JPS62273097A - 浄水器の殺菌方法及び殺菌浄水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浄水器内に繁殖する微生物を抑制する浄水器
の殺菌方法及び、安全かつ衛生的な殺菌浄水装置に関す
るものである〔従来の技術〕 浄水器は水道水と連結されその器内には水道水中の塩素
あるいは微量の有機物を吸着させるための活性炭が充填
されている。

水道水には微生物を殺菌する、あるいは発育を抑制する
ため塩素が添加され水道水１ｍｌ中の細菌数は１００個
以下に規定され、衛生的な水となっている。一方、この
水道水を浄水器に通した時塩素は活性炭に吸着除去され
るため浄水器に帯溜した水は、活性炭に吸着されている
有機物が細菌の発育の温床となることあいまって、細菌
が繁殖し不衛生な水となっていた。この微生物の繁殖を
防止するために浄水器に銀および銀化合物を入れ、溶出
するＡｇで殺菌する方法が広く用いられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このＡｇで殺菌する方法は長時間使用し
た時、銀および銀化合物が有機物でつつまれ殺菌に必要
な銀濃度が得られにくい、あるいは水の温度によりＡｇ
＋の溶出量が異なるなど使用条件によって完全な殺菌効
果が得られにくい、又、重金属のため人体への悪影響も
懸念される、などとという欠点を有していた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らはかかる浄水器について鋭意研究を重ねた結
果、水あるいはエタノールに溶解した殺菌剤を炭酸ガス
で充填しエアゾールとしたものを間欠的に浄水器に注入
ずれば浄水器内の細菌の発育を完全に抑制し、また殺菌
終了後浄水器内の殺菌組成物および炭酸ガスは通水によ
り、排水とし系外に簡単に除去できるため人体への悪影
響がなく、安全で衛生的な浄水が得られることを見いだ
し、この知見に基づいて本発明を完成した。

すなわち本発明は炭酸ガスを噴射剤とし、殺菌剤整水あ
るいはエタノールに溶解してなる殺菌組成物エアゾール
を浄水器に、間欠的に注水することを特徴とする浄水器
の殺菌方法。

及び、未浄化水を浄水器ｌに導入する給水口２、浄化さ
れた水又は殺菌組成物含有水を導出する導出パイプ３、
及び殺菌組成物エアゾールを浄水器１に注入する殺菌パ
イプ４を有し、浄水器１と、導出パイプ３と浄化された
水を系外にとり出す浄水パイプ６又は殺菌組成物含有水
を系外に排出する排出パイプ７を連結する三方コック８
及び殺菌パイプ４を通して殺菌組成物エアゾールを浄水
器１に注入するエアゾール型殺菌組成物充填器９とから
なり、前記三方コック８の一端に切換ハンドル１０他端
に、これと連動する、殺菌組成物充填器の注入押しボタ
ン１１を押込不能に係止するためのストッパー１２を有
することを特徴とする殺菌浄水装置に関するものである
。

本発明に用いられる浄水器は、後記の如き構成からなる
ものが好適であるが基本的には活性炭等を充填してなる
公知のものでよい。

また、本発明において用いられる殺菌剤は浄水器内の活
性炭に沈着しにくい、水あるいはエタノールに溶解する
ものであればよく、このようなものとしてはエタノール
、クロルヘキシジンのグルコン酸塩、２−（４−チアゾ
リル）ベンズイミダゾールのグルコン酸塩、２−ブロム
−２−二トロプロバン−１，３−ジオールなどをあげる
ことができる。

これら殺菌剤を水あるいはエタノールに溶解する時、水
に対する殺菌剤の濃度は１〜１００％（冒ｔ／冒ｔ）、
エタノールでは０〜１０％（ｗｔ／ｗｔ）で特に殺菌剤
をエタノールで溶解した殺菌組成物は殺菌効力において
相剰効果を示すため望ましい。

かかる殺菌組成物は、噴射剤としての炭酸ガスと共に公
知の方法でエアゾール型殺菌組成物充填器に充填される
。

殺菌組成物と炭酸ガスの充填比は３００：１０〜１５（
容量比）がよい。

以上のようにして得られた殺菌組成物エアゾールは間欠
的に、例えば夜間等に飲水しないとき浄水器に注入され
る。この時、その注入量は浄水器の帯留水容量に対して
１〜２０％（ｖｏｌ／ｖｏｌ）がよい。

次にかかる殺菌組成物を含有した浄水器から飲料水（浄
水）を得ようとする場合、殺菌組成物が流出してくめた
め、浄水器内に流水し殺菌組成物を除去した後浄水を得
るようにすればよい。

本発明の殺菌浄水装置は、浄水器内の殺菌組成物を確実
に廃水として流し飲料水に供する時は殺菌組成物を含有
しない安全な浄水を得る装！である０本発明装置の一実
施態様について図を参照しながら以下に説明する。

本発明の装置は第１図に示す如く、未浄化水を浄水器１
に導入する給水口２、浄化された水又は殺菌組成物含有
水を導出する導出パイプ３、及び殺菌組成物エアゾール
を浄水器１に注入する殺菌パイプ４を有し、活性炭５を
充填してなる浄水器１と、導出パイプ３と浄化された水
を系外にとり出す浄水パイプ６又は殺菌組成物含有水を
系外に排出する排水パイプ７を連結する三方コック８及
び殺菌パイプ４を通して殺菌組成物エアゾールを浄水器
１に注入するエアゾール型殺菌組成物充填器９とからな
り、前記三方コック８の一端に切換ハンドル１０他端に
、これと連動する殺ｒＩＩＭｉ成物充填器の注入押しボ
タン１１を押込不能に係止するためのストッパー１２を
有することを特徴とする殺菌浄水装置である。

本発明装置を用いて殺菌をする場合、三方コック８を第
３図の方向に切換えるとストッパー１２がはずれるので
注入押しボタン１１が押込可能となり、これを押し込む
と殺菌組成物エアゾールが殺菌パイプ４を通って、浄水
器１内に注入される。この時、三方コック９の位置は浄
水器１がらの水が浄水バイブロに流れなく、排水パイプ
７に流れる向きになっているので、殺菌組成物含有水を
誤飲することが防がれる。

この状態で例えば−夜程度放宣すれば、浄水器１内が殺
菌されるので、給水口２がら水を送れば、殺菌組成物含
有は導出パイプ３、三方コック８、排水パイプ７を経て
系外に排出される。

次に、殺菌済の浄水器１を通過した浄水を得るには、三
方コック８を第２図の方向に切換え、給水口２から水を
給水すると水は浄水器１を通過し、導出パイプ３、三方
コック８を通って浄水バイブロから浄水が得られる。

この場合、ストッパー１２が第２図の位置にあるので、
誤って注入押しボタン１１が押込されることが防がれる
。

なお、ストッパー１２は、図では半円柱状であるが、前
記の如き作用をするものであればその形状は特に制限さ
れない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、浄水器内の細菌の発育を抑制できると
ともに、浄水を使用中に誤って殺菌組成物を注入する恐
れがないので、浄水器の殺菌方法及び殺菌浄水装置とし
て好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明装置の一部断面斜視図、第２図は、浄
水を得る場合の三方コック及び注入押しボタンの機構説
明用斜視図、第３図は、殺菌及び殺菌組成物含有水を排
水する場合の三方コック及び注入押しボタンの機構説明
用斜視図、第４図は、本発明袋！の断面図である。 図中、１：浄水器、２：給水口、３：導出パイプ、４：
殺菌パイプ、５：活性炭、６：浄水パイプ、７：排水パ
イプ、８：三方コック、９：エアゾール型殺菌組成物充
填器、ｌＯ：切換ハンドル、１１：注入押しボタン、１
２：ストッパー、１３：吸着槽である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、炭素ガスを噴射剤とし、殺菌剤を水あるいはエタノ
   ールに溶解してなる殺菌組成物 エアゾールを浄水器に、間欠的に注入する ことを特徴とする浄水器の殺菌方法。 ２、未浄化水を浄水器に導入する給水口２ 浄化された水又は殺菌組成物含有水を導出 する導出パイプ３及び殺菌組成物エアゾー ルを浄水器１に注入する殺菌パイプ４を有 し、浄水器１と、導出パイプ３と浄水され た水を系外にとり出す浄水パイプ６又は殺 菌組成物含有水を系外に排出する排水パイ プ７を連結する三方コック８及び殺菌パイ プ４を通して殺菌組成物エアゾールを浄水 器１に注入するエアゾール型殺菌組成物充 填器９とからなり、前記三方コック８の一 端に切換ハンドル１０他端に、これと連動 する、殺菌組成物充填器の注入押しボタン １１を押込不能に係止するためのストッパ ー１２を有することを特徴とする殺菌浄水 装置。