JPS6227326Y2 - - Google Patents
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- JPS6227326Y2 JPS6227326Y2 JP373981U JP373981U JPS6227326Y2 JP S6227326 Y2 JPS6227326 Y2 JP S6227326Y2 JP 373981 U JP373981 U JP 373981U JP 373981 U JP373981 U JP 373981U JP S6227326 Y2 JPS6227326 Y2 JP S6227326Y2
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- Japan
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- welding
- ignition
- switch
- circuit
- capacitor
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Landscapes
- Arc Welding Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、消耗性電極を使用するサイリスタ式
アーク溶接機のアンチステイツク回路に関するも
のである。
アーク溶接機のアンチステイツク回路に関するも
のである。
ガスシールドアーク溶接法、サブマージアーク
溶接法、ノーガスアーク溶接法などの消耗性電極
式アーク溶接法において、電極送給用駆動源の入
力の開閉と溶接電源出力の開閉とを同時に行う
と、溶接終了時において、電極送給用駆動源の慣
性によつて電極送給が即時に停止しないため、電
極先端が被溶接物に突入して溶着(以下、ステイ
ツクという。)してしまう。
溶接法、ノーガスアーク溶接法などの消耗性電極
式アーク溶接法において、電極送給用駆動源の入
力の開閉と溶接電源出力の開閉とを同時に行う
と、溶接終了時において、電極送給用駆動源の慣
性によつて電極送給が即時に停止しないため、電
極先端が被溶接物に突入して溶着(以下、ステイ
ツクという。)してしまう。
そのために、従来、溶接電源の出力を、電極送
給用駆動源の慣性による送給時間だけ、遅らせて
から遮断することによつて、ステイツクを防止し
ている。そのための制御回路として第1図に示さ
れるように、電極送給用駆動源の入力を開閉する
ための第1のスイツチCRaと、溶接電源出力を第
1のスイツチCRaよりも遅らせて開路するための
第2のスイツチTDRaとの2組のスイツチ要素が
必要であつた。しかも、第2のスイツチとして
は、遅延動作又は遅延復帰をするタイマが必要な
ので、制御回路が複雑で高価になつていた。すな
わち、従来の制御回路を示す第1図において、1
は溶接機の入力端子、2は入力側開閉器、WTは
△形の入力巻線と2重星形の出力巻線とを有する
溶接電源用変圧器、SCR1乃至SCR6は溶接電
源用変圧器WTの出力を制御する主サイリスタ、
L1は相間リアクトル、L2は直流リアクトル、
3は溶接機の出力端子、Rは消耗性電極とアーク
と被溶接物とから成る溶接負荷、4aおよび4b
は主サイリスタSCR1乃至SCR6の点弧を制御
するための小形のサイリスタ、トランジスタ等よ
りなる点弧用スイツチ素子、5aおよび5bは点
弧用スイツチ素子4aおよび4bの導通制御回
路、6aおよび6bはダイオードと抵抗器とから
成る点弧信号分配回路である。また、ATは制御
回路用の補助変圧器、D1およびD2は整流素
子、Mは例えば電動機および減速機よりなる消耗
性電極送給用駆動源、11は駆動源Mへの入力を
制御するためのサイリスタ、トランジスタ等の半
導体制御素子、12は半導体制御素子の導通制御
回路、PB1は溶接開始用押ボタンスイツチ、PB
2は溶接終了用押ボタンスイツチ、CRは溶接開
始用押ボタンスイツチPB1を押してから溶接終
了用押ボタンスイツチPB2を押すまで励磁され
ているリレーのコイル、CR2はそのリレーの接
点であつて、電極送給用駆動源Mの入力を開閉す
る。さらに、TDRは押ボタンスイツチPB1の閉
路と同時にその接点TDRaを閉路し、また押ボタ
ンスイツチPB2の開路時よりも遅れてその接点
TDRaを開路にする瞬時動作・遅延復帰形のタイ
マである。R1は抵抗器、D3はダイオードであ
る。
給用駆動源の慣性による送給時間だけ、遅らせて
から遮断することによつて、ステイツクを防止し
ている。そのための制御回路として第1図に示さ
れるように、電極送給用駆動源の入力を開閉する
ための第1のスイツチCRaと、溶接電源出力を第
1のスイツチCRaよりも遅らせて開路するための
第2のスイツチTDRaとの2組のスイツチ要素が
必要であつた。しかも、第2のスイツチとして
は、遅延動作又は遅延復帰をするタイマが必要な
ので、制御回路が複雑で高価になつていた。すな
わち、従来の制御回路を示す第1図において、1
は溶接機の入力端子、2は入力側開閉器、WTは
△形の入力巻線と2重星形の出力巻線とを有する
溶接電源用変圧器、SCR1乃至SCR6は溶接電
源用変圧器WTの出力を制御する主サイリスタ、
L1は相間リアクトル、L2は直流リアクトル、
3は溶接機の出力端子、Rは消耗性電極とアーク
と被溶接物とから成る溶接負荷、4aおよび4b
は主サイリスタSCR1乃至SCR6の点弧を制御
するための小形のサイリスタ、トランジスタ等よ
りなる点弧用スイツチ素子、5aおよび5bは点
弧用スイツチ素子4aおよび4bの導通制御回
路、6aおよび6bはダイオードと抵抗器とから
成る点弧信号分配回路である。また、ATは制御
回路用の補助変圧器、D1およびD2は整流素
子、Mは例えば電動機および減速機よりなる消耗
性電極送給用駆動源、11は駆動源Mへの入力を
制御するためのサイリスタ、トランジスタ等の半
導体制御素子、12は半導体制御素子の導通制御
回路、PB1は溶接開始用押ボタンスイツチ、PB
2は溶接終了用押ボタンスイツチ、CRは溶接開
始用押ボタンスイツチPB1を押してから溶接終
了用押ボタンスイツチPB2を押すまで励磁され
ているリレーのコイル、CR2はそのリレーの接
点であつて、電極送給用駆動源Mの入力を開閉す
る。さらに、TDRは押ボタンスイツチPB1の閉
路と同時にその接点TDRaを閉路し、また押ボタ
ンスイツチPB2の開路時よりも遅れてその接点
TDRaを開路にする瞬時動作・遅延復帰形のタイ
マである。R1は抵抗器、D3はダイオードであ
る。
この従来例における動作は、つぎのとおりであ
る。まず、溶接開始のために、PB1閉路、CRお
よびTDR励磁、接点TDRa閉路により主サイリス
タSCR1乃至SCR6のゲート・カソード間に点
弧用スイツチ素子4aおよび4bから点弧信号を
供給、主サイリスタの導通により溶接電源出力の
供給、接点CRa閉路により電極送給用駆動源Mに
電力を供給、図示していない電極の送給およびア
ーク発生の順序で溶接が開始される。つぎに溶接
終了のために、押ボタンスイツチPB2を開路、
リレーCRおよびタイマTDR非励磁、接点CRa開
路による駆動源Mへの入力遮断、駆動源Mの慣性
により電極が少し供給された後に電極の送給の停
止、接点TDRaの遅延開路、サイリスタSCR1乃
至SCR6の遮断による溶接電源の出力遮断とい
う順序で溶接を終了する。このような従来の溶接
機では、後述する本考案にくらべて、前述したよ
うにリレーCRの他に、構造又は回路が複雑なタ
イマTDRをも必要とし、部品数の増加によつ
て、価格がアツプするとともに、信頼性が低下す
るという不利な点があつた。
る。まず、溶接開始のために、PB1閉路、CRお
よびTDR励磁、接点TDRa閉路により主サイリス
タSCR1乃至SCR6のゲート・カソード間に点
弧用スイツチ素子4aおよび4bから点弧信号を
供給、主サイリスタの導通により溶接電源出力の
供給、接点CRa閉路により電極送給用駆動源Mに
電力を供給、図示していない電極の送給およびア
ーク発生の順序で溶接が開始される。つぎに溶接
終了のために、押ボタンスイツチPB2を開路、
リレーCRおよびタイマTDR非励磁、接点CRa開
路による駆動源Mへの入力遮断、駆動源Mの慣性
により電極が少し供給された後に電極の送給の停
止、接点TDRaの遅延開路、サイリスタSCR1乃
至SCR6の遮断による溶接電源の出力遮断とい
う順序で溶接を終了する。このような従来の溶接
機では、後述する本考案にくらべて、前述したよ
うにリレーCRの他に、構造又は回路が複雑なタ
イマTDRをも必要とし、部品数の増加によつ
て、価格がアツプするとともに、信頼性が低下す
るという不利な点があつた。
本考案は、タイマを省略してアンチステイツク
回路を簡単にし、信頼性を向上させたアーク溶接
機を提供したものである。
回路を簡単にし、信頼性を向上させたアーク溶接
機を提供したものである。
以下、第2図を参照して本考案のアーク溶接機
について説明する。同図において、前述した第1
図に示す従来例と同じ機能を果す部品については
同一符号を付して説明を省略する。第2図におい
て第1図と異なる部品は、第1図に示されたタイ
マTDRおよびその接点TDRaが除去され、その代
りに、主サイリスタSCR1乃至SCR6の点弧回
路に、電極送給用駆動源Mの入力を開閉するリレ
ーCRの接点すなわち点弧回路開閉用スイツチ
CRdと、この接点CRdに並列接続されて主サイリ
スタSCR1乃至SCR6の導通の停止時間を遅ら
せるコンデンサC1およびそのコンデンサC1の
電流を制御する抵抗器R2の直列回路とが追加さ
れている。
について説明する。同図において、前述した第1
図に示す従来例と同じ機能を果す部品については
同一符号を付して説明を省略する。第2図におい
て第1図と異なる部品は、第1図に示されたタイ
マTDRおよびその接点TDRaが除去され、その代
りに、主サイリスタSCR1乃至SCR6の点弧回
路に、電極送給用駆動源Mの入力を開閉するリレ
ーCRの接点すなわち点弧回路開閉用スイツチ
CRdと、この接点CRdに並列接続されて主サイリ
スタSCR1乃至SCR6の導通の停止時間を遅ら
せるコンデンサC1およびそのコンデンサC1の
電流を制御する抵抗器R2の直列回路とが追加さ
れている。
つぎに、第2図の動作について説明する。同図
において、溶接開始のために押ボタンスイツチ
PB1を押すと、第1図において説明した接点
TDRaの代りに接点CRdが動作する以外は、第1
図で説明した動作順序でアークが発生して溶接が
開始される。溶接中においては、リレーのコイル
CRには第3図aに示すように電圧Vrが供給され
ており、その接点CRdは閉路状態を保持する。ま
た導通制御回路5aおよび5bから第3図cおよ
びdに示されるように主サイリスタの点弧用スイ
ツチ素子例えばサイリスタ4aおよび4bに導通
信号Vg1およびVg2が供給され、変圧器WTの
2次巻線S1、相間リアクトルL1、溶接負荷
R、直流リアクトルL2、接点CRd、サイリスタ
4a、点弧信号分配回路6aおよび主サイリスタ
SCR1のゲート・カソード間に電流が流れて主
サイリスタSCR1が導通し、第3図gに示すよ
うに、溶接負荷Rに出力電圧V0を供給する。一
方、溶接中においては、リレーCRの接点CRbは
開路し、接点CRaは閉路しており、導通制御回路
12から半導体制御素子11に導通信号が供給さ
れているので、電極送給用駆動源Mには電力が供
給され、第3図bに示すように回転数Nで回転を
続けて電極を一定速度で送給している。この場
合、コンデンサC1は接点CRdで短絡されている
ために、その端子電圧Vcおよび充電電流Icは第
3図eおよびfに示すようにいずれも零である。
において、溶接開始のために押ボタンスイツチ
PB1を押すと、第1図において説明した接点
TDRaの代りに接点CRdが動作する以外は、第1
図で説明した動作順序でアークが発生して溶接が
開始される。溶接中においては、リレーのコイル
CRには第3図aに示すように電圧Vrが供給され
ており、その接点CRdは閉路状態を保持する。ま
た導通制御回路5aおよび5bから第3図cおよ
びdに示されるように主サイリスタの点弧用スイ
ツチ素子例えばサイリスタ4aおよび4bに導通
信号Vg1およびVg2が供給され、変圧器WTの
2次巻線S1、相間リアクトルL1、溶接負荷
R、直流リアクトルL2、接点CRd、サイリスタ
4a、点弧信号分配回路6aおよび主サイリスタ
SCR1のゲート・カソード間に電流が流れて主
サイリスタSCR1が導通し、第3図gに示すよ
うに、溶接負荷Rに出力電圧V0を供給する。一
方、溶接中においては、リレーCRの接点CRbは
開路し、接点CRaは閉路しており、導通制御回路
12から半導体制御素子11に導通信号が供給さ
れているので、電極送給用駆動源Mには電力が供
給され、第3図bに示すように回転数Nで回転を
続けて電極を一定速度で送給している。この場
合、コンデンサC1は接点CRdで短絡されている
ために、その端子電圧Vcおよび充電電流Icは第
3図eおよびfに示すようにいずれも零である。
つぎに、溶接を終了するために押ボタンスイツ
チPB2を押すと、第3図aの時刻t1に示され
るようにリレーのコイルCRは非励磁となり、そ
の接点CRaおよびCRcが開路となり、接点CRbが
閉路となつて、電極送給用駆動源Mへの入力が遮
断されて制動がかかるが、第3図bに示すように
時刻t1以後も駆動源Mの慣性によつて回転を続
け、次第に回転数Nが低下する。他方、接点CRd
の開放後も導通制御回路5aおよび5bから点弧
用スイツチ素子4aおよび4bに、第3図cおよ
びdに示されるように導通信号Vg1およびVg2
が供給されている。したがつて、接点CRdの開路
後の最初の導通制御信号Vg1が点弧用サイリス
タ4aに供給されると、この4aには、変圧器
WTの2次巻線S1、相間リアクトルL1、溶接
負荷R、直流リアクトルL2、コンデンサC1、
抵抗器R2、点弧用スイツチ素子4a、点弧信号
分配回路6a、主サイリスタSCR1のゲート・
カソード間を通じて、第3図fに示すようにコン
デンサC1の充電電流Ic1が流れる。この充電電
流Icによつて、主サイリスタSCR1は導通して第
3図gに示すように溶接負荷Rに出力電圧V0を
供給する。この主サイリスタの導通と同時に、コ
ンデンサC1、抵抗器R2、点弧用サイリスタ4
a、点弧信号分配回路6aおよびSCR1のゲー
ト・カソード間は、SCR1のアノード・カソー
ド間によつて閉回路を形成するために、点弧用ス
イツチ素子4aは遮断する。したがつてC1への
充電電流Ic1も遮断され、C1には放電回路を有
していないので、その端子電圧は第3図eに示す
ようにVc1となる。つぎに、導通信号Vg1よりも
位相が60度遅れた導通信号Vg2が点弧用スイツチ
素子4bに供給されると、この4bには、S1と
60度の位相差を有する2次巻線S6、相間リアク
トルL1、溶接負荷R、直流リアクトルL2、コ
ンデンサC1、抵抗器R2、点弧用スイツチ素子
4b、点弧信号分配回路6b、主サイリスタ
SCR6のゲート・カソード間を通じて第3図f
に示すようにコンデンサC1の充電電流Ic2が流
れ、主サイリスタSCR6が導通して溶接負荷R
に出力電圧V0を供給する。この主サイリスタ
SCR6の導通と同時にC1の充電電流Ic2は停止
し、その端子電圧はVc2となる。以下、同様にし
て導通信号Vg1およびVg2が交互に点弧用スイツ
チ素子4aおよび4bに供給されると、60゜ずつ
位相差を有する変圧器WTの2次巻線S2,S
4,S3,S5およびS1の順序で、主サイリス
タSCR2,SCR4,SCR3,SCR5およびSCR
1の順序で電流が流れる。これらの主サイリスタ
の導通開始直前にC1に流れる充電電流Ic3,
Ic4,……によつて、その端子電圧はVc3,Vc4…
……と上昇を続け略一定値Vcmになるコンデン
サC1の充電電流は、流れなくなり、したがつて
主サイリスタは導通しなくなり、第3図gに示す
ように、予め選定したコンデンサ容量によつて定
まる時刻t2において出力電圧V0は遮断する。この
時刻t2を電極送給用駆動源Mも慣性による回転力
を次第に低下して停止又は略停止寸前になる頃に
設定しておけば、電極先端が被溶接物にスチツク
することがない。また、溶接終了時に充電された
コンデンサC1の電荷は、次回の溶接開始時に電
流制限用抵抗器R2および接点CRdを通じて放電
する。
チPB2を押すと、第3図aの時刻t1に示され
るようにリレーのコイルCRは非励磁となり、そ
の接点CRaおよびCRcが開路となり、接点CRbが
閉路となつて、電極送給用駆動源Mへの入力が遮
断されて制動がかかるが、第3図bに示すように
時刻t1以後も駆動源Mの慣性によつて回転を続
け、次第に回転数Nが低下する。他方、接点CRd
の開放後も導通制御回路5aおよび5bから点弧
用スイツチ素子4aおよび4bに、第3図cおよ
びdに示されるように導通信号Vg1およびVg2
が供給されている。したがつて、接点CRdの開路
後の最初の導通制御信号Vg1が点弧用サイリス
タ4aに供給されると、この4aには、変圧器
WTの2次巻線S1、相間リアクトルL1、溶接
負荷R、直流リアクトルL2、コンデンサC1、
抵抗器R2、点弧用スイツチ素子4a、点弧信号
分配回路6a、主サイリスタSCR1のゲート・
カソード間を通じて、第3図fに示すようにコン
デンサC1の充電電流Ic1が流れる。この充電電
流Icによつて、主サイリスタSCR1は導通して第
3図gに示すように溶接負荷Rに出力電圧V0を
供給する。この主サイリスタの導通と同時に、コ
ンデンサC1、抵抗器R2、点弧用サイリスタ4
a、点弧信号分配回路6aおよびSCR1のゲー
ト・カソード間は、SCR1のアノード・カソー
ド間によつて閉回路を形成するために、点弧用ス
イツチ素子4aは遮断する。したがつてC1への
充電電流Ic1も遮断され、C1には放電回路を有
していないので、その端子電圧は第3図eに示す
ようにVc1となる。つぎに、導通信号Vg1よりも
位相が60度遅れた導通信号Vg2が点弧用スイツチ
素子4bに供給されると、この4bには、S1と
60度の位相差を有する2次巻線S6、相間リアク
トルL1、溶接負荷R、直流リアクトルL2、コ
ンデンサC1、抵抗器R2、点弧用スイツチ素子
4b、点弧信号分配回路6b、主サイリスタ
SCR6のゲート・カソード間を通じて第3図f
に示すようにコンデンサC1の充電電流Ic2が流
れ、主サイリスタSCR6が導通して溶接負荷R
に出力電圧V0を供給する。この主サイリスタ
SCR6の導通と同時にC1の充電電流Ic2は停止
し、その端子電圧はVc2となる。以下、同様にし
て導通信号Vg1およびVg2が交互に点弧用スイツ
チ素子4aおよび4bに供給されると、60゜ずつ
位相差を有する変圧器WTの2次巻線S2,S
4,S3,S5およびS1の順序で、主サイリス
タSCR2,SCR4,SCR3,SCR5およびSCR
1の順序で電流が流れる。これらの主サイリスタ
の導通開始直前にC1に流れる充電電流Ic3,
Ic4,……によつて、その端子電圧はVc3,Vc4…
……と上昇を続け略一定値Vcmになるコンデン
サC1の充電電流は、流れなくなり、したがつて
主サイリスタは導通しなくなり、第3図gに示す
ように、予め選定したコンデンサ容量によつて定
まる時刻t2において出力電圧V0は遮断する。この
時刻t2を電極送給用駆動源Mも慣性による回転力
を次第に低下して停止又は略停止寸前になる頃に
設定しておけば、電極先端が被溶接物にスチツク
することがない。また、溶接終了時に充電された
コンデンサC1の電荷は、次回の溶接開始時に電
流制限用抵抗器R2および接点CRdを通じて放電
する。
第2図の実施例においては、点弧用スイツチ素
子4a又は4bを2次巻線S1乃至S3又はS4
乃至S6に対して各1個ずつ設けたが、第4図に
示すように各主サイリスタごとに点弧用スイツチ
素子4a乃至4fを設け、これらに導通制御回路
5cおよび5dを設けてもよい。また、溶接変圧
器およびその整流回路は、実施例に示す2重星形
相間リアクトル付整流回路に限定されることな
く、3相半波形、単相全波形その他の整流回路で
あつてもよい。
子4a又は4bを2次巻線S1乃至S3又はS4
乃至S6に対して各1個ずつ設けたが、第4図に
示すように各主サイリスタごとに点弧用スイツチ
素子4a乃至4fを設け、これらに導通制御回路
5cおよび5dを設けてもよい。また、溶接変圧
器およびその整流回路は、実施例に示す2重星形
相間リアクトル付整流回路に限定されることな
く、3相半波形、単相全波形その他の整流回路で
あつてもよい。
第5図は、本考案を、逆並列接続した1組のサ
イリスタSCR11およびSCR12を使用した単
相交流アーク溶接機に適用した場合の実施例を示
す。同図において、第2図の直流アーク溶接機に
おける実施例と同一機能を果たす部分については
同一符号で示し、さらに、第2図の補助変圧器
ATを含むリレーなどの制御回路は、第5図の実
施例においても同一であるので省略している。第
5図に示す実施例においては、2組の接点CRd、
コンデンサC1および抵抗器R2が接続されてお
り、導通信号Vg1とVg2とが180度の位相差で交互
にそれぞれ点弧用スイツチ素子4aおよび4bに
供給され、主サイリスタSCR11およびSCR1
2が交互に導通する。他の動作については第2図
と同様であるので説明を省略する。
イリスタSCR11およびSCR12を使用した単
相交流アーク溶接機に適用した場合の実施例を示
す。同図において、第2図の直流アーク溶接機に
おける実施例と同一機能を果たす部分については
同一符号で示し、さらに、第2図の補助変圧器
ATを含むリレーなどの制御回路は、第5図の実
施例においても同一であるので省略している。第
5図に示す実施例においては、2組の接点CRd、
コンデンサC1および抵抗器R2が接続されてお
り、導通信号Vg1とVg2とが180度の位相差で交互
にそれぞれ点弧用スイツチ素子4aおよび4bに
供給され、主サイリスタSCR11およびSCR1
2が交互に導通する。他の動作については第2図
と同様であるので説明を省略する。
第6図は、本考案を、サイリスタSCR11,
SCR12およびリアクトルL11,L12を使
用して矩形波を出力する公知の単相交流アーク溶
接機に適用した場合の実施例を示す。同図におい
て、第2図の実施例と同一機能を果たす部分につ
いては同一符号で示し、さらに、第2図の補助変
圧器ATを含む回路は第6図の実施例においても
同一であるので省略している。第6図の実施例に
おいても、2組の接点CRd、コンデンサC1およ
び抵抗器R2が接続されており、導通信号
Vg1Vg2とが180度の位相差で交互にそれぞれ点弧
用スイツチ素子4aおよび4bに供給され、主サ
イリスタSCR11およびSCR12が交互に導通
する。他の動作については第2図および公知の矩
形波出力回路と同様であるので、説明を省略す
る。本考案は、第5図および第6図に示された実
施例に限定されることなく、他のサイリスタを使
用した交流アーク溶接機にも適用することができ
る。
SCR12およびリアクトルL11,L12を使
用して矩形波を出力する公知の単相交流アーク溶
接機に適用した場合の実施例を示す。同図におい
て、第2図の実施例と同一機能を果たす部分につ
いては同一符号で示し、さらに、第2図の補助変
圧器ATを含む回路は第6図の実施例においても
同一であるので省略している。第6図の実施例に
おいても、2組の接点CRd、コンデンサC1およ
び抵抗器R2が接続されており、導通信号
Vg1Vg2とが180度の位相差で交互にそれぞれ点弧
用スイツチ素子4aおよび4bに供給され、主サ
イリスタSCR11およびSCR12が交互に導通
する。他の動作については第2図および公知の矩
形波出力回路と同様であるので、説明を省略す
る。本考案は、第5図および第6図に示された実
施例に限定されることなく、他のサイリスタを使
用した交流アーク溶接機にも適用することができ
る。
本考案に使用されるコンデンサC1は、例えば
0.1μF程度の小容量でよいので、容易、安価に
バラツキの小なるものを入手でき、信頼性も高
い。また、コンデンサC1は小容量でよいので各
実施例に示したようにコンデンサCに直列に電流
制限素子、例えば抵抗器を接続してもよいが接点
CRdの容量が十分であれば抵抗器R2はなくても
よい。さらに、抵抗器に流れる電流が主サイリス
タのトリガゲート電流以下となる抵抗値の抵抗器
をコンデンサC1に並列に接続すれば時間を長く
することができる。
0.1μF程度の小容量でよいので、容易、安価に
バラツキの小なるものを入手でき、信頼性も高
い。また、コンデンサC1は小容量でよいので各
実施例に示したようにコンデンサCに直列に電流
制限素子、例えば抵抗器を接続してもよいが接点
CRdの容量が十分であれば抵抗器R2はなくても
よい。さらに、抵抗器に流れる電流が主サイリス
タのトリガゲート電流以下となる抵抗値の抵抗器
をコンデンサC1に並列に接続すれば時間を長く
することができる。
以上のように本考案によれば、アーク溶接機の
アンチステイツク回路において、特にタイマを必
要とせず、小容量のコンデンサ1個を用いるだけ
で、ステイツクを防止することができるので、部
品数の減少により、安価で信頼性を向上させる効
果を有する。
アンチステイツク回路において、特にタイマを必
要とせず、小容量のコンデンサ1個を用いるだけ
で、ステイツクを防止することができるので、部
品数の減少により、安価で信頼性を向上させる効
果を有する。
第1図は、従来のアンチステイツク回路を使用
した直流アーク溶接機の接続図、第2図は本考案
のアンチステイツク回路を備えた直流アーク溶接
機の接続図、第3図a乃至gは、第2図に示す本
考案の直流アーク溶接機各部の時間の経過に対す
る波形を示す図、第4図乃至第6図は本考案のア
ンチステイツク回路を備えた交流アーク溶接機の
接続図である。 R……溶接負荷、SCR1乃至SCR6,SCR1
1およびSCR12……主サイリスタ、4a乃至
4f……点弧用スイツチ素子、M……消耗性電極
送給用駆動源、CRd……点弧回路開閉用スイツ
チ、C1……コンデンサ。
した直流アーク溶接機の接続図、第2図は本考案
のアンチステイツク回路を備えた直流アーク溶接
機の接続図、第3図a乃至gは、第2図に示す本
考案の直流アーク溶接機各部の時間の経過に対す
る波形を示す図、第4図乃至第6図は本考案のア
ンチステイツク回路を備えた交流アーク溶接機の
接続図である。 R……溶接負荷、SCR1乃至SCR6,SCR1
1およびSCR12……主サイリスタ、4a乃至
4f……点弧用スイツチ素子、M……消耗性電極
送給用駆動源、CRd……点弧回路開閉用スイツ
チ、C1……コンデンサ。
Claims (1)
- 溶接負荷に電力を供給および遮断する主サイリ
スタと、前記主サイリスタを点弧する点弧用スイ
ツチ素子と、消耗性電極送給用駆動源の開閉動作
と略同時に開閉動作をする点弧回路開閉用スイツ
チと前記点弧回路開閉用スイツチに並列接続され
たコンデンサとから成り、前記点弧用スイツチ素
子と前記点弧回路開閉用スイツチとの直列回路が
前記主サイリスタのゲートとアノード間に接続さ
れている消耗性電極式アーク溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP373981U JPS6227326Y2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP373981U JPS6227326Y2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57116377U JPS57116377U (ja) | 1982-07-19 |
JPS6227326Y2 true JPS6227326Y2 (ja) | 1987-07-13 |
Family
ID=29802176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP373981U Expired JPS6227326Y2 (ja) | 1981-01-14 | 1981-01-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6227326Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-01-14 JP JP373981U patent/JPS6227326Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57116377U (ja) | 1982-07-19 |
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