JPS6227042B2 - - Google Patents

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JPS6227042B2
JPS6227042B2 JP6375379A JP6375379A JPS6227042B2 JP S6227042 B2 JPS6227042 B2 JP S6227042B2 JP 6375379 A JP6375379 A JP 6375379A JP 6375379 A JP6375379 A JP 6375379A JP S6227042 B2 JPS6227042 B2 JP S6227042B2
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JP
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dimethylhydantoin
antimicrobial composition
water
dimethylol
ethylenediaminetetraacetic acid
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JP6375379A
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Erusuwaasu Sharu Samyueru
Oo Benetsuto Edowaado
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Glyco Chemicals Inc
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Glyco Chemicals Inc
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Publication date
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
微生物の生長を減退、又は抑制するため、一般
に、抗微生物組成物を様々な種類の水性液体媒体
に添加する。 例えば、様々な工業用水性液体媒体が、金属加
工装置に使用される金属加工液体などとして知ら
れている。 高速金属切断および研削が発展した結果、水中
で安定化された油および薬品を含有する滑剤が創
られた。これらの液体は、水の冷却特性および油
の潤滑特性を付与するので、切断器具の寿命を延
長させ、熱の発生を減少させ、工作される金属の
表面仕上げを改良し、反りを防ぎまた工作物に油
の腐食抑制フイルムを残すこととなる。 通常これらの液体は、脂肪油または石油、石け
んまたは合成物ベース物質、および消泡剤、EP
添加剤、保存剤、カツプリング剤および腐食抑制
剤のような付加的な添加剤から成る。冷却材は、
一般に時に水約20−40部に対して油1部の割合
で、通常水によつて希釈される濃縮物の形状で市
販されているが、これらの割合は個々の操作によ
つて変えてもよい。潤滑剤を380ないし190(50
ないし100ガロン)含む個々のタンク又は多数の
機械に供給する数千(数千ガロン)を含む大き
な潤滑油留めから機械に供給する。 このように水性液体にしばしば伴う問題の一つ
は、細菌類および真菌類のような様々な微生物の
感染性と成長に対する媒体の受容性が原因である
(特に、その有機成分を食する)。このような微生
物が存在し集まることにより、しばしば結果とし
てフイルターの詰り、スライム(slime)および
スラツジの集結、臭気の発生、腐食、エマルジヨ
ンの不安定性、工具寿命の減少および仕上げの悪
さのような金属加工操作などの支障が生じる。そ
の上、作業者の手が常に細く分割された鋭い金属
切削物を含む、切削油と接触する必要がある機械
工場では、深刻な皮膚炎の問題が生じるだろう。
これらの、また他のこれとよく似た問題により、
金属加工流体のような水性液体媒体に対する一層
優れた抗微生物添加剤が今まで要求され続けられ
てきた。最近、この問題を解決するのに多大の努
力が払われてきた。しかし、従来、金属加工業に
毎年数百万ドルの費用がかかることは大きな悩み
であつた。 米国特許No.4012261;3591679;3408843およ
び3240701に記載されているもののような、水性
液体中の細菌類の発生を抑制するための数多の提
案がなされてきた。モノメチロールジメチルヒダ
ントインおよびジメチロールジメチルヒダントイ
ンを含む金属加工液体用の様々なホルムアルデヒ
ド保存剤の使用も提案されている。 グレイとウイルキンソンはJ.Gen.Microbiol.
39、385−399(1965)及びJ.App.Bact.28、153−
164(1965)に、エチレンジアミン四酢酸(今
後、時にはEDTAとして述べる)の、ある細菌類
に対する作用を記載している。水性系における細
菌類の抑制のための、単独のEDTAのようなキレ
ート化剤の効果は、米国特許No.3240701;
3408843および3591679に明示されているように、
討議されている。金属加工流体に使用される抗微
生物組成物は当業界の現状では、高価格、認可で
きないほどの毒性、または効果の度合が低いこと
などの一ないしそれ以上の不利益な問題点を持つ
ているようである。 従つて、本発明の主な目的は水性液体媒体に使
用するための効果的な抗微生物組成物を提供する
ことである。 更に本発明の目的は微生物の発生を受容する、
水性液体媒体での微生物の発生を抑制するための
効果的な、比較的無毒な方法を提供することであ
る。 私達の発明のこれら及びその他の目的は以下の
説明から明白になるだろう。活性成分として水溶
性キレート化剤と組み合せた5・5−ジメチルヒ
ダントインとホルムアルデヒドの縮合生成物(例
えばモノ−、又はジメチロールジメチルヒダント
イン)から成る、微生物の発生を受容する水溶性
液体媒体での微生物の生長を抑制するのに適した
抗微生物組成物を発明した。好ましい抗微生物組
成物形成体は、活性成分としてエチレンジアミン
四酢酸、またはその水溶性塩、例えばアルカリ金
属かアンモニウム塩などと組み合わせた、1・3
−ジメチロール−5・5−ジメチルヒダントイン
(今後、“DMDMH”として時には述べる)を含む
ものである。 水溶性液体媒体に添加するとこれらの抗微生物
組成物は、ヒダントイン−ホルムアルデヒド縮合
生成物、またはキレート化剤(例えば、
DMDMH、EDTA、またはその塩)単独で使用し
た結果からは予想できない程、優れた保存性およ
び抗微生物作用を発揮する。 このように、私達の発明の抗微生物組成物は
5・5−ジメチルヒダントインとホルムアルデヒ
ドの縮合生成物(例えば、1・3−ジメチロール
−5・5−ジメチルヒダントイン、1−メチロー
ル−5・5−ジメチルヒダントインまたは3−メ
チロール−5・5−ジメチルヒダントイン、1・
3−ジメチロールオキシ−メチレン−5・5−ジ
メチルヒダントイン、およびそれらの混合物)と
水溶性キレート化剤との活性配合物を含有する。 5・5−ジメチルヒダントイン(今後、DMH
として述べる)とホルムアルデヒドの縮合生成物
はよく知られている。例えば、DMDMHを米国特
許No.3987184に記載されているように作つても
よい。この特許は、様々なペースト、石けん、ス
キンクリーム、液体シヤンプーおよび他の類似製
品での防腐剤と同様、ホルムアルデヒド供与体と
しての、例えば40−75%のDMDMH水溶液の用途
を記載している。 ここで用いられているようにDMHとホルムア
ルデヒドの縮合生成物は、DMH各モルと、ホル
ムアルデヒド1、2またはそれ以上のモルとを縮
合させた生成物をいずれも含むと意図されてい
る。従つて、この縮合生成物には、例えば、1−
メチロール−3−メチロールオキシメチレン−
5・5−ジメチルヒダントインおよび1・3−ジ
メチロール−オキシメチレン−5・5−ジメチル
ヒダントインのような、DMH各モルと、ホルム
アルデヒド2モル以上を縮合させるものも含まれ
る。 水性液体媒体に加える際、DMDMHのような抗
微生物性のDMH−ホルムアルデヒド縮合生成物
を、EDTAまたは水溶性EDTA塩のようなキレー
ト化剤と組み合わせて用いると、非常に高い抗微
生物作用が得られるということが今や発見され
た。EDTA(又は、EDTAの水溶性塩)のような
キレート化剤を、単独で(ここに含まれている濃
度レベルで)用いると一般に認めうる程度の抗微
生物作用は示されない。さらに、DMH−ホルム
アルデヒド縮合生成物だけを、それだけで用い
て、抗微生物作用を観察すると、そのような作用
のレベルは余り望ましいものではない。しかし、
この発明に従つて、キレート化剤をDMH−ホル
ムアルデヒド縮合生成物と組み合わせて用いる
と、現在、完全にはその理由は明白ではないが、
このキレート化剤の存在は、このヒダントイン−
縮合成分の抗微生物作用を強力にし、または非常
に大きく向上させ、予想外の効果をます。このこ
とは以下にさらに完全に記載する。 ここに使用されているキレート化剤は、水性液
体媒体に加えると、存在するカチオンの通常のイ
オン効果を減少させる水溶性物質として定義され
る。本発明による適切なキレート化剤には、
EDTAおよびジエチレントリアミン五酢酸(今
後、時にはDTPAと記載する)および類似の化合
物、同様にそれらの水溶性塩(例えばナトリウム
塩)があげられる。 エチレンジアミン四酢酸そのままで用いてもよ
いが、例えば二ナトリウム塩(時には“EDTA
diNa”として述べる)または四ナトリウム塩
(時には、今後“EDTA−tNa”として述べる)
のようなアルカリ金属塩のごとくその水溶性塩の
一を用いることが好ましい。同じように、カリウ
ム塩、およびアンモニウム塩も用いることができ
る。 本発明の抗微生物組成物は不活性液状ビヒクル
または分散剤または固体増量剤または不活性キヤ
リヤを加えても加えなくともよいが、一般に、ヒ
ダントインのキレート化剤に対する重量比が約
0.25:1ないし20:1、好ましくは約1:1ない
し5:1の範囲で活性ヒダントイン−ホルムアル
デヒド縮合生成物とキレート化剤を含むよう形成
してもよい。キレート化剤を5重量%以下で含有
するよう組成物を形成してもよく、それが最も好
ましく適切である。使用する場合、これらの抗微
生物組成物形成体を、固体の塊状物、または錠剤
の形状で、粉末として、または、好ましくは液体
として水性液体媒体に加えてもよい。 水性液体媒体での微生物の生長を実際的なレベ
ルでの抑制を成し遂げるためには、微生物の発生
を抑制するのに十分な量で活性ヒダントイン(例
えば、モノ−またはジメチロール−5・5−ジメ
チルヒダントイン)とキレート化剤の配合物をそ
の中に含むことが必要である。ここに用いられて
いる抑制量という術語は、水性液体媒体に加える
とこの媒体を用いる間微生物の発生を許容できる
ほど抑制する当該配合物の量として理解すべきで
ある。さらに、この抑制の程度は、キレート化剤
が存在しない場合に、活性ヒダントイン生成物で
得られる抑制の程度より大である(例えば1部の
DMDMHと1部のEDTAは、2部のDMDMH単独
より抑制の効果が大きい)。 一般に、少くとも500部のキレート化剤と少く
とも500部の活性ヒダントインを百万部の水性液
体媒体あたりに加える。このように、水性液体媒
体百万部当り(ppm)、約500ないし4000部の量
の範囲で加えてもよい。同様に、水性液体媒体百
万部あたり、活性ヒダントイン約500ないし10000
部加えることも適切である。縮合生成物とキレー
ト化剤の重量比は、約0.25:1ないし20:1で適
切な範囲であり、約1:1ないし5:1が好まし
い範囲である。勿論、水の硬度の割加に従つて望
ましい結果を達成するためには、それに伴つたキ
レート化剤の量を増加させることが必要であろ
う。 ここに用いられている水性液体媒体という術語
により、水、水中油、油中水エマルジヨン(濃縮
物を含む)および微生物の感染や発生に受容性の
あるような組成物が含まれることが意味されてい
る。従つて、例えば、腐食防止剤などのような通
常の添加剤と共に、金属加工流体または切削油流
体(未希釈状態も希釈されたものも含む)が含ま
れてもよい。 この抗微生物組成物を直接未希釈の金属加工流
体に加えてもよい。ここに用いられている「金属
加工流体」という術語は、「金属切削液」「切削
液」「冷却材」「潤滑剤」「引抜き加工液」「離型
液」「研削液」及びスプリングボーン、アール、
ケイ、著「切削及び研削液:その選択と応用」−
ASTME(1967)−やウイルバート ジエイ、オ
ールズ著「潤滑剤、切削液及び冷却材」−カーナ
ーズ・ブツクス−に記載されているような金属の
加工に用いられる類似の製品として当業者に知ら
れているこれら組成物を包含することを意図して
いる。 乳化できるか、または水と混和性のある油も広
く工業的に使用される。水と混合されて、それら
は冷却および潤滑が共に必要な圧延、引き抜き、
機械加工および研削での用途のためのエマルジヨ
ンに形成される。最近、より少量の油を用い(又
は油なしで)、そして界面活性剤を有するか、あ
るいは有しない状態で薬品をベースにした水混和
性液体が、さらに高速の機械加工用の、より大き
い熱伝導性のある製品を工業界に提供している。 次の実施例は、この発明を更に完全に明白にす
るため、提せられたものであり、この範囲を限定
するものとして理解すべきでない。 実験方法 用いた試験装置は列に置いた石英瓶から成る。
各列の上にはプラスチツクの管と接続されたアク
アリウム、バルブから成る通気系を保つため金属
製の枠を設けた。各瓶ユニツトへの通気量をバル
ブを調整することによりコントロールした。細い
泡の流れを作るため毛細管ピペツトを通気器とし
て用いた。 水道水(中程度の硬度)500mlを各瓶ユニツト
に加えた。DMDMHとEDTAとDTPAは製造業者
から得られたものを用いた。そして、望ましい油
−水比を得るために、冷却材濃縮物の必要量と共
に各製品の望ましい量(w+/vol、またはvol/
vol)を各ユニツトに加えた。(DMDMHを55%水
溶液として用い、「DMDMH−55」として示す)。
その後、水道水を加えて、全量を600mlにした。 「The Deterioration・of Metal Cutting
Fluids」Prog.Indust.Microbiol.、13、121−
249、1974byE.O.Bennettに記載されているよう
にして得られ保たれた細菌類と真菌類の混合物
を、この瓶に接種した。何年間にもわたつて害を
うけた冷却材の試料を多くの供給源から得てき
た。これらの試料は、金属加工流体で生育するこ
とにより生き続けてきたものである。この抗微生
物試験に用いた接種材料は、これらの生物を含
み、いつも通気されている。通常、それはml当り
1億ないし十億の微生物を含む。 最初と、その後の各一週間毎に一度、全ユニツ
トを二種の接種材料(例えば、細菌類と真菌類)
の50−50混合物1.0mlで接種した。このユニツト
を任意の温度(27.0℃ないし28.5℃)で保つた。 この試験ユニツトを上記の論文に記載されてい
るように、一週間毎の生物含量を順次冷却材を媒
体に希釈することにより研究した。各ユニツトを
1ml当り100000の微生物数以下にその数値が保た
れている間研究した。この数量以上の結果を示
す、一週間間隔での数値は「失敗」の点をなすと
見なし、その時この試験を止めた。 この試験容器を一定の通気のもとにおいたの
で、各瓶ユニツトからかなりの蒸発があつた。こ
のユニツトを600mlの標線で目盛りをうち、一週
間毎に一度または二度蒸留水を加えてこの液体の
レベルをこの標線にまで戻した。水道水を用いた
なら生じたであろう無機塩の生成を避けるために
蒸留水を用いた。 各例における基本的な対照試験によりキレート
化剤および/またはヒダントイン生成物を加えな
いで用いた冷却材は微生物の発生によつて一週間
以内に不合格になるということがわかつた。 実施例〔A〕および〔B〕は比較するための実
施例であり、実施例〔1〕から〔4〕まではこの
発明を明白にするための態様である。 実施例 A 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒダ
ントインの抗微生物作用を確認するため上に概略
を述べた方法に従つて一連のサンプル瓶ユニツト
を調整した。 試験したサンプルは、 (A) 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒ
ダントイン(今後DMDMH−55として述べる場
合もある)の55%水溶液1500ppm (B) 3000ppmのDMDMH−55、および (C) 4500ppmのDMDMH−55である。 このサンプルを市販の有用な冷却材(即ち金属
加工流体)を用いて試験した。
【表】 レイシヨン
【表】 ヨン イシヨン
この冷却材を、1:4(冷却材:水)の割合で
水と混合した。この結果を下の表1に述べる。表
中、この試験における数値が上記のように、
100000のレベルに達した時間を日数で記録してい
る。 潜在的な、工業的、商業的応用という観点から
60日以下またはそれ以下での試験の失敗は不合格
のようであると見なした。更に、工業的および統
計的観点から、約0ないし21日の間のデータは有
意差があるとみなすことができない。
【表】 実施例 B EDTA−diNaおよびエチレントリアミン五酢
酸(五ナトリウム塩)の抗微生物作用を確認する
ために、上記に概略した方法に従つて一連のサン
プル瓶ユニツトを調整した。試験したサンプル
は、 (A) 1000ppmEDTA−diNa; (B) 1500ppmEDTA−diNa; および (C) 1000ppmDTPA−Na5 このサンプルを実施例〔1〕で用いた同じ市販
の入手できる冷却材(例えば、金属加工流体)を
用いて試験した。 冷却材を1:40(冷却材:水)の割合で水と混
合した。下の表2に結果を述べる。表中、上記の
ように、このような試験における数値が100000の
レベルに達した時の時間が日数で記録されてい
る。
【表】 実施例 1 EDTA−diNaおよび1・3−ジメチロール−
5・5−ジメチルヒダントインの、抗微生物作用
を確認するため、上に概略した方法に従つて一連
のサンプル瓶ユニツトを調整した。試験したサン
プルは、 (A) 1500ppmEDTA−diNa; (B) 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒ
ダントインの55%水溶液1500ppm(今後
“DMDMH−55”として述べる場合もある)お
よび (C) 1500ppmEDTA−diNaおよび
1500ppmDMDMH−55。 このサンプルを、市販で入手できる冷却材(例
えば、金属加工流体)を用いて試験した。 この冷却材を、1:40(冷却材:水)の割合で
水と混合した。下の表3にその結果を述べる。表
中、上記のように、このような試験における数値
が、100000のレベルに達した時の時間が日数で記
録されている。
【表】 実施例 2 EDTA−diNaまたはテトラNa、および1・3
−ジメチロール−5・5−ジメチルヒダントイン
の抗微生物効果を確認するため、上記に概略した
方法に従つて一連のサンプル瓶ユニツトを調整し
た。試験したサンプルは、 (A) 500ppmEDTA−diNaおよび
2500ppmDMDMH−55;および (B) 500ppmEDTA−テトラNaおよび
2500ppmDMDMH−55、である。 このサンプルを、次の市販で入手できる冷却材
(例えば、金属加工流体)を用いて試験した。冷却材 モンロー エマルジヨン ノートン エマルジヨン ドウオール 冷却材 クオーカー 冷却材 ポラー チツプ 冷却材 シエルクール 冷却材 この冷却材を、上記のように1:40(冷却材:
水)の割合で水と混合した。各例において105日
間後もこのユニツトは細菌類および真菌類の発生
が抑制されていた。 実施例 3 ジエチレントリアミン五酢酸(五ナトリウム
塩)およびDMDMH−55の抗微生物作用を測定す
るため、実施例〔1〕〜〔4〕と同じ方法で、一
連のサンプル瓶ユニツトを調整した。試験したサ
ンプルは、2500ppmDMDMH−55および
500ppmDTPA Na5を含む。 このサンプルを次の冷却材を用いて試験した。 ドウオール; シエルクール; ポラーチツプ; クオーカー; ノートン エマルジヨン;および モンロー エマルジヨン この冷却材を、1:40(冷却材:水)の割合で
水と混合した。下の表4にその結果が述べられて
いる。表中、上記のように、このような試験にお
ける数値が100000のレベルに達した時の時間が日
数で記録されている。
【表】 * 試験をやめた時、まだ抑制を示す
実施例 4 500ppmEDTA−diNaおよび1500ppmDMDMH
−55の抗微生物効果を確認するため、上記の方法
に従つて一連のサンプル瓶ユニツトを調節した。
サンプルを実施例〔3〕で用いた同じ方法で、ま
た同じ冷却材で試験した。下の表5にその結果を
示す。
【表】
【表】 EDTAを、DMDMHと組み合わせて用いた場
合、その試験結果により同一量のEDTAまたは
DMDMH単独で(当量の濃度で)用いた場合に観
察されたものより、数倍の長期間にわたつて、一
般に、生じた抗微生物抑制が保たれたということ
がわかる。 本発明の抗微生物組成物形成体は、示した量で
存在する時、それらの成分の毒性が低いので特に
魅力がある。さらに、従来知られている、抗微生
物形成体は、市販で入手できる金属加工流体の約
42%だけに最良の効果があるようであるが、本発
明の形成体は、さらに一般的に効果がある。 本発明を、説明のために、特定の実施態様と関
連して述べてきたが、更に多くの変更態様および
置換態様が、本発明の技術範囲において実施され
ることは理解されよう。さらに、本発明は、ここ
で列挙した工程および物質から成るか、または本
質的に成るものであつても、また他の工程や物質
を含むものであつてもよい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 活性成分として、5・5−ジメチルヒダント
    インとホルムアルデヒドの縮合生成物と、エチレ
    ンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸
    及びそれらの水溶性塩類からなる群から選択され
    るキレート化剤との混合物を含むことを特徴とす
    る抗微生物組成物。 2 上記縮合生成物が、1・3−ジメチロール−
    5・5−ジメチルヒダントイン、1−モノ−メチ
    ロール−5・5−ジメチルヒダントイン、および
    3−モノ−メチロール−5・5−ジメチルヒダン
    トインからなる群から選択されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の抗微生物組成物。 3 キレート化剤が、エチレンジアミン四酢酸、
    ジエチレントリアミン五酢酸及びそれらのアルカ
    リ金属塩からなる群から選択されることを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の抗微生物組成
    物。 4 活性成分として、1・3−ジメチロール−
    5・5−ジメチルヒダントインおよびエチレンジ
    アミン四酢酸、またはその水溶性塩、の混合物を
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の抗微生物組成物。 5 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒ
    ダントインのエチレンジアミン四酢酸またはその
    水溶性塩に対する重量比が、0.25:1ないし20:
    1の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲
    第4項記載の抗微生物組成物。 6 水溶液の形状であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の抗微生物組成物。 7 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒ
    ダントインと、エチレンジアミン四酢酸の二ナト
    リウムまたは四ナトリウム塩を含むことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の抗微生物組成
    物。 8 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒ
    ダントインおよびエチレンジアミン四酢酸の二ナ
    トリウム塩を含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の抗微生物組成物。 9 上記組成物が金属加工流体組成物であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の抗微生
    物組成物。 10 上記縮合生成物が、1・3−ジメチロール
    −5・5−ジメチルヒダントイン、1−モノ−メ
    チロール−5・5−ジメチルヒダントイン、およ
    び3−モノ−メチロール−5・5−ジメチルヒダ
    ントインからなる群から選択されることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項記載の抗微生物組成
    物。 11 微生物の発生に受容性のある水性液体媒体
    に、活性成分として5・5−ジメチルヒダントイ
    ンとホルムアルデヒドの縮合生成物と、エチレン
    ジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸及
    びそれらの水溶性塩類からなる群から選ばれるキ
    レート化剤との混合物を含む抗微生物組成物の抑
    制量を加えることを特徴とする水性液体媒体中に
    おける微生物の発生を抑制する方法。 12 上記媒体が金属加工流体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第11項記載の方法。 13 上記媒体に、重量比率で、上記媒体百万部
    あたり、エチレンジアミン四酢酸またはその水溶
    性塩を少なくとも500部と、1・3−ジメチロー
    ル−5・5−ジメチルヒダントインを少なくとも
    500部を加えることを特徴とする特許請求の範囲
    第11記載の方法。 14 上記媒体に、重量比率で、上記媒体百万部
    あたり、 (a) 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチルヒ
    ダントイン約500ないし10000部、および (b) エチレンジアミン四酢酸、またはその水溶性
    塩約500ないし4000部を 加えることを特徴とする特許請求の範囲第11記
    載の方法。 15 1・3−ジメチロール−5・5−ジメチル
    ヒダントインのエチレンジアミン四酢酸またはそ
    の水溶性塩に対する重量比が、0.25:1ないし
    20:1の範囲にあることを特徴とする特許請求の
    範囲第14記載の方法。
JP6375379A 1979-05-21 1979-05-21 Antibiotic composition and its use Granted JPS55154906A (en)

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