のような効果が
得られる。

■　固定、可動接点が接触する際には従来の装置に見ら
れるような摺動、転勤動作が一切行れないので摩耗によ
る金属粉の発生はない。

■　このため、ガス絶縁変圧器のように密封された機器
に使用しても金属粉による絶縁破壊など考えられず信頼
性の高い運転ができる。

■　また摩耗を伴わない結果、固定、可動接点間の接触
は常に初期値を維持することができ、長寿命で信頼性の
高い接触装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第９図は本発明の負荷時タップ切換器を示
し、第１図は要部の断面図、第２図は第１図の■−■線
矢視断面図、第３図は動作を示す斜視図、第４図は駆動
機構部を含めた構造説明のための斜視図、第５図ないし
第９図は動作のポイントを示す動作順序説明のための夫
々斜視図である。 １・・・固定接点　　　　２・・・絶縁支柱３・・・補
助リング　　　３ａ、　３ｂ・・・溝４・・・駆動セグ
メント　５・・・駆動軸６・・・集電リング　　　７・
・・駆動板１０・・・ケース　ｌｌａ、　ｌｌｂ、　ｌ
ｌｃ、　ｌ１ｄ−圧縮ばね１２ａ、　１２ｂ・・・可動
接点　１３ａ、　１３ｂ・・・サポート１４ａ、　１４
ｂ−ローラ　　１５ａ、　１５ｂ−ピン２０・・・ゼネ
バギヤ　　　２１・・・ゼネバドライバー２２・・・間
欠ピニオン　　２３・・・内歯歯車２４・・・ピニオン
　　　　２５・・・補助クランク２６・・・軸　　　　
　　　２７・・・駆動ピン１００・・・可動接点部　　
１０１・・・接触装置代理人　　弁理士　　井　上　−
男 １１　　　図 μと　＠　２　＠ 第　　４　　図 第　　５　　図 第　　６　　図 第　　７　　図 第　　８　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　変圧器のタップ巻線に接続された複数個の固定接点と
   この固定接点に接続する可動接点とを有した負荷時タッ
   プ切換器において、可動接点を間欠動作させる一対のゼ
   ネバ機構と、このゼネバ機構の遊び回転時回転する一対
   の歯車装置とこの歯車装置の従動側歯車によって正逆転
   する補助クランクとこの補助クランクに結合され前記可
   動接点を固定接点から開離させる補助リングとを備え、
   前記固定及び可動接点間が接離する際に前記固定及び可
   動接点相互に移動するときは互に離れ、接触時のみ前記
   固定接点を前記可動接点によって挟むように圧接触する
   ようにしたことを特徴とする負荷時タップ切換器。