JPS62272992A - 微生物によつて産生された組換え体リシン毒素a鎖の回収方法 - Google Patents

微生物によつて産生された組換え体リシン毒素a鎖の回収方法

Info

Publication number
JPS62272992A
JPS62272992A JP5040787A JP5040787A JPS62272992A JP S62272992 A JPS62272992 A JP S62272992A JP 5040787 A JP5040787 A JP 5040787A JP 5040787 A JP5040787 A JP 5040787A JP S62272992 A JPS62272992 A JP S62272992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rta
solution
sds
page
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5040787A
Other languages
English (en)
Inventor
ロバート フェリス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis Vaccines and Diagnostics Inc
Original Assignee
Cetus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cetus Corp filed Critical Cetus Corp
Publication of JPS62272992A publication Critical patent/JPS62272992A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生化学工学の分野に関する。より詳しくは、
本発明は、生化学的分離又は回収方法に関し、ここで組
換え体リシン毒素A鎖(RTA)が、RTAを産生ずる
ために遺伝的に構成された微生物から回収される。
〔従来の技術〕
リシン毒素は、通常ヒマの種子として知られているユ之
±久 コミュニス(Ricinus  Communi
s)の種子に由来する、天然に存在する毒素である。
それは、酵素的に活性の細胞毒性ポリペプチド鎖(通常
“A”鎖と呼ばれ、そして時々本明細書において“RT
A”として言及されている)から成り、該“RTA”は
、細胞に毒素分子を結合し、そして細胞質中にRTAを
転移するのを助けることを担当すると推定される、通常
“B”鎖と呼ばれる第2ポリペプチドに単一のジスルフ
ィド結合によって結合されている。RTAは、不ヱ 二
重旦でリポソームの大サブユニットを触媒的に不活性化
することができ、そして盃エ  ■での細胞毒性につい
てのRTAの機構は、リポソーム不活性化についてのこ
の能力にあると思われる。
01snes、S、 Pers ectives in
 Toxicolo  、A、W。
Bernheiaer+ 1977年出版1J、Wil
ey & 5ons、NY。
122〜147ページ及び01snes+S、+など、
 Mo1ecularAction of Toxin
s and Virnses、Cohen、など。
1982年出版1Elsevier、An+sterd
am、 51−105ページは、32.000の見掛分
子量を有するような天然のRTAを特徴化する。198
5年8月5日に発表された、継続中のシータス所有のR
CT第讐085103508号は、RTAのための天然
の構造遺伝子、RTA遺伝子をクローニングし、そして
発現するためのDNA構造体、RTAの推定アミノ酸配
列及び細胞内産生され、可溶性の組換え体RTAを合成
することができる、形質転換された細菌を開示する。
1986年11月13日に提出された、mtrtt中の
シータス所有のヨーロッパ特許出願筒86308877
.9号は、さらにそのような細菌によるそのような組換
え体RTAの産生及び該細菌からのRTAの回収方法を
開示している。回収方法は、pH8,5で還元条件下で
水性懸濁液中の細胞を音波処理し、該音波処理物を遠心
分離し、そして一部端製されたRTAの可溶性形を生成
するためにフェニルセファロースカラムを用いて上清液
をクロマトグラフィー処理することを含んで成る。この
RTAは、カルボキシメチルセルロースカラム及びFa
GAカラム上で連続的にクロマトグラフィー処理するこ
とによってさらに精製される。この回収方法は実質的に
純粋なRTAを提供するが、それは低収率である。
本発明は、形質転換体から高収率で、実質的に純粋で可
溶性の組換え体RTAを回収するためのより簡単な方法
を提供する。
RTAを含む、水性懸濁液中の形質転換された微生物か
ら、細胞内産生された組換え体リシン毒素A鎖(RTA
)を回収するための本発明の新規方法は、 (a)約7以上のpi(で、該微生物の細胞膜を破壊し
; (b)約7以上のpiで、該破壊物から不溶性細胞膜物
質を除去し; (c)段階(b)から得られた溶液のpHを、約6〜約
6.5に及び前記溶液の伝導率を約1.25〜約1.7
5ミリシエメンに調整し; (d) 次に、前記溶液をSP−セルロースカチオン交
換体のベッドを通し、それによって溶液中のRTAをそ
の交換体によって保持し:そして(e)  SDS−P
AGEによって決定される場合、タンパク質含有率が少
なくとも約90重量%のRTAである溶液を得るために
前記ベッドからRTAを溶離することを含んで成る。
好ましくは、前記方法の段階を、RTAを含む沈殿物の
形成が減じられる温度で別々に又は組み合せて行う。
本発明はさらに、前記方法によって産生されたRTA及
び精製されたRTAを含んで成る。
本明細書に使用される場合、“リシン毒素A”又は“R
TA″とは、そのアミノ酸配列がヒマの種子から抽出で
きるリシンAペプチドのアミノ酸配列に実質的に類似す
るタンパク質として言及される。ヒマのRTAは、長さ
にしておよそ265個のアミノ酸であり、そしておよそ
32,000ドルトンの分子量を有する。しかしながら
、その正確な配列はヒマの種類に依存して異なり、そし
て実際に、少なくとも2つのわづかに異なったRTAの
形が1つの種類のヒマに存在することが知られている。
天然のRTAに関して、用語“実質的に類似する”とは
、問題のポリペプチドがおよそ同じ長さく活性のための
本質的な特徴は、より短い長さの配列、すなわち“フラ
グメント”又はより長い配列、すなわち融合タンパク質
のペプチドに存在することが知られているが、任意にお
よそ10%以内である)であるべきであるが、しかしよ
り重要なことには、60Sのりボゾームサブユニソトと
相互作用するためにA鎖の能力を保持し、そして無能力
にすべきであることを意味する。この酵素活性をほとん
どそこなわない鎖長の変性が含まれる。
タンパク賞配列におけるある少々の変性は、他の変性が
完全に破壊的であるのに対して、タンパク質分子の機能
的能力を妨げることなしに可能であることが良く知られ
ている。特定の変性がこのカテゴリイーにあることを確
信をもって予測することは、現在のところ不可能である
。本発明の定義は、第1カテゴリイーにあるいづれかの
変性を可能にする。そのような変性は、遺伝子配列にお
ける偶然の突然変異又はその故意の変性に起因する。
要約すれば、RTAの細胞毒性活性を保持するアミノ酸
配列の変性された形が含まれる。
さらに、良く知られているように、タンパク質配列は、
翻訳後プロセシング、たとえば他の分子、たとえばグリ
コシド、脂質又はホスフェートのような無機イオンとの
関連によって変性され得る。
イオン化状態はまた、培地のpn又は単離形の結晶化又
は沈殿化が起こるpHに依存して異なるであろう。さら
に、空気の存在は、不安定基、たとえば−3Hの酸化を
引き起こすかも知れない。特別な一次構造のすべての変
性、たとえばグリコジル化された及びグリコジル化され
ていない両者の形、中和形、酸性及び塩基性塩、脂質又
は他の関連ペプチド形、酸化又は誘導体化による側鎖の
変化及び同じ遺伝子コドン配列によってコードされたア
ミノ酸配列のいづれか他の変性がRTAの定義内に含ま
れる。
本明細書に使用される場合、“可溶性”とは、10■/
−はどのタンパク質濃度で、生理的に等張条件、たとえ
ば0.14Mの塩化ナトリウム又はスクロース下で水性
緩衝液中において30分間too、OOOxgで遠心分
離した後の上清液に残存する組換え体RTAを意味する
。これらの条件は特に、有効濃度の界面活性剤又は他の
変性剤、たとえばグアニジン又は尿素の不在に関係する
“形質転換された微生物”とは、可溶性RTAを調製す
るために遺伝的に処理された有機体を意味する。そのよ
うな有機体の例は、前記国際特許出願第WO35103
508号及び本明細書の例に記載される0組換え体RT
Aはまた、形質転換された適切な真核宿主、たとえば酵
母細胞によって製造され得るが、本発明の回収のための
組換え体RTAを調製するためには、細菌類が好ましい
微生物である、旦−ユユが特に好ましい宿主である。
細胞内で産生された可溶性組換え体RTAを合成するた
めに使用されるDNA構造及び形質転換された微生物は
、前記国際特許出願第WO35103508号に記載さ
れている。
第1図は、RTAをコードするpRA123 (198
4年8月14日^TCCに寄託され、そして寄託番号第
39.799号を得た)のクローンされたcDNA挿人
体を示し、そしてそれはそのようなRTAを調製するた
めに使用された。この挿入体を、ブライマー指図の突然
変異生成によって変性し、RTA構造遺伝子の先の新し
く構成されたATC出発コドンの前に旧ndII[部位
を配置し、そして旧ndnl/BamHIカセットとし
て除去され、そして適切な発現ベクターに連結され得る
RTAのために正しく終結するコード配列を提供するた
めにC−末端で停止コドンを配置した。好ましい発現制
御配列は、アルカリ性ホスファターゼA (Pho A
)プロモーター/オペレーター及びリーダー配列並びに
Lムリンジエンシス(L」エビj」1μtsiΩ−の結
晶タンパク質遺伝子に由来された陽性レトロレギュレー
ターを含む。その発現制御配列及びそのコード配列は、
発現ベクターpRAP229 (19B5年3月8日に
^TCCに寄託され、そして寄託番号53.408を得
た)を形成するために組合わされた。この発現系におい
て、不可欠な成分は、RTAコード配列の上流の、それ
に近いほうの及びそれと位相を異にする末端化されたP
ho Aリーダー配列であり、ここで該RTAコード配
列はATG出発コドンによって開始される。
この発現系は、適切な細菌宿主、たとえばE。
J MM294中に形質転換される。形質転換された培
養物は、従来の条件、たとえばMichael isな
ど、。
J、Bact、 (1983H54:356〜365に
記載されている条件下で、適切な増殖培地中で増殖され
る。細胞によるRTAの発現は、目的とする増殖のレベ
ルを達成するまでホスフェートイオンの存在下で細胞を
維持し、そして次に発現が所望される場合、ホスフェー
トレベルを低くすることによって遅延され得る。細胞を
誘発した後、濾過、遠心分離又は他の既知の方法によっ
て細胞の水性懸濁液を提供するために、細胞を収穫し、
そして必要なら濃縮する。
形質転換体の細胞膜を、還元下で破壊し、細胞内で産生
された可溶性RTAを懸濁培地に放す。
その培地のpHを、破壊段階において溶液中にRTAを
保持するレベルで(約7以上、好ましくは8.5〜8.
8で)維持する。破壊は、高圧シリンダーによって行な
われ、そして光学密度によってモニターされる。還元条
件は、培地に還元剤、たとえばジチオトレイトール又は
2−メルカプトエタノールの有効量を添加することによ
って維持される。
破壊した後、不溶性細胞膜物質を、遠心分離又は好まし
くはダイアフィルトレーションによって細胞破壊物から
除去する。pi(は、溶液中にRTAを保持するために
上記のようにアルカリ性に保たれる。
不溶性細胞物質の除去の後、得られた溶液のpH及び伝
導率を、次の分離用イオン交換クロマトグラフィ一段階
のために調整する。そのpHを、好ましくはホスフェー
トを用いて約6〜6.5の間に緩衝し、そしてその伝導
率を、約1.25〜1.75ミリシエメン、好ましくは
約1.45〜1.55ミリシエメンの間に調整する。伝
導率は、適切なイオン性種を添加することによって高め
られ、そして希釈によって低められる。その溶液の伝導
率は、(1)その交換体の結合容量、(2)溶液中にR
TAを維持すること及び(3)汚染タンパク質の結合に
よって、次のSP−セルロースクロマトグラフィ一段階
の効率に影響を及ぼす。上記に示された伝導率よりも有
意に高い伝導率は、交換体の結合容量に逆に影響を及ぼ
すが、ところがそれよりも有意に低い伝導率はRTAの
沈殿を引き起こしがちであり、且つ汚染タンパク質の結
合を高めがちである。
次に、その溶液は、1又はそれよりも多くのベッドの平
衡化されたSP−セルロースカチオン交換体を通され、
その溶液からRTAを分離される。
そのSP−セルロースカチオン交換体は、ペンダントス
ルホプロピル官能基を担持するビニルボリマーにより架
橋されたセルロース主鎖からなる弾性の立体網状構造体
である。SP−セルロースカチオン交換体は、商業的に
入手できる。そのベッドは、好ましくは、溶液の急激な
流路のために適合される。溶液の流速は、ベッドのサイ
ズ及び形状に依存するであろう。ベッドの容量を越える
ことは避けるべきである。その容量を越えた場合、RT
Aは保持されず、そしてベッドからの流出液中に存在す
るであろう。従って、ベッド容量は、流出液中にRTA
のレベルを探知することによってモニターされ得る。一
連のベッドは、流出液中にRTAの損失を避けるために
使用され得る。他方、最大ベッド容量に達した場合、そ
のベッドは溶出され、そして再生され得る。そのベッド
は、使用する前、リン酸緩衝液(pf16.5 ) 、
0.1%のβ−メルカプトエタノール(又は他の適切な
還元剤)により平衡化され得る。
RTAは、該RTAがベッドから分離するように、pH
又は伝導率を変えられた溶液を用いて、ベッドから溶離
され得る。グラジェント又は非グラジェント溶離が使用
され得る。好ましい溶離剤は、IMのNaC1である。
好ましい態様においては、RTA産生細胞の破壊からS
P−セルロースカチオン交換体からの溶離までのすべて
の段階は、それ自体又は細胞の成分もしくは細胞成分、
たとえば細胞から抽出されたタンパク賞のいづれかを含
む、RTAの沈殿物の形成を減じ又は排除するのに十分
に冷たい温度で行なわれる。一般的に、その温度は10
℃以下の範囲であり、但し、細胞及びRTAを懸濁し、
抽出し、そして溶離するために使用される溶液が凍結し
ないような十分に高い温度である。より好ましくは2〜
8℃の温度である。最とも好ましくは約4℃である。
得られた溶離物のタンパク賞含有率は、少なくとも約9
0重量%、及びより一般的には少なくとも95重量%の
RTAである。この実質的に純粋なRTA中のピロゲン
含有量は、RTA■当り約1100nよりも少ない。収
率は典型的には5.80%〜90%の間である。これに
関しては、形質転換された微生物からそのような純度の
可溶性RTAを回収するために使用された従来の方法は
、複数のクロマトグラフィ一段階(これは、SP−セル
ロース交換体を含まない)を含み、そして一層低い収率
を有した。
RTAはさらに、SP−セルロース交換体からの溶離物
を、平衡化されたフェニル−セファロースカラムを用い
て、分離用クロマトグラフィー処理することによって9
9%を越えるレベルに精製され得る。RTAは、プロピ
レングリコール又はグリセロールグラジェントを用いて
カラムから溶離され得る。
次の例は、さらに、本発明のRTA回収方法を例示する
。その例は、本発明を限定するものではない。
pRAP229により形質転換された旦エユユMM29
4を、Michaelisなど、1前記によって記載さ
れた条件に類似する条件下で増殖した。その形質転換体
を、外因性ホスフェート濃度を低め、そして16〜17
時間、その培養物を、維持することによって誘発した。
誘発した後、その培養物を一20℃で凍結した。
凍結細胞の336gを融解し、そして0.1 Mのグリ
シン、in+Hのエチレンジアミンテトラ酢酸(EDT
A)及び0.1%の2−メルカプトエタノール(pH8
,8)の溶液31中に再懸濁した。その懸濁液を3度、
ホモナイザー(6000〜7000psi)を通した。
その後、懸濁液はシロップ状懸濁液であった。
゛イアフィルトレージョン 破壊物31を、10平方フイートのセルロースカートリ
ッジを用いるユニットによりダイアフィルトレーション
処理した。上記の再懸濁培地を、ダイアフィルトレーシ
ョン緩衝液として使用した。
流入圧は20psiであり、そして流出圧は15psi
であった。その破壊物の体積を、およそ1.56に減じ
た。およそ17.51のダイアフィルトレーション処理
物(pH8,8、伝導率0.96ミリシエメン)を、4
つの百分に集めた。このダイアフィルトレーション処理
物のタンパク質分析は、それがおよそ19.9 gのタ
ンパク質を含んでいることを示した。
そのダイアフィルトレーシッン処理物を、IMのリン酸
によりpH6,5に滴定し、局部沈殿を避けた。
滴定の後の溶液の伝導率は、1.0ミリシエメンであり
、そしてその体積は19.5 fiであった。その伝導
率は、およそ30aZのIMのNaHzPOaの添加に
よって1.31ミリシエメンに上昇した。
SP−セルロースイオン六 クロマ グーフエニ 250ccのSPカートリッジと1000ccのSPカ
ートリッジとを連続して連結した。 250ccのカー
トリッジへの入口を、ポンプを経て、調整されたダイア
フィルトレーション処理物が入っている容器に連結し、
そして1000ccのカートリッジからの出口を、画分
コレクターにAH0検出器を経て連結した。
そのカートリッジは、(1)0.1MのNa3PO4,
51、(2)0.1Mの酢酸0.71、(3)0.2M
のホスフェート(pH6,5)21及び(4)10mM
のホスフェート (pH6、5) 、0.1%メルカプ
トエタノール5、61により連続に洗浄することによっ
て活性化された。
調整されたダイアフィルトレーション処理物を、80−
7分(20psiの背圧)でカートリッジを通してポン
プで注入し、そして流出液を、21両分に集めた.両分
ごとに、SDS − PAGEによって検定した.その
SDS − PAGE分析は、流出液画分中に、はとん
ど又は完全にRTAが含まれないことを示した。
ダイアフィルトレーション処理物19.5 1を、カー
トリッジに通過した後、そのカートリッジは、A2.。
がベースラインに達するまで、10mMホスフェ−) 
(pH6.5) 、0.1%2−メルカプトエタノール
溶液により洗浄した。カートリッジを離し、そして結合
されたRTAを、溶離緩衝液(20mMのホスフェート
、pH6、5、0. 1%の2−メルカプトエタノール
、IMの塩化ナトリウム)によりそれらから2000−
画分にそれぞれ溶離した.  250ccカートリツジ
からの百分14は、ダイアフィルトレーション処理物中
にRTAが95%以上含まれることを見出された。これ
は、この250ccカートリツジの容量が(1.31ミ
リシエメンで) 、19.51の体積のダイアフィルト
レーション処理物からRTAを単離するのに十分であっ
たことを示す。
およそ2.74gの実質的に純粋な(SDS − PA
GEによって測定された場合、〉95%)RTAを、画
分14から回収した。
五−l この例は、SP−セルロース交換体に適用されるRTA
溶液の伝導率を変えることの効果を示す。
又血生夏玉飢化 カートリッジを、5m1/分で100〜200−の0、
1Mリン酸ナトリウム及び30 〜50 mjの0. 
1 M酢酸により連続的に洗浄した。次に、そのカート
リッジを、10〜20aIMのホスフェート、pli6
.5、0. 1%の2−メルカプトエタノール溶液によ
り平衡化した。
調整されていないダイアフィルトレーシッン処理物のサ
ンプル(例1)を、pH6、5に、そして1、 0 、
 1.26及びおよそ2.2ミリシエメンの伝導率に調
整し、そして3〜5−7分でカートリッジに充填した.
流出液を、およそ450mf画分に集めた。
すべてのサンプルを、カートリッジに通過した後、その
カートリッジを、A2.。がベースラインに達するまで
平衡化緩衝液により洗浄した。次に、保持されたRTA
を、溶離緩衝液(20mMのホスフェート、pos.s
、0. 1%の2−メルカプトエタノール、1. 0 
MのNaCIl )により溶離した。その保持物中のR
TA含有率を、A2。。吸光度測定及びSDS − P
AGI!分析によって決定した。RTA沈殿度を、目に
よって評価した。
下の表は、おのおのの実験についての結合容量(++g
)及び観察された沈殿度を報告する。
サンプル 1、0    1.26    2.2RTA結合容量
  200    181    115沈 殴   
   高い   低い 無視してよい示されるように、
容量及び溶解度の最良のバランスは、これらの試験にお
いて1.26ミリシエメンの伝導率で生じた。
五−主 この例は、交互のSP−セルロース交換体の使用を例示
する。  □ トリサクリルMSP樹脂のlXIQcmカラム(7,8
5d)を、用意し、そして平衡化緩衝液により平衡化料
た。例2の1.0ミリシエメン調整ダイアフイル□計レ
ーシヨン処理物のサンプル50m1を、25−7時の流
速でカラムに負荷した。□次に、そのカラムを、A、。
がベースラインにもどるまで平衡化緩衝液により洗浄し
、そして溶離緩衝液により溶離した。SDS −PAG
E分析を、カラムからのダイアフィルトレーション処理
物の流出液及びカラム保持物に行なった。これらの分析
は、有意な量のRTAがカラムに結合するが、しかし有
意な量のRTAがまたダイアフィルトレーション処理物
の流出液中に存在したことも示す。従って、トリサクリ
ルMSP樹脂は、クロマトグラフィー処理のRTAにお
いてSPカートリッジと同じように有効であるように思
えなかった。
■−■ 例1に記載のようにして増殖し、そして誘発した後、p
RA229により形質転換されたE、コリMM294の
Logを得、そして0.1Mのグリシン、ll11Mの
EDTA、 0.1%の2−メルカプトエタノール(B
ME) 、$)I(8,8の)容量10〇−中に懸濁し
た。
その細胞懸濁液を、1分当り8.0の出力でM−195
細胞破壊器W−375(50%使用サイクル)により音
波処理した。その破壊物を、4℃で30分間、5S34
0一ターRC5遠心分離機(〜12.000xg)によ
り10.00Orpmで遠心分離した。上滑液をデカン
トし、そして40℃で保存した。そのペレットを、緩衝
液に再懸濁し、上のようにして音波処理し、そして遠心
分離した。上清液を集め、そして196@1の体積を得
、そしてそれを4℃で保存した。
次の段階のすべてにおいて、5RTA上清溶液及びカラ
ムは、4℃で維持された。
上清液を、0.2μMのNal遺伝子フィルターを通し
て濾過し、そして保持物を除去した。上清液をIMのH
,+PQ、によりpH6,5に滴定し、そしてその伝導
率を0.1 MのNa5PO,により1.5 msに調
整し、そしてそのpHを、1lzPO4により6.5に
再調整した。
pHの伝導率滴定の間、沈殿物は観察されなかった。
spディスク(AMF分@ S P 00107)を、
0.1MのNa5P0430〇−及びNaPO4,1m
HのHDTA、 0.1  □%のBME (pH6,
5)の溶液300rdにより活性化した。
調整されたサンプルを、5−7分の流速で前記ディスク
上に負荷した。その負荷されたディスクを、280nM
での吸光度がOに等しくなるまで、10mMのNa、P
Oa、1mHのEDTA、 0.1%のBME(pH 
6.5 )の溶液により洗浄し、そしてサンプルを、1
00mMのNaPOa 、1mHのBDTA、1MのN
aC1。
0、1%のB M E (pH16,5)の溶液213
m1により溶離した。
保持物2.5−を、PBS中サイズ排除クロマトグラフ
ィー (G  255ephadex)PDIOカラム
によって脱塩した。脱塩された保持物3.5 mZを集
めた。
280nMで単一のピークを観察した。
ディスク上に負荷された溶液(レーン2)、通過した流
れ(レーン3)、脱塩された保持物(レーン4.5.6
)、負荷上清液(レーン7)及び負荷沈殿物(レーン8
)(後者の2つの両分は例1におけるようにして得られ
た)を、12%SO5−PAGEにゆだねた。5RTA
標準(レーン1)が行なわれた。これらのSDS −P
AGE分析のi果は、第2図に示される。
遺伝子工学、生化学及び化学工学の分野における熟練者
にとっては明らかである、本発明を実施するための上記
態様の修飾は、次の特許請求の範囲内で行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、RTAをコードするpI?A123のクロー
ンされた挿入体の完全なヌクレオチド配列及びRTAの
推定さ・れる”アミノ酸配列を示す。 第2図は、本発明の方法によって産生されたRTA及び
RTAを含む沈殿物のSDS −PAGE分析を示し、
そしてこれは写真であって、図面に代る写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、リシン毒素A鎖(RTA)を含む形質転換された微
    生物の水性懸濁液から、細胞内産生され、可溶性の組換
    え体リシン毒素A鎖の回収方法であって、 (a)溶液中にRTAを保持するpHで、該微生物の細
    胞膜を破壊し; (b)溶液中にRTAを保持するpHで、該破壊物から
    不溶性細胞膜物質を除去し; (c)必要ならば、段階(b)から得られた溶液のpH
    を6〜6.5に及び前記溶液の伝導率を1.25〜1.
    75ミリシエメン、好ましくは1.45〜1.55ミリ
    シエメンに調整し; (d)次に、前記溶液を、SP−セルロースカチオン交
    換体のベッドを通し、それによって溶液中のRTAを、
    その交換体によって保持し;そして (e)SDS−PAGEによって決定される場合、タン
    パク質含有率が少なくとも90重量%のRTAである溶
    液を得るために前記ベッドからRTAを溶離することを
    含んで成る方法。 2、前記カチオン交換体を、スルホプロピル官能側基を
    担持するビニルポリマーにより架橋されたセルロース主
    鎖から構成し、そして前記ベッドを、溶液が容易にベッ
    ドを通過されるように構成する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3、前記タンパク質含有率が、SDS−PAGEによっ
    て決定される場合、少なくとも95重量%のRTAであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、前記段階(a)を、高圧循環によって行ない、段階
    (b)を、ダイアフィルトレーションによって行ない、
    前記伝導率が1.45〜1.55ミリシエメンであり、
    そして前記タンパク質含有率が、SDS−PAGEによ
    って決定される場合、少なくとも95重量%のRTAで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、(f)フェニル−セパロースカラムを用いて溶離さ
    れたRTAをクロマトグラフィー処理し、それによって
    RTAの純度を、99%以上に高める特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 6、RTAを含む沈殿物の形成を減じる温度で、好まし
    くは溶液を冷凍させない十分な温度〜10℃の範囲の温
    度で、段階(a)〜(f)を、別々に又は組み合せて行
    なう特許請求の範囲第1項記載の方法。 7、特許請求の範囲第1〜6項記載の方法によって産生
    されたリシン毒素A鎖(RTA)。 8、SDS−PAGEによって決定される場合、少なく
    とも90重量%のRTAを含有する、精製された組換え
    体リシン毒素A鎖。 9、SDS−PAGEによって決定される場合、少なく
    とも95重量%のRTAを含有する、精製された組換え
    体リシン毒素A鎖。 10、SDS−PAGEによって決定される場合、少な
    くとも99重量%のRTAを含有する、精製された組換
    え体リシン毒素A鎖。
JP5040787A 1986-03-06 1987-03-06 微生物によつて産生された組換え体リシン毒素a鎖の回収方法 Pending JPS62272992A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US83684886A 1986-03-06 1986-03-06
US836848 1986-03-06
US905283 1986-09-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62272992A true JPS62272992A (ja) 1987-11-27

Family

ID=25272882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5040787A Pending JPS62272992A (ja) 1986-03-06 1987-03-06 微生物によつて産生された組換え体リシン毒素a鎖の回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62272992A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1308680C (en) Method of recovering microbially produced recombinant ricin toxin a chain
JP4476362B2 (ja) 生物学的に活性なペプチドのミルクからの精製
CN100548372C (zh) α-1蛋白质抑制剂的制剂
JPH10506924A (ja) 動物性タンパク質を含まないエリトロポイエチンの製造のための方法
NO863424L (no) Fremgangsmaate for rensing av et interferon.
US5444159A (en) Purification of a pertussis outer membrane protein
US7531631B2 (en) Method for preparing human serum albumin through heat-treatment in the presence of divalent cation
EP0832200A1 (en) Novel factor ix purification methods
EP0437610A1 (en) Novel physiologically active polypeptide, recombinant plasmid, recombinant microbial cells, medicinal composition, and process for recovering purified polypeptide
CA2071863C (en) Recombinant vaccine for porcine pleuropneumonia
EP1531160B1 (en) Recovery of a heat shock protein
US5543312A (en) Pastuerella haemolytica glycoprotease gene and the purified enzyme
JPS62272992A (ja) 微生物によつて産生された組換え体リシン毒素a鎖の回収方法
CA2084186C (en) Purification of human interleukin-4 secreted from a escherichia coli mutant
EA008827B1 (ru) Очистка вариантов her-2
US6869934B2 (en) Method of purifying calcium ion-binding protein
EP0042560B1 (en) A process for producing and obtaining anaphylatoxin- and cocytotaxin-containing leucotaxine preparations and of anaphylatoxin and cocytotaxin proteins in molecularly homogeneous, biologically active form
US6444211B2 (en) Purification of a pertussis outer membrane protein
JPH0724596B2 (ja) インタ−フェロンの精製方法
RU2132386C1 (ru) Способ получения рекомбинантного интерферона-гамма человека
JP2828988B2 (ja) 新規dnaとその生産方法、それを有する新規プラスミド、新規ポリペプチドとその生産方法、及び該ポリペプチドからなる新規抗腫瘍剤
Liau et al. Isolation of Human Polymorphonudear Leukocyte Elastase by Chromatography on Immobilized Benzamidine
JP3747077B2 (ja) 百日咳菌由来感染防御成分の分離取得方法
CN118251495A (zh) 一种蛋白的生产方法及其应用
CA3231514A1 (en) Peptides for metabolic syndrome