JPS62270450A - ケ−ブル延焼防止用耐火充填材 - Google Patents

ケ−ブル延焼防止用耐火充填材

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Publication number
JPS62270450A
JPS62270450A JP11315186A JP11315186A JPS62270450A JP S62270450 A JPS62270450 A JP S62270450A JP 11315186 A JP11315186 A JP 11315186A JP 11315186 A JP11315186 A JP 11315186A JP S62270450 A JPS62270450 A JP S62270450A
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JP
Japan
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cable
weight
fire
parts
spread
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Application number
JP11315186A
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English (en)
Inventor
三井 美明
正 大塚
犬塚 克彦
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Isolite Insulating Products Co Ltd
Original Assignee
Isolite Insulating Products Co Ltd
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Publication date
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/06Aluminous cements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンクリート壁からなる防火区画貫通部のケー
ブル延焼防止用充填材に関する。
〔従来の技術〕
防火区画貫通部のケーブル延焼防止用耐火充填材として
は、ロックウール及び耐火モルタル等があり、ロックウ
ールは壁、原画貫通部に、又耐火モルタルは主に床貫通
部に使用される。
ロックウールを使用する場合、以下のような手順で施工
が行なわれる。ケーブルの防火区画部の開口部、ケーブ
ルラック及びケーブルに合わせてコンクリート壁のいず
れか一方の面、又はコンクリート床の下面に珪酸カルシ
ウム板をボルト及びナツトあるいは接着剤で固定し開口
部を塞ぎ、その反対側の面から決められた密度以上にロ
ックウールを詰め込んだ後、残った開口部を珪砂カルシ
ウム板で塞ぐ。更に、ケーブルと珪酸カルシウム板、ケ
ーブルとケーブルラックあるいは珪酸カルシウム板とケ
ーブルラックの隙間にパテ状の耐熱シール材を充填する
この工法においては、延焼防止のための充填材の厚さが
、ケーブル貫通部のほぼ壁あるいは床の厚さに限定され
、充填されたロックウールの熱伝導率が比較的大きく、
通気性もあるため、比較的太いケーブルが使用される場
合は、火災の場合にケーブルの延焼を防ぐことが困難に
なる。又、床貫通の場合には、床下から珪酸カルシウム
板を固定する必要があり、また必要な部数が多くなり、
作業は困難且つ煩雑になる。
耐火モルタル等の不定形耐火材を床のケーブルの防火区
画貫通部に充填する工法は以下の通りに行なわれる。ま
ず開口部に合わせて珪酸カルシウム板を切断し、ボルト
及びナツトまたは接着剤で床の下面に取付は開口部を塞
ぎ、次いでケーブルと珪酸カルシウム板、ケーブルとケ
ーブルラックあるいは珪酸カルシウム板とケーブルラッ
クの隙間をシールし耐火モルタルが漏れないようにする
更に床の上面に、開口部及びケーブルとケーブルラック
を囲むように仮枠または型枠を、施工箇所に合せて設置
し、仮枠あるいは型枠と他の部材の隙間から耐火モルタ
ル等が漏れないように必要な部分にシール材を充填する
。その後、耐火モルタルを仮枠あるいは型枠の中に注入
する。
この工法においては、耐火モルタルが施工箇所の隙間か
ら漏れないようにする必要があるが、一般にケーブル、
ケーブルラック等は複雑な形状をなし、これらと珪酸カ
ルシウム板の間は比較的大きな隙間が生じ易く、シール
材を充填しても完全に漏れを防ぐのは困難であり、可能
であるとしても非常に手数がか\る。珪酸カルシウム板
の取付は及びモルタルの漏れを防止するためのシール材
の充填を床下から行なう必要があり作業し難い欠点があ
る。又、注入するモルタルの粘性を高くすればシール部
からの漏れは少なくなるが、ケーブル間等の狭少な隙間
には充填され難く、注入するモルタルの粘性を低くすれ
ば、モルタルはケーブルの間等の狭少な間隙にまで充填
され易くなるが、シール部から漏れ易くなり、また乾燥
時の収縮が大きくなり施工後、亀裂を生じ易くなりケー
ブルの延焼を防止する性能が低下するなどの問題がある
。その上、耐火モルタル等の硬化を、二液の混合によっ
て行なう場合には二液を均一に混合する必要があり、二
液混合で硬化するものは一般的に硬化時間が短く作業し
楚い欠点がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上述の問題点に鑑み、水を加え練り土状にし、
必要とされる延焼防止用能力に応じた厚みに施工でき、
作業性を従来より著しく改善し、しかもケーブルの延焼
防止性に優れた耐火充填材を提供しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段〕 本発明は無機質繊維5〜90重量部と、600C以下で
熱分解し吸熱反応を起こす無機質粉末5〜80重量部と
、水硬性セメント5〜90重量部と、これらの合計10
0重量部に対し有機糊剤0.1〜5.0重量部を含有す
るケーブル延焼防止耐火充填材を構成したものである。
本発明耐火充填材は使用される無機質繊維によって高度
な断熱性能を、無機質粉末によって高度な熱吸収能力を
、水硬性セメントによって適度な作業時間を、又これら
と有機糊剤の組合せによって良好な作業性を与えられる
。またこの耐火充填材は、水を加えて練ると練り土状に
なり、ケーブル、ケーブルラック、珪酸カルシウム板、
仮枠あるいは型枠及びコンクリートと良く密着し、充填
性に優れ狭少な隙間にも容易に充填され、適度な作業性
を有する。しかも、硬化後比較的高い強度をもち、乾燥
あるいは更に高温に加熱されても収縮、爆裂、強度の低
下、あるいは亀裂の発生を殆んど起こさないので、ケー
ブルの防火区画貫通部に施工された場合に、高度の延焼
防止能力を有することになる。
〔作用〕
本発明を構成する無機質繊維、600 C以下で熱分解
し吸熱反応をおこす無機質粉末、水硬性セメント、有機
糊剤について詳述する。
酸化物無機質繊維としてはロックウール、スラグウール
、アルミノシリケート質ファイバー、シリカファイバー
、アルミナファイバー、ジルコニアファイバー、ガラス
繊維、等の繊維であり単独あるいはそれらを組合せて使
用することができ、断熱性能を高め加熱による亀裂、割
れ、欠落を防止する。
600 C以下で熱分解し吸熱反応を起こす無機質粉末
としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
水酸化カルシウム等水酸化物、あるいはクレイ、マイカ
、タルク、ロー石、ゼオライト等の無機質粉末を挙げる
ことができる。これらの材料は、加熱により600C以
下で熱分解し吸熱反応を起こすので、熱吸収能力を高め
る働きがある。
水硬性セメントとしては、ポルトランドセメント、アル
ミナセメント、フライアッシュセメント、酸性リン酸セ
メント、石膏等水硬性結合材を挙げることができる。こ
れらの材料は水と化合して硬化し水和物になり、加熱さ
れると600 C以下で熱分解し吸熱反応を起こすので
、硬化材として働くと共に上記無機質粉末の作用を補助
することになる。
有i 糊剤としては、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリア
クリル酸ソーダ、ポリアクリルアミド等を挙げることが
できる。
本発明の耐火充填材が水を加えて混練した場合に均質な
練り土状になるのは、有機糊剤が水に溶は出し水の粘性
を上げ、無機質繊維を解こう或いは分散するためと推定
される。
本発明を構成する無機質繊維が長さ1ooss以下の酸
化物繊維であるのが望ましいのは、長さ100闘以下に
すると本発明の耐火充填材に水を加えて混練した場合に
無機質繊維が解こう或いは分散され易く均質な練り土に
なり作業がし易い。逆に長さ100■より長いと耐火充
填材に水を加えて混練した場合、良好な作業性が得られ
ない。
本発明を構成する600 tl’以下で熱分解し吸熱反
応を起こす無機質粉末が熱分解する際20%以上の重量
減少を起こす無機質粉末であるのが望ましい理由は次の
通りである。
クレイ、マイカ、タルク、ロー石は600 C以下で熱
分解し吸熱反応を起こす。クレイの熱分解する際の重量
減少率は約14%、吸熱量はクレイ1−当り約9Q K
 calである。マイカ、タルク、ロー石の熱分解する
際の重量減少率は約5%、吸熱量はマイカ、タルク、ロ
ー石1にg当り約30 Kca7!である。
水酸化アルミニウムにはAl(OH) またはA/l 
0・3HOの化学式で表わされるギブサイ)、A7!0
・HOの化学式で表わされるダイアスボア或いはベーマ
イ(・、その主成分がギブサイト、ダイアスボアである
ボーキサイトがある。水酸化アルミニウムを加熱すると
250〜330Cにかけて分解し無水物になる。この脱
水反応でA4(OH)  は34.6%の重量減少を起
こし、At(OH)  1 kg当り193 K ca
Aの吸熱を伴なう。又、水酸化マグネシウムの熱分解す
る際の重量減少率は30.9%、吸熱量は水酸化マグネ
シウム1にg当り152 K ca7である。水酸化カ
ルシウムの熱分解する際の重量減少率は24.3%、吸
熱量は水酸化カルシウム1にg当り211 K cal
である。
このように熱分解する際20%以上の重量減少を起こす
無機質粉末は単位重量当りの吸熱量が多く、本発明の耐
火充填材に優れた熱吸収能力を与え、しかも熱分解によ
り気孔が多くできるため熱分解後の断熱性能が向上し、
優れた防火性能を与える。
本発明の耐火充填材に水を加えて混練し、練り土状にし
たものは適度な作業性を示し、硬化後高度な断熱性能と
熱吸収能力を示す。この練り土状にしたものは防火区画
貫通部に充填しケーブルの延焼を防ぐ材料に要求される
作業性、断熱性能、熱吸収能力を備えており、この練り
土状にしたもの・を用いれば効果的にケーブルの延焼を
防ぐことができる。
上記の練り土状にしたものを防火区画貫通部に施工する
際、防火区画貫通部の開口面積ケーブルの種類及び本数
、ケーブルラックの種類及び配置などの違いにより要求
される延焼防止能力は異なってくる。これら異なる要求
に対応するためには上記の練り土状にしたものの施工厚
みを適宜選択すれば良い。即ち、大きな開口部に太さの
太いケーブル(熱を伝え易い)が多数敷設される場合に
は施工厚みを厚くシ、逆に小さな開口部に太さの細いケ
ーブル(熱を伝え補い)が小数敷設される場合は施工厚
みを薄くすることができる。
本発明の耐火充填材の構成成分の配合割合は、無機質繊
維が5〜90重量部、6000以下で熱分解し吸熱反応
を起こす無機質粉末が5〜80重量部、水硬性セメント
が5〜90重量部、これら100重量部に対して有機糊
剤が0.1〜5.0重量部である。
無機質繊維が5重量部未満では断熱性能に劣り、急激な
加熱による亀裂、割れ、欠落などを生じ易い。又、90
重量部を超えると断熱性能に優れ、急激な加熱による亀
裂、割れ、欠落などは生じないものの無機質粉末及び水
硬性セメントの配合割合が少なくなる結果、熱吸収能力
及び強度が低下する。
6000以下で熱分解し吸熱反応を起こす無機質粉末が
5重量部未満では熱吸収能力に劣る。又、80重量部を
超えると無機質繊維及び水硬性セメントの配合割合が少
なくなる結果、加熱による収縮が大きくなり、断熱性能
及び強度が低下する。
水硬性セメントが5重量部未満では、硬化体の強度がな
く硬化後、硬化体とケーブルとの間に隙間を生じ易い。
又、90重量部を超えると無機質繊維及び無機質粉末の
配合割合が少なくなる結果、断熱性能、熱吸収能力が低
下する。
上記配合合計の100重量部に更に有機糊剤を0.1〜
5.0重量部配合させることが重要である。有機糊剤を
少量添加し、この原料組成物に水を加えて混練すると作
業性、施工性の良好な練り玉状となる。その理由は前記
した通りであり、その効果は0.1重量部以上で表われ
る。それ以上の添加で更にその効果は上昇する。一方、
この有機糊剤は温度上昇により燃焼して発熱反応を起こ
す為、断熱性能、熱吸収能力に関してはマイナスの効果
となるので、5.0重量部を超える添加は避けなければ
ならない。
上記以外に無機物100重量部中に20重量部までの無
機質のフィラーを加えることができる。このフィラーと
しては加水混練したときに作業性を悪化させ、ず、水硬
性セメントの硬化に悪影響を与えないケイ砂、ケイ石粉
末、アルミナ、ジルコニア等を挙げることができる。
0湯。
〔実施例〕
まず、耐火充填材の品質及び加熱時の昇温特性を例示す
る。
表−1に示した比較例1は熱分解し吸熱反応を起こす無
機質粉末を入れない配合の、実施例1及び2は熱分解し
吸熱反応を起こす無機質粉末を入れた配合の、又実施例
2は熱分解する際20%以上の重量減少を起こす無機質
粉末な入れた配合である。
表−1に示した配合物から水を除いた配合物を乾式混合
し、表−1の最下段に示した水を添加しよく混練した。
この混線物を型の中によくたたき込めて115 X 1
30 X 230 m111に成形し、その際に表面温
度、内部温度測定用に熱電対(0,65mfiφアルメ
ルクロメル)を115X1301113の表面、11.
5 X 230mm11の表面から25mm1及び5Q
+Mnの位置に入れた。硬化後40Cで48時間乾燥し
、LPG炉に試験体の熱電対を固定した表面(115X
130 +mm1)が炉内面になるように固定した後、
表−4に示した丁工S A 1304に規定する標準加
熱曲線に準じて加熱を行なった。
比較例1、実施例1.2の硬化後の品質を表−2に、試
験体の温度測定結果を表−3に示す。
表−工 (重量部) ※アルミノシリケート質ファイバー 表−2 表−3 注)A:比較例I B=実施例I C;実施例2 温度の単位:C 熱吸収能力は、加熱表面温度の上昇をみることにより判
る。加熱開始15分後で炉内温度は760Cであり、比
較例1、実施例1.2の表面温度はそれぞれ383 C
,277tZ’、 93 rである。実施例2には水酸
化アルミニウムが多量に配合されている為表面温度の上
昇が抑えられている。(水酸化アルミニウムの脱水時の
分解熱は約193 K cat/ktjである。)加熱
開始120分後の比較例1、実施例1.2の表面より5
0mmの内部温度はそれぞれ288C。
2001C’、 138rである。一般的に熱分解する
際に重量減少をする素材がある場合は、加熱収縮が小さ
ければ重量減少した部分は気孔となり断熱性能が向上す
る。実施例2は加熱収縮が小さく重量減少率が太さいた
め、比較例1、実施例1より断熱性能が優れている。比
較例1、実施例1.2はいずれも充填が良く施工性が良
好であった。又、加熱による亀裂、割れ、欠落はいずれ
もなかった。
次に耐火充填材をケーブル配線の防火区画貫通部を模し
たコンクリート板に施工し、加熱試験を行なった場合に
ついて例示する。
第1図に示す長さ700闘、幅5QQ am 、厚さ1
00闘のコンクリート板4の貫通部5  (o400X
200ms)に長さ900龍に切断した幅300mm1
のケーブルラック3(ネグロス電工■製5R−30)を
片側3QQ vurh、反対側5QQ龍出るよう固定し
た。このケーブルラック3に長さ900mm1に切断し
たケーブル2 (600Vビニル絶縁ビニルシースケー
ブルVV −R,60簡23芯)4本を第2図に示すよ
うに固定した。このコンクリート板貫通部に比較例1、
実施例1.2の各混練物を片側50關ずつ出るように2
00m5充填した。この際に加熱裏面側ケーブルの表面
温度、加熱裏面側充填材表面温度を測定するために熱電
対(0,65ssφアルメルクロメル)を取付けた。こ
の試験体をそれぞれ試験体1.2.3とする。試験体1
.2.3を40 Cで7日間乾燥した後ケーブルラック
が300mm突き出した方の面を加熱した。加熱曲線は
表−4に示したJより A 1304に規定する標準加
熱曲線に準じた。温度測定結果を表−5に示す。
表−4J工S A 1304標準加熱曲線表−5(m度
の単位C) ケーブルが貫通するコンクリート板の加熱において、ケ
ーブルの延焼防止材の評価は加熱裏面側ケーブルの表面
湿度及び加熱裏面側の延焼防止材の表面温度による。建
築物に主として使用されるケーブルは、架橋ポリエチレ
ン絶縁ビニルシースケーブル及びビニル絶縁ビニルシー
スケーブルである。ポリエチレンの引火温度は341C
,塩化ビニルの引火湿度は391Cであるので、ケーブ
ルが延焼しないためには加熱裏面側ケーブルシース温度
は3410未満でなければならない。試験体1、2.3
の加熱開始120分後の加熱裏面側ケーブルシース温度
は、389 C,319r、 249 rであり、試験
体1に用いた比較例1はケーブル延焼防止材としては不
適であり、試験体2に用いた実施例1の場合はポリエチ
レンの引火温度との差がわずかであるためケーブル延焼
防止材として更に防火性能の向上が望まれる。試験体3
の場合には加熱裏面側ケーブルシース温度はポリエチレ
ンの引火温度よりもかなり低くなっており、試験体3に
用いた実施例2はケーブル延焼防止材として充分な性能
をもっていることが判る。
比較例1、実施例1.2のいずれも施工性は良好でケー
ブル等との密着性も良く又ケーブル間等の比較的狭い隙
間にも良く充填することができる。
更にケーブル延焼防止の充填厚さは200IIIlI!
で良く、型枠も不要であった。更に試験体1.2.3の
施工体部分はいずれも加熱による亀裂、割れ、欠落等は
なかった。
次にケーブルが床を貫通する場合を想定した加熱試験を
行なった。第1図に示す長さ70(mm1、幅5001
に111、厚さ100酩のコンクリート板4の貫通部5
(口400X200all)に長さ90018111に
切断した幅300■のケーブルラック3(ネグロス電工
■製SR−’30)ご片側3QQm、反対側500mm
出るように固定した。
このケーブルラックに長さ900mm1に切断したケー
ブル2 (600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルv
v−R6Qmm13芯)4本を第2図に示すように固定
し、コンクリート板4を水平に置いた。長さ300mm
1に切断した小型等辺山形@6 (t3’X25額)〔
以下り形鋼と略す。〕2本を第1図に示すようにケーブ
ルラックの両端に沿って直径6 ssφ、長さ45m5
のアンカーボルト7でコンクリート板4の上面に固定し
た。なおL形鋼6の両端は貫通部両端より5゜鰭突き出
してコンクリート板4の表面にのせた。
固定したL形鋼6から長さ15Qss、直径1105a
φの寸切ボルトを用いてケイ酸カルシウム板保持用り形
鋼(長さ39011m、 t3X25關)2本をケーブ
ルラック3と貫通部の間に、L形鋼がコンクリート板の
下面になるように吊り下げ、貫通部の寸法に合せて切断
したケイ酸カルシウム板をセットした。
実施例2の混練物を貫通部に充填し、第2図のように開
口部端部より幅50”、床上面より高さ100關の台形
に盛り上げた。加熱裏面側、即ち床上面に突出するケー
ブルの表面温度、加熱裏面側充填材表面湿度を測定する
ために熱電対(0,6511mφアルメルクロメル)を
取付けた。この試験体を試験体4とする。
試験体4を40 Cで7日間乾燥した後ケーブルラック
が300m突き出した側、即ち床下面(ケイ酸カルシウ
ム板で貫通部が塞がった側)を加熱した。
加熱曲線は表−4に示した。7エ5A1304に規定す
る標準加熱曲線に準じた。測定結果を表−6に示本発明
によるケーブル延焼防止用耐火充填材は、ケーブル等と
の密着性が良くケイ酸カルシウム板とケーブル、ケイ酸
カルシウム板とケーブルラック、ケーブルとケーブルラ
ックとの間から漏れずしかもケーブル間等の比較的狭い
隙間にもよく充填することがでさた。
又、ケーブル延焼防止の施工は上面からの施工のみで、
床下からの施工が不要であり施工は容易であった。
加熱開始後の加熱裏面側ケーブルシース温度の上昇は試
験体3のそれとほぼ同じである。加熱開始120分後の
加熱裏面側ケーブルシース温度は247Cである。又、
加熱裏面側充填材表面温度は71 Cと試験体1.2.
3よりも約lOC低くなっている。
〔発明の効果〕
本発明によれば熱吸収能力、断熱性能及び作業性の優れ
るケーブル延焼防止用耐火充填材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は試験体1.2.3及び4の構造を示した斜視図
、第2図は同じく外観図である。 1・・ケーブル延焼防止用耐火充填材 2・・ケーブル 3・・ケーブルラック4・・コンクリ
ート板 5・・貫通部 6・・山形鋼 7・・アンカーボルト 手続補正書(自発) 昭和61年6月27日 昭和61 年 特 許 1第113151号2、纒明の
名称 ケーブル延焼防止用耐火充填材3、補正をする者 事件との関係 出 願 人 ′&v”術  大阪市北区堂島浜1丁目2番6号氏 名
(名称)イソライト工業株式会社4、代理人 (1)明細書4頁下から7行及び9行、同6頁上から3
行目中の1狭少」を「狭小」と訂正する。 (2)  同 5頁上から4行目中の「延焼防止用能力
」を1延焼防止能力」と訂正する。 (3)同 5頁下から8行目中の「延焼防止耐火充填材
」を「延焼防止用耐火充填材」と訂正する。 (4)  同 10頁上から11行目の1開口面積ケー
ブル」を「開口面積、ケーブル」と訂正する。 (5)  同 13頁下から6行目σ表面、115X2
30調」を「表面と115X130MJと訂正する。 (6)  同 14頁の表−2中の最下欄[105C乾
燥後(J工SR2316)Jを「105 C乾燥後(、
T工S R2616) 、Jと訂正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化物無機質繊維5〜90重量部と、600℃以
    下で熱分解し吸熱反応をおこす無機質粉末5〜80重量
    部と、水硬性セメント5〜90重量部と、これらの合計
    100重量部に対し有機糊材0.1〜5.0重量部を含
    有するケーブル延焼防止用耐火充填材。
  2. (2)無機質繊維が長さ100mm以下である特許請求
    の範囲(1)項記載のケーブル延焼防止用耐火充填材。
  3. (3)無機質粉末が、加熱分解する際20%以上の重量
    減少を起こす無機質粉末である特許請求の範囲(1)項
    又は(2)項に記載のケーブル延焼防止用耐火充填材。
JP11315186A 1986-05-16 1986-05-16 ケ−ブル延焼防止用耐火充填材 Pending JPS62270450A (ja)

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