JPS6227374B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6227374B2
JPS6227374B2 JP7000977A JP7000977A JPS6227374B2 JP S6227374 B2 JPS6227374 B2 JP S6227374B2 JP 7000977 A JP7000977 A JP 7000977A JP 7000977 A JP7000977 A JP 7000977A JP S6227374 B2 JPS6227374 B2 JP S6227374B2
Authority
JP
Japan
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cobalt
nickel
silver
compound
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7000977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS545718A (en
Inventor
Yoshio Hayashi
Hiroyasu Akashi
Tatsumi Arakawa
Takeo Kimura
Hidehiko Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP7000977A priority Critical patent/JPS545718A/ja
Publication of JPS545718A publication Critical patent/JPS545718A/ja
Publication of JPS6227374B2 publication Critical patent/JPS6227374B2/ja
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、通常光下非感光性であるが、加熱す
ることにより感光性を付与することができ、かつ
乾式処理のみで画像を得ることのできる乾式画像
形成材料(以下、通常非感光性の乾式画像形成材
料という)に関する。 すでに、特開昭48−80030号に提案されている
ように、有機銀塩酸化剤と還元剤および有機ハロ
アミド化合物を使用することによつて、通常非感
光性の乾式画像形成材料が得られることが知られ
ている。 しかしながら、有機ハロアミドを用いる前記方
式では、生フイルムの保存安定性が十分とはいえ
ない。また、これを改善する目的で水銀塩を併用
することは、効果が十分でないばかりか、水銀の
毒性という点で大きな問題であつた。このような
理由から、未だ実用に供しうる材料は提供されて
おらず、生フイルムの保存安定性に優れた通常非
感光性のフイルムが渇望されていた。 本発明者らは、実用に供しうる通常非感光性の
乾式画像形成材料を提供することを目的として、
新規な感光材料について鋭意研究した結果、本発
明に到達した。 本発明によれば、生フイルムの安定性に優れて
いることはもとより、水銀塩を全く使用する必要
がないか、使用するにしても極めて微量で済み、
無公害の乾式感光材料を提供することができる。
すなわち、本発明は、(i)有機銀塩酸化剤と(ii)還元
剤と(iii)N−ハロゲノ化合物と(iv)ニツケル、コバル
トの中心金属と、配位子から形成された配位化合
物あるいは過塩素酸ニツケル、過塩素酸コバルト
の中から選ばれた少なくとも1種の金属化合物と
を含有することを特徴とする乾式画像形成材料で
ある。 本発明は、上記四成分を必須とするもので、特
にコバルト化合物およびニツケル化合物の中から
選ばれた少なくとも1種の金属化合物と、N−ハ
ロゲノ化合物の両成分の存在が生フイルムの安定
性の向上に驚異的な役割をはたす。この効果の詳
細な機構は不明であるが、N−ハロゲノ化合物は
かぶり核となる銀核を酸化せしめる作用を及ぼす
と考えられ、この際に前記金属化合物が極めて有
効に反応を促進せしめる触媒的作用を果すと考え
るのが最も理解しやすい。 本発明に適する有機銀塩酸化剤としては、非感
光性の長鎖脂肪酸の銀塩、たとえば、ステアリン
酸の銀塩、ベヘン酸の銀塩などが特に有用であ
る。しかし、他の非感光性銀塩、たとえば、サツ
カリン酸銀、ベンズトリアゾール銀等も使用する
ことができる。 本発明において、還元剤は銀イオンを還元する
ことによつて銀画像をあたえるわけであるが、こ
の還元剤としては、水酸基の結合する炭素に隣接
する炭素に立体的にかさ高い基が結合し、水酸基
を立体的に阻害している阻害フエノールが好適で
ある。 その代表的例として、たとえば、2・6−t−
ブチル−4−メチルフエノール、2・2′−メチレ
ンビス−(4−メチル−6−t−ブチルフエノー
ル)、2・2′−メチレンビス−(4−エチル−6−
t−ブチルフエノール)、2・4・4−トリメチ
ルペンチルビス−(2−ヒドロキシ−3・5−ジ
メチルフエニル)−メタン、2・5−ジ−t−ブ
チル−4−メトキシフエノール等を挙げることが
できる。また、ハイドロキノン、2・5−ジメチ
ルヒドロキノン、p−アミノフエノール、メチル
ハイドロナフタレン、フエニドン、没食子酸メチ
ル等の銀塩用還元剤や、p−フエニルフエノー
ル、ビスフエノールA、2・4−ジヒドロキシ安
息香酸、p−メトキシフエノール、アスコルビン
酸誘導体等も使用することができる。 還元剤の使用量は、有機銀塩酸化剤1モルに対
して0.02〜10モル、好ましくは0.2〜2モルの範
囲である。 本発明におけるN−ハロゲノ化合物としては、
N−ブロモフタルイミド、N−ブロモコハク酸イ
ミド、N−ブロモアセトアミド、N−ブロモアセ
トアニリド、N−ブロモ−1−(2H)−フタラジ
ノン、N・N−ジブロモベンゼンスルホンアミ
ド、ジブロモイソシアヌール酸のカリウム塩、ト
リクロロイソシアヌール酸やN−ヨードコハク酸
イミド等のN−ハロゲノ化合物を代表的例として
挙げることができる。これらのN−ハロゲノ化合
物の使用量は、有機銀塩酸化剤1モルに対し0.01
〜0.5モル、好ましくは0.05〜0.2モルの範囲であ
る。 また、さらに感度等の感光特性を向上する目的
で、適当な金属ハロゲン化物などのハロゲンイオ
ン源を併用することも可能である。 特にハロゲンイオン源として、リン、テルル、
セレン、ビスマス、ヒ素、アンチモン等のB
族、B族元素を含有した有機元素ハライド化合
物を用いた場合に、とりわけ感度が優れ、かも生
フイルムの保存安定性にすぐれた感光材料を提供
することができる。 この有機元素ハライド化合物として代表的なも
のを示せば、
【式】(Xは塩素、 臭素、またはヨウ素を表わす。以下Xの記載はこ
のハロゲン元素を表わす。)
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】等を極く一部の例と して挙げることができる。 本発明におけるコバルト化合物およびニツケル
化合物としては、広範な無機化合物あるいはニツ
ケル、コバルトの中心金属と、配位子から形成さ
れた配位化合物等から任意に選ぶことができる。
特に溶解性等の点で配位子としてβ−ジケトン、
オキシム、オキシン、ジチオカルバミン酸、サリ
チル酸、ピコリン酸、ピリジン、グリシン、キサ
ントゲン酸、o−フエナントロリン等を含有した
配位化合物や、過塩素酸コバルト、過塩素酸ニツ
ケルなどが好ましい。上記配位化合物の一例とし
て、たとえば、アセチルアセトナートコバルト
()、アセチルアセトナートコバルト()、ト
リス(8−オキシキノラート)コバルト()、
ジエチルジチオカルバミン酸コバルト()、エ
チルキサントゲン酸コバルト()、コバルト
()ヘキサミンアセテート、アセチルアセトナ
ートニツケル()、ビス(8−オキシキノラー
ト)ニツケル()、ニツケル()ヘキサンパ
ークロレートなどを挙げることができる。 本発明におけるコバルト化合物およびニツケル
化合物の好適量は、ハロゲン分子1モルに対し
0.001〜0.5モルであり、特に好ましくは0.01〜0.1
モルである。 さらに必要に応じて、フイルム結合剤や、その
他種々の添加剤を使用することができる。 フイルム形成用結合剤としては、たとえば、ポ
リビニルブチラール、ポリメチルメタクリレー
ト、酢酸セルローズ、ポリ酢酸ビニル、酢酸プロ
ピオン酸セルローズ、酢酸酪酸セルローズ、ゼラ
チン、ポリスチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体等を挙げることができる。これらの量は、
有機銀塩酸化剤に対して重量で約10対1〜1対10
が適当である。 その他種々の添加剤として、フタラゾン、酢酸
亜鉛、酢酸カドミウムの如き銀像のための像補力
剤や、テトラブロモブタン、ヘキサブロムシクロ
ヘキサン、トリブロムキナリジンの如き背景暗色
化防止剤、種々の増感剤、増感染料等の添加剤を
任意に使用することができる。 前記の組成物をポリエチレンフイルム、酢酸セ
ルローズフイルム、ポリエステルフイルム等の透
明支持体上や、アート紙等の支持体上に、前記の
結合剤および適当な溶媒と共に塗布する。塗布の
厚みは乾燥時、好適には3〜50μである。また前
記の組成物の各成分は、それぞれ2層またはそれ
以上の層に積層してもよい。このようにして作成
したシート材料は、通常の室内光下において非感
光性であり、明室での取扱いが可能である。 次に所望の部分を加熱することにより、感光性
を付与することができる。加熱条件は、通常、80
〜180℃の範囲で行なうのが好ましい。加熱温度
を高くすれば、加熱時間はそれだけ短かくてもよ
い。加熱により感光性を付与した部分に像露光
し、さらに続いて加熱現像を行なうと可視像が得
られる。加熱現像は、通常、90〜200℃の温度範
囲で行なうのが好ましい。加熱現像時間は、通
常、感光性付与のための予備加熱時間より長い。
かくして、所望の部分のみに可視像記録が可能
で、さらに最新情報を他の部分に追加記録を行う
ことができる。 以下に実施例によつて本発明を詳細に説明する
が、本発明は、これらの実施例に限定されるもの
ではない。 実施例 1〜7 ベヘン酸銀3gをトルエン−メチルエチルケト
ン混合液(重量比1:2)22gに加え、約18時間
ボールミルすることによつて均一なベヘン酸銀懸
濁液〔A〕を作成した。 ベヘン酸銀懸濁液〔A〕1.5gに対し、下記成
分〔〕を順次添加し、ベヘン酸銀乳剤を製造し
た。このベヘン酸銀乳剤を100μ厚のポリエステ
ルフイルム上に、100μのオリフイスを通して均
一に塗布し、室温(約20℃)で風乾することによ
つて、乾燥後、約8μの厚さを有する乾式画像形
成材料を作成した。なお、本画像形成材料は、す
べて明室で作成した。 成分〔〕 ポリビニルブチラール−メチルエチルケトン溶液
(ポリビニルブチラール7.2gをメチルエチルケト
ン80gに溶解せしめた液) 1.0g N−ブロモコハク酸イミド 10mg フタラジノン 15mg 2・2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフエノール) 25mg 本発明におけるコバルトおよびニツケル塩 所
定量それぞれの乾式画像形成材料の添加金属塩の
種類、およびフイルム特性を表1に示す。 なお、得られた乾式画像形成材料は、約100℃
の熱板上で約5秒間加熱し、感光性を付与した
後、マスクフイルムを密着して、150W−キセノ
ンランプで約5秒間露光した。このフイルムを暗
中、約120℃の熱板上で約5秒間加熱すると、加
熱中にネガ像が徐々に現われた。 さらにそれぞれの生フイルムの安定性を比較す
る目的で、フエードメーター(室温下での光安定
性促進テスト、スガ試験機製、キセノンフエード
メーターXF−1型を使用)および恒湿恒温槽
(45℃、相対湿度80%での耐熱耐湿テスト)での
加速テストを行なつた後、前記と同様に加熱して
感光性を付与し、露光、現像を行なつた。
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (i)有機銀塩酸化剤と(ii)還元剤と(iii)N−ハロゲ
    ノ化合物と(iv)ニツケル、コバルトの中心金属と、
    配位子から形成された配位化合物あるいは過塩素
    酸ニツケル、過塩素酸コバルトの中から選ばれた
    少なくとも1種の金属化合物とを含有することを
    特徴とする乾式画像形成材料。
JP7000977A 1977-06-15 1977-06-15 Dryytype image forming material Granted JPS545718A (en)

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JP7000977A JPS545718A (en) 1977-06-15 1977-06-15 Dryytype image forming material

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JP7000977A JPS545718A (en) 1977-06-15 1977-06-15 Dryytype image forming material

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Publication Number Publication Date
JPS545718A JPS545718A (en) 1979-01-17
JPS6227374B2 true JPS6227374B2 (ja) 1987-06-15

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JPS5720829U (ja) * 1980-07-12 1982-02-03

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JPS545718A (en) 1979-01-17

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